JP3059521B2 - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JP3059521B2 JP3059521B2 JP3125974A JP12597491A JP3059521B2 JP 3059521 B2 JP3059521 B2 JP 3059521B2 JP 3125974 A JP3125974 A JP 3125974A JP 12597491 A JP12597491 A JP 12597491A JP 3059521 B2 JP3059521 B2 JP 3059521B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transfer
- reverse
- scanner
- transfer paper
- transport path
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims description 208
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 16
- 108091008695 photoreceptors Proteins 0.000 claims description 15
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 14
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 7
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 6
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 description 6
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 3
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 2
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000013518 transcription Methods 0.000 description 1
- 230000035897 transcription Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
- Combination Of More Than One Step In Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、往復動作するスキャナ
を備えたアナログ式の画像形成装置に関する。
を備えたアナログ式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、アナログ式複写機にあっては、
原稿を露光走査するスキャナを往復動自在に設けてホー
ムポジションに待機させ、その往動時に原稿を露光走査
し、その後、復動によりホームポジションに復帰させる
ようにしている。このような露光走査では、復動がリタ
ーン動作だけのためであり、時間的な無駄等を生ずるの
で、スキャナの往復動の双方で原稿を露光走査するよう
にしたものが、例えば特開平1−224779号公報等
に示されている。これによれば、特に両面コピー時に転
写紙の両面に一度でコピーできるものとなる。
原稿を露光走査するスキャナを往復動自在に設けてホー
ムポジションに待機させ、その往動時に原稿を露光走査
し、その後、復動によりホームポジションに復帰させる
ようにしている。このような露光走査では、復動がリタ
ーン動作だけのためであり、時間的な無駄等を生ずるの
で、スキャナの往復動の双方で原稿を露光走査するよう
にしたものが、例えば特開平1−224779号公報等
に示されている。これによれば、特に両面コピー時に転
写紙の両面に一度でコピーできるものとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、スキャナの
復動時に感光体上に形成される画像は鏡像画像となるた
め、これを正画像とするには、同公報に示されるよう
に、ミラー枚数の偶数/奇数切換え自在な露光光学系と
ともに、感光体に対しては鏡像を一旦転写保持する中間
転写手段を備える必要がある。よって、スキャナの復動
により片面コピーをとるような場合であれば、転写工程
側に無駄を生ずるものとなる。また、両面コピーの場合
には、両面同時に転写させなければならず、転写効率の
悪いものとなる。
復動時に感光体上に形成される画像は鏡像画像となるた
め、これを正画像とするには、同公報に示されるよう
に、ミラー枚数の偶数/奇数切換え自在な露光光学系と
ともに、感光体に対しては鏡像を一旦転写保持する中間
転写手段を備える必要がある。よって、スキャナの復動
により片面コピーをとるような場合であれば、転写工程
側に無駄を生ずるものとなる。また、両面コピーの場合
には、両面同時に転写させなければならず、転写効率の
悪いものとなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、往復動自在に原稿を露光走査するスキャナと、この
スキャナの走査方向に対応して正逆転自在に回転駆動さ
れる感光体と、前記スキャナによる露光位置と転写位置
とを共通として感光体の回転方向に対応させて対称的に
配設させた帯電器、現像器等の正逆用の2組のプロセス
部材と、前記感光体に対する転写位置に配設させた転写
器と、この転写位置に対して前記感光体の回転方向に対
応する方向から転写紙を進入させる少なくとも2つ以上
の正逆用の転写紙搬送経路と、前記感光体の逆転時に選
択される逆用転写紙搬送経路の転写位置下流側と正用転
写紙搬送経路の転写位置給紙側とをループ状に結ぶター
ン搬送経路とより構成した。
は、往復動自在に原稿を露光走査するスキャナと、この
スキャナの走査方向に対応して正逆転自在に回転駆動さ
れる感光体と、前記スキャナによる露光位置と転写位置
とを共通として感光体の回転方向に対応させて対称的に
配設させた帯電器、現像器等の正逆用の2組のプロセス
部材と、前記感光体に対する転写位置に配設させた転写
器と、この転写位置に対して前記感光体の回転方向に対
応する方向から転写紙を進入させる少なくとも2つ以上
の正逆用の転写紙搬送経路と、前記感光体の逆転時に選
択される逆用転写紙搬送経路の転写位置下流側と正用転
写紙搬送経路の転写位置給紙側とをループ状に結ぶター
ン搬送経路とより構成した。
【0005】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、スキャナの復動走査と感光体の逆転駆動
により逆用転写紙搬送経路を搬送させた転写紙に画像を
