JP3063462U - 車椅子固定装置 - Google Patents

車椅子固定装置

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JP3063462U
JP3063462U JP1998010750U JP1075098U JP3063462U JP 3063462 U JP3063462 U JP 3063462U JP 1998010750 U JP1998010750 U JP 1998010750U JP 1075098 U JP1075098 U JP 1075098U JP 3063462 U JP3063462 U JP 3063462U
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JP
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wheelchair
lock
wheelchair fixing
slide shaft
fixing mechanism
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JP1998010750U
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Inventor
武 大須賀
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武 大須賀
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この考案は簡単、コンパクトな構造で、各種規
格の車椅子の固定に対応でき、扱いが楽で何人も自由に
使いこなせる車椅子固定装置の提供を目的とする。 【構成】点対称に配された一対の車椅子固定機構がそれ
ぞれ独立して操作でき、未使用時には収納体5に収納可
能となるように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車椅子を固定する為のもので、特に車椅子を使用状態のままで固定で き、簡単、コンパクトな装置で更に規格が異なる車椅子にも何等装置の設定を変 更する事無く安全確実に固定できる車椅子固定装置に関する物である。
【0002】
【従来の技術】
従来の車椅子固定装置はその構造が複雑で操作に手間取ったり固定が不安定だ ったり、又はガイドレールを設置して車椅子の位置を規制したり、設置フロアー より突設する為、車椅子未固定時はその固定装置自体が煩わしく、さらに規格の 異なる車椅子を固定する場合、その都度装置の設定を変更する必要があったりと それぞれ問題点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決しようとする課題は上記従来の方法に見られるような複雑な構造 や操作、固定の不安定さ、固定時の車椅子の位置の規制、突設された装置の煩わ しさ、更に規格の異なる車椅子を固定する場合、規格に合わせて装置自体の設定 の変更が必要などと多岐に渡り、これら問題点を一掃すべく、装置自体が単純・ コンパクトで簡単な操作で確実な固定を可能とし固定時に車椅子自体の位置もさ ほど限定されず、なおかつ車椅子未固定時は装置自体が設置フロアー面下部に収 納され、更に装置自体の設定を変更する事なく、各種車椅子を固定せんとする物 である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本車椅子固定装置は、車椅子固定機構と、該車椅子 固定機構を収納し得る箱体に形成された収納体とにより構成され、前記車椅子固 定機構は筒体と該筒体に挿通され滑動可能なスライドシャフトを備え、前記筒体 基端部に支持体を固着し、該支持体を前記収納体に回転自在に軸着し、前記収納 体に対し起伏可能に設置し、前記筒体他端部は前記スライドシャフトを経て前記 スライドシャフト先端部にフック状把持部を、前記スライドシャフトの中心軸を 含む平面上で回動可能に軸着し、前記筒体他端部にはロック手段を設け、該ロッ ク手段を操作するロック操作体を設置し、前記ロック手段を前記ロック操作体の 操作により前記ロック手段を制御する様、前記ロック手段と前記ロック操作体間 に、一端を前記ロック手段に、他端を前記ロック操作体に固定されたアウターケ ーブルを設け、該アウターケーブル内に移動自在にインナーケーブルを挿通し、 前記ロック操作体の操作により前記インナーケーブルを移動させ、前記ロック手 段を介して前記スライドシャフトの滑動を制御するように構成する。そして前記 車椅子固定機構は前記収納体内に一対で配置し、それぞれの前記筒体の中心軸が 相互に至近距離になるように点対称に前記車椅子固定機構を設置し、前記車椅子 固定機構の前記支持体と、相対する前記車椅子固定機構の前記フック状把持部と の距離が最短となるように配置し、前記フック状把持部が前記スライドシャフト の案内により車椅子の固定役割を担う所定フレームに到達時に一対の前記フック 状把持部相互を結ぶ線分が車椅子進行方向と水平面上で略直角位置を保つように 設定する。
