JPH09193987A - カセット収納ケース - Google Patents
カセット収納ケースInfo
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- JPH09193987A JPH09193987A JP8007530A JP753096A JPH09193987A JP H09193987 A JPH09193987 A JP H09193987A JP 8007530 A JP8007530 A JP 8007530A JP 753096 A JP753096 A JP 753096A JP H09193987 A JPH09193987 A JP H09193987A
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- magnetic tape
- tape cassette
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- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 8
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 8
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 15
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 6
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
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- 238000007665 sagging Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B23/00—Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
- G11B23/02—Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
- G11B23/023—Containers for magazines or cassettes
- G11B23/0233—Containers for a single cassette
Landscapes
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁気テープカセットの厚み増大部を受容する
凹部が蓋体のポケット部に臨む位置に形成されると共
に、成形が容易で安価なカセット収納ケースを提供す
る。 【解決手段】 磁気テープカセット1の厚み増大部6を
受容する凹部65が、蓋体41の上壁部42内面上でポケット
部43に臨む位置に形成される。前記ポケット部43が、前
記上壁部42の後端縁に垂設されて該ポケット部43に挿入
された磁気テープカセット1の前端又は後端を支える背
板部46と、上壁部42の後端寄りの両側縁に垂設されて磁
気テープカセット1の側方への移動を拘束する蓋側壁部
44,44 と、磁気テープカセット1の厚み方向の移動を拘
束すべく背板部46の先端縁から上壁部42に対し略平行に
片持状に延出され、先端部が板厚方向に弾性変形な受け
板部47,47 とを備える。
凹部が蓋体のポケット部に臨む位置に形成されると共
に、成形が容易で安価なカセット収納ケースを提供す
る。 【解決手段】 磁気テープカセット1の厚み増大部6を
受容する凹部65が、蓋体41の上壁部42内面上でポケット
部43に臨む位置に形成される。前記ポケット部43が、前
記上壁部42の後端縁に垂設されて該ポケット部43に挿入
された磁気テープカセット1の前端又は後端を支える背
板部46と、上壁部42の後端寄りの両側縁に垂設されて磁
気テープカセット1の側方への移動を拘束する蓋側壁部
44,44 と、磁気テープカセット1の厚み方向の移動を拘
束すべく背板部46の先端縁から上壁部42に対し略平行に
片持状に延出され、先端部が板厚方向に弾性変形な受け
板部47,47 とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カセット収納ケー
スに関し、特にオーディオ用磁気テープカセットを保管
する際に用いられるカセット収納ケースの改良に関する
ものである。