形成した後、この転写紙をターン搬送経路を経て正用転
写紙搬送経路により転写位置に搬送させてスキャナの往
動走査と感光体の正転駆動による画像を形成して両面コ
ピーさせる両面コピーモードを選択自在に設定した。
発明において、スキャナの復動走査と感光体の逆転駆動
により逆用転写紙搬送経路を搬送させた転写紙に画像を
形成した後、この転写紙をターン搬送経路を経て正用転
写紙搬送経路により転写位置に搬送させてスキャナの往
動走査と感光体の正転駆動による画像を形成して両面コ
ピーさせる両面コピーモードを選択自在に設定した。
【0006】一方、請求項3記載の発明では、請求項1
記載の発明に加え、感光体の正転時に選択される正用転
写紙搬送経路の転写位置下流側と逆用転写紙搬送経路の
転写位置給紙側とをループ状に結ぶターン搬送経路を設
けた。
記載の発明に加え、感光体の正転時に選択される正用転
写紙搬送経路の転写位置下流側と逆用転写紙搬送経路の
転写位置給紙側とをループ状に結ぶターン搬送経路を設
けた。
【0007】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
発明において、スキャナの往動走査と感光体の正転駆動
により正用転写紙搬送経路を搬送させた転写紙に画像を
形成した後、この転写紙をターン搬送経路を経て逆用転
写紙搬送経路により転写位置に搬送させてスキャナの復
走査と感光体の逆転駆動による画像を形成して両面コピ
ーさせる両面コピーモードを選択自在に設定した。
発明において、スキャナの往動走査と感光体の正転駆動
により正用転写紙搬送経路を搬送させた転写紙に画像を
形成した後、この転写紙をターン搬送経路を経て逆用転
写紙搬送経路により転写位置に搬送させてスキャナの復
走査と感光体の逆転駆動による画像を形成して両面コピ
ーさせる両面コピーモードを選択自在に設定した。
【0008】また、請求項5記載の発明では、スキャナ
の復動走査時のみコピーさせる逆送コピーモードを選択
自在に設定し、請求項6記載の発明では、スキャナを交
互に往動走査と復動走査とを行なわせ、感光体を交互に
正転駆動と逆転駆動とを行わせる往復コピーモードを選
択自在に設定した。
の復動走査時のみコピーさせる逆送コピーモードを選択
自在に設定し、請求項6記載の発明では、スキャナを交
互に往動走査と復動走査とを行なわせ、感光体を交互に
正転駆動と逆転駆動とを行わせる往復コピーモードを選
択自在に設定した。
【0009】さらに、請求項7記載の発明では、逆用転
写紙搬送経路の転写位置下流側を手差しコピーモード用
の手差し経路と共用させ、手差しトレイを排紙トレイと
兼用させ、請求項8,9,10記載の発明では、逆送コ
ピーモードや往復コピーモードや両面コピーモード選択
時に手差しトレイを排紙トレイとして開放待機させ、手
差しコピーモードを禁止させるようにし、請求項11記
載の発明では、手差し給紙モード選択時にスキャナの復
動走査による画像形成モードを禁止させるようにした。
写紙搬送経路の転写位置下流側を手差しコピーモード用
の手差し経路と共用させ、手差しトレイを排紙トレイと
兼用させ、請求項8,9,10記載の発明では、逆送コ
ピーモードや往復コピーモードや両面コピーモード選択
時に手差しトレイを排紙トレイとして開放待機させ、手
差しコピーモードを禁止させるようにし、請求項11記
載の発明では、手差し給紙モード選択時にスキャナの復
動走査による画像形成モードを禁止させるようにした。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明によれば、スキャナ往動時
には感光体を正転させ対応するプロセス部材を用い、正
用転写紙搬送経路にて転写紙を搬送させながら転写器で
転写させることにより画像が形成され、スキャナ復動時
には感光体を逆転させ対応するプロセス部材を用い、逆
用転写紙搬送経路にて転写紙を搬送させながら転写器で
転写させることにより画像が形成されることになり、ス
キャナ往復走査により何れも原稿通りの正画像が得ら
れ、無駄のないものとなる。
には感光体を正転させ対応するプロセス部材を用い、正
用転写紙搬送経路にて転写紙を搬送させながら転写器で
転写させることにより画像が形成され、スキャナ復動時
には感光体を逆転させ対応するプロセス部材を用い、逆
用転写紙搬送経路にて転写紙を搬送させながら転写器で
転写させることにより画像が形成されることになり、ス
キャナ往復走査により何れも原稿通りの正画像が得ら
れ、無駄のないものとなる。
【0011】また、感光体の逆転時に選択される逆用転
写紙搬送経路の転写位置下流側と正用転写紙搬送経路の
転写位置給紙側とをループ状に結ぶターン搬送経路を設
けたので、請求項2記載の発明のように、スキャナの復
動走査と感光体の逆転駆動により逆用転写紙搬送経路を
搬送させた転写紙に画像を形成した後、この転写紙をタ
ーン搬送経路を経て正用転写紙搬送経路により転写位置
に搬送させてスキャナの往動走査と感光体の正転駆動に
よる画像を形成することにより効率よく両面コピーを得
ることができる。
写紙搬送経路の転写位置下流側と正用転写紙搬送経路の
転写位置給紙側とをループ状に結ぶターン搬送経路を設
けたので、請求項2記載の発明のように、スキャナの復
動走査と感光体の逆転駆動により逆用転写紙搬送経路を
搬送させた転写紙に画像を形成した後、この転写紙をタ
ーン搬送経路を経て正用転写紙搬送経路により転写位置
に搬送させてスキャナの往動走査と感光体の正転駆動に
よる画像を形成することにより効率よく両面コピーを得
ることができる。
【0012】同様に、請求項3記載の発明によれば、感
光体の正転時に選択される正用転写紙搬送経路の転写位
置下流側と逆用転写紙搬送経路の転写位置給紙側とをル
ープ状に結ぶターン搬送経路を設けたので、請求項4記
載の発明のように、スキャナの往動走査と感光体の正転
駆動により正用転写紙搬送経路を搬送させた転写紙に画
像を形成した後、この転写紙をターン搬送経路を経て逆
用転写紙搬送経路により転写位置に搬送させてスキャナ
の復走査と感光体の逆転駆動による画像を形成すること
により効率よく両面コピーを得ることができる。
光体の正転時に選択される正用転写紙搬送経路の転写位
置下流側と逆用転写紙搬送経路の転写位置給紙側とをル
ープ状に結ぶターン搬送経路を設けたので、請求項4記
載の発明のように、スキャナの往動走査と感光体の正転
駆動により正用転写紙搬送経路を搬送させた転写紙に画
像を形成した後、この転写紙をターン搬送経路を経て逆
用転写紙搬送経路により転写位置に搬送させてスキャナ
の復走査と感光体の逆転駆動による画像を形成すること
により効率よく両面コピーを得ることができる。
【0013】また、請求項5記載の発明によれば、スキ
ャナの復動走査時のみコピーさせる逆送コピーモードを
選択自在としたので、例えば前の利用者のコピー物が排
紙されたまま取り残されているとか、割込みコピーをし
たいような場合、逆送コピーモードを利用することによ
