JP2018154512A - ガラス板の製造方法及びスクライブ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガラス板を製造するに際し、複数の動力源を備えたスクライブ装置により、ガラス板にスクライブ線を形成する場合に、スクライブ線の形成不良を回避する技術の提供。【解決手段】相互に平行な二本のラック2と、両ラック2,2に沿ってそれぞれ転動する二つのピニオン3と、両ピニオン3,3に動力を付与する二基のサーボモーター4と、両ピニオン3,3の転動に伴って両ラック2,2と平行に移動しつつ、ガラス板Gにスクライブ線Sを形成する本体6とを備えたスクライブ装置1を用いて、ガラス板Gにスクライブ線Sを形成するに際し、両ピニオン3,3を動力伝達機構5により機械的に連結したスクライブ装置1及びガラス板Gの製造方法。【選択図】図1

Description

本発明は、ガラス板にスクライブ線を形成する工程を含むガラス板の製造方法、及び、スクライブ装置に関する。
周知のように、ガラス板の製造工程では、製品サイズに切り出すためにガラス板を切断する場合が多い。ガラス板を切断するための手法の一例としては、ガラス板にスクライブ線を形成した後、スクライブ線を起点にガラス板を折割って切断する手法を挙げることができる。
ここで、ガラス板にスクライブ線を形成する具体的な態様は、例えば、特許文献1に開示されている。また、同文献に開示された態様の他、図3に示すようなスクライブ装置100を用いることによっても、ガラス板にスクライブ線を形成することが可能である。
図3に示すスクライブ装置100は、相互に平行な二本のラック101と、両ラック101,101に沿ってそれぞれ転動する二つのピニオン102と、両ピニオン102,102に動力を付与する二基のサーボモーター103と、両ピニオン102,102の転動に伴って両ラック101,101と平行な方向Vに移動しつつ、ガラス板Gにスクライブ線Sを形成する本体104とを備えている。
本体104は、一対のホイールカッター104a,104aを備えており、本体104の移動に伴って各ホイールカッター104aがガラス板G上を走行し、切断予定線Xに沿ってスクライブ線Sを形成する。なお、両ラック101,101の相互間には、これらのラック101と平行に延びた一対のガイド105,105が設置されており、本体104は、両ガイド105,105に案内されながら方向Vに移動していく。
特開2008−156180号公報
ところで、上記のようなスクライブ装置を用いて、ガラス板にスクライブ線を形成する場合には、下記のような解決すべき問題があった。
すなわち、図3に示したスクライブ装置100は、一基のみでなく、二基のサーボモーター103を備えている。これは、近年におけるガラス板Gの大型化に伴い、スクライブ装置100も大型化していることに対応したものである。しかしながら、このように動力源として複数のサーボモーター103を備えている場合には、サーボモーター103の動作(始動時期や回転数等)がずれることによって不具合が生じる。
例えば、一方のサーボモーター103の回転数が低下した場合、図4に示すように、両ピニオン102,102の一方が他方に対して先行し、これに伴って本体104が不当に傾いてしまう。このような事態が生じると、切断予定線X(後で折割りにより切断される箇所となる線)に沿って形成されるべきスクライブ線Sが、切断予定線Xから逸れてしまう。その結果、ガラス板Gを所望のとおりに折割って切断することが不可能となる難点があった。あるいは、サーボモーター103が過負荷となり、本体104の移動が停止してしまう場合もあった。
なお、このような問題は、複数のサーボモーターを動力源として備えたスクライブ装置のみでなく、複数の動力源の動作を相互に同期させるコントローラを更に備えたスクライブ装置により、ガラス板にスクライブ線を形成する場合にも発生し得る。例えば、図3に示すスクライブ装置100であれば、一方のサーボモーター103とピニオン102との間にのみ滑りが発生すれば、複数のサーボモーター103について同期制御を行っていても本体104が傾いてしまう。
上記の事情に鑑みなされた本発明は、ガラス板を製造するに際し、複数の動力源を備えたスクライブ装置により、ガラス板にスクライブ線を形成する場合に、スクライブ線の形成不良を回避することを技術的な課題とする。
