JP3060200B2 - ユニット式建築における相互間の接合構造 - Google Patents

ユニット式建築における相互間の接合構造

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JP3060200B2
JP3060200B2 JP7124187A JP12418795A JP3060200B2 JP 3060200 B2 JP3060200 B2 JP 3060200B2 JP 7124187 A JP7124187 A JP 7124187A JP 12418795 A JP12418795 A JP 12418795A JP 3060200 B2 JP3060200 B2 JP 3060200B2
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bolt
steel pipe
joint
pipe column
guide pin
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正徳 武田
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大宗建設株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ユニット式建築にお
ける住宅ユニット相互間の接合構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、工場で生産された部材を現場で組
立てて家屋を造る、いわゆる、プレハブ住宅は広く知ら
れている。しかし、3階建て以上のマンションの建設に
なると、プレハブ方式で建設することは困難であった。
従って、3階建ての住宅では、独身者用の小さな住宅で
あっても、鉄筋・鉄骨の建築物になされており、せいぜ
い鉄骨部材、床部材、壁面部材など、部分的な部材を工
場で生産して現場で接合し組立てる程度であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、独身者用のマン
ションの建設が増加しているが、上記のように鉄筋・鉄
骨の建築物になるため、工期も長く、プレハブ住宅に比
較して建設費が高価になっていた。この発明は上記のよ
うな課題を解決するためになされたもので、工場で内部
仕上げまで製作された住宅ユニットを、現場で接合して
3階建ての住宅を建設するための相互間の接合構造を提
供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明に係るユニット
式建築における相互間の接合構造においては、柱部分は
鋼管柱を梁部分は形鋼材を用いて構成された住宅ユニッ
トの相互間を接合する構造において、上記鋼管柱の相互
の端部に設けたボルト挿入口から上下接続用貫通ボルト
を挿入して、上記鋼管柱の内部で上下住宅ユニットの柱
部分を接合し、上記鋼管柱の端部に設けた水平接続プレ
ート横ジョイントボルトを挿入して左右住宅ユニット
の柱部分を接合したものである。
【0005】また、上下接続用貫通ボルトを挿入する孔
両端開放型貫通パイプを設けたものである。
【0006】さらに、接合される鋼管柱の一方の端部に
ガイドピンを、他方の端部に上記ガイドピンの位置に対
応するガイド孔を設け、上記ガイドピンを上記ガイド孔
に係合させて位置決めしたのち上下接続用貫通ボルト
挿入して接合したものである。
【0007】
【作用】接合部の近傍に設けた開閉自在の開閉壁及び鋼
管柱の相互の端部に設けたボルト挿入口が、上下接続用
貫通ボルト及び横ジョイントボルトの挿入を可能にし、
かつ、完成後上下接続用貫通ボルト及び横ジョイントボ
ルトが見えないようにする。
【0008】また、上下接続用貫通ボルトを挿入する孔
に設けた両端開放型貫通パイプ上下接続用貫通ボルト
の挿入及び接合を容易にするように働く。
【0009】さらに、ガイドピンが鋼管柱の位置を正確
に合わせて、上下接続用貫通ボルトの挿入及び接合を容
易にするように働く。
【0010】
【実施例1】実施例について図面を参照して説明する。
図1はこの発明の接合部の構造を示す部分断面図であ
り、図2はその平面図である。図において、1aは上側
の住宅ユニットの柱部分を構成する鋼管柱であり、1b
は鋼管柱1aに隣接する住宅ユニットの柱部分を構成す
る鋼管柱である。この鋼管柱1a、1bには、それぞれ
下端に外ダイヤフラム3及び4が設けられている。2a
は下側の住宅ユニットの柱部分を構成する鋼管柱であ
り、2bは鋼管柱2aに隣接する住宅ユニットの柱部分
を構成する鋼管柱である。この鋼管柱2a、2bには、
それぞれ上端に外ダイヤフラム5及び6が設けられてい
る。7は上側の住宅ユニットの鋼管柱1a、1bに設け
られた丸パイプで、外ダイヤフラム3及び4の中央に溶
接されている。外ダイヤフラム4には後述のガイドピン
9を係合させるためのガイド孔が設けてある。10は鋼
管柱1a,1bの側面に設けられたボルト接合用の開口
部である。8は下側の住宅ユニットの鋼管柱2a,2b
に設けられた丸パイプで、外ダイヤフラム5及び6の中
央に溶接されている。外ダイヤフラム5には上記ガイド
孔に対向する位置にガイドピン9が設けてある。11は
鋼管柱2a,2bの側面に設けられたボルト接合用開口
部である。
【0011】13a,13bは図2に示すように鋼管柱
1a,1bに設けられた水平接続プレートであり、鋼管
柱1a,1bの側面に溶接されており、それぞれ中央部
にボルト孔が設けられている。17a,17bは下側の
住宅ユニットの鋼管柱2a,2bに設けられた水平接続
プレートであり、鋼管柱2a,2bの側面に溶接されて
おり、それぞれ中央部にボルト孔が設けられている。1
2は上下接続用貫通ボルトであり、図1及び図3に示す
ように上下の住宅ユニットを重ね合わせて、ガイドピン
9をガイド孔に係合させることにより位置決めした後、
ボルト接合用開口部10から挿入し、丸パイプ7、8を
貫通させて、ボルト接合開口部11から挿入したナット
により上下の住宅ユニットを接合する。なお、上下接続
用貫通ボルト12は住宅ユニットの大きさにより20m
m〜34mm呼び径のものから適切な強度のものを選択
して用いる。14は横ジョイントボルトであり、図4に
も示すように、水平接続プレート13a,13bあるい
は17,17bのボルト孔を貫通させて、隣接する住宅
ユニットを接合する。この横ジョイントボルト14は1
0mm〜20mmの呼び径のものから適切な強度のもの
を選択して用いる。
【0012】15は上側住宅ユニットの内部仕上げ壁で
あり、上下住宅ユニットの接合部に近接した部分には、
それぞれ一部分をビス止めにより開閉可能となる内部開
閉仕上げ壁16a,16bが設けられており、閉鎖後は
ジョイント部をシール施工する。19は下側住宅ユニッ
トの内部仕上げ壁であり、上下住宅ユニットの接合部に
近接した部分にはそれぞれ一部分をビス止めにより開閉
自在になされた内部開閉仕上げ壁20a,20bが設け
られている。上下接続用貫通ボルト12及び横ジョイン
トボルト14、18により住宅ユニットを接合する時
は、上記内部開閉仕上げ壁16a,16b及び20a,
20bを開いて接合し、接合後は内部開閉仕上げ壁16
a,16b及び20a,20bをもと通り閉じる。な
お、上記説明では、鋼管柱1a,1b及び2a,2bの
部分について説明したが、他の鋼管柱の部分でも同様の
接合構造になされるものである。
【0013】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0014】住宅ユニットの接合部の近傍に設けた開閉
自在の内部開閉仕上げ壁及び鋼管柱の相互の端部に設け
たボルト接合挿入用開口部を通して上下接続用貫通ボル
ト及び横ジョイントボルトを挿入し、上下及び隣接する
住宅ユニットの接合がなされ、接合した後は内部開閉仕
上げ壁を閉じて上下接続用貫通ボルト及び横ジョイント
ボルトが見えないようになされる。従って、工場で内部
仕上げまで製作された住宅ユニットを、現場で接合して
3階建ての住宅を建設することが可能である。
【0015】また、上下接続用貫通ボルトを挿入する孔
に設けた両端開放型貫通パイプ上下接続用貫通ボルト
の挿入及び接合を容易にするので、建設の進捗が速くな
る。
【0016】さらに、ガイドピンが鋼管柱の位置を正確
に合わせて、上下接続用貫通ボルト及び横ジョイントボ
ルトの挿入及び接合を容易にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の接合部を示す部分断面図
である。
【図2】この発明の一実施例の接合部を示す部分平面図
である。
【図3】この発明の上下住宅ユニットの連結状態を示す
斜視図である。
【図4】この発明の上下住宅ユニットの接合部分の斜視
図である。
【符号の説明】
1、2 鋼管柱 3、4、5、6 ダイヤフラム 7、8 両端開放型貫通パイプ 9 ガイドピン 10、11 ボルト接合用開口部 12 上下接続用貫通ボルト 13a、13b、17a、17b 水平接続プレート 14、18 横ジョイントボルト 15、19 内部仕上げ壁 16a、16b、20a、20b 内部開閉仕上げ壁

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱部分は鋼管柱を梁部分は形鋼材を用い
    て構成された内外部の仕上を済ませた住宅ユニットの相
    互間を接合する構造において、接合部の近傍に設けた開
    閉自在の内壁を開き、上記鋼管柱の内部で上下住宅ユニ
    ットの柱の相互端部に設けたボルト挿入口から上下接続
    用貫通ボルトを挿入して接合すると共に、上記鋼管柱の
    側面に溶接した水平接続プレート横ジョイントボルト
    を挿入して左右住宅ユニットの柱部分を接合したことを
    特徴とするユニット式建築における相互間の接合構造。
  2. 【請求項2】上下接続用貫通ボルトを挿入する孔に両端
    開放型貫通パイプを設けたことを特徴とする請求項1記
    載のユニット式建築における相互間の接合構造。
  3. 【請求項3】接合される鋼管柱の上下接続用貫通ボルト
    挿入部分の近傍において、上記鋼管柱の一方の端部にガ
    イドピンを、他方の端部に上記ガイドピンの位置に対応
    するガイド孔を設け、上記ガイドピンを上記ガイド孔に
    係合させて位置決めしたのち上下接続用貫通ボルトを挿
    入して接合したことを特徴とする請求項1または2記載
    のユニット式建築における相互間の接合構造。
JP7124187A 1995-04-12 1995-04-12 ユニット式建築における相互間の接合構造 Expired - Lifetime JP3060200B2 (ja)

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JPH08284260A JPH08284260A (ja) 1996-10-29
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KR102615104B1 (ko) * 2021-12-02 2023-12-15 삼성물산 주식회사 모듈러 유닛의 상하방향 결합구조 및 이를 이용한 모듈러 구조물의 시공방법

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