JP3059752B2 - コンタクトレンズ洗浄液 - Google Patents
コンタクトレンズ洗浄液Info
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- JP3059752B2 JP3059752B2 JP2285971A JP28597190A JP3059752B2 JP 3059752 B2 JP3059752 B2 JP 3059752B2 JP 2285971 A JP2285971 A JP 2285971A JP 28597190 A JP28597190 A JP 28597190A JP 3059752 B2 JP3059752 B2 JP 3059752B2
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- contact lens
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- cleaning solution
- lens cleaning
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Description
【産業上の利用分野】 本発明は、コンタクトレンズ、特に酵素透過性のコン
タクトレンズの洗浄液に関するものである。
タクトレンズの洗浄液に関するものである。
コンタクトレンズは装着中に涙液成分がこびり付き、
水濡性が悪くなり、装用性に低下をきたす。 このような観点から、コンタクトレンズ洗浄液が用い
られている訳であるが、それでも強固に付着してしまっ
ている汚れの除去はできていない。 これら付着物の中でも、特に問題となるのはタンパク
質である。すなわち、タンパク質は一度付着してしまう
と、通常のコンタクトレンズ洗浄液では除去できない。 そこで、これらの汚れを除去する為に、週1回の割合
でタンパク質分解酵素を含むコンタクトレンズ洗浄液で
洗浄処理したり、あるいは研磨剤の入ったクリーナーで
擦り取る等の処理が行われている。 しかしながら、週1回の割合でタンパク質分解酵素を
含むコンタクトレンズ洗浄液を用いての処理は装用者に
とって非常に煩わしく、又、1週間かかってレンズ表面
に堆積し、かつ、変性してしまったタンパク質の汚れ
を、週1回の割合の洗浄ではタンパク質分解酵素を含む
コンタクトレンズ洗浄液を用いても充分には除去できな
い。この為、現在では、研磨剤の入ったクリーナーで擦
り取ることが提案されている訳であるが、この作業も面
倒であり、さらにはコンタクトレンズを損傷しかねな
い。
水濡性が悪くなり、装用性に低下をきたす。 このような観点から、コンタクトレンズ洗浄液が用い
られている訳であるが、それでも強固に付着してしまっ
ている汚れの除去はできていない。 これら付着物の中でも、特に問題となるのはタンパク
質である。すなわち、タンパク質は一度付着してしまう
と、通常のコンタクトレンズ洗浄液では除去できない。 そこで、これらの汚れを除去する為に、週1回の割合
でタンパク質分解酵素を含むコンタクトレンズ洗浄液で
洗浄処理したり、あるいは研磨剤の入ったクリーナーで
擦り取る等の処理が行われている。 しかしながら、週1回の割合でタンパク質分解酵素を
含むコンタクトレンズ洗浄液を用いての処理は装用者に
とって非常に煩わしく、又、1週間かかってレンズ表面
に堆積し、かつ、変性してしまったタンパク質の汚れ
を、週1回の割合の洗浄ではタンパク質分解酵素を含む
コンタクトレンズ洗浄液を用いても充分には除去できな
い。この為、現在では、研磨剤の入ったクリーナーで擦
り取ることが提案されている訳であるが、この作業も面
倒であり、さらにはコンタクトレンズを損傷しかねな
い。
本発明の第1の目的は、装用性に優れたコンタクトレ
ンズを提供することである。 本発明の第2の目的は、コンタクトレンズの装用性の
維持が簡単に行える手段を提供することである。 本発明の第3の目的は、コンタクトレンズを損傷させ
ることなく、コンタクトレンズの装用性の維持が簡単に
行える手段を提供することである。 上記本発明の目的は、単糖類及び二糖類の群の中から
選ばれる少なくとも一つ以上と、 バチルス属の産生する酵素と、 非イオン系の界面活性剤と、 陰イオン系の界面活性剤とを含み、 前記単糖類及び二糖類の群の中から選ばれる糖類100
部に対して、前記バチルス属の産生する酵素は1〜40
部、前記非イオン系と陰イオン系の界面活性剤の総量が
0.01〜80部であり、 かつ、陰イオン系の界面活性剤の量が非イオン系の界
面活性剤の量の1/2以上である ことを特徴とするコンタクトレンズ洗浄液によって達成
される。 このコンタクトレンズ洗浄液において、単糖類及び二
糖類の群の中から選ばれる糖類100部に対して、バチル
ス属の産生する酵素は1〜40部、より望ましくは3〜30
部であり、界面活性剤は0.01〜80部、より望ましくは5
〜80部であるものが好ましく、すなわち本発明における
コンタクトレンズ洗浄液中における単糖類及び二糖類の
群の中から選ばれる糖類は約25〜90重量%、よりより望
ましくは約50〜80重量%、バチルス属の産生する酵素は
約1〜10重量%、よりより望ましくは約3〜7重量%、
界面活性剤は約0.01〜20重量%、よりより望ましくは約
5〜20重量%のものであることが好ましい。 尚、単糖類としてはぶどう糖、マンノース、ラムノー
ス、ガラクトース、フルクトース、アラビノース、キシ
ロース、リボース等があり、又、二糖類としては蔗糖、
トレハロース、マルトース、ラクトース、セロビオース
等がある。 又、バチルス(Bcillus)属の産生する酵素として
は、サブチリシン、サーモリシン、スフェリカーゼ、ア
ミノペプチターゼ等がある。 界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル硫酸エステルナトリウム、ポリオキシエ
チレンアルキル硫酸ナトリウム等の陰イオン系の界面活
性剤やポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチ
レン−ポリオキシプロピレンブロックポリマー等の非イ
オン系の界面活性剤がある。又、陰イオン系の界面活性
剤の含有量は非イオン系の界面活性剤の含有量の1/2以
上であることが大事である。
ンズを提供することである。 本発明の第2の目的は、コンタクトレンズの装用性の
維持が簡単に行える手段を提供することである。 本発明の第3の目的は、コンタクトレンズを損傷させ
ることなく、コンタクトレンズの装用性の維持が簡単に
行える手段を提供することである。 上記本発明の目的は、単糖類及び二糖類の群の中から
選ばれる少なくとも一つ以上と、 バチルス属の産生する酵素と、 非イオン系の界面活性剤と、 陰イオン系の界面活性剤とを含み、 前記単糖類及び二糖類の群の中から選ばれる糖類100
部に対して、前記バチルス属の産生する酵素は1〜40
部、前記非イオン系と陰イオン系の界面活性剤の総量が
0.01〜80部であり、 かつ、陰イオン系の界面活性剤の量が非イオン系の界
面活性剤の量の1/2以上である ことを特徴とするコンタクトレンズ洗浄液によって達成
される。 このコンタクトレンズ洗浄液において、単糖類及び二
糖類の群の中から選ばれる糖類100部に対して、バチル
ス属の産生する酵素は1〜40部、より望ましくは3〜30
部であり、界面活性剤は0.01〜80部、より望ましくは5
〜80部であるものが好ましく、すなわち本発明における
コンタクトレンズ洗浄液中における単糖類及び二糖類の
群の中から選ばれる糖類は約25〜90重量%、よりより望
ましくは約50〜80重量%、バチルス属の産生する酵素は
約1〜10重量%、よりより望ましくは約3〜7重量%、
界面活性剤は約0.01〜20重量%、よりより望ましくは約
5〜20重量%のものであることが好ましい。 尚、単糖類としてはぶどう糖、マンノース、ラムノー
ス、ガラクトース、フルクトース、アラビノース、キシ
ロース、リボース等があり、又、二糖類としては蔗糖、
トレハロース、マルトース、ラクトース、セロビオース
等がある。 又、バチルス(Bcillus)属の産生する酵素として
は、サブチリシン、サーモリシン、スフェリカーゼ、ア
ミノペプチターゼ等がある。 界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル硫酸エステルナトリウム、ポリオキシエ
チレンアルキル硫酸ナトリウム等の陰イオン系の界面活
性剤やポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチ
レン−ポリオキシプロピレンブロックポリマー等の非イ
オン系の界面活性剤がある。又、陰イオン系の界面活性
剤の含有量は非イオン系の界面活性剤の含有量の1/2以
上であることが大事である。
【実施例1】 ぶどう糖 30重量% ソルビトール 20重量% 非イオン系界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキル
エーテル) 2重量% 陰イオン系界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキル
硫酸ナトリウム) 1重量% サブチリシン(2.5Au/g) 3.5重量% 塩化ナトリウム 1重量% 上記の組成のものを精製水に溶かし、酵素透過性コン
タクトレンズの洗浄液を作製した。
エーテル) 2重量% 陰イオン系界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキル
硫酸ナトリウム) 1重量% サブチリシン(2.5Au/g) 3.5重量% 塩化ナトリウム 1重量% 上記の組成のものを精製水に溶かし、酵素透過性コン
タクトレンズの洗浄液を作製した。
【実施例2】 ぶどう糖 50重量% 非イオン系界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキル
エーテル) 2重量% 陰イオン系界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキル
フェニルエーテル硫酸エステルナトリウム) 1重量% サブチリシン(2.5Au/g) 3.5重量% 塩化ナトリウム 1重量% ホウ砂 0.3重量% 上記の組成のものを精製水に溶かし、酵素透過性コン
タクトレンズの洗浄液を作製した。
エーテル) 2重量% 陰イオン系界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキル
フェニルエーテル硫酸エステルナトリウム) 1重量% サブチリシン(2.5Au/g) 3.5重量% 塩化ナトリウム 1重量% ホウ砂 0.3重量% 上記の組成のものを精製水に溶かし、酵素透過性コン
タクトレンズの洗浄液を作製した。
【比較例1】 非イオン系界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキル
エーテル) 2重量% 陰イオン系界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキル
硫酸ナトリウム) 1重量% サブチリシン(2.5Au/g) 3.5重量% 塩化ナトリウム 1重量% 上記の組成のものを用い、実施例1と同様にしてコン
タクトレンズ洗浄液を作製した。
エーテル) 2重量% 陰イオン系界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキル
硫酸ナトリウム) 1重量% サブチリシン(2.5Au/g) 3.5重量% 塩化ナトリウム 1重量% 上記の組成のものを用い、実施例1と同様にしてコン
タクトレンズ洗浄液を作製した。
【比較例2】 ぶどう糖 30重量% ソルビトール 20重量% 非イオン系界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキル
エーテル) 2重量% 陰イオン系界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキル
フェニルエーテル硫酸エステルナトリウム) 1重量% 塩化ナトリウム 1重量% 上記の組成のものを用い、実施例1と同様にしてコン
タクトレンズ洗浄液を作製した。
エーテル) 2重量% 陰イオン系界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキル
フェニルエーテル硫酸エステルナトリウム) 1重量% 塩化ナトリウム 1重量% 上記の組成のものを用い、実施例1と同様にしてコン
タクトレンズ洗浄液を作製した。
上記各例のコンタクトレンズ洗浄液を市販のオーツー
フレッシュEX保存液中に数適滴下して希釈したものを用
いてタンパク質や眼脂などの汚れが付着したコンタクト
レンズを洗浄処理し、コンタクトレンズの汚れ除去の程
度を調べたので、その結果を表に示す。 尚、実施例1,2及び比較例1,2のコンタクトレンズ洗浄
液は、コンタクトレンズ洗浄液が通常何日も保存される
ものであるから、作製10日経過してからのものである。
フレッシュEX保存液中に数適滴下して希釈したものを用
いてタンパク質や眼脂などの汚れが付着したコンタクト
レンズを洗浄処理し、コンタクトレンズの汚れ除去の程
度を調べたので、その結果を表に示す。 尚、実施例1,2及び比較例1,2のコンタクトレンズ洗浄
液は、コンタクトレンズ洗浄液が通常何日も保存される
ものであるから、作製10日経過してからのものである。
Claims (1)
- 【請求項1】単糖類及び二糖類の群の中から選ばれる少
なくとも一つ以上と、 バチルス属の産生する酵素と、 非イオン系の界面活性剤と、 陰イオン系の界面活性剤とを含み、 前記単糖類及び二糖類の群の中から選ばれる糖類100部
に対して、前記バチルス属の産生する酵素は1〜40部、
前記非イオン系と陰イオン系の界面活性剤の総量が0.01
〜80部であり、 かつ、陰イオン系の界面活性剤の量が非イオン系の界面
活性剤の量の1/2以上である ことを特徴とするコンタクトレンズ洗浄液。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2285971A JP3059752B2 (ja) | 1990-10-25 | 1990-10-25 | コンタクトレンズ洗浄液 |
KR1019910018255A KR920007641A (ko) | 1990-10-25 | 1991-10-17 | 콘택트렌즈용 용액 |
EP19910117825 EP0482525A3 (en) | 1990-10-25 | 1991-10-18 | Contact lenses cleaning and preserving solution |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2285971A JP3059752B2 (ja) | 1990-10-25 | 1990-10-25 | コンタクトレンズ洗浄液 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04161920A JPH04161920A (ja) | 1992-06-05 |
JP3059752B2 true JP3059752B2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=17698341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2285971A Expired - Fee Related JP3059752B2 (ja) | 1990-10-25 | 1990-10-25 | コンタクトレンズ洗浄液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3059752B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4519949B2 (ja) * | 2008-03-12 | 2010-08-04 | 株式会社メニコン | コンタクトレンズ用液剤組成物 |
-
1990
- 1990-10-25 JP JP2285971A patent/JP3059752B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04161920A (ja) | 1992-06-05 |
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Legal Events
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