JP3060759B2 - アルミニウム合金製缶の化成処理方法およびこれに用いる化成処理装置 - Google Patents

アルミニウム合金製缶の化成処理方法およびこれに用いる化成処理装置

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JP3060759B2
JP3060759B2 JP4313814A JP31381492A JP3060759B2 JP 3060759 B2 JP3060759 B2 JP 3060759B2 JP 4313814 A JP4313814 A JP 4313814A JP 31381492 A JP31381492 A JP 31381492A JP 3060759 B2 JP3060759 B2 JP 3060759B2
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chemical conversion
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昇 塩谷
法夫 山内
政経 武山
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C22/00Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミニウム合金(以
下「アルミ合金」と略称する。)製の缶の化成処理方法
およびこれに用いる化成処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開昭63−114987号公
報や、特開平2−298275号公報に示されているよ
うに、アルミ合金製の缶については、その表面を、リン
酸クロメートなどの化成処理液を用いて化成処理し、缶
の表面に化成被膜を形成するようにしている。
【0003】図2は、前記したような缶の化成処理に用
いる従来の装置の概要を示すものである。図中符号Kで
示すものは、有底円筒状をなす缶であり、この缶Kは、
一端が閉塞されて底部となっており、他端が開口されて
開口部となっている。缶Kは、開口部から内部に充填物
を充填した後に、開口部に缶蓋が巻締めされて製品缶と
なる。缶Kの底部は、周知の2ピース缶と同様に、内部
に向けてドーム状に突出されており、底部に凹部が形成
されている。
【0004】缶Kは、その底部を上方に向けた状態で、
下部コンベア1に載置され、この下部コンベア1によっ
て一方向(図中右方)へ搬送される。下部コンベア1の
上方には、上部コンベア2が配設されている。上部コン
ベア2は、下部コンベア1と同期して移動し、この下部
コンベア1との間で缶Kの上下を挟持した状態で移送で
きるようになっている。これら上下のコンベア1および
2は、ともに、金属製のネットから構成されている。
【0005】上部コンベア2の内部には、缶Kに向けて
化成処理液を吹き付ける複数の上部ノズル3が配設され
ている。同様に、下部コンベア1の下方にも、缶Kに化
成処理液を吹き付ける複数の下部ノズル4が配設されて
いる。
【0006】上部コンベア2の始端近傍には、ノズル3
および4から吹き付けられた化成処理液が外部に漏れる
ことを防止する遮蔽板5が設置されている。
【0007】前記した従来の装置では、缶Kを上下のコ
ンベアで挟み込んで搬送しているので、ノズルによって
吹出された化成処理液によって缶Kが倒れるという不都
合を防止することができる。
【0008】ところで、前記したように化成処理が施さ
れた缶は、飲料の充填工場に送られ、ここで飲料充填作
業や缶蓋の巻締め作業等が行なわれた後、80℃〜12
0℃程度の水がかけられて加熱処理される。この加熱処
理において、従来から、特に缶Kの底部が部分的に黒色
に変化することがある。この場合には、商品価値が低下
してしまうため、その缶Kを不良品として処分しなけれ
ばならなくなるという問題を生じる。この問題を解決す
るために、本発明者が鋭意研究した結果、以下のような
知見に達した。すなわち、従来の化成処理装置において
は、上下のノズル3および4から吹き付けられた化成処
理液の一部が、霧状となって空気中にただよっており、
この霧が、缶Kの底面に付着する。すると、缶Kの底面
が、搬送の初期の段階で部分的に化成処理される。つい
で、ノズル3・4から吹き付けられた化成処理液によっ
て缶K全体が化成処理される。しかしながら、結露によ
って先に化成処理された部分と、その後に化成処理され
た部分とは、均一な化成被膜になっておらず、これが原
因となって、部分的な黒変を生じることが判明した。
【0009】この問題を解決するために、例えば、遮蔽
板5を上部ノズル3に近接させて設け、霧が滞留する空
間をなくし、搬送の初期の段階からノズル3・4による
化成処理を行なうという手段も一応は考えることができ
る。しかしながら、化成処理装置においては、上部コン
ベア2を駆動するためのプーリ2aが配設されており、
このプーリとの兼ね合いで、遮蔽板5と上部ノズル3と
の距離をある程度取っておかざるを得ない。したがっ
て、こうした手段は、現実的には採用が難しいという問
題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した事
情に鑑みてなされたもので、缶の底部における部分的な
黒変を防止することができるアルミ合金製缶の化成処理
方法およびこれに用いる化成処理装置を提供することを
目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るアルミ合
金製缶の化成処理方法は、底部に設けられた凹部を上方
に向けた状態で搬送される缶の凹部に化成処理液を充填
したのち、缶の表面に化成処理液を吹き付けて化成処理
を行なう構成とされている。
【0012】請求項2に係るアルミ合金製缶の化成処理
装置は、請求項1に係る化成処理方法の実施に適した装
置であって、化成処理液を缶に向けて吹き付けるノズル
の上流側に、缶の底部に向けて化成処理液を流下する流
下口を設けたものである。
【0013】
【作用】缶の底部に予め化成処理液を充填しておくこと
により、この部分を均一に化成処理しておくことができ
る。その後に、缶の底部に化成処理のしずくが滴下した
としても、缶の底部が部分的に化成処理されるという問
題を防止できる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例に係るアルミ合金製缶の化
成処理装置について図1に基づいて説明する。なお、本
例の説明においては、前記した従来の装置と共通する構
成については同一符号を付して詳細についての説明を省
略する。
【0015】本例の装置では、遮蔽板5の内面側に、図
1中紙面の厚さ方向に延長された樋10が固定されてい
る点で、従来の装置と相違している。この樋10は、化
成処理装置の外部まで延長されており、外部から樋10
の内部に化成処理液を供給できるようになっている。
【0016】樋10の底部には、この底部を貫通する流
下口11が設けられている。この流下口11は、樋10
の長手方向に沿って2列で多数設けられている。樋10
の長手方向における流下口11どうしの間隔は、搬送さ
れる缶Kの軸心どうしの間隔よりやや狭く設定されてお
り、搬送されるそれぞれの缶Kの底部に化成処理液を供
給して充填できるようになっている。流下口11の内径
は、樋10の内部に充填されている化成処理液が、流下
口11を通って連続的に流れ落ちる(すなわち流下す
る)ことのできる径となっている。これによって、本例
の装置においては、上部ノズル3の上流側に、缶Kの底
部に向けて化成処理液を流下する流下口が設けられたも
のとなっている。
【0017】本例の装置においては、樋10の内部に化
成処理液を満たし、流下口11から化成処理液を連続的
に流下させた状態で、コンベア1および2を駆動し、缶
Kを搬送する。本例の装置によれば、搬送されてくる缶
Kの底部に形成されている凹部に、流下された化成処理
液を満たすことができる。これにより、缶Kの底部に均
一に化成処理を施すことができる。ついで、缶Kは、従
来と同様に、上下のノズル3および4から吹き付けられ
る化成処理液によって化成処理が行なわれ、装置の外部
に搬送され、洗浄処理等が行なわれる。
【0018】本例の装置によれば、缶Kの底部に化成処
理液を充填し、化成処理を行なっているので、化成処理
液のしずくが缶の底部に滴下したとしても、このしずく
によって底部が部分的に化成処理されるという不都合を
防止できる。
【0019】したがって、部分的な化成処理に起因する
缶底部の黒変を防止することができるという利点があ
る。
【0020】なお、本例の装置においては、遮蔽板5に
樋10を固定する構成としたが、例えば、遮蔽板5の内
面にパイプを固定し、このパイプの下面に、パイプの側
面を貫通して流下口を形成してもよい。こうした構成に
おいては、パイプの内部に化成処理液を供給しておくこ
とによって、流下口から化成処理液を流下させることが
できる。
【0021】
【発明の効果】請求項1に係るアルミ合金製缶の化成処
理方法は、底部に設けられた凹部を上方に向けた状態で
搬送される缶の凹部に化成処理液を充填したのち、缶の
表面に化成処理液を吹き付けて化成処理を行なう構成と
されているので、缶の底部に対して均一な化成処理を行
なうことができる。したがって、缶の底部における黒変
を防止して、缶の生産効率を向上させることができる。
【0022】請求項2に係るアルミ合金製缶の化成処理
装置は、化成処理液を缶に向けて吹き付けるノズルの上
流側に、缶の底部に向けて化成処理液を流下する流下口
を設けたので、請求項1に係る化成処理方法と同様に、
缶の底部における黒変を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る化成処理装置の要部を
示す断面図である。
【図2】従来の化成処理装置の要部の断面図である。
【符号の説明】
3 上部ノズル(ノズル) 11 流下口 K 缶
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武山 政経 岐阜県美濃加茂市蜂屋町下蜂屋伊瀬入会 16−8 三菱マテリアル株式会社 岐阜 工場内 (56)参考文献 特開 平3−257172(JP,A) 特開 昭60−245791(JP,A) 特開 昭64−39382(JP,A) 特開 昭59−166676(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 22/00 - 22/86

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に設けられた凹部を上方に向けた状
    態で搬送されるアルミニウム合金製缶の前記凹部に化成
    処理液を充填したのち、前記缶の表面に化成処理液を吹
    き付けて化成処理を行なうことを特徴とするアルミニウ
    ム合金製缶の化成処理方法。
  2. 【請求項2】 底部を上方に向けたアルミニウム合金製
    缶を搬送するコンベアと、このコンベアの上方に配置さ
    れ、前記アルミニウム合金製缶に向けて化成処理液を吹
    き付けるノズルとを備え、前記ノズルの上流側には、前
    記缶の底部に向けて化成処理液を流下する流下口が設け
    られていることを特徴とするアルミニウム合金製缶の化
    成処理装置。
JP4313814A 1992-11-24 1992-11-24 アルミニウム合金製缶の化成処理方法およびこれに用いる化成処理装置 Expired - Lifetime JP3060759B2 (ja)

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