スに関し、特にオーディオ用磁気テープカセットを保管
する際に用いられるカセット収納ケースの改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図8及び図9は、オーディオ用の磁気テ
ープカセット1を収容するカセット収納ケース3の従来
例を示したもので、図8は空のカセット収納ケース3の
開いた状態の斜視図、図9は磁気テープカセット1を収
容して閉じた状態のカセット収納ケース3の横断面図で
ある。
ープカセット1を収容するカセット収納ケース3の従来
例を示したもので、図8は空のカセット収納ケース3の
開いた状態の斜視図、図9は磁気テープカセット1を収
容して閉じた状態のカセット収納ケース3の横断面図で
ある。
【0003】前記磁気テープカセット1は、上下カセッ
トハーフ4,5内に一対のリールハブに巻装された磁気
テープを走行可能に保持したもので、カセット前面7の
中央部には、走行する磁気テープに記録再生装置の磁気
ヘッド等を接触させるための開口部が形成されている。
そして、この開口部の装備のために、該開口部近辺のカ
セット上下面は、平面視で略台形状に隆起した厚み増大
部6を有した構造とされている。
トハーフ4,5内に一対のリールハブに巻装された磁気
テープを走行可能に保持したもので、カセット前面7の
中央部には、走行する磁気テープに記録再生装置の磁気
ヘッド等を接触させるための開口部が形成されている。
そして、この開口部の装備のために、該開口部近辺のカ
セット上下面は、平面視で略台形状に隆起した厚み増大
部6を有した構造とされている。
【0004】一方、前記カセット収納ケース3は、例え
ば実開平4−60887号公報等に開示されたカセット
収納ケースであり、ケースの上壁となる上壁部9の後端
に形成されて前記磁気テープカセット1の前端を収容す
るポケット部11が合成樹脂の射出成形によって一体成
形された蓋体13と、ケースの底壁となる底壁部15の
両側縁から立ち上がって前記ポケット部11の両側を回
動自在に支持する側壁部17,17が合成樹脂の射出成
形によって一体成形されたケース本体21とを備えた構
成をなしている。
ば実開平4−60887号公報等に開示されたカセット
収納ケースであり、ケースの上壁となる上壁部9の後端
に形成されて前記磁気テープカセット1の前端を収容す
るポケット部11が合成樹脂の射出成形によって一体成
形された蓋体13と、ケースの底壁となる底壁部15の
両側縁から立ち上がって前記ポケット部11の両側を回
動自在に支持する側壁部17,17が合成樹脂の射出成
形によって一体成形されたケース本体21とを備えた構
成をなしている。
【0005】そして、磁気テープカセット1の厚み増大
部6を受容する凹部23,24が、前記ポケット部11
に臨んで相対向する前記蓋体13の上壁部9内面上とケ
ース本体21の底壁部15内面上とに形成されている。
また、前記底壁部15の内面上には、前記蓋体13を閉
じたときに、該蓋体13に装填された磁気テープカセッ
ト1の駆動軸挿入孔内のリールハブに係合して、保管中
にリールハブが回転して磁気テープがたるむことを防止
する係止爪25,25が突設されている。
部6を受容する凹部23,24が、前記ポケット部11
に臨んで相対向する前記蓋体13の上壁部9内面上とケ
ース本体21の底壁部15内面上とに形成されている。
また、前記底壁部15の内面上には、前記蓋体13を閉
じたときに、該蓋体13に装填された磁気テープカセッ
ト1の駆動軸挿入孔内のリールハブに係合して、保管中
にリールハブが回転して磁気テープがたるむことを防止
する係止爪25,25が突設されている。
【0006】また、前記蓋体13のポケット部11は、
前記上壁部9の後端縁に垂設されて該ポケット部11に
挿入された磁気テープカセット1の前端を支える背板部
28と、前記上壁部9の後端寄りの両側縁に垂設されて
前記磁気テープカセット1の側方への移動を拘束する蓋
側壁部30,30と、前記磁気テープカセット1の厚み
方向の移動を拘束すべく前記背板部28の左右端部にお
いてのみ左右の各蓋側壁部30,30にそれぞれつなが
る左右一対の受止片32,32を残して中央部が切り欠
き状に形成された底壁部とを備える。即ち、前記受止片
32は、前記凹部23の成形を容易にするために、該凹
部23に対向する範囲を除く両隅部にのみ装備された形
態とされている。
前記上壁部9の後端縁に垂設されて該ポケット部11に
挿入された磁気テープカセット1の前端を支える背板部
28と、前記上壁部9の後端寄りの両側縁に垂設されて
