JP3059944B2 - 排水の浄化処理方法 - Google Patents

排水の浄化処理方法

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JP3059944B2
JP3059944B2 JP8211097A JP8211097A JP3059944B2 JP 3059944 B2 JP3059944 B2 JP 3059944B2 JP 8211097 A JP8211097 A JP 8211097A JP 8211097 A JP8211097 A JP 8211097A JP 3059944 B2 JP3059944 B2 JP 3059944B2
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弘康 新庄
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  • Activated Sludge Processes (AREA)
  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,例えば乳製品など
といった食品,医薬,その他パルプなどを製造する製造
業,鉱業,農業などといった各種生産業の生産設備から
排出される産業排水や,都市の生活排水などを活性汚泥
や好気性もしくは嫌気性の微生物を利用して処理する方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日,産業排水や生活排水を浄化処理し
た後放流することにより,環境汚染の防止がはかられて
いる。例えば産業界の生産設備で発生する洗浄水,機器
や製品の冷却水,加工余剰水,原料から発生する有機汚
水,無機汚水などといった排水は,排水処理設備で浄化
処理されてから河川や下水道等へ放流されている。同様
に,農業排水や都市の下水,し尿などの生活排水も浄化
処理されてから河川や下水道等へ放流されている。
【0003】排水を浄化処理する方法として,好気性微
生物を利用する方法や嫌気性微生物を利用する方法が従
来知られており,その他にも,薬剤による凝集沈殿法や
浮遊分離法,特殊な場合として水分蒸発法など,排水の
種類に合わせて種々の浄化処理方法が公知になってい
る。一般に排水には,有機性もしくは無機性の物質が混
入した養分の多い高濃度のものと,雨水,機器の冷却
水,加熱設備の蒸気凝縮水,洗浄設備におけるゆすぎ水
などといった養分の少ない低濃度のものとがある。ま
た,各種設備から出る排水の濃度は一定ではなく,時間
帯の相違や,作業や環境の違いによって排水量は変化
し,排水の濃度も不規則に変動する。このため,通常は
排水を容量の大きい原水槽に一旦溜めて高濃度の排水と
低濃度の排水を混合し,排水の濃度を調節をしてから排
水処理設備に送液することによって,安定した排水処理
を行なうようにしている。
【0004】しかし,多量の排水が連続して発生した場
合や,停電や機器の稼働不良事故などといった突発的な
要因により,排水の濃度変化を原水槽で調整しきれなく
なる可能性もある。また食品などの製造業では,品質保
証期限を過ぎた返送製品や不良品を廃棄処分しなければ
ならない場合もある。更にまた,し尿,動物屠殺血液,
スラッジ,残滓,パルプ洗浄排水,検査培地排液,洗米
排水,乳成分排水,果汁成分排水などといった場合も高
濃度の有機性汚水が比較的大量に排水されることにな
る。これら高濃度の有機性排水は,通常は藻類を主体と
する好気性微生物の消化を利用して浄化処理されてい
る。また,好気性微生物のみの処理方法では窒素,炭
素,メタノールなどの有害臭気発生物質の処理ができず
悪臭公害問題となるため,最近では有害臭気物質を処理
できる光合成菌などの有用微生物を利用した浄化処理技
術が発展してきている。
【0005】ここで,特開昭55−167095号に
は,嫌気槽と好気槽を交互に配置し,好気槽の汚泥を嫌
気槽に返送し,沈殿槽で発生する汚泥を嫌気槽や好気槽
に適宜返送することによって,光合成菌を利用した排水
処理に必要とされていた可溶化槽や返送培養槽を廃止
し,高濃度排水を希釈することなく処理できるように構
成した排水の処理方法が開示されている。
【0006】また,特公昭59−48678号には,光
合成細菌と酵母もしくは乳酸菌などを共生させて混合培
養することにより,食品工場で生じた排水を処理する方
法が開示されている。この方法は,照明装置や通気装置
を採用して,処理水の返送や微生物類の添加を適宜行な
うことにより,基本的に被処理水の溶存酸素量が0.1
〜6ppmとなるように処理槽を制御する構成になって
いる。この方法は,食品工場廃水の処理設備に使用され
る有用微生物の種類に関する。
【0007】また,特開平7−241595号には,高
濃度の有機性廃水を曝気しながら廃水中の高分子物質を
低分子化して可溶化させ,可溶化しない高分子物質は分
離除去し,除去した後の廃水中の有機物と窒素を光合成
菌を含む微生物を用いて除去する廃水処理方法が開示さ
れている。この方法に使用される処理設備は,曝気槽の
後,固液分離装置によって排水を分離し,分離した汚水
側を光合成菌などで処理するように構成されている。ま
た,沈殿槽で発生する汚泥中の光合成菌は,返送培養槽
で活性化調整したうえで固液分離装置以降の光合成菌処
理槽に返送するように構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】活性汚泥法を利用した
排水の浄化処理では,排水中の有機成分の濃度が微生物
の消化能力を越えてしまうと,微生物は活性を失い,微
生物の死骸がフロック化して処理水表面に浮遊したり,
微生物の死骸が排水中に分散して処理が進行しないいわ
ゆるバルキング現象が起こってしまう。このような事態
を回避するために,排水の濃度を安定化させる必要があ
るが,事故などの理由によって排水の濃度の安定化操作
が追従できなくなる場合があることは前述したとおりで
ある。活性汚泥法を利用した排水の浄化処理では,微生
物の活性を常に高い状態に維持して,微生物の消化能力
の低下を防ぎ,微生物自体が増殖できる環境を提供しな
ければならない。
【0009】ここで,好気性微生物の活性を維持する方
法として,処理槽の接触面積を大きくする定置網式曝気
処理法などがあるが,その効果には限界がある。また,
高濃度の排水を別途回収して一般排水に徐々に混合させ
ることにより,原水濃度の安定化を図るといった方法も
あるが,この方法では高濃度排水が大量に発生した場合
は対応しきれなくなってしまう。有用微生物を利用して
排水を浄化処理する場合,微生物の主体は光合成菌,乳
酸菌,酵母類などであるが,これら微生物の菌体数の維
持は新規微生物の添加に頼っており,相当に高価になっ
てしまう。また,好気性微生物と有用微生物を共生させ
る従来例もあるが,光合成菌などを主体とする有用微生
物は,好気性微生物に食されるという食物連鎖の関係に
あり,大きな処理槽内で共生を行なおうとすると,やが
ては有用微生物が枯渇し,新規に添加することが必要に
なってしまう。有用微生物を食することで好気性微生物
の活性は向上されることになるが,有用微生物と好気性
微生物を共生させて無公害の排水処理を継続して行なう
ための処理技術は確立していないのが現状である。
【0010】先に示した特開昭55−167095号の
処理方法は,光合成菌の利用が主体の処理方法であり,
好気性微生物の利用に関するものではない。また,特公
昭59−48678号の排水処理法は,食品工場廃水の
処理設備に使用される有用微生物の種類に関するもので
あって,この排水処理の主体は有用微生物のみであり,
好気性微生物の作用に関するものではない。また,この
方法では排水中に有用微生物を混入させている。また,
特開平7−241595号の処理方法は曝気槽の後,固
液分離装置によって排水を分離し,分離した汚水側を光
合成菌などで処理する構成になっており,新規に固液分
離装置が必要であり,装置の運転管理や洗浄などの操作
が必要で,管理が複雑になり,ランニングコストが高く
なる。また,好気性菌と光合成菌は別個の処理槽におい
て利用されており,好気性菌と光合成菌などの有用微生
物を共生させていない。いずれにしても,好気性もしく
は嫌気性の微生物と光合成菌などの有用微生物を共生さ
せて排水の浄化処理能力を強化させるような技術的手段
は従来にない。
【0011】本発明の目的は,好気性もしくは嫌気性の
微生物と光合成菌などの有用微生物を共生させることに
よって能力の高い処理を行うことができる排水の浄化処
理方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は,好気性もしく
は嫌気性の微生物を主体として排水を処理する浄化処理
設備と,有用微生物を主体として排水を処理する活性処
理設備とを設け,この活性処理設備で処理される排水に
前記浄化処理設備で発生した汚泥の一部を供給すると共
に浄化処理設備の原水及び/又は処理水を供給し,活性
処理設備の汚泥濃度を調整しながら処理した排水を前記
浄化処理設備へ混入して再び処理するように構成したこ
とを特徴とする排水の浄化処理方法である。
【0013】この浄化処理方法にあっては,活性化設備
には,例えば請求項2に記載したように,BOD2,0
00mg/リットル以上の高濃度の排水を供給し,有用
微生物を主体とした浄化処理を行う。この活性処理設備
で使用される有用微生物としては,光合成菌,酵母,乳
酸菌,放線菌,酢酸菌,納豆菌等があげられる。これら
の微生物は,排水中の有害物質を酸化分解し,悪臭の原
因となる硫化水素,メチルメルカプタン,アンモニア等
を分解して無機化させることにより悪臭発生を防止する
ばかりでなく,浄化処理後において汚泥を沈降濃縮させ
る際に汚泥の水分分離を促進させる効果がある。またこ
れらの有用微生物を,浄化処理設備から供給された汚泥
中に含まれる好気性もしくは嫌気性の微生物と共生培養
することによって,好気性もしくは嫌気性の微生物の生
育の阻害となる硫化物,有害アミン類,低級脂肪酸等を
分解し,好気性もしくは嫌気性の微生物の環境条件を整
えることができる。
【0014】そして,浄化処理設備には,このように活
性化設備で好気性もしくは嫌気性の微生物の環境条件を
整えられた後の排水や通常の工場排水などといった例え
ばBOD50〜1,000mg/リットル程度の比較的
低濃度の排水が供給され,浄化処理設備では,好気性も
しくは嫌気性の微生物を主体とした浄化処理が行われ
る。こうして,浄化処理設備において嫌気性もしくは好
気性微生物によって浄化処理された排水を,例えば河川
や下水道等に放流する。また,浄化処理設備で発生した
汚泥の一部を前述の活性処理設備で処理される排水中に
供給し,活性処理設備において光合成菌などの有用微生
物と好気性もしくは嫌気性の微生物を共生培養すること
により,好気性もしくは嫌気性の微生物の活性を回復さ
せることができるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下,本発明の好ましい実施の形
態を図面に基づいて説明する。図1は,本発明の浄化処
理方法を実施するためにふさわしい浄化処理システム1
を概略的に示している。この浄化処理システム1は,好
気性の微生物を主体として排水を処理する浄化処理設備
2と有用微生物を主体として排水を処理する活性処理設
備3によって構成されている。
【0016】浄化処理設備2は,上流側から下流側(図
1では左側から右側)に順に並べて配置されたスクリー
ン槽10,原水貯槽11,中和槽12,二つの曝気槽1
3,14,沈殿槽15,汚泥貯槽16及び放流槽17を
備えている。
【0017】スクリーン槽10には,例えば乳業工場な
どといった産業設備で発生した排水が供給される。スク
リーン槽10の上方には,排水中の固形物を除去するた
めのロータリースクリーン20が配置されている。スク
リーン槽10の内部は,堰21によって前室22と後室
23に仕切られており,ロータリースクリーン20によ
って固形物を除去された工場排水が,前室22に落下す
る構成になっている。また,前室22に溜められた排水
の上澄み液が,堰21を超えて後室23に流入するよう
になっている。後室23の底部には,散気管24とポン
プ25が配置されており,後室23内において排水を空
気に曝す(以下,このように排水を空気に曝す操作を
「曝気」と呼ぶ)と共に,後室23内からポンプ25で
汲み上げた排水を回路26を経て次の原水貯槽11に供
給する構成になっている。
【0018】原水貯槽11は,工場排水を一時的に溜め
ることができるように比較的大きい容量を備えている。
そして,この原水貯槽11に溜めた排水を徐々に吐き出
すことによって,次の中和槽12に対してほぼ一定濃度
の排水を安定して供給できるようになっている。原水貯
槽11の底部には,散気管30とポンプ31が配置され
ており,原水貯槽11内において曝気を行うと共に,原
水貯槽11内からポンプ31で汲み上げた排水を回路3
2を経て次の中和槽12に供給する構成になっている。
【0019】中和槽12の内部は,堰35によって前室
36と後室37に仕切られており,原水貯槽11から回
路32を経て供給された排水が,前室36に落下する構
成になっている。また,前室36に溜められた排水の上
澄み液が,堰35を超えて後室37に流入するようにな
っている。これら前室36と後室37の底部には,散気
管38,39が配置されており,両室36,37内にお
いて曝気を行う構成になっている。一方,中和剤を入れ
た中和タンク43を設け,中和槽12の後室37に配置
したpHセンサ40で検出した排水のpH値に基づいて
ポンプ41,42の稼働が制御されている。ポンプ41
が稼働した場合は,中和タンク43内に充填されている
中和剤が回路44を経てスクリーン槽10に供給される
ようになっている。また,ポンプ42が稼働した場合
は,中和タンク43内に充填されている中和剤が回路4
5を経て中和槽12の前室36に供給されるようになっ
ている。中和剤には,酸としての硫酸,アルカリとして
の可性ソーダが一般的に使用され,これらを適宜選択し
て排水に混合させることによって,排水を中和させる構
成になっている。また,中和槽12の後室37から溢れ
出た排水が,次の曝気槽13に流れ込むようになってい
る。
【0020】曝気槽13と曝気槽14は,下方に形成さ
れたスロット50によって互いに連通しており,これに
より,曝気槽13と曝気槽14の液面は常に同じ高さに
保たれている。これら曝気槽13と曝気槽14の底部に
は,散気管51,52が配置されており,曝気槽13,
14内において曝気を行う構成になっている。また,こ
れら曝気槽13と曝気槽14の内部には,好気性微生物
を固定させることによって排水中の有機成分との接触面
積を大きくさせ,浄化処理能力を向上させるための網5
3,54なども設けられている。そして,これら曝気槽
13と曝気槽14において,排水中に酸素(空気)を供
給し続けることによって好気性の微生物が有機物を摂取
し,これにより,排水を浄化処理するように構成されて
いる。こうして排水中の有機物を摂取して増殖した好気
性の微生物は,フロック(小さな粒子が多数集合した凝
塊)となる。また,曝気槽13,14で浄化処理された
排水は,汚泥と共に回路55を経て次の沈殿槽15に流
れ込むようになっている。
【0021】沈殿槽15では曝気を行わず,排水を静置
することによってフロックとなった好気性の微生物を沈
殿させるようになっている。この沈殿槽15においてフ
ロックが沈殿して得られる汚泥中には,排水の浄化処理
に有効な多数の好気性の微生物が含まれている。その好
気性の微生物としては,オッシラトリア,クラミドモナ
ス,ミジンコ,ワムシ,ウオルフイア,ウキクサ,クロ
レラなどがある。沈殿槽15の底部には,汚泥をかき寄
せるためのかき寄せ機60が配置されており,モータ6
1の稼働でかき寄せ機60が回転し,汚泥が沈殿槽15
の底部中央に集まる構成になっている。こうして集めら
れた汚泥は,回路62を経て沈殿槽15内から引き抜か
れ,次の汚泥貯槽16等に送られるようになっている。
【0022】また,この沈殿槽15の上澄み液をポンプ
63で汲み上げて,浄化処理設備2のスクリーン槽1
0,曝気槽13,14などに戻すことにより排水の濃度
調整を行うための回路64が設けられている。更に,沈
殿槽15の開口部からオーバーフローして外槽65で受
け止められた排水(上澄み液)は,回路66を経て放流
槽17に流れ込んだ後,河川や下水道等に放流されるよ
うになっている。また,この沈殿槽15の上澄み液を,
スクリーン槽10と後述する活性処理設備3の活性処理
槽80に対して希釈液として戻すための回路67が設け
られている。
【0023】汚泥貯槽16の上方にはポンプ70が設置
されており,前述の沈殿槽15の底部から回路62を経
て引き抜いた汚泥をこのポンプ70の稼働で汲み上げ,
その汚泥を回路71を経て汚泥貯槽16に送ると共に,
その汚泥の一部を回路72を経て後述する活性処理設備
3に送るように構成されている。また,図示はしない
が,汚泥貯槽16に溜められた汚泥を浄化処理設備2の
スクリーン槽10,原水貯槽11,中和槽12及び曝気
槽13,14等に適宜返送する回路なども設けられてい
る。その他,この汚泥貯槽16に溜まった余剰の汚泥
は,適宜取り出され,そのままの状態かもしくは必要に
応じて脱水,乾燥された状態で肥料として利用されるよ
うになっている。
【0024】活性処理設備3は,上流側から下流側(図
1では左側から右側)に順に並べて配置された二つの活
性処理槽80,81と沈降濃縮槽82を備えている。
【0025】活性処理槽80には,回路90から吐き出
されるBOD2,000mg/リットル以上の高濃度の
排水が,先に説明した浄化処理設備2から回路72を経
て送られた汚泥と一緒に供給されるようになっている。
活性処理槽80の底部には,散気管91が配置されてお
り,活性処理槽80内において曝気を行う構成になって
いる。また,活性処理槽80で処理された排水は,回路
92を経て次の活性処理槽81に流れ込むようになって
いる。
【0026】活性処理槽81には,人的な手段により,
もしくは機械的な手段により有用微生物が投入される。
この有用微生物は,例えば光合成菌,酵母,乳酸菌,放
線菌,酢酸菌,納豆菌等が用いられる。光合成菌は培養
体の色,主なバクテリオクロロフィル,生育する培地の
種類等によって紅色硫黄細菌,緑色硫黄細菌,紅色非硫
黄細菌に分類され,光をエネルギ源とするもので電子供
与体として水素を利用できるものとできないものとがあ
る。水素を利用できるものは光独立栄養生物に属し,水
素を利用できないものは光従属栄養生物に属する。具体
的な光合成菌としては,クロマティーム属,アモエボバ
クター属,クロロクロマティーム属,クロロビューム
属,ロドシュードモナス属などがある。酵母類として
は,サッカロミセス属のアルコール酵母,ビール酵母,
パン酵母,酒酵母,ぶどう酒酵母,醤油酵母などが使用
される。乳酸菌としては,ラクトバチルス属,ストレブ
トコッカス属,ロイコノストック属などが使用される。
そして,この活性処理槽81の底部にも散気管95が配
置されており,活性処理槽81内においても同様に曝気
を行う構成になっている。また,この活性処理槽81か
ら溢れ出た排水が,次の沈降濃縮槽82に流れ込むよう
になっている。その他,活性処理設備3の活性処理槽8
0,81内において排水の濃度を調整するために,浄化
処理設備2で処理される前の工場排水(低濃度の排水)
や沈殿槽15の上澄水などを回路67を介して適宜活性
処理槽80,81に添加するように構成しても良い。
【0027】沈降濃縮槽82の底部はロート状に形成さ
れており,沈降した汚泥が沈降濃縮槽82の底部中央に
集まるように設計されている。また,こうして集められ
た汚泥がポンプ100の稼働によって回路101を経て
活性処理槽80に返送されるようになっている。これに
より,活性処理槽80,81においては,回路101を
経て返送される汚泥中の有用微生物や適宜添加される有
用微生物と,回路72を経て供給される汚泥中の好気性
の微生物を共生培養させるように構成されている。な
お,沈降濃縮槽82で集めた汚泥は全量を活性処理槽8
0に返送しても良く,また,余剰の汚泥は回路102を
経て浄化処理設備2の汚泥貯槽16に送って肥料として
利用することもできる。更に,余剰の汚泥を回路103
を経て浄化処理設備2の中和槽12などに送るように構
成することもできる。
【0028】沈降濃縮槽82の開口部からオーバーフロ
ーした排水(上澄み液)は,回路105を経て浄化処理
設備2の中和槽12に供給されるように構成されてい
る。これにより,活性処理設備3で処理した排水を浄化
処理設備2で再び処理するように構成されている。活性
処理設備3で処理した排水を供給する箇所は,中和槽1
2に限らず,スクリーン槽10,原水貯槽11,曝気槽
13,14などとしても良い。
【0029】次に,この実施の形態の処理方法を図2に
基づいて説明する。先ず,活性化設備3には,例えばB
OD2,000〜120,000mg/リットル程度,
n−H(ノルマルヘキサン当量)100〜1,000m
g/リットル程度の高濃度の排水が供給される(S
1)。そして,例えば浄化処理設備2のスクリーン槽1
0にて固形物を除去した後の排水などを混合させて適宜
希釈し,高濃度の排水をBOD2,000〜20,00
0mg/リットル程度,n−H100〜200mg/リ
ットル程度になるように希釈する(S2)。
【0030】こうして調整した高濃度の排水を活性化設
備3の活性処理槽80,81に導入し,有用微生物とし
ての例えば光合成菌と沈降濃縮槽82から返送された汚
泥中に含まれている好気性の微生物や浄化処理設備2か
ら回路72を経て供給された汚泥中に含まれている好気
性の微生物と共生培養させて排水の浄化処理を行う(S
3)。このように有用微生物を好気性の微生物と共生培
養させることによって,排水中に深まれる硫化物,有害
アミン類,低級脂肪酸等を分解でき,好気性の微生物の
環境条件を整えることができるようになる。また,有用
微生物は,排水中の有害物質を酸化分解し,悪臭の原因
となる硫化水素,メチルメルカプタン,アンモニア等を
分解して無機化させることにより悪臭発生を防止できる
ようになる。
【0031】次に,こうして活性処理槽80,81で浄
化処理した排水を沈降濃縮槽82に導入し,沈降濃縮槽
82にて汚泥を沈降させる(S4)。こうして沈降した
汚泥は活性処理槽80に返送させる。また,余剰の汚泥
は浄化処理設備2の汚泥貯槽16に送っても良い。一
方,沈降濃縮槽82の開口部からオーバーフローした排
水(上澄み液)は,既に活性処理槽80,81で浄化処
理されたことにより,BOD300mg/リットル程度
の低濃度の排水となり,浄化処理設備2に供給される。
【0032】また,浄化処理設備2のスクリーン槽10
には,工場排水などといった例えばBOD50〜1,0
00mg/リットル程度,n−H5〜80mg/リット
ル程度の低濃度の排水が供給され,先ず排水中の固形物
が除去される(S5)。次に,中和槽12にて排水の中
和が行われる(S6)。こうして中和された排水は,沈
降濃縮槽82からオーバーフローした排水と一緒に曝気
槽13,14に供給され,曝気されることにより好気性
の微生物が有機物を摂取し,これにより排水が浄化処理
されるようになる(S7)。
【0033】次に,曝気槽13,14で浄化処理された
排水は,汚泥と共に次の沈殿槽15に供給され,フロッ
クとなった好気性の微生物が沈殿させられる(S8)。
こうして,浄化処理設備2において好気性微生物によっ
て浄化処理された排水(上澄み水)は,例えば河川や下
水道等に放流されることになる。なお,この浄化処理さ
れた排水をスクリーン槽10と活性処理設備3の活性処
理槽80に希釈液として戻しても良い。また,沈殿槽1
5の底部に沈殿した汚泥は,活性処理設備3の活性処理
槽80,81に高濃度排水と共に供給されると共に,浄
化処理設備2のスクリーン槽10,原水貯槽11,中和
槽12及び曝気槽13,14等に適宜返送される。ま
た,余剰の汚泥は汚泥貯槽16に溜められる(S9)。
こうして,取り出された汚泥は脱水等の処理をされた
後,有機肥料(コンポスト原料)として土壌改良などに
有効利用されることとなる。
【0034】なお,以上の実施の形態においては,浄化
処理設備2において好気性の微生物を用いて排水を浄化
処理する場合について説明したが,好気性の微生物に代
えて嫌気性の微生物を利用した場合でも,同様の工程に
よって排水を浄化処理することが可能である。
【0035】
【実施例】次に,図1に示した浄化処理システムを用い
て実際に排水の浄化処理を行った。以下に,その結果を
説明する。
【0036】低濃度の排水を処理する浄化処理設備にお
いて,処理原水量が45m3/Hr〜110m3/Hrに
なるように調整した。排水濃度は,原水槽の入り口でB
OD150mg/リットル〜960mg/リットル,p
H7.5〜10.5,n−H39mg/リットル〜61
mg/リットルであった。中和槽では排水のpHを7.
2〜7.8の範囲に調整することを目標とした。曝気槽
の容積負荷率は好気性微生物処理については0.5〜
0.8kg−BOD/m3・D,嫌気性微生物処理につ
いては1.5〜3.0kg−BOD/m3・Dを採用し
た。本実施例の浄化処理設備は原水量1,800m3
hに対して対流時間8.0時間を設計要素とし,2槽の
曝気槽を設けた。沈殿槽の容量は110m3である。使
用した有用微生物はゲル担体に固定化した光合成菌で,
光合成菌としては紅色非硫黄細菌のロドスピラアセス
科,紅色硫黄細菌のクロマティアセアス科の細菌が主体
で構成されている。
【0037】一方,活性処理設備においては,活性処理
槽におけるBOD容積負荷を1.5kg−BOD/m3
・Dとし,活性処理設備に導入する高濃度排水は活性処
理槽入口でBOD20,000mg/リットル,→活性
処理槽出口でBOD300mg/リットル,4,000
リットル/Dになるように設定した。活性処理槽の容量
は(20,000−300)×4,000×10-6×1
/1.5=52.5m3である。
【0038】実施例の浄化処理システムで処理された排
水についての除去率等は,従来に比べて表1に示すよう
に改善された。
【0039】
【表1】
【0040】この表1に示す測定項目の良否は以下によ
って判断される。
【0041】「SS(浮遊物質)」排水中に懸濁してい
る不溶性物質を表し,mg/リットルで示される。曝気
槽に於いてはSS値が高い程微生物による有機物分解が
良いと評価され,沈澱槽に於いてはSS値が低い程固液
分離が良いと評価される。
【0042】「BOD(生物化学的酸素要求量)」排水
中の微生物の増殖あるいは呼吸作用によって消費される
溶存酸素量のことで,排水中の有機物汚染指標の一つで
mg/リットルで示される。BOD値が高い程有機物量
が多く排水処理負荷が高いと評価される。
【0043】「COD(化学的酸素要求量)」排水中の
被酸化性物質によって,消費される酸素量をmg/リッ
トルで示す。(酸化剤として,過マンガン酸カリ,重ク
ロム酸カリを使用する。)
【0044】「Kr値(酸素比摂取率)」曝気槽内の処
理液を一定条件化で溶存酸素濃度の変化を測定し,消費
する酸素量と曝気槽の汚泥濃度によって微生物の活性状
態を表わす指標でmg−O2/g−SS−hで示す。K
r値が高い程微生物増殖が活発で良好な処理が出来てい
ると評価される。
【0045】なお,微生物の活性測定はKr値酸素比摂
取率(mg−O2/g−SS・h)によって測定した。
曝気槽の混合液を摂取し,エアレーションによりDO
(溶存酸素)を飽和させた後,外気を遮断し経時的にB
ODを測定し,あらかじめ測定しておいた汚泥濃度(M
LSS)との比により算出した。微生物の菌数管理につ
いては,有用微生物は,主として位相差光学顕微鏡によ
って生菌の状態を観察し,必要が有れば当該微生物に適
した培地を用い,平板法等によって生菌数を計測した。
生菌数が減少していると判断される時は,投入量を増加
して対処した。好気性微生物は,主として光学顕微鏡に
よって生菌の状態を観察し,生菌数が不足したり,糸状
菌の増殖が見られる時はそれに応じた設備運転上の処置
や有用微生物の増加投入を行った。
【0046】排水処理設備の臭気について悪臭公害の評
価方式として臭気レベルの測定方法がある。臭気レベル
は0から5まであり,無臭から強烈な臭いまでランクが
つけられている。従来の改善前の臭気レベルは4で強い
臭いと評価されていたが,本実施例では光合成菌と好気
性菌の共生培養を利用したことにより,臭気レベルは1
でかすかな臭いに改善された。
【0047】その他,本実施例では,沈降濃縮槽におけ
る汚泥の沈降速度はSV30値が15〜20%で良好な分
離性能をしめした。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば,例えばBOD2,00
0mg/リットル以上といった高濃度の排水を,活性処
理設備において有用微生物を主体として浄化処理するこ
とにより,排水中の有害物質を酸化分解して悪臭の発生
を防ぎ,更に,有用微生物を浄化処理設備から返送され
た好気性もしくは嫌気性の微生物と共生培養させること
によって,好気性もしくは嫌気性の微生物の環境条件を
整えることができるようになる。そして,このように活
性処理設備で低濃度とした排水を浄化処理設備におい
て,好気性もしくは嫌気性の微生物を用いて更に浄化処
理することにより,好気性もしくは嫌気性の微生物の活
性を良好に維持しつつ,活性汚泥法によって円滑に排水
を浄化処理できるといった特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浄化処理方法を実施するためにふさわ
しい浄化処理システムの概略的図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる浄化処理方法のフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 浄化処理システム 2 浄化処理設備 3 活性処理設備 10 スクリーン槽 11 原水貯槽 12 中和槽 13,14 曝気槽 15 沈殿槽 16 汚泥貯槽 17 放流槽 80,81 活性処理槽 82 沈降濃縮槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳田 潔 北海道札幌市東区北23条22丁目6−8 (72)発明者 新庄 弘康 東京都清瀬市竹丘3−10−41 (72)発明者 太田 征一 北海道札幌市北区新川4条14丁目3−16 (56)参考文献 特開 平7−51692(JP,A) 特開 平7−241595(JP,A) 特開 平4−293592(JP,A) 特開 昭53−63768(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 3/12 C02F 3/34

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 好気性もしくは嫌気性の微生物を主体と
    して排水を処理する浄化処理設備と,有用微生物を主体
    として排水を処理する活性処理設備とを設け,この活性
    処理設備で処理される排水に前記浄化処理設備で発生し
    た汚泥の一部を供給すると共に浄化処理設備の原水及び
    /又は処理水を供給し,活性処理設備の汚泥濃度を調整
    しながら処理した排水を前記浄化処理設備へ混入して再
    び処理するように構成したことを特徴とする排水の浄化
    処理方法。
  2. 【請求項2】 活性処理設備で処理される排水が,BO
    D2,000mg/リットル以上の高濃度の排水である
    ことを特徴とする請求項1に記載の排水の浄化処理方
    法。
  3. 【請求項3】 前記活性処理設備が,複数の活性処理槽
    を有することを特徴とする請求項1または2に記載の排
    水の浄化処理方法。
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