JP3063442B2 - バイオセンサおよびその製造方法 - Google Patents

バイオセンサおよびその製造方法

Info

Publication number
JP3063442B2
JP3063442B2 JP5007255A JP725593A JP3063442B2 JP 3063442 B2 JP3063442 B2 JP 3063442B2 JP 5007255 A JP5007255 A JP 5007255A JP 725593 A JP725593 A JP 725593A JP 3063442 B2 JP3063442 B2 JP 3063442B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
water
insulating substrate
enzyme
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5007255A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06213858A (ja
Inventor
俊彦 吉岡
里子 藤澤
万里子 宮原
史朗 南海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP5007255A priority Critical patent/JP3063442B2/ja
Publication of JPH06213858A publication Critical patent/JPH06213858A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3063442B2 publication Critical patent/JP3063442B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、試料中の特定成分につ
いて、迅速かつ高精度な定量を簡便に実施することので
きるバイオセンサおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】バイオセンサの一例としてスクロースセ
ンサについて説明する。酵素電極を用いたスクロースの
定量方法としてはインベルターゼ(EC3.2.1.2
6:以下INVと略す)、ムタロターゼ(EC5.1.
3.3:以下MUTと略す)、グルコースオキシダーゼ
(EC1.1.3.4:以下GODと略す)の3つの酵
素と酸素電極あるいは過酸化水素電極とを組み合わせた
方式が一般によく知られている(例えば、鈴木周一編
「バイオセンサー」講談社)。
【0003】上記方法について説明する。試料中のスク
ロースはINVによってα−グルコースとフルクトース
に加水分解される。つぎにMUTによってα−グルコー
スからβ−グルコースへの異性化が促進され、このβ−
グルコースがGODにより選択的に酸化される。酸素の
存在下では、前記GODによる酸化反応過程において酸
素が過酸化水素に還元される。このときの酸素減少量を
酸素電極によって計測するか、あるいは過酸化水素の増
加量を過酸化水素電極によって計ることでスクロースの
定量を行なうものである。
【0004】つぎに、酸素の代わりにレドックス化合物
を電子受容体として機能させる方式について説明する。
同方式のバイオセンサとして、試料液の希釈や撹拌など
を行なう事なく簡易に定量しうる方法が提案されている
(特開平3−54447号公報)。
【0005】このバイオセンサは、絶縁性の基板上にス
クリーン印刷等の方法で電極系を形成し、上記電極系上
に親水性高分子と酸化還元酵素を含む層、親水性高分子
層および電子受容体を含む層を順に形成したものであ
る。試料液を酵素反応層上へ滴下すると反応層が溶解
し、試料液中の基質との間で酵素反応が進行し、電子受
容体が還元される。酵素反応終了後、この還元された電
子受容体を電気化学的に酸化し、このとき得られる酸化
電流値から試料液中の基質濃度を求めるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術において
は、測定対象となる物質濃度の上限が反応層中の電子受
容体濃度に依存していた。高濃度の試料液を希釈せずに
測定するためには、電子受容体の担持量を増加させるこ
とが必要であるが、その場合、測定に長時間を要する、
またバイオセンサの保存時において反応層のひび割れが
生じ易く、応答のばらつきの原因となる、さらに試料液
に反応層が溶解したときに、その溶解熱による温度低下
が大きくなり、酵素反応が速やかに進行しない、またコ
ストがかかる等の欠点がある。そこで、試料液を希釈す
ることが必要となるが、そうすれば希釈操作により操作
の簡便性が失われる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、絶縁性の基板と、該基板上に形成された
少なくとも作用極と対極からなる電極系と、反応層とか
ら構成され、前記反応層中に非水溶性高分子を含有する
層が含まれるバイオセンサを提供するとともに、その製
造方法を提供するものである。
【0008】
【作用】非水溶性高分子と水溶性高分子、あるいは非水
溶性高分子と電子受容体を含む層を反応層中に含むこと
により、高濃度の試料液を希釈せずに測定可能なバイオ
センサが、電子受容体担持量を著しく増加させることな
く得ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。
【0010】(実施例1)バイオセンサの一例として、
スクロースセンサについて説明する。図1は本発明のバ
イオセンサの一実施例として作製したスクロースセンサ
の断面図、図2は同スクロースセンサのうち反応層を除
き、図1の斜め上方向からみた分解斜視図である。
【0011】以下、スクロースセンサの作製方法につい
て説明する。ポリエチレンテレフタレートからなる絶縁
性の基板1に、スクリーン印刷により銀ペ−ストを印刷
