JP3060444U - 点状の輝きを持ち且つ透かし加工の施された幟、幕又は旗 - Google Patents

点状の輝きを持ち且つ透かし加工の施された幟、幕又は旗

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JP3060444U
JP3060444U JP1998010239U JP1023998U JP3060444U JP 3060444 U JP3060444 U JP 3060444U JP 1998010239 U JP1998010239 U JP 1998010239U JP 1023998 U JP1023998 U JP 1023998U JP 3060444 U JP3060444 U JP 3060444U
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Inventor
亜紀子 野崎
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サプティー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】透かし柄だし加工であると同時にその柄の表面
のみならず裏側までも点状の輝きを付与させて、装飾性
の点でも優れた幟、幕又は旗を提供する。 【解決手段】粒度が5〜200μmの金属粉又はパール
顔料を混ぜた透かし加工捺染剤を用い、スクリーン印刷
にて、所望の文字・図形等を、目付重量が110g/m
2 以下の薄手生地に、前記金属粉又はパール粉が乾燥し
た時の塗布量が0.1〜4g/m2 になるようにプリン
トすることにより成っている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、点状の輝きを持ち、且つ透かし加工を施した幟、幕又は旗に関する 。
【0002】
【従来の技術】
店頭や各種催し会場等に掲げられる広告媒体としての、幟、幕又は旗には装飾 性が高いことも求められる。 従来から、軟質樹脂の繊維中への含浸による布の透かし柄だし加工(透明化加 工)は知られているが、宣伝広告用の幟、幕又は旗にこの種の透明化加工を施し たのでは、装飾性の点で面白みに欠けるという問題があった。 一方、点状の輝きを付与させる加工方法としては、従来より、ラメ(薄いポリ エステルフィルムにアルミニウム等を蒸着、着色したのちに細かく断裁したもの )を混合した捺染色糊を、スクリーン印刷方式で、幟、幕、旗等を形成すべき生 地に所望の文字・図形を捺染する方法が一般的に用いられているが、ラメが大き い為にプリント側だけに限られていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、透かし柄だし加工であると同時にその柄の表面のみ ならず裏側までも点状の輝きを付与させて、装飾性の点でも優れた幟、幕又は旗 を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案による点状の輝きを持ち且つ透かし加工の 施された幟、幕又は旗は、粒度が5〜200μmの金属粉又はパール顔料を混ぜ た透かし加工捺染剤を用い、スクリーン印刷にて、所望の文字・図形等を、薄手 生地に、前記金属粉又はパール粉が乾燥した時の塗布量が0.1〜4g/m2 に なるようにプリントすることにより成っている。
【0005】 また、本考案は、好ましくは、目付重量が110g/m2 以下の前記薄手生地 を用いて、前記金属粉又はパール顔料を前記薄手生地のプリント面から裏側まで 移行させることができるようにしたことを特徴とする。
【0006】
【考案の実施形態】
本考案の幟、幕又は旗を作成するに当たり、先ず、アクリル酸エステル系の軟 質樹脂とオンフィン系の油脂を混ぜた透かし柄だし用薬剤に、粒度が5〜200 μmの金属粉又はパール顔料を、乾燥した時の塗布量が0.1〜4g/m2 にな るように混ぜて捺染色糊を調整する。 捺染色糊には必要により、微量の着色剤、増粘剤、保湿剤、架橋剤、防錆剤、 光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、蛍光剤、可塑剤、帯電防止剤、浸透剤、紫外 線吸収剤、消泡剤、レベリング剤、カップリング剤等を添加しても差し支えない 。 スクリーン印刷用刷版は、版枠に張られた紗に感光乳剤を塗り、乾燥後、そこ に捺染する所望の文字、図形等を焼き付けたポジフィルムを張り付け、露光して からポジフィルムを剥がし、水洗し、乾燥させた後にポリウレタン樹脂で補強し て得られる。紗は40〜180メッシュのポリエステル製の紗を用いる。
【0007】 以上のように調整した色糊とスクリーン印刷用刷版を用いて、予め用意した生 地にプリントする。 幟、幕、旗等の製品の生地としては、通常、ポリエステルのような合成繊維を 織って製作したものが多用されている。そこで、そのような生地に、上記のよう に準備された色糊とスクリーン印刷用刷版を用い、所望の文字、図形等を捺染さ せる。なお、生地は目付重量が110g/m2 以下のものを用いる。生地の目付 重量が110g/m2 を超えると塗布反対面までの金属粉又はパール顔料の移行 が少なくなるからである。捺染方法としては、手刷り捺染、又は自動捺染機を用 いた自動捺染があるが、それらの手順はいずれも周知であるため説明を省略する 。捺染後に、熱風その他の乾燥機を用いて、130°C程度の温度で1〜2分加 熱処理を施す。 本実施形態によれば、透かし柄だし捺染剤に金属粉又はパール顔料を添加する ことにより、透かし柄だし加工であると同時にその柄の表裏に点状の輝きを付与 させることができ、装飾性に優れた新規の幟、幕又は旗を提供することができる 。
【0008】 実施例 先ず、所定のデザインに応じたスクリーン印刷用刷版としては、60メッシュ の紗(村上スクリーン(株)製、品番 TNO 60 SS)を使用し、この刷版の製作に は公知の写真製版法を用いた。製作した刷版の表面には補強のためウレタンコー ティングを施した。 次に、捺染色糊を作成した。透かし柄だし加工捺染剤は市販のものを使用し、 それにパール顔料を2%添加し、更に架橋剤を加えて色糊を作成した。 この色糊の処方は、図1に示す表1の通りである。
【0009】 このようにして準備した刷版と色糊を用い、平面スクリーン自動捺染機にてポ リエステルポンヂー生地(目付56g/m2 )にプリントした。 その際、糊の塗布量を120g/m2 (wet量)とし、パール顔料自体の塗 布量を2.4g/m2 とした。 なお、捺染に際し、表1に示すパール顔料は、粒度が5〜200μmのものを 用い、色糊は、乾燥した時の塗布量が0.1〜4g/m2 になるように調整した 。 その後140°Cの熱風で2分間乾燥させた。 最後に、縫製して、幟、幕、旗として完成させた。 このようにして捺染された製品の柄は、透明化されると同時に生地の表裏に点 状の輝きが付与された。
【0010】 比較例 本実施例と同様の刷版と、本実施例と同種類の材料を添加されてなる色糊を用 い、色糊に添加される金属粉およびパール顔料の粒度および、金属粉又はパール 顔料自体の乾燥したときの塗布量が上記実施例とは異なるように調整して、平面 スクリーン自動捺染機にてポリエステルポンヂー生地(目付56g/m2 )にプ リントした。 本比較例では、金属粉又はパール顔料自体の乾燥したときの塗布量が0.1g /m3 未満にすると製品は単なる透明プリントにしか見えず、また4g/m2 を 超えると金属粉又はパール粉で表面が覆われすぎるために透明プリントには見え なくなることが確認された。 また、金属粉およびパール顔料の粒度は、5μm以下では輝きが不足し、20 0μmを超えるとスクリーン版の目詰まりが酷く、好ましくないことが確認され た。
【0011】
【考案の効果】
上述のように、本考案によれば、透かし柄だし捺染剤に金属粉又はパール顔料 を添加することにより、透かし柄だし加工であると同時にその柄の表裏に点状の 輝きを付与させることができ、装飾性に優れた新規の幟、幕又は旗を提供するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による点状の輝きを持ち且つ透かし加工
の施された幟、幕又は旗の実施例に用いた色糊の処方を
示す表である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】粒度が5〜200μmの金属粉又はパール
    顔料を混ぜた透かし加工捺染剤を用い、スクリーン印刷
    にて、所望の文字・図形等を、薄手生地に、前記金属粉
    又はパール粉が乾燥した時の塗布量が0.1〜4g/m
    2 になるようにプリントしてなる、点状の輝きを持ち且
    つ透かし加工の施された幟、幕又は旗。
  2. 【請求項2】目付重量が110g/m2 以下の前記薄手
    生地を用いて、前記金属粉又はパール顔料を前記薄手生
    地のプリント面から裏側まで移行させることができるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1に記載の点状の輝き
    を持ち且つ透かし加工の施された幟、幕又は旗。
JP1998010239U 1998-12-24 1998-12-24 点状の輝きを持ち且つ透かし加工の施された幟、幕又は旗 Expired - Fee Related JP3060444U (ja)

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