JP2970557B2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

Info

Publication number
JP2970557B2
JP2970557B2 JP8292355A JP29235596A JP2970557B2 JP 2970557 B2 JP2970557 B2 JP 2970557B2 JP 8292355 A JP8292355 A JP 8292355A JP 29235596 A JP29235596 A JP 29235596A JP 2970557 B2 JP2970557 B2 JP 2970557B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure reducing
unit
air conditioner
refrigerant
heat exchanger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8292355A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10132410A (ja
Inventor
信宏 今田
世紀 井上
英希 松本
肇 倉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Kogyo Co Ltd filed Critical Daikin Kogyo Co Ltd
Priority to JP8292355A priority Critical patent/JP2970557B2/ja
Publication of JPH10132410A publication Critical patent/JPH10132410A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2970557B2 publication Critical patent/JP2970557B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和装置に係
り、特に、室外ユニット及び室内ユニットのうち一方を
取り換える場合に、この取り換えるユニットの動作を相
手側ユニットの動作に適応させるための対策に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば特開平6−337175
号公報に開示されているような空気調和装置は、圧縮
機、室外熱交換器、電動膨張弁、室内熱交換器が冷媒配
管によって順に接続されて成る冷媒回路を備えている。
【0003】室内の冷房運転時には、圧縮機から吐出し
た冷媒を、室外熱交換器において外気との間で熱交換を
行って凝縮し、電動膨張弁で減圧する。その後、この冷
媒を室内熱交換器に導入し室内空気との間で熱交換を行
って蒸発させる。これにより室内空気を冷却する。一
方、室内の暖房運転時には、圧縮機から吐出した冷媒
を、室内熱交換器において室内空気との間で熱交換を行
って凝縮し、電動膨張弁で減圧する。その後、この冷媒
を室外熱交換器に導入し外気との間で熱交換を行って蒸
発させる。これにより室内空気を加温する。
【0004】この種の空気調和装置は、室外に設置され
る室外ユニットと室内に設置される室内ユニットとを備
える。室外ユニットには上記圧縮機や室外熱交換器が収
容され、室内ユニットには室内熱交換器等が収容され
る。電動膨張弁等の減圧機構の配設箇所としては複数の
タイプがあり、室外ユニットのみに設けられるタイプ、
室内ユニットのみに設けられるタイプ、各ユニット夫々
に設けられるタイプがある。つまり、室外ユニット或い
は室内ユニットのみに設けられる場合には、1個の減圧
機構が冷房時及び暖房時共に冷媒の減圧動作を行う。各
ユニット夫々に設けられる場合には、一方の減圧機構が
冷房用であり他方の減圧機構が暖房用として機能する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、空気調和装
置を長期間に亘って使用し、例えば室外ユニットが故障
して、これのみを新たなものに取り換えることがある。
この場合、新たな室外ユニットがそれまでのものと同一
機種であれば、その据付け後も不具合無く空調運転が行
われる。
【0006】ところが、この新たな室外ユニットとし
て、それまでのものと異なる機種を採用しようとする場
合には、以下に述べるような機能が室外ユニットに要求
されることになる。この機能を備えない室外ユニットを
採用した場合には空調運転に支障を来してしまう。
【0007】以下、室内ユニットのタイプに応じて室外
ユニットに要求される機能について説明する。
【0008】・第1タイプ…室内ユニットに減圧機構が
無い場合 この場合、室外ユニットには減圧機構が必要であり、該
減圧機構は冷房運転時及び暖房運転時共に減圧動作を行
うといった機能が要求される。
【0009】・第2タイプ…室内ユニットが常時減圧動
作を行う減圧機構を備えている場合 この場合、室外ユニットでは、冷房運転時及び暖房運転
時共に減圧動作を行わないといった機能が要求される。
【0010】・第3タイプ…室内ユニットが冷房運転時
のみ減圧動作を行う減圧機構を備えている場合 この場合、室外ユニットには減圧機構が必要であり、該
減圧機構は暖房運転時にのみ減圧動作を行うといった機
能が要求される。
【0011】・第4タイプ…室内ユニットが暖房運転時
のみ減圧動作を行う減圧機構を備えている場合 この場合も室外ユニットには減圧機構が必要であり、該
減圧機構は冷房運転時にのみ減圧動作を行うといった機
能が要求される。
【0012】以上のように、室外ユニットのみを取り換
える場合には、室内ユニットの減圧機構の有無及び該減
圧機構の減圧動作に応じた機能を有する室外ユニットを
採用する必要があった。このため、この室外ユニットの
みを取り換えるといった需要に対応するためには、上記
各タイプの室内ユニット夫々に応じた複数種類の室外ユ
ニットを準備しておく必要があった。このような状況で
は、各種の室外ユニットの製造及び管理が煩雑となって
しまう。
【0013】このような状況は、室外ユニットのみを新
