JP3060564B2 - 画像入力装置及びそれによる領域の切り出し方法 - Google Patents

画像入力装置及びそれによる領域の切り出し方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリやイメー
ジスキャナー等の画像入力装置の画像処理機能に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、画像入力装置はパーソナルコンピ
ューターの普及と処理速度の向上により卓上出版や画像
データベースの重要な入力装置として注目されている。
従来の画像入力装置は、画像の忠実な読み取りをその最
大の目的としていた。そこで、画像入力装置の構成は主
として原画像の忠実なパターン再現を実現するために、
画像読み取り信号に対するノイズの比率であるところの
S/N比を上げたり、また白黒の境界が明確となるよう
に輪郭強調処理等を行い原画像を忠実に読みとる工夫を
行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし前述の従来技術
では、例えば地図から国道のみを切り出す作業をする
際、一旦読み込んでから余分な部分を消去するという編
集作業を必要としていた。画像を読み取る作業は殆ど瞬
時に行うことができるのに対して、この編集作業はち密
な作業となり注意力を要するため、従来非常に時間を要
するという問題点を有していた。
【0004】そこで本発明では、このような問題点を解
決するもので、その目的とするところは、例えば地図中
に赤く印刷された国道などのように、特定の色情報を持
つ画像を選択的に分離して読み取ることが可能な画像入
力装置を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の画像入力装置は、画像原稿を読み取り、各画
素を色情報に色分解する手段と、色分解された画像を表
示する表示手段と、表示された画像中の、所望の領域を
含む分離したい領域に含まれる少なくとも3箇所を指示
する指示手段と、指示された少なくとも3点の色情報か
ら、所定の計算式に基づいて色変換係数を得る手段と、
各画素の色情報を色変換係数に基づいて色変換をし、色
変換された色情報中の所定色の画素情報を出力する手段
とを備え、画像原稿から所望の領域を切り出す。また、
本発明の領域の切り出し方法は、画像原稿を読み取り、
各画素を色情報に色分解する工程と、色分解された画像
を表示装置に表示する工程と、表示された画像中の、所
望の領域を含む分離したい領域に含まれる少なくとも3
箇所を指示する工程と、再度画像原稿を読み取り、指示
された少なくとも3点の色情報を得て、所定の計算式に
基づいて色変換係数を得る工程と、再び画像原稿を読み
取り、各画素の色情報を色変換係数に基づいて色変換を
し、色変換された色情報中の所定色の画素情報を出力す
る工程とを含み、画像原稿から所望の領域を切り出す。
【0006】
【作用】画像入力時に色分解機能により画像の色情報を
少なくとも2色以上に分解し、その後、色変換機能によ
り色変換を行い、指定された特定色とそうでない色との
出力値に差を付ける。また、特定色はコンピューター等
から任意に指定可能であり特定色の選択に応じて色変換
係数を決定する。
【0007】
【実施例】図2は本実施例における画像入力装置の概略
構成部品の斜視図である。また図1は、本実施例におけ
る動作を示すブロック図である。まず画像を読み取る機
構について説明する。図2において、画像5を白色また
は緑色の光源1により照射してその反射光をミラー2に
より折り曲げ、レンズ3により光電気変換素子であると
ころのCCD4上に結像する。CCD4はカラーのライ
ンセンサであり、画像5上の読み取り分解能一行分に相
当する画像の色情報、及び濃淡情報を読み取る。画像5
の読み取り位置を読み取り分解能に応じて相対的に読み
取りラインと直角な方向に移動させ、上述した動作を繰
り返すことにより画像5の2次元的な色情報、及び濃淡
情報を得ることができる。
【0008】一般に画像上の色情報を得るための色分離
作業を色分解という。色分解の方法は、前述したカラー
センサによる方法の他に、光源1の替わりに、ここでは
図示しないが赤、緑、青の3原色の光を発する3本の光
源を用いて、順次、画像を照射し白黒のラインセンサを
用いて読み取る色分解方法を用いてもよい。
【0009】次に、色情報を変換する方法について説明
する。図1において、光電気変換素子であるところのC
CD4の出力信号S1をメモリー等の記憶部21に保存
する。次に、各読み取り画素の色情報を画像信号S2
(R,G,B)として色変換処理部22に送る。また、
ここには色変換に必要な9つの色変換係数行列M(m1
1,m12,m13,m21,m22,m23,m3
1,m32,m33)が色変換係数記憶部23より送ら
れる。変換後の処理結果は画像信号S3として、インタ
ーフェースを通じてコンピュータ24に送られる。ま
た、色変換係数記憶部23の色変換係数行列Mは、イン
ターフェースを通じてコンピュータより送ることも可能
である(図1中の信号M1に相当)。色変換の原理につ
いて説明する。図3に読み取る画像の例として地図30
を示した。ここで交差斜線で示した道路31は国道を示
し、地図30の上では赤色で印刷されている。また斜線
で示した線は川32を表し地図30の上では青色で印刷
されている。残りの県道33−a、33−bは黄色で印
刷されている。図4は、使用方法を説明する各装置の配
置図である。まず、本発明による画像入力装置25によ
り一度画像5を粗く読み取る。使用者は、コンピュータ
24の表示装置上に表示された画像5の読み取り結果2
4−b上にて分離する目的の箇所を指し示しコンピュー
タに入力する。例えば、国道上のP1、川のP2、県道
のP3の3箇所である。入力した3点それぞれの画素の
色情報を画像入力装置25にて再度読み取る。その結
果、画像信号S2は下記の様になったとする。
【0010】 S2(P1)=[R1、G1、B1]:国道 S2(P2)=[R2、G2、B2]:川 S2(P3)=[R3、G3、B3]:県道 この画像信号S2を、図1に示した色変換係数演算部2
6に送る。ここで、Rn、Gn、Bn(n=1〜3)の
値は少なくとも4階調、最適には64階調以上のS/N
比、つまり濃淡の度合を有している必要がある。これら
の3セットの色情報S2により、9つの色変換係数行列
Mを下記の式より求める。
【0011】
【数1】
【0012】以上の行列演算より生ずる9つの連立方程
式を解くことにより未知数であるところの3行3列の色
変換係数行列Mを得ることができる。更には、図4に示
した読み取り結果24ーb上にて各サンプリング箇所を
増やし、9つ以上の連立式にして最小自乗法により係数
を求めることも可能である。こうして得られた色変換係
数行列Mを色変換係数記憶部23に送る。
【0013】ここで再度、全画像の読み取り動作を行
う。その際には、図2においてCCD4より送られた画
像信号S1は図1中に示した記憶部21に蓄えられたの
ち、各画素毎の色情報として画像信号S2(Rn、G
n、Bn)が色変換処理部22に送られる。ここで、先
ほど求めた9つの色変換係数mnn(n=1〜3)即ち
色変換係数行列Mを色変換係数記憶部23により得て下
記の式の演算を行う。
【0014】
【数2】
【0015】こうして得られる結果を示したのが図5で
ある。図5(a)はD1が0.5以上の領域について示
した例であり国道31を読み取っていることが解る。同
様に図5(b)はD2が0.5以上の領域について示し
た例であり川32を示している。また図5(c)はD3
が0.5以上の領域について示した例であり県道33ー
a、33ーbを示す。
【0016】以上に示した様に、使用者が指定した任意
の特定色とそうでない色との出力値に差を付けることが
可能となる。そして、それぞれに対応した画素を表示す
ることにより目的とする特定色を有する箇所のみを分離
して読み取ることが可能となる。
【0017】以上、地図を例に取って述べたが、地図に
限らず写真の中の特定の花や、動物を分離する。カタロ
グの中から特定のロゴや図形を分離して読み取る。など
さまざまな用途が考えられる。
【0018】また色情報として、R、G、B3原色を例
にとって説明したが、2色以上の任意の色情報からでも
特定色の色情報を持つ領域の分離読み取りは可能であ
る。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、画像
入力時に色分解機能により画像の色情報を少なくとも2
色以上に分解し、その後、色変換機能により色変換を行
い、指定された特定色とそうでない色との出力値に差を
付けることにより、例えば地図中の国道などのように、
特定の色情報を持つ画像を選択的に分離して読み取るこ
とができるという絶大なる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における動作を示すブロック
図。
【図2】本発明の画像入力装置の主要構成を示す斜視
図。
【図3】読み取り画像の一例を示す図。
【図4】本発明の使用方法を説明するための各構成要素
の接続配置図。
【図5】図3の画像を本発明によって処理した際の出力
結果を示す図。
【符号の説明】
1 光源 2 ミラー 3 レンズ 4 光電気変換素子、CCD 21 記憶部 22 色変換処理部 24 コンピュータ 25 画像入力装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像原稿を読み取り、各画素を色情報に
    色分解する手段と、 前記色分解された画像を表示する表示手段と、 前記表示された画像中の、所望の領域を含む分離したい
    領域に含まれる少なくとも3箇所を指示する指示手段
    と、 前記指示された少なくとも3点の色情報から、所定の計
    算式に基づいて色変換係数を得る手段と、 前記各画素の色情報を前記色変換係数に基づいて色変換
    をし、前記色変換された色情報中の所定色の画素情報を
    出力する手段とを備え、 前記画像原稿から前記所望の領域を切り出す 画像入力装
    置。
  2. 【請求項2】 画像原稿を読み取り、各画素を色情報に
    色分解する工程と、 前記色分解された画像を表示装置に表示する工程と、 前記表示された画像中の、所望の領域を含む分離したい
    領域に含まれる少なくとも3箇所を指示する工程と、 再度前記画像原稿を読み取り、前記指示された少なくと
    も3点の色情報を得て、所定の計算式に基づいて色変換
    係数を得る工程と、 再び前記画像原稿を読み取り、前記各画素の色情報を前
    記色変換係数に基づいて色変換をし、前記色変換された
    色情報中の所定色の画素情報を出力する工程とを含み、 前記画像原稿から前記所望の領域を切り出す、画像入力
    装置による領域の切り出し方法。
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