しリ−ド2、3を形成した。つぎに、樹脂バインダーを
含む導電性カーボンペーストを印刷して作用極4を形成
した。作用極4はリード2と接触している。
【0012】つぎに、絶縁性ペーストを印刷して絶縁層
6を形成した。絶縁層6は、作用極4の外周部を覆って
おり、これによって作用極4の露出部分の面積を一定に
保っている。さらに、絶縁層6は、リード2、3を部分
的に覆っている。
【0013】つぎに、樹脂バインダーを含む導電性カー
ボンペーストをリード3と接触するように印刷して対極
5を形成した。
【0014】つぎに、前記電極系(作用極4、対極5)
上に親水性高分子としてカルボキシメチルセルロ−ス
(以下CMCと略す)の0.5wt%水溶液を滴下、乾燥
させてCMC層を形成した。つづいて、前記CMC層上
に酵素としてINV、MUT、GODおよび電子受容体
としてフェリシアン化カリウムをリン酸緩衝液(0.2
M:KH2PO4−0.2M:Na2HPO4;pH=7.
4)に溶解させた混合溶液を滴下し、50℃の温風乾燥
器中で10分間乾燥させてCMC−酵素−フェリシアン
化カリウム層を形成した。
【0015】CMC層上に、酵素および電子受容体の混
合溶液を滴下すると、親水性高分子であるCMC層は一
度溶解し、その後の乾燥過程で酵素などと混合された形
でCMC−酵素−フェリシアン化カリウム層を形成す
る。しかし、撹拌をともなわないため完全な混合状態と
はならず、電極系表面はCMCのみによって被覆された
状態となる。すなわち、電極系表面へのタンパク質の吸
着などを防ぐことができる。
【0016】つぎに非水溶性高分子としてポリ(2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート)(以下PHEMAと略
す)と水溶性高分子としてポリビニルピロリドン(以下
PVPと略す)のメタノール溶液を前記CMC−酵素−
フェリシアン化カリウム層上へ滴下し、乾燥させて反応
層7を形成した。PHEMAとPVPのメタノール溶液
はスピンコート法を用いても以下に示すものと同様の効
果が得られた。
【0017】CMC、酵素、フェリシアン化カリウムは
ともにメタノールにはほとんど溶解しない。したがっ
て、PHEMAとPVPの混合層は、CMC−酵素−フ
ェリシアン化カリウム層と分離した多層構造を有してい
る。
【0018】上記のようにして反応層7を形成した後、
カバー9およびスペーサー8を図2中、一点鎖線で示す
ような位置関係をもって接着してスクロースセンサを作
製した。
【0019】このスクロースセンサに試料液としてスク
ロース水溶液3μlを試料供給孔10より供給した。試
料液は空気孔11部分まで達し、電極系上の反応層7が
溶解した。なお、試料液の供給をよりいっそう円滑にす
るためには、さらに、レシチンの有機溶媒溶液(例えば
トルエン)を試料供給部(センサ先端部)から反応層上
にわたって広げ、乾燥させることでレシチン層を形成し
てからカバー9、スペーサー8を接着するとよい。
【0020】試料液を供給してから一定時間後に電極系
の対極5と作用極4間に+0.5Vの電圧を印加し、5
秒後の電流値を測定したところ、試料液中のスクロース
濃度に比例した値が得られた。
【0021】PHEMAは親水性高分子であるため、試
料液であるスクロース水溶液によって膨潤するが、非水
溶性であるため、単独で層を形成させると試料液中の基
質(この場合はスクロース)がPHEMA層を透過して
酵素と反応することができない。本発明のように水溶性
高分子(ここではPVP)との混合溶液を用いると、P
HEMAとPVPが混在した層が形成できる。
【0022】PVPは水溶性であるから試料液に溶解
し、試料液中のスクロースはPVPが溶解することによ
って生じた細孔部分を通過して酵素と反応する。ここで
一定時間に細孔を通過するスクロース分子の数は、細孔
の大きさや分布に依存し、その結果ある一定の確率で制
限された量のスクロースに対する応答が得られる。した
がって、高濃度のスクロースを希釈操作なしに測定可能
なスクロースセンサが得られる。
【0023】さらに、試料液中に有形成分が含まれる果
汁を試料液として糖類の測定を試みたところ、PHEM
Aを主体とする層によって前記有形成分がろ過される効
果を同時に得ることができた。
【0024】この効果は血液を試料液とした場合におい
ても、血液中の赤血球などの有形成分の影響を除去する
という点で明かであった。
【0025】(実施例2)バイオセンサの一例として、
スクロースセンサについて説明する。
【0026】実施例1と同様にして、ポリエチレンテレ
フタレートからなる絶縁性の基板1上に、リ−ド2、3
と電極系(作用極4、対極5)および絶縁層6を形成し
た。さらに、CMC層を前記電極系上に形成した。
【0027】次に、前記CMC層上にINVとMUTと
GODをマレイン酸−トリス(ヒドロキシメチル)アミ
ノメタン緩衝液(pH=7.5:以下、マレイン酸−T
ris緩衝液と略す)に溶解させた混合溶液を滴下し、
温風乾燥器中で乾燥させてCMC−酵素層を形成した。
つぎにPHEMAを溶解させたメタノール溶液にフェリ
シアン化カリウムを分散させた(分散剤としてレシチン
を添加)分散液を、前記CMC−酵素層上へ滴下、乾燥
させて反応層7を形成した。さらに、実施例1と同様に
してカバー9およびスペーサー8と共に一体化してスク
ロースセンサを作製した。
【0028】上記のように作製したスクロースセンサに
試料液としてスクロース水溶液3μlを実施例1と同様
に試料供給孔10から供給してセンサ応答電流を測定し
たところ、スクロース濃度に比例した値が得られた。
【0029】PHEMAは非水溶性であるが、フェリシ
アン化カリウムを分散させた溶液を用いたために、乾燥
時にフェリシアン化カリウムの結晶が存在する部分に細
孔が生じる。フェリシアン化カリウムは試料液に溶解す
るため、試料液中のスクロースは一部が前記細孔を通過
して酵素と反応することができる。実施例1と同様に高
濃度のスクロースを希釈操作なしに測定可能なスクロー