たなものに取り換える場合に限らず、室内ユニットのみ
を取り換える場合にも同様に発生する。つまり、室外ユ
ニットの減圧機構のタイプに応じた複数種類の室内ユニ
ットを準備しておかねばならなかった。
【0014】本発明は、この点に鑑みてなされたもので
あって、相手側ユニットが如何なる減圧動作を行うタイ
プであっても、1種類のユニットでもって相手側ユニッ
トの減圧動作に適した動作を行い得るようにすることを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、相手側ユニットの減圧動作のタイプに
応じて減圧手段の動作を設定可能なユニットを実現する
ことにより、1種類のユニットでもって相手側ユニット
の減圧動作に適した動作を行い得るようにした。
【0016】具体的に、請求項1記載の発明が講じた手
段は、図1に示すように、室外に設置された熱源側ユニ
ット(20)と室内に設置された利用側ユニット(30)とが冷
媒配管(11)によって接続され、両ユニット(20,30) 間で
冷媒を循環させて室内の空気調和を行う空気調和装置を
前提としている。そして、熱源側ユニット(20)及び利用
側ユニット(30)のうち一方に、冷媒を減圧可能な減圧手
段(EV-1)と、相手側ユニット(30)における減圧機構(EV-
2)の有無または該減圧機構(EV-2)の減圧動作に応じ、相
手側ユニット(30)に減圧機構(EV-2)が無い場合には減圧
手段(EV-1)に常時減圧動作を行わせ、相手側ユニット(3
0)が減圧機構(EV-2)を有している状態で該減圧機構(EV-
2)が減圧動作を行っている場合には減圧手段(EV-1)の減
圧動作を禁止し、相手側ユニット(30)の減圧機構(EV-2)
が減圧動作を行っていない場合には減圧手段(EV-1)に減
圧動作を行わせるように設定する設定手段(51)とを備え
させた構成としている。
【0017】この特定事項により、相手側ユニット(30)
の減圧機構(EV-2)が如何なるタイプであっても、1種類
のユニット(20)でもって相手側ユニット(30)の減圧動作
に適した動作を行うことができる。つまり、各ユニット
(20,30) が同時に減圧動作を行ったり、何れのユニット
(20,30)でも減圧動作が行われないといった状況が回避
できる。
【0018】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の空気調和装置において、熱源側ユニット(20)に熱源側
熱交換器(23)を、利用側ユニット(30)に利用側熱交換器
(31)を夫々設け、熱源側熱交換器(23)で凝縮した冷媒を
減圧した後、利用側熱交換器(31)で蒸発させて室内空気
を冷却する冷房運転と、利用側熱交換器(31)で凝縮した
冷媒を減圧した後、熱源側熱交換器(23)で蒸発させて室
内空気を加温する暖房運転とを行わせる。また、設定手
段(51)が、相手側ユニット(30)の減圧機構(EV-2)が冷房
運転時にのみ減圧動作を行う場合、暖房運転時にのみ減
圧手段(EV-1)が減圧動作を行うよう設定する構成として
いる。
【0019】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の空気調和装置において、上述した請求項2の発明と同
様の冷房運転及び暖房運転を行わせる。そして、設定手
段(51)が、相手側ユニット(30)の減圧機構(EV-2)が暖房
運転時にのみ減圧動作を行う場合、冷房運転時にのみ減
圧手段(EV-1)が減圧動作を行うよう設定する構成として
いる。
【0020】これら特定事項により、冷暖房の切換え運
転が可能な空気調和装置においても、1種類のユニット
(20)でもって相手側ユニット(30)の減圧動作に適した動
作を行うことができることになる。
【0021】以下の請求項4〜8記載の発明は設定手段
(51)を具体化したものである。
【0022】請求項4記載の発明は、設定手段を手動ス
イッチ(51a) としている。
【0023】請求項5記載の発明は、設定手段(51)に、
相手側ユニット(30)が発する発信信号を受信する受信手
段(52)と、該受信手段(52)が受信した信号に基づいて相
手側ユニット(30)の機種を判別する判別手段(53)とを備
えさせる。この判別した機種に応じて減圧手段(EV-1)に
減圧動作を行わせる状態と減圧動作を禁止する状態とを
切換え設定する構成としている。
【0024】請求項6記載の発明は、設定手段(51)が、
空調運転時の冷媒循環状態を認識し、それに基づいて相
手側ユニット(30)における減圧機構(EV-2)の有無または
該減圧機構(EV-2)の減圧動作を判定し、減圧手段(EV-1)
に減圧動作を行わせる状態と減圧動作を禁止する状態と
を切換え設定する構成としている。
【0025】請求項7記載の発明は、上記請求項6記載
の空気調和装置において、熱源側ユニット(20)に、冷媒
を高温高圧にする圧縮機(21)と、該圧縮機(21)の吐出冷
媒温度を検知する温度検知手段(Th-d)とを備えさせ、設
定手段(51)が、減圧手段(EV-1)に減圧動作を行わせた状
態で、上記温度検知手段(Th-d)の出力を受け、圧縮機(2
1)の吐出冷媒温度が所定値以上のとき、減圧手段(EV-1)
の減圧動作を禁止する構成としている。
【0026】この特定事項により、減圧手段(EV-1)が減
圧動作を行っている状態において、相手側ユニット(30)
の減圧機構(EV-2)も減圧動作を行っている場合には、圧
縮機(21)の吐出冷媒温度が異常上昇することになる。従
って、圧縮機(21)の吐出冷媒温度を温度検知手段(Th-d)
によって検知することで、相手側ユニット(30)の減圧機
構(EV-2)が減圧動作を行っているか否かを判定し、減圧
動作を行っていると判定した場合には減圧手段(EV-1)の
減圧動作を禁止する。これにより、相手側ユニット(30)
の機種を判別することなしに相手側ユニット(30)の減圧
動作に適した動作を行うことができる。
【0027】請求項8記載の発明は、上記請求項6記載
の空気調和装置において、熱源側ユニット(20)に、冷媒
を高温高圧にする圧縮機(21)と、該圧縮機(21)の吐出冷
媒の過熱度を検知する過熱度検知手段(Th-d,Th-c),(PS-
1,Th-d) とを備えさせ、設定手段(51)が、減圧手段(EV-
