JP3063572B2 - ガラス板折割り装置及びこれを具備したガラス板加工装置 - Google Patents

ガラス板折割り装置及びこれを具備したガラス板加工装置

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JP3063572B2
JP3063572B2 JP7132723A JP13272395A JP3063572B2 JP 3063572 B2 JP3063572 B2 JP 3063572B2 JP 7132723 A JP7132723 A JP 7132723A JP 13272395 A JP13272395 A JP 13272395A JP 3063572 B2 JP3063572 B2 JP 3063572B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、素板ガラスであるガラ
ス板に折割り用の切線を形成すると共に、切線が形成さ
れたガラス板を押圧して切り線に沿って押し割ってガラ
ス板を所望の形状に折割るガラス板折割り装置及びこれ
を具備したガラス板加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】素板ガラスであるガラス板から所定形状
のガラス板を形成するガラス板折割り装置は、通常、ガ
ラス板に折割り用の切線を形成すると共に、切線が形成
されたガラス板を押圧して切り線に沿って押し割る折割
りヘッドと、折割りヘッドの下方に設けられて、折割る
べきガラス板を支持する支持手段とを具備している。そ
して折割りヘッドは、ガラス板に折割り用の切線を形成
する際には、例えばカッタホイールを支持手段に支持さ
れたガラス板に押し付け、ガラス板を押圧して切り線に
沿って押し割る際には、押し棒を支持手段に支持された
ガラス板に押し付けるように、それぞれ動作する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来では、
切線形成と押し割りとが支持手段の同一の支持面に支持
されたガラス板に対してなされているため、切線形成時
に、カッタホイールにより押し付けられるガラス板の部
位が不必要に沈み込んで、切線形成中に切線に沿わない
ガラス板の割れが生じる場合があり、一方、押し割る際
に、押し棒により押し付けられるガラス板の部位がそれ
ほど沈み込まないで、切線に沿った押し割りが発生せ
ず、折割り誤りが生じる場合がある。これを避けるため
に、カッタホイールの押し付力を減少すると、所望の深
さの切線を形成することができなくなり、押し棒の押し
付力を増大すると、これまた不要な部位でガラス板の割
れが生じる虞がある。一方、支持手段のガラス板支持面
をより硬く平坦なものとすると、カッタホイールによる
切線形成を所望に行い得るが、押し棒によるガラス板の
押し割りが困難となり、逆に、支持手段のガラス板支持
面を柔らかい撓み容易又は沈み込み容易なものとする
と、ガラス板の押し割りを所望に行い得るが、カッタホ
イールによる切線形成が困難となり、いずれにしても好
ましくない。
【0004】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、ガラス板への切線
形成とガラス板の押し割りとの両方を所望に行い得るガ
ラス板折割り装置及びこのようなガラス板折割り装置を
具備したガラス板加工装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、折割るべきガラス板を支持する支持手段と、この支
持手段に支持されたガラス板に折割り用の切線を形成す
ると共に、切線が形成されたガラス板を押圧して切り線
に沿って押し割る折割りヘッドと、形成すべき切線及び
押圧すべき部位に対応して、折割りヘッドをガラス板に
対して相対的に移動させる折割りヘッド移動手段とを具
備しており、支持手段は、折割るべきガラス板が載置さ
れる可撓体と、ガラス板に折割り用の切線を形成する際
には、可撓体の撓みを禁止し、ガラス板の押し割りに際
しては、可撓体の撓みを許容する撓み禁止、許容手段と
を具備しているガラス板折割り装置によって達成され
る。
【0006】また本発明によれば前記目的は、ガラス板
搬入部と、このガラス板搬入部に続いて設けられたガラ
ス板折割り部と、このガラス板折割り部に続いて設けら
れたガラス板周縁研削部と、このガラス板周縁研削部に
続いて設けられたガラス板搬出部とを具備しており、ガ
ラス板折割り部には、ガラス板搬入部からの折割るべき
ガラス板を支持する支持手段と、この支持手段に支持さ
れたガラス板に折割り用の切線を形成すると共に、切線
が形成されたガラス板を押圧して押し割る折割りヘッド
と、形成すべき切線及び押圧すべき部位に対応して、折
割りヘッドをガラス板に対して相対的に移動させる折割
りヘッド移動手段とを具備したガラス板折割り装置が設
けられており、支持手段は、ガラス板に折割り用の切線
を形成する際には、可撓体の撓みを禁止し、ガラス板の
押し割に際しては、可撓体の撓みを許容する撓み禁止、
許容手段とを具備しているガラス板加工装置によっても
達成される。
【0007】好ましい具体例では、可撓体は無端ベルト
からなり、本発明では、特にこの無端ベルトを走行させ
