JP3060081B2 - 超音波モータ - Google Patents

超音波モータ

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JP3060081B2
JP3060081B2 JP5011873A JP1187393A JP3060081B2 JP 3060081 B2 JP3060081 B2 JP 3060081B2 JP 5011873 A JP5011873 A JP 5011873A JP 1187393 A JP1187393 A JP 1187393A JP 3060081 B2 JP3060081 B2 JP 3060081B2
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伸一 林崎
竜紀 井上
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、圧電、磁歪等の電気
−機械変換による超音波モータの位置情報の検知と制御
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、超音波モータのロータの回転数、
位置等の回転情報を検知するためには磁気的、または光
学的なエンコーダ等の装置を超音波モータに付加しなけ
ればならなかった。
【0003】このような課題を改善する方法として、超
音波モータに検出器を組み込んだものとして、例えば、
特開昭62−221885号公報に、ロータに溝等の不
連続部分を設け、ステータに発生する断続的な波形歪み
を検出して、回転情報を得るものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
に超音波モータに前記エンコーダを付加すると、超音波
モータ全体の体積が増大し、大きな組み込みスペースが
必要となり、使用範囲が限定され、超音波モータ自体の
製造工数も増大する。従って、特開昭62−22188
5号公報による従来の方法は、圧電体の駆動電極の一部
を、回転情報検出電極として使用しているため、駆動電
極の使用効率が低下するだけでなく、回転情報の精度を
上げるためには検出電極を多くしなければならず、さら
に、駆動電極の使用効率が低下するという課題があっ
た。
【0005】そこで、この発明の目的は、従来のこのよ
うな課題を解決するために、エンコーダ等の別付加の検
出器を設けたり、駆動電極の一部を回転情報検出用に使
用することなく、回転情報を簡易な方法で検出できる超
音波モータを提供できるようにした。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明の超音波モータは、ロータに溝または突起
部等の不均一部を設け、ステータへ接着等で接合された
圧電素子への駆動電流の波高値の包絡線の変化を検出
し、電気的な信号処理をすることにより、ロータの回転
情報を検出できるようにした。
【0007】その原理は、円板または円環型の進行波型
の超音波モータで、進行波を発生させるための電気−機
械変換子である圧電素子を等分割して、超音波の進行波
を、発生させると、圧電素子の分割数に応じた個数の進
行波が、ステータに発生し、進行波の振幅の変化によ
り、不均一部を設けない通常の状態でも、ステータに接
合された圧電素子へ供給している駆動電流の波高値の包
絡線に変化が生じるが、この駆動電流の波高値の包絡線
の変化は、進行波の波数の2倍と同数である。すなわち
進行波によりモータが回転すると、1回転当たり進行波
の波数の2倍と同数の駆動電流の波高値の包絡線の変化
による信号波が発生する。またステータに設けた櫛歯状
の突起部とロータの不均一部と圧電素子の分割数との関
係により、不均一部の数と同数の電流変化を生じさせ、
さらに、不均一部の数の2倍、3倍の駆動電流の波高値
の包絡線の変化を発生させることもでき、さらに駆動電
流の波高値の包絡線の変化を顕著にすることもできる。
【0008】
【作用】上記のように構成された超音波モータにおいて
は、ステータの圧電素子への駆動電流の変化を検出し、
フィルタ等を介して超音波モータの駆動周波数成分をと
