JP3063807B2 - データ検出装置 - Google Patents

データ検出装置

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JP3063807B2
JP3063807B2 JP4059708A JP5970892A JP3063807B2 JP 3063807 B2 JP3063807 B2 JP 3063807B2 JP 4059708 A JP4059708 A JP 4059708A JP 5970892 A JP5970892 A JP 5970892A JP 3063807 B2 JP3063807 B2 JP 3063807B2
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  • Manipulation Of Pulses (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばディジタル磁気
記録装置等に使用されるパーシャルレスポンス(以下、
PRSと称す)チャネルの再生信号のデータを検出する
データ検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図24は、従来のアナログ信号処理によ
るデータ検出装置の一例を示す。レベル比較器201
は、等化されたアナログ再生信号S(t)の振幅と、正
の固定閾値+Athとを大小比較し、比較結果を示す2値
信号d+(t)を出力する。レベル比較器202は、等
化されたアナログ再生信号S(t)の振幅と、負の固定
閾値−Athとを大小比較し、比較結果を示す2値信号d
-(t)を出力する。d+(t)=1は、時刻tにおいて
3値データが+1であることを示し、d-(t)=1
は、3値データが−1であることを示し、d+(t)=
-(t)=0は、3値データが0であることを示す。
3値データの符号を無視したもの、すなわちモジュロ2
演算したものが、2値記録情報である。図24の例で
は、レベル比較器201および202の出力をORゲー
ト203を通すことによってモジュロ2演算を行って、
2値記録情報データを復元している。ORゲート204
の出力は、D型フリップフロップ204のD入力に供給
される。
【0003】他方、等化されたアナログ再生信号S
(t)から、アナログ位相ロックループ(以下、「PL
L」と称す)回路205によってビット同期クロックが
再生される。この同期クロックは、D型フリップフロッ
プ204のクロック入力に供給され、D型フリップフロ
ップ204の出力からは、同期クロックに同期した復元
2値データが得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来のデータ検出装置においては、入力PRSチャネル
再生信号のジッタにより、復元データの位相が揺らぎ、
後段のデコーダ等のディジタル回路が、この揺らぎに従
って動作せざるを得ない。従って、特に、高速動作する
回路の設計が難しく、またLSI化した回路のテストが
困難である等の問題点があった。
【0005】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、PRSチャネル再生信号のジッタの影響
を受けずにPRS再生信号のデータを検出できるデータ
検出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のデータ
検出装置は、PRSチャネル再生信号のデータを検出す
るデータ検出装置であって、(a)再生信号の2つのサ
ンプルの振幅値に基づいて、再生信号の信号波形と正の
閾値との交差点の位相である正交差位相を求める正交差
位相導出手段(例えば、実施例の正交差位相ΔP+k計算
器15)と、(b)再生信号の2つのサンプルの振幅値
に基づいて、再生信号の信号波形と負の閾値との交差点
の位相である負交差位相を求める負交差位相導出手段
(例えば、実施例の負交差位相ΔP-k計算器16)と、
(c)正交差位相と、再生信号のデータ存在点の位相と
を比較して、比較結果を出力する正交差位相比較手段
(例えば、実施例の正交差位相比較器17)と、(d)
負交差位相と、再生信号のデータ存在点の位相とを比較
して、比較結果を出力する負交差位相比較手段(例え
ば、実施例の負交差位相比較器18)と、(e)2つの
サンプルのうちの一方のサンプルの振幅値と、正の閾値
とを比較し、比較結果を出力する第1振幅比較手段(例
えば、実施例の第1振幅比較器11)と(f)2つのサ
ンプルのうちの一方のサンプルの振幅値と、負の閾値と
を比較し、比較結果を出力する第2振幅比較手段(例え
ば、実施例の第2振幅比較器12)と、(g)2つのサ
ンプルのうちの他方のサンプルの振幅値と、正の閾値と
を比較し、比較結果を出力する第3振幅比較手段(例え
ば、実施例の第3振幅比較器13)と、(h)2つのサ
ンプルのうちの他方のサンプルの振幅値と、負の閾値と
を比較し、比較結果を出力する第4振幅比較手段(例え
ば、実施例の第4振幅比較器14)と、(i)正および
負の交差位相比較手段、ならびに第1、第2、第3およ
び第4振幅比較手段の出力に基づいて、再生信号のデー
タが、+1,0,−1のいずれであるかを判断する論理
手段(例えば、実施例のデータ判定用組合せ論理回路1
9のインバータ21乃至34、ORゲート35および3
6、ならびにANDゲート37乃至44))とを備える
ことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載のデータ検出装置は、上記
論理手段の出力に対し、モジュロ2演算を行って再生信
号の2値情報を復元する復元手段(例えば、実施例のO
Rゲート45)をさらに備えることを特徴とする。
【0008】請求項3に記載のデータ検出装置は、正交
差位相導出手段が、再生信号の2つのサンプルの振幅値
に基づいて、一次補間により、再生信号の信号波形と正
の閾値との交差点の位相である正交差位相を求め、負交
差位相導出手段が、再生信号の2つのサンプルの振幅値
に基づいて、一次補間により、再生信号の信号波形と負
の閾値との交差点の位相である負交差位相を求めること
を特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1の構成のデータ検出装置においては、
正交差位相導出手段が、再生信号の2つのサンプルの振
幅値に基づいて、再生信号の信号波形と正の閾値との交
差点の位相である正交差位相を求め、負交差位相導出手
段が、再生信号の2つのサンプルの振幅値に基づいて、
再生信号の信号波形と負の閾値との交差点の位相である
負交差位相を求め、正交差位相比較手段が、正交差位相
と、再生信号のデータ存在点の位相とを比較して、比較
結果を出力し、負交差位相比較手段が、負交差位相と、
再生信号のデータ存在点の位相とを比較して、比較結果
を出力し、第1振幅比較手段が、2つのサンプルのうち
の一方のサンプルの振幅値と、正の閾値とを比較し、比
較結果を出力し、第2振幅比較手段が、2つのサンプル
のうちの一方のサンプルの振幅値と、負の閾値とを比較
し、比較結果を出力し、第3振幅比較手段が、2つのサ
ンプルのうちの他方のサンプルの振幅値と、正の閾値と
を比較し、比較結果を出力し、第4振幅比較手段が、2
つのサンプルのうちの他方のサンプルの振幅値と、負の
閾値とを比較し、比較結果を出力し、論理手段が、正お
よび負の交差位相比較手段、ならびに第1、第2、第3
および第4振幅比較手段の出力に基づいて、再生信号の
データが、+1,0,−1のいずれであるかを判断す
る。従って、データ検出装置内の全ての構成要素ブロッ
クを、同一の固定クロックで同期動作するディジタル信
号処理回路で実現できるから、PRSチャネル再生信号
のジッタの影響を受けずにPRS再生信号のデータを検
出できる。
【0010】請求項2の構成のデータ検出装置において
は、論理手段の出力に対し、モジュロ2演算を行って再
生信号の2値情報が復元される。従って、簡単に、PR
Sチャネル再生信号の2値情報を復元できる。
【0011】請求項3の構成のデータ検出装置において
は、再生信号の2つのサンプルの振幅値に基づいて、一
次補間により、再生信号の信号波形と正の閾値との交差
点の位相である正交差位相が求められ、再生信号の2つ
のサンプルの振幅値に基づいて、一次補間により、再生
信号の信号波形と負の閾値との交差点の位相である負交
差位相が求められる。従って、簡単に、正交差位相およ
び負交差位相を求めることができる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明のデータ検出装置の一実施例
の構成を示す。この実施例の説明に入る前に、本発明を
利用できるディジタル磁気ディスク記録再生装置につい
て説明する。
【0013】図4は、データの流れから見たディジタル
磁気ディスク記録再生装置を示すブロック図である。ホ
ストコンピュータ60からハードディスクドライブ(H
DD)サブシステム70にデータを記録する場合には、
まず、ホストコンピュータ60からバスインターフェー
スを介してHDDサブシステム70内部のコントローラ
71にデータが送られ、コントローラ71はこのデータ
を磁気ディスクに記録できるフォーマットにあてはめ、
さらに磁気記録再生チャネルに適合する変調を施して、
記録アンプ72に送る。記録アンプ72はヘッドディス
クアセンブリ73内部の磁気ヘッドに記録電流を流し
て、データの記録が行われる。なおヘッドディスクアセ
ンブリ73は、データを記録する磁気ディスク、記録再
生ヘッド、ヘッド移動機構およびスピンドルモータ等か
らなる機構ブロックである。
【0014】データを再生する場合は、ヘッドディスク
アセンブリ73において磁気ディスク上の記録磁化パタ
ーンが磁気再生ヘッドにより読み出され、再生アンプ7
4により再生信号として増幅され、データ検出装置75
において、ディジタルデータに戻される。このディジタ
ルデータは、さらにコントローラ71でチャネル変調の
復調やフォーマットの解除が行われ、バスインターフェ
ースを介してホストコンピュータ60に送られる。
【0015】本発明は、図4の磁気記録再生装置のうち
データ検出装置75において利用可能なものである。
【0016】ディジタル磁気記録再生装置においてPR
S(1,0,−1)を採用する目的は、帯域制限チャネ
ルである磁気記録再生チャネルにおいて、帯域を有効利
用し、同一帯域幅に対してなるべく早い速度でデータの
記録再生を行うこと(すなわち、記録媒体上の長手方向
の距離で表現すれば、線記録密度を上げること)であ
る。PRS(1,0,−1)は、帯域制限チャネルで生
じる符号間干渉(孤立再生波形間の干渉)を積極的に利
用する。
【0017】本発明を利用できるデータ検出装置75
は、例えば、図5に示されているように、再生アンプ7
4の出力を受けてエンベロープレベル一定の信号を出力
するアナログAGCアンプ80と、このアンプ80の出
力信号をディジタル信号に変換するA/D変換器81
と、この変換器81の出力信号を等化するトランスバー
サル型等化器(FIRフィルタ)82と、この等化器8
2の出力Skを受けて0゜位相クロックを抽出して、0
゜位相データすなわちデータ存在点の位相Pkを出力す
るディジタルPLL回路83と、等化器82の出力およ
びディジタルPLL回路83の出力を受けて再生信号の
データを検出して、検出データdkを出力するデータ検
出器84とを含んで構成される。
【0018】データ検出装置75においては、A/D変
換器81以降全ての回路がディジタル信号処理を行う。
また、データ検出の動作速度は、通常10Mbits/
sec以上の高速である。従って、回路規模を小さくす
るためには、装置内部の各部の信号データ表現を固定小
数点にするのが一般的であり、かつ信号語長を必要最小
限に抑えることが必要である。ところが、信号語長を短
くすると、装置各部で表現できる信号のダイナミックレ
ンジが小さくなり、再生信号レベルに大きな変動がある
と、オーバフローが生じてしまう。アナログAGCアン
プ80は、再生信号レベルをほぼ一定に保ち、データ検
出装置75内部のオーバフローを防止する。
【0019】A/D変換器81は、AGCアンプ80か
らのアナログ再生信号をチャネルビットレートの定数倍
のサンプリング周波数fsでサンプリングし所定の信号
語長に量子化する。高速動作が必要なため、フラッシュ
A/Dコンバータなどを用いる。実施例は、最も簡単な
場合であるサンプリング周波数fsがチャネルビットレ
ートの2倍の場合である。
【0020】等化器82は、磁気記録チャネルの帯域制
限特性などによる符号間干渉を制御し、チヤネル特性を
PRS(1,0,−1)に正しく適合させる。例えばト
ランスバーサル型などの線形等化器を使用してディジタ
ル信号処理回路で実現できる。
【0021】ディジタルPLL回路83は、固定クロッ
クでサンプリングされた信号サンプル値Skに基づい
て、データ存在点の位相Pkに同期する回路である。デ
ィジタルPLL回路83については、特願平3−306
643号に詳しく開示されているので、ここでは、図6
に概略的構成を示し、簡単に説明するだけにとどめる。
【0022】図6を参照するに、瞬時位相計算部90か
ら説明する。瞬時位相計算部90は、入力として、時刻
t=kTsにおけるPRSチャネル再生信号のサンプル
値Skを受ける。瞬時位相計算部90は、入力信号デー
タとは非同期に固定クロックでサンプリングされた連続
する2つの信号サンプル値に基づいて、信号サンプルS
kの存在時刻t=kTsからさかのぼって当該第kタイム
スロット内の信号波形ゼロクロス点(0゜位相の候補)
までの時間である瞬時位相ΔPkを出力する。単位は、
量子化位相数である。
【0023】瞬時位相ΔPkは、位相値0を持つ0゜位
相から時刻kTsまでの距離であると同時に、時刻t=
kTsが位相上でどの値を持つかを表す。ここで位相上
では、360゜がデイジタル値2NPLLに相当する。ま
た、1タイムスロット幅の時間Tsは、位相上では18
0゜に相当し、量子化位相数を単位とすると2NPLL-1
相当する。
【0024】瞬時位相ΔPkは、連続する2つの信号サ
ンプル値SkとSk-1間の信号波形が直線近似できるもの
と仮定し、(式1)を使用して求める(図11参照)。
【0025】
【数1】
【0026】ただし、2NPLL-1は、1サンプル間隔の位
相量子化数である。なお、Sk-1=Skの場合は、分母が
0となる問題が発生するが、実は、零交差が存在せずP
LL位相更新が行われないので、ΔPkを計算する必要
はない。
【0027】瞬時位相ΔPkは、NPLL(図11の例で
は、5)ビットの位相データΔPkとして、ANDゲー
ト91を介してディジタル信号処理型PLL回路93に
入力される。
【0028】次に、0゜位相対応瞬時位相データ選出部
92について説明する。瞬時位相ΔPkは、信号波形が
ゼロクロスする場合には、常に計算されるものである。
従って、チャネル符号法によっては、本来のデータが存
在する0゜位相ではない点において計算されたものであ
る場合がある。例えば、図7に示すようアイパターンを
呈するチャネル符号化の場合には、全てのゼロクロス点
が0゜位相に対応するが、図8に示すようアイパターン
を呈するPRS(1,0,1)の場合等では、0゜位相
以外にも逆位相でゼロクロスする場合がある。従って、
何らかの手段によって、真の0゜位相における瞬時位相
計算出力だけを選別なければならない。このため、例え
ばPRS(1,0,1)の場合には、3値レベル予測部
92Aによって仮データを検出し、位相制御信号生成部
92Bが、仮データに基づいて0゜位相と判定した瞬時
位相ΔPkに対して位相制御信号modifiy_Pk
出力する。これにより、選別された瞬時位相ΔPkのみ
が、ANDゲート91を介してディジタル信号処理型P
LL93に供給可能となる。
【0029】次に、ディジタル信号処理型PLL回路9
3について説明する。このPLL回路93は、ディジタ
ル信号処理で実現した1次位相同期ループであり、入力
された瞬時0゜位相に追従するべく、内部位相データP
kを更新していく。ディジタル信号処理型PLL回路9
3は、ディジタルループフィルタ95と、このフィルタ
95から出力される位相データPkを1サンプリング時
間間隔遅延させて内部位相データPk-1を出力する内部
位相レジスタ96と、このレジスタ96から出力される
内部位相データPk-1と、ANDゲート91から供給さ
れる瞬時0゜位相とを加算する加算器94とを含んで構
成される。位相更新規則は、(式2)に示す通りであ
る。
【0030】
【数2】
【0031】図11に示されているように、k番目のタ
イムスロット((k−1)Ts<t≦kTs)は、2
NPLL-1個の量子化位相に仮想的に分割されている。時刻
の推移に従って、各量子化位相値は、モジュロ
(2NPLL)(すなわちmodulo(2NPLL))でイン
クリメントしていく。ディジタルPLL回路83の出力
位相Pkは、サンプリング時刻t=kTs(第kタイムス
ロットの終端時刻)の位相であり、0゜位相時刻での位
相値は0である。従って、Pkは、固定サンプリング時
刻t=kTsから0゜位相点までの時間(量子化位相単
位での距離)を表す。ところで、サンプリングレート
は、チャネルデータレートの2倍なので、平均して2タ
イムスロットに1回しか0゜位相データは存在しない。
よって、ディジタルPLL回路83から、0゜位相デー
タの有無を示す有効信号Vkが、次の(式3)に従って
生成される。
【0032】
【数3】
【0033】位相データPkおよび有効信号Vkは、0゜
位相データ存在点のタイムスロット内における位置を示
すデータとして、データ検出結果dkとともに、データ
検出装置75の出力となる。
【0034】次に、PRSチャネル再生信号波形からの
3値レベル検出について、PRS(1,−1)を例に挙
げて説明する。なお、簡単のために、チャネル等に混入
する雑音の影響は無視する。図9は、PRS(1,−
1)方式を使用するディジタル磁気記録再生系のモデル
を示し、図10は、その記録再生過程の一例を示す。記
録側において、2進情報データakが、プリコーダ10
1(NRZIエンコーダと同じ)によって、次の(式
4)の規則に従って2値チャネルデータbkに符号化さ
れる。なお、2進値同士の加算は、モジュロ2(すなわ
ち、modulo2)演算である。
【0035】
【数4】
【0036】この2進チャネルデータbkに従って、磁
気記録媒体102に記録電流i(t)を流して、磁化パ
ターンm(t)を記録する。この磁化パターンm(t)
は、電磁誘導型再生ヘッド103によって再生される。
再生ヘッド103は、微分特性を有する。また、この記
録再生過程には、磁気記録特有の高域周波数損失が存在
する。再生ヘッド103の出力電圧e(t)は、サンプ
ラー等からなる3値データ検出器104によって、まず
3値データckとして検出される。次に、モジュロ2演
算器105が、3値データckの符号を無視するモジュ
ロ2演算を行って、元のの2進情報データakを復元す
る。
【0037】3値データ検出の原理は、0゜位相におけ
る信号振幅値S0が、図12に示すように、正の閾値+
thと負の閾値−Athにより区切られた3つの領域のい
ずれに入るか判断するものである。
【0038】本発明の実施例に係るデータ検出器84
は、連続信号としての振幅値が得られない。そこで、連
続する2つの信号サンプルSk-1およびSkと、ディジタ
ルPLL回路83の出力位相Pkとを使用して、一次補
間の原理を用いて3値レベル比較を行い、3値データc
kを検出する。
【0039】今、第kタイムスロットに0゜位相が存在
することが、ディジタルPLL回路83により判ってい
るとする。(実際には、0゜位相の有無にかかわらず、
全てのタイムスロットでデータ検出を行い、第kタイム
スロットにおけるデータが意味があるかどうかは、ディ
ジタルPLL回路83が出力する有効信号Vkが指示す
る(式3参照)。)
【0040】(A)当該タイムスロット両端の入力信号
サンプルSk-1およびSkがともに、閾値の同じ側に存在
する場合(図13参照)には、0゜位相の点すなわちデ
ータ存在点における入力信号レベルS0kも同じ側に存在
する。
【0041】(B)Sk-1およびSkが互いに閾値をはさ
んで反対側に存在する場合(図14参照)には、当該タ
イムスロット内での閾値に対する信号波形交差位相(t
=kTsから信号波形交差点までさかのぼった距離)Δ
+k(正の閾値の場合)あるいはΔP-k(負の閾値の場
合)を1次線形補間により計算し、その値と位相P
k(時刻t=kTsから当該スロット中の0゜位相点まで
さかのぼった距離)の値を大小比較することにより、0
゜位相点での信号S0kが閾値のどちら側に存在するかを
判定する。判定は、(式5)に示されているような単純
なレベル大小比較である。
【0042】
【数5】
【0043】1次線形補間による信号波形交差位相は、
一次補間の原理により(式6)および(式7)で計算さ
れる。ここでAthは、3値レベル比較のための閾値の絶
対値である。
【0044】
【数6】
【0045】
【数7】
【0046】この計算原理は、(式1)に示したものと
同じである。正交差位相ΔP+kおよび負交差位相ΔP-k
を演算するハードウェアとしては、引き算器および割算
器を使用して、(式6)および(式7)をそのまま実行
する他、SkおよびSk-1をアドレス入力として(この場
合、入力信号の2’s‐compliment表現デー
タをそのまま絶対2進アドレスとみなす)、対応するΔ
kを出力するROMテーブルを用意し、テーブルルッ
クアップにより実現できる。例えば、図14の例では、
k-1=3、Sk=10、Ath=5、2NPLL-1=16であ
り、(式7)からΔP+k=11となる。このとき、ディ
ジタルPLL回路83から0゜位相がPkであるという
指示が与えられたとすると、次の(式8)が成り立つ。
【0047】
【数8】
【0048】よって、次の(式9)が成立し、3値デー
タck=+1が検出されたことになる。
【0049】
【数9】
【0050】そして、次の(式10)から、元の2値記
録情報データとして、1が出力される。
【0051】
【数10】
【0052】図15は、サンプル値Sk-1およびSkがと
もに正の閾値+Athよりも大きいときの3値データ検出
規則を示し、図16は、サンプル値Sk-1が負の閾値−
thと正の閾値+Athとの間にあり、且つサンプル値S
kが正の閾値+Athよりも大きいときの3値データ検出
規則を示し、図17は、サンプル値Sk-1が正の閾値+
t hよりも大きく、且つサンプル値Skが負の閾値−A
thと正の閾値+Athとの間にあるときの3値データ検出
規則を示し、図18は、サンプル値Sk-1が負の閾値−
thと正の閾値+Athとの間にあり、且つサンプル値S
kが負の閾値−Athと正の閾値+Athとの間にあるとき
の3値データ検出規則を示し、図19は、サンプル値S
k-1が負の閾値−Athよりも小さく、且つサンプル値Sk
が負の閾値−Athと正の閾値+Athとの間にあるときの
3値データ検出規則を示し、図20は、サンプル値S
k-1が負の閾値−Athと正の閾値+Athとの間にあり、
且つサンプル値Skが負の閾値−Athよりも小さいとき
の3値データ検出規則を示し、図21は、サンプル値S
k-1およびSkがともに負の閾値−Athよりも小さいとき
の3値データ検出規則を示し、図22は、サンプル値S
k-1が負の閾値−Athよりも小さく、且つサンプル値Sk
が正の閾値+Athよりも大きいときの3値データ検出規
則を示し、図23は、サンプル値Sk-1が正の閾値+A
thよりも大きく、且つサンプル値Skが負の閾値−Ath
よりも小さいときの3値データ検出規則を示す。
【0053】次に、図1に戻って、本発明のータ検出
装置の一実施例について説明する。入力サンプルS
kは、5ビットの2の補数表現整数データであり、第1
振幅比較器11、第2振幅比較器12、正交差位相ΔP
+k計算器15、および負交差位相ΔP-k計算器16に供
給される。5ビット幅のシフトレジスタ10は、入力サ
ンプルSkを1サンプル時間遅延させて、サンプルSk-1
を生成し、第3振幅比較器13、第4振幅比較器14、
正交差位相ΔP+k計算器15、および負交差位相ΔP-k
計算器16に供給する。
【0054】第1振幅比較器11、第2振幅比較器1
2、第3振幅比較器13、第4振幅比較器14は、次の
(式11)に従って動作し、比較結果を1ビットの論理
値として出力するディジタルマグニチュードコンパレー
タである。
【0055】
【数11】
【0056】第1振幅比較器11は、2つのサンプルの
うちの一方のサンプルSkの振幅値と、正の閾値+Ath
とを比較し、比較結果E+kをデータ判定用組合せ論理回
路19に出力する。第2振幅比較器12は、2つのサン
プルのうちの一方のサンプルSkの振幅値と、負の閾値
−Athとを比較し、比較結果E-kをデータ判定用組合せ
論理回路19に出力する。第3振幅比較器13は、2つ
のサンプルのうちの他方のサンプルSk-1の振幅値と、
正の閾値+Athとを比較し、比較結果E+(k-1)をデータ
判定用組合せ論理回路19に出力する。第4振幅比較器
14は、2つのサンプルのうちの他方のサンプルSk-1
の振幅値と、負の閾値−Athとを比較し、比較結果E
-(k-1)をデータ判定用組合せ論理回路19に出力する。
【0057】正交差位相ΔP+k計算器15は、(式6)
に従って得られるデータを記憶しているROMメモリで
ある。すなわち、正交差位相ΔP+k計算器15は、再生
信号の2つのサンプルSkおよびSk-1の振幅値に基づい
て、再生信号の信号波形と正の閾値との交差点の位相で
ある正交差位相ΔP+kを出力する。負交差位相ΔP-k
算器16は、(式7)に従って得られるデータを記憶し
ているROMメモリである。すなわち、負交差位相ΔP
-k計算器16は、再生信号の2つのサンプルSkおよび
k-1の振幅値に基づいて、再生信号の信号波形と負の
閾値との交差点の位相である負交差位相ΔP-kを出力す
る。
【0058】正交差位相比較器17および負交差位相比
較器18は、(式11)に従って動作し、比較結果を1
ビットの論理値として出力するディジタルマグニチュー
ドコンパレータである。
【0059】正交差位相比較器17は、正交差位相ΔP
+kと、ディジタルPLL回路83から供給される0゜位
相データPkすなわち再生信号のデータ存在点の位相と
を比較して、比較結果L+をデータ判定用組合せ論理回
路19に出力する。負交差位相比較器18は、負交差位
相ΔP-kと、ディジタルPLL回路83から供給される
0゜位相データPkすなわち再生信号のデータ存在点の
位相とを比較して、比較結果L-をデータ判定用組合せ
論理回路19に出力する。
【0060】データ判定用組合せ論理回路19は、第
1、第2、第3および第4振幅比較器11、12、13
および14の出力E+k、E-k、E+(k-1)および
-(k-1)、ならびに正および負の交差位相比較器17お
よび18の出力L+およびL-を受けて、次の(式12)
に従って、2値記録情報データdkを出力する。なお、
(式12)において、「+」は、論理和を表し、「・」
は、論理積を表し、Eの上のバーは、Eの論理否定を表
す。
【0061】
【数12】
【0062】図2は、データ判定用組合せ論理回路19
の一構成例を示す。第1振幅比較器11の出力E+kは、
ANDゲート37、38および43に供給されるととも
に、インバータ23を介してANDゲート39に供給さ
れ、インバータ26を介してANDゲート40に供給さ
れる。
【0063】第2振幅比較器12の出力E-kは、AND
ゲート39および40に供給されるとともに、インバー
タ28Aを介してANDゲート41に供給され、インバ
ータ30を介してANDゲート42に供給され、インバ
ータ33を介してANDゲート44に供給される。
【0064】第3振幅比較器13の出力E+(k-1)は、A
NDゲート37、39および44に供給されるととも
に、インバータ21を介してANDゲート38に供給さ
れ、インバータ28を介してANDゲート41に供給さ
れる。
【0065】第4振幅比較器14の出力E-(k-1)は、A
NDゲート38および41に供給されるとともに、イン
バータ25を介してANDゲート40に供給され、イン
バータ29を介してANDゲート42に供給され、イン
バータ31を介してANDゲート43に供給される。
る。
【0066】正交差位相比較器17の出力L+は、イン
バータ22を介してANDゲート38に供給され、イン
バータ24を介してANDゲート39に供給され、OR
ゲート35を介してANDゲート43に供給され、イン
バータ34およびORゲート36を介してANDゲート
44に供給される。
【0067】負交差位相比較器18の出力L+は、AN
Dゲート41に供給されるとともに、インバータ27を
介してANDゲート40に供給され、インバータ32お
よびORゲート35を介してANDゲート43に供給さ
れ、ORゲート36を介してANDゲート44に供給さ
れる。
【0068】ANDゲート37乃至44の出力は、再生
信号のデータが、+1,0,−1のいずれであるかを示
す3値検出データckである。
【0069】ANDゲート37乃至44の出力は、OR
ゲート45に供給される。ORゲート45は、3値検出
データckに対して、モジュロ2演算を行って元の2値
記録情報データdkを検出する。
【0070】図1に示したデータ検出装置は、それぞれ
5ビットのデータSk、Sk-1およびPkを入力として、
1ビットのデータdkを出力するテーブルと考えられ
る。従って、図3に示すように、図1と同じシフトレジ
スタ10と、サンプルSkおよびSk-1、ならびに0゜位
相データPkをアドレス入力を有するメモリ50(RO
M、またはSRAM等)とにより、図1と同じ機能のデ
ータ検出装置を構成できる。必要な記憶容量は、215
32768ビットであり、現在の半導体技術で十分実現
できる。
【0071】上記実施例は、PRS(1,−1)に関す
るものであるが、本発明は、これに限定されず、PRS
(1,0,−1)にも適用できる。
【0072】また、本発明は、ディジタル磁気記録再生
装置のほか、ディジタル通信装置等、PRSチャネルを
使用する種々の装置に利用できる。
【0073】
【発明の効果】請求項1のデータ検出装置によれば、正
交差位相導出手段が、再生信号の2つのサンプルの振幅
値に基づいて、再生信号の信号波形と正の閾値との交差
点の位相である正交差位相を求め、負交差位相導出手段
が、再生信号の2つのサンプルの振幅値に基づいて、再
生信号の信号波形と負の閾値との交差点の位相である負
交差位相を求め、正交差位相比較手段が、正交差位相
と、再生信号のデータ存在点の位相とを比較して、比較
結果を出力し、負交差位相比較手段が、負交差位相と、
再生信号のデータ存在点の位相とを比較して、比較結果
を出力し、第1振幅比較手段が、2つのサンプルのうち
の一方のサンプルの振幅値と、正の閾値とを比較し、比
較結果を出力し、第2振幅比較手段が、2つのサンプル
のうちの一方のサンプルの振幅値と、負の閾値とを比較
し、比較結果を出力し、第3振幅比較手段が、2つのサ
ンプルのうちの他方のサンプルの振幅値と、正の閾値と
を比較し、比較結果を出力し、第4振幅比較手段が、2
つのサンプルのうちの他方のサンプルの振幅値と、負の
閾値とを比較し、比較結果を出力し、論理手段が、正お
よび負の交差位相比較手段、ならびに第1、第2、第3
および第4振幅比較手段の出力に基づいて、再生信号の
データが、+1,0,−1のいずれであるかを判断する
ようにしたので、データ検出装置内の全ての構成要素ブ
ロックを、同一の固定クロックで同期動作するディジタ
ル信号処理回路で実現できるから、PRSチャネル再生
信号のジッタの影響を受けずにPRS再生信号のデータ
を検出できる。また、従来、異なるチップに分割して配
置されていたデータ検出装置、ECC復号器、コントロ
ーラ、およびインターフェース回路等を、同一LSIチ
ップ上に容易に形成できる。従って、装置全体の小型化
および低コスト化を実現できる。また、大規模LSI化
の際の設計およびテストが容易となる。さらに、アナロ
グ外付け部品が不要となり、無調整化を図ることができ
るとともに、経年変化も小さい。
【0074】請求項2のデータ検出装置によれば、モジ
ュロ2演算を行って再生信号の2値情報を復元するよう
にしたので、簡単に、PRSチャネル再生信号の2値情
報を復元できる。
【0075】請求項3のデータ検出装置によれば、再生
信号の2つのサンプルの振幅値に基づいて、一次補間に
より、再生信号の信号波形と正の閾値との交差点の位相
である正交差位相を求め、再生信号の2つのサンプルの
振幅値に基づいて、一次補間により、再生信号の信号波
形と負の閾値との交差点の位相である負交差位相を求め
るようにしたので、簡単に、正交差位相および負交差位
相を求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のータ検出装置の一実施例の構成を示
すブロック図である。
【図2】図1のデータ判定用組合せ論理回路19の一構
成例を示すブロック図である。
【図3】本発明のータ検出装置の別の実施例の構成例
を示すブロック図である。
【図4】本発明を利用できるディジタル磁気ディスク記
録再生装置の例を示すブロック図である。
【図5】図4のデータ検出装置75の一構成例を示すブ
ロック図である。
【図6】図5のディジタル位相ロックループ回路83の
一構成例を示すブロック図である。
【図7】信号波形のゼロクロス点が常に0゜位相に対応
する一例のアイパターンを示す波形図である。。
【図8】PRS(1,0,−1)チャネルからの再生信
号の一例のアイパターンを示す波形図である。
【図9】PRS(1,−1)磁気記録再生チャネルのモ
デルを示すブロック図である。
【図10】PRS(1,−1)磁気記録再生チャネルに
おける記録再生例を示す図である。
【図11】図5のディジタル位相ロックループ回路83
における瞬時位相検出の原理を示す説明図である。
【図12】3値データ検出の原理を示す説明図である。
【図13】一次補間による3値データ検出の一例を示す
説明図である。
【図14】一次補間による3値データ検出の別の例を示
す説明図である。
【図15】サンプル値Sk-1およびSkがともに正の閾値
+Athよりも大きいときの3値データ検出規則を示す説
明図である。
【図16】サンプル値Sk-1が正の閾値−Athと負の閾
値+Athとの間にあり、且つサンプル値Skが正の閾値
+Athよりも大きいときの3値データ検出規則を示す説
明図である。
【図17】サンプル値Sk-1が正の閾値+Athよりも大
きく、且つサンプル値Skが負の閾値−Athと正の閾値
+Athとの間にあるときの3値データ検出規則を示す説
明図である。
【図18】サンプル値Sk-1が負の閾値−Athと正の閾
値+Athとの間にあり、且つサンプル値Skが負の閾値
−Athと正の閾値+Athとの間にあるときの3値データ
検出規則を示す説明図である。
【図19】サンプル値Sk-1が負の閾値−Athよりも小
さく、且つサンプル値Skが負の閾値−Athと正の閾値
+Athとの間にあるときの3値データ検出規則を示す説
明図である。
【図20】サンプル値Sk-1が負の閾値−Athと正の閾
値+Athとの間にあり、且つサンプル値Skが負の閾値
−Athよりも小さいときの3値データ検出規則を示す説
明図である。
【図21】サンプル値Sk-1および k がともに負の閾値
−Athよりも小さいときの3値データ検出規則を示す説
明図である。
【図22】サンプル値Sk-1が負の閾値−Athよりも小
さく、且つサンプル値Skが正の閾値+Athよりも大き
いときの3値データ検出規則を示す説明図である。
【図23】サンプル値Sk-1が正の閾値+Athよりも大
きく、且つサンプル値Skが負の閾値−Athよりも小さ
いときの3値データ検出規則を示す説明図である。
【図24】従来のデータ検出装置の一例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
10 シフトレジスタ 11 第1振幅比較器 12 第2振幅比較器 13 第3振幅比較器 14 第4振幅比較器 15 正交差位相計算器 16 負交差位相計算器 17 正交差位相比較器 18 負交差位相比較器 19 データ判定用組合せ論理回路 21乃至34 インバータ 35,36,45 ORゲート 37乃至44 ANDゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04L 27/00 H04L 27/00 Z

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーシャルレスポンスチャネル再生信号
    のデータを検出するデータ検出装置であって、 前記再生信号の2つのサンプルの振幅値に基づいて、前
    記再生信号の信号波形と正の閾値との交差点の位相であ
    る正交差位相を求める正交差位相導出手段と、 前記再生信号の2つのサンプルの振幅値に基づいて、前
    記再生信号の信号波形と負の閾値との交差点の位相であ
    る負交差位相を求める負交差位相導出手段と、 前記正交差位相と、前記再生信号のデータ存在点の位相
    とを比較して、比較結果を出力する正交差位相比較手段
    と、 前記負交差位相と、前記再生信号のデータ存在点の位相
    とを比較して、比較結果を出力する負交差位相比較手段
    と、 前記2つのサンプルのうちの一方のサンプルの振幅値
    と、前記正の閾値とを比較し、比較結果を出力する第1
    振幅比較手段と前記2つのサンプルのうちの一方のサン
    プルの振幅値と、前記負の閾値とを比較し、比較結果を
    出力する第2振幅比較手段と、 前記2つのサンプルのうちの他方のサンプルの振幅値
    と、前記正の閾値とを比較し、比較結果を出力する第3
    振幅比較手段と、 前記2つのサンプルのうちの他方のサンプルの振幅値
    と、前記負の閾値とを比較し、比較結果を出力する第4
    振幅比較手段と、 前記正および負の交差位相比較手段、ならびに前記第
    1、第2、第3および第4振幅比較手段の出力に基づい
    て、前記再生信号のデータが、+1,0,−1のいずれ
    であるかを判断する論理手段とを備えることを特徴とす
    るデータ検出装置。
  2. 【請求項2】 前記論理手段の出力に対し、モジュロ2
    演算を行って前記再生信号の2値情報を復元する復元手
    段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のデー
    タ検出装置。
  3. 【請求項3】 前記正交差位相導出手段が、前記再生信
    号の2つのサンプルの振幅値に基づいて、一次補間によ
    り、前記再生信号の信号波形と正の閾値との交差点の位
    相である正交差位相を求め、 前記負交差位相導出手段が、前記再生信号の2つのサン
    プルの振幅値に基づいて、一次補間により、前記再生信
    号の信号波形と負の閾値との交差点の位相である負交差
    位相を求めることを特徴とする請求項1または請求項2
    記載のデータ検出装置。
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