1)の減圧動作を禁止した状態で、上記過熱度検知手段(T
h-d,Th-c),(PS-1,Th-d) の出力を受け、吐出冷媒の過熱
度が所定値以下のとき、減圧手段(EV-1)の減圧動作を行
う構成としている。
【0028】この特定事項により、減圧手段(EV-1)が減
圧動作を行っていない状態において、相手側ユニット(3
0)でも減圧動作が行われていない場合には、圧縮機(21)
の吐出冷媒温度の過熱度が極端に小さくなる。従って、
この過熱度を求めることで、相手側ユニット(30)が減圧
動作を行っているか否かを判定し、減圧動作を行ってい
ないと判定した場合には減圧手段(EV-1)に減圧動作を行
わせる。これによっても、相手側ユニット(30)の機種を
判別することなしに相手側ユニット(30)の減圧動作に適
した動作を行うことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)次に、本発明の第1実施形態を図面に
基いて説明する。本形態は、室外ユニットを新たなもの
に取り換えた場合であって、室内ユニットとしては減圧
機構が備えられていないタイプのものに採用した場合に
ついて説明する。
【0030】図1に示すように、本実施形態における空
気調和機(10)は、一台の室内ユニット(30)に対して新た
に設置された一台の室外ユニット(20)が接続されたいわ
ゆるセパレートタイプのものである。
【0031】上記室外ユニット(20)は、スクロール型の
圧縮機(21)と、冷房運転時に図中実線の如く、暖房運転
時に図中破線の如く切換わる四路切換弁(22)と、冷房運
転時に凝縮器として、暖房運転時に蒸発器として機能す
る熱源側熱交換器である室外熱交換器(23)と、冷媒を減
圧するための膨張回路(24)と、アキュムレータ(25)を備
えており、上記室外熱交換器(23)には室外ファン(Fo)が
設けられている。
【0032】室内ユニット(30)は、冷房運転時に蒸発器
として、暖房運転時に凝縮器として機能する利用側熱交
換器である室内熱交換器(31)が配置され、上記室内熱交
換器(31)には室内ファン(Fr)が設けられている。
【0033】上記圧縮機(21)と四路切換弁(22)と室外熱
交換器(23)と膨張回路(24)と室内熱交換器(31)とは、冷
媒配管(11)により順次接続され、冷媒の循環により熱移
動を生ぜしめるようにした冷媒回路(12)が構成されてい
る。
【0034】上記膨張回路(24)は、ブリッジ状の方向制
御回路(2a)と、該方向制御回路(2a)に接続された一方向
通路(2b)とを備えている。一方向通路(2b)には、上流側
に位置して液冷媒を貯溜する受液器(2c)と、下流側に位
置する減圧手段である開度調整自在な本発明でいう減圧
手段としての室外電動膨張弁(EV-1)とが直列に配置され
ている。
【0035】上記方向制御回路(2a)は、逆止弁(CV)をそ
れぞれ備えた第1流入路(2d)と第1流出路(2e)と第2流
入路(2f)と第2流出路(2g)とがブリッジ状に接続されて
構成されている。
【0036】上記第1流入路(2d)は、室外熱交換器(23)
が接続される第1接続点(P1)から、一方向通路(2b)の上
流端が接続される第2接続点(P2)に向う冷媒流れを形成
し、第1流出路(2e)は、一方向通路(2b)の下流端が接続
される第3接続点(P3)から、室内熱交換器(31)が接続さ
れる第4接続点(P4)に向う冷媒流れを形成している。
【0037】上記第2流入路(2f)は、第4接続点(P4)か
ら第2接続点(P2)に向う冷媒流れを形成し、第2流出路
(2g)は、第3接続点(P3)から第1接続点(P1)に向う冷媒
流れを形成している。
【0038】上記一方向通路(2b)が接続される方向制御
回路(2a)の第2接続点(P2)と第3接続点(P3)との間に
は、キャピラリチューブ(CP)を有する液封防止通路(2h)
が設けられている。該液封防止通路(2h)は、圧縮機(21)
の停止時における液封を防止する。尚、上記キャピラリ
チューブ(CP)の減圧度は、室外電動膨張弁(EV-1)よりも
十分大きくなるように設定されていて、通常運転時にお
ける室外電動膨張弁(EV-1)による冷媒流量調節機能を良
好に維持し得るように構成されている。
【0039】一方向通路(2b)には室外電動膨張弁(EV-1)
をバイパスするバイパス通路(2i)が接続されている。こ
のバイパス通路(2i)には室外電動膨張弁(EV-1)と並列に
開閉弁(SV)が設けられている。
【0040】また、上記空気調和機(10)にはセンサ類が
設けられている。上記圧縮機(21)の吐出管には、該圧縮
機(21)の吐出側の吐出管温度Tdを検出する吐出管センサ
(Th-d)が配置され、室外ユニット(20)の空気吸込口に
は、室外空気温度Taを検出する外気温センサ(Th-a)が
配置され、室外熱交換器(23)には、冷房運転時には凝縮
温度となり、暖房運転時には蒸発温度となる外熱交温度
Tcを検出する外熱交センサ(Th-c)が配置されている。
【0041】上記室内ユニット(30)の空気吸込口には、
室内空気温度Trを検出する室温センサ(Th-r)が配置さ
れ、室内熱交換器(31)には、冷房運転時には蒸発温度と
なり、暖房運転時には凝縮温度となる内熱交温度Teを検
出する内熱交センサ(Th-e)が配置されている。
【0042】上記圧縮機(21)の吐出管には、高圧冷媒圧
力を検出する高圧圧力センサ(PS-1)が配置されてい
る。
【0043】上記各センサ(Th-d〜Th-e,PS-1 )の出力
信号は、コントローラ(50)に入力されており、該コント
ローラ(50)は、入力信号に基づいて空調運転を制御する
ように構成されている。
【0044】本形態の特徴としては、室内ユニット(20)
に室外電動膨張弁(EV-1)及び電磁弁(SV)の開閉状態を設
定する設定手段(51)としての手動スイッチ(51a) が設け
られていることにある。
【0045】この手動スイッチ(51a) は、例えば室外ユ
ニット(20)内に収容されたスイッチボックス(SW)に配置
されたディップスイッチで成る。この手動スイッチ(51
a) は、室外ユニット(20)の据付け時に、作業者が室内
ユニット(30)のタイプを確認し、これに応じて手動によ
り設定される。
【0046】具体的には、この手動スイッチ(51a) は、
第1切換え位置から第4切換え位置までの間で切換え可
能となっている。
【0047】第1切換え位置に切換えられた状態では、
電磁弁(SV)を常時閉鎖し、室外電動膨張弁(EV-1)が過熱
度制御(冷房運転時には室内熱交換器(31)の出口側冷媒
温度を過熱度一定にし、暖房運転時には室外熱交換器(2
3)の出口側冷媒温度を過熱度一定にするような制御)さ
れるようになっている。つまり、この第1切換え位置
は、室外電動膨張弁(EV-1)に常時減圧動作を行わせる切
換え位置であって、図1に示すような減圧機構を備えて
いない室内ユニット(30)に接続される場合に設定される
ものである。
【0048】第2切換え位置に切換えられた状態では、
電磁弁(SV)を常時開放すると共に室外電動膨張弁(EV-1)
を常時全開にするようになっている。つまり、この第2
切換え位置は、室外電動膨張弁(EV-1)に常時減圧動作を
行わせない切換え位置であって、図2に示す電動膨張弁
等の減圧機構(EV-2)を備えた室内ユニット(30)に接続さ
れる場合で、且つこの減圧機構(EV-2)が冷房及び暖房の
各運転共に減圧動作を行う場合に設定されるものであ
る。
【0049】第3切換え位置に切換えられた状態では、
暖房運転時に電磁弁(SV)を閉鎖すると共に室外電動膨張
弁(EV-1)が過熱度制御され、冷房運転時に電磁弁(SV)を
開放すると共に室外電動膨張弁(EV-1)を閉鎖又は全開す
るようになっている。つまり、この第3切換え位置は、
室外電動膨張弁(EV-1)に暖房運転時のみ減圧動作を行わ
せる切換え位置であって、減圧機構(EV-2)を備えた室内
ユニット(30)に接続される場合で、且つこの減圧機構(E
V-2)が冷房運転時にのみ減圧動作を行う場合に設定され
るものである。
【0050】第4切換え位置に切換えられた状態では、
冷房運転時に電磁弁(SV)を閉鎖すると共に室外電動膨張
弁(EV-1)が過熱度制御され、暖房運転時に電磁弁(SV)を
開放すると共に室外電動膨張弁(EV-1)を閉鎖又は全開す
るようになっている。つまり、この第4切換え位置は、
室外電動膨張弁(EV-1)に冷房運転時のみ減圧動作を行わ
せる切換え位置であって、減圧機構(EV-2)を備えた室内
ユニット(30)に接続される場合で、且つこの減圧機構(E
V-2)が暖房運転時にのみ減圧動作を行う場合に設定され
るものである。
【0051】本形態では、図1に示すように減圧機構を
備えていない室内ユニット(30)に接続される場合である
ので、手動スイッチ(51)は、第1切換え位置に設定され
ている。
【0052】次に、上述の如く構成された空気調和機(1
0)の運転動作について説明する。上述した冷媒回路(12)
において、冷房運転時には、室外熱交換器(23)で凝縮し
て液化した液冷媒が第1流入路(2d)を通って受液器(2c)
に貯溜され、室外電動膨張弁(EV-1)で減圧した後、第1
流出路(2e)を経て室内熱交換器(31)で蒸発して圧縮機(2
1)に戻る循環となる。一方、暖房運転時には、室内熱交
換器(31)で凝縮して液化した液冷媒が第2流入路(2f)を
通って受液器(2c)に貯溜され、室外電動膨張弁(EV-1)で
減圧した後、第2流出路(2g)を経て室外熱交換器(23)で
蒸発して圧縮機(21)に戻る循環となる。
【0053】(他のタイプの室内ユニットに接続された
場合)次に、上述した室外ユニット(20)が他のタイプ
(減圧機構としての電動膨張弁(EV-2)を備えたタイプ)
の室内ユニット(30)に接続された場合を図2を用いて説
明する。
【0054】−室内ユニットの電動膨張弁が常時減圧動
作を行うもの− 室内ユニット(30)の電動膨張弁(EV-2)が冷房運転時及び
暖房運転時共に減圧動作を行うタイプに上記室外ユニッ
ト(20)が接続された場合には、手動スイッチ(51)が第2
切換え位置に設定される。これにより、電磁弁(SV)は常
時開放し、室外電動膨張弁(EV-1)は常時全開する。
【0055】この場合の空気調和機(10)の運転動作につ
いて説明する。冷房運転時には、室外熱交換器(23)で凝
縮して液化した液冷媒が第1流入路(2d)を通って受液器
(2c)に貯溜され、室外電動膨張弁(EV-1)で減圧すること
なしに、第1流出路(2e)を経て、室内ユニット(30)の電
動膨張弁(EV-2)で減圧した後、室内熱交換器(31)で蒸発
して圧縮機(21)に戻る循環となる。一方、暖房運転時に
は、室内熱交換器(31)で凝縮して液化した液冷媒が室内
ユニット(30)の電動膨張弁(EV-2)で減圧する。その後、
この冷媒は、第2流入路(2f)を通って受液器(2c)に貯溜
され、室外電動膨張弁(EV-1)で減圧することなしに、第
2流出路(2g)を経て室外熱交換器(23)で蒸発して圧縮機
(21)に戻る循環となる。
【0056】−室内ユニットの電動膨張弁が冷房運転時
のみ減圧動作を行うもの− 室内ユニット(30)の電動膨張弁(EV-2)が冷房運転時のみ
減圧動作を行うタイプに上記室外ユニット(20)が接続さ
れた場合には、手動スイッチ(51)が第3切換え位置に設
定される。これにより、暖房運転時に電磁弁(SV)は閉鎖
されると共に室外電動膨張弁(EV-1)は過熱度制御され、
冷房運転時に電磁弁(SV)は開放されると共に室外電動膨
張弁(EV-1)は閉鎖又は全開にされる。
【0057】この場合の空気調和機(10)の運転動作につ
いて説明する。冷房運転時には、室外熱交換器(23)で凝
縮して液化した液冷媒が第1流入路(2d)を通って受液器
(2c)に貯溜され、室外電動膨張弁(EV-1)で減圧すること
なしに、第1流出路(2e)を経て、室内ユニット(30)の電
動膨張弁(EV-2)で減圧した後、室内熱交換器(31)で蒸発
して圧縮機(21)に戻る循環となる。一方、暖房運転時に
は、室内熱交換器(31)で凝縮して液化した液冷媒が第2
流入路(2f)を通って受液器(2c)に貯溜され、室外電動膨
張弁(EV-1)で減圧した後、第2流出路(2g)を経て室外熱
交換器(23)で蒸発して圧縮機(21)に戻る循環となる。
【0058】−室内ユニットの電動膨張弁が暖房運転時
のみ減圧動作を行うもの− 室内ユニット(30)の電動膨張弁(EV-2)が暖房運転時のみ
減圧動作を行うタイプに上記室外ユニット(20)が接続さ
れた場合には、手動スイッチ(51)が第4切換え位置に設
定される。これにより、冷房運転時に電磁弁(SV)は閉鎖
されると共に室外電動膨張弁(EV-1)は過熱度制御され、
暖房運転時に電磁弁(SV)は開放されると共に室外電動膨
張弁(EV-1)は閉鎖又は全開にされる。
【0059】この場合の空気調和機(10)の運転動作につ
いて説明する。冷房運転時には、室外熱交換器(23)で凝
縮して液化した液冷媒が第1流入路(2d)を通って受液器
(2c)に貯溜され、室外電動膨張弁(EV-1)で減圧した後、
第1流出路(2e)を経て室内熱交換器(31)で蒸発して圧縮
機(21)に戻る循環となる。一方、暖房運転時には、室内
熱交換器(31)で凝縮して液化した液冷媒が室内ユニット
(30)の電動膨張弁(EV-2)で減圧する。その後、この冷媒
は、第2流入路(2f)を通って受液器(2c)に貯溜され、室
外電動膨張弁(EV-1)で減圧することなしに、第2流出路
(2g)を経て室外熱交換器(23)で蒸発して圧縮機(21)に戻
る循環となる。
【0060】以上説明したように、本形態によれば、室
内ユニット(30)における減圧機構の有無や該減圧機構の
減圧動作に応じて室外熱交換器(EV-1)の減圧動作を手動
設定可能としたために、室内ユニット(30)の減圧機構が
如何なるタイプであっても、1種類の室外ユニット(20)
でもって室内ユニット(30)の減圧動作に適した動作を行
うことができる。つまり、各ユニット(20,30) が同時に
減圧動作を行ったり、何れのユニット(20,30) でも減圧
動作が行われないといった状況が回避できる。従って、
室外ユニット(20)のみを新たなものに取換える場合に、
その取換えられる室外ユニット(20)の機種がそれまでの
ものと異なる場合であっても空調運転動作を良好に行う
ことができる。
【0061】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態について説明する。本形態は室外ユニット(20)の電
動膨張弁(EV-1)の減圧動作の設定を行う設定手段(51)の
変形例であって、その他の構成は上述した第1実施形態
と略同様である。従って、ここでは設定手段(51)につい
てのみ説明する。
【0062】本形態に係る設定手段(51)はコントローラ
(50)に備えられている。図3に示すように、この設定手
段(51)は、室内ユニット(30)の起動時に発する起動信号
を受信可能な受信手段(52)と、この受信手段(52)が受信
した起動信号に基づいて室内ユニット(30)の機種を判別
する判別手段(53)とを備えている。
【0063】判別手段(53)について具体的に説明する
と、該判別手段(53)は、各種の室内ユニット(30)の起動
信号に対応した「機種−減圧機構テーブル」を備えてい
る。つまり、室内ユニット(30)からの起動信号を受ける
と、その起動信号に合致する機種及びその機種の減圧機
構の有無、更には、減圧機構の作動状態を上記テーブル
から読み出す構成とされている。この機種−減圧機構テ
ーブルについて更に詳しく説明すると、例えば、このテ
ーブルは以下のようなデータを備えている。
【0064】<室内ユニット機種No1>…減圧機構無し <室内ユニット機種No2>…冷暖房共に減圧動作を行う
減圧機構有り <室内ユニット機種No3>…冷房時のみ減圧動作を行う
減圧機構有り <室内ユニット機種No4>…暖房時のみ減圧動作を行う
減圧機構有り <室内ユニット機種No5>…減圧機構無し このような状態で、受信手段(52)が受信した室内ユニッ
ト(30)の起動信号が機種No3の起動信号に合致したと判
断した場合には、接続されている室内ユニット(30)は、
冷房時のみ減圧動作を行う減圧機構(EV-2)を備えている
と判定する。この判定を行うと、室内ユニット(30)に対
応した室外電動膨張弁(EV-1)の設定が行われる。つま
り、室外電動膨張弁(EV-1)が暖房時のみ減圧動作を行う
ように、暖房運転時に電磁弁(SV)を閉鎖すると共に室外
電動膨張弁(EV-1)を過熱度制御し、冷房運転時に電磁弁
(SV)を開放すると共に室外電動膨張弁(EV-1)を閉鎖又は
全開にするように設定する。
【0065】このような構成によれば、室外ユニット(2
0)の据付け時に作業者が室内ユニット(30)を確認して室
外ユニット(20)での減圧動作の設定を行うといったこと
が必要なくなる。つまり、室外ユニット(20)での減圧動
作の設定を自動的に行うことができ作業性の向上を図る
ことができる。
【0066】(第3実施形態)次に、本発明の第3実施
形態について説明する。本形態も室外ユニット(20)の電
動膨張弁(EV-1)の減圧動作の設定を行う設定手段(51)の
変形例であって、その他の構成は上述した第1実施形態
と略同様である。従って、ここでも設定手段(51)につい
てのみ説明する。
【0067】図4に示すように、本形態に係る設定手段
(51)もコントローラ(50)に備えられている。この設定手
段(51)は、運転開始時に、室外電動膨張弁(EV-1)に減圧
動作を強制的に行わせる。この状態で吐出管センサ(Th-
d)からの信号、つまり吐出冷媒の温度信号出力を受け
る。そして、この圧縮機(21)の吐出冷媒温度が所定値以
上のとき、室外電動膨張弁(EV-1)の減圧動作を禁止する
ようになっている。
【0068】つまり、室外電動膨張弁(EV-1)に減圧動作
を行わせている状態で、室内ユニット(30)において減圧
動作が行われていない場合には吐出冷媒温度が異常上昇
することはないが、室内ユニット(30)においても減圧動
作が行われている場合には吐出冷媒温度が異常上昇する
ことになる。つまり、この吐出冷媒温度を検知すること
で室内ユニット(30)において減圧動作が行われているか
否かを推測し、これに応じて室外電動膨張弁(EV-1)の減
圧動作の設定を行う。
【0069】このように、本形態によれば、室内ユニッ
ト(30)の機種を判別することなしに該室内ユニット(30)
の減圧動作に適した動作を行うことができる。従って、
本形態にあっても室外ユニット(20)での減圧動作の設定
を自動的に行うことができ作業性の更なる向上を図るこ
とができる。
【0070】(第4実施形態)次に、本発明の第4実施
形態について説明する。本形態も室外ユニット(20)の電
動膨張弁(EV-1)の減圧動作の設定を行う設定手段(51)の
変形例であって、その他の構成は上述した第1実施形態
と略同様である。従って、ここでも設定手段(51)につい
てのみ説明する。
【0071】本形態に係る設定手段(51)もコントローラ
(50)に備えられている(図4参照)。この設定手段(51)
は、運転開始時に、室外電動膨張弁(EV-1)の減圧動作を
禁止する。この状態で吐出管センサ(Th-d)からの信号と
外熱交センサ(Th-c)からの信号とを受ける。これらの温
度差より吐出冷媒の過熱度を算出する。この過熱度が所
定値以下のとき、室外電動膨張弁(EV-1)の減圧動作を行
わせるようになっている。
【0072】つまり、室外電動膨張弁(EV-1)の減圧動作
を禁止している状態で、室内ユニット(30)において減圧
動作が行われている場合には吐出冷媒の過熱度が所定値
以上に維持されるが、室内ユニット(30)においても減圧
動作が行われていない場合にはこの過熱度が所定値以下
になる。この過熱度の検知により室内ユニット(30)にお
いて減圧動作が行われているか否かを推測し、これに応
じて室外電動膨張弁(EV-1)の減圧動作の設定を行う。
【0073】このように、本形態によっても、室内ユニ
ット(30)の機種を判別することなしに該室内ユニット(3
0)の減圧動作に適した動作を行うことができ、作業性の
向上を図ることができる。
【0074】尚、上述した吐出冷媒の過熱度の検知動作
としては、高圧圧力センサ(PS-1)からの信号を受け、こ
の信号により吐出圧力相当飽和温度を算出し、これと吐
出管センサ(Th-d)からの信号、つまり吐出冷媒の温度信
号とを比較するようにしてもよい。
【0075】尚、以上の各実施形態では、室外ユニット
(20)に設けられる減圧手段を電動膨張弁(EV-1)とした
が、本発明は、これに限らず、キャピラリチューブを適
用してもよい。また、電動膨張弁(EV-1)をバイパスする
バイパス通路(2i)を設けず、この電動膨張弁(EV-1)を全
開状態に制御することで、該電動膨張弁(EV-1)に減圧動
作を行わせないようにしてもよい。更に、室内ユニット
(30)に設けられる減圧機構としてキャピラリチューブを
備えるものに対しても適用することが可能である。
【0076】また、室外ユニット(20)を取換える場合で
あって、この室外ユニット(20)での減圧動作を室内ユニ
ット(30)のタイプに応じて切換え設定する場合について
説明したが、本発明は、これに限らず、室内ユニット(3
0)を取換える場合であって、この室内ユニット(30)での
減圧動作を室外ユニット(20)のタイプに応じて切換え設
定する場合にも適用可能である。
【0077】また、圧縮機としては、スクロール型のも
のに限らず、ロータリ型のものであってもよい。また、
何れのタイプの圧縮機を採用した場合であってもインバ
ータにより運転周波数を可変としたものを適用してもよ
い。
【0078】
【発明の効果】以上、説明してきたように、本発明によ
れば以下に述べるような効果が発揮される。請求項1記
載の発明では、相手側ユニット(30)の減圧機構(EV-2)の
減圧動作に応じて設定手段(51)が減圧手段(EV-1)の減圧
動作を設定するようにした。これにより、相手側ユニッ
ト(30)の減圧機構(EV-2)が如何なるタイプであっても、
1種類のユニット(20)でもって相手側ユニット(30)の減
圧動作に適した動作を行うことができる。従って、一方
のユニット(20)のみを取り換えるといった需要に対応す
るために相手側ユニット(30)の各タイプに応じた複数種
類のユニットを準備しておく必要はなくなる。
【0079】請求項2及び3記載の発明によれば、冷暖
房運転の切換えが可能な空気調和装置においても、1種
類のユニット(20)でもって相手側ユニット(30)の減圧動
作に適した動作を行うことができ、ユニット(20)の汎用
性の拡大を図ることができる。
【0080】請求項4〜6記載の発明によれば設定手段
(51)の構成を具体的に得ることができ、空気調和装置の
実用性の向上を図ることができる。
【0081】請求項7及び8記載の発明では、空気調和
装置の運転状態によって相手側ユニット(30)の減圧手段
(EV-2)が減圧動作を行っているか否かを判定し、これに
応じて減圧手段(EV-1)の減圧動作を制御するようにし
た。このため、相手側ユニット(30)の機種を判別するこ
となしに該相手側ユニット(30)の減圧動作に適した動作
を行うことができ、減圧手段(EV-1)の減圧動作の設定を
自動的に行うことができて作業性の向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における減圧機構の無い室内ユニ
ットに室外ユニットを接続した場合を示す冷媒配管系統
図である。
【図2】減圧機構を有する室内ユニットに室外ユニット
を接続した場合を示す冷媒配管系統図である。
【図3】第2実施形態における図1相当図である。
【図4】第3及び第4実施形態における図1相当図であ
る。
【符号の説明】
(10) 空気調和機 (11) 冷媒配管 (20) 室外ユニット(熱源側ユニット) (21) 圧縮機 (23) 室外熱交換器(熱源側熱交換器) (30) 室内ユニット(利用側ユニット) (31) 室内熱交換器(利用側熱交換器) (51) 設定手段 (51a) 手動スイッチ (52) 受信手段 (53) 判別手段 (EV-1) 室外電動膨張弁(減圧手段) (EV-2) 室内電動膨張弁(減圧機構) (Th-d) 吐出管センサ(過熱度検知手段) (Th-c) 外熱交センサ(過熱度検知手段) (PS-1) 高圧圧力センサ(過熱度検知手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉田 肇 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工 業株式会社 堺製作所 金岡工場内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 11/02 102 F25B 13/00 371 F25B 41/06

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外に設置された熱源側ユニット(20)と
    室内に設置された利用側ユニット(30)とが冷媒配管(11)
    によって接続され、両ユニット(20,30) 間で冷媒を循環
    させて室内の空気調和を行う空気調和装置において、 上記熱源側ユニット(20)及び利用側ユニット(30)のうち
    一方は、 冷媒を減圧可能な減圧手段(EV-1)と、 相手側ユニット(30)における減圧機構(EV-2)の有無また
    は該減圧機構(EV-2)の減圧動作に応じ、相手側ユニット
    (30)に減圧機構(EV-2)が無い場合には減圧手段(EV-1)に
    常時減圧動作を行わせ、相手側ユニット(30)が減圧機構
    (EV-2)を有している状態で該減圧機構(EV-2)が減圧動作
    を行っている場合には減圧手段(EV-1)の減圧動作を禁止
    し、相手側ユニット(30)の減圧機構(EV-2)が減圧動作を
    行っていない場合には減圧手段(EV-1)に減圧動作を行わ
    せるように設定する設定手段(51)とを備えていることを
    特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の空気調和装置において、 熱源側ユニット(20)には熱源側熱交換器(23)が、利用側
    ユニット(30)には利用側熱交換器(31)が夫々設けられて
    おり、熱源側熱交換器(23)で凝縮した冷媒を減圧した
    後、利用側熱交換器(31)で蒸発させて室内空気を冷却す
    る冷房運転と、利用側熱交換器(31)で凝縮した冷媒を減
    圧した後、熱源側熱交換器(23)で蒸発させて室内空気を
    加温する暖房運転とが行われるようになっており、 設定手段(51)は、相手側ユニット(30)の減圧機構(EV-2)
    が冷房運転時にのみ減圧動作を行う場合、暖房運転時に
    のみ減圧手段(EV-1)が減圧動作を行うよう設定すること
    を特徴とする空気調和装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の空気調和装置において、 熱源側ユニット(20)には熱源側熱交換器(23)が、利用側
    ユニット(30)には利用側熱交換器(31)が夫々設けられて
    おり、熱源側熱交換器(23)で凝縮した冷媒を減圧した
    後、利用側熱交換器(31)で蒸発させて室内空気を冷却す
    る冷房運転と、利用側熱交換器(31)で凝縮した冷媒を減
    圧した後、熱源側熱交換器(23)で蒸発させて室内空気を
    加温する暖房運転とが行われるようになっており、 設定手段(51)は、相手側ユニット(30)の減圧機構(EV-2)
    が暖房運転時にのみ減圧動作を行う場合、冷房運転時に
    のみ減圧手段(EV-1)が減圧動作を行うよう設定すること
    を特徴とする空気調和装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のうち1つに記載の空気調
    和装置において、 設定手段(51)は、減圧手段(EV-1)の作動状態の設定を切
    換え可能な手動スイッチ(51a) であることを特徴とする
    空気調和装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のうち1つに記載の空気調
    和装置において、 設定手段(51)は、相手側ユニット(30)が発する発信信号
    を受信する受信手段(52)と、該受信手段(52)が受信した
    信号に基づいて相手側ユニット(30)の機種を判別する判
    別手段(53)とを備え、この判別した機種に応じて減圧手
    段(EV-1)に減圧動作を行わせる状態と減圧動作を禁止す
    る状態とを切換え設定することを特徴とする空気調和装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のうち1つに記載の空気調
    和装置において、 設定手段(51)は、空調運転時の冷媒循環状態を認識し、
    それに基づいて相手側ユニット(30)における減圧機構(E
    V-2)の有無または該減圧機構(EV-2)の減圧動作を判定
    し、減圧手段(EV-1)に減圧動作を行わせる状態と減圧動
    作を禁止する状態とを切換え設定することを特徴とする
    空気調和装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の空気調和装置において、 熱源側ユニット(20)は、冷媒を高温高圧にする圧縮機(2
    1)と、該圧縮機(21)の吐出冷媒温度を検知する温度検知
    手段(Th-d)とを備えており、 設定手段(51)は、減圧手段(EV-1)に減圧動作を行わせた
    状態で、上記温度検知手段(Th-d)の出力を受け、圧縮機
    (21)の吐出冷媒温度が所定値以上のとき、減圧手段(EV-
    1)の減圧動作を禁止することを特徴とする空気調和装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の空気調和装置において、 熱源側ユニット(20)は、冷媒を高温高圧にする圧縮機(2
    1)と、該圧縮機(21)の吐出冷媒の過熱度を検知する過熱
    度検知手段(Th-d,Th-c),(PS-1,Th-d) とを備えており、 設定手段(51)は、減圧手段(EV-1)の減圧動作を禁止した
    状態で、上記過熱度検知手段(Th-d,Th-c),(PS-1,Th-d)
    の出力を受け、吐出冷媒の過熱度が所定値以下のとき、
    減圧手段(EV-1)の減圧動作を行わせることを特徴とする
    空気調和装置。
JP8292355A 1996-11-05 1996-11-05 空気調和装置 Expired - Fee Related JP2970557B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8292355A JP2970557B2 (ja) 1996-11-05 1996-11-05 空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8292355A JP2970557B2 (ja) 1996-11-05 1996-11-05 空気調和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10132410A JPH10132410A (ja) 1998-05-22
JP2970557B2 true JP2970557B2 (ja) 1999-11-02

Family

ID=17780736

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8292355A Expired - Fee Related JP2970557B2 (ja) 1996-11-05 1996-11-05 空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2970557B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020130756A1 (en) * 2018-12-21 2020-06-25 Samsung Electronics Co., Ltd. Air conditioner

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10132410A (ja) 1998-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7360372B2 (en) Refrigeration system
US6807815B2 (en) Air conditioning system and method for operating the same
JP3263579B2 (ja) 多室型冷暖房装置及びその運転方法
JP3334222B2 (ja) 空気調和装置
JPH11173628A (ja) 空気調和装置
JP2970557B2 (ja) 空気調和装置
JP3198859B2 (ja) マルチ型空気調和機
JP2974381B2 (ja) 空気調和機
JP2003056933A (ja) マルチ式空気調和機
JP3661014B2 (ja) 冷凍装置
JPH04198672A (ja) 多室形空気調和機の電動膨張弁制御装置
JPH0682113A (ja) 多室型空気調和機
JP4164889B2 (ja) 空気調和装置の運転制御装置
JPH03267657A (ja) 多室型空気調和機
JP3133647B2 (ja) 空気調和機
JP3063646B2 (ja) 空気調和装置
JPH10132406A (ja) 冷凍装置
JPH0395359A (ja) 空気調和装置
JPH10213355A (ja) 空気調和装置
WO2024100842A1 (ja) 空気調和装置および空気調和システム
KR100292496B1 (ko) 히트펌프에어컨의압축기액냉매유입방지방법및그장치
JPH09236299A (ja) 空気調和装置の運転制御装置
JPH03186156A (ja) 空気調和機の均圧装置
JPH01127866A (ja) 冷暖同時形多室用空気調和機
JPH11201573A (ja) 多室型空気調和装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990727

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080827

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080827

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090827

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100827

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100827

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110827

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110827

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120827

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120827

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130827

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees