JP3059294B2 - 物品個々の輪郭が明確な画像を得る方法および装置 - Google Patents

物品個々の輪郭が明確な画像を得る方法および装置

Info

Publication number
JP3059294B2
JP3059294B2 JP4082015A JP8201592A JP3059294B2 JP 3059294 B2 JP3059294 B2 JP 3059294B2 JP 4082015 A JP4082015 A JP 4082015A JP 8201592 A JP8201592 A JP 8201592A JP 3059294 B2 JP3059294 B2 JP 3059294B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
article
television camera
color television
irradiation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4082015A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05280949A (ja
Inventor
憲人 宮本
宏典 高橋
恵三 宮宇地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nittetsu Mining Co Ltd
Original Assignee
Nittetsu Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nittetsu Mining Co Ltd filed Critical Nittetsu Mining Co Ltd
Priority to JP4082015A priority Critical patent/JP3059294B2/ja
Publication of JPH05280949A publication Critical patent/JPH05280949A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3059294B2 publication Critical patent/JP3059294B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、岩石、鉱石、その他の
物品の寸法を計測することにより、生産、出荷、受け入
れ等の寸法管理を行うため、前記物品の寸法の計測に際
し、物品をテレビカメラで撮影し、その物品個々の画像
を画像計測するために、物品個々の輪郭が明確な画像を
得る方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】岩石、鉱石、その他の物品の出荷、受け
入れ等に際し、生産、出荷、受け入れ等の寸法管理のた
めに、それらが所定の寸法を有するか否かを確認するこ
と、例えば、鉱石等の寸法による選別のためのふるい分
け機等の網が破れたことを検出するために、網を通過し
た鉱石等の寸法を計測し、この寸法が設定値を越えてい
るとき、該網が破れたとして対策を講ずることが必要で
ある。
【0003】これに対し、従来より機械的、人為的に物
品の抜取り検査を行うことが一般的であるが、この方法
はコスト的および安全衛生面の上から問題がある。
【0004】このため、前記の寸法管理のために物品の
寸法を計測する方法として、テレビカメラを用いて物品
を撮影し、そのテレビカメラからの画像信号を画像処理
装置に送り、この画像処理装置にて物品の画像毎にその
寸法を計測することは、まだ公知ではないが、本出願人
により既に提案されている。この画像計測においては、
積み重なった物品や背景とのコントラストのない物品を
テレビカメラで撮影し、画像計測することは難しく、そ
のため次のような手段を講じている。
【0005】(1)機械的または人為的な方法で物品を
平面に分散して、重なりや接触をなくした上でテレビカ
メラで撮影する。
【0006】(2)背景と物品のコントラストがつくよ
うに、背景の色や光沢を工夫する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記の提案において、
通常の照明装置を1ヵ所または2ヵ所設けることによ
り、積み重なった物品や背景とのコントラストのない物
品をテレビカメラで撮影して画像計測した場合、照射方
向の角度によっては、物品個々の輪郭がはっきりしない
ため、多数の物品が実際にある数より少なく見えたりし
て、誤った計測値が出てきたりすることを免れない。こ
れを避けるため、前述の手段を講ずることは、時間を要
しかつ厄介な作業を伴うものである。
【0008】本発明は、前述のような積み重なった物品
や背景とのコントラストのない物品の輪郭を明確にな
し、テレビカメラで撮影して画像計測するとき間違いの
ない結果を得ることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、本発明に
より、カラーテレビカメラを撮影すべき物品の上方に配
置し、異なる位置に設置した少なくとも2個の照明装置
により、前記物品にそれぞれ色の異なる光を照射し、前
記カラーテレビカメラで撮影した各照射毎の画像を画像
処理部に取り込み、かく取り込んだ画像をこれから影を
抽出するように演算する方法により解決する。
【0010】また本発明は、前記の課題を解決するた
め、前記カラーテレビカメラを撮影すべき物品のほぼ中
央の上方に配置し、3個の照明装置をカラーテレビカメ
ラに対しほぼ等しい中心角をなす異なる3つの位置に配
置し、各照明装置より赤、緑、青の3原色のそれぞれ1
つを同時に照射する方法を提案する。
【0011】また本発明は、前記の課題を解決するた
め、前記カラーテレビカメラとしてシャッタカメラを使
用する方法を提案する。
【0012】さらに本発明は、前記の課題を解決するた
め、前記照明装置として3原色光のストロボを使用する
方法を提案する。
【0013】
【0014】本発明は、カラーテレビカメラを撮影すべ
き物品のほぼ中央の上方に配置し、少なくとも2個の照
明装置をカラーテレビカメラに対しほぼ等しい中心角を
なす異なる位置に配置する。これら照明装置より3原色
のいずれか1つを物品に同時に照射することにより、各
物品に影を発生させて前記カラーテレビカメラで撮影す
る。各照射毎の画像を画像処理部に取り込み、かく取り
込んだ画像をこれから影を抽出するように演算すること
により、物品の輪郭が前記影により明確に形成された画
像を得る。
【0015】
【0016】
【実施例】まず、本発明の基礎となる画像形成方法を説
明する。図1および図2において、計測対象である物品
1は、積み重なった状態で床上に置かれており、それら
物品1のほぼ中央の上方にテレビカメラ2が配置されて
いる。このテレビカメラ2とほぼ同じ高さにてその周辺
に、同じ色の光を照射する3個の照明装置3、4、5が
ほぼ等角度で設置されている。
【0017】照明選択装置6から出力される照射タイミ
ング信号により、まず照明装置3のみを照射させる。こ
の照射により影を発生した物品1がテレビカメラ2によ
り撮影され、図3に示すその画像13を画像処理部7に
取り込む。この画像13には、前記物品個々の影の像1
3aが含まれている。前記取り込み完了後、次に照明装
置4のみを照射させ、かく照射された物品1を同じくテ
レビカメラ2により撮影し、図4に示すその画像14を
画像処理部7に取り込む。この画像14には、照明装置
4による物品個々の影の像14aが含まれている。この
取り込み終了後、最後に照明装置5のみを照射させ、照
射された物品を同じくテレビカメラ2により撮影し、図
5に示すその画像15を画像処理部7に取り込む。この
画像15には、照明装置5による物品個々の影の像15
aが含まれている。このようにして取り込んだ3つの画
像13、14、15には、照射方向が異なる3つの照明
装置3、4、5からの光の照射によりできた影の像13
a、14a、15aが発生している。この3種類の画像
を、画像処理部7で影を抽出するように演算し、例えば
二値化した後影の論理和をとることにより、図6に示す
ような物品の輪郭が明確になった画像16を得ることが
できる。
【0018】前記の画像16に示された物品、例えば石
を基として寸法を計測する。この場合、各石の輪郭が明
確であるため、高い寸法計測精度が得られる。かく得ら
れた個々の石の寸法は、ついで画像処理部7に接続した
図示しない演算装置において基準値と比較され、基準値
より大きい寸法の石があるとき、例えば選別のためのふ
るい分け機等の網が破れたとして、警報出力する。
【0019】以下に、本発明について説明する。図7お
よび図8に示す本発明の実施例においては、積み重なっ
た物品21を撮影するカラーテレビカメラ22および3
個の照明装置23、24、25が、図1および図2にお
けると同じく、物品21のほぼ中央の上方に配置されて
いる。照明装置23、24、25からは、図1および図
2の実施例とは異なり、3原色(RGB)の各1つが照
射される。すなわち、赤(R)色光を照射する照明装置
23、緑(G)色光を照射する照明装置24、青(B)
色光を照射する照明装置25を、RGB信号それぞれを
出力できるカラーテレビカメラ22の周辺に設置し、積
み重なった物品21をカラーテレビカメラ22で撮影す
る。この場合、照明選択装置26から出力される照射タ
イミング信号により、3個の照明装置23、24、25
を同時に照射させる。
【0020】照明装置23の照射により、図9に示す画
像33がカラーテレビカメラ22のR出力から得られ
る。同じく、照明装置24および25の照射により、図
10および図11に示す画像34および35がカラーテ
レビカメラ22のG出力およびB出力から得られる。か
く得られた各画像33、34、35には、それぞれ照射
方向の異なる光の照射により生じた影の像33a、34
a、35aが含まれる。前記の3種類の画像33、3
4、35を画像処理部27に取り込み、取り込み後影を
抽出するように演算し、例えば二値化した後影の論理和
をとることにより、図12に示すような物品の輪郭が明
確になった画像36を得ることができる。
【0021】図7および図8に示す実施例では、3原色
を同時に照射する場合について説明したが、3原色を時
間差をもって照射することも、勿論可能である。
【0022】なお、この場合、テレビカメラとしてシャ
ッタカメラを使用するか、または照明装置として3原色
光のストロボ等を使用するときは、ベルトコンベア等で
移動中の積み重なった物品の画像を取り込み、前記処理
を行うことにより、移動中の積み重なった物品に対して
もそれらの明確な輪郭の画像を得ることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明により、積み重なった物品群中の
一番上の層にある物品の個々に対し、輪郭が明確な画像
を得ることが可能となるので、機械的または人為的な物
品のサンプリングをせずに画像処理を行うことができ、
コスト面および安全衛生面において大幅な改善が達成で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基礎となる方法を実施した装置の平面
図である。
【図2】図1の装置の正面図である。
【図3】図1の1つの照射装置による照射の際得られる
画像を示す図である。
【図4】他の照射装置による照射の際得られる画像を示
す図である。
【図5】さらに他の照射装置による照射の際得られる画
像を示す図である。
【図6】前記各画像を画像処理部にて処理して得られた
画像を示す図である。
【図7】本発明の方法を実施した装置の平面図である。
【図8】図7の装置の正面図である。
【図9】図7の1つの照射装置の照射により得られる画
像を示す図である。
【図10】他の照射装置の照射により得られる画像を示
す図である。
【図11】さらに他の照射装置の照射により得られる画
像を示す図である。
【図12】前記各画像を画像処理部にて処理して得られ
た画像を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−225211(JP,A) 特開 昭63−100305(JP,A) 特開 平2−190750(JP,A) 特開 平1−282410(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 11/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品をテレビカメラで撮影し、その物品
    個々の画像を画像計測するために、物品個々の輪郭が明
    確な画像を得る方法において、カラーテレビカメラを撮
    影すべき物品の上方に配置し、異なる位置に設置した少
    なくとも2個の照明装置により、前記物品にそれぞれ色
    の異なる光を照射し、前記カラーテレビカメラで撮影し
    た各照射毎の画像を画像処理部に取り込み、かく取り込
    んだ画像をこれから影を抽出するように演算することを
    特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記カラーテレビカメラを撮影すべき物
    品のほぼ中央の上方に配置し、3個の照明装置をカラー
    テレビカメラに対しほぼ等しい中心角をなす異なる3つ
    の位置に配置し、各照明装置より赤、緑、青の3原色の
    それぞれ1つを同時に照射することを特徴とする、請求
    項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記カラーテレビカメラとしてシャッタ
    カメラを使用することを特徴とする、請求項1または2
    に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記照明装置として3原色光のストロボ
    を使用することを特徴とする、請求項1または2に記載
    の方法。
JP4082015A 1992-04-03 1992-04-03 物品個々の輪郭が明確な画像を得る方法および装置 Expired - Fee Related JP3059294B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4082015A JP3059294B2 (ja) 1992-04-03 1992-04-03 物品個々の輪郭が明確な画像を得る方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4082015A JP3059294B2 (ja) 1992-04-03 1992-04-03 物品個々の輪郭が明確な画像を得る方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05280949A JPH05280949A (ja) 1993-10-29
JP3059294B2 true JP3059294B2 (ja) 2000-07-04

Family

ID=13762700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4082015A Expired - Fee Related JP3059294B2 (ja) 1992-04-03 1992-04-03 物品個々の輪郭が明確な画像を得る方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3059294B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7983487B2 (en) * 2007-11-07 2011-07-19 Mitsubishi Electric Research Laboratories, Inc. Method and system for locating and picking objects using active illumination
JP5687975B2 (ja) * 2011-08-31 2015-03-25 大成建設株式会社 搬送物検知システム
JP2014101172A (ja) * 2012-11-19 2014-06-05 Taisei Corp 大塊搬送物検知システム
JP6151562B2 (ja) * 2013-05-24 2017-06-21 株式会社ブレイン 物品識別システムとそのプログラム
JP6845768B2 (ja) * 2016-10-11 2021-03-24 株式会社東芝 エッジ検出装置、エッジ検出方法、及び物品保持装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05280949A (ja) 1993-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101251372B1 (ko) 3차원형상 측정방법
JPH04166751A (ja) びんの欠陥検査方法
TWI590725B (zh) 印刷電路板外觀的檢查裝置及檢查方法
CN107064163A (zh) 基板的异物检测方法
KR20100015628A (ko) 목재의 검사 방법, 장치 및 프로그램
JPH085563A (ja) 塊状青果物のカメラ選別機に用いる間接照明型多面撮影装置
CN106353317A (zh) 检测待测目标物的检测装置与方法
JP2000329683A (ja) ベルトコンベアで搬送されるばら物の粒度検知方法
JP3059294B2 (ja) 物品個々の輪郭が明確な画像を得る方法および装置
JP2015114226A (ja) 外観検査装置及び外観検査方法
CN101981411A (zh) 用于多工影像的撷取与处理的方法及设备
JPH0658731A (ja) パターン検査装置
JPH0560537A (ja) スルーホール検査装置
KR101442666B1 (ko) 복수 행의 조명부재를 포함하는 비전검사장치
JPH05188006A (ja) 表面疵検知装置
JP4220304B2 (ja) 原子力燃料ペレットの検査方法および装置
KR100710703B1 (ko) 반도체 리드프레임 도금 선폭 측정 검사장치 및 그 방법
TWI447382B (zh) Wood inspection methods and apparatus and program
JPH09153139A (ja) 映像信号処理装置
JP2020193867A (ja) 画像処理装置、制御方法、制御プログラムおよびコンピュータで読み取り可能な記録媒体
JP2900600B2 (ja) パターン検査方法
JPH10160676A (ja) 米粒検査装置
JPH0794971B2 (ja) 断面形状検知方法
JP2002350360A (ja) 凹凸パターン検知装置、凹凸パターン検知処理装置、凹凸パターン検査装置及び検査装置
JPH0693776B2 (ja) 高精度外観ビデオ検査法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090421

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees