JP3060902U - 押しボタン式自動車エンジン始動回路の改良 - Google Patents

押しボタン式自動車エンジン始動回路の改良

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JP3060902U
JP3060902U JP1999000982U JP98299U JP3060902U JP 3060902 U JP3060902 U JP 3060902U JP 1999000982 U JP1999000982 U JP 1999000982U JP 98299 U JP98299 U JP 98299U JP 3060902 U JP3060902 U JP 3060902U
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JP1999000982U
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Inventor
靖治 井澤
Original Assignee
株式会社井澤電子工業
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の押しボタン式自動車エンジン始動およ
び停止装置の始動の際の始動ミスを防止するため、始動
押しボタンから指を離すタイミングに関係なく確実にエ
ンジンを始動させることができるような始動回路の改
良。 【解決手段】 始動押しボタン5と並列に始動制御用リ
レー4の第2動作接点11を接続して、一旦始動押しボ
タン5を押すと、制御用リレー4の自己保持作用によっ
てエンジンが確実に始動し、かつその後スタータモータ
10が自動的に停止するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は押しボタン式自動車エンジン始動回路の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の排気ガスによる大気汚染の深刻化に対処するため、自動車が交差点の 停止信号や道路渋滞などによって停止してエンジンの回転がアイドリング回転状 態となり、その停止時間がある程度以上に長くなると予想される場合には、エン ジンの回転を人為的に停止させるいわゆるアイドリング・ストップの運動が提唱 されて久しい。
【0003】 しかしながら、エンジンの回転を停止させるためには、やや不自然な姿勢で、 イグニッションスイッチのキー穴に差し込んだエンジンキーをON位置からAC C位置まで戻すことによってエンジンの回転をを止め、その後キーを再びON位 置とし、運転再開の際には同様の姿勢でキーをバネ圧に逆らってSTART位置 まで回してエンジンを駆動し、エンジンが正常に始動したことを確認した後に、 再びキーをON位置に戻して手を離すという面倒な操作が要求される。
【0004】 このような面倒さのため、アイドリング・ストップの重要性が広く認識されて いるにもかかわらず、実際問題としてその普及がいちじるしく妨げられてきた。
【0005】 そこでエンジンの始動および停止の際、その都度エンジンキーを操作すること なく、同キーをON位置に保ったままの状態で、押しボタンの操作によって簡単 に始動および停止ができるユニークな装置が提案され、実施されて来た。この装 置は従来のエンジンキーを使用する場合に比し、自然な姿勢のまま指先一本で始 動と停止の操作ができるので、アイドリング・ストップの実施を気軽に行うこと を可能とし、大きな効果をあげてきた。
【0006】 しかし、長期にわたる使用実績から、この装置にも更に改善すべき問題のある ことが判明した。それはエンジン始動のとき、一旦指先で押した始動押しボタン から指を離すタイミングを誤って始動ミスにつながるケースが発生しやすいとい う問題である。本来、指を離すべきタイミングはエンジンが確実に始動したこと を確認した後でなければならないのに、始動の操作が軽快になったために、つい うっかりして早めに指を離してしまい、始動ミスを招く結果となっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記問題を解決するため、エンジン始動に際し、始動押しボタンから 指を離すタイミングの適否に関係なく確実にエンジンを始動させることのできる 押ボタン式自動車エンジン始動回路の改良に関するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案を図面について説明する。図1は従来の装置の始動回路図である。1は バッテリ、2はイグニッションスイッチを示す。3はそのオン接点で、エンジン キーのON位置で接点が構成される。押しボタンによるエンジンの始動はオン接 点3が閉じている状態で行われる。
【0009】 バッテリ1からイグニッションスイッチ2のオン接点3を経て、始動制御用リ レー4、始動押しボタン5、またチャージランプ6を点灯させるためのチャージ ランプ点灯リレー7の点灯接点8とが直列に接続されている。ここでチャージラ ンプ6は、オン接点3が閉じ、かつバッテリ1が充分に充電されているときに点 灯し、エンジンの始動が可能な状態にあることを示すランプである。