スセンサが得られる。
【0030】(実施例3)バイオセンサの一例として、
グルコースセンサについて説明する。
【0031】実施例1と同様にして、ポリエチレンテレ
フタレートからなる絶縁性の基板1上に、リ−ド2、3
と電極系(作用極4、対極5)および絶縁層6を形成し
た。
【0032】次に、前記電極系上に0.5wt%ヒドロキ
シエチルセルロース(以下、HECと略す)水溶液を滴
下、乾燥させてHEC層を形成した。つづいて、前記H
EC層上にGOD水溶液を滴下し、温風乾燥器中で乾燥
させてCMC−酵素層を形成した。つぎに前記CMC−
酵素層上にPHEMAとPVPのメタノール溶液を滴下
し、乾燥させてPHEMA−PVP層を形成した。つぎ
に前記PHEMA−PVP層上にレシチンを分散剤とし
てフェリシアン化カリウムをトルエンに分散させた分散
液を滴下し、乾燥させて反応層7を形成した。
【0033】上記のように作製したグルコースセンサに
試料液としてグルコース水溶液10μlを反応層上へ滴
下して反応層を溶解させ、一定時間後に実施例1と同様
に作用極と対極間に定電圧を印加して応答電流を測定し
たところ、グルコース濃度に比例した値が得られた。実
施例1と同様に高濃度のグルコースを希釈操作なしに測
定可能なグルコースセンサが得られた。
【0034】このようにして作成したグルコースセンサ
は、GODとフェリシアン化カリウムがPHEMA−P
VP層によって分離された多層構造を有しており、それ
ゆえ乾燥状態での長期保存特性をより一層高めることが
できる。
【0035】なお、上記実施例ではスクロースセンサと
グルコースセンサについて示したが、本発明は他の糖類
(フルクトース、マルトース、ラクトース)やセルロー
スセンサ、乳酸センサ、アルコールセンサ、コレステロ
ールセンサなど酸化還元酵素の関与する反応系に広く適
用することができる。
【0036】酵素としてはインベルターゼ、ムタロター
ゼ、グルコースオキシダーゼ以外に、フルクトースデヒ
ドロゲナーゼ、マルターゼ、β−ガラクトシターゼ、セ
ルラーゼ、乳酸オキシダーゼ、アルコールオキシダー
ゼ、コレステロールオキシダーゼ、キサンチンオキシダ
ーゼ、アミノ酸オキシダーゼ等も用いることができる。
【0037】さらに、反応層は電極系表面に接して形成
する方法について述べたが、必ずしもその必要はない。
図2のようなカバー9およびスペーサー8と一体化する
場合には、カバー9とスペーサー8と絶縁性の基板1と
によって電極系上部に空間部が形成される。前記カバー
9、スペーサー8、絶縁性の基板1の前記空間部の壁面
に相当する部位であれば適当な場所に反応層を形成する
ことができる。センサに供給された試料液は前記空間部
を満たすため、反応層を溶解することが可能である。
【0038】また、非水溶性高分子としてはPHEMA
を用いたが、これに限定されることはなく、上記の効果
が得られるものを自由に選択することができる。
【0039】上記実施例のスクロースセンサでは、緩衝
液としてKH2PO4−Na2HPO4(pH=7.4)お
よびマレイン酸−Tris(pH=7.5)を用いた
が、これら以外にもHEPES−NaOH、KH2PO4
−K2HPO4、NaH2PO4−K2HPO4、NaH2
4−Na2HPO4、クエン酸−Na2HPO4、クエン
酸−K2HPO4、Tris−Tris塩酸塩、[N−ト
リス(ヒドロキシメチル)メチル−2−アミノエタンス
ルホン酸]−NaOH、[ピペラジン−N,N’−ビス
(2−エタンスルホン酸)]−NaOHの組合せをpH
7〜8付近の値に調整して用いても同様の効果が得られ
た。
【0040】さらに、上記実施例では親水性高分子およ
び水溶性高分子としてCMC、HEC、PVPを用いた
が、これらに限定されることはなく、他のセルロース誘
導体、具体的には、、ヒドロキシプロピルセルロース、
メチルセルロース、エチルセルロース、エチルヒドロキ
シエチルセルロース、カルボキシメチルエチルセルロー
スを用いてもよく、さらには、ポリビニルアルコール、
ゼラチンおよびその誘導体、アクリル酸およびその塩、
メタアクリル酸およびその塩、スターチおよびその誘導
体、無水マレイン酸およびその塩を用いても同様の効果
が得られた。
【0041】一方、電子受容体としては、上記実施例に
示したフェリシアン化カリウム以外に、p−ベンゾキノ
ン、フェナジンメトサルフェート、メチレンブルー、フ
ェロセン誘導体なども使用できる。
【0042】また、上記実施例において酵素および電子
受容体については試料液に溶解する方式について示した
が、実施例1および3においてはこれに制限されること
はなく、固定化によって試料液に不溶化させた場合にも
適用することができる。
【0043】また、上記実施例では、作用極と対極のみ
の二極電極系について述べたが、参照極を加えた三電極
方式にすれば、より正確な測定が可能である。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によると、高濃度の
試料液を希釈操作なしに測定可能なバイオセンサが得ら
れる。さらに、試料液中に有形成分が含まれる場合にも
その影響を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバイオセンサの一実施例として作製し
たスクロースセンサの断面図
【図2】同スクロースセンサのうち反応層を除いた分解
斜視図
【符号の説明】
1 絶縁性の基板 2、3 リード 4 作用極 5 対極 6 絶縁層 7 反応層 8 スペーサー 9 カバー 10 試料供給孔 11 空気孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南海 史朗 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−319658(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 27/327 G01N 27/40

