JP3062334B2 - 画像処理方法及びその装置 - Google Patents

画像処理方法及びその装置

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JP3062334B2
JP3062334B2 JP4000825A JP82592A JP3062334B2 JP 3062334 B2 JP3062334 B2 JP 3062334B2 JP 4000825 A JP4000825 A JP 4000825A JP 82592 A JP82592 A JP 82592A JP 3062334 B2 JP3062334 B2 JP 3062334B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は入力したイメージを加工
する画像処理方法及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の装置の代表的なものとして複写
機が挙げられる。近年の複写機は、ユーザのニーズに応
えて、単に原稿画像の複写物を出力するだけでなく、多
種多様な処理を施すことが可能になってきている。例え
ば、指定された領域のみを複写対象としたり、色を変更
したり、といった具合である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、複写対象となった原稿中の文字や線画の形態
を変更するまでには至っておらず、まだまだ改善の余地
があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる従来技術
に鑑みなされたものであり、入力された画像中の文字或
いは線画の形態までも変更させることを可能にする画像
処理方法及びその装置を提供しようとするものである。
【0005】この課題を解決するため、例えば本発明の
画像処理方法は以下の工程を備える。すなわち、入力し
たイメージ中の文字・線画を判別する判別工程と、判別
された文字・線画について輪郭ベクトル情報を抽出する
抽出工程と、 抽出した輪郭ベクトル情報から、影パター
ンを付与する方向によって決定される角度範囲内にある
ベクトル情報に基づいて影パターンを発生する影パター
ン発生工程と、 該影パターン発生工程で発生した影パタ
ーンを、文字・線画に付加する付加工程とを備える。
【0006】また、本発明の画像処理装置は以下に示す
構成を備える。
【0007】入力したイメージ中の文字・線画を判別す
る判別手段と、判別された文字・線画について輪郭ベク
トル情報を抽出する抽出手段と、 抽出した輪郭ベクトル
情報から、影パターンを付与する方向によって決定され
る角度範囲内にあるベクトル情報に基づいて影パターン
を発生する影パターン発生手段と、 該影パターン発生手
段で発生した影パターンを、文字・線画に付加する付加
手段とを備える。
【0008】
【作用】かかる本発明の構成において、入力した画像中
の文字或いは線画を判別し、発生した影パターンを付加
させる。
【0009】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明に係る実施例
を詳細に説明する。
【0010】図1は本実施例のシステム構成の断面図で
ある。以下、各構成ユニットの説明を、その動作と共に
説明する。
【0011】この原稿台ガラス100上に原稿をその原
稿面(複写対象の画像がある面)を下向き置き、不図示
のコピースタートキーを押すと、光学スキヤナユニツト
102が原稿画像をスキヤンし、そのスキヤン情報を反
射ミラー103〜105を介して光学的にレンズ106
に送られ、分光用の位相格子107によつてBLUE,
GREEN,REDの三色の光に分光され、カラー用の
3ラインCCDセンサ108の各々のラインセンサによ
つて、各々BLUE,GREEN,REDの電気信号に
変換される。カラー用の3ラインCCDセンサ108に
よつて電気信号に変換された原稿画像情報はイメージデ
ータ処理を施された後、レーザ発信機109からレーザ
光として投射され、ポリゴンミラー110、反射ミラー
111、112を介して感光体113上に画像として形
成される。感光体113上に形成された静電潜像は現像
器120によって現像され、非転写紙積載部117或い
は118から送られた転写紙に転写される。そして、搬
送ベルト114によって定着機115に送られて定着さ
れた後、排紙部116から排出される。尚、119は本
装置全体の制御を司る制御ユニットであり、不図示の操
作パネルからの指示を受けたり、その操作パネルに各種
メッセージを表示する処理の他、3ラインCCDセンサ
108で電気信号に変換された各色成分のデータを受信
し、後述する処理を施し、レーザ発信機109を駆動す
る。
【0012】以上の構成の実施例の画像形成装置におけ
る処理概要を以下に説明する。
【0013】実施例においては、原稿画像を読み取っ
て、その画像中の文字や線画に対し、影付き処理を施す
だけでなく、その影の部分及び文字・線画本体部分に対
して各種パターン化処理を施す。
【0014】図2(a)は影付け前の文字であり、図2
(b)は影付けを行った状態を示す。実施例では、図2
(b)の他に、図2(c)の如くは影部分のパターン化
を行う。更に、文字本体に対してもパターン化を行い、
バラエティに富んだ出力を行おうするものである。
【0015】例えば、図2(d)は文字部分と影の部分
に同一パターン化を施した場合であり、図2(e)は文
字のみをパターン化して影部分はベタ、或はハーフトー
ンの影を付けた場合である。図2(f)は文字部分と影
部分に各々異なった種類のパターンを施した例である。
【0016】ここで実施例における影付き文字パターン
の発生原理を説明する。説明を簡単にするため、実施例
における影は、水平右方向を角度“0゜”とした場合、
マイナス45゜方向に所定長さ(深さ)の影を付ける場
合を図13及び図14を用いて説明する。
【0017】今、点130〜133で特定される四角形
の画像(A)(内部は塗り潰されているとする)が読み
込まれたとする。この画像(A)は入力されると、先
ず、その画像の輪郭を反時計回りに追跡しその輪郭ベク
トルを抽出する。尚、輪郭のベクトル抽出自体は公知で
あるので、その説明は省略する。
【0018】内部が塗りつぶされているパターンの輪郭
ベクトルを反時計回りに抽出すると、そのベクトルの向
きに対して左手方向に文字パターンが存在することにな
る。そして、その抽出されたベクトル群中において、影
を付けるべきベクトルのみを抽出する。
【0019】影を付けるベクトルかどうかの判断である
が、ここでは影は−45゜方向に付加するとしているの
で、結局、図14に示す如く、ベクトルの向きが−45
゜〜135゜の範囲にあるか否かで判断する。こうして
図13(B)の如く、波線ベクトルを除いた実線のベク
トル、図示では点131を始点、点132を終点とする
ベクトル(131、132)と、同様に(132、13
3)のみが抽出されることになる。また、実際、文字パ
ターンの輪郭はある程度の曲がっている部分が存在する
ので、直前のベクトルの向きとの差が所定値以下の場合
には、同じベクトルのグループとして認識する。つま
り、点132の位置でベクトルの向きの変化が大きいの
で、その点を1つのベクトルグループの端点として認識
する。
【0020】このようにする理由は以下の通りである。
つまり、図15に示すような画像の場合、点150と点
151との間には、徐々にその向きが変化する複数のベ
クトルが存在する。この部分は、1つのベクトル群とし
て認識させた方が都合が良いからである。
【0021】図13に戻って、点132の位置でベクト
ルの向きの変化が大きいので、その点を1つのベクトル
グループの端点として認識する。
【0022】さて、こうしてベクトルの端点131、1
32、133が認識されると、図13(C)の如く、各
端点から−45゜方向に所定距離を隔てた点131a〜
133aを作成し、その点まで線分を引く。そして、先
に抽出された影付きを行うべきベクトルを角度−45゜
方向に所定距離だけ平行移動させることで、各点131
a〜133aを結ぶベクトルを描画する。これによっ
て、影の部分の輪郭が得られることになる。この後、こ
の影の部分を所定パターンで塗りつぶし、入力した画像
(A)と合成(論理和)することで、図13(D)のよ
うな影付きパターンをえることができるようになる。
尚、文字や線画(罫線等)そのものをパターンかする場
合には、抽出された輪郭ベクトルに基づいてその内部を
所望とするパターンで塗り潰せばよい。
【0023】以上の原理の基、本実施例の動作内容を以
下に説明する。
【0024】先ず、実際に複写処理を行う前に、通常の
複写を行うのか、或いは影付き処理を実行するのかを操
作パネルにより設定する。次に、操作パネル上のデイス
プレイ上の指示に従って、影付け処理+αの処理であ
る、項目設定を図6に示すような設定画面によって決定
する。ここで、の影付きパターンはいわば、影の種類
を選択するためのものである。これを選択すると、図5
に示すようなパターンの一覧表が表示され、その中の1
つを選択することになる。尚、図示しないビツトマツプ
対応のパターン入力モードによつて設定したパターンを
自由に入力するようにしてもよい。また、の罫線処理
は原稿上の罫線に於いて、影を付けるのか、罫線自体を
パターン化するか、両方の処理をするかといった内容を
設定するためのものである。の大文字・太文字処理は
画像原稿上に存在する見出し文字等をパターン処理した
り、影付けを行ったり、両方の処理を行う事を設定する
ものである。ここで、、、の処理が選択されない
場合には、予め設定されているパターンで通常の影付け
処理のみを行う。図3(A)は入力画像でそのものを示
し、同図(B)は罫線パターン化と影のパターンかを同
時に行った場合である。ここで、入力された画像が罫線
か、文字かの判断は輪郭抽出したとき、その抽出された
各ベクトル群が予め設定された範囲内に治まるか否かで
判断するればよい。
【0025】上述した一連の処理は図4に示す通りであ
る。
【0026】先ず、影付け処理の全体的な処理内容を図
4(A)を用いて説明する。
【0027】影付き処理の指示がなされると、図6に示
すようなメニューが操作パネルに設けられた表示部に表
示し、設定を受ける(ステップS1)。次いで、ステッ
プS2では、設定がなされたか否かを判断する。その設
定がなされたと判断したらステップS3に進んで、対応
する画像処理を施し、ステップS4で出力処理を行う。
【0028】ここで、メニュー表示での“影付きパタ
ーン”を選択した場合、図4(B)の処理が実行され
る。
【0029】ステップS10では、図5に示すようなパ
ターンの種類を操作パネルの表示部に表示し、ステップ
S11でその内の1つを操作して決定する。但し、何も
選択しなかった場合には、予め決められたパターンが選
択されるものとするが、例えば以前に選択されたパター
ンを選択したとして処理しても良い。
【0030】メニュー表示での“罫線処理”が選択さ
れた場合、処理は図4(C)に従って行われる。
【0031】先ず、罫線そのものをパターン化するか否
かを設定する。罫線をパターン化する場合には、ステッ
プS21に進み、どのような線幅にするのかを指定し、
ステップS22でパターンの種類を表示させ、ステップ
S23でその内の1つを選択させる。この後、或いはス
テップS20で罫線のパターン化は行わないと指定した
場合には、ステップS24に進み、罫線に対して影を付
けるのか否かを選択させる。影を付ける旨が指定された
ら、ステップS25でパターンの種類を表示し、ステッ
プS26でその内の1つを選択させる。
【0032】一方、メニュー表示での“大文字、太文
字”が選択された場合、処理は図4(D)に従って行わ
れる。
【0033】先ず、ステップS30で、大文字・太文字
に対してパターン化するか否かを選択させる。パターン
化する場合には、ステップS31に進んで、対象となる
文字のサイズ太さを指定する。この後、ステップS32
に進んで、パターンの種類を表示させ、ステップS33
でその内の1つを選択させる。この後の処理はステップ
S24(図4(C))に進む。
【0034】ここで、影のパターン化について説明す
る。影付け処理を実現する構成を図7に示す。
【0035】図示において、入力される画像信号は、読
み取られた原稿画像が展開された不図示のメモリ(以
下、画像メモリという)からの信号である。
【0036】先に説明したように、読み取られた原稿画
像に対し、影をつけるべき領域が確定すると、画像メモ
リから順次イメージデータを画像信号として読み込む。
すると、いつかは該当する領域内の画素を読み込むこと
になる。影発生部201はその領域内の画素を読み込ん
でいると判断したとき、対応する信号をパターン発生部
202に送信する。パターン発生部202は影発生部2
01から係る信号が出力されると、CPUによって設定
されたパターンの信号を合成器(論理和ゲート)203
に出力する。合成器は入力された画像信号とパターン発
生部202から出力されてきた信号を論理和演算し、影
付きパターンを表す信号として出力することになる。
【0037】パターン発生部202の構成例を図8
(A)に示し、その動作を図8(B)及び図9を用いて
説明する。
【0038】図8(A)において、301は各種パター
ンを記憶しているメモリ(RAM)であり、そのメモリ
301に対するアドレスによって1つのパターンの1画
素を選択する。
【0039】メモリ301には例えば、図9(A)に示
すようなパターン(1F×1F=31×31ドット)が
バンク切り換え方式で記憶されいる。N個のパターンを
特定するためのビット数xは、x=logN/log2
(小数点以下を切り上げ)で計算される。例えば、RA
M301に20個のパターンを記憶している場合には、 x=log20/log2=4.32 となるので、5ビットあればよい(∵小数点以下切り上
げる)。この他、該当するパターン中の任意の画素位置
を特定するためのビットが必要になる。
【0040】従って、RAM301に対するアドレスは
図9(B)に示すようなビット構成になる。
【0041】このアドレッシングを図8(A)における
レジスタ309、カウンタ303、304で実現する。
すなわち、レジスタ309はバンク切り換えに用い(オ
ペレータが指定したパターンに対する値をセットす
る)、カウンタ303、304は水平同期信号307、
画素クロック308(図8(B)参照)をカウントす
る。但し、このカウンタ303及び304は5ビットで
あるので、“1F(16進数)”を越えると“00”に
なる。また、これらカウンタ303、304は画先信号
(原稿画像の有効領域の開始位置を示す信号)が入力さ
れるたびに、リセットされる。
【0042】尚、セレクタ305は、セレクト信号のレ
ベルに従い、RAM301から読み出された画素データ
をパターン信号として出力するか否かをけっていするた
めのものである。すなわち、注目している画素位置が影
付き領域内にあると判断した場合に、そのレベルを
“1”にし、RAM301から読み出されたビット信号
をパターン信号として出力する。
【0043】以上のようにして、図7のパターン発生部
202からは影部分の画素データが出力されるようにな
る。これを合成器203で、原画像と合成し、影付きパ
ターンとして出力し、それをレーザ発信機109の駆動
信号として用い、先に説明した電子写真処理行程を経て
出力画像を形成する。
【0044】尚、図示しない文字パターン処理部によつ
て、図2(d)〜(f)に示すように文字部分のパター
ン化を行うことによつて、セレクタブルに様々な処理結
果を得ることが出来る。
【0045】また、以上の説明での、文字・罫線の検
出、及び影付き部分の特定処理は一例であって、その他
の方式で実現しても良い。例えば、線幅や文字サイズ等
を検出する手段、及び実際に画像処理を行う線の幅、文
字サイズを設定する手段に於いては、既に本願出願人が
出願している特願平3−59656号に提案されいる処
理で実現しても良い。
【0046】[第2の実施例]図10(d)に示すよう
な文字パターン処理、及び罫線パターン化については、
パターン化の際に輪郭処理を行えばよい。そこで、これ
と同様な理由で、影パターン処理に於いても影の部分に
輪郭を形成してやり、図10(b)の様な影の部分を明
瞭に表現してもよい。
【0047】この回路構成を図11(A)に示す。図示
の如く、影発生部201と、パターン発生部202と、
AND回路203は図7と同様である。ここで、図11
(B)における符号403のような文字“I”のパター
ンを受けた場合、影発生部201からパターン発生部2
02に入力された信号によってパターン404が発生す
る。又、影発生部201から輪郭発生部401に入力さ
れた信号によって輪郭405が発生する。更に、このパ
ターン404と輪郭405を合成器(OR回路)によっ
て合成され、更に合成器203によつて図10(b)の
様な出力を得ることができる。
【0048】[第3の実施例]第1の実施例の構成で、
文字の大きさによって影パターン化のパターンの種類を
変更して出力することで同様の効果を持たせることがで
きる。回路構成は、一連の図7,図8,図9と同様であ
るか、図8に図12に示すような文字サイズ検出部31
0をもうけ、その検出結果によってパターンの種類を切
り換えることができる。
【0049】[第4の実施例]前述した第1〜第3の実
施例では、読み取った画像の輪郭ベクトルを抽出して処
理したが、これによればその処理内容は複雑になり、場
合によっては処理速度が落ちる虞がある。
【0050】そこで、この影部分の発生を、より高速に
する原理を第4の実施例として以下に説明する。
【0051】図16は本第4の実施例の動作概要を説明
するための図である。
【0052】今、読み取った画像(以下、原画像)16
0があったとする。この原画像160を、符号161で
示す様に、右斜め方向に数ドット(望ましくは1ドッ
ト)単位にシフトしていくと共に、各々のシフト作業で
直前までのシフト作業で生成された画像と論理和をとっ
ていく。こうして、画像162が得られる。この画像1
62と原画像160とを排他的論理和をとることで、影
画像163が得られる。
【0053】従って、この影画像に対して先に説明した
パターン化処理を施し、原画像と論理和をとれば、上記
第1〜第3の実施例と同様の影付きパターンを発生させ
ることが可能になる。
【0054】このように、本第4の実施例の処理は、先
に説明した実施例と比較し、その処理が極めて単純にな
る。よって、その処理を高速にすることが可能になる。
【0055】また、かかる処理はその処理内容が単純で
あることから、ハードウエアでもって実現することも可
能である。
【0056】すなわち、影の長さに相当する数分の遅延
回路(例えば、1ライン+1ドット分の遅延回路)を設
け、各々の遅延回路から出力されたイメージを論理和す
るORゲートを設ける。そして、そのORゲートから出
力されるイメージと原画像とを排他的論理和するXOR
ゲートを設ければ、影部分のパターンを生成することが
できる。パターン化する場合には、そのXORゲートか
ら出力されたビットが“1”のとき、パターンメモリか
らのデータを出力するようにすればよい。後は、原画像
と論理和をとって出力する。但し、原画像をパターン化
する場合には、原画像に対してパターンデータと論理積
をとったものと、パターン化された影画像を論理和すれ
ば良い。
【0057】以上説明したように本実施例によれば、読
み取った原稿画像中の文字や線画(罫線等)に対し、所
望とするパターンの影を付加させることが可能になる。
従って、原稿画像に表現力を豊富にし、読む人の喚起す
ることが可能になる。
【0058】尚、実施例では、入力画像は光学的に画像
を読み取った結果とし、出力はレーザビームプリンタに
よって実現させたが、これによって本願発明が限定され
るものではない。すなわち、入力対象としては、例えば
ファクシミリ装置等における回線を介して受信したデー
タであってもよいし、ホストコンピュータから送られて
きた印刷データでもよいし、或いは画像記憶装置等で記
憶媒体(ICカードやフロッピーディスク等)に記憶さ
れた画像でも良いからである。また、出力対象として
は、各種方式(インクジェット方式や、熱転写方式、ワ
イヤドット方式)のプリンタのみならず、回線を介して
送信したら、記憶媒体としてもよい。
【0059】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適
用しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプロ
グラムを供給することによつて達成される場合にも適用
できることは言うまでもない。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像データ中の文字・線画等に対し、影を付加できるの
で、強調した文書を生成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る複写装置の断面構成図である。
【図2】実施例における影付き文字の例を示す図であ
る。
【図3】罫線のパターン化を説明するための図である。
【図4】実施例の処理内容を示すフローチャートであ
る。
【図5】実施例における影パターンの選択の操作を説明
するための図である。
【図6】実施例における項目選択の画面を示す図であ
る。
【図7】実施例における影パターン付加を実現するため
のブロック回路である。
【図8】図7のパターン発生部のブロック構成図及びそ
の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図9】図8におけるRAMの記憶内容とアドレッシン
グを説明するための図である。
【図10】第2の実施例における影付き文字の例を示す
図である。
【図11】第2の実施例を実現するための構成図と、そ
の動作概要を説明するための図である。
【図12】第3の実施例におけるパターン発生部のブロ
ック構成図である。
【図13】影付け処理の概要を説明するための図であ
る。
【図14】影を付けるベクトルとそうでないベクトルを
区別する原理を示す図である。
【図15】ベクトルの端点を説明するための図である。
【図16】第4の実施例の動作概要を説明するための図
である。
【符号の説明】
201 影発生部 202 パターン発生部 203 合成器 301 RAM 302 アドレス制御部 303及び304 カウンタ 305 セレクタ 309 レジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/38 - 1/393 B41J 2/485 - 2/515 G06T 3/00 - 3/60 G06F 17/20 - 17/26 G06F 3/14 - 3/153 G09G 5/00 - 5/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力したイメージ中の文字・線画を判別
    する判別工程と、判別された文字・線画について輪郭ベクトル情報を抽出
    する抽出工程と、 抽出した輪郭ベクトル情報から、影パターンを付与する
    方向によって決定される角度範囲内にあるベクトル情報
    に基づいて影パターンを発生する影パターン発生工程
    と、 該影パターン発生工程で発生した影パターンを、文字・
    線画に付加する付加工程と を備えることを特徴とする画
    像処理方法。
  2. 【請求項2】 入力したイメージ中の文字・線画を判別
    する判別手段と、判別された文字・線画について輪郭ベクトル情報を抽出
    する抽出手段と、 抽出した輪郭ベクトル情報から、影パターンを付与する
    方向によって決定される角度範囲内にあるベクトル情報
    に基づいて影パターンを発生する影パターン発生手段
    と、 該影パターン発生手段で発生した影パターンを、文字・
    線画に付加する付加手段と を備えることを特徴とする画
    像処理装置。
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