【0010】 またチャージランプ点灯リレー7は、正確にはエンジン直結の発電機、いわゆ るオルタネータがエンジンの始動に伴って回転を開始して、その出力側の電圧レ ギュレータの出力電圧が規定値に達したときに励磁状態から無励磁状態に転換す る電圧反応リレーで、エンジンが停止しているときにはその点灯接点8によって チャージランプ6を点灯させる仕組みになっている。
【0011】 エンジンを始動するため始動押しボタン5を押すと始動制御用リレー4が励磁 され、オン接点3から分岐した同リレー4の動作接点9とスタータモータ10と を結ぶ回路にバッテリ1から電流が流れてスタータモータ10は回転を開始し、 間もなくチャージランプ点灯リレー7は無励磁状態に転換する。その結果点灯接 点8が開路し、チャージランプ6が消灯してエンジンが確実に始動したことを知 らせると同時に、始動制御用リレー4が励磁を失い、その動作接点9が開路され るのでスタータモータ10は停止する。ここで始動押しボタン5から指を離すこ とによってエンジン始動のための操作は終了する。ここまでに要する時間は通常 1秒位であって、この操作は従来のイグニションキーによる場合に比し極めて簡 便である。
【0012】 なお、アイドリング・ストップなどのためエンジンを停止させるには、本図と は別途に停止押しボタンを設け、これを押すことによりエンジンのイグニッショ ン電源回路の一部を瞬時遮断する方法が一般に用いられている。
【0013】 さて、ここで一つの問題がある。エンジン始動のため始動押しボタン5を操作 中に、エンジンが確実に始動しないうちにうっかりして同ボタン5から指を離し てしまうようなことがあると、その瞬間に始動制御用リレー4が励磁を失ない、 その結果スタータモータが停止して始動ミスとなり、再び始動操作をやり直さな ければならない。簡便な操作に慣れるにつれて、つい一瞬早く指を離してしまう 過ちに陥りやすく、何らかの改善策が望まれる。
【0014】 図2は本考案の始動回路図である。本考案では図1の回路に加え、始動押しボ タン5と並列に始動制御用リレー4の第2動作接点11を接続した。この簡単な 回路変更によって、上記の問題は一挙に解決される。
【0015】 図の始動押しボタン5を指で押すと、前記と同様に始動制御用リレー4が励磁 され、その動作接点9が閉じてスタータモータ10が回転を開始する。このとき 同リレー4の第2動作接点11も閉じ、始動押しボタン5を短絡したまま同リレ ー4の励磁状態を自己保持する。
【0016】 スタータモータ10の回転によってエンジンも回転を開始し、間もなくその回 転が正常な状態に達するとチャージランプ点灯リレー7は無励磁状態に転換し、 チャージランプ6が消灯すると同時にスタータモータ10は自動的に停止する。 すなわち、始動制御用リレー4の自己保持作用によって、エンジンの回転が正常 な状態に達しない限りスタータモータが停止することはないので、始動ミスは絶 対に起こらない。
【0017】 また、始動制御用リレー4が自己保持状態にある間は始動押しボタン5の存在 は無視されるので、始動押しボタン5から指を離すタイミングは任意でよく、ほ んの一瞬のワンタッチ操作で確実にエンジンを始動させることがが可能となる。
【考案の効果】
始動押しボタン5から指を離すタイミングを全く意識することなく、ワンタッ チ操作でエンジンの始動が可能となり、始動の簡便さが飛躍的に向上した。また エンジンの始動ミスが完全に無くなる結果、始動ミスの繰り返しによるスタータ モータ10の劣化およびバッテリ1のチャージの損耗を防止することができる。 更に、従来始動操作に際して避けることのできなかった始動ミスへの不安が一掃 される精神的な効果も大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の装置の始動回路図を示す。
【図2】本考案の始動回路図を示す。
【符号の説明】
1 バッテリ 2 イグニッションスイッチ 3 イグニッションスイッチのオン接点 4 始動制御用リレー 5 始動押しボタン 6 チャージランプ 7 チャージランプ点灯リレー 8 チャージランプ点灯リレーの点灯接点 9 始動制御用リレーの動作接点 10 スタータモータ 11 始動制御用リレーの第2動作接点

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリ1からイグニッションスイッチ
    2のオン接点3を経て始動制御用リレー4、始動押しボ
    タン5、またチャージランプ6を点灯させるためのチャ
    ージランプ点灯リレー7の点灯接点8とを直列に接続
    し、始動押しボタン5を押したとき始動制御用リレー4
    が励磁され、その動作接点9によってスタータモータ1
    0が回転してエンジンを始動させるように構成した押し
    ボタン式自動車エンジン始動装置において、始動押しボ
    タン5と並列に始動制御用リレー4の第2動作接点11
    を接続した押しボタン式自動車エンジン始動回路の改
    良。
JP1999000982U 1999-01-19 1999-01-19 押しボタン式自動車エンジン始動回路の改良 Expired - Lifetime JP3060902U (ja)

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