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気絶縁性の基板と、前記絶縁性の基板上
    に形成された作用極および対極を有する電極系と、前記
    電極系上に設けられた反応層とから構成され、前記反応
    層は第1および第2の層を順次積層したものを主体と
    し、前記第1の層は親水性高分子と酵素と電子受容体を
    含有するものであり、前記第2の層は非水溶性高分子と
    水溶性高分子を含有するものであることを特徴とするバ
    イオセンサ。
  2. 【請求項2】 電気絶縁性の基板と、前記絶縁性の基板
    上に形成された作用極および対極を有する電極系と、前
    記電極系上に設けられた反応層とから構成され、前記反
    応層は第1および第2の層を順次積層したものを主体と
    し、前記第1の層は親水性高分子と酵素を含有するもの
    であり、前記第2の層は非水溶性高分子と電子受容体を
    含有するものであり、試料液との接触により前記電子受
    容体が溶解することを特徴とするバイオセンサ。
  3. 【請求項3】電気絶縁性の基板と、前記絶縁性の基板上
    に形成された作用極および対極を有する電極系と、前記
    電極系上に設けられた反応層とから構成され、前記反応
    層は第1、第2および第3の層を順次積層したものを主
    体とし、前記第1の層は親水性高分子と酵素を含有する
    ものであり、前記第2の層は非水溶性高分子と水溶性高
    分子を含有するものであり、前記第3の層は電子受容体
    を含有することを特徴とするバイオセンサ。
  4. 【請求項4】絶縁性の基板上に少なくとも作用極および
    対極を主体とする電極系を設ける工程、前記絶縁性の基
    板上に親水性高分子の水溶液を展開し、乾燥させて親水
    性高分子層を設ける工程、前記親水性高分子層上に酵素
    と電子受容体を含む水溶液を展開し、乾燥させて親水性
    高分子と酵素と電子受容体を含有する第1の層を設ける
    工程、前記第1の層上に非水溶性高分子と水溶性高分子
    の両者を溶解した有機溶媒溶液を展開し、乾燥させて非
    水溶性高分子と水溶性高分子を含有する第2の層を設け
    る工程を順次経過して製造することを特徴とするバイオ
    センサの製造方法。
JP5007255A 1993-01-20 1993-01-20 バイオセンサおよびその製造方法 Expired - Fee Related JP3063442B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5007255A JP3063442B2 (ja) 1993-01-20 1993-01-20 バイオセンサおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5007255A JP3063442B2 (ja) 1993-01-20 1993-01-20 バイオセンサおよびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06213858A JPH06213858A (ja) 1994-08-05
JP3063442B2 true JP3063442B2 (ja) 2000-07-12

Family

ID=11660925

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5007255A Expired - Fee Related JP3063442B2 (ja) 1993-01-20 1993-01-20 バイオセンサおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3063442B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3713522B2 (ja) 2000-10-27 2005-11-09 アークレイ株式会社 バイオセンサ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06213858A (ja) 1994-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2760234B2 (ja) 基質濃度測定方法
JP3102613B2 (ja) バイオセンサ
JP3027306B2 (ja) バイオセンサおよびその製造方法
JP3460183B2 (ja) バイオセンサ
US6547954B2 (en) Biosensor and method for quantitating biochemical substrate using the same
JP3267936B2 (ja) バイオセンサ
EP0909952B1 (en) Biosensor and method for quantitative measurement of a substrate using the same
EP0856586B1 (en) Biosensor and method of manufacturing the same
JPH1142098A (ja) 基質の定量法
JP2658769B2 (ja) バイオセンサ
JP3024394B2 (ja) バイオセンサおよびそれを用いた測定方法
JP3272882B2 (ja) バイオセンサおよびその製造方法
JP3437016B2 (ja) バイオセンサおよびそれを用いた基質の定量方法
JP3063442B2 (ja) バイオセンサおよびその製造方法
JP3770757B2 (ja) バイオセンサ
JP3429581B2 (ja) バイオセンサ
JP3214188B2 (ja) バイオセンサおよびその製造法
JP3070818B2 (ja) バイオセンサおよびその製造方法
JP3611268B2 (ja) バイオセンサおよびその製造方法
JP3745452B2 (ja) バイオセンサおよびその製造方法
JP2702818B2 (ja) バイオセンサおよびその製造法
JP3370414B2 (ja) バイオセンサの製造方法
JP3163218B2 (ja) バイオセンサの製造法
JPH06138080A (ja) バイオセンサ
JP3333183B2 (ja) バイオセンサ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090512

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110512

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110512

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees