JP3063404B2 - エンジン冷却装置 - Google Patents

エンジン冷却装置

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JP3063404B2
JP3063404B2 JP4196210A JP19621092A JP3063404B2 JP 3063404 B2 JP3063404 B2 JP 3063404B2 JP 4196210 A JP4196210 A JP 4196210A JP 19621092 A JP19621092 A JP 19621092A JP 3063404 B2 JP3063404 B2 JP 3063404B2
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JP
Japan
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pipe
outlet pipe
uppermost portion
engine
inlet pipe
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JP4196210A
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明次 木村
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Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
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Publication date
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P11/00Component parts, details, or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F01P1/00 - F01P9/00
    • F01P11/04Arrangements of liquid pipes or hoses

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジン冷却装置に
係り、特に冷却回路中のエア抜きを簡単な構成で果し得
るエンジン冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、エンジンの各部を適正
な温度に維持すべく、水冷式や空冷式の冷却装置を備え
ている。
【0003】水冷式の冷却装置においては、冷却水をウ
ォータポンプでエンジンの冷却回路であるウォータジャ
ケットに強制循環させ、高温になった冷却水をラジエー
タで冷却させている。
【0004】ところで、図7に示す如く、車両102に
おいては、エンジン104を車両102の後部に設置す
る一方、ラジエータ106を車両102の前部に設置
し、エンジン104とラジエータ106とを大きく離間
させて設置しているものがある。この場合、エンジン1
04とラジエータ106とを、並設したアウトレットパ
イプ108及びインレットパイプ110で連結してい
る。
【0005】このような冷却装置において、図7に示す
如く、アウトレットパイプ108及びインレットパイプ
110が上下に曲がって形成(うねり)しているので、
図8に示す如く、アウトレットパイプ108あるいはイ
ンレットパイプ110の最上部位Aに注水時に使用する
エア抜き機構112を設けている。このエア抜き機構1
12は、最上部位Aに固定したエア抜き部材114と、
ガスケット116を介してこのエア抜き部材114に取
付けられるブリージングボルト118とから構成されて
いる。
【0006】また、図9に示す如く、アウトレットパイ
プ108あるいはインレットパイプ110の最上部位A
に気体と液体とを分離する気水分離用タンク120を設
け、この気水分離用タンク120の上部位には冷却回路
内の圧力が一定値以上になったときに開動作する圧力弁
122を設けているものがある。
【0007】また、このような冷却装置としては、例え
ば、実公平3−493号公報に開示されている。この公
報に記載のものは、エンジンのウォータジャケットまた
はアウトレット通路の前席フロアよりもエンジン側の部
位をリザーブタンクに連通させる第1の流路にウォータ
ジャケットの内圧上昇に伴って開成する圧力弁を設ける
とともに、ラジエータの上端部をリザーブタンクに連通
させる第2の流路にラジエータの上端部に気相が存在し
ている場合に開成しラジエータ内に冷却水が充満した場
合にその冷却水に付勢されて閉成する気体排気弁を設
け、これにより、ラジエータとエンジンとを離間配置せ
ざるを得ない車両において、圧力弁の調整を簡単とし、
また、多量の冷却水が吹出すという不都合を防止するも
のである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、エン
ジン側において、アウトレットパイプ及びインレットパ
イプに2箇所以上の複数のうねりが形成されている場合
に、各上部位にエア抜き機構を設ける必要があり、エア
抜き機構の数が増加して部品点数が大になり、また、エ
ア抜きが不十分なために、エアロックに起因するオーバ
ヒートが発生するという不都合があった。
【0009】また、気水分離用タンクを設けた場合に
は、取付スペースが大きく必要となり、スペース的に不
利になるとともに、高価になるという不都合があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、車両の後部に設けたエン
ジンと前記車両の前部に設けたラジエータとを並設した
アウトレットパイプ及びインレットパイプによって連結
したエンジン冷却装置において、前記アウトレットパイ
プの最上部位と前記インレットパイプの最上部位とを連
結するバイパスパイプを設け、前記アウトレットパイプ
の最上部位と前記インレットパイプの最上部位とのいず
れか高い箇所に位置する一方には圧力弁を設けたことを
特徴とする。
【0011】
【作用】この発明の構成によれば、エンジンの始動によ
ってアウトレットパイプの最上部位及びインレットパイ
プの最上部位に冷却回路内の蒸気が滞留し、そして、エ
ンジンが停止すると、蒸気が高低差によってバイパスパ
イプから圧力弁側に流動し、圧力弁を設けたパイプ内の
圧力上昇によって圧力弁が開動作し、冷却回路内のエア
が除去される。
【0012】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜3は、この発明の第1実
施例を示すものである。図1において、2は車両(図示
せず)の後部に設置されたエンジンである。このエンジ
ン2の冷却回路であるウォータジャケット(図示せず)
には、アウトレットパイプ4の一端側が連結されてい
る。このアウトレットパイプ4の他端側は、車両の前部
に設置されたラジエータ(図示せず)の上部に連結され
ている。
【0013】また、エンジン2に付設したウォータポン
プ6には、インレットパイプ8の一端側が連結されてい
る。このインレットパイプ8の他端側は、ラジエータの
下部に連結されている。
【0014】前記アウトレットパイプ4とインレットパ
イパイプ8とは、並設され、他の部品との取廻し等によ
り、上下に曲がって(うねり)形成されている。
【0015】このアウトレットパイプ4の最上部位Aと
インレットパイプ8の最上部位Bとは、バイパスパイプ
10によって連結される。このとき、このバイパスパイ
プ10は、一端側がアウトレットパイプ4の最上部位A
の上側に連結されるとともに、他端側がインレットパイ
プ8の最上部位Bの上側に連結されることが好ましい。
【0016】前記アウトレットパイプ4の最上部位Aと
インレットパイプ8の最上部位Bとのいずれか高い箇所
に位置する一方には、圧力弁12が設けられる。
【0017】この第1実施例においては、図2に示す如
く、アウトレットパイプ4の最上部位Aがアウトレット
パイプ8の最上部位Bよりも高さHだけ高い箇所に位置
している。
【0018】そこで、このアウトレットパイプ8の最上
部位Aには、前記圧力弁12を設ける。この圧力弁12
には、冷却回路であるアウトレットパイプ4の最上部位
A内の圧力が一定値以上に高くなると開動作するもので
ある。この圧力弁12の接続部14には、図3に示す如
く、リザーブタンク用パイプ16の一端側が連結されて
いる。このリザーブタンク用パイプ16の他端側は、リ
ザーブタンク18に連結されている。
【0019】次に、この第1実施例の作用を説明する。
【0020】エンジン2が始動すると、冷却回路中で冷
却水が流動し、アウトレットパイプ4とインレットパイ
プ8内にはエンジン2の冷却回路内に発生した蒸気がア
ウトレットパイプ4の最上部位Aとインレットパイプ8
の最上部位Bとして滞留する(図2参照)。
【0021】そして、エンジン2が停止すると、インレ
ットパイプ8中に滞留するエアが高低差によってバイパ
スパイプ10を経てアウトレットパイプ4の最上部位A
内に流動し、この最上部位A内の圧力上昇によって圧力
差12が開動作し、エアがリザーブタンク用パイプ16
を経てリザーブタンク18側に流動する(図3参照)。
【0022】この結果、アウトレットパイプ4及びイン
レットパイプ8に気水分離機能を果せしめ、従来の如き
気水分離用タンク等を不要とし、部品点数を低減し、ま
た、省スペースに寄与し、しかも、廉価とすることがで
きる。
【0023】また、エア抜き機構が一つの圧力弁12で
よいので、エア抜き機構の数の削減及び時間短縮化を図
り、注水時のサービス性を向上させることができる。
【0024】更に、バイパスパイプ10の存在により、
アウトレットパイプ4とインレットパイプ8との剛性を
向上させることができる。
【0025】図4〜図6は、この発明の第2実施例を示
すものである。この第2実施例においては、上述の第1
実施例と同一機能を果す箇所には同一符号を付して説明
する。
【0026】この第2実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、インレットパイプ8の最上部位B
がアウトレットパイプ4の最上部位Aよりも高い箇所に
位置している場合に、圧力弁12をインレットパイプ8
の最上部位Bに設ける。なお、図3において、符号20
はヒータ用パイプである。
【0027】この第2実施例の構成によれば、上述の第
1実施例と同一の効果を有するとともに、圧力弁12が
インレットパイプ8に設けられているので、ウォータポ
ンプ6の手前でエアを除去させ、エアがエンジン2内の
冷却回路に流入するのを防止することができる。
【0028】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、アウトレットパイプの最上部位とインレ
ットパイプの最上部位とを連結するバイパスパイプを設
け、アウトレットパイプの最上部位とインレットパイプ
の最上部位とのいずれか高い箇所に位置する一方には圧
力弁を設けたことにより、エンジンの始動によってアウ
トレットパイプの最上部位及びインレットパイプの最上
部位に冷却回路中の蒸気が滞留し、そして、エンジンが
停止すると、高低差によって蒸気が圧力弁側に流動し、
冷却回路中の圧力上昇によって圧力弁が開動作し、冷却
回路中の空気が除去され、これにより、アウトレットパ
イプ及びインレットパイプに気水分離機能を果させし
め、別途に気水分離用タンク等の部品を設ける必要がな
く、部品点数を低減し、また、省スペースに寄与すると
ともに、廉価とし得る。
【0029】また、この発明の構成によれば、エア抜き
機構の数の削減及び時間短縮化を図り、注水時のサービ
ス性を向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例における冷却装置のシステム構成図
である。
【図2】第1実施例における冷却装置でエアが圧力弁側
に流動した状態の説明図である。
【図3】第1実施例における冷却装置でエアがリザーブ
タンクに流動した状態の説明図である。
【図4】第2実施例における冷却装置のシステム構成図
である。
【図5】第2実施例における冷却装置の側面図である。
【図6】第2実施例における冷却装置の平面図である。
【図7】従来における冷却装置のシステム構成図であ
る。
【図8】従来におけるエア抜き機構の構成図である。
【図9】従来における気水分離用タンクの構成図であ
る。
【符号の説明】
2 エンジン 4 アウトレットパイプ 8 インレットパイプ 10 バイパスパイプ 12 圧力弁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の後部に設けたエンジンと前記車両
    の前部に設けたラジエータとを並設したアウトレットパ
    イプ及びインレットパイプによって連結したエンジン冷
    却装置において、前記アウトレットパイプの最上部位と
    前記インレットパイプの最上部位とを連結するバイパス
    パイプを設け、前記アウトレットパイプの最上部位と前
    記インレットパイプの最上部位とのいずれか高い箇所に
    位置する一方には圧力弁を設けたことを特徴とするエン
    ジン冷却装置。
JP4196210A 1992-06-30 1992-06-30 エンジン冷却装置 Expired - Lifetime JP3063404B2 (ja)

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