前記磁気テープカセット1の側方への移動を拘束する蓋
側壁部30,30と、前記磁気テープカセット1の厚み
方向の移動を拘束すべく前記背板部28の左右端部にお
いてのみ左右の各蓋側壁部30,30にそれぞれつなが
る左右一対の受止片32,32を残して中央部が切り欠
き状に形成された底壁部とを備える。即ち、前記受止片
32は、前記凹部23の成形を容易にするために、該凹
部23に対向する範囲を除く両隅部にのみ装備された形
態とされている。
【0007】更に、前記ケース本体21の側壁部17,
17及び前壁部18には、前記蓋体13を閉じた際に磁
気テープカセット1の外周に当接して磁気テープカセッ
ト1を位置決めするリブ34,35が装備されている。
また、前記側壁部17,17には、蓋体13を閉じたと
きに前記蓋側壁部30,30に突設された係止突起37
に係合して蓋体13を閉じた状態に保持する係合凹部3
9が設けられている。そこで、以上の如き構成のカセッ
ト収納ケース3は、蓋体13の上壁部9及びケース本体
21の底壁部15に、磁気テープカセット1の厚み増大
部6を受容する凹部23,24を設けたため、上壁部9
及び底壁部15の実質的な離間間隔を狭めてケースを薄
形にすることができる。
17及び前壁部18には、前記蓋体13を閉じた際に磁
気テープカセット1の外周に当接して磁気テープカセッ
ト1を位置決めするリブ34,35が装備されている。
また、前記側壁部17,17には、蓋体13を閉じたと
きに前記蓋側壁部30,30に突設された係止突起37
に係合して蓋体13を閉じた状態に保持する係合凹部3
9が設けられている。そこで、以上の如き構成のカセッ
ト収納ケース3は、蓋体13の上壁部9及びケース本体
21の底壁部15に、磁気テープカセット1の厚み増大
部6を受容する凹部23,24を設けたため、上壁部9
及び底壁部15の実質的な離間間隔を狭めてケースを薄
形にすることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の如き
カセット収納ケース3の蓋体13を射出成形する際に
は、該蓋体13に形成される凹部23が、前記上壁部9
の内面やポケット部11の内面を成形する為に上壁部9
の内面に沿う方向に移動可能とされた可動金型に対して
金型構造上所謂アンダーカットとなるので、記凹部23
を成形するために上壁部9の板厚方向に進退可能なスラ
イドコアを組み込む金型構成を採らなければならない。
カセット収納ケース3の蓋体13を射出成形する際に
は、該蓋体13に形成される凹部23が、前記上壁部9
の内面やポケット部11の内面を成形する為に上壁部9
の内面に沿う方向に移動可能とされた可動金型に対して
金型構造上所謂アンダーカットとなるので、記凹部23
を成形するために上壁部9の板厚方向に進退可能なスラ
イドコアを組み込む金型構成を採らなければならない。
【0009】そこで、金型の構成が複雑化して生産コス
トのアップを招くと共に、スライドコアを動かす分だけ
余分に成形サイクルが必要となって、生産性が低下する
という問題があった。従って、本発明の目的は上記課題
を解消することに係り、磁気テープカセットの厚み増大
部を受容する凹部が蓋体のポケット部に臨む位置に形成
されると共に、成形が容易で安価なカセット収納ケース
を提供することである。
トのアップを招くと共に、スライドコアを動かす分だけ
余分に成形サイクルが必要となって、生産性が低下する
という問題があった。従って、本発明の目的は上記課題
を解消することに係り、磁気テープカセットの厚み増大
部を受容する凹部が蓋体のポケット部に臨む位置に形成
されると共に、成形が容易で安価なカセット収納ケース
を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、ケ
ースの上壁となる上壁部の後端に形成されて磁気テープ
カセットの前端又は後端を収容可能なポケット部が合成
樹脂によって一体成形された蓋体と、ケースの底壁とな
る底壁部の両側縁から立ち上がって前記ポケット部の両
側を回動自在に支持する側壁部が合成樹脂によって一体
成形されたケース本体とを備え、磁気テープカセットの
厚み増大部を受容する凹部が前記蓋体の上壁部内面上で
前記ポケット部に臨む位置に形成されたカセット収納ケ
ースであって、前記ポケット部が、前記上壁部の後端縁
に垂設されて該ポケット部に挿入された磁気テープカセ
ットの前端又は後端を支える背板部と、前記上壁部の後
端寄りの両側縁に垂設されて前記磁気テープカセットの
側方への移動を拘束する蓋側壁部と、前記磁気テープカ
セットの厚み方向の移動を拘束すべく前記背板部の先端
縁から前記上壁部に対し略平行に片持状に延出され、先
端部が板厚方向に弾性変形な受け板部とを備えたことを
特徴とするカセット収納ケースにより達成される。
ースの上壁となる上壁部の後端に形成されて磁気テープ
カセットの前端又は後端を収容可能なポケット部が合成
樹脂によって一体成形された蓋体と、ケースの底壁とな
る底壁部の両側縁から立ち上がって前記ポケット部の両
側を回動自在に支持する側壁部が合成樹脂によって一体
成形されたケース本体とを備え、磁気テープカセットの
厚み増大部を受容する凹部が前記蓋体の上壁部内面上で
前記ポケット部に臨む位置に形成されたカセット収納ケ
ースであって、前記ポケット部が、前記上壁部の後端縁
に垂設されて該ポケット部に挿入された磁気テープカセ
ットの前端又は後端を支える背板部と、前記上壁部の後
端寄りの両側縁に垂設されて前記磁気テープカセットの
側方への移動を拘束する蓋側壁部と、前記磁気テープカ
セットの厚み方向の移動を拘束すべく前記背板部の先端
縁から前記上壁部に対し略平行に片持状に延出され、先
端部が板厚方向に弾性変形な受け板部とを備えたことを
特徴とするカセット収納ケースにより達成される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施形態を詳細に説明する。図1は本発明の実施態
様に係るカセット収納ケースの全体斜視図であり、図2
は図1に示した蓋体の斜視図、図3は同蓋体の平面図、
図4は図3のA−A断面矢視図である。
の一実施形態を詳細に説明する。図1は本発明の実施態
様に係るカセット収納ケースの全体斜視図であり、図2
は図1に示した蓋体の斜視図、図3は同蓋体の平面図、
図4は図3のA−A断面矢視図である。
【0012】図1に示したように、本実施態様のカセッ
ト収納ケース60は、図9に示したオーディオ用の磁気
テープカセット1を収容保持するもので、ケースの上壁
となる上壁部42の後端に形成されて前記磁気テープカ
セット1の前端又は後端を収容するポケット部43が合
成樹脂の射出成形によって一体成形された蓋体41と、
ケースの底壁となる底壁部62の両側縁から立ち上がっ
て前記ポケット部43の両側を回動自在に支持する側壁
部63,63が合成樹脂によって一体成形されたケース
本体61とを備えた構成をなしている。
ト収納ケース60は、図9に示したオーディオ用の磁気
テープカセット1を収容保持するもので、ケースの上壁
となる上壁部42の後端に形成されて前記磁気テープカ
セット1の前端又は後端を収容するポケット部43が合
成樹脂の射出成形によって一体成形された蓋体41と、
ケースの底壁となる底壁部62の両側縁から立ち上がっ
て前記ポケット部43の両側を回動自在に支持する側壁
部63,63が合成樹脂によって一体成形されたケース
本体61とを備えた構成をなしている。
【0013】本実施態様のカセット収納ケース60にお
けるケース本体61は、一部の構成を除き、基本的には
図9に示した従来のケース本体21とほぼ同様の構成を
なしている。即ち、前記ケース本体61の底壁部62、
側壁部63,63及び前壁部64には、前記蓋体41を
閉じた際に磁気テープカセット1の外周に当接して磁気
テープカセット1を位置決めするリブや、磁気テープが
たるむことを防止する一対の係止爪などが装備されてい
る。
けるケース本体61は、一部の構成を除き、基本的には
図9に示した従来のケース本体21とほぼ同様の構成を
なしている。即ち、前記ケース本体61の底壁部62、
側壁部63,63及び前壁部64には、前記蓋体41を
閉じた際に磁気テープカセット1の外周に当接して磁気
テープカセット1を位置決めするリブや、磁気テープが
たるむことを防止する一対の係止爪などが装備されてい
る。
【0014】図2に示すように、本実施態様の蓋体41
の場合、その上壁部42の内面上で前記ポケット部43
側の後端寄りの位置及び前端寄りの位置の双方に、磁気
テープカセット1の厚み増大部6を受容可能な二つの凹
部65,65が装備されている。そして、このように上
壁部42の前後に凹部65が装備されたことに伴い、前
記ケース本体61の底壁部62においても、これらの凹
部65,65に対向する前後2ヶ所に、磁気テープカセ
ット1の厚み増大部6を受容可能な凹部66,66が装
備されている。このように、上壁部42及び底壁部62
の夫々前後2ヶ所に磁気テープカセット1の厚み増大部
6を受容可能な凹部65及び凹部66が装備されたこと
により、前記カセット収納ケース60は磁気テープカセ
ット1を前後どちらからも収容可能となり、取り扱い性
が向上する。勿論、本願発明がこのような構成に限定さ
れるものでないことは云うまでもない。
の場合、その上壁部42の内面上で前記ポケット部43
側の後端寄りの位置及び前端寄りの位置の双方に、磁気
テープカセット1の厚み増大部6を受容可能な二つの凹
部65,65が装備されている。そして、このように上
壁部42の前後に凹部65が装備されたことに伴い、前
記ケース本体61の底壁部62においても、これらの凹
部65,65に対向する前後2ヶ所に、磁気テープカセ
ット1の厚み増大部6を受容可能な凹部66,66が装
備されている。このように、上壁部42及び底壁部62
の夫々前後2ヶ所に磁気テープカセット1の厚み増大部
6を受容可能な凹部65及び凹部66が装備されたこと
により、前記カセット収納ケース60は磁気テープカセ
ット1を前後どちらからも収容可能となり、取り扱い性
が向上する。勿論、本願発明がこのような構成に限定さ
れるものでないことは云うまでもない。
【0015】更に、前記蓋体41の場合、ポケット部4
3は、前記上壁部42の後端縁に垂設されて該ポケット
部43に挿入された磁気テープカセット1の前端又は後
端を支える背板部46と、前記上壁部42の後端寄りの
両側縁に垂設されて前記磁気テープカセット1の側方へ
の移動を拘束する蓋側壁部44,44と、前記磁気テー
プカセット1の厚み方向の移動を拘束すべく前記背板部
46の左右端部における先端縁から前記上壁部42に対
し略平行に片持状に延出され、先端部が板厚方向に弾性
変形な受け板部47とを備えた構成をなしている。
3は、前記上壁部42の後端縁に垂設されて該ポケット
部43に挿入された磁気テープカセット1の前端又は後
端を支える背板部46と、前記上壁部42の後端寄りの
両側縁に垂設されて前記磁気テープカセット1の側方へ
の移動を拘束する蓋側壁部44,44と、前記磁気テー
プカセット1の厚み方向の移動を拘束すべく前記背板部
46の左右端部における先端縁から前記上壁部42に対
し略平行に片持状に延出され、先端部が板厚方向に弾性
変形な受け板部47とを備えた構成をなしている。
【0016】即ち、前記受け板部47は、先端部が板厚
方向に弾性変形し易いように、前記蓋側壁部44からは
スリット状の切れ込み49によって切り離され、前記背
板部28から延出した片持状を呈している。前記蓋体4
1では、例えば図1に示したように磁気テープカセット
1の前端をポケット部11に向けて挿入することで、図
5に示すように磁気テープカセット1の厚み増大部6が
凹部65に受容された状態に収容することができる。
方向に弾性変形し易いように、前記蓋側壁部44からは
スリット状の切れ込み49によって切り離され、前記背
板部28から延出した片持状を呈している。前記蓋体4
1では、例えば図1に示したように磁気テープカセット
1の前端をポケット部11に向けて挿入することで、図
5に示すように磁気テープカセット1の厚み増大部6が
凹部65に受容された状態に収容することができる。
【0017】図6は、前記蓋体41を成形する射出成形
金型の一構成例を示したものである。この場合、成形金
型は、前記蓋体41の内面を成形する為に図に矢印
(イ)で示すように蓋体41の上壁部42の面に沿って
斜め上方へ移動可能に設けられた移動金型50と、前記
蓋体41の上端面を成形するために図に矢印(ロ)で示
すように上方に移動可能に設けられた可動金型51と、
蓋体41の下端面を成形する為の固定金型52とを組み
合わせて成り、前記可動金型50自体に前記凹部65を
成形するための隆起部54を突設した構造とすることが
できる。
金型の一構成例を示したものである。この場合、成形金
型は、前記蓋体41の内面を成形する為に図に矢印
(イ)で示すように蓋体41の上壁部42の面に沿って
斜め上方へ移動可能に設けられた移動金型50と、前記
蓋体41の上端面を成形するために図に矢印(ロ)で示
すように上方に移動可能に設けられた可動金型51と、
蓋体41の下端面を成形する為の固定金型52とを組み
合わせて成り、前記可動金型50自体に前記凹部65を
成形するための隆起部54を突設した構造とすることが
できる。
【0018】即ち、前記ポケット部43に形成された凹
部65は、外観上では、従来のものと同様に金型構造上
の所謂アンダーカットとなるが、前記可動金型50に被
された状態の受け板部47は、先端部が板厚方向に弾性
変形し易い片持ち状に形成されている。そこで、図7に
示すように、可動金型50が上壁部42の内面に沿って
斜め上方へ移動した際には、受け板部47の先端部が上
方へ弾性変化して前記隆起部54の無理抜きを容易とす
る。
部65は、外観上では、従来のものと同様に金型構造上
の所謂アンダーカットとなるが、前記可動金型50に被
された状態の受け板部47は、先端部が板厚方向に弾性
変形し易い片持ち状に形成されている。そこで、図7に
示すように、可動金型50が上壁部42の内面に沿って
斜め上方へ移動した際には、受け板部47の先端部が上
方へ弾性変化して前記隆起部54の無理抜きを容易とす
る。
【0019】従って、蓋体41の上壁部42の内面やポ
ケット部43の内面を成形する為の可動金型50は、前
記凹部65の成形のためにスライドコアを組み込んだ構
造にする必要がなくなり、該蓋体41を成形する金型の
構成が単純化して生産コストの低減を図ると同時に、ス
ライドコアの動作による余分な成形サイクルが不要にな
って生産性を向上させることができる。
ケット部43の内面を成形する為の可動金型50は、前
記凹部65の成形のためにスライドコアを組み込んだ構
造にする必要がなくなり、該蓋体41を成形する金型の
構成が単純化して生産コストの低減を図ると同時に、ス
ライドコアの動作による余分な成形サイクルが不要にな
って生産性を向上させることができる。
【0020】尚、上記実施態様においては、受け板部4
7が蓋体41の背板部46の左右端部における先端縁か
ら上壁部42に対し略平行に片持状に延出された構成と
されているが、本願発明はこれに限定されるものではな
く、例えば、前記受け板部が背板部の先端縁全体から片
持状に延出されると共に、その内面に磁気テープカセッ
ト1の厚み増大部6を受容可能な凹部を備えた構成とさ
れても良い。
7が蓋体41の背板部46の左右端部における先端縁か
ら上壁部42に対し略平行に片持状に延出された構成と
されているが、本願発明はこれに限定されるものではな
く、例えば、前記受け板部が背板部の先端縁全体から片
持状に延出されると共に、その内面に磁気テープカセッ
ト1の厚み増大部6を受容可能な凹部を備えた構成とさ
れても良い。
【0021】
【発明の効果】本発明のカセット収納ケースによれば、
磁気テープカセットの厚み増大部を受容すべく蓋体に形
成される凹部は、外観上では、従来のものと同様に金型
構造上の所謂アンダーカットとなる。しかし、ポケット
部を構成する背板部の先端縁から前記上壁部と略平行に
片持ち状に延出され、収容した磁気テープカセットの厚
み方向の移動を拘束する受け板部は、先端部が板厚方向
に弾性変形するので、蓋体の上壁部の内面やポケット部
の内面を成形する為の移動金型を上壁部の内面に沿って
斜め上方へ移動可能とすることができる。
磁気テープカセットの厚み増大部を受容すべく蓋体に形
成される凹部は、外観上では、従来のものと同様に金型
構造上の所謂アンダーカットとなる。しかし、ポケット
部を構成する背板部の先端縁から前記上壁部と略平行に
片持ち状に延出され、収容した磁気テープカセットの厚
み方向の移動を拘束する受け板部は、先端部が板厚方向
に弾性変形するので、蓋体の上壁部の内面やポケット部
の内面を成形する為の移動金型を上壁部の内面に沿って
斜め上方へ移動可能とすることができる。
【0022】そこで、前記移動金型自体に前記凹部を成
形するための隆起部を突設した構造としても、前記受け
板部の弾性変形を利用して当該可動金型を無理抜きする
ことが可能になる。即ち、蓋体の上壁部の内面やポケッ
ト部の内面を成形する為の可動金型は、前記凹部を成形
するためのスライドコアを組み込んだ構造にする必要が
なくなり、該蓋体を成形する金型の構成を単純化して生
産コストの低減を図ると同時に、スライドコアの動作に
よる余分な成形サイクルをを短縮して生産性を向上させ
ることができる。従って、磁気テープカセットの厚み増
大部を受容する凹部が蓋体のポケット部に臨む位置に形
成されると共に、成形が容易で安価なカセット収納ケー
スを提供できる。
形するための隆起部を突設した構造としても、前記受け
板部の弾性変形を利用して当該可動金型を無理抜きする
ことが可能になる。即ち、蓋体の上壁部の内面やポケッ
ト部の内面を成形する為の可動金型は、前記凹部を成形
するためのスライドコアを組み込んだ構造にする必要が
なくなり、該蓋体を成形する金型の構成を単純化して生
産コストの低減を図ると同時に、スライドコアの動作に
よる余分な成形サイクルをを短縮して生産性を向上させ
ることができる。従って、磁気テープカセットの厚み増
大部を受容する凹部が蓋体のポケット部に臨む位置に形
成されると共に、成形が容易で安価なカセット収納ケー
スを提供できる。
【図1】本発明の一実施態様に係るカセット収納ケース
の全体斜視図である。
の全体斜視図である。
【図2】図1に示した蓋体の斜視図である。
【図3】図2に示した蓋体の平面図である。
【図4】図3のA−A断面矢視図である。
【図5】図3に示した蓋体に磁気テープカセットが挿入
された状態を示す要部拡大図である。
された状態を示す要部拡大図である。
【図6】図2に示した蓋体の射出成形金型の一構成例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図7】図6に示した射出成形金型の離型時の状態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図8】従来のカセット収納ケースの全体斜視図であ
る。
る。
【図9】従来のカセット収納ケース内に磁気テープカセ
ットを収容して閉じた状態の横断面図である。
ットを収容して閉じた状態の横断面図である。
1 磁気テープカセット 41 蓋体 42 上壁部 43 ポケット部 44 蓋側壁部 46 背板部 47 受け板部 49 切れ込み 60 カセット収納ケース 61 ケース本体 62 底壁部 63 側壁部 64 前壁部 65 凹部
Claims (1)
- 【請求項1】 ケースの上壁となる上壁部の後端に形成
されて磁気テープカセットの前端又は後端を収容可能な
ポケット部が合成樹脂によって一体成形された蓋体と、
ケースの底壁となる底壁部の両側縁から立ち上がって前
記ポケット部の両側を回動自在に支持する側壁部が合成
樹脂によって一体成形されたケース本体とを備え、磁気
テープカセットの厚み増大部を受容する凹部が前記蓋体
の上壁部内面上で前記ポケット部に臨む位置に形成され
たカセット収納ケースであって、 前記ポケット部が、前記上壁部の後端縁に垂設されて該
ポケット部に挿入された磁気テープカセットの前端又は
後端を支える背板部と、前記上壁部の後端寄りの両側縁
に垂設されて前記磁気テープカセットの側方への移動を
拘束する蓋側壁部と、前記磁気テープカセットの厚み方
向の移動を拘束すべく前記背板部の先端縁から前記上壁
部に対し略平行に片持状に延出され、先端部が板厚方向
に弾性変形な受け板部とを備えたことを特徴とするカセ
ット収納ケース。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8007530A JPH09193987A (ja) | 1996-01-19 | 1996-01-19 | カセット収納ケース |
DE1997101354 DE19701354A1 (de) | 1996-01-19 | 1997-01-16 | Behälter zur Aufnahme einer Kassette |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8007530A JPH09193987A (ja) | 1996-01-19 | 1996-01-19 | カセット収納ケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09193987A true JPH09193987A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=11668343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8007530A Pending JPH09193987A (ja) | 1996-01-19 | 1996-01-19 | カセット収納ケース |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09193987A (ja) |
DE (1) | DE19701354A1 (ja) |
-
1996
- 1996-01-19 JP JP8007530A patent/JPH09193987A/ja active Pending
-
1997
- 1997-01-16 DE DE1997101354 patent/DE19701354A1/de not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE19701354A1 (de) | 1997-10-30 |
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