り、明確に区別がつく別の箇所に排紙させるようなコピ
ー処理を行わせることができ、作業性のよいものとな
る。
ャナの復動走査時のみコピーさせる逆送コピーモードを
選択自在としたので、例えば前の利用者のコピー物が排
紙されたまま取り残されているとか、割込みコピーをし
たいような場合、逆送コピーモードを利用することによ
り、明確に区別がつく別の箇所に排紙させるようなコピ
ー処理を行わせることができ、作業性のよいものとな
る。
【0014】また、請求項6記載の発明によれば、スキ
ャナを交互に往動走査と復動走査とを行なわせ、感光体
を交互に正転駆動と逆転駆動とを行わせる往復コピーモ
ードを選択自在としたので、スキャナの往復走査を最大
限に活用でき、コピー生産性を向上させることができ
る。
ャナを交互に往動走査と復動走査とを行なわせ、感光体
を交互に正転駆動と逆転駆動とを行わせる往復コピーモ
ードを選択自在としたので、スキャナの往復走査を最大
限に活用でき、コピー生産性を向上させることができ
る。
【0015】請求項7記載の発明によれば、逆用転写紙
搬送経路の転写位置下流側を手差しコピーモード用の手
差し経路と共用させ、手差しトレイを排紙トレイと兼用
させたので、逆送処理時のための排紙部構成を低コスト
化できる。特に、請求項8,9,10記載の発明のよう
に、逆送コピーモードや往復コピーモードや両面コピー
モード選択時には手差しトレイを排紙トレイとして開放
待機させ、手差しコピーモードを禁止させるので、これ
らのコピーモード操作を通常のコピーモード時と同様の
操作のみで容易に行わせることができる。一方、請求項
11記載の発明によれば、手差し給紙モード選択時にス
キャナの復動走査による画像形成モードを禁止させるよ
うにしたので、手差し給紙モードの機能が損なわれるこ
ともない。
搬送経路の転写位置下流側を手差しコピーモード用の手
差し経路と共用させ、手差しトレイを排紙トレイと兼用
させたので、逆送処理時のための排紙部構成を低コスト
化できる。特に、請求項8,9,10記載の発明のよう
に、逆送コピーモードや往復コピーモードや両面コピー
モード選択時には手差しトレイを排紙トレイとして開放
待機させ、手差しコピーモードを禁止させるので、これ
らのコピーモード操作を通常のコピーモード時と同様の
操作のみで容易に行わせることができる。一方、請求項
11記載の発明によれば、手差し給紙モード選択時にス
キャナの復動走査による画像形成モードを禁止させるよ
うにしたので、手差し給紙モードの機能が損なわれるこ
ともない。
【0016】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1に基づいて説明
する。まず、複写機本体1内には上下配設の駆動ローラ
2、従動ローラ3により支持されて正転(時計方向)・
逆転(反時計方向)に選択自在に回転駆動されるベルト
状の感光体4が設けられている。このような感光体4の
最上位置を露光位置として原稿画像対応の光像を結像さ
せるアナログ式のスキャナ5が設けられている。このス
キャナ5はコンタクトガラス6上にセットされた原稿
(図示せず)を露光ランプ7によりスリット露光しなが
ら、原稿からの反射光をミラー・レンズ光学系8により
感光体4上に結像させるものである。このようなスキャ
ナ5はコンタクトガラス6面を左右に往復動自在に走査
するように駆動されるものであり、図中、実線で示す位
置Aが往動走査時のホームポジション、破線で示す位置
Bが復動走査時のホームポジション(通常のリターン位
置)を示す。
する。まず、複写機本体1内には上下配設の駆動ローラ
2、従動ローラ3により支持されて正転(時計方向)・
逆転(反時計方向)に選択自在に回転駆動されるベルト
状の感光体4が設けられている。このような感光体4の
最上位置を露光位置として原稿画像対応の光像を結像さ
せるアナログ式のスキャナ5が設けられている。このス
キャナ5はコンタクトガラス6上にセットされた原稿
(図示せず)を露光ランプ7によりスリット露光しなが
ら、原稿からの反射光をミラー・レンズ光学系8により
感光体4上に結像させるものである。このようなスキャ
ナ5はコンタクトガラス6面を左右に往復動自在に走査
するように駆動されるものであり、図中、実線で示す位
置Aが往動走査時のホームポジション、破線で示す位置
Bが復動走査時のホームポジション(通常のリターン位
置)を示す。
【0017】また、感光体4の真下位置が転写位置とさ
れ、転写器9が対向配置されている。さらに、前記感光
体4周囲には、その正転時用のプロセス部材として帯電
器10a,現像器11a、クリーニング器12a、除電
器13aが時計回りに順に配設され、同様に、その逆転
時用のプロセス部材として帯電器10b,現像器11
b、クリーニング器12b、除電器13bが反時計回り
に順に配設されている。即ち、これらの2組のプロセス
部材は露光位置と転写位置とを中心に対称的に配設され
ている。
れ、転写器9が対向配置されている。さらに、前記感光
体4周囲には、その正転時用のプロセス部材として帯電
器10a,現像器11a、クリーニング器12a、除電
器13aが時計回りに順に配設され、同様に、その逆転
時用のプロセス部材として帯電器10b,現像器11
b、クリーニング器12b、除電器13bが反時計回り
に順に配設されている。即ち、これらの2組のプロセス
部材は露光位置と転写位置とを中心に対称的に配設され
ている。
【0018】さらに、複写機本体1内の下部側には複数
段の転写紙カセット14が設けられ、任意の転写紙15
が選択自在とされている。このような転写紙カセット1
4から選択給紙された転写紙15を感光体4の正転に対
応させて転写位置を右側から左側に搬送させる正用転写
紙搬送経路16が形成されている。転写位置直前には給
紙タイミングをとるレジストローラ17が設けられてい
る。正用転写紙搬送経路16の転写位置より下流側(左
側)はほぼ水平とされ、定着器18を経て排紙トレイ1
9上に排紙させる構成とされている。また、転写位置よ
り右側には手差し経路20もほぼ水平に形成されてい
る。即ち、この手差し経路20は正用転写紙搬送経路1
6の給紙側と選択的なものであり、前記レジストローラ
17の一方を共用させたレジストローラ21が設けら
れ、機外には手差し時に開放される手差しトレイ22が
ローラ対23とともに設けられている。
段の転写紙カセット14が設けられ、任意の転写紙15
が選択自在とされている。このような転写紙カセット1
4から選択給紙された転写紙15を感光体4の正転に対
応させて転写位置を右側から左側に搬送させる正用転写
紙搬送経路16が形成されている。転写位置直前には給
紙タイミングをとるレジストローラ17が設けられてい
る。正用転写紙搬送経路16の転写位置より下流側(左
側)はほぼ水平とされ、定着器18を経て排紙トレイ1
9上に排紙させる構成とされている。また、転写位置よ
り右側には手差し経路20もほぼ水平に形成されてい
る。即ち、この手差し経路20は正用転写紙搬送経路1
6の給紙側と選択的なものであり、前記レジストローラ
17の一方を共用させたレジストローラ21が設けら
れ、機外には手差し時に開放される手差しトレイ22が
ローラ対23とともに設けられている。
【0019】また、前記正用転写紙搬送経路16の給紙
側の一部から分岐されて感光体4の逆転に対応させて転
写位置を左側から右側に転写紙15を搬送させる逆用転
写紙搬送経路24が形成されている。即ち、この逆用転
写紙搬送経路24の給紙側は正用転写紙搬送経路16の
給紙側に対しループ状に形成されたもので、分岐部には
何れの搬送経路をとるかを選択する分岐爪25が設けら
れ、転写位置直前にはレジストローラ26が設けられて
いる。また、転写位置より下流側(右側)は前記手差し
経路20を共用する構造とされ、定着器27が設けられ
ている。もっとも、定着器27よりも下流側は分岐爪2
8により排紙経路切換え自在とされ、前記手差しトレイ
22側と排紙トレイ29側とを選択し得るものとされて
いる。
側の一部から分岐されて感光体4の逆転に対応させて転
写位置を左側から右側に転写紙15を搬送させる逆用転
写紙搬送経路24が形成されている。即ち、この逆用転
写紙搬送経路24の給紙側は正用転写紙搬送経路16の
給紙側に対しループ状に形成されたもので、分岐部には
何れの搬送経路をとるかを選択する分岐爪25が設けら
れ、転写位置直前にはレジストローラ26が設けられて
いる。また、転写位置より下流側(右側)は前記手差し
経路20を共用する構造とされ、定着器27が設けられ
ている。もっとも、定着器27よりも下流側は分岐爪2
8により排紙経路切換え自在とされ、前記手差しトレイ
22側と排紙トレイ29側とを選択し得るものとされて
いる。
【0020】このような構成において、本実施例では、
通常のコピーモードと、手差しコピーモードとともに、
逆送コピーモードや往復コピーモードが選択自在に設定
されている。
通常のコピーモードと、手差しコピーモードとともに、
逆送コピーモードや往復コピーモードが選択自在に設定
されている。
【0021】まず、通常のコピーモードについて説明す
る。このコピーモードを選択すると、スキャナ5はホー
ムポジションA位置から右方向に往動走査するとともに
感光体4は帯電器10aにより一様帯電されつつ時計方
向に正転し、スキャナ5による結像露光を受けて潜像が
形成される。この潜像は現像器11aにより現像され、
転写位置に向かう。この時、選択給紙された転写紙15
は正用転写紙搬送経路16にて搬送され、レジストロー
ラ17より所定タイミングで転写位置に給紙され、転写
器9の作用により可視像の転写を受ける。転写後の転写
紙15はさらにこの正用転写紙搬送経路16の排紙側に
て搬送され、定着器18で定着され、排紙トレイ19上
に排紙される。転写工程後の感光体4表面はクリーニン
グ器12aによりクリーニングされる。なお、このモー
ド処理中、クリーニング器12b側は感光体4から離反
した状態に制御される。
る。このコピーモードを選択すると、スキャナ5はホー
ムポジションA位置から右方向に往動走査するとともに
感光体4は帯電器10aにより一様帯電されつつ時計方
向に正転し、スキャナ5による結像露光を受けて潜像が
形成される。この潜像は現像器11aにより現像され、
転写位置に向かう。この時、選択給紙された転写紙15
は正用転写紙搬送経路16にて搬送され、レジストロー
ラ17より所定タイミングで転写位置に給紙され、転写
器9の作用により可視像の転写を受ける。転写後の転写
紙15はさらにこの正用転写紙搬送経路16の排紙側に
て搬送され、定着器18で定着され、排紙トレイ19上
に排紙される。転写工程後の感光体4表面はクリーニン
グ器12aによりクリーニングされる。なお、このモー
ド処理中、クリーニング器12b側は感光体4から離反
した状態に制御される。
【0022】また、手差しコピーモード時には、スキャ
ナ5、感光体4側の動作は上記の通常のコピーモードの
場合と同様に行われる。ここに、このモードにあって
は、手差しトレイ22が開放され、手差しセットされた
転写紙15が手差し経路20を通して給紙搬送され、レ
ジストローラ21によりタイミングをとられて転写位置
に給紙され、転写に供され、その後は正用転写紙搬送経
路16の排紙側にて搬送される。この手差しモードが選
択設定された状態では、後述する逆送コピーモードや往
復コピーモードの選択設定は禁止される。
ナ5、感光体4側の動作は上記の通常のコピーモードの
場合と同様に行われる。ここに、このモードにあって
は、手差しトレイ22が開放され、手差しセットされた
転写紙15が手差し経路20を通して給紙搬送され、レ
ジストローラ21によりタイミングをとられて転写位置
に給紙され、転写に供され、その後は正用転写紙搬送経
路16の排紙側にて搬送される。この手差しモードが選
択設定された状態では、後述する逆送コピーモードや往
復コピーモードの選択設定は禁止される。
【0023】しかして、逆送コピーモードは本実施例に
より新規に設定されたコピーモードであり、スキャナ5
の復動走査及び感光体4の逆転駆動を利用してコピーす
るものである。このモードが選択されると、手差しトレ
イ22が自動的に開放変位され排紙トレイとして準備さ
れるとともに、手差しコピーモードの選択設定が禁止さ
れる。また、このコピーモードの選択により、スキャナ
5はホームポジションB位置から左方向に復動走査する
とともに感光体4は帯電器10bにより一様帯電されつ
つ反時計方向に逆転し、スキャナ5による結像露光を受
けて潜像が形成される。この潜像は現像器11bにより
現像され、転写位置に向かう。この時、選択給紙された
転写紙15は分岐爪25の切換えにより逆用転写紙搬送
経路24にて搬送され、レジストローラ26より所定タ
イミングで転写位置に給紙され、転写器9の作用により
可視像の転写を受ける。即ち、通常コピーモード時とは
逆方向に転写位置を搬送されるものであり、転写像は原
稿像対応の正画像となる。転写後の転写紙15は手差し
経路20を排紙用として利用し、定着器27で定着さ
れ、排紙トレイ29又は手差しトレイ22を排紙トレイ
として排紙される。転写工程後の感光体4表面はクリー
ニング器12bによりクリーニングされる。なお、この
モード処理中、クリーニング器12a側は感光体4から
離反した状態に制御される。よって、逆送コピーモード
においても、通常のコピーモード時と同様に正画像を得
ることができるものであり、その排紙方向・場所が異な
るものとなる。この結果、コピーしようとする際に、先
の利用者のコピー結果物が排紙トレイ19上に残ってい
る時とか、割込みコピーしたいような場合に、この逆送
コピーモードを選択すれば、前者のコピー結果物と明確
に区別し得る排紙トレイ29又は手差しトレイ22に排
紙させる処理ができ、便利なものとなる。特に、ソータ
機構等を要せず、区分けし得るため、安価で済み、さら
には、手差しトレイ22を兼用し得るので排紙トレイ2
9側を省略してより安価なものとすることも可能であ
る。また、このコピーモード選択時には、手差しトレイ
29が自動的に開放されて排紙トレイとして待機するの
で、通常のコピーモード時と同様にモード設定するだけ
で特別な操作を要せず、作業性のよいものとなる。
より新規に設定されたコピーモードであり、スキャナ5
の復動走査及び感光体4の逆転駆動を利用してコピーす
るものである。このモードが選択されると、手差しトレ
イ22が自動的に開放変位され排紙トレイとして準備さ
れるとともに、手差しコピーモードの選択設定が禁止さ
れる。また、このコピーモードの選択により、スキャナ
5はホームポジションB位置から左方向に復動走査する
とともに感光体4は帯電器10bにより一様帯電されつ
つ反時計方向に逆転し、スキャナ5による結像露光を受
けて潜像が形成される。この潜像は現像器11bにより
現像され、転写位置に向かう。この時、選択給紙された
転写紙15は分岐爪25の切換えにより逆用転写紙搬送
経路24にて搬送され、レジストローラ26より所定タ
イミングで転写位置に給紙され、転写器9の作用により
可視像の転写を受ける。即ち、通常コピーモード時とは
逆方向に転写位置を搬送されるものであり、転写像は原
稿像対応の正画像となる。転写後の転写紙15は手差し
経路20を排紙用として利用し、定着器27で定着さ
れ、排紙トレイ29又は手差しトレイ22を排紙トレイ
として排紙される。転写工程後の感光体4表面はクリー
ニング器12bによりクリーニングされる。なお、この
モード処理中、クリーニング器12a側は感光体4から
離反した状態に制御される。よって、逆送コピーモード
においても、通常のコピーモード時と同様に正画像を得
ることができるものであり、その排紙方向・場所が異な
るものとなる。この結果、コピーしようとする際に、先
の利用者のコピー結果物が排紙トレイ19上に残ってい
る時とか、割込みコピーしたいような場合に、この逆送
コピーモードを選択すれば、前者のコピー結果物と明確
に区別し得る排紙トレイ29又は手差しトレイ22に排
紙させる処理ができ、便利なものとなる。特に、ソータ
機構等を要せず、区分けし得るため、安価で済み、さら
には、手差しトレイ22を兼用し得るので排紙トレイ2
9側を省略してより安価なものとすることも可能であ
る。また、このコピーモード選択時には、手差しトレイ
29が自動的に開放されて排紙トレイとして待機するの
で、通常のコピーモード時と同様にモード設定するだけ
で特別な操作を要せず、作業性のよいものとなる。
【0024】さらに、往復コピーモードを選択すると、
原稿毎に、前述した通常のコピーモードと逆送コピーモ
ードとを交互に処理するコピー動作が行われる。よっ
て、スキャナ5の往復動と感光体4の正逆転とを最大限
に活用したコピー生産性の高い処理が可能となる。
原稿毎に、前述した通常のコピーモードと逆送コピーモ
ードとを交互に処理するコピー動作が行われる。よっ
て、スキャナ5の往復動と感光体4の正逆転とを最大限
に活用したコピー生産性の高い処理が可能となる。
【0025】つづいて、本発明の第二の実施例を図2に
より説明する。前記実施例で示した部分と同一部分は同
一符号を用いて示す。本実施例は、逆用転写紙搬送経路
の転写位置の下流側(=手差し経路20)と正用転写紙
搬送経路16の転写位置給紙側とをターン搬送経路30
によりループ状に結び、両面コピー可能としたものであ
る。手差し経路20の手差しトレイ22側とこのターン
搬送経路30側とは分岐爪31により選択される。
より説明する。前記実施例で示した部分と同一部分は同
一符号を用いて示す。本実施例は、逆用転写紙搬送経路
の転写位置の下流側(=手差し経路20)と正用転写紙
搬送経路16の転写位置給紙側とをターン搬送経路30
によりループ状に結び、両面コピー可能としたものであ
る。手差し経路20の手差しトレイ22側とこのターン
搬送経路30側とは分岐爪31により選択される。
【0026】このような構成において、本実施例では、
前記実施例と同様に、通常のコピーモード、手差しコピ
ーモード、逆送コピーモード、往復コピーモードに加え
て、両面コピーモードが選択自在に設定されている。
前記実施例と同様に、通常のコピーモード、手差しコピ
ーモード、逆送コピーモード、往復コピーモードに加え
て、両面コピーモードが選択自在に設定されている。
【0027】ここでは、両面コピーモードについて説明
する。このモードを選択すると、逆送コピーモード時と
同様に、スキャナ5はホームポジションB位置から左方
向に復動走査するとともに感光体4は帯電器10bによ
り一様帯電されつつ反時計方向に逆転し、スキャナ5に
よる結像露光を受けて潜像が形成される。この潜像は現
像器11bにより現像され、転写位置に向かう。この
時、選択給紙された転写紙15は分岐爪25の切換えに
より逆用転写紙搬送経路24にて搬送され、レジストロ
ーラ26より所定タイミングで転写位置に給紙され、転
写器9の作用により可視像の転写を受ける。転写後の転
写紙15は手差し経路20を搬送され、定着器27で定
着された後、分岐爪31によりターン搬送経路30中に
搬送され、コピー済み面が下向きとなるように反転され
て、正用転写紙搬送経路16の給紙側を搬送され、レジ
ストローラ17による待機状態となる。このような転写
紙反転給紙処理に並行して、コンタクトガラス6側では
次の原稿がセットされ、通常のコピーモード時と同様の
処理、即ち、スキャナ5は位置A側から往動走査し、感
光体4は正転して画像作成が行われ、転写位置では片面
コピー済みの転写紙15に転写され、両面コピーとなっ
て、定着器18から排紙トレイ19上に排紙される。後
続分についても、このような処理の繰返しにより両面コ
ピーが行われる。このようにスキャナ5の往復走査を利
用して両面コピーが作成され、かつ、鏡像画像とはなら
ないので中間転写手段等を要せず、簡単かつ効率よく両
面コピーを得ることができる。
する。このモードを選択すると、逆送コピーモード時と
同様に、スキャナ5はホームポジションB位置から左方
向に復動走査するとともに感光体4は帯電器10bによ
り一様帯電されつつ反時計方向に逆転し、スキャナ5に
よる結像露光を受けて潜像が形成される。この潜像は現
像器11bにより現像され、転写位置に向かう。この
時、選択給紙された転写紙15は分岐爪25の切換えに
より逆用転写紙搬送経路24にて搬送され、レジストロ
ーラ26より所定タイミングで転写位置に給紙され、転
写器9の作用により可視像の転写を受ける。転写後の転
写紙15は手差し経路20を搬送され、定着器27で定
着された後、分岐爪31によりターン搬送経路30中に
搬送され、コピー済み面が下向きとなるように反転され
て、正用転写紙搬送経路16の給紙側を搬送され、レジ
ストローラ17による待機状態となる。このような転写
紙反転給紙処理に並行して、コンタクトガラス6側では
次の原稿がセットされ、通常のコピーモード時と同様の
処理、即ち、スキャナ5は位置A側から往動走査し、感
光体4は正転して画像作成が行われ、転写位置では片面
コピー済みの転写紙15に転写され、両面コピーとなっ
て、定着器18から排紙トレイ19上に排紙される。後
続分についても、このような処理の繰返しにより両面コ
ピーが行われる。このようにスキャナ5の往復走査を利
用して両面コピーが作成され、かつ、鏡像画像とはなら
ないので中間転写手段等を要せず、簡単かつ効率よく両
面コピーを得ることができる。
【0028】さらに、本発明の第三の実施例を図3によ
り説明する。本実施例も両面コピー可能としものである
が、正用転写紙搬送経路16の転写位置の下流側(転写
器18よりも下流側)と逆用転写紙搬送経路32の転写
位置給紙側とをターン搬送経路33によりループ状に結
び、逆用転写紙搬送経路32を両面専用として両面コピ
ー可能としたものである。定着器18の排紙側には排紙
ローラ34が設けられ、ターン搬送経路33側とは分岐
爪35により選択される。
り説明する。本実施例も両面コピー可能としものである
が、正用転写紙搬送経路16の転写位置の下流側(転写
器18よりも下流側)と逆用転写紙搬送経路32の転写
位置給紙側とをターン搬送経路33によりループ状に結
び、逆用転写紙搬送経路32を両面専用として両面コピ
ー可能としたものである。定着器18の排紙側には排紙
ローラ34が設けられ、ターン搬送経路33側とは分岐
爪35により選択される。
【0029】このような構成において、本実施例では、
通常のコピーモード、手差しコピーモードの他に、両面
コピーモードが選択自在に設定されている。ここでは、
両面コピーモードについて説明する。このモードが選択
されると、手差しトレイ22が自動的に開放変位され排
紙トレイとして準備されるとともに、手差しコピーモー
ドの選択設定が禁止される。また、このコピーモードの
選択により、通常のコピーモード時と同様に、スキャナ
5はホームポジションA位置から右方向に往動走査する
とともに感光体4は帯電器10aにより一様帯電されつ
つ時計方向に正転し、スキャナ5による結像露光を受け
て潜像が形成される。この潜像は現像器11aにより現
像され、転写位置に向かう。この時、選択給紙された転
写紙15は正用転写紙搬送経路16にて搬送され、レジ
ストローラ17より所定タイミングで転写位置に給紙さ
れ、転写器9の作用により可視像の転写を受ける。転写
後の転写紙15はさらにこの正用転写紙搬送経路16の
排紙側にて搬送され、定着器18で定着され、分岐爪3
5によりターン搬送経路33中に搬送され、コピー済み
面が下向きとなるように反転されて、逆用転写紙搬送経
路32の給紙側を搬送され、レジストローラ26による
待機状態となる。このような転写紙反転給紙処理に並行
して、コンタクトガラス6側では次の原稿がセットさ
れ、逆送コピーモード時と同様の処理、即ち、スキャナ
5は位置B側から往動走査し、感光体4は逆転して画像
作成が行われ、転写位置では片面コピー済みの転写紙1
5に転写され、両面コピーとなって、手差し経路20を
通り、定着器27から排紙トレイ29上又は手差しトレ
イ22に排紙される。後続分についても、このような処
理の繰返しにより両面コピーが行われる。このように本
実施例による場合も、スキャナ5の往復走査を利用して
両面コピーが作成され、かつ、鏡像画像とはならないの
で中間転写手段等を要せず、簡単かつ効率よく両面コピ
ーを得ることができる。特に、通常のコピーモード用の
排紙トレイ19とは異なる場所に排紙されるので、割込
みコピー的に両面コピーを行わせることができる。
通常のコピーモード、手差しコピーモードの他に、両面
コピーモードが選択自在に設定されている。ここでは、
両面コピーモードについて説明する。このモードが選択
されると、手差しトレイ22が自動的に開放変位され排
紙トレイとして準備されるとともに、手差しコピーモー
ドの選択設定が禁止される。また、このコピーモードの
選択により、通常のコピーモード時と同様に、スキャナ
5はホームポジションA位置から右方向に往動走査する
とともに感光体4は帯電器10aにより一様帯電されつ
つ時計方向に正転し、スキャナ5による結像露光を受け
て潜像が形成される。この潜像は現像器11aにより現
像され、転写位置に向かう。この時、選択給紙された転
写紙15は正用転写紙搬送経路16にて搬送され、レジ
ストローラ17より所定タイミングで転写位置に給紙さ
れ、転写器9の作用により可視像の転写を受ける。転写
後の転写紙15はさらにこの正用転写紙搬送経路16の
排紙側にて搬送され、定着器18で定着され、分岐爪3
5によりターン搬送経路33中に搬送され、コピー済み
面が下向きとなるように反転されて、逆用転写紙搬送経
路32の給紙側を搬送され、レジストローラ26による
待機状態となる。このような転写紙反転給紙処理に並行
して、コンタクトガラス6側では次の原稿がセットさ
れ、逆送コピーモード時と同様の処理、即ち、スキャナ
5は位置B側から往動走査し、感光体4は逆転して画像
作成が行われ、転写位置では片面コピー済みの転写紙1
5に転写され、両面コピーとなって、手差し経路20を
通り、定着器27から排紙トレイ29上又は手差しトレ
イ22に排紙される。後続分についても、このような処
理の繰返しにより両面コピーが行われる。このように本
実施例による場合も、スキャナ5の往復走査を利用して
両面コピーが作成され、かつ、鏡像画像とはならないの
で中間転写手段等を要せず、簡単かつ効率よく両面コピ
ーを得ることができる。特に、通常のコピーモード用の
排紙トレイ19とは異なる場所に排紙されるので、割込
みコピー的に両面コピーを行わせることができる。
【0030】
【発明の効果】本発明は、上述したように構成したの
で、請求項1記載の発明によれば、スキャナ往動時には
感光体を正転させ対応するプロセス部材を用い、正用転
写紙搬送経路にて転写紙を搬送させながら転写器で転写
させることにより画像を形成できるとともに、スキャナ
復動時には感光体を逆転させ対応するプロセス部材を用
い、逆用転写紙搬送経路にて転写紙を搬送させながら転
写器で転写させることにより画像を形成できることにな
り、スキャナ往復走査の何れについても原稿通りの正画
像を得ることができ、スキャナ動作に無駄のないものと
することができる。
で、請求項1記載の発明によれば、スキャナ往動時には
感光体を正転させ対応するプロセス部材を用い、正用転
写紙搬送経路にて転写紙を搬送させながら転写器で転写
させることにより画像を形成できるとともに、スキャナ
復動時には感光体を逆転させ対応するプロセス部材を用
い、逆用転写紙搬送経路にて転写紙を搬送させながら転
写器で転写させることにより画像を形成できることにな
り、スキャナ往復走査の何れについても原稿通りの正画
像を得ることができ、スキャナ動作に無駄のないものと
することができる。
【0031】加えて、感光体の逆転時に選択される逆用
転写紙搬送経路の転写位置下流側と正用転写紙搬送経路
の転写位置給紙側とをループ状に結ぶターン搬送経路を
設けたので、請求項2記載の発明のように、スキャナの
復動走査と感光体の逆転駆動により逆用転写紙搬送経路
を搬送させた転写紙に画像を形成した後、この転写紙を
ターン搬送経路を経て正用転写紙搬送経路により転写位
置に搬送させてスキャナの往動走査と感光体の正転駆動
による画像を形成することにより効率よく両面コピーを
得ることができるものである。
転写紙搬送経路の転写位置下流側と正用転写紙搬送経路
の転写位置給紙側とをループ状に結ぶターン搬送経路を
設けたので、請求項2記載の発明のように、スキャナの
復動走査と感光体の逆転駆動により逆用転写紙搬送経路
を搬送させた転写紙に画像を形成した後、この転写紙を
ターン搬送経路を経て正用転写紙搬送経路により転写位
置に搬送させてスキャナの往動走査と感光体の正転駆動
による画像を形成することにより効率よく両面コピーを
得ることができるものである。
【0032】同様に、請求項3記載の発明によれば、感
光体の正転時に選択される正用転写紙搬送経路の転写位
置下流側と逆用転写紙搬送経路の転写位置給紙側とをル
ープ状に結ぶターン搬送経路を設けたので、請求項4記
載の発明のように、スキャナの往動走査と感光体の正転
駆動により正用転写紙搬送経路を搬送させた転写紙に画
像を形成した後、この転写紙をターン搬送経路を経て逆
用転写紙搬送経路により転写位置に搬送させてスキャナ
の復走査と感光体の逆転駆動による画像を形成すること
により効率よく両面コピーを得ることができるものであ
る。
光体の正転時に選択される正用転写紙搬送経路の転写位
置下流側と逆用転写紙搬送経路の転写位置給紙側とをル
ープ状に結ぶターン搬送経路を設けたので、請求項4記
載の発明のように、スキャナの往動走査と感光体の正転
駆動により正用転写紙搬送経路を搬送させた転写紙に画
像を形成した後、この転写紙をターン搬送経路を経て逆
用転写紙搬送経路により転写位置に搬送させてスキャナ
の復走査と感光体の逆転駆動による画像を形成すること
により効率よく両面コピーを得ることができるものであ
る。
【0033】また、請求項5記載の発明によれば、スキ
ャナの復動走査時のみコピーさせる逆送コピーモードを
選択自在としたので、例えば前の利用者のコピー物が排
紙されたまま取り残されているとか、割込みコピーをし
たいような場合、この逆送コピーモードを利用すること
により、明確に区別がつく別の箇所に排紙させるような
コピー処理を行わせることができ、作業性のよいものと
することができる。
ャナの復動走査時のみコピーさせる逆送コピーモードを
選択自在としたので、例えば前の利用者のコピー物が排
紙されたまま取り残されているとか、割込みコピーをし
たいような場合、この逆送コピーモードを利用すること
により、明確に区別がつく別の箇所に排紙させるような
コピー処理を行わせることができ、作業性のよいものと
することができる。
【0034】また、請求項6記載の発明によれば、スキ
ャナを交互に往動走査と復動走査とを行なわせ、感光体
を交互に正転駆動と逆転駆動とを行わせる往復コピーモ
ードを選択自在としたので、スキャナの往復走査を最大
限に活用して、コピー生産性を向上させることができ
る。
ャナを交互に往動走査と復動走査とを行なわせ、感光体
を交互に正転駆動と逆転駆動とを行わせる往復コピーモ
ードを選択自在としたので、スキャナの往復走査を最大
限に活用して、コピー生産性を向上させることができ
る。
【0035】請求項7記載の発明によれば、逆用転写紙
搬送経路の転写位置下流側を手差しコピーモード用の手
差し経路と共用させ、手差しトレイを排紙トレイと兼用
させたので、逆送処理時のための排紙部構成を低コスト
化できる。特に、請求項8,9,10記載の発明のよう
に、逆送コピーモードや往復コピーモードや両面コピー
モード選択時には手差しトレイを排紙トレイとして開放
待機させ、手差しコピーモードを禁止させるので、これ
らのコピーモード操作を通常のコピーモード時と同様の
操作のみで容易に行わせることができる。一方、請求項
11記載の発明によれば、手差し給紙モード選択時にス
キャナの復動走査による画像形成モードを禁止させるよ
うにしたので、手差し給紙モードの機能が損なわれるこ
ともないものである。
搬送経路の転写位置下流側を手差しコピーモード用の手
差し経路と共用させ、手差しトレイを排紙トレイと兼用
させたので、逆送処理時のための排紙部構成を低コスト
化できる。特に、請求項8,9,10記載の発明のよう
に、逆送コピーモードや往復コピーモードや両面コピー
モード選択時には手差しトレイを排紙トレイとして開放
待機させ、手差しコピーモードを禁止させるので、これ
らのコピーモード操作を通常のコピーモード時と同様の
操作のみで容易に行わせることができる。一方、請求項
11記載の発明によれば、手差し給紙モード選択時にス
キャナの復動走査による画像形成モードを禁止させるよ
うにしたので、手差し給紙モードの機能が損なわれるこ
ともないものである。
【0036】
【図1】本発明の第一の実施例を示す概略構成図であ
る。
る。
【図2】本発明の第二の実施例を示す概略構成図であ
る。
る。
【図3】本発明の第三の実施例を示す概略構成図であ
る。
る。
4 感光体 5 スキャナ 9 転写器 10a,10b プロセス部材 11a,11b プロセス部材 12a,12b プロセス部材 13a,13b プロセス部材 15 転写紙 16 正用転写紙搬送経路 20 手差し経路 24 逆用転写紙搬送経路 30 ターン搬送経路 32 逆用転写紙搬送経路 33 ターン搬送経路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 106 G03G 15/00 510 - 518 G03G 15/04 G03G 15/16
Claims (11)
- 【請求項1】 往復動自在に原稿を露光走査するスキャ
ナと、このスキャナの走査方向に対応して正逆転自在に
回転駆動される感光体と、前記スキャナによる露光位置
と転写位置とを共通として感光体の回転方向に対応させ
て対称的に配設させた帯電器、現像器等の正逆用の2組
のプロセス部材と、前記感光体に対する転写位置に配設
させた転写器と、この転写位置に対して前記感光体の回
転方向に対応する方向から転写紙を進入させる少なくと
も2つ以上の正逆用の転写紙搬送経路と、前記感光体の
逆転時に選択される逆用転写紙搬送経路の転写位置下流
側と正用転写紙搬送経路の転写位置給紙側とをループ状
に結ぶターン搬送経路とよりなることを特徴とする画像
形成装置。 - 【請求項2】 スキャナの復動走査と感光体の逆転駆動
により逆用転写紙搬送経路を搬送させた転写紙に画像を
形成した後、この転写紙をターン搬送経路を経て正用転
写紙搬送経路により転写位置に搬送させてスキャナの往
動走査と感光体の正転駆動による画像を形成して両面コ
ピーさせる両面コピーモードを選択自在に設定したこと
