JP3060890B2 - プローブ挿入孔付コネクタ - Google Patents

プローブ挿入孔付コネクタ

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JP3060890B2
JP3060890B2 JP7128991A JP12899195A JP3060890B2 JP 3060890 B2 JP3060890 B2 JP 3060890B2 JP 7128991 A JP7128991 A JP 7128991A JP 12899195 A JP12899195 A JP 12899195A JP 3060890 B2 JP3060890 B2 JP 3060890B2
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Japan
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probe
terminal fitting
recess
connector
cavity
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JP7128991A
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宣吉 田中
幸則 阪
昭人 前川
清文 市田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プローブ挿入孔付コネ
クタに関し、特に、キャビティ前端からプローブを付当
てて検査可能なプローブ挿入孔付コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプローブ挿入孔付コネク
タとして、図6〜図8に示す防水コネクタが知られてい
る。同図に示す雌側コネクタ1は、雌側端子金具7を収
容して保持する複数のキャビティ2を形成した略筒状の
本体部3と、この本体部3と一体的に形成されて当該本
体部3を囲み込む筒状のフード部4と、本体部3の前面
側を覆蓋するキャップ状に形成されてキャビティ2の開
口面には連通窓5aを形成したリテーナ5とから構成さ
れている。本体部3のキャビティ2は角形筒状に形成さ
れ、図8に示すように一面には樹脂ランス6を形成して
ある。樹脂ランス6は、キャビティ2の軸線方向に延設
されたアーム部6aと、アーム部6aの先端でキャビテ
ィ2内側に突出する楔形の突起6bとを備えており、ア
ーム部6aを形成するための金型の構造上、当該キャビ
ティ2における開口側端部であって樹脂ランス6を形成
した面の側には必ず凹み2aが形成される。
【0003】一方、組付工程後の検査工程では雌側端子
金具7がキャビティ2内に挿入されているか否かを検査
するためにプローブ8をキャビティ2内に挿入して雌側
端子金具7に突き当てる。ここで、プローブ8をキャビ
ティ2内に挿入するにあたっては樹脂ランス6を成形す
るために生じる凹み2aを通して雌側端子金具7の縁部
に突き当てる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のプロー
ブ挿入孔付コネクタにおいては、プローブ8は樹脂ラン
ス6を成形するために生じる凹み2aを通して挿入して
いるが、この凹み2aから樹脂ランス6までは何も構造
物がなく、プローブ8は比較的奥まで挿入されてしま
う。従って、雌側端子金具7が正規の位置まで挿入され
ていなくてもプローブ8は届いてしまい、導通がとれて
半挿入を検知できないという課題があった。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、端子金具の半挿入を検知することが可能なプローブ
挿入孔付コネクタの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、端子金具を挿入後にプロー
ブを突き当てて検査を行うことが可能なプローブ挿入孔
付コネクタであって、角形筒状のキャビティ内には一面
に樹脂ランスを形成するとともに、同樹脂ランスを形成
しない面の開口端縁部にはプローブ挿入用の凹みを前記
端子金具が正規の挿入位置まで挿入されたときには、前
記プローブと前記端子金具との接触を許容する一方、前
記端子金具が正規の挿入位置まで挿入されておらずかつ
前記樹脂ランスを弾性変形させたときには、前記プロー
ブが前記凹みの奥に突き当たることで、前記プローブと
前記端子金具との接触を規制する所定深さとなるように
形成された構成としてある。
【0007】
【0008】
【作用】上記のように構成した請求項1に係る発明にお
いては、角形筒状としたキャビティ内には一面に樹脂ラ
ンスを形成してあるが、この樹脂ランスを形成しない面
の開口端縁部にプローブ挿入用の凹みを所定深さとなる
ように形成してある。プローブを挿入する側の面には樹
脂ランスがないので、挿入方向においては所定の深さと
なる凹みを形成することができる。端子金具が半挿入で
同凹みまでは挿入されていないときには、プローブは凹
みの奥に突き当たり、端子金具との導通をとれない。む
ろん、端子金具が正規の位置まで挿入されていればプロ
ーブは凹みの奥に突き当たる前に端子金具に当接し、導
通する。
【0009】また、端子金具が正規挿入位置まで挿入さ
れていればプローブは凹みの奥に突き当たる前に端子金
具に当接するし、少しでも端子金具が正規挿入位置より
も後方にずれている半挿入状態ではプローブは凹みの奥
に突き当たってしまって導通がとれない。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、樹脂ラン
スを形成しない面の前端に凹みを形成してプローブを挿
入するようにしたため、凹みの深さを調整して端子金具
の半挿入を検知することが可能なプローブ挿入孔付コネ
クタを提供することができる。
【0011】また、端子金具が正規位置まで挿入されて
いない場合には確実に半挿入と検知することができる。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の一実施例に係るプローブ挿入孔付
コネクタを適用した防水コネクタを斜視図により示して
おり、図2は正面図により示しており、図3は部分断面
図により示している。同図に示す雌側コネクタ10も、
複数のキャビティ21を形成した略筒状の本体部20
と、この本体部20と一体的に形成されて当該本体部2
0を囲み込む筒状のフード部30と、本体部20の前面
側を覆蓋するキャップ状に形成されてキャビティ21の
開口面には連通窓41を形成したリテーナ40とから構
成されている。
【0013】本体部20のキャビティ21は角形筒状に
形成され、図3に示すように内周面における上面中程に
は樹脂ランス22を形成してある。樹脂ランス22は、
キャビティ21の軸線方向に配向されて後端側で内周面
上面に連続するアーム状に延設されたアーム部22aを
備え、当該アーム部22aの先端にはキャビティ21内
側に突出する楔形の突起22bを形成してある。このア
ーム部22aを形成するための金型の構造上、当該キャ
ビティ21における開口側端部であって当該樹脂ランス
22を形成した面の側には凹み21aが形成されている
が、これとは別に、樹脂ランス22を形成していない下
面の開口側端部にも先端からわずかに下がった位置まで
の深さの凹み21bを形成してある。そして、リテーナ
40においては、連通窓41におけるこの下面の凹み2
1bの前方部分に切り欠き41aを形成してプローブ5
0を挿入できるようにしてある。
【0014】本実施例においては、雌側コネクタ10
に、フード部30やリテーナ40をも備えているが、こ
れらは必ずしも必要ではなく、キャビティ21を形成し
た本体部20があればよい。また、凹み21bは樹脂ラ
ンス22を形成した面と反対の面に形成してあるが、必
ずしも反対の面とする必要はなく、樹脂ランス22を形
成していない面であればよい。次に、上記構成からなる
本実施例の動作を説明する。キャビティ21内に雌側端
子金具60を挿入し、本体部20の前方からリテーナ4
0を装着する。雌側端子金具60が正規の位置まで挿入
されているときには、図4に示すように前端縁部が凹み
21bの奥よりも前方に突き出ている。従って、プロー
ブ50をリテーナ40の切り欠き41aと凹み21bと
を介して挿入していっても同凹み21bの奥に突き当た
る前に雌側端子金具60の縁部に接触する。
【0015】しかし、雌側端子金具60が正規の位置ま
で挿入されていないと、図5に示すように前端は凹み2
1bの奥よりも前に突き出ていない状態となる。従っ
て、プローブ50をリテーナ40の切り欠き41aと凹
み21bとを介して挿入していくと、同凹み21bの奥
に突き当たってしまい雌側端子金具60に接触できな
い。従って、導通がとれず、これを電気的に検知して半
挿入状態と判断することができる。
【0016】このように、キャビティ21内に樹脂ラン
ス22を有している場合に、この樹脂ランス22を形成
していない面の開口側端部にプローブ50を挿入可能な
所定の深さの凹み21bを形成しておくことにより、雌
側端子金具60を正規位置まで挿入していないときには
同プローブ50は凹み21bの奥までしか挿入できない
ので雌側端子金具60と導通しなくなって半挿入を検知
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るプローブ挿入孔付コネ
クタを適用した防水コネクタの斜視図である。
【図2】同防水コネクタの正面図である。
【図3】同防水コネクタの部分断面図である。
【図4】同防水コネクタにおいて正規位置まで端子金具
を挿入している場合にプローブを挿入した状態の断面図
である。
【図5】同防水コネクタにおいて端子金具が半挿入の状
態でプローブを挿入した状態の断面図である。
【図6】従来のプローブ挿入孔付コネクタを適用した防
水コネクタの斜視図である。
【図7】同防水コネクタの正面図である。
【図8】同防水コネクタの部分断面図である。
【符号の説明】
10…雌側コネクタ 20…本体部 21…キャビティ 21b…凹み 22…樹脂ランス 30…フード部 40…リテーナ 41…連通窓 41a…切り欠き 50…プローブ 60…雌側端子金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市田 清文 三重県四日市市西末広町1番14号 住友 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−73949(JP,A) 実開 昭59−184478(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/42 H01R 13/64 H01R 43/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子金具を挿入後にプローブを突き当て
    て検査を行うことが可能なプローブ挿入孔付コネクタで
    あって、角形筒状のキャビティ内には一面に樹脂ランス
    を形成するとともに、同樹脂ランスを形成しない面の開
    口端縁部にはプローブ挿入用の凹みが、前記端子金具が
    正規の挿入位置まで挿入されたときには、前記プローブ
    と前記端子金具との接触を許容する一方、前記端子金具
    が正規の挿入位置まで挿入されておらずかつ前記樹脂ラ
    ンスを弾性変形させたときには、前記プローブが前記凹
    みの奥に突き当たることで、前記プローブと前記端子金
    具との接触を規制する所定深さとなるように形成された
    ことを特徴とするプローブ挿入孔付コネクタ。
JP7128991A 1995-04-28 1995-04-28 プローブ挿入孔付コネクタ Expired - Lifetime JP3060890B2 (ja)

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JP7128991A JP3060890B2 (ja) 1995-04-28 1995-04-28 プローブ挿入孔付コネクタ

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JPH08306423A JPH08306423A (ja) 1996-11-22
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JP2010129524A (ja) * 2008-12-01 2010-06-10 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
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