JP3145646U - 点状の輝きを持ち且つ防炎加工を施された幟、幕または旗 - Google Patents

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Abstract

【課題】点状の輝きを持ち優れた装飾性と防炎性能を兼ね備えた新規の幟、幕または旗を提供する。
【解決手段】幟、幕または旗は、アクリル酸エステル系樹脂とハロゲン系防炎薬剤と金属粉又はパール顔料とを混合してなる色糊を、スクリーン印刷用刷版を用いて、所望の文字、図形等を捺染させた、合成繊維を織ってなる生地1からなる。
【選択図】図1

Description

本考案は、商品の販売や宣伝等を行う場合に店頭や展示場等において使用される幟、幕または旗の改良に関する。
店頭や各種催し会場等に掲げられる広告媒体としての幟、幕または旗には、高い装飾性が求められる。従来、その要求を満たすものの一つとして、点状の輝きを持たせた幟、幕または旗が製造されているが、その加工方法としては、ラメ(薄いポリエステルフィルムにアルミニウム等を蒸着して着色した後に細かく裁断したもの)を混合した捺染色糊を、スクリーン印刷方式で幟、幕または旗等を形成すべき生地に所望の文字や図形等を捺染する方法が一般的に用いられている。
一方、ガソリンスタンド等危険物を取り扱う場所で使用される幟、幕または旗に関しては、防炎加工を施すことが義務付けられている。幟、幕または旗に防炎処理を施すには、幟、幕または旗を形成すべきポリエステル等の生地に、防炎薬剤を混ぜた色糊をスクリーン印刷法を用いて、所望の文字または図形等を捺染させる方法が知られている。
ところで、上記前者の方法は、通常使用している水性顔料を用いた捺染方法と比較して、金属粉又はパール顔料を使用するため、染色堅牢度(特に、摩擦堅牢度)が悪くなるという問題があった。
また、上記後者の方法は、色糊に混ぜる防炎薬剤が、ハロゲン系有機化合物とアンチモン系化合物との併用が一般的で透明性の低い防炎剤を多量に使用することから、色糊の透明性が低下することと、防炎薬剤を色糊に混ぜることで、その分の水性顔料等を捺染した生地に固着させる樹脂成分が減少するため、染色堅牢度が悪くなるという問題があった。
以上の問題点により、上記両方法を組み合わせることは、今まで困難であった。
本考案は、従来技術の有するこのよう問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、防炎加工であると同時に、点状の輝きを付与させて、優れた装飾性と防炎性能を兼ね備えた新規の幟、幕または旗等を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本考案による幟、幕または旗は、アクリル酸エステル系樹脂とハロゲン系防炎薬剤と金属粉又はパール顔料とを混合してなる色糊を、スクリーン印刷用刷版を用いて、所望の文字、図形等を捺染させた、合成繊維を織ってなる生地からなり、点状の輝きを持ち且つ防炎加工が施されていることを特徴とする。
本考案によれば、前記金属粉は粒度が平均60μmであり、且つ前記金属粉又は前記顔料は乾燥したときの塗布量が0.1〜4g/mであるように混合調整されていることが好ましい。
また、本考案によれば、前記色糊に、必要により、微量の着色剤、増粘剤、保湿剤、架橋剤、防錆剤、光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、蛍光剤、可塑剤、帯電防止剤、浸透剤、紫外線吸収剤、消泡剤、レベリング剤、カップリング剤の何れか又はその何れかの組合せを添加するのが好ましい。
また、本考案によれば、前記スクリーン印刷用刷版は、版枠に張られた略100〜150メッシュのポリエステル製の紗に感光剤を塗布し、乾燥後そこに所望の文字、図形等を焼き付けたポジフィルムを貼り付け、露光してからそのポジフィルムを剥離し、水洗いし、乾燥させた後にポリウレタン樹脂で補強して得るのが好ましい。
本考案によれば、防炎性能を持ち、且つ点状の輝きのある装飾性に優れた新規の幟、幕または旗等を提供することができる。
以下、本考案の実施の形態を図示した実施例を参照して説明する。
図1は本考案の一実施例の正面図、図2は本考案の他の実施例の正面図、図3は本考案の更に他の実施例の正面図である。図中、1は後述の捺染色糊とスクリーン印刷用印刷版を用いて捺染されたポリエステルのような合成繊維を織って製作された生地、2は乳、3は竿である。
図1に示すような幟、図2に示すような幕又は図3に示すような旗を作成するにあたり、先ず、アクリル酸エステル系樹脂と所定量のハロゲン系防炎薬剤を混合した色糊に、粒度が平均60μmの金属粉又はパール顔料を、乾燥した時の塗布量が0.1〜4g/mになるように混ぜて調整する。捺染色糊には、必要により、微量の着色剤、増粘剤、保湿剤、架橋剤、防錆剤、光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、蛍光剤、可塑剤、帯電防止剤、浸透剤、紫外線吸収剤、消泡剤、レベリング剤、カップリング剤等の何れか又はその何れかの組合せを添加しても差し支えない。
スクリーン印刷用刷版は、版枠に張られた紗に感光乳剤を塗布し、乾燥後そこに所望の文字、図形等を焼き付けたポジフィルムを貼り付け、露光してからそのポジフィルムを剥がし、水洗いし、乾燥させた後にポリウレタン樹脂で補強して得られる。紗は100〜150メッシュのポリエステル製のものを用いる。
以上のように調整した色糊とスクリーン印刷用刷版を用いて、予め用意した生地にプリントする。
幟、幕、旗等の製品の生地としては、通常、ポリエステルのような合成繊維を織って製作したものが多用されている。そこで、そのような生地に、上記のように準備された色糊とスクリーン印刷用刷版を用い、所望の文字、図形等を捺染させる。捺染方法は、自動捺染機を用いた自動捺染であるが、その手順は周知であるため説明を省略する。捺染後に、熱風その他の乾燥機を用いて、130℃程度の温度で1〜2分間加熱処理を施す。
かくして、防炎性能を持ち、且つ点状の輝きのある装飾性に優れた新規の幟、幕、旗等を提供することができる。
実施例
先ず、所定のデザインに応じたスクリーン印刷用刷版としては、100メッシュの紗(村上スクリーン(株)製、品番TNO.100S)を使用し、この刷版の製作には公知の写真製版法を用いた。製作した刷版の表面には、ウレタンコーティングを施した。
次に、捺染色糊を作成した。アクリル酸エステル系の樹脂と所定量のハロゲン系防炎薬剤を混合した色糊に、金属粉又はパール顔料を2%添加し、更に、水性顔料0〜14%(指定色により変動)、架橋剤を加えて色糊を作成した。
この色糊の処方は、下表のとおりである。
Figure 0003145646
このようにして準備した色糊と刷版を用い、平面スクリーン自動捺染機にてポリエステルポンジ生地(60g/m)にプリントした。その際、糊の塗布量を74g/m(wet量)とし、金属粉又はパール顔料自体の塗布量を1.5g/mとした。
なお、捺染に際し、上記表に示す金属粉又はパール顔料は、粒度が平均60μmのものを用い、色糊は乾燥した時の添付量が0.1〜4g/mになるように混ぜて調整した。
その後、130℃の熱風で2分間乾燥させた。そして、最後に、縫製して幟、幕及び旗として完成させた。
このようにして捺染された製品は、装飾性に優れ、且つ十分な防炎性能と染色堅牢度を付与することができた。
本考案の一実施例の正面図である。 本考案の他の実施例の正面図である。 本考案の更に他の実施例の正面図である。
符号の説明
1 生地
2 乳
3 竿

Claims (4)

  1. アクリル酸エステル系樹脂とハロゲン系防炎薬剤と金属粉又はパール顔料とを混合してなる色糊を、スクリーン印刷用刷版を用いて、所望の文字、図形等を捺染させた、合成繊維を織ってなる生地からなる、点状の輝きを持ち且つ防炎加工を施された幟、幕または旗。
  2. 前記金属粉は粒度が平均60μmであり、且つ前記金属粉又は前記顔料は乾燥したときの塗布量が0.1〜4g/mであるように混ぜて調整されている請求項1に記載の幟、幕または旗。
  3. 前記色糊に、必要により、微量の着色剤、増粘剤、保湿剤、架橋剤、防錆剤、光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、蛍光剤、可塑剤、帯電防止剤、浸透剤、紫外線吸収剤、消泡剤、レベリング剤、カップリング剤の何れか又はその何れかの組合せを添加してなる請求項1または2に記載の幟、幕または旗。
  4. 前記スクリーン印刷用刷版は、版枠に張られた100〜150メッシュのポリエステル製の紗に感光剤を塗布し、乾燥後そこに所望の文字、図形等を焼き付けたポジフィルムを貼り付け、露光してからそのポジフィルムを剥離し、水洗いし、乾燥させた後にポリウレタン樹脂で補強してなる請求項1乃至3の何れかに記載の幟、幕または旗。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015152849A (ja) * 2014-02-18 2015-08-24 ムラキ株式会社 のぼり旗

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