を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 往復動自在に原稿を露光走査するスキャ
ナと、このスキャナの走査方向に対応して正逆転自在に
回転駆動される感光体と、前記スキャナによる露光位置
と転写位置とを共通として感光体の回転方向に対応させ
て対称的に配設させた帯電器、現像器等の正逆用の2組
のプロセス部材と、前記感光体に対する転写位置に配設
させた転写器と、この転写位置に対して前記感光体の回
転方向に対応する方向から転写紙を進入させる少なくと
も2つ以上の正逆用の転写紙搬送経路と、前記感光体の
正転時に選択される正用転写紙搬送経路の転写位置下流
側と逆用転写紙搬送経路の転写位置給紙側とをループ状
に結ぶターン搬送経路とよりなることを特徴とする画像
形成装置。 - 【請求項4】 スキャナの往動走査と感光体の正転駆動
により正用転写紙搬送経路を搬送させた転写紙に画像を
形成した後、この転写紙をターン搬送経路を経て逆用転
写紙搬送経路により転写位置に搬送させてスキャナの復
走査と感光体の逆転駆動による画像を形成して両面コピ
ーさせる両面コピーモードを選択自在に設定したことを
特徴とする請求項3記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 スキャナの復動走査時のみコピーさせる
逆送コピーモードを選択自在に設定したことを特徴とす
る請求項1又は2記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 スキャナを交互に往動走査と復動走査と
を行なわせ、感光体を交互に正転駆動と逆転駆動とを行
わせる往復コピーモードを選択自在に設定したことを特
徴とする請求項1,2又は3記載の画像形成装置。 - 【請求項7】 逆用転写紙搬送経路の転写位置下流側を
手差しコピーモード用の手差し経路と共用させ、手差し
トレイを排紙トレイと兼用させたことを特徴とする請求
項1,2,4,5又は6記載の画像形成装置。 - 【請求項8】 逆送コピーモード選択時に手差しトレイ
を排紙トレイとして開放待機させ、手差しコピーモード
を禁止させるようにしたことを特徴とする請求項7記載
の画像形成装置。 - 【請求項9】 往復コピーモード選択時に手差しトレイ
を排紙トレイとして開放待機させ、手差しコピーモード
を禁止させるようにしたことを特徴とする請求項7記載
の画像形成装置。 - 【請求項10】 両面コピーモード選択時に手差しトレ
イを排紙トレイとして開放待機させ、手差しコピーモー
ドを禁止させるようにしたことを特徴とする請求項7記
載の画像形成装置。 - 【請求項11】 手差し給紙モード選択時にスキャナの
復動走査による画像形成モードを禁止させるようにした
ことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3125974A JP3059521B2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3125974A JP3059521B2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04350889A JPH04350889A (ja) | 1992-12-04 |
JP3059521B2 true JP3059521B2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=14923603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3125974A Expired - Fee Related JP3059521B2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3059521B2 (ja) |
-
1991
- 1991-05-29 JP JP3125974A patent/JP3059521B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04350889A (ja) | 1992-12-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2651173B2 (ja) | デジタル複写機における両面複写方法 | |
US4866484A (en) | Copier selectively operable in sheet-through mode and sheet-stationary mode | |
JPH04214576A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3059521B2 (ja) | 画像形成装置 | |
GB1569691A (en) | Copying apparatus | |
JPH11133678A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH11242300A (ja) | 複写装置 | |
JPH04247993A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH03184069A (ja) | 複写機の光学走査装置 | |
JPH0535151A (ja) | 画像形成方法及び画像形成装置 | |
JP3645188B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3136379B2 (ja) | 両面画像形成装置 | |
JP2950584B2 (ja) | 電子写真複写機 | |
JP3267351B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2943000B2 (ja) | 自動原稿搬送装置付き静電写真複写機 | |
JP3316648B2 (ja) | ディジタル式両面複写機 | |
JP3769973B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH10104901A (ja) | シート排出処理装置 | |
JPH0476574A (ja) | 複写機の露光光学装置 | |
JPH01224779A (ja) | 両面複写可能な複写機 | |
JPH0588475A (ja) | 両面複写装置の露光方法 | |
JPH09238210A (ja) | デジタル画像形成装置 | |
JP2000019792A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH05333642A (ja) | 両面画像形成装置 | |
JPH0588473A (ja) | 両面複写装置の露光方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |