JP3063646B2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP3063646B2
JP3063646B2 JP8291403A JP29140396A JP3063646B2 JP 3063646 B2 JP3063646 B2 JP 3063646B2 JP 8291403 A JP8291403 A JP 8291403A JP 29140396 A JP29140396 A JP 29140396A JP 3063646 B2 JP3063646 B2 JP 3063646B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和装置に係
り、特に、室外ユニットと室内ユニットとを接続する液
側連絡管の結露防止対策に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば特開平6−337175
号公報に開示されているような空気調和装置は、室外ユ
ニットに収容された圧縮機、室外熱交換器及び室外電動
膨張弁と、室内ユニットに収容された室内電動膨張弁、
室内熱交換器とが冷媒配管によって順に接続されて成る
冷媒回路を備えている。
【0003】冷房運転時には、例えば室外電動膨張弁を
全開にすることで、圧縮機から吐出した冷媒を、室外熱
交換器において外気との間で熱交換を行って凝縮し、室
内電動膨張弁で減圧する。その後、この冷媒を室内熱交
換器に導入し室内空気との間で熱交換を行って蒸発させ
る。これにより室内空気を冷却する。一方、暖房運転時
には、例えば室内電動膨張弁を全開にすることで、圧縮
機から吐出した冷媒を、室内熱交換器において室内空気
との間で熱交換を行って凝縮し、室外電動膨張弁で減圧
する。その後、この冷媒を室外熱交換器に導入し外気と
の間で熱交換を行って蒸発させる。これにより室内空気
を加温する。
【0004】このように、各ユニットに電動膨張弁(減
圧機構)を備えている構成では、液側連絡管には高圧冷
媒が流れており、この部分で連絡管に結露が発生するこ
とはない。このため、上記構成では、液側連絡管の周囲
を断熱材で覆うなどといった断熱構造を採用する必要は
ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、空気調和装
置を長期間に亘って使用し、例えば室内ユニットが故障
して、これのみを新たなものに取り換えることがある。
この場合、新たな室内ユニットがそれまでのものと同一
機種であれば、その据付け後も不具合無く空調運転が行
われる。
【0006】ところが、この新たな室内ユニットとし
て、それまでのものと異なる機種を採用しようとする場
合、特に減圧機構を備えていない室内ユニットを採用す
る場合には以下に述べるような不具合が生じる。
【0007】つまり、上述したように、各ユニット夫々
に減圧機構が設けられる場合には、液側連絡管には断熱
構造が必要ないが、減圧機構を備えていない室内ユニッ
トを採用した場合には室外ユニットの減圧機構を冷房時
にも減圧動作を行わせる必要が生じる。これでは液側連
絡管に低圧液冷媒が流れることになり、この液側連絡管
の外面に結露が発生する。一般に、この液側配管は天井
裏空間等に配置されているため、この結露の発生に伴っ
て天井面等に汚れが発生したり、黴の発生や構造物の老
朽化をもたらす虞れがあった。
【0008】このため、このような減圧機構を備えてい
ない室内ユニットを採用する場合には液側連絡管に断熱
構造を採用する必要が生じ、既設配管に断熱材の巻き付
け作業を行ったり、或いは液側連絡管を断熱構造を有す
る新たなものに取換える必要が生じ、作業が著しく煩雑
となっていた。
【0009】このような状況は、室内ユニットのみを新
たなものに取り換える場合に限らず、室外ユニットのみ
を取り換える場合にも同様に発生する。つまり、減圧機
構を備えていない室外ユニットを採用した場合には暖房
運転時に液側連絡管に結露が発生することになってしま
う。
【0010】本発明は、この点に鑑みてなされたもので
あって、一方のユニットに減圧機構を備えていないもの
が採用された場合であっても液側連絡管での結露の発生
を回避可能とすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、室内ユニット及び室外ユニットとは別
に減圧専用のユニットを備えさせ、必要に応じて、この
減圧ユニットによる減圧動作を行うようにした。
【0012】具体的に、請求項1及び2記載の発明が講
じた手段は、図1に示すように、室外に設置された熱源
側ユニット(20)と室内に設置された利用側ユニット(30)
とが液側連絡管(LL)及びガス側連絡管(LG)によって冷媒
循環可能に接続されて成る空気調和装置を前提としてい
る。そして、上記液側連絡管(LL)に、冷媒の減圧が可能