上記の課題を解決するために創案された本発明に係る方法は、相互に平行な複数の直線軌道と、複数の直線軌道に沿ってそれぞれ転動する複数の転動体と、複数の転動体に動力を付与する複数の動力源と、複数の転動体の転動に伴って複数の直線軌道と平行に移動しつつ、ガラス板にスクライブ線を形成する本体とを備えたスクライブ装置を用いて、ガラス板にスクライブ線を形成する工程を含むガラス板の製造方法であって、複数の転動体を動力伝達機構により機械的に連結したことに特徴付けられる。
この方法では、複数の直線軌道に沿ってそれぞれ転動する複数の転動体を動力伝達機構により機械的に連結している。そのため、これら複数の転動体に動力を付与する複数の動力源の動作にずれが発生した場合や、一部の動力源と転動体との間に滑りが発生した場合でも、複数のうちの一部の転動体が、他の転動体に対して先行するような事態の発生を回避できる。これにより、ガラス板にスクライブ線を形成する本体が、不当に傾くことを防止できる。その結果、スクライブ線の形成不良を回避することが可能となる。
上記の方法では、スクライブ装置が複数の動力源の動作を相互に同期させるコントローラを更に備え、コントローラによって複数の動力源に対して同期制御を行うことが好ましい。
このようにすれば、動力源の負荷を均一として、本体に掛かる荷重を低減できる。これにより、スクライブ線の形成の精度を向上させることもできる。
上記の方法では、直線軌道としてラックを用いると共に、転動体としてピニオンを用いることが好ましい。
このようにすれば、スクライブ装置において、ラック・アンド・ピニオン機構により本体を移動させ得ることになり、スクライブ装置の構造について簡易化を図ることが可能となる。これにより、スクライブ装置の保守・点検等に要するコストを抑制できる。
上記の方法では、複数の動力源の数と複数の転動体の数とを同数とすると共に、複数の動力源の各々に駆動軸を設け、各駆動軸に複数の転動体の各々を取り付け、動力伝達機構が、副軸を介して駆動軸の回転を互いに伝達するようにしてもよい。
このようにした場合には、複数の動力源に駆動軸をそれぞれ設け、それらの駆動軸の回転を動力伝達機構の副軸を介して互いに伝達することにより、複数の転動体が機械的に連結された状態となる。これにより、動作ずれや滑りが発生した場合であっても、その影響を好適に打ち消すことが可能である。
上記の方法では、動力伝達機構として、複数の転動体が取り付けられた単一の軸を用いると共に、軸を介して複数の動力源から複数の転動体に動力を付与してもよい。
このようにした場合には、単一の軸のみで複数の転動体を機械的に連結できる。これにより、複数の転動体を相互に同期した状態で転動させる上で有利となる。その結果、動作ずれや滑りが発生した場合でも、複数のうちの一部の転動体が、他の転動体に対して先行するような事態の発生をより好適に回避することが可能である。
上記の方法では、複数の直線軌道と平行に延びる対称軸を基準として、スクライブ装置を対称な構成とすると共に、スクライブ装置の重心を対称軸上に位置させることが好ましい。
このようにすれば、ガラス板にスクライブ線を形成する本体がより不当に傾き難くなるため、スクライブ線の形成不良を回避する上で更に有利となる。
また、上記の課題を解決するために創案された本発明に係る装置は、相互に平行な複数の直線軌道と、複数の直線軌道に沿ってそれぞれ転動する複数の転動体と、複数の転動体に動力を付与する複数の動力源と、複数の転動体の転動に伴って複数の直線軌道と平行に移動しつつ、ガラス板にスクライブ線を形成する本体とを備えたスクライブ装置であって、複数の転動体を機械的に連結する動力伝達機構を更に備えることに特徴付けられる。
このスクライブ装置によれば、上記のガラス板の製造方法と同一の作用・効果を得ることが可能である。
本発明によれば、ガラス板を製造するに際し、複数の動力源を備えたスクライブ装置により、ガラス板にスクライブ線を形成する場合に、スクライブ線の形成不良を解消することが可能である。
本発明の第一実施形態に係るスクライブ装置、及び、当該装置を用いた本発明の第一実施形態に係るガラス板の製造方法を示す平面図である。 本発明の第二実施形態に係るスクライブ装置、及び、当該装置を用いた本発明の第二実施形態に係るガラス板の製造方法を示す平面図である。 従来におけるスクライブ装置、及び、当該装置を用いたガラス板の製造方法を示す平面図である。 従来におけるスクライブ装置、及び、当該装置を用いたガラス板の製造方法の問題点を説明するための平面図である。
<第一実施形態>
以下、本発明の第一実施形態に係るスクライブ装置、及び、当該装置を用いた本発明の第一実施形態に係るガラス板の製造方法について説明する。
まず、スクライブ装置について説明する。
図1に示すように、スクライブ装置1は、相互に平行な二本のラック2と、両ラック2,2に沿ってそれぞれ転動する二つのピニオン3と、相互に同期した状態で駆動しながら両ピニオン3,3に動力を付与する二基のサーボモーター4と、両ピニオン3,3を機械的に連結する動力伝達機構5と、両ピニオン3,3の転動に伴って両ラック2,2と平行なV方向に移動しつつ、ガラス板Gにスクライブ線Sを形成する本体6と、本体6のV方向への移動を案内する一対のガイド7,7と、スクライブ線Sの形成の前後でガラス板Gを搬送するベルトコンベア8とを備えている。
二本のラック2は、それぞれ定位置に固定された状態で水平に延びるように設置されている。
二つのピニオン3の各々は、サーボモーター4の駆動軸4aに取り付けられており、駆動軸4aの回転に伴い動力(トルク)を得てラック2上を転動する。
二基のサーボモーター4は、二基のうちの一方の駆動軸4aに取り付けられたピニオン3と、他方の駆動軸4aに取り付けられたピニオン3とが、二本のラック2上で並走しながら転動するように、常に両ピニオン3,3に対して等しい大きさ、及び、等しい向きの動力を付与することが可能となっている。
ここで、本実施形態に係るスクライブ装置1では、当該スクライブ装置1を構成する直線軌道および転動体として、それぞれラック2およびピニオン3を用いている。しかしながら、これに限定されるものではなく、例えば、直線軌道としてレールを用いると共に、転動体としてレール上を転動する車輪を用いてもよい。なお、レールと車輪とを用いる場合には、一対のガイド7,7は設置しなくてもよい。
また、本実施形態に係るスクライブ装置1では、当該スクライブ装置1を構成する動力源としてサーボモーター4を用いているが、汎用モーターを用いてもよい。なお、複数の動力源の動作を相互に同期させるコントローラにより、複数の動力源に対して同期制御を行うことが好ましい。
動力伝達機構5は、各サーボモーター4の駆動軸4aに取り付けられた第一タイミングプーリー9と、駆動軸4aと平行に延びた副軸10(カウンターシャフト)、及び、副軸10の両端にそれぞれ取り付けられた第二タイミングプーリー11と、両プーリー9,11に巻き掛けられたタイミングベルト12とを備えている。
第一タイミングプーリー9は、同じ駆動軸4aに取り付けられたピニオン3と同期して回転することが可能である。この第一タイミングプーリー9の径は、ピニオン3の径と比較して小さくなっている。
第二タイミングプーリー11は、駆動軸4aの回転が第一タイミングプーリー9およびタイミングベルト12を介して伝達されることで回転する。この第二タイミングプーリー11の回転に伴い副軸10が回転する。なお、第二タイミングプーリー11の径は、第一タイミングプーリー9の径と同一となっている。
ここで、本実施形態に係るスクライブ装置1では、両プーリー9,11とタイミングベルト12とにより、駆動軸4aの回転が副軸10に伝達される構成となっているが、この限りではない。例えば、駆動軸4aと副軸10との双方に歯車を取り付け、両歯車を噛み合わせることで駆動軸4aの回転が副軸10に伝達される構成としてもよい。
本体6は、両サーボモーター4,4がそれぞれ固定された二つの固定部6aと、駆動軸4aおよび副軸10の軸方向に沿って延びると共に、両固定部6a,6aを連結する連結部6bと、ガラス板G上を走行する一対のホイールカッター6ca,6caが取り付けられ、且つ、連結部6bと一体に移動する筐体6cとを備えている。
連結部6bは、副軸10を回転自在に支持するための複数(ここでは四つ)の軸受6baを有する。なお、連結部6bは、駆動軸4aと副軸10との間に介在しており、駆動軸4aは連結部6bを基準として本体6の移動方向(V方向)の前方側に配置され、副軸10は移動方向の後方側に配置されている。
筐体6cに取り付けられた一対のホイールカッター6ca,6caは、それぞれ切断予定線X(後で折割りにより切断される箇所となる線)に沿って走行しながらスクライブ線Sを形成する。
一対のガイド7,7は、二本のラック2の相互間で両ラック2,2と平行に延びるように設置されている。各ガイド7には、当該ガイド7に沿って移動が可能なブロック(図示省略)が取り付けられている。このブロックは、筐体6cの底部に固定されており、本体6(筐体6c)は、ブロックを介してガイド7に案内されて移動する。
ベルトコンベア8は、一対のガイド7,7の相互間に配置されると共に、その送り方向がV方向と平行になっている。ベルトコンベア8における搬送面の高さ位置は、一対のガイド7,7が設置された高さ位置よりも下方となっている。このベルトコンベア8は、スクライブ線Sの形成前のガラス板Gを形成位置(図1でガラス板Gが描かれた位置)に搬入して停止させると共に、スクライブ線Sの形成後のガラス板Gを形成位置から搬出するように構成されている。
なお、以上に説明したスクライブ装置1は、二本のラック2と平行に延びる対称軸Cを基準として対称な構成を有しており、このスクライブ装置1の重心は対称軸C上に位置している。
次に、上記のスクライブ装置1を用いたガラス板の製造方法について説明する。
なお、本実施形態においてスクライブ線Sを形成される対象のガラス板Gは、矩形状に形成されている。このガラス板Gは、四辺のうちの平行な二辺が方向Vと平行に延びた状態でベルトコンベア8に積載されている。
はじめに、ガラス板Gをベルトコンベア8により形成位置に搬入して停止させる。次いで、二基のサーボモーター4の駆動に伴って本体6をV方向に移動させることで、ガラス板G上を走行する一対のホイールカッター6ca,6caにより、V方向と平行に二本のスクライブ線Sを形成する。その後、スクライブ線Sが形成されたガラス板Gをベルトコンベア8により形成位置から搬出する。搬出されたガラス板Gは、後工程に供される。後工程では、スクライブ線Sを起点とした折割りや、端面加工、洗浄処理等が行われる。
次に、本実施形態に係るスクライブ装置1、及び、ガラス板の製造方法による主たる作用・効果について説明する。
上記のスクライブ装置1、及び、ガラス板の製造方法では、二本のラック2に沿ってそれぞれ転動する二つのピニオン3を動力伝達機構5により機械的に連結している。そのため、両ピニオン3,3に動力を付与する二基のサーボモーター4の相互間で動作にずれが発生した場合や、一部のサーボモーター4とピニオン3との間に滑りが発生した場合でも、一方のピニオン3が、他方のピニオン3に対して先行するような事態の発生を回避できる。これにより、ガラス板Gにスクライブ線Sを形成する本体6が、不当に傾くことを防止できる。その結果、スクライブ線Sの形成不良を回避することが可能となる。
また、二基のサーボモーター4の一方が故障した場合であっても、他方のサーボモーター4が動作していれば、本体6を適当に移動させることができ、ガラス板Gにスクライブ線Sを形成することができる。このため、サーボモーター4の故障による生産量の低下を防止できる。
<第二実施形態>
以下、本発明の第二実施形態に係るスクライブ装置、及び、当該装置を用いた本発明の第二実施形態に係るガラス板の製造方法について説明する。
まず、スクライブ装置について説明する。なお、第二実施形態に係るスクライブ装置については、上記の第一実施形態に係るスクライブ装置との相違点についてのみ説明する。第一実施形態に係るスクライブ装置との共通点については、第二実施形態に係るスクライブ装置の説明で参照する図面に同一の符号を付すことで重複する説明を省略する。
図2に示すように、第二実施形態に係るスクライブ装置1が、第一実施形態に係るスクライブ装置1と相違している主な点は、両ピニオン3,3を機械的に連結する動力伝達機構5が単一の軸13のみで構成されている点と、この単一の軸13を介して二基のサーボモーター4から二つのピニオン3に動力を付与している点である。
軸13は、筐体6cに取り付けられた複数(ここでは二つ)の軸受6baにより回転自在に支持されると共に、この軸13には、二つのタイミングプーリー14が取り付けられている。二基のサーボモーター4は共に筐体6cに搭載されている。両サーボモーター4,4の各々における駆動軸4aには、タイミングプーリー15が取り付けられている。そして、軸13側のタイミングプーリー14とサーボモーター4側のタイミングプーリー15とに、タイミングベルト16が巻き掛けられている。
これにより、両サーボモーター4,4の各々における駆動軸4aの回転が、両プーリー14,15とタイミングベルト16とにより軸13に伝達される。そして、軸13と同期して当該軸13の両端に取り付けられた両ピニオン3,3が回転することにより、各ピニオン3がラック2上を転動する。
上記のスクライブ装置1を用いた第二実施形態に係るガラス板の製造方法は、第一実施形態と同様にして実行できるため、ここでは重複する説明を省略する。さらに、第二実施形態に係るガラス板の製造方法によれば、第一実施形態と同様の主たる作用・効果を得ることが可能である。
ここで、本発明に係るスクライブ装置やガラス板の製造方法は、上記の各実施形態で説明した構成や態様に限定されるものではない。例えば、上記の各実施形態では、ガラス板に対してスクライブ線を一方向に沿ってのみ形成しているが、これに限定されるものではない。一例を挙げると、相互に直交する二方向(矩形のガラス板の縦方向および横方向等)に沿ってガラス板にスクライブ線を形成してもよい。この場合、上記の各実施形態に用いたスクライブ装置を上下二段に配置すると共に、両装置の本体の移動方向が相互に直交する方向となるように配置すればよい。
1 スクライブ装置
2 ラック
3 ピニオン
4 サーボモーター
4a 駆動軸
5 動力伝達機構
6 本体
10 副軸
13 軸
C 対称軸
G ガラス板
S スクライブ線

Claims (7)

  1. 相互に平行な複数の直線軌道と、
    前記複数の直線軌道に沿ってそれぞれ転動する複数の転動体と、
    前記複数の転動体に動力を付与する複数の動力源と、
    前記複数の転動体の転動に伴って前記複数の直線軌道と平行に移動しつつ、ガラス板にスクライブ線を形成する本体とを備えたスクライブ装置を用いて、
    ガラス板にスクライブ線を形成する工程を含むガラス板の製造方法であって、
    前記複数の転動体を動力伝達機構により機械的に連結したことを特徴とするガラス板の製造方法。
  2. 前記スクライブ装置が前記複数の動力源の動作を相互に同期させるコントローラを更に備え、
    前記コントローラによって前記複数の動力源に対して同期制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のガラス板の製造方法。
  3. 前記直線軌道としてラックを用いると共に、前記転動体としてピニオンを用いることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス板の製造方法。
  4. 前記複数の動力源の数と前記複数の転動体の数とを同数とすると共に、
    前記複数の動力源の各々に駆動軸を設け、各駆動軸に前記複数の転動体の各々を取り付け、
    前記動力伝達機構が、副軸を介して前記駆動軸の回転を互いに伝達することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のガラス板の製造方法。
  5. 前記動力伝達機構として、前記複数の転動体が取り付けられた単一の軸を用いると共に、該軸を介して前記複数の動力源から前記複数の転動体に動力を付与することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のガラス板の製造方法。
  6. 前記複数の直線軌道と平行に延びる対称軸を基準として、前記スクライブ装置を対称な構成とすると共に、該スクライブ装置の重心を前記対称軸上に位置させることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のガラス板の製造方法。
  7. 相互に平行な複数の直線軌道と、
    前記複数の直線軌道に沿ってそれぞれ転動する複数の転動体と、
    前記複数の転動体に動力を付与する複数の動力源と、
    前記複数の転動体の転動に伴って前記複数の直線軌道と平行に移動しつつ、ガラス板にスクライブ線を形成する本体とを備えたスクライブ装置であって、
    前記複数の転動体を機械的に連結する動力伝達機構を更に備えることを特徴とするスクライブ装置。
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