る走行手段を更に具備しているとよい。
【0008】撓み禁止、許容手段は、一つの例では、多
数の孔が穿設されており、可撓体の撓みを禁止するよう
に、可撓体の裏面に配された禁止体と、この禁止体の各
孔を通って可撓体側に突出可能な突起を具備して移動自
在な撓み許容手段と、この撓み許容手段を移動させる移
動手段とを具備しているが、ここで、各突起を、合成樹
脂製であって、撓み可能な一体物で形成しても、また多
数の毛を束ねた撓み可能なもの等から形成してもよい。
【0009】本発明では支持手段は、可撓体上に載置さ
れたガラス板を固定する固定手段を更に具備していても
よく、固定手段としては、可撓体に穿設された孔と、こ
の孔を真空吸引する吸引手段とを具備しているものを好
ましい一例として挙げることができる。
【0010】
【作用】本発明のガラス板折割り装置においては、折割
るべきガラス板(素板ガラス)は支持手段の可撓体に載
置されて支持される。折割りヘッドは、まず、形成すべ
き切線に対応して、折割りヘッド移動手段によりガラス
板に対して相対的に移動されながら、可撓体に載置され
て支持されたガラス板に、折割り用の切線を形成する。
この際、撓み禁止、許容手段により可撓体の撓みが禁止
される。次に、撓み禁止、許容手段により可撓体が撓み
可能状態に設定されると共に、折割りヘッド移動手段に
より折割りヘッドは、切線が形成されたガラス板に対し
て相対的に移動されながら、押圧すべき部位においてガ
ラス板を押圧して切線に沿ってガラス板を押し割る。
【0011】次に本発明を、図に示す好ましい具体例を
参照して更に詳細に説明する。なお、本発明はこれら具
体例に何等限定されないのである。
【0012】
【具体例】図1から図10において、本例のガラス板の
加工装置1は、ガラス板搬入部2と、ガラス板搬入部2
に続いて隣接して設けられたガラス板折割り部3と、ガ
ラス板折割り部3に続いて隣接して設けられたガラス板
周縁研削部4と、ガラス板周縁研削部4に続いて隣接し
て配されたガラス板搬出部5とを具備しており、ガラス
板折割り部3には、ガラス板搬入部2からの素板ガラス
であるガラス板6を支持する支持手段7と、支持手段7
に支持されたガラス板6に折割り用の切線、すなわち具
体的には主切線8及び端切線9を形成すると共に、切線
8及び9が形成されたガラス板6の所与の部位10、1
0、・・・を押して当該ガラス板6を折割る折割りヘッ
ド11と、形成すべき折割り用の主切線8及び端切線9
並びに押すべきガラス板6の所与の部位10、10、・
・・に対応して、支持手段7に支持されたガラス板6に
対して折割りヘッド11を相対的に移動させる折割りヘ
ッド移動手段12と、支持手段7の可撓体13を走行さ
せる走行手段14とを具備したガラス板折割り装置20
が設けられており、ガラス板周縁研削部4は、ガラス板
折割り部3からのガラス板6を支持する支持手段15
と、支持手段15に支持されたガラス板6の折割り縁1
6を研削する研削ヘッド17と、研削すべきガラス板6
の折割り縁16に対応して、支持手段15に支持された
ガラス板6に対して研削ヘッド17を相対的に移動させ
る研削ヘッド移動手段18とを具備している。
【0013】更に、ガラス板の加工装置1は、ガラス板
搬入部2から支持手段7に、支持手段7から支持手段1
5に、そして支持手段15からガラス板搬出部5に、そ
れぞれ処理すべき及び処理されたガラス板6を搬送する
搬送手段21と、研削ヘッド移動手段18による研削ヘ
ッド17の移動面、本例ではX−Y平面に直交するZ1
軸の周りで研削ヘッド17をR方向に旋回させる研削ヘ
ッド旋回手段22とを具備している。
【0014】ガラス板搬入部2は、基台25に取り付け
られた支持台26と、支持台26に回転自在に装着され
て、支持台26に載置されるガラス板6の位置決めをす
るローラ27等とを有している。
【0015】支持手段7は、折割るべきガラス板6が載
置される可撓体13としての無端ベルト31と、ガラス
板6に折割り用の主切線8及び端切線9を形成する際に
は、無端ベルト31の撓みを禁止し、ガラス板6の押し
割に際しては、無端ベルト31の撓みを許容する撓み禁
止、許容手段32と、無端ベルト31上に載置されたガ
ラス板6を固定する固定手段33とを具備している。無
端ベルト31は、所定の可撓性を有し、かつ厚み方向に
関しては、載置されて支持するガラス板6に傷が付かな
い一方、切線形成に際しては容易に沈み込まない程度の
弾性を有している。
【0016】撓み禁止、許容手段32は、多数の孔35
が穿設されており、無端ベルト31の撓みを禁止するよ
うに、フレーム36に固定されて無端ベルト31の裏面
に配された禁止体37と、禁止体37の各孔35を通っ
て無端ベルト31側に突出可能な多数の突起38を具備
して移動自在な撓み許容手段39と、許容手段39を移
動させる移動手段40とを具備している。禁止体37
は、多数の孔35が穿設された天井板部41と、底壁部
42と、側壁部43とを有した箱状部材からなる。禁止
体37の天井板部41により無端ベルト31を平坦に維
持し、無端ベルト31の撓みを禁止するようにしてい
る。フレーム36は基台25に固定して設けられてい
る。撓み許容手段39は、多数の突起38が取り付けら
れた二枚の支持板44を有しており、各突起38は、本
例では比較的細い多数の毛を束ねた撓み可能なものが各
支持板44に植設されて設けられているが、これに代え
て各支持板44に一体形成された撓み可能な比較的太い
一本ものであってもよい。移動手段40は、各支持板4
4に二個ずつ配されたエアーシリンダ装置45を具備し
ており、各エアーシリンダ装置45は、支持板44に先
端が取り付けられたピストンロッド46と、底壁部42
に取り付けられたシリンダ本体47とを有して、禁止体
37内の支持板44と底壁部42との間に配されてい
る。なお、本例のエアーシリンダ装置45は、ピストン
ロッド46の伸縮移動を案内するガイドシャフト48を
具備している。
【0017】固定手段33は、無端ベルト31のほぼ中
央に、当該無端ベルト31の走行方向に沿って4列をな
して穿設された多数の孔51と、孔51を真空吸引する
吸引手段52とを具備している。吸引手段52は、天井
板部41に、孔51に対応してかつ無端ベルト31の走
行方向に沿って伸びて形成された4個の長孔53と、各
長孔53に連通して天井板部41に形成された孔54
と、内部55が孔54に連通して天井板部41に一体的
に形成されたダクト部材56と、ダクト部材56の内部
55に連通して、内部55を真空吸引する真空ポンプ等
からなる負圧発生手段(図示せず)とを具備している。
尚、孔51は、無端ベルト31の全域に設ける必要は必
ずしもなく、一部の領域に設け、無端ベルト31の走行
による位置決めにより、孔51と長孔53とが対向する
ようにしてもよい。
【0018】走行手段14は、フレーム36に取り付け
られた電動モータ61と、電動モータ61の出力回転軸
62にプーリ、ベルト等を介して連結されて、禁止体3
7の一端に回転自在に支持された駆動ドラム63と、禁
止体37の他端に回転自在に支持された従動ドラム64
とを具備しており、駆動ドラム63と従動ドラム64と
の間に無端ベルト31が掛け渡されている。走行手段1
4は、一つの折割り動作完了後には、電動モータ61の
作動によるその出力回転軸62の回転で、無端ベルト3
1をA方向に走行させて、無端ベルト31上に残存した
折割り屑(カレット)をシュートを介して折割り屑溜め
箱67に排出する。
【0019】折割りヘッド11は、本例では互いに同様
に構成されて2機設けられており、各折割りヘッド11
は、主切線8及び端切線9形成用のカッタ装置71と、
ガラス板6を押し割る押し割り装置72とを具備してお
り、カッタ装置71は、カッタホイール73と、カッタ
ホイール73が先端に取り付けられたピストンロッド7
4を有した空気圧シリンダ装置75と、ピストンロッド
74を回転させてカッタホイール73の刃先を切線形成
方向に向ける回転装置75aとを具備しており、押し割
り装置72は、押圧部材76と、押圧部材76が先端に
取り付けられたピストンロッド77を有した空気圧シリ
ンダ装置78とを具備しており、回転装置75a及び空
気圧シリンダ装置78は、取付部材79及び80を介し
て可動台81に取り付けられている。カッタ装置71
は、電動モータ等からなるその回転装置75aを作動さ
せてカッタホイール73の刃先を切線形成方向に向けか
つその空気圧シリンダ装置75を作動させてピストンロ
ッド74を伸長させ、これによりカッタホイール73を
無端ベルト31に載置されたガラス板6に押し付けて、
主切線8及び端切線9を形成する。押し割り装置72
は、その空気圧シリンダ装置78を作動させてピストン
ロッド77を伸長させ、これにより押圧部材76を無端
ベルト31に載置されたガラス板6の部位10、10、
・・・に押し付けてガラス板6を若干撓ませ(歪ま
せ)、切線8及び9に沿ってガラス板6を押し割る。
【0020】折割りヘッド移動手段12は、折割りヘッ
ド11が搭載された可動台81をX方向に移動させるX
方向移動装置91と、案内レール92が取り付けられ
て、無端ベルト31上に配された可動フレーム93をY
方向に移動させるY方向移動装置94とを具備してお
り、可動台81のX方向の移動と、可動フレーム93の
Y方向の移動とにより、折割りヘッド11をX及びY方
向に移動させる。可動台81は、可動フレーム93に取
り付けられた案内レール92にX方向に移動自在に嵌合
されており、可動フレーム93は、その両端において案
内レール95にY方向に移動自在に嵌合されており、案
内レール95は、フレーム36に互いに平行にY方向に
伸びて取り付けられている。
【0021】X方向移動装置91は、可動フレーム93
にX方向に伸びて固定されたラック歯96に噛み合った
ピニオン97と、ピニオン97が先端に固着された出力
回転軸を有し、可動台81に取り付けられた電動モータ
98とを具備しており、電動モータ98の作動によるそ
の出力回転軸の回転で、ラック歯96に噛み合ったピニ
オン97を回転させて、可動台81をX方向に移動さ
せ、しかして折割りヘッド装置11をX方向に移動させ
る。
【0022】Y方向移動装置94は、可動フレーム93
の両端のそれぞれに取り付けられた電動モータ101及
び102と、電動モータ101及び102のそれぞれの
出力回転軸に固着されたピニオン103及び104とを
具備しており、ピニオン103及び104は、それぞれ
フレーム36に互いに平行にY方向に伸びて取り付けら
れたラック歯105及び106に噛み合っており、両電
動モータ101及び102の同期的な作動によるその出
力回転軸の回転で、ラック歯105及び106に噛み合
ったピニオン103及び104を回転させて、可動フレ
ーム93をY方向に移動させ、しかして折割りヘッド1
1をY方向に移動させる。両折割りヘッド11は、それ
ぞれ対応のX方向移動装置91及びY方向移動装置94
により移動されて、ガラス板6に対する主切線8及び端
切線9の形成と、切線8及び9が形成されたガラス板6
の所与の部位10、10、・・・への押し付けによるガ
ラス板6の折割りとを分担する。
【0023】支持手段15は、可動台110と、可動台
110上に設けられた真空吸盤装置111とを具備して
おり、ガラス板折割り部3からのガラス板6を、その折
割り縁16の研削、研磨の際に、真空吸盤装置111に
より吸着、支持して、固定する。
【0024】研削ヘッド17は、研削ホイール121
と、研削ホイール121を回転させるべく、研削ホイー
ル121が下端に固着された出力回転軸122を有した
電動モータ123とを具備しており、電動モータ123
は、研削ホイール121のX−Y−Z方向の初期位置を
調節する調節機構124を介してブラケット125に取
り付けられており、研削ヘッド17は、電動モータ12
3の作動による研削ホイール121の回転でガラス板6
の折割り縁16を研削、研磨する。
【0025】研削ヘッド旋回手段22は、互いに平行に
X方向に伸びた一対の案内レール131にX方向に移動
自在に嵌合された可動台132と、可動台132に支持
された電動モータ133と、電動モータ133の出力回
転軸に、減速機134、プーリ及びタイミングベルト1
35を介して連結されて、可動台132に回転自在に支
持された回転軸136と、回転軸136に固着された傘
歯車137と、傘歯車137に噛み合う傘歯車138が
上端に固着され、下端にはブラケット125が固着され
て、軸受139を介して可動台132に回転自在に支持
されたZ軸部材140とを具備している。一対の案内レ
ール131は上フレーム141に取り付けられている。
上フレーム141は縦横フレーム142を介して基台2
5に支持されている。研削ヘッド旋回手段22は、電動
モータ133の作動で、その出力回転軸、減速機13
4、プーリ及びタイミングベルト135を介して回転軸
136を回転させ、回転軸136の回転で、傘歯車13
7及び傘歯車138を介してZ軸部材140をZ1軸の
周りでR方向に回転させ、而してブラケット125に装
着された研削ヘッド17をZ1軸の周りでR方向に回転
させ、折割り縁16の研削、研磨に際しては、研削ヘッ
ド17の研削ホイール121を、当該研削ホイール12
1の回転中心が研削、研磨部位での折割り縁16の法線
方向上に位置するように向ける。
【0026】研削ヘッド移動手段18は、研削ヘッド1
7をX方向に移動させるX方向移動装置151と、ガラ
ス板6をY方向に移動させるY方向移動装置152とを
具備している。X方向移動装置151は、上フレーム1
41に取り付けられた電動モータ153と、上フレーム
141に回転自在に支持されて、電動モータ153の出
力回転軸の回転がプーリ155、ベルト156及びプー
リ157を介して伝達されかつ可動台132に固着され
たナット158に螺合したねじ軸159とを具備してお
り、電動モータ153の作動によるその出力軸の回転で
プーリ155、ベルト156及びプーリ157を介して
ねじ軸159を回転して、可動台132をX方向に移動
し、而して可動台132にZ軸部材140及びブラケッ
ト125を介して搭載された研削ヘッド17をX方向に
移動させる。
【0027】Y方向移動装置152は、基台25に取り
付けられた電動モータ165と、電動モータ165の出
力回転軸166に連結されており、可動台110に固着
されたナット167に螺合したねじ軸168とを具備し
ており、可動台110は、互いに平行にY方向に伸びて
基台25に設けられた一対の案内レール169にY方向
に移動自在に装着されており、ねじ軸168は基台25
に回転自在に設けられている。Y方向移動装置152
は、電動モータ165の作動によるその出力軸166の
回転でねじ軸168を回転させて、可動台110をY方
向に移動し、而して可動台110のY方向の移動によ
り、可動台110に支持された真空吸盤装置111上に
載置されたガラス板6に対して研削ヘッド17を相対的
にY方向に移動させる。
【0028】ガラス板搬出部5は、互いに平行に配され
た複数本の可撓性の無端細ベルト171と、無端ベルト
171を走行させる走行装置172とを具備しており、
走行装置172は、基台25の横のフレーム174に取
り付けられた電動モータ175と、電動モータ175の
出力回転軸176に、プーリ、ベルト177等を介して
連結されてフレーム174に軸178により回転自在に
支持された複数個の駆動ローラ179と、フレーム17
4に軸180により回転自在に支持された複数個の従動
ローラ181とを具備しており、駆動ローラ179と従
動ローラ181との間に無端細ベルト171が掛け渡さ
れている。ガラス板搬出部5は、電動モータ175の作
動によるその出力回転軸176の回転でベルト177及
び軸178を回転させて、無端細ベルト171をB方向
に走行させ、これによりガラス板周縁研削部4から無端
細ベルト171に載置されたガラス板6をB方向に搬出
する。
【0029】搬送手段21は、ブラケット180を介し
てそれぞれ可動台181に取り付けられた3個の持ち上
げ装置182、183及び184と、可動台181をX
方向に移動させる移動装置185とを具備しており、持
ち上げ装置182、183及び184のそれぞれは、ガ
ラス板6を真空吸着して保持する真空吸盤ヘッド186
と、作動により真空吸盤ヘッド186を上昇、下降させ
るべく、真空吸盤ヘッド186が先端に取り付けられた
ピストンロッドを有した空気圧シリンダ装置187とを
具備している。可動台181は、互いに平行にX方向に
伸びて他の上フレーム141の下面に取り付けられた一
対の案内レール188にX方向に移動自在に嵌合されて
いる。移動装置185は、他の上フレーム141に取り
付けられた電動モータ191と、当該上フレーム141
の下面に回転自在に支持されて、電動モータ191の出
力軸192の回転がプーリ193、ベルト194及びプ
ーリ195を介して伝達されかつ可動台181に固着さ
れたナット196に螺合したねじ軸197とを具備して
おり、電動モータ191の作動によるその出力軸192
の回転でプーリ193、ベルト194及びプーリ195
を介してねじ軸197を回転させて、可動台181をX
方向に移動し、而して可動台181にブラケット180
を介して取り付けられた持ち上げ装置182、183及
び184をX方向に移動させる。移動装置185による
持ち上げ装置182、183及び184のX方向に移動
と、持ち上げ装置182、183及び184によるガラ
ス板6の吸着保持、持ち上げとにより、支持台26上に
供給されたガラス板6を無端ベルト31上に、無端ベル
ト31上の折割りされたガラス板6を真空吸盤装置11
1上に、そして真空吸盤装置111上の縁16が研削、
研磨されたガラス板6を無端細ベルト171上にそれぞ
れ搬送する。支持台26上に供給されたガラス板6の無
端ベルト31上への載置は、持ち上げ装置182が、無
端ベルト31上の折割りされたガラス板6の真空吸盤装
置111上への載置は、持ち上げ装置183が、そして
真空吸盤装置111上の縁16が研削、研磨されたガラ
ス板6の無端細ベルト171上への載置は、持ち上げ装
置184がそれぞれ担当する。なお、持ち上げ装置18
3を切線形成又は押し割りの際に作動させて、切線形成
又は押し割り中にガラス板6を無端ベルト31と協同し
て挟持固定して、ガラス板6が水平方向(横方向)に滑
らないように、または押圧部位の反対側において浮き上
がらないようにしてもよい。
【0030】なお、ガラス板の加工装置1には以上の他
に数値制御装置が設けられており、この数値制御装置
は、予め記憶されたプログラムにより上記概説した動作
及び以下に更に述べる動作を制御する。
【0031】ガラス板6は、まず、ガラス板搬入部2の
支持台26上にローラ27等によって位置決めされて載
置される。搬送手段21の可動台181のX方向の往復
動作動によって、支持台26上に載置されたガラス板6
は無端ベルト31上へ、無端ベルト31上の折割りされ
たガラス板6は真空吸盤装置111上へ、そして真空吸
盤装置111上の縁16が研削、研磨されたガラス板6
は無端細ベルト171上へそれぞれ搬送される。
【0032】ガラス板折割り部3において、まず、移動
手段40の作動により支持板44が禁止体37の天井板
部41から離反されて、各突起38が対応の孔35から
無端ベルト31側に突出しないようにされ、無端ベルト
31が禁止体37の天井板部41それ自体により平坦に
維持される。この状態で折割りヘッド11は、空気圧シ
リンダ装置75を作動させ、カッタホイール73を無端
ベルト31に載置されたガラス板6に押し付ける。カッ
タホイール73がガラス板6に押し付けられた状態で、
折割りヘッド移動手段12は、X移動装置91を介して
折割りヘッド11をX方向に移動させ、Y方向移動装置
94を介して可動フレーム93をY方向に移動させ、こ
れにより無端ベルト31に載置されて撓むことなしに平
坦に支持されたガラス板6にはカッタホイール73によ
り予めプログラムされた主切線8が形成される。主切線
8の形成後、空気圧シリンダ装置75の作動によるカッ
タホイール73の上昇、下降と、X移動装置91の作動
による折割りヘッド11のX方向の移動と、Y方向移動
装置94の作動による可動フレーム93のY方向の移動
とにより、無端ベルト31に載置されたガラス板6には
カッタホイール73により予めプログラムされた端切線
9が形成される。主切線8及び端切線9の形成中、回転
装置75aが作動されてカッタホイール73の刃先は切
線形成方向に向けられる。なお、主切線8及び端切線9
の形成中、吸引手段52を作動させて、ガラス板6を無
端ベルト31に吸着させて、ガラス板6が横すべりしな
いようにしてもよい。端切線9の形成後、移動手段40
の作動により支持板44が禁止体37の天井板部41に
向かって移動されて、各突起38が対応の孔35から無
端ベルト31側に突出させられ、無端ベルト31が禁止
体37の天井板部41と各突起38とにより撓み可能に
保持される。この状態で、次に、空気圧シリンダ装置7
8の作動による押圧部材76の押し出し、引っ込めと、
X移動装置91の作動による折割りヘッド11のX方向
の移動と、Y方向移動装置94の作動による可動フレー
ム93のY方向の移動とにより、押圧部材76が無端ベ
ルト31上に載置されたガラス板6の予めプログラムさ
れた部位10、10、・・・に押し付けられ、これによ
り撓み可能にされた無端ベルト31上に載置されたガラ
ス板6は所望に撓み歪まされて、切線8及び9に沿って
折割られる。押圧部材76の作動中、吸引手段52が作
動されて、ガラス板6の中央部がベルト31に吸着さ
れ、ガラス板6が押し付け部位の反対側で持ち上げられ
ないようにされる
【0033】ガラス板周縁研削部4において、真空吸盤
装置111は、ガラス板折割り部3からのガラス板6を
真空吸引して固定し、研削ヘッド17は、電動モータ1
23を作動させ、研削ホイール121を回転させる。研
削ホイール121の回転状態で、研削ヘッド移動手段1
8は、X移動装置151を介して研削りヘッド17をX
方向に移動させ、Y方向移動装置152を介して真空吸
盤装置111上に固定されたガラス板6をY方向に移動
させ、これにより真空吸盤装置111上に固定されたガ
ラス板6の折割り縁16には研削ホイール121により
予めプログラムされた研削、研磨が施される。研削、研
磨動作中、研削ヘッド旋回手段22が作動されて、研削
ヘッド17の研削ホイール121の回転中心が研削、研
磨部位での折割り縁16の法線方向上に位置するよう
に、研削ヘッド17が旋回させられる。
【0034】ガラス板折割り部3及びガラス板周縁研削
部4のそれぞれでのガラス板6の折割り動作及びその折
割り縁16の研削、研磨動作のそれぞれの完了により、
搬送手段21が再び動作されて、新に無端ベルト31及
び吸盤装置111上に、折割られるべきガラス板6及び
研削、研磨されるべきガラス板6がそれぞれ搬送され
る。搬送手段21の作動中、電動モータ61の作動によ
る無端ベルト31の走行で、無端ベルト31上に残存し
た折割り屑は、シュートを介して折割り屑溜め箱67に
排出され、移動手段40の作動により支持板44が禁止
体37の天井板部41から離反されて、各突起38が対
応の孔35から無端ベルト31側に突出しないようにさ
れ、無端ベルト31が禁止体37の天井板部41それ自
体により平坦に維持される。
【0035】上述のとおりガラス板の加工装置1のガラ
ス板折割り装置20によれば、撓み禁止、許容手段32
が設けられているため、主切線8及び端切線9の形成に
際しては、ガラス板6が無端ベルト31によってしっか
りと平坦に支持され、切線8及び9に沿っての押し割り
に際しては、ガラス板6が無端ベルト31によって所望
に撓み可能に支持されるため、不要な割れ等を生じさせ
ることなしに、一定の深さの切線8及び9を確実に形成
し得ると共に、折割り不良等を生じさせることなしに切
線8及び9に沿って確実に折割ることできる。
【0036】ところで前記具体例では、折割りヘッド1
1を2台設け、この折割りヘッド11のそれぞれをX及
びY方向に移動させたが、これに代えて、図11から図
17に示すように、折割りヘッド及びこの折割りヘッド
をガラス板に対して相対的に移動させる折割りヘッド移
動手段を構成してもよい。すなわち図11から図17に
示すガラス板加工装置201のガラス板折割り装置20
2は、支持装置7に支持されたガラス板6に折割り用の
主切線8及び端切線9を形成すると共に、切線8及び9
が形成されたガラス板6の所与の部位10、10、・・
・を押して当該ガラス板6を折割る折割りヘッド210
と、支持装置7に支持されたガラス板6に対して折割り
ヘッド210を相対的に移動させる折割りヘッド移動装
置211と、折割りヘッド移動装置211による折割り
ヘッド210の移動面、本例ではX−Y平面に直交する
Z2軸の周りで折割りヘッド210をR方向に回転させ
る折割りヘッド回転装置212とを具備している。
【0037】本例の折割りヘッド210は、主切線8及
び端切線9形成用のカッタ装置231と、ガラス板6を
押し割る押し割り装置232とを具備しており、カッタ
装置231は、カッタホイール233と、カッタホイー
ル233が先端に取り付けられたピストンロッド234
を有した空気圧シリンダ装置235とを具備しており、
空気圧シリンダ装置235は、カッタホイール233の
X−Y方向の初期位置を調節する調節機構236を介し
てブラケット237に取り付けられており、押し割り装
置232は、押圧部材241と、押圧部材241が先端
に取り付けられたピストンロッド242を有した空気圧
シリンダ装置243とを具備しており、空気圧シリンダ
装置243は、取付部材244を介してブラケット23
7に取り付けられている。カッタ装置231は、その空
気圧シリンダ装置235を作動させてピストンロッド2
34を伸長させ、これによりカッタホイール233を無
端ベルト31上に載置されたガラス板6に押し付けて、
主切線8及び端切線9を形成する。押し割り装置232
は、その空気圧シリンダ装置243を作動させてピスト
ンロッド242を伸長させ、これにより押圧部材241
を無端ベルト31上に載置されたガラス板6の部位1
0、10、・・・に押し付けてガラス板6を若干歪ま
せ、切線8及び9に沿ってガラス板6を折割る。
【0038】折割りヘッド回転装置212は、互いに平
行にX方向に伸びた一対の案内レール341にX方向に
移動自在に嵌合された可動台342と、可動台342に
支持された電動モータ343と、電動モータ343の出
力回転軸に、減速機344、プーリ及びタイミングベル
ト345を介して連結されて、可動台342に回転自在
に支持された回転軸346と、回転軸346に固着され
た傘歯車347と、傘歯車347に噛み合う傘歯車34
8が上端に固着され、下端にはブラケット237が固着
されて、軸受349を介して可動台342に回転自在に
支持されたZ軸部材350とを具備している。一対の案
内レール341は上フレーム141に取り付けられてい
る。折割りヘッド回転装置212は、電動モータ343
の作動で、その出力回転軸、減速機344、プーリ及び
タイミングベルト345を介して回転軸346を回転さ
せ、回転軸346のこの回転で、傘歯車347及び傘歯
車348を介してZ軸部材350をZ2軸の周りでR方
向に回転させ、而してブラケット237に装着された折
割りヘッド210をZ2軸の周りでR方向に回転させ、
主切線8及び端切線9形成に際しては、カッタ装置23
1のカッタホイール233の刃先を主切線8及び端切線
9の形成方向に向け、押し割りに際しては、押し割り装
置232の押圧部材241の押し出し方向を、カレット
が折割り縁16から離れるように設定する。
【0039】折割りヘッド移動装置211は、折割りヘ
ッド210をX方向に移動させるX移動装置261と、
ガラス板6をY方向に移動させるY方向移動装置262
とを具備している。X移動装置261は、上フレーム1
41に取り付けられた電動モータ263と、上フレーム
141に回転自在に支持されて、電動モータ263の出
力回転軸264の回転がプーリ265、ベルト267及
びプーリ268を介して伝達されかつ可動台342に固
着されたナット269に螺合したねじ軸270とを具備
しており、電動モータ263の作動によるその出力回転
軸264の回転でプーリ265、ベルト267及びプー
リ268を介してねじ軸270を回転させて、可動台3
42をX方向に移動し、而して可動台342にZ軸部材
350及びブラケット237を介して搭載された折割り
ヘッド210をX方向に移動させる。Y方向移動装置2
62は、基台25に取り付けられた電動モータ281
と、支持手段7及び走行手段14が搭載された可動台2
83と、電動モータ281の出力回転軸282に連結さ
れており、可動台283に固着されたナット284に螺
合したねじ軸285とを具備しており、可動台283
は、互いに平行にY方向に伸びて基台25に設けられた
一対の案内レール286にY方向に移動自在に装着され
ており、ねじ軸285は基台25に回転自在に設けられ
ている。Y方向移動装置262は、電動モータ281の
作動によるその出力軸282の回転でねじ軸285を回
転させて、可動台283をY方向に移動し、而して可動
台283のY方向の移動により、支持手段7をY方向に
移動させ、これにより支持手段7の無端ベルト31上に
載置されたガラス板6に対して折割りヘッド210を相
対的にY方向に移動させる。
【0040】折割りヘッド210のX移動装置261に
よるX方向の移動と、支持手段7のY方向移動装置26
2によるY方向の移動とで、カッタホイール233は、
形成すべき主切線8及び端切線9に対応して移動され、
押圧部材241は、押し付けるべきガラス板6の部位1
0、10、・・・に対応して移動される。
【0041】ガラス板加工装置201のその他の構成は
ガラス板加工装置1と同様に構成されている。従って、
本ガラス板加工装置201によっても、ガラス板加工装
置1と同様に、撓み禁止、許容手段32が設けられてい
るため、前述のとおりの作用を得ることができる。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ガラス板
への折割り用の切線形成に最適な支持面と、ガラス板の
押し割りに最適な支持面とを選択的に形成し得るため、
ガラス板への切線形成とガラス板の押し割りとの両方を
所望に行い得、所望の深さの切線を形成することができ
ると共に、ガラス板の不要な割れをなくし得る上に、確
実に切線に沿う折割りを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい一具体例の正面図である。
【図2】図1に示す具体例の平面図である。
【図3】図1に示す具体例の折割り装置の平面図であ
る。
【図4】図1に示す具体例の折割り装置の一部を破断し
た平面図である。
【図5】図1に示す具体例の折割り装置の一部を破断し
た平面図である。
【図6】図1に示す具体例の折割り部の拡大正面図であ
る。
【図7】図1に示す具体例の折割り装置の正面断面図で
ある。
【図8】図1に示す具体例の折割り部の側面説明図であ
る。
【図9】図1に示す具体例の折割り部の側面詳細説明図
である。
【図10】図1に示す具体例のガラス板周縁研削部の側
面説明図である。
【図11】本発明の好ましい他の具体例の正面図であ
る。
【図12】図11に示す具体例の平面図である。
【図13】図11に示す具体例の折割り装置の平面図で
ある。
【図14】図11に示す具体例の折割り装置の一部を破
断した平面図である。
【図15】図11に示す具体例の折割り装置の一部を破
断した平面図である。
【図16】図11に示す具体例の折割り部の拡大正面図
である。
【図17】図11に示す具体例の折割り部の側面断面図
である。
【符号の説明】
1 ガラス板の加工装置 6 ガラス板 7 支持手段 11 折割りヘッド 12 折割りヘッド移動手段 13 可撓体 20 ガラス板折割り装置 32 撓み禁止、許容手段

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折割るべきガラス板を支持する支持手段
    と、この支持手段に支持されたガラス板に折割り用の切
    線を形成すると共に、切線が形成されたガラス板を押圧
    して切線に沿って押し割る折割りヘッドと、形成すべき
    切線及び押圧すべき部位に対応して、折割りヘッドをガ
    ラス板に対して相対的に移動させる折割りヘッド移動手
    段とを具備しており、支持手段は、折割るべきガラス板
    が載置される可撓体と、ガラス板に折割り用の切線を形
    成する際には、可撓体の撓みを禁止し、ガラス板の押し
    割りに際しては、可撓体の撓みを許容する撓み禁止、許
    容手段とを具備しており、撓み禁止、許容手段は、多数
    の孔が穿設されており、可撓体の撓みを禁止するよう
    に、可撓体の裏面に配された禁止体と、この禁止体の各
    孔を通って可撓体側に突出可能な突起を具備して移動自
    在な撓み許容手段と、この撓み許容手段を移動させる移
    動手段とを具備しているガラス板折割り装置。
  2. 【請求項2】 可撓体は無端ベルトからなる請求項1に
    記載のガラス板折割り装置。
  3. 【請求項3】 可撓体を走行させる走行手段を更に具備
    している請求項1又は2に記載のガラス板折割り装置
  4. 【請求項4】 各突起は、撓み可能な一体物からなる請
    求項1から3のいずれか一項に記載のガラス板折割り装
    置。
  5. 【請求項5】 各突起は、多数の毛を束ねた撓み可能な
    ものからなる請求項1から3のいずれか一項に記載のガ
    ラス板折割り装置。
  6. 【請求項6】 支持手段は、可撓体上に載置されたガラ
    ス板を固定する固定手段を更に具備している請求項1か
    のいずれか一項に記載のガラス板折割り装置。
  7. 【請求項7】 固定手段は、可撓体に穿設された孔と、
    この孔を真空吸引する吸引手段とを具備している請求項
    に記載のガラス板折割り装置。
  8. 【請求項8】 ガラス板搬入部と、このガラス板搬入部
    に続いて設けられたガラス板折割り部と、このガラス板
    折割り部に続いて設けられたガラス板周縁研削部と、こ
    のガラス板周縁研削部に続いて設けられたガラス板搬出
    部とを具備しており、ガラス板折割り部には、折割るべ
    きガラス板を支持する支持手段と、この支持手段に支持
    されたガラス板に折割り用の切線を形成すると共に、切
    線が形成されたガラス板を押圧して切線に沿って押し割
    る折割りヘッドと、形成すべき切線及び押圧すべき部位
    に対応して、折割りヘッドをガラス板に対して相対的に
    移動させる折割りヘッド移動手段とを具備したガラス板
    折割り装置が設けられており、支持手段は、折割るべき
    ガラス板が載置される可撓体と、ガラス板に折割り用の
    切線を形成する際には、可撓体の撓みを禁止し、ガラス
    板の押し割に際しては、可撓体の撓みを許容する撓み禁
    止、許容手段とを具備しており、撓み禁止、許容手段
    は、多数の孔が穿設されており、可撓体の撓みを禁止す
    るように、可撓体の裏面に配された禁止体と、この禁止
    体の各孔を通って可撓体側に突出可能な突起を具備して
    移動自在な撓み許容手段と、この撓み許容手段を移動さ
    せる手段とを具備しているガラス板加工装置。
  9. 【請求項9】 可撓体は無端ベルトからなる請求項
    記載のガラス板加工装置。
  10. 【請求項10】 ガラス板折割り装置は、可撓体を走行
    させる走行手段を更に具備している請求項又はに記
    載のガラス板加工装置
  11. 【請求項11】 各突起は、撓み可能な一体物からなる
    請求項8から10のいずれか一項に記載のガラス板加工
    装置。
  12. 【請求項12】 各突起は、多数の毛を束ねた撓み可能
    なものからなる請求項8から10のいずれか一項に記載
    のガラス板加工装置。
  13. 【請求項13】 支持手段は、可撓体上に載置されたガ
    ラス板を固定する固定手段を更に具備している請求項
    から12のいずれか一項に記載のガラス板加工装置。
  14. 【請求項14】 固定手段は、可撓体に穿設された孔
    と、この孔を真空吸引する吸引手段とを具備している請
    求項13に記載のガラス板加工装置。
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