りのぞき、アナログ、デジタル信号処理をすることによ
り、ロータの回転情報をアナログ、デジタル信号として
取り出し、別付加のエンコーダ等を設けることなく、超
音波モータおよび超音波モータを使用した機器の回転
数、速度、位置制御等が可能となる。
【0009】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。なお実施例の各図において、同様の部位には
同一の符号を付し、重複した説明は省略する。図1乃至
図8は、本発明の超音波モータの実施例を示す。図1
は、本発明の超音波モータの駆動とロータの回転情報を
得る回路をブロック的に示した説明図であり、図2は、
本発明の超音波モータの検出した信号の処理課程におけ
る信号の波形変化を示す図である。図3及び図4は、本
発明の超音波モータの駆動回路に対応した、圧電素子の
実施例を示す平面図である。図5は本発明の超音波モー
タの構造の実施例を示した縦断面図である。図6乃至図
8は、本発明の超音波モータの構造を示す斜視図であ
る。
【0010】図1において、超音波モータのステータ1
は振動子1aに駆動電極1c1、及び駆動電極1c2を
有する圧電素子1bが接合され、発振回路6によりステ
ータ1の共振周波数近傍で発振された信号を2つの信号
に分岐し、一方は増幅器4により増幅し、他方は±90
゜移相器5により正転、逆転設定に応じた±90゜の位
相回転を与え、増幅器3により、それぞれ駆動電極1c
2、駆動電極1c1に駆動信号を印加し、ステータ1の
振動子1aに進行波を発生させる。またステータ1の振
動子1aとGND20間に検出抵抗7が挿入され、駆動
電流の変化を検出する。検出抵抗7の両端より検出され
た駆動電流の波形は、図2(A)に示すように、ロータ
の回転による低周波信号により変調された波形となる。
図2(A)の信号をバッファ増幅検波回路8で増幅、検
波、インピーダンス変換して、超音波モータの駆動周波
数成分を波高値の包絡線の成分だけにすると、図2
(B)に示す波形となり、フィルタ9を通して、回転に
よる変化分だけ、すなわち駆動電流の波高値の包絡線の
周波数成分を取り出すと図2(C)に示す波形となる。
このようにして取り出された信号を処理を行い、図2
(C)に示す波形のアナログ、または図(D)に示す
波形の信号としてデジタル処理をし、超音波モータの位
置情報として出力する。
【0011】また図3及び図4は、前記本発明の超音波
モータの進行波を発生させ、回転による駆動電流変化分
を取り出すための駆動回路に対応した駆動電極1c1、
駆動電極1c2を有する圧電素子の平面図である。駆動
電極1c1、駆動電極1c2は電気角で90゜の位相差
を有し、同一の駆動電極では各々の電極は交互に異極
に分極され、駆動電極1c1は内周で接続し、駆動電極
1c2は外周で接続され、それぞれ2つの電極群を構成
しており、駆動電極1c1、駆動電極1c2全体では1
2等分割されている。この各々の駆動電極に前記の駆動
信号が印加されるとステータ1には電気角で90゜の位
相差を有する3波の進行波が励起される。
【0012】図5は本発明の超音波モータの構成を示す
縦断面図の例であり、図6は構成例を示す模式図であ
る。駆動用の圧電素子1bを接合されたステータ1は駆
動回路により共振周波数近傍で進行波を発生し、進行波
により摩擦材11を通して摩擦力によりロータ体12を
回転させる。ロータ体12には図6に示すように溝部1
2aを設けてある。加圧機構13は加圧力を発生、調整
して摩擦力を調整する。図5ではコイルばねの実施例、
図6には板ばねの実施例を示す。また中心軸15は超音
波モータの中心を構成しステータ1を固着支持し、外部
にモータを取り付けるための支持板14に打ち込み固着
されている。
【0013】また図7及び図8には本発明の超音波モー
タの実施例のロータ12を示す。図7は、不均一部12
aが溝の実施例を示し、図8は不均一部12aが凸部の
実施例を示す。ここに、溝部および凸部の幅Bはそれ以
外の部分の幅Aよりも狭い。また図7に示す溝の実施例
では、摩擦材11まで溝部となっているが、図8に示す
凸部の実施例では摩擦材11は均一である。
【0014】次に信号の取り出し方法について説明す
る。図1に示す本発明の超音波モータの構成により超音
波モータを回転させ、検出抵抗7により超音波モータに
流れる駆動電流波形を観察すると、ロータに溝等の不均
一部を設けなくても明確ではないが、電流波形の波高値
の包絡線の変化が、1回転当たり6個発生している。こ
れはステータに発生している進行波の波数の2倍であ
る。
【0015】図9は、この様子を示したものであり、ロ
ータに溝等の不均一部を設けずにロータの回転の状態を
観察するために、非常に小さなアルミ粘着テープ3枚を
ロータに120゜間隔で貼付して、反射型の光センサー
によりロータの回転状態と、駆動電流波形の関係を、観
察した結果を示す。
【0016】図10乃至図14は、ロータに溝による不
均一部を設け、光の反射による変位計で溝部の数を変え
て溝部の位置を測定し、電流波形と比較観察した結果を
示す。図15は、以上の結果と溝部を1、3、4本にし
た場合の結果を加えて一覧表にしたものである図9と図
10乃至図14を比較すると、ロータに溝による不均一
部を設けると、電流波形の波高値の包絡線の変化が強調
されることが明確である。
【0017】さらに図15の表より、ロータの溝部の
数、6、12、18としたとき駆動電流の波高値の包絡
線の波形は、ロータ1回転あたりそれぞれ6、12、1
8個の変化を発生し、この様子を図10乃至図12に示
す。一般的には、ロータに設けた溝等の不均一部の数
を、進行波の波数の2*N倍にとると進行波の2*N倍
の電流波形の波高値の包絡線の変化が生じる。ここに、
Nは1以上の正の整数でN=1、2、3、...であ
る。すなわち、溝等の不均一部の数と同数の電流波形の
波高値の包絡線の変化が生じることになる。
【0018】さらに、ロータの溝部の数を15本にした
ときに、電流波形の波高値の包絡線の変化がロータ1回
転当たり30個発生している。この実験結果を図14に
示す。これを一般式にすれば、ロータの溝等の不均一部
の数を、進行波の波数をmとするとm*(N+1)にと
ると、2*m*(N+1)の電流波形の波高値の包絡線
の変化が生じる。
【0019】すなわち、これは溝等の不均一部の数の2
倍の電流波形の波高値の包絡線の変化が生じることにな
る。ただし、m*(N+1)が2*mの公倍数になって
いる時は、m*(N+1)の電流波形の波高値の包絡線
の変化しか生じない。すなわち前記の溝部の数と同数の
電流波形の波高値の包絡線の変化しか生じないことにな
る。
【0020】同様に、ロータの溝部の数を10本にした
ときに、電流波形の波高値の包絡線の変化がロータ1回
転当たり30個発生している。この実験結果を図13に
示す。これを一般式にすれば、ロータの溝等の不均一部
の数を、2*m*(N+2)/3倍にとると、2*m*
(N+2)倍の電流波形の波高値の包絡線の変化が生じ
る。すなわち、これは溝等の不均一部の数の3倍の電流
波形の波高値の包絡線の変化が生じることになる。ただ
し、2*m*(N+2)/3は、ロータの溝等の不均一
部の数であるから、整数でなければなず、2*mの公倍
数になっている時は、2*m*(N+2)/3の電流波
形の波高値の包絡線の変化しか生じない。すなわち、上
述の条件を満足する場合には、ロータの溝等の不均一部
の数の2倍、3倍の電流波形の波高値の包絡線の変化を
生じさせることができる。なお、NはN=1、2、
3、....の整数である。
【0021】エンコーダとして評価したとき、1回転当
たりの信号数が多いほど分解能が高くなるので、溝等の
不均一部の数を増やせば良いが、加工工数が増加する、
強度が弱くなる、さらに溝の数を増加させるとモータの
トルクが減少する等の課題が発生する。
【0022】またステータに設けた突起部との関係であ
るが、図15により明らかなようにステータ1に接合さ
れた圧電素子1bの駆動電極1c1、駆動電極1c2の
分割数12の公約数になっていない分割数22、25本
では、上記の溝数の1、2、3倍の電流波形の波高値の
包絡線の変化は生じず、進行波の2倍の変化、すなわち
6個の電流波形の波高値の包絡線の変化しか生じない。
これより、ステータに設けた突起部の数は進行波の波数
をmとすれば、m*4*N(N=1、2、3、...)
でなければならない。
【0023】また、溝等の不均一部の数をできるだけ少
なくして、1回転当たりの信号数を増加させることが望
ましい。従って、ロータに設けた溝部等の不均一部の
2、3倍の電流変化による信号を発生させることが有利
となる。本実施例のm=3、ステータの突起部の数が2
4の場合は、溝部の数が10本で信号波形30程度がエ
ンコーダとして特性的にも、経済的にも適している。
【0024】同様にして、圧電素子の分割数、ステータ
の突起部の数、溝等の不均一部の数を適正に選べば、溝
等の不均一部の数の5倍、7倍等素数倍の駆動電流の波
高値の包絡線波形の変化を生ぜしめる可能性もある。一
般式としては、溝等の不均一部の数の1個当たりk倍の
駆動電流の波高値の包絡線波形の変化を生ぜしめたい場
合には、溝等の不均一部の数をSnとすれば Sn=2*m*(N+k−1)/k ただし、Snは整数で Sn>2*m またkはN以下の数であって素数であり、Snがk以下
の場合の溝等の不均一部の数の公倍数になっている場合
には、溝等の不均一部の数の1個当たりの電流波形の波
高値の包絡線の変化は、k以下の最小の公約数しか生じ
ない。
【0025】また前述したロータに設ける不均一部を溝
部とした場合には、溝部の数を増加させるとモータのト
ルクが減少する問題が生じるが、この改善の実施例を図
16に示す。図16においてロータ12には溝部12a
を設けるが、ロータに接着、またはインサート成形等に
より接合された摩擦材11には、溝部を設けない構造と
すればトルクの減少は大幅に改善され、さらに溝部の中
まで摩擦材を充填してロータと摩擦材とをインサート成
形等により一体成形をすることもできる。
【0026】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように、超音
波モータのロータに溝または突起部等の不均一部を設
け、不均一部の数と、ステータに接合した圧電素子の分
割数とステータの突起部の数を適正に設定することによ
り駆動電流の波高値の包絡線の変化の数をロータに溝ま
たは突起部等の不均一部の数の1、2、3、...k倍
(ただしkはN以下の数であって素数)にすることがで
き、エンコーダ等の別付加の検出器を設けたり、駆動電
極の一部を回転情報検出用に使用することなく、超音波
モータの回転情報を簡易な方法で、高分解能に検出でき
る超音波モータを提供できるようにし、本発明の超音波
モータを使用した装置では、この回転情報により別付加
のエンコーダ等を使用することなく、回転数、位置等の
制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超音波モータの駆動およびロータの回
転情報を得る回路をブロック的に示した説明図である。
【図2】本発明の超音波モータの信号処理課程における
信号の波形変化を模式的に示した説明図である。
【図3】本発明の超音波モータの駆動回路に対応した圧
電素子の実施例の第一の面を示す平面図である。
【図4】本発明の超音波モータの構造の駆動回路に対応
した圧電素子の実施例の第二の面を示す平面図である。
【図5】本発明の超音波モータの構造の実施例を示した
縦断面図である。
【図6】本発明の超音波モータの構造の実施例を示す斜
視図である。
【図7】本発明の超音波モータのロータの構造の実施例
を示す斜視図である。
【図8】本発明の超音波モータのロータの構造の実施例
を示す斜視図である。
【図9】本発明の超音波モータの実施例のロータに溝等
の不均一部を設けずに、ロータの回転状態と駆動電流波
形の関係を示す測定結果である。
【図10】本発明の超音波モータの実施例のロータに溝
による6本の不均一部を設け、光の反射による変位計に
よるロータの回転状態と駆動電流波形とを比較観察した
測定結果である。
【図11】本発明の超音波モータの実施例のロータに溝
による12本の不均一部を設け、光の反射による変位計
によるロータの回転状態と駆動電流波形とを比較観察し
た測定結果である。
【図12】本発明の超音波モータの実施例のロータに溝
による18本の不均一部を設け、光の反射による変位計
によるロータの回転状態と駆動電流波形とを比較観察し
た測定結果である。
【図13】本発明の超音波モータの実施例のロータに溝
による10本の不均一部を設け、光の反射による変位計
によるロータの回転状態と駆動電流波形とを比較観察し
た測定結果である。
【図14】本発明の超音波モータの実施例のロータに溝
による15本の不均一部を設け、光の反射による変位計
によるロータの回転状態と駆動電流波形とを比較観察し
た測定結果である。
【図15】本発明の超音波モータの実施例の回転検出の
測定結果とステータの不均一部の数、圧電素子の電極の
分割数、および溝部を1、3、4本にしたときの結果を
まとめた一覧表である。
【図16】本発明の超音波モータの溝部を有するロータ
の実施例を示す斜視図である.
【符号の説明】
1 圧電振動子 1a 振動子 1b 圧電素子 1c1、1c2 駆動電極 2 フィルタ 3、4 増幅器 5 90゜移相器 6 発振回路 7 検出抵抗 8 バッファ増幅検波回路 9 フィルタ 10 信号処理回路 11 摺動板 12 ロータ体 12a 摩擦材 13 加圧機構 14 支持板 15 中心軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−82380(JP,A) 特開 平4−69073(JP,A) 特開 昭62−221885(JP,A) 特開 昭55−154540(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02N 2/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電素子を有する振動体と、この振動体
    に設けた突起部によりロータを摩擦駆動する超音波モー
    タにおいて、前記ロータの円周方向に不均一部を設け、
    この不均一部により強調される前記圧電素子への駆動電
    流の波高値の包絡線を、連続またはパルス状の信号に変
    換する変換回路を備え、前記ロータの回転状態をこの
    換回路からの信号により検出する回転検出手段を有し
    前記振動体の突起部の数が振動体に発生する進行波の波
    の数の4*N(N=1,2,3、…)倍であることを特
    徴とする超音波モータ。
  2. 【請求項2】 圧電素子を有する振動体と、この振動体
    に設けた突起部によりロータを摩擦駆動する超音波モー
    タにおいて、前記ロータの円周方向に不均一部を設け、
    この不均一部により強調される前記圧電素子への駆動電
    流の波高値の包絡線を、連続またはパルス状の信号に変
    換する変換回路を備え、前記ロータの回転状態をこの変
    換回路からの信号により検出する回転検出手段を有し、
    前記不均一部の数の2倍の駆動電流の波高値の包絡線の
    変化を検出する検出回路を有することを特徴とする超音
    波モータ。
  3. 【請求項3】 圧電素子を有する振動体と、この振動体
    に設けた突起部によりロータを摩擦駆動する超音波モー
    タにおいて、前記ロータの円周方向に不均一部を設け、
    この不均一部により強調される前記圧電素子への駆動電
    流の波高値の包絡線を、連続またはパルス状の信号に変
    換する変換回路を備え、前記ロータの回転状態をこの変
    換回路からの信号により検出する回転検出手段を有し、
    前記不均一部の数の3倍の駆動電流の波高値の包絡線の
    変化を検出する検出回路を有することを特徴とする超音
    波モータ。
  4. 【請求項4】 圧電素子を有する振動体と、この振動体
    に設けた突起部によりロータを摩擦駆動する超音波モー
    タにおいて、前記ロータの円周方向に不均一部を設け、
    この不均一部により強調される前記圧電素子への駆動電
    流の波高値の包絡線を、連続またはパルス状の信号に変
    換する変換回路を備え、前記ロータの回転状態をこの変
    換回路からの信号により検出する回転検出手段を有し、
    前記ロータの不均一部の数Snのk倍の駆動電流の波高
    値の包絡線の変化を検出する検出回路を有し、式Sn=
    2*m*(N+k−1)/kが成り立ち、mは進行 波の
    波数であり、Nは整数であることを特徴とする超音波モ
    ータ。
  5. 【請求項5】 前記ロータの不均一部が溝部で構成さ
    れ、前記溝部の幅が溝部以外の部分の幅より狭いことを
    特徴とする請求項1から請求項4に記載の超音波モー
    タ。
  6. 【請求項6】 前記ロータの不均一部が凸部で構成さ
    れ、前記凸部の幅が凸部以外の部分の幅より狭いことを
    特徴とする請求項1から請求項4に記載の超音波モー
    タ。
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