JP3063424B2 - ディスク体収容器 - Google Patents

ディスク体収容器

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JP3063424B2
JP3063424B2 JP4268949A JP26894992A JP3063424B2 JP 3063424 B2 JP3063424 B2 JP 3063424B2 JP 4268949 A JP4268949 A JP 4268949A JP 26894992 A JP26894992 A JP 26894992A JP 3063424 B2 JP3063424 B2 JP 3063424B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一対の収容器体の内部
に光ディスク,光磁気ディスク,磁気ディスク等の円盤
状の記録用ディスク体を収容してなるディスク体収容器
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のディスク体収容器とし
ては、例えば、略正方形の板体のまわりに外枠が立設さ
れてなる一対の収容器体の内部に、円盤状のディスク体
を収容したものが用いられる。そして、この収容器体を
樹脂成形する場合には、収容器体の略正方形の板体が薄
肉で離型しにくいために、この板体の内面の、上記ディ
スク体との対向面に対応して多数の突き出しピンを配置
し、これらの突き出しピンによって金型から突き出す必
要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに突き出しピンによって成形品を突き出す場合には、
図6に示すように、上記板体1の内面を形成する型材2
と、この型材2に摺動自在に装着された突き出しピン3
との間において、この突き出しピン3の往復移動にとも
ない、型材2の、上記突き出しピン3との摺動部が摩耗
することにより、この摩耗した摺動部に対応する成形品
(板材)1の内面にバリ4が発生するという問題があ
る。そして、このように成形品1の内面にバリ4が発生
すると、内部で回転するディスク体に接触するおそれが
あるという問題がある。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、収容器体の内部に円滑に
かつ確実にディスク体を収容することができて、ディス
ク体に悪影響を及ぼすことがないディスク体収容器を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1は、一対の収容器体の内部に円盤
状のディスク体を収容してなるディスク体収容器におい
て、上記収容器体の内面の、上記ディスク体との対向面
に、凹部が形成されてなり、該凹部が、ディスク体との
対向面の中心から等距離の位置に複数形成され、かつこ
れらの凹部内に該凹部の周縁から離間して収容器体成形
時の突き出し部が設定されたものである。また、本発明
の請求項2は、一対の収容器体の内部に円盤状のディス
ク体を収容してなるディスク体収容器において、上記収
容器体の内面の、上記ディスク体との対向面に、径方向
外側のランド部よりも低い凹部が、ディスク体との対向
面に環状あるいは円弧状に形成され、かつこの凹部内に
収容器体成形時の突き出し部が複数設定されたものであ
る。
【0006】
【作用】本発明の請求項1にあっては、ディスク体に対
向して収容器体の内面に形成された凹部によって、ディ
スク体と収容器体の内面との接触部分を低減して接触抵
抗を減少させる。また、ディスク体との対向面の中心か
ら等距離に位置する凹部内に該凹部の周縁から離間して
設定された突き出し部によって、たとえ、成形品突き出
し時にバリが発生しても、このバリが上記凹部内に収ま
って該凹部からディスク体側に張り出すことがない。さ
らに、本発明の請求項2にあっては、ディスク体との対
向面に形成された環状あるいは円弧状の凹部によって、
ディスク体と収容器体の内面との接触部分をより一層低
減すると共に、径方向外側のランド部よりも低い凹部内
に設定された突き出し部によって、凹部からディスク側
へのバリの張り出しを防止する。
【0007】
【実施例】以下、図1〜図5に基づいて本発明の実施例
を説明する。
【0008】図1〜図3は本発明の第1実施例を示すも
ので、図1は、図2及び図3に示す一対の薄肉状の収容
器体10,11を成形するための金型の要部を説明する
断面図である。これらの収容器体10,11は、略正方
形の板体10a,11aの一方の面(内面)の外縁部に
外枠10b,11bが立設され、かつ上記各板体10
a,11aの一方の面(内面)に、円弧状のリブ10
c,11cに仕切られてディスク体収容部10d,11
dが設けられると共に、これらのディスク体収容部10
d,11dの環状あるいは円弧状に形成された上記ディ
スク体との対向面10e,11eであって、この対向面
10e,11eの中心から等距離の位置に複数の凹部1
0f,11fが互いに等間隔に形成され、また、これら
の凹部10f,11f内に、これら凹部10f,11f
の周縁から離間して収容器体10,11成形時の突き出
し部10g,11gが設定されたものである。そして、
上記両収容器体10,11の内部のディスク体収容部1
0d,11dに、記録媒体となるディスク体が収容され
るように構成されている。なお、上記収容器体11のデ
ィスク体収容部11dには、図3に示すように、略矩形
状の窓部11hと、円形の中心孔11iが形成されてい
る。
【0009】上記のように構成された各収容器体10,
11を成形する射出成形金型は、図1に示すように、固
定型20に対して可動型21が接近離間自在に設けら
れ、この可動型21に、上記各ディスク体収容部10
d,11dの対向面10e,11eの凹部10f,11
fを形成するスリーブ22が一体的に固定され、かつこ
のスリーブ22内に、上記突き出し部10g,11gを
形成する突き出しピン23が摺動可能に装着されたもの
である。
【0010】上記射出成形金型を用いて上記各収容器体
10,11を成形する場合には、従来同様、固定型20
と可動型21とを閉じ、両者の間に上記各収容器体1
0,11成形用のキャビティを形成した状態において、
このキャビティ内に溶融樹脂を注入し、冷却固化させた
後、固定型20と可動型21との間を開いて、可動型2
1に付着した状態の成形品(収容器体)10,11を突
き出しピン23によって固定型20側に突き出して離型
する。この場合、繰り返し成形することにより、上記突
き出しピン23の往復移動にともない、可動型21の、
上記突き出しピン23との摺動部が摩耗すると、この摺
動部に対応する成形品(収容器体)10,11の内面に
バリ24が発生する。しかしながら、このバリ24は、
上記各ディスク体収容部10d,11dの対向面10
e,11eの凹部10f,11f内に形成されるので、
該対向面10e,11eから外方に張り出すことがな
く、従って、上記ディスク体を収容器体10,11内に
収容した際に、上記バリ24がディスク体に接触するこ
とがない。また、上記ディスク体が回転する際に、上記
対向面10e,11eにおいて、凹部10f,11fが
上記ディスク体から逃げているから、その分ディスク体
の接触抵抗が低減される。
【0011】また、図4と図5は本発明の第2実施例を
示すもので、この第2実施例においては、上記第1実施
例の、等間隔に配置された複数の凹部10f,11fの
代わりに、環状あるいは円弧状で、かつ径方向外側のラ
ンド部100,101よりも低い凹部10j,11jを
形成することにより、より一層上記ディスク体と収容器
体10,11の対向面(内面)10e,11eとの接触
部分を確実に減少させることができる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
は、一対の収容器体の内部に円盤状のディスク体を収容
してなるディスク体収容器において、上記収容器体の内
面の、上記ディスク体との対向面に、凹部が形成された
ものであるから、この凹部によって、ディスク体と収容
器体の内面との接触部分を低減して接触抵抗を減少させ
ることにより、収容器体の内部に円滑にかつ確実にディ
スク体を収容することができて、ディスク体に悪影響を
及ぼすことがない。また、上記凹部が、ディスク体との
対向面の中心から等距離の位置に複数形成され、かつこ
れらの凹部内に該凹部の周縁から離間して収容器体成形
時の突き出し部が設定されたものであるから、凹部内に
設定された突き出し部によって、たとえ、成形品突き出
し時にバリが発生しても、このバリが上記凹部内に収ま
って該凹部からディスク体側に張り出すことがないこと
により、ディスク体にバリが接触することを確実に防止
することができる。さらに、本発明の請求項2は、径方
向外側のランド部よりも低い凹部が、ディスク体との対
向面に環状あるいは円弧状に形成され、かつこの凹部内
に収容器体成形時の突き出し部が複数設定されたもので
あるから、ディスク体との対向面に形成された環状ある
いは円弧状の凹部によって、ディスク体と収容器体の内
面との接触部分をより一層低減することができると共
に、上記凹部内に設定された突き出し部によって、凹部
からディスク側へのバリの張り出しを確実に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】収容器体の一例の内面を示す説明図である。
【図3】図2の収容器体と係合する収容器体の内面を示
す説明図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す収容器体の内面の説
明図である。
【図5】図4の収容器体と係合する収容器体の内面を示
す説明図である。
【図6】従来の収容器体用の射出成形金型を示す断面図
である。
【符号の説明】
10・11 収容器体 10e・11e 対向面 10f・11f 凹部 10g・11g 突き出し部 10j・11j 凹部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の収容器体の内部に円盤状のディス
    ク体を収容してなるディスク体収容器において、上記収
    容器体の内面の、上記ディスク体との対向面に、凹部が
    形成されてなり、 該凹部は、ディスク体との対向面の中心から等距離の位
    置に複数形成され、かつこれらの凹部内に該凹部の周縁
    から離間して収容器体成形時の突き出し部が設定された
    ことを特徴とするディスク体収容器。
  2. 【請求項2】 一対の収容器体の内部に円盤状のディス
    ク体を収容してなるディスク体収容器において、上記収
    容器体の内面の、上記ディスク体との対向面に、径方向
    外側のランド部よりも低い凹部が形成されてなり、 該凹部は、ディスク体との対向面に環状あるいは円弧状
    に形成され、かつこの凹部内に収容器体成形時の突き出
    し部が複数設定されたことを特徴とするディスク体収容
    器。
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