JP2880402B2 - 位相同期回路 - Google Patents

位相同期回路

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JP2880402B2
JP2880402B2 JP6074435A JP7443594A JP2880402B2 JP 2880402 B2 JP2880402 B2 JP 2880402B2 JP 6074435 A JP6074435 A JP 6074435A JP 7443594 A JP7443594 A JP 7443594A JP 2880402 B2 JP2880402 B2 JP 2880402B2
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術(図5乃至図7) 発明が解決しようとする課題(図8) 課題を解決するための手段(図1) 作用 実施例 (a)一実施例の説明(図2乃至図4) (b)他の実施例の説明 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、最尤逐次検出によるパ
ーシャルレスポンス信号化を利用したPRML再生系に
おける位相同期回路に関し、特に、MRヘッドの正負非
対称波形によるクロック位相ずれを補償する位相同期回
路に関する。
【0003】近年の磁気ディスク及び光磁気ディスク装
置等の記録密度の向上のため、最尤逐次検出によるパー
シャルレスポンス信号化(PRML:Partial-response
signaling with maximum-likelihood sequence detect
ion)が利用されている。更に、近年リードヘッドに、M
R(磁気抵抗)ヘッドを利用して、更に記録密度を向上
する試みがなされている。
【0004】このようなPRML再生システムでは、同
期クロックの位相がずれていると、記録チャネルの出力
信号の復調誤りを発生する。このため、同期クロックの
位相を、等化された振幅値と判定値とから検出した位相
誤差により修正している。このようなPRML再生シス
テムでは、MRヘッドを用いても、位相ずれの少ない位
相同期回路が望まれている。
【0005】
【従来の技術】図5は従来の構成図、図6は位相同期の
説明図、図7は位相同期動作の説明図である。パーシャ
ルレスポンス信号化を利用したディスク記憶装置では、
再生装置の受信フィルタが、記録チャネルの出力信号を
パーシャルレスポンス信号に成形しないと、最尤逐次検
出器が、記録されたデータ列を再構築できない。
【0006】図5に示すように、リードヘッドの読み出
し信号は、コンデンサで構成されるACカップリング部
10により、直流成分がカットされる。ゲイン制御アン
プ及び等化フィルター11では、ゲイン制御アンプが、
入力される読み取り信号に所定のゲインを付与して、出
力する。更に、等化フィルターは、1+Dの特性を有
し、ゲイン制御アンプの出力を固定等化する。アナログ
・デジタル(A/D)コンバータ12は、信号化速度1
/Tの2進データ列を、同期クロックによりnT+τ時
にサンプリングして、デジタルサンプル値(振幅値)Y
n を出力する。
【0007】コサイン・イコライザー13は、ディスク
の半径方向のパーシャルレスポンス特性を補正するため
に設けられる。このコサイン・イコライザー13は、ト
レーニングパターンにより、タップ係数が最適に調整さ
れる。このようなコサイン・イコライザー13は、例え
ば、日本国特許公開平成2年第150114号公報(対
応米国特許第5060088号明細書)に示されるよう
な周知のトランスバーサル・フィルタで構成されてい
る。このコサイン・イコライザー13の出力サンプルY
nは、図示しない最尤復号器により処理され、記録デー
タ列に再構築される。
【0008】位相同期回路は、2値/3値判定器14
と、位相比較器15と、電圧制御発振器(VCO)16
とで構成されている。2値/3値判定器14は、読み出
し信号のギャップパターン中で振幅値Ynを2値判定
し、データパターン中で振幅値Ynを3値判定する。位
相比較器15は、振幅値Ynと判定値Xnとから位相誤
差値Δτnを算出する。
【0009】このデータ同期クロックの位相誤差値Δτ
(n)は、IEEEリポート(CH2655-9/89/0000-0573
$1.00 c 1989 IEEE) に示されるように、下記式で示さ
れる。 Δτ(n)=Y(n)・X(n−1)−Y(n−1)・X(n) (1)
【0010】そして、電圧制御発振器16は、この位相
誤差値Δτ(n)が、ゼロになるような同期クロックを
発生する。この同期クロックは、A/Dコンバータ12
のサンプルパルスや、2値/3値判定器14及び位相比
較器15のクロックに利用される。
【0011】図6に示すように、位相同期している場合
に比し、位相同期していない場合には、次のようにな
る。即ち、例(1)に示すように、連続する2つのデー
タの判定値が、(1、1)の場合に、位相誤差値Δτ
(n)は、前述の(1)式から次のようになる。 Δτ(n)=Y(n)・1−Y(n−1)・1=Y
(n)−Y(n−1) 即ち、それぞれ「1」と判定した時のデータのレベル差
が位相誤差として検出される。
【0012】同様に、例(2)に示すように、連続する
2つのデータの判定値が、(−1、0)の場合に、位相
誤差値Δτ(n)は、(1)式から次のようになる。 Δτ(n)=Y(n)・−1−Y(n−1)・0=−Y
(n) 即ち、今度は、「0」と判定した時のデータのレベルが
位相誤差として検出される。
【0013】これらを一覧表にすると、図7に示す如く
なる。このように、位相同期方式は、データとクロック
の位相誤差を時間領域ではなく、レベルの変化として検
出する。そして、これを位相同期回路にフィードバック
することにより、位相同期制御を行うものであった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図8は、従来技術の問
題点説明図である。ところで、磁気ディスク媒体の再生
に、MRヘッドを用いた場合には、図8に示すように、
読み出し波形の正負の非対称が発生する。読み出し波形
は、通常ACカップリング部10及びゲイン制御アンプ
(AGC)を介して取り出されるため、この波形非対称
は、結果として、判定値「0」の時のオフセット誤差Δ
Eとして現れる。例えば、図8の例(3)の場合には、
位相誤差値Δτ(n)は、次のようになる。 Δτ(n)=Y(n)・1−Y(n−1)・0=Y
(n)=ΔE
【0015】同様に、図8の例(4)の場合には、位相
誤差値Δτ(n)は、次のようになる。 Δτ(n)=Y(n)・0−Y(n−1)・−1=Y
(n−1)=ΔE
【0016】従って、図8に示すように、データとクロ
ックが同期している状態でも、「0」を含むデータに対
しては、位相誤差値は、本来の誤差に加えてΔEを含む
ことになる。
【0017】このため、その後のデータとの同期が崩れ
てしまい、復調誤りを生ずる原因となっていた。
【0018】本発明の目的は、リードヘッドにMRヘッ
ドを用いた場合に、読み出し信号から精度の高い位相同
期を行うための位相同期回路を提供するにある。
【0019】又、本発明の他の目的は、リードヘッドに
MRヘッドを用いた場合に、読み出し波形の非対称によ
る位相補正誤差を防止するための位相同期回路を提供す
るにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。本発明の請求項1は、再生ヘッドで読み出した信
号に位相同期したクロックを発生する位相同期回路にお
いて、前記読み出し信号の振幅値の3値判定を行う3値
判定器14と、前記読み出し信号のギャップパターン中
の振幅値から前記3値判定値がゼロの時のオフセット誤
差を検出して、保持する誤差検出器17と、前記読み出
し信号のデータパターン中の前記3値判定値がゼロの時
の振幅値から前記検出誤差値を差し引く減算器18と、
前記減算された振幅値と前記3値判定値とから位相誤差
値を算出する位相比較器15と、前記位相誤差値に応じ
た位相の同期クロックを発生する電圧制御発振器16と
を有する。
【0021】本発明の請求項2は、請求項1において、
前記誤差検出器17は、前記3値判定値がゼロの時に、
前記検出誤差値を前記減算器18に出力するものである
ことを特徴とする。
【0022】本発明の請求項3は、請求項1又は2にお
いて、前記誤差検出器17は、前記ギャップパターン中
の複数の3値判定値がゼロのレベルの最上位ビットが同
じ時にのみ、前記振幅値から前記オフセット誤差値を検
出するものであることを特徴とする。
【0023】本発明の請求項4は、請求項3において、
前記誤差検出器17は、前記振幅値と前記A/D変換の
センター値の差とから前記オフセット誤差値を求めるこ
とを特徴とする。
【0024】
【作用】本発明の請求項1は、ギャップパターン中でオ
フセット誤差を検出して、データパターン中の振幅値か
ら差し引くため、位相比較器15に入力する振幅値をオ
フセット誤差のない値のものに補正できる。このため、
MRヘッドの正負非対称波形による位相誤差への影響を
防止できる。又、オフセット誤差は、判定値「0」に対
し影響することから、ギャップパターンの判定値「0」
のレベルを、オフセット誤差として検出するようにし
た。これにより、正確なオフセット誤差を検出できる。
【0025】本発明の請求項2は、3値判定値がゼロの
時に、前記検出誤差値を前記減算器18に出力するた
め、簡易な構成により、判定値がゼロの時のオフセット
補正を行うことができる。
【0026】本発明の請求項3は、ギャップパターン中
の複数の3値判定値がゼロのレベルの最上位ビットが同
じ時にのみ、前記振幅値から前記オフセット誤差値を検
出するため、オフセット誤差をより正確に検出できる。
【0027】本発明の請求項4は、振幅値とA/D変換
のセンター値の差とからオフセット誤差値を求めるた
め、A/D変換のセンター値を考慮した、オフセット補
正ができる。
【0028】
【実施例】
(a)一実施例の説明 図2は本発明の一実施例ブロック図、図3は図2の誤差
検出回路の回路図、図4は図2の構成のタイムチャート
図である。
【0029】図2において、図4で示したものと同一の
ものは、同一の記号で示してある。図2に示すように、
誤差検出回路17は、2値/3値判定切替え信号とデー
タ読み出し信号からリード信号がギャップパターンの測
定領域であることを検出して、振幅値Y(n)と判定値
X(n)とからオフセット誤差値ΔEを検出する。そし
て、誤差検出回路17は、そのオフセット誤差値ΔEを
保持し、且つ判定値X(n)が、「0」の時のみオフセ
ット誤差値ΔEを出力する。
【0030】減算器18は、振幅値Y(n)からオフセ
ット誤差値ΔEを減算し、減算出力(Yn−ΔE)を位
相比較器15に出力する。
【0031】誤差検出回路17について、図3により説
明する。図3に示すように、デコーダ20は、判定値X
(n)をデコードし、デコード信号S1を出力する。デ
コード信号S1は、判定値X(n)が、「0」の場合
に、ローレベルの出力を発生し、それ以外の場合には、
ハイレベルの出力を発生する。
【0032】アンドゲート21は、図示しない制御回路
からの2値/3値判定切替え信号がハイレベルであり、
データ読み出し信号がハイレベルであり、且つデコード
信号S1がローレベルである時のみVCOクロックを、
クロックS2として出力するものである。即ち、ギャッ
プパターンの測定領域において、判定値X(n)がゼロ
である時のみ、クロックを出力する。
【0033】シフトレジスタ22は、4段のシフトレジ
スタ22a〜22dで構成されている。4段のシフトレ
ジスタ22a〜22dには、各々前述のクロックが入力
されている。又、4段のシフトレジスタ22a〜22d
の初段のシフトレジスタ22aには、振幅値Y(n)の
最上位ビットが入力されている。
【0034】インバータ回路23a〜23dは、各々シ
フトレジスタ22a〜22dの出力S3〜S6を反転す
る。アンドゲート24aは、各インバータ回路23a〜
23dの出力の論理積をとるものである。アンドゲート
24bは、各シフトレジスタ22a〜22dの出力S3
〜S6の倫理積をとるものである。オアゲート25は、
アンドゲート24a、24bの出力のオア(論理和)を
とるものである。
【0035】減算器26は、振幅値Y(n)からA/D
コンバータ12のセンター値を差し引くものである。レ
ジスタ27は、アンドゲート25の信号S7により、減
算器26の出力を保持するものである。
【0036】反転回路28は、デコーダ20のデコード
出力S1を反転するものである。アンドゲート29は、
反転回路28の出力に応じて、レジスタ27のオフセッ
ト誤差値ΔEを出力するものである。
【0037】先ず、図2の構成の動作を説明する。リー
ドヘッドの読み出し信号は、コンデンサで構成されるA
Cカップリング部10により、直流成分がカットされ
る。ゲイン制御アンプ及び等化フィルター11では、ゲ
イン制御アンプが、入力される読み取り信号に所定のゲ
インを付与して、出力する。
【0038】更に、等化フィルターは、1+Dの特性を
有し、ゲイン制御アンプの出力を固定等化する。次に、
アナログ・デジタルコンバータ12は、同期クロックに
よりnT+τ時にサンプリングして、デジタルサンプル
値を出力する。コサイン・イコライザー13は、ディス
クの半径方向のパーシャルレスポンス特性に応じて、デ
ジタルサンプル値を自動等化して、振幅値Y(n)を出
力する。
【0039】一方、図4に示すように、データパターン
領域の前に設けられたギャップパターン領域は、判定値
「1」と「−1」とが交互に出現する領域である。ここ
では、2値/3値判定器14が、2値判定を行う。そし
て、この2値判定値と振幅値に応じて、位相比較器15
が、前述の(1)式により位相誤差を演算して、電圧制
御発振器16を制御する。これにより、ギャップパター
ンでは、クロックの位相が同期している。
【0040】この判定値「1」と「−1」とが交互に出
現するギャップパターン領域では、MRヘッドのオフセ
ット誤差値は現れない。一方、データパターン領域で
は、判定値「0」が出現するため、オフセット誤差値が
現れる。データパターン領域で、オフセット誤差を測定
していては、間に合わないため、ギャップパターン中で
オフセット誤差量を計測する。
【0041】このため、ギャップパターン領域中に、3
値の測定領域を設ける。この領域は、前述の2値の領域
の後に設けられる。即ち、2値での位相同期の後に、オ
フセット誤差の検出を行うようにする。この測定領域
に、判定値「0」が複数続くパターンを設ける。ここで
は、判定値「0」が2個続くと、判定値「−1」が2個
続き、更に判定値「0」が2個続くパターンを用いてい
る。
【0042】このように、判定値「0」が続く領域を設
けると、たまたま判定値「0」となった振幅値によるオ
フセット誤差の測定を防止できる。これにより、オフセ
ット誤差を正確に検出できる。
【0043】従って、誤差検出回路17は、2値/3値
判定切替え信号と、データパターンの先頭からハイレベ
ルになるデータ読み出し信号とから測定領域を検出し
て、判定値X(n)が「0」の時の振幅値Y(n)から
オフセット誤差値ΔEを算出して、これを保持する。
【0044】そして、データパターン領域において、判
定値X(n)が「0」であることに応じて、誤差検出回
路17は、このオフセット誤差値ΔEを、減算器18に
出力する。従って、図4に示すように、減算器18は、
判定値X(n)が「0」の時のみ、振幅値Y(n)から
オフセット誤差値ΔEを差し引く。
【0045】一方、判定値X(n)が、「1」又は「−
1」の時は、誤差検出回路17は、オフセット誤差値を
出力しないため、減算器18は、振幅値Y(n)をその
まま出力する。即ち、減算器18は、単なるバッファの
役目を果たす。
【0046】このようにして、MRヘッドのオフセット
誤差値ΔEが差し引かれた振幅値Y(n)は、位相比較
器15に入力する。これにより、位相比較器15で、前
述の(1)式が実行され、位相誤差Δτ(n)が演算さ
れる。このため、電圧制御発振器16は、この位相誤差
で制御されるため、入力信号に位相同期したクロックを
発生する。
【0047】図3の構成の動作を説明する。デコーダ2
0は、判定値X(n)をデコードし、判定値X(n)が
「0」の場合に、ローレベルの出力を発生する。又、2
値/3値判定切替え信号は、ギャップパターンの測定領
域の開始時点から、ハイレベルとされる。また、データ
読み出し信号は、データパターン領域の開始時点からロ
ーレベルとされる。
【0048】アンドゲート21は、2値/3値判定切替
え信号がハイレベルであり、データ読み出し信号がハイ
レベルであり、且つデコード信号S1がローレベルであ
る時のみVCOクロックを、クロックS2として出力す
る。即ち、ギャップパターンの測定領域において、判定
値X(n)がゼロである時のみ、クロックS2を出力す
る。
【0049】次に、4段のシフトレジスタ22a〜22
dの初段のシフトレジスタ22aには、振幅値Y(n)
の最上位ビットが入力されている。従って、判定値X
(n)が「0」の時の振幅値Y(n)の最上位ビット
が、順次シフトレジスタ22a〜22dにセットされ
る。ここで、振幅値Y(n)の最上位ビットは、振幅値
がA/Dコンバータ12のセンター電圧以上であると、
「1」である。逆に、振幅値がA/Dコンバータ12の
センター電圧未満であると、「0」である。
【0050】従って、図4に示すように、測定領域中の
「0」の判定値X(n)の振幅値Y(n)が全てセンタ
ー電圧以上であると、各フリップフロップ22a〜22
dの出力S3〜S6は、ハイレベルとなる。このため、
アンドゲート25の出力S7が、ハイレベルとなる。こ
れにより、レジスタ27は、減算器26の振幅値Y
(n)からセンター電圧を差し引いたオフセット誤差値
ΔEを保持する。
【0051】ここで、測定領域中の「0」の判定値X
(n)の振幅値Y(n)が全てセンター電圧未満である
場合には、各フリップフロップ22a〜22dの出力S
3〜S6は、ローレベルとなる。このため、アンドゲー
ト25の出力S7が、ハイレベルとなる。これにより、
レジスタ27は、減算器26の振幅値Y(n)からセン
ター電圧を差し引いたオフセット誤差値ΔEを保持す
る。
【0052】このように、測定領域中の「0」の判定値
X(n)の振幅値Y(n)が全てセンター電圧以上の場
合と、センター電圧未満の場合の両方において、オフセ
ット誤差を測定したのは、MRヘッドの特性により、オ
フセット値がセンター電圧以上の場合と未満の場合とが
あるからである。
【0053】又、「0」の判定値X(n)の振幅値Y
(n)が全てセンター電圧以上の場合と、全てセンター
電圧未満の場合とを測定領域としたのは、ギャップパタ
ーン領域での安定なオフセット値を検出するためであ
る。
【0054】一方、デコーダ20のデコード出力S1
は、反転回路28により反転され、アンドゲート29に
入力する。従って、アンドゲート29は、判定値X
(n)が「0」の場合のみ、レジスタ27のオフセット
誤差値ΔEを減算器18に出力する。又、判定値X
(n)が「1」又は「−1」の場合には、アンドゲート
29は、「0」を出力する。
【0055】従って、図4に示すように、減算器18
は、判定値X(n)が「0」の時のみ、振幅値Y(n)
からオフセット誤差値ΔEを差し引く。
【0056】一方、判定値X(n)が、「1」又は「−
1」の時は、誤差検出回路17は、「0」を出力するた
め、減算器18は、振幅値Y(n)をそのまま出力す
る。即ち、減算器18は、単なるバッファの役目を果た
す。
【0057】このようにして、ギャップパターン中から
MRヘッドのオフセット量を検出し、データパターンの
振幅値から差し引く。このため、MRヘッド特有の波形
非対称によるVCOクロックの誤差を低減できる。又、
全て論理回路で構成したため、LSI化に適している。
【0058】(b)他の実施例の説明 上述の実施例の他に、本発明は、次のような変形が可能
である。 誤差検出器17を、図3のもので説明したが、他の構
成のものも適用できる。
【0059】同一極性の判定値「0」が、4つ発生し
た場合に測定領域と判定しているが、3つ等他の数であ
っても良い。以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明の主旨の範囲内で種々の変形が可能であり、これ
らを本発明の範囲から排除するものではない。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果を奏する。 ギャップパターン中からMRヘッドのオフセット量を
検出し、データパターンの振幅値から差し引くため、M
Rヘッド特有の波形非対称によるVCOクロックの誤差
を低減できる。 又、全て論理回路で構成したため、LSI化に適して
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施例ブロック図である。
【図3】図2の誤差検出回路の回路図である。
【図4】図2の誤差検出回路のタイムチャート図であ
る。
【図5】従来の構成図である。
【図6】位相同期の説明図である。
【図7】位相同期動作の説明図である。
【図8】従来技術の問題点説明図である。
【符号の説明】
10 ACカップリング部 11 ゲイン制御アンプ及び等化フィルター 12 A/Dコンバータ 13 コサイン・イコライザー 14 3値判定器 15 位相比較器 16 電圧制御発振器 17 誤差検出器 18 減算器

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生ヘッドで読み出した信号に位相同期
    したクロックを発生する位相同期回路において、 前記読み出し信号の振幅値の3値判定を行う3値判定器
    (14)と、 前記読み出し信号のギャップパターン中の振幅値から前
    記3値判定値がゼロの時のオフセット誤差を検出して、
    保持する誤差検出器(17)と、 前記読み出し信号のデータパターン中の前記3値判定値
    がゼロの時の振幅値から前記検出誤差値を差し引く減算
    器(18)と、 前記減算された振幅値と前記3値判定値とから位相誤差
    値を算出する位相比較器(15)と、 前記位相誤差値に応じた位相の同期クロックを発生する
    電圧制御発振器(16)とを有することを特徴とする位
    相同期回路。
  2. 【請求項2】 請求項1の位相同期回路において、 前記誤差検出器(17)は、前記3値判定値がゼロの時
    に、前記検出誤差値を前記減算器(18)に出力するも
    のであることを特徴とする位相同期回路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の位相同期回路におい
    て、 前記誤差検出器(17)は、前記ギャップパターン中の
    複数の3値判定値がゼロのレベルの最上位ビットが同じ
    時にのみ、前記振幅値から前記オフセット誤差値を検出
    するものであることを特徴とする位相同期回路。
  4. 【請求項4】 請求項3の位相同期回路において、前記読み出し信号の振幅値をアナログ/デジタル変換す
    るA/D変換器(12)を更に有し、 前記誤差検出器(17)は、前記振幅値と前記A/D変
    換のセンター値の差とから前記オフセット誤差値を求め
    ることを特徴とする位相同期回路。
  5. 【請求項5】 請求項1の位相同期回路において、 前記再生ヘッドがMRヘッドであることを特徴とする位
    相同期回路。
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