な減圧手段(CP)を有する減圧ユニット(40)を設けた構成
としている。
【0013】そして、請求項1記載の発明は、上記の構
成に加え、利用側ユニット(30)が減圧機構を備えていな
い場合であって、暖房運転時には、利用側熱交換器(31)
で凝縮した冷媒を熱源側減圧機構(EV-1)のみで減圧する
一方、冷房運転時には、熱源側熱交換器(23)で凝縮した
冷媒を減圧ユニット(40)の減圧手段(CP)のみで減圧する
ように設定する設定手段(51)を設けた構成としている。
【0014】一方、請求項2記載の発明は、上記の構成
に加え、熱源側ユニット(20)が減圧機構を備えていない
場合であって、冷房運転時には、熱源側熱交換器(23)で
凝縮した冷媒を利用側減圧機構(EV-2)のみで減圧する一
方、暖房運転時には、利用側熱交換器(31)で凝縮した冷
媒を減圧ユニット(40)の減圧手段(CP)のみで減圧するよ
うに設定する設定手段(51)を設けた構成としている。
【0015】この特定事項により、新たに取り付けられ
るユニットが減圧機構を備えていない場合であっても、
このユニットの液側に減圧ユニット(40)を設けるように
すれば、空調運転が良好に行えることになる。また、こ
の減圧ユニット(40)を新たに取り付けられるユニットの
近傍に設置すれば、液側連絡管(LL)での結露の発生が回
避でき、断熱構造を必要とすることがない。更に、上記
作用を得るための回路構成及び冷媒循環動作が具体化
できる。
【0016】請求項3記載の発明は、上記請求項1また
は2記載の空気調和装置において、減圧ユニット(40)の
有無に応じ、該減圧ユニット(40)が存在する場合には設
定手段(51)による設定動作を許容し、減圧ユニット(40)
が無い場合には設定手段(51)による設定動作を禁止して
冷房運転時及び暖房運転時共に減圧機構(EV-1),(EV-2)
により冷媒を減圧させるように切換える切換え手段(52)
を設けた構成としている。
【0017】この特定事項により、減圧ユニット(40)の
有無に適応した減圧機構(EV-1),(EV-2) の減圧動作を行
うことができ、減圧ユニット(40)が存在しない場合に冷
媒が減圧されなくなるといった状況の発生が回避でき、
空調運転が良好に行える。
【0018】以下の請求項4及び5記載の発明は切換え
手段(52)の構成を具体化したものである。
【0019】請求項4記載の発明は、減圧ユニット(40)
の有無に応じて手動切換え可能とされた手動スイッチ(5
2)により切換え手段を構成している。
【0020】請求項5記載の発明は、切換え手段(52)
が、空調運転時の冷媒循環状態を認識し、それに基づい
て減圧ユニット(40)の有無を判定して設定手段(51)の設
定動作を許容する状態と禁止する状態とを切換える構成
としている。
【0021】以下の請求項6〜8記載の発明は上記請求
項5記載の発明に係る切換え手段(52)の構成を更に具体
化したものである。
【0022】請求項6記載の発明は、切換え手段(52)
が、減圧機構(EV-1),(EV-2) に減圧動作を行わせた状態
で、圧縮機(21)の吐出冷媒温度が所定値以上のとき減圧
機構(EV-1),(EV-2) の減圧動作を解除して設定手段(51)
の設定動作を許容する一方、吐出冷媒温度が所定値未満
のとき設定手段(51)の設定動作を禁止する構成としてい
る。
【0023】請求項7記載の発明は、切換え手段(52)
が、減圧機構(EV-1),(EV-2) の減圧動作を禁止した状態
で、圧縮機(21)の吐出冷媒の過熱度が所定値以上のとき
減圧機構(EV-1),(EV-2) の減圧禁止を解除して設定手段
(51)の設定動作を許容する一方、上記過熱度が所定値未
満のとき設定手段(51)の設定動作を禁止する構成として
いる。
【0024】請求項8記載の発明は、切換え手段(52)
が、減圧機構(EV-2),(EV-1) が備えられていない側のユ
ニット(30),(20) の熱交換器(31),(23) が蒸発器として
機能する際、液側冷媒温度が所定値以上であるとき、設
定手段(51)の設定動作を禁止する構成としている。
【0025】これら特定事項により、減圧ユニット(40)
の有無に応じた減圧機構(EV-2),(EV-1) の減圧動作の設
定を自動的に行うことができ、減圧ユニット(40)が存在
しない場合であっても空調運転を良好に行うことができ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】(第1実施形態) 次に、本発明の第1実施形態を図面に基いて説明する。
本形態は、室内ユニットを新たなものに取り換えた場合
であって、この室内ユニットが減圧機構を備えていない
ものである場合について説明する。
【0027】図1に示すように、本実施形態における空
気調和機(10)は、一台の室外ユニット(20)に対して新た
に設置された一台の室内ユニット(30)が液側連絡管(LL)
及びガス側連絡管(LG)によって接続されたいわゆるセパ
レートタイプのものである。
【0028】上記室外ユニット(20)は、インバータによ
り運転周波数(運転容量)を可変に調節されるロータリ
タイプの圧縮機(21)と、冷房運転時に図中実線の如く、
暖房運転時に図中破線の如く切換わる四路切換弁(22)
と、冷房運転時に凝縮器として、暖房運転時に蒸発器と
して機能する熱源側熱交換器である室外熱交換器(23)
と、冷媒を減圧するための熱源側減圧機構としての室外
電動膨張弁(EV-1)と、アキュムレータ(25)とを備えてい
る。
【0029】室内ユニット(30)には、冷房運転時に蒸発
器として、暖房運転時に凝縮器として機能する利用側熱
交換器である室内熱交換器(31)が配置されている。
【0030】上記圧縮機(21)と四路切換弁(22)と室外熱
交換器(23)と室外電動膨張弁(EV-1)と室内熱交換器(31)
とは、上記液側連絡管(LL)及びガス側連絡管(LG)を含む
冷媒配管(11)により順次接続され、これにより冷媒の循
環により熱移動を生ぜしめるようにした冷媒回路(12)が
構成されている。
【0031】本空気調和機(10)にはセンサ類が設けられ
ている。上記圧縮機(21)の吐出管には、該圧縮機(21)の
吐出側の吐出管温度Tdを検出する吐出温度検知手段とし
ての吐出管センサ(Th-d)が配置され、室外ユニット(2
0)の空気吸込口には、室外空気温度Taを検出する外気温
センサ(Th-a)が配置され、室外熱交換器(23)には、冷
房運転時には凝縮温度となり、暖房運転時には蒸発温度
となる外熱交温度Tcを検出する外熱交センサ(Th-c)が
配置されている。上記圧縮機(21)の吐出管には、高圧冷
媒圧力を検出する高圧圧力センサ(PS-1)が配置されて
いる。
【0032】上記室内ユニット(30)の空気吸込口には、
室内空気温度Trを検出する室温センサ(Th-r)が配置さ
れ、室内熱交換器(31)には、冷房運転時には蒸発温度と
なり、暖房運転時には凝縮温度となる内熱交温度Teを検
出する内熱交センサ(Th-e)が配置され、室内熱交換器
(31)の液側には液側冷媒温度TLを検出する液温度検知手
段としての液温センサ(Th-L)が配置されている。
【0033】上記各センサ(Th-d〜Th-L)の出力信号
は、コントローラ(50)に入力されており、該コントロー
ラ(50)は、入力信号に基づいて空調運転を制御するよう
に構成されている。
【0034】本形態の特徴として液側連絡管(LL)には減
圧ユニットとしての減圧キット(40)が設けられている。
この減圧キット(40)の配設位置は液側連絡管(LL)におけ
る室内ユニット(30)近傍位置である。この減圧キット(4
0)は、室外ユニット(20)及び室内ユニット(30)とは個別
に設置されたケーシング内に並列接続されたキャピラリ
チューブ(CP)と逆止弁(CV)とが収容されて成る。逆止弁
(CV)は室内ユニット(30)から室外ユニット(20)へ向かう
冷媒の流通のみを許容するようになっている。つまり、
この減圧キット(40)では、室外ユニット(20)から室内ユ
ニット(30)に向かって冷媒が流れる際には該冷媒はキャ
ピラリチューブ(CP)を流通して減圧する一方、室内ユニ
ット(30)から室外ユニット(20)に向かって冷媒が流れる
際には該冷媒はキャピラリチューブ(CP)をバイパスする
ようになっている。
【0035】上記コントローラ(50)には設定手段(51)が
設けられている。この設定手段(51)は、図1に示すよう
に減圧キット(40)が備えられている場合に、暖房運転時
にのみ室外電動膨張弁(EV-1)に減圧動作を行わせるよう
に設定するものである。つまり、この暖房運転時には、
室内熱交換器(31)で凝縮した冷媒を室外電動膨張弁(EV-
1)のみで減圧する一方、冷房運転時には、室外熱交換器
(23)で凝縮した冷媒を減圧キット(40)のキャピラリチュ
ーブ(CP)のみで減圧するように設定している。
【0036】室外ユニット(20)には減圧キット(40)の有
無に応じて手動切換えされる手動スイッチ(52)が設けら
れている。この手動スイッチ(52)は、例えば室外ユニッ
ト(20)内に収容されたスイッチボックス(SW)に配置され
たディップスイッチで成る。この手動スイッチ(52)は、
設定手段(51)の設定動作を許容或いは禁止するためのも
のであって、室内ユニット(30)の据付け時に、作業者が
減圧キット(40)の有無を確認し、これに応じて手動によ
り切換えられる。
【0037】具体的には、この手動スイッチ(52)は、第
1切換え位置と第2切換え位置との間で切換え可能とな
っている。
【0038】第1切換え位置に切換えられた状態では、
設定手段(51)の設定動作を許容し、暖房運転時にのみ室
外電動膨張弁(EV-1)の減圧動作(室外熱交換器(23)の出
口側冷媒温度を過熱度一定にする制御)が行われるよう
になっている。つまり、この第1切換え位置は、減圧キ
ット(40)が備えられている際に設定される切換え位置で
あって、この状態では、冷房運転時には減圧キット(40)
のキャピラリチューブ(CP)により、暖房運転時には室外
電動膨張弁(EV-1)により減圧動作が行われることにな
る。
【0039】第2切換え位置に切換えられた状態では、
設定手段(51)の設定動作を禁止し、暖房運転時及び冷房
運転時共に室外電動膨張弁(EV-1)の減圧動作(暖房時に
は室外熱交換器(23)の出口側冷媒温度を過熱度一定にす
る制御、冷房時には室内熱交換器(31)の出口側冷媒温度
を過熱度一定にする制御)が行われるようになってい
る。つまり、この第2切換え位置は、減圧キット(40)が
備えられていない場合に設定される切換え位置であっ
て、この状態では、暖房運転時及び冷房運転時共に室外
電動膨張弁(EV-1)により減圧動作が行われることにな
る。
【0040】本形態では、図1に示すように減圧キット
(40)が備えられている場合であるので、手動スイッチ(5
1)は、第1切換え位置に設定されている。
【0041】次に、上述の如く構成された空気調和機(1
0)の運転動作について説明する。上述した冷媒回路(12)
において、冷房運転時には、室外熱交換器(23)で凝縮し
て液化した液冷媒が、減圧キット(40)のキャピラリチュ
ーブ(CP)で減圧した後、室内熱交換器(31)で蒸発して圧
縮機(21)に戻る循環となる。一方、暖房運転時には、室
内熱交換器(31)で凝縮して液化した液冷媒がキャピラリ
チューブ(CP)をバイパスして逆止弁(CV)を流れ、室外電
動膨張弁(EV-1)で減圧した後、室外熱交換器(23)で蒸発
して圧縮機(21)に戻る循環となる。
【0042】以上説明したように、本形態によれば、減
圧機構を備えない室内ユニット(30)が採用された場合で
あっても減圧キット(40)により減圧動作を行うことがで
きるので、空調運転に支障を来すことはない。また、こ
の減圧キット(40)は液側連絡管(LL)における室内ユニッ
ト(30)近傍位置に配置されているので、冷房運転時であ
っても液側連絡管(LL)の大部分には高圧液冷媒が流れる
ことになり、この液側連絡管(LL)表面での結露の発生は
回避されている。従って、従来のように既設配管に断熱
材の巻き付け作業を行ったり、液側連絡管を断熱構造を
有する新たなものに取換えるといったことが必要なくな
り作業の簡素化が図れる。
【0043】また、仮に、減圧キット(40)を備えさせな
い場合や該減圧キット(40)を設置し忘れたような場合で
あっても、手動スイッチ(52)の操作によって室外電動膨
張弁(EV-1)の減圧動作を切換え設定可能であるので、何
れのユニット(20,30) でも減圧動作が行われないといっ
た状況が回避できる。従って、室外ユニット(20)のみを
新たなものに取換える場合に、その取換えられる室内ユ
ニット(30)の機種がそれまでのものと異なる場合であっ
ても空調運転動作を良好に行うことができる。
【0044】(第2実施形態) 次に、本発明の第2実施形態について説明する。本形態
は、室外ユニット(30)を新たなものに取り換えた場合で
あって、この室外ユニット(30)が減圧機構を備えていな
いものである場合である。
【0045】図2に示すように、本形態における減圧キ
ット(40)の配設位置は液側連絡管(LL)における室外ユニ
ット(20)近傍位置である。この減圧キット(40)の逆止弁
(CV)は室外ユニット(20)から室内ユニット(30)へ向かう
冷媒の流通のみを許容するようになっている。つまり、
この減圧キット(40)では、室内ユニット(30)から室外ユ
ニット(20)に向かって冷媒が流れる際には該冷媒はキャ
ピラリチューブ(CP)を流通して減圧する一方、室外ユニ
ット(20)から室内ユニット(30)に向かって冷媒が流れる
際には該冷媒はキャピラリチューブ(CP)をバイパスする
ようになっている。
【0046】本形態の場合、手動スイッチ(52)は室外ユ
ニット(20)に設けられている。この手動スイッチ(52)
は、例えば室外ユニット(20)に接続されたリモコン(R)
に配置されている。この手動スイッチ(52)は、室外ユニ
ット(20)の据付け時に、作業者が減圧キット(40)の有無
を確認し、これに応じて手動により設定される。
【0047】具体的には、この手動スイッチ(52)が第1
切換え位置に切換えられた状態では、設定手段(51)の設
定動作を許容し冷房運転時にのみ室内電動膨張弁(EV-2)
の減圧動作が行われるようになっている。つまり、この
第1切換え位置は、減圧キット(40)が備えられている際
に設定される切換え位置であって、この状態では、暖房
運転時には減圧キット(40)のキャピラリチューブ(CP)に
より、冷房運転時には室内電動膨張弁(EV-2)により減圧
動作が行われることになる。
【0048】第2切換え位置に切換えられた状態では、
設定手段(51)の設定動作を禁止し暖房運転時及び冷房運
転時共に室内電動膨張弁(EV-2)の減圧動作が行われるよ
うになっている。つまり、この第2切換え位置は、減圧
キット(40)が備えられていない場合に設定される切換え
位置であって、この状態では暖房運転時及び冷房運転時
共に室内電動膨張弁(EV-2)により減圧動作が行われるこ
とになる。
【0049】本形態では、図2に示すように減圧キット
(40)が備えられている場合であるので、手動スイッチ(5
2)は、第1切換え位置に設定されている。
【0050】次に、上述の如く構成された空気調和機(1
0)の運転動作について説明する。上述した冷媒回路(12)
において、冷房運転時には、室外熱交換器(23)で凝縮し
て液化した液冷媒が、キャピラリチューブ(CP)をバイパ
スして逆止弁(CV)を流れ、室内電動膨張弁(EV-2)で減圧
した後、室内熱交換器(31)で蒸発して圧縮機(21)に戻る
循環となる。一方、暖房運転時には、室内熱交換器(31)
で凝縮して液化した液冷媒が減圧キット(40)のキャピラ
リチューブ(CP)で減圧した後、室外熱交換器(23)で蒸発
して圧縮機(21)に戻る循環となる。
【0051】このような構成により、減圧機構を備えな
い室外ユニット(20)が採用された場合であっても減圧キ
ット(40)により減圧動作を行うことができるので、空調
運転に支障を来すことはない。また、この減圧キット(4
0)は液側連絡管(LL)における室外ユニット(20)近傍位置
に配置されているので、暖房運転時であっても液側連絡
管(LL)の大部分には高圧液冷媒が流れることになり、こ
の液側連絡管(LL)表面での結露の発生は回避されてい
る。
【0052】(第3実施形態) 次に、本発明の第3実施形態について説明する。本形態
は、設定手段(51)の設定動作の許容又は禁止を行う切換
え手段(52)の変形例であって、その他の構成は上述した
第1実施形態と略同様である。従って、ここでは切換え
手段(52)についてのみ説明する。
【0053】図3に示すように、本形態に係る切換え手
段(52)はコントローラ(50)に備えられている。この切換
え手段(52)は、運転開始時に、室外電動膨張弁(EV-1)に
減圧動作を強制的に行わせる。この状態で吐出管センサ
(Th-d)からの信号、つまり吐出冷媒の温度信号出力を受
ける。そして、この圧縮機(21)の吐出冷媒温度が所定値
以上のとき、室外電動膨張弁(EV-1)の減圧動作を禁止す
るようになっている。
【0054】つまり、室外電動膨張弁(EV-1)に減圧動作
を行わせている状態で、減圧キット(40)において減圧動
作が行われていない場合には吐出冷媒温度が異常上昇す
ることはないが、減圧キット(40)においても減圧動作が
行われている場合には吐出冷媒温度が異常上昇すること
になる。この吐出冷媒温度を検知することで減圧キット
(40)において減圧動作が行われているか否かを推測し、
これに応じて室外電動膨張弁(EV-1)の減圧動作の設定を
行う。言い換えると、図3に示す回路において暖房運転
が行われている場合、または減圧キット(40)が設けられ
ていない場合には減圧キット(40)では減圧動作が行われ
ないので、吐出冷媒温度が異常上昇することはなく、こ
の場合には室外電動膨張弁(EV-1)の減圧動作を継続して
行う。つまり、減圧キット(40)が設けられていない場合
に設定手段(51)の設定動作を禁止して室外電動膨張弁(E
V-1)の減圧動作を行わせることになる。一方、冷房運転
が行われている場合には減圧キット(40)では減圧動作が
行われているので、吐出冷媒温度が異常上昇し、この場
合には室外電動膨張弁(EV-1)の減圧動作を禁止する。つ
まり、設定手段(51)の設定動作を許容して減圧キット(4
0)のみでの減圧動作を行わせる。
【0055】このように、本形態によれば、減圧キット
(40)の有無に応じた室外電動膨張弁(EV-1)の減圧動作の
設定を自動的に行うことができ、減圧キット(40)が存在
しない場合であっても空調運転を良好に行うことができ
る。
【0056】(第4実施形態) 次に、本発明の第4実施形態について説明する。本形態
も設定手段(51)の設定動作の許容又は禁止を行う切換え
手段(52)の変形例であって、その他の構成は上述した第
1実施形態と略同様である。従って、ここでも切換え手
段(52)についてのみ説明する。
【0057】本形態に係る切換え手段(52)もコントロー
ラ(50)に備えられている(図3参照)。この切換え手段
(52)は、運転開始時に、室外電動膨張弁(EV-1)の減圧動
作を禁止する。この状態で吐出管センサ(Th-d)からの信
号と、外熱交センサ(Th-c)からの信号とを受ける。これ
らの温度差より吐出冷媒の過熱度を算出する。そして、
この過熱度が所定値以下のとき、室外電動膨張弁(EV-1)
の減圧動作を行わせるようになっている。
【0058】つまり、室外電動膨張弁(EV-1)の減圧動作
を禁止している状態で、減圧キット(40)において減圧動
作が行われている場合には吐出冷媒の過熱度が所定値以
上に維持されるが、減圧キット(40)においても減圧動作
が行われていない場合にはこの過熱度が所定値以下にな
る。この過熱度の検知により減圧キット(40)において減
圧動作が行われているか否かを推測し、これに応じて室
外電動膨張弁(EV-1)の減圧動作の設定を行う。言い換え
ると、図3に示す回路において冷房運転が行われている
場合には減圧キット(40)では減圧動作が行われているの
で、吐出冷媒の過熱度は所定値以上に維持され、この場
合には室外電動膨張弁(EV-1)の減圧動作の禁止を継続す
る。つまり、設定手段(51)の設定動作を許容して減圧キ
ット(40)のみでの減圧動作を行わせる。一方、暖房運転
が行われている場合、または減圧キット(40)が設けられ
ていない場合には減圧キット(40)では減圧動作が行われ
ないので、吐出冷媒の過熱度が所定値以下になり、この
場合には室外電動膨張弁(EV-1)の減圧動作を行わせる。
つまり、減圧キット(40)が設けられていない場合に設定
手段(51)の設定動作を禁止して室外電動膨張弁(EV-1)の
減圧動作を行わせることになる。
【0059】このように、本形態によっても、減圧キッ
ト(40)の有無に適した動作を行うことができる。
【0060】尚、上述した吐出冷媒の過熱度の検知動作
としては、高圧圧力センサ(PS-1)からの信号を受け、こ
の信号により吐出圧力相当飽和温度を算出し、これと吐
出管センサ(Th-d)からの信号、つまり吐出冷媒の温度信
号とを比較するようにしてもよい。
【0061】(第5実施形態) 次に、本発明の第5実施形態について説明する。本形態
も設定手段(51)の設定動作の許容又は禁止を行う切換え
手段(52)の変形例であって、その他の構成は上述した第
1実施形態と略同様である。従って、ここでも切換え手
段(52)についてのみ説明する。
【0062】本形態に係る切換え手段(52)もコントロー
ラ(50)に備えられている(図3参照)。この切換え手段
(52)は、冷房運転時に、液温センサ(Th-L)からの信号、
つまり室内熱交換器(31)の液側冷媒温度信号を受ける。
この冷媒温度が所定値以下であるときには室外電動膨張
弁(EV-1)の減圧動作を禁止する一方、所定値を越えてい
るときには設定手段(51)の設定動作を禁止して室外電動
膨張弁(EV-1)の減圧動作を行わせるようになっている。
【0063】つまり、減圧キット(40)が備えられ、冷房
運転時に減圧キット(40)において減圧動作が行われてい
る場合には室内熱交換器(31)の液側冷媒温度は低く維持
されるが、減圧キット(40)が設けられていない場合には
液側冷媒温度は高圧相当飽和温度になる。これにより減
圧キット(40)が備えられているか否かを推測し、これに
応じて室外電動膨張弁(EV-1)の減圧動作の設定を行う。
【0064】このように、本形態によっても、減圧キッ
ト(40)の減圧動作に適した動作を行うことができる。
【0065】尚、以上の第3〜第5実施形態では、室外
ユニット(20)に電動膨張弁(EV-1)を備え、減圧キット(4
0)が室内ユニット(30)近傍に配置された場合について説
明したが、これら実施形態の技術思想は、第2実施形態
のような回路、つまり、室内ユニット(30)に電動膨張弁
(EV-2)を備え、減圧キット(40)が室外ユニット(20)近傍
に配置されたものに対しても適用可能である。
【0066】また、以上の各実施形態では、室外ユニッ
ト(20)に設けられる減圧機構を電動膨張弁(EV-1)とした
が、本発明は、これに限らず、キャピラリチューブを適
用してもよい。また、減圧キット(40)に設けられる減圧
機構としてキャピラリチューブ(CP)に代えて電動膨張弁
を適用することも可能である。
【0067】更に、減圧キット(40)は、室内及び室外の
各ユニット(20,30) とは独立して配置するようにした
が、本発明はこれに限らず、室内ユニット(30)又は室外
ユニット(20)の一方に対して取付けられるような構成と
してもよい。
【0068】
【発明の効果】以上、説明してきたように、本発明によ
れば以下に述べるような効果が発揮される。請求項1及
び2記載の発明では、熱源側ユニット(20)と利用側ユニ
ット(30)とを接続する液側連絡管(LL)に、冷媒の減圧が
可能な減圧手段(CP)を有する減圧ユニット(40)を設け
た。これにより、各ユニット(20,30) のうち一方が新た
に取り付けられ、このユニットが減圧機構を備えていな
い場合であっても、このユニットの液側に減圧ユニット
(40)を設けるようにすれば、空調運転が良好に行え、空
気調和装置の信頼性の向上を図ることができる。また、
この減圧ユニット(40)を新たに取り付けられるユニット
の近傍に設置すれば、液側連絡管(LL)での結露の発生が
回避できる。このため、従来のように既設配管に断熱材
の巻き付け作業を行ったり、液側連絡管を断熱構造を有
する新たなものに取換えるといったことが必要なくなり
作業の簡素化が図れる。更には、上述の効果を奏するた
めの回路構成及び冷媒循環動作が具体化でき、空気調和
装置の実用性の向上を図ることができる。
【0069】請求項3記載の発明では、減圧ユニット(4
0)の有無に応じ、該減圧ユニット(40)が存在する場合に
は設定手段(51)による設定動作を許容し、減圧ユニット
(40)が無い場合には設定手段(51)による設定動作を禁止
して冷房運転時及び暖房運転時共に減圧機構(EV-1),(EV
-2) により冷媒を減圧させるように切換える切換え手段
(52)を設けた。これにより、減圧ユニット(40)の有無に
適応した減圧機構(EV-1),(EV-2) の減圧動作を行うこと
ができ、減圧ユニット(40)が存在しない場合に冷媒が減
圧されなくなるといった状況の発生が回避でき、空調運
転動作の信頼性の向上を図ることができる。
【0070】請求項4〜8記載の発明によれば切換え手
段(52)の構成を具体的に得ることができ、空気調和装置
の実用性の向上を図ることができる。特に、請求項5〜
記載の発明では、空気調和装置の運転状態によって減
圧ユニット(40)の有無を判定し、これに応じて設定手段
(51)による設定動作を許容或いは禁止するようにしてい
るので、減圧ユニット(40)の有無を直接認識することな
く該減圧ユニット(40)の有無に適した動作を行うことが
でき、減圧機構(EV-1),(EV-2) の減圧動作の設定を自動
的に行うことができて作業性の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における減圧機構の無い室内ユニ
ットを室外ユニットに接続した場合を示す冷媒配管系統
図である。
【図2】第2実施形態における減圧機構の無い室外ユニ
ットを室内ユニットに接続した場合を示す冷媒配管系統
図である。
【図3】第3、第4及び第5実施形態における図1相当
図である。
【符号の説明】
(10) 空気調和装置 (11) 冷媒配管 (20) 室外ユニット(熱源側ユニット) (23) 室外熱交換器(熱源側熱交換器) (30) 室内ユニット(利用側ユニット) (31) 室内熱交換器(利用側熱交換器) (40) 減圧キット(減圧ユニット) (51) 設定手段 (52) 切換え手段 (CP) キャピラリチューブ(減圧手段) (LL) 液側連絡管 (LG) ガス側連絡管 (EV-1) 室外電動膨張弁(熱源側減圧機構) (EV-2) 室内電動膨張弁(利用側減圧機構) (Th-d) 吐出管センサ(過熱度検知手段) (Th-c) 外熱交センサ(過熱度検知手段) (PS-1) 高圧圧力センサ(過熱度検知手段) (Th-L) 液温センサ(液温度検知手段)
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−88658(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 13/00 F25B 41/06 F24F 11/02

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外に設置された熱源側ユニット(20)と
    室内に設置された利用側ユニット(30)とが液側連絡管(L
    L)及びガス側連絡管(LG)によって冷媒循環可能に接続さ
    れて成る空気調和装置において、 上記液側連絡管(LL)には、冷媒の減圧が可能な減圧手段
    (CP)を有する減圧ユニット(40)が設けられ、 熱源側ユニット(20)には熱源側熱交換器(23)及び熱源側
    減圧機構(EV-1)が、利用側ユニット(30)には利用側熱交
    換器(31)が夫々設けられている一方、減圧ユニット(40)
    は液側連絡管(LL)における利用側ユニット(30)近傍位置
    に配置されており、 暖房運転時には、利用側熱交換器(31)で凝縮した冷媒を
    熱源側減圧機構(EV-1)のみで減圧する一方、冷房運転時
    には、熱源側熱交換器(23)で凝縮した冷媒を減圧ユニッ
    ト(40)の減圧手段(CP)のみで減圧するように設定する設
    定手段(51)が設けられていることを特徴とする空気調和
    装置。
  2. 【請求項2】 室外に設置された熱源側ユニット(20)と
    室内に設置された利用側ユニット(30)とが液側連絡管(L
    L)及びガス側連絡管(LG)によって冷媒循環可能に接続さ
    れて成る空気調和装置において、 上記液側連絡管(LL)には、冷媒の減圧が可能な減圧手段
    (CP)を有する減圧ユニット(40)が設けられ、 熱源側ユニット(20)には熱源側熱交換器(23)が、利用側
    ユニット(30)には利用側熱交換器(31)及び利用側減圧機
    構(EV-2)が夫々設けられている一方、減圧ユニット(40)
    は液側連絡管(LL)における熱源側ユニット(20)近傍位置
    に配置されており、 冷房運転時には、熱源側熱交換器(23)で凝縮した冷媒を
    利用側減圧機構(EV-2)のみで減圧する一方、暖房運転時
    には、利用側熱交換器(31)で凝縮した冷媒を減圧ユニッ
    ト(40)の減圧手段(CP)のみで減圧するように設定する設
    定手段(51)が設けられていることを特徴とする空気調和
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の空気調和装置に
    おいて、 減圧ユニット(40)の有無に応じ、該減圧ユニット(40)が
    存在する場合には設定手段(51)による設定動作を許容
    し、減圧ユニット(40)が無い場合には設定手段(51)によ
    る設定動作を禁止して冷房運転時及び暖房運転時共に減
    圧機構(EV-1),(EV-2) により冷媒を減圧させるように切
    換える切換え手段(52)が設けられていることを特徴とす
    る空気調和装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の空気調和装置において、 切換え手段(52)は、熱源側ユニット(20)及び利用側ユニ
    ット(30)のうち減圧機構(EV-1),(EV-2) が備えられてい
    る側のユニット(20),(30) に設けられて、減圧ユニット
    (40)の有無に応じて手動切換え可能とされた手動スイッ
    チ(52)であることを特徴とする空気調和装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の空気調和装置において、 切換え手段(52)は、空調運転時の冷媒循環状態を認識
    し、それに基づいて減圧ユニット(40)の有無を判定して
    設定手段(51)の設定動作を許容する状態と禁止する状態
    とを切換えることを特徴とする空気調和装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の空気調和装置において、 熱源側ユニット(20)は、冷媒を高温高圧にする圧縮機(2
    1)と、該圧縮機(21)の吐出冷媒温度を検知する吐出温度
    検知手段(Th-d)とを備えており、 切換え手段(52)は、減圧機構(EV-1),(EV-2) に減圧動作
    を行わせた状態で、上記吐出温度検知手段(Th-d)の出力
    を受け、圧縮機(21)の吐出冷媒温度が所定値以上のとき
    減圧機構(EV-1),(EV-2) の減圧動作を解除して設定手段
    (51)の設定動作を許容する一方、吐出冷媒温度が所定値
    未満のとき設定手段(51)の設定動作を禁止することを特
    徴とする空気調和装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の空気調和装置において、 熱源側ユニット(20)は,冷媒を高温高圧にする圧縮機(2
    1)と、該圧縮機(21)の吐出冷媒の過熱度を検知する過熱
    度検知手段(Th-d,Th-c),(PS-1,Th-d) とを備えており、 切換え手段(52)は、減圧機構(EV-1),(EV-2) の減圧動作
    を禁止した状態で、上記過熱度検知手段(Th-d,Th-c),(P
    S-1,Th-d) の出力を受け、吐出冷媒の過熱度が所定値以
    上のとき減圧機構(EV-1),(EV-2) の減圧禁止を解除して
    設定手段(51)の設定動作を許容する一方、上記過熱度が
    所定値未満のとき設定手段(51)の設定動作を禁止するこ
    とを特徴とする空気調和装置。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の空気調和装置において、 減圧機構(EV-2),(EV-1) が備えられていない側のユニッ
    ト(30),(20) の液側冷媒温度を検知する液温度検知手段
    (Th-L)を備えており、 切換え手段(52)は、上記減圧機構(EV-2),(EV-1) が備え
    られていない側のユニット(30),(20) の熱交換器(31),
    (23) が蒸発器として機能する際、上記液温度検知手段
    (Th-L)の出力を受け、液側冷媒温度が所定値以上である
    とき、設定手段(51)の設定動作を禁止することを特徴と
    する空気調和装置。
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