JP3060557U

JP3060557U - 掛け置き用手拭きタオル

Info

Publication number: JP3060557U
Application number: JP1998010339U
Authority: JP
Inventors: 一元山岡
Original assignee: 株式会社日輪
Priority date: 1998-12-28
Filing date: 1998-12-28
Publication date: 1999-09-07
Anticipated expiration: 2004-12-28

Abstract

(57)【要約】【課題】どのような形状の掛け具にも、簡単、かつ体
裁よく掛け止めできる手拭きタオルを提供する。【解決手段】タオル本体１の中央部２の裏面に、２本
の締紐３を、タオルの幅方向に向けて平行に取付ける。
締紐３としては、ギャザー形成用の締紐付きテープ４を
用いる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、洗面所などに吊り下げ状態で掛け置く、手拭き専用のタオルに関する。

【０００２】

【従来の技術】

掛け置き形の手拭きタオルは、従来、既に実用新案登録第３０３４２６２号などとして提案されている。この従来のタオルは、タオル中央部の両側縁にボタン付きの舌片と、ボタン穴とからなる留め具を設け、タオル掛け具にタオルを吊り下げ状に掛けた後に、この留め具で固定する形式で、子供などが乱暴に取扱ってもタオルがずり落ちないようになっている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、前記従来の手拭きタオルは、タオル本体への留め具の取付けが作業的に面倒で、製造コストが高くなる上に、掛け具の種類に応じての対応性が不充分である為、不適合の掛け具に吊り掛けた時の外観体裁が悪くなるという問題がある。

【０００４】本考案はこのような点に鑑み、掛け具の種類を選ばず、どのような掛け具にも体裁よく吊り掛けることができ、製造も簡単で、廉価に製作可能な手拭きタオルを提供せんとするにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案の手拭きタオルの技術的手段は、タオル本体の中央部裏面に、２本の締紐をタオル幅方向に向けて、平行に取付けてなることにある。

【０００６】また、ギャザー形成用の締紐付きテープを、タオル本体の中央部に貼り付けるようにしてもよい。更に、タオル本体の中央部を、無パイル面に織成するようにしてもよい。

【０００７】

【考案の実施の形態】

本考案の手拭きタオルの実施の形態を、図面の実施例に基づいて説明する。１はタオル本体で、通常は、細長い長方形で、パイル織されているが、外形状や生地の種類、模様の有無などは自由である。２はタオル本体１の長手方向の中央部で、実施例ではこの部分だけ平織の無パイル面になっている。

【０００８】３は締紐で、タオル中央部２の裏面に２本平行に取付けられている。両締紐３の間隔は、掛け具の太さを考慮して適当に定める。４は紐押えテープである。実施例では、衣服のギャザー形成用として、テープ４に紐３を取付けて一体化したものが、市販されているので、これを利用している。テープ４のタオル面への貼着手段は、熱融着、接着、縫着など自由である。実施例では中央部２が無パイル面になっているので、テープ４の貼着に都合が良い。

【０００９】本考案の手拭きタオルの使用方法は、図２に示されるように、掛け具Ａにタオルの中央部２を掛け、表裏の締紐３を結んで固定する。これにより、タオルは掛け具Ａにしっかりと保持され、たとえ乱暴な使用によってもタオルがずれ落ちることはない。なお、図示例の掛け具Ａは、リング状であるが、この他、直線棒状のものなど、どのような形状の掛け具にも利用可能であり、また、タオルの固定は締紐３で行うので、掛け具の形状の如何にかかわらず、強固に、かつ外観体裁よく掛け止め可能である。

【００１０】本考案は前記の実施例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲の記載の範囲内に於いて自由に変形実施可能である。特に、タオル本体１の形状や生地の種類、締紐３の取付方式などは自由である。

【００１１】

【考案の効果】

本考案の手拭きタオルは、タオル中央部に締紐が付いているので、タオルを掛け具に掛けた後に、締紐を結ぶことにより、タオルを掛け具にしっかりと固定保持でき、使用によってタオルがずれ落ちることがなくて、実用上、便利である。また、掛け具への固定は、締紐を結ぶことによるので、どのような形状の掛け具にも、強固に、かつ外観体裁よく、掛け止めできる。更に、タオル中央部に２本の締紐を取付けるだけであるから、簡単に製造でき、廉価に提供可能である。

【００１２】請求項２のものは、市販の締紐付きテープを利用するので、一層容易に製造可能である。

【００１３】請求項３のものは、中央部が無パイル面となっているので、締紐の取付け時にパイルが邪魔にならず、製造上、有利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の手拭きタオルの裏面図。

【図２】使用状態の斜視図。

【符号の説明】

１タオル本体２中央部３締紐４紐押えテープ５掛け具

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】タオル本体の中央部裏面に、２本の締紐
をタオル幅方向に向けて、平行に取付けてなる掛け置き
用手拭きタオル。
【請求項２】ギャザー形成用の締紐付きテープを、タ
オル本体の中央部に貼り付けてなる請求項１記載の掛け
置き用手拭きタオル。
【請求項３】タオル本体の中央部を、無パイル面に織
成してなる請求項１記載の掛け置き用手拭きタオル。