JP3059697U - 綿 棒 - Google Patents

綿 棒

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JP3059697U
JP3059697U JP1998009718U JP971898U JP3059697U JP 3059697 U JP3059697 U JP 3059697U JP 1998009718 U JP1998009718 U JP 1998009718U JP 971898 U JP971898 U JP 971898U JP 3059697 U JP3059697 U JP 3059697U
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JP
Japan
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paper shaft
fiber
flat
fiber portion
shaft
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Application number
JP1998009718U
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English (en)
Inventor
徹 中谷
Original Assignee
サンリツ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精密機器などの汚れを除去する。 【解決手段】 紙軸2の一端に繊維体を雫状に捲着し、
紙軸2の他端を偏平状に押圧形成すると共に、繊維体を
偏平的に捲着したもの、又は紙軸2の他端を二叉状に分
断形成し、該二叉状端部に繊維体を捲着すると共に、二
叉状端部が接合一体化する様に押圧して極薄平偏状に形
成することにより、通常太さの軸棒であっても、偏平又
は極薄偏平な繊維部を細部等に入り込ませて清掃する様
にし、細部以外の掃除には、他方の繊維部により清掃す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、主に精密機械器具の掃除道具として使用する綿棒に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、綿棒の綿体部は、いろいろな形状のものが見受けられるが、いずれのもの も丸棒状の軸体に綿繊維が捲着されているため、これを精密機械器具等の細部の 清掃に使用しても、狭小部に入り込ませることは出来ず、この様な場合、軸棒の ない綿体部の最先端で清掃するしかなかった。 又、軸棒自体を細くし、綿体部を小径化した綿棒を使用すれば、綿体部を細部等 に入り込ませて清掃することが出来た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記綿棒では軸棒が細すぎ、軸棒を持って力を込めると、これが 撓んだり、折れ曲がるので、力を加減して手応えのないまま清掃せねばならず操 作性や使い勝手が悪かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題に鑑み、紙軸の一端に繊維体を雫状に捲着し、紙軸の他端を 偏平状に押圧形成すると共に、繊維体を偏平的に捲着したもの、又は紙軸の他端 を二叉状に分断形成し、該二叉状端部に繊維体を捲着すると共に、二叉状端部が 接合一体化する様に押圧して極薄平偏状に形成することにより、通常太さの軸棒 であっても、偏平又は極薄偏平な繊維部を細部等に入り込ませて清掃する様にし 、細部以外の掃除には、他方の繊維部により清掃する様にして、上記課題を解決 する。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 1は本考案に係る綿棒であり、該綿棒1は紙軸2の両端に繊維部3、3aを設けて いる。 紙軸2は、従前の綿棒と同様に、紙をロール巻きしたものであり、又繊維部3、 3aは、綿繊維、化学繊維、又はこれらの混合繊維などから成る繊維体を紙軸2の 端部に捲着している。
【0006】 一方の繊維部3は、紙軸2の一端を何ら加工することなく、即ち円柱状の端部に 繊維体を雫状に捲着している。 他方の繊維部3aは、紙軸2の他端に偏平状又は極薄偏平状に設けている。 偏平状に設けた繊維部3aは、紙軸2の他端を偏平状に押圧加工し、かかる偏平端 部に対応する様に繊維体を捲着して偏平状に設けて成り、繊維部3aは、平面視で は紙軸2より幅広な略方形状に形成される。
【0007】 又、極薄偏平状に設けた繊維部3aは以下の通り形成している。 即ち、紙軸2の他端において、その端部の中心部分を軸線方向に凹設することに より、図3(a)の如く、端部を二叉状に分断している。 この二叉状端部4の分立した2つの端部5、5aは、紙軸2がロール巻きされてい るので、そのロール巻きの円弧が幾重にも重なっており、その円弧層が分離する ことはなく、その状態を維持している。 そして、図3(b)に示す様に、繊維体を二叉状端部4に捲着して繊維部3と成 し、該繊維部3を、二叉状端部4の夫々の分立した端部5、5aが接合一体化する 様に、紙軸2の直径方向より押圧加工し、図3(c)の如く、極薄平偏状と成し ている。 この時、分立端部5、5aを構成している紙の円弧層が平偏化された層となり、繊 維部3は極薄平偏化される。 又、繊維部3は、その前工程(図3(b)参照)で二叉状端部4を円筒状に捲装 しているため、分立端部5、5aの間隙に渡る部分が、上記押圧により平偏化する と、紙軸2の直径方向に喰み出して平面視略矩形化するが、二叉状端部4の基端 部側では繊維体が集束しているため、全体的に先端が巾広に形成される。
【0008】 次に本考案に係る綿棒の作用について説明する。 繊維部3aは、偏平又は極薄平偏化されているため、精密機械等の細部、特に狭小 な溝に難なく入り込ませられ、その溝の奥方の目指す微細部分に命中接触させら れ、塵、埃、油分、水分等の汚れを繊維部3aに付着して、それらを除去する。 又、細部以外の清掃では、他方の繊維部3で汚れ、水分等を付着除去する。
【0009】
【考案の効果】
要するに本考案は、紙軸2の一端に繊維体を雫状に捲着したので、細部以外の清 掃に際しては、繊維部3で汚れ等を除去することができ、通常の綿棒と取り替え ることなく、効率良い作業を可能としている。 又、紙軸2の他端を偏平状に押圧形成すると共に、繊維体を偏平状に捲着したの で、紙軸2が通常太さであっても、繊維部3aを細部等に入り込ませられ、清掃が 容易に行える。 又、繊維体を保持している紙軸2の端部は、円柱状の紙軸2の端部を押圧形成し て成るため、清掃中において、かかる部位が折れ曲がることがなく、操作性を良 好と成している。 又、繊維部3aにおける繊維体は、夫々の端部形状に対応して成るので、繊維体が 紙軸2よりも極端に膨らみ盛り上がる様に形成されておらず、清掃時において、 精密機器の内部部品に繊維体が引っ掛かり、その繊維が分離散在して、機器の故 障の要因となることを防止している。
【0010】 又、紙軸2の他端を二叉状に分断形成したので、円柱状の紙軸2を押圧したもの に比し、その厚み分量が減じられ、繊維体を二叉状端部4に捲着した繊維部3aを 押圧した時に、繊維部3aが極薄偏平化することを可能としている。 又、二叉状端部4に繊維体を捲着すると共に、二叉状端部4が接合一体化する様 に押圧して極薄平偏状の繊維部を設けたので、紙軸2が通常太さであっても、上 記と同様に、繊維部3aを細部等に入り込ませられ、清掃が容易に行える。 又、繊維部3a内で偏平化した二叉状端部4は、これを構成する円弧層がその重層 方向で押圧されて成るので、前記円弧層が押圧により偏平層に変形しても、各層 は分離することなくその一体化を保持でき、繊維部3aの芯として充分に機能でき る。 更に、二叉状端部4は、分立した2つの端部5、5aが接合一体化されたものであ るから、その根元が強化され折れ曲がることはなく、しかも薄くて偏平状である ため、従来の様に、中実な軸体を芯とする綿棒に比し、可撓性、弾性が良好と成 り、より操作性に優れた綿棒1を提供できる。
【0011】 又、本考案のものは、軸棒2が紙製であるから、上記の様に繊維部3aを押圧する ことで、繊維体と二叉状端部4を偏平一体化することができ、例えばプラスチッ ク製の軸棒を使用することにより生ずる不具合、即ち、二叉状端部を加熱押圧せ ねば接合一体化できないこと、並びに繊維体と共に二叉状端部を加熱押圧するこ とで繊維体が変質すること等の不具合を解消している。
【0012】 又、偏平又は極薄平偏化した繊維部は略方形状に形成したので、幅広い範囲で塵 、水分等を付着又は吸水除去できる等その実用的効果甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る綿棒の正面図である。
【図2】図1のAーA拡大断面図である。
【図3】極薄偏平状の繊維部の成形過程順の側面形態を
示す図である。
【符号の説明】
2 紙軸 3、3a 繊維部 4 二叉状端部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙軸の一端に繊維体を捲着した雫状の繊
    維部と、紙軸の他端を偏平状に押圧形成すると共に、繊
    維体を偏平的に捲着した偏平状の繊維部とを設けたこと
    を特徴とする綿棒。
  2. 【請求項2】 紙軸の一端に繊維体を捲着した雫状の繊
    維部と、紙軸の他端を二叉状に分断形成し、該二叉状端
    部に繊維体を捲着すると共に、二叉状端部が接合一体化
    する様に押圧して成る極薄平偏状の繊維部とを設けたこ
    とを特徴とする綿棒。
  3. 【請求項3】 偏平又は極薄平偏化した繊維部は略方形
    状に形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の綿
    棒。
JP1998009718U 1998-12-08 1998-12-08 綿 棒 Expired - Lifetime JP3059697U (ja)

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