【0005】
【作用】
上記のように構成された車椅子固定装置は、一対の車椅子固定機構それぞれが 収納体との軸着部を起点に支持体・筒体・ロック手段・スライドシャフト・フッ ク状把持部が一体となり、起伏動作を行い、更にフック状把持部は、スライドシ ャフトの案内により伸縮可能となる。又車椅子固定時は、車椅子の座部中央を車 椅子固定装置のほぼ真上に来るように静止させ、ロック操作体のロックレバーを 引き上げ、ロック手段のロックをアンロック状態とする。
【0006】 次にフック状把持部を持ち上げ、同時に車椅子を固定する為のフレームまでス ライドシャフトの案内を伴いながら引き出し、フレームに係止する。その後ロッ ク操作体のロックレバーを押し下げる事によりロック手段をロック状態とし、ス ライドシャフトの滑動を制止する。
【0007】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。図1はこの考案の一実施例 の車椅子固定機構の斜視図を示し、図2は車椅子固定装置の平面図を示す。これ らの図において1は筒体、2はスライドシャフト、3は支持体、4はフック状把 持部、5は収納体、6は中間点、7はロック手段、10はアウターケーブル、1 1はインナーケーブルを示す。
【0008】 筒体1は内部に挿通される滑動可能なスライドシャフト2を備えている。筒体 1の基端部側は支持体3に固着されていて、この支持体3は収納体5に回転自在 に軸着されている。ここで支持体3は車椅子をフロアーに固定するための力の要 になるパーツのため図1〜図2のように三角形に設計し、収納体5との軸着部を できるだけ長くとるようにすると良い。
【0009】 又筒体1の他端部側はスライドシャフト2を経由してフック状把持部4につな がり、このフック状把持部4はスライドシャフト2と回動可能に軸着している。 この時、様々な車幅の車椅子に対し、フック状把持部4が車椅子のフレーム到達 時に車椅子の進行方向と、フック状把持部4どうしを結ぶ線分とが水平面上で略 直角を保つには、図2に示されるように点対称に配された一対の筒体1どうしの 間隔を至近距離に設置するのが良好である。
【0010】 更にコンパクト性も考慮し、点対称の中心点は一対の支持体3が互いに隣接し あう中間点6に設計すべきである。そしてこれらの構成は図2に示されるように 収納体5に収納されるように設計する。
【0011】 次に図3、図4において筒体1、スライドシャフト2、フック状把持部4の平 面図、側面図を示す。 これらの図においてAはフック状把持部4の長さを示す。フック状把持部4は スライドシャフト2の中心軸回りの自転と、中心軸を含む平面上での回転とを同 時に達成できるように、図3、図4に示すように設計し、この事で競技用車椅子 に見られるような、フロアーに対して角度を持って構成されたフレームを持つ車 椅子の固定も可能となる。そしてAは車椅子の進行方向の固定をより安定させる ためにも各種フレームの太さを考慮し、最短に設計する。
【0012】 図5は車椅子固定時の筒体1、スライドシャフト2、フック状把持部4、収納 体5の側面図を示す。 この図のように構成された一対の車椅子固定機構は、収納体5より起伏可能で 、且つフック状把持部4は筒体1からの伸縮も可能となり、それ故車椅子の車幅 や車高の変化に十分に対応でき、車椅子固定装置自体の再設定も不要となる。
【0013】 図6は図5の別の場合で、車椅子固定時の車椅子固定機構の側面図を示す。 この図6のように、車椅子固定機構の起伏角度とフック状把持部4の伸縮距離 は一対のそれぞれで、異なる設定が可能なため、例えば車椅子の停止位置が車椅 子固定装置の中央より右または左にずれたとしても、車椅子固定装置が車椅子の 両輪間に位置すれば、車椅子は固定可能である。
【0014】 なお且つ一対の車椅子固定機構は点対称に配された設計のため、車椅子固定装 置に対して車椅子を前向きにも、後ろ向きにも固定でき、車椅子の車椅子固定装 置への進入も180度異なった相対する二方向から可能である。
【0015】 次に図7でロック装置の側面図を示す。 この図において2はスライドシャフト、7はロック手段、8はロック操作体、 9はロックレバー、10はアウターケーブル、11はインナーケーブル、12は ロック部材を示す。 ロック手段7とロック操作体8はアウターケーブル10でつながり、アウター ケーブル10内に移動自在なインナーケーブル11が挿通されている。ロックレ バー9を実線位置より2点鎖線位置に引き上げる事により、インナーケーブル1 1はロック操作体8方向に移動する。この操作によりインナーケーブル11はロ ック手段7のロック部材12を実線の位置から2点鎖線の位置に移動させ、ロッ クを解除するように構成されている。
【0016】 又上記の逆操作すなわちロックレバー9を押し下げる事により、ロック部材1 2は実線の位置に復帰し、ロック手段7はロック状態となる。この時ロック手段 7は内部の図示省略のバネによりロック部材12を常時、実線位置にとどまらし める様に構成されている。更にロック操作体8は一対のロック手段7を同時に操 作可能に設計する。
【0017】 上記のように設計されたロック操作体8は、ロック手段7をリモートコントロ ールする事が可能で、ロック操作体8の固定場所は自由に設置でき、また固定せ ず適時移動も可能である。
【0018】
【考案の効果】
この考案による車椅子固定装置は簡単でコンパクトな構造である為、車椅子を 固定するフロアー面下部に設置可能で、未使用時にも邪魔にならず、更に競技用 車椅子を含む様々な規格の車椅子に、車椅子固定装置自体の再設定をする事も無 く対応でき、なお且つ、車椅子を固定する際、車椅子固定装置に対する車椅子の 停車位置もかなり自由となり、車椅子固定装置への進入方法も前進、後進に対応 でき、更に進入方向も相対する二方向から可能となる。このため設置場所による 制約にも十分対応ができ車椅子の使用者や介護者にとっても、労力が軽微である 。
【図面の簡単な説明】
【図1】 車椅子固定機構の斜視図である。
【図2】 車椅子固定装置の平面図である。
【図3】 筒体1、スライドシャフト2、フック状把持
部4の平面図である。
【図4】 筒体1、スライドシャフト2、フック状把持
部4の側面図である。
【図5】 車椅子固定機構の側面図である。
【図6】 車椅子固定機構の側面図である。
【図7】 ロック装置の側面図である。
【符号の説明】
1は筒体、2はスライドシャフト、3は支持体、4はフ
ック状把持部、5は収納体、6は中間点、7はロック手
段、8はロック操作体、9はロックレバー、

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車椅子固定機構と、該車椅子固定機構を
    収納し得る箱体に形成された収納体とにより構成され、
    前記車椅子固定機構は筒体と該筒体に挿通され滑動可能
    なスライドシャフトを備え、前記筒体基端部に支持体を
    固着し、該支持体を前記収納体に回転自在に軸着し、前
    記収納体に対し起伏可能に設置し、前記筒体他端部は前
    記スライドシャフトを経て前記スライドシャフト先端部
    にフック状把持部を、前記スライドシャフトの中心軸を
    含む平面上で回動可能に軸着し、前記筒体他端部にはロ
    ック手段を設け、該ロック手段を操作するロック操作体
    を設置し、前記ロック手段を前記ロック操作体の操作に
    より前記ロック手段を制御する様、前記ロック手段と前
    記ロック操作体間に、一端を前記ロック手段に、他端を
    前記ロック操作体に固定されたアウターケーブルを設
    け、該アウターケーブル内に移動自在にインナーケーブ
    ルを挿通し、前記ロック操作体の操作により前記インナ
    ーケーブルを移動させ、前記ロック手段を介して前記ス
    ライドシャフトの滑動を制御するように構成した事を特
    徴とする車椅子固定装置。
  2. 【請求項2】前記車椅子固定機構は前記収納体内に一対
    で配置し、それぞれの前記筒体の中心軸が相互に至近距
    離になるように点対称に前記車椅子固定機構を設置し、
    前記車椅子固定機構の前記支持体と、相対する前記車椅
    子固定機構の前記フック状把持部との距離が最短となる
    ように配置し、前記フック状把持部が前記スライドシャ
    フトの案内により車椅子の固定役割を担う所定フレーム
    に到達時に一対の前記フック状把持部相互を結ぶ線分が
    車椅子進行方向と水平面上で略直角位置を保つように設
    定された事を特徴とする請求項1記載の車椅子固定装
    置。
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