JP3059061B2 - 記録再生ディスクの記録再生装置 - Google Patents

記録再生ディスクの記録再生装置

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JP3059061B2
JP3059061B2 JP6246575A JP24657594A JP3059061B2 JP 3059061 B2 JP3059061 B2 JP 3059061B2 JP 6246575 A JP6246575 A JP 6246575A JP 24657594 A JP24657594 A JP 24657594A JP 3059061 B2 JP3059061 B2 JP 3059061B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数枚の記録再生ディ
スクを収納したマガジン内に進入して記録再生を行なう
記録再生ディスクの記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数枚重ねた記録再生ディスクの
うちの1枚を選択的に記録再生する記録再生方法を採用
した記録再生装置としては、例えば、コンパクトディス
ク(以下、CDと呼ぶ)の再生を行なうCDチェンジャ
がある。
【0003】このCDチェンジャは、例えば実開昭62
−85992号公報または実開昭62−90452号公
報に記載されているように、例えば6枚のCDを重ねて
収納するマガジンと、このマガジンをセットして再生を
行なうチェンジャ装置とを備えている。そして、チェン
ジャ装置は、セットされるマガジンを収納するマガジン
挿入空間部と、このマガジン挿入空間部の側部に、マガ
ジンから任意のコンパクトディスクをディスク径方向に
平行に引き出して再生を行なう再生空間部とを備えてい
る。
【0004】しかし、このCDチェンジャでは、チェン
ジャ装置内にマガジン挿入空間部と再生空間部とを別に
設ける必要があり、チェンジャ装置が比較的大形になっ
ている。そのため、自動車用の例えば6連装CDチェン
ジャの場合、チェンジャ装置はダッシュボードの中央部
分に組み込むことは不可能であるため、その中央部分に
はコントローラのみを組み込み、チェンジャ装置はトラ
ンクなどに別に設置している。
【0005】そこで、例えば特開平3−235248号
公報に記載されているように、チェンジャ装置のマガジ
ン挿入空間部に挿入されたマガジンをディスク積層方向
に分解し、この分解によってホルダ間に形成された隙間
にCD回転駆動用モータとレーザピックアップを組み込
んだ再生ユニットを入れ、CDの再生をマガジン挿入空
間部で行なうことにより、再生空間部を別に設ける必要
がなく、チェンジャ装置の横方向面積を約半分程度に小
形にしたCDチェンジャが提案されている。
【0006】このCDチェンジャに用いられる再生ユニ
ットは、駆動部およびレーザピックアップを有するアー
ムを備え、このアームを、マガジン挿入空間部の側部に
立設された支軸を支点として、マガジン内(マガジン挿
入空間部内)に進入する再生位置と、マガジン内(マガ
ジン挿入空間部内)から退避する退避位置とに回動させ
る構造になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平3−235248号公報に記載された記録再生装置
では、再生位置および退避位置へ回動するアームがその
再生位置および退避位置を過ぎて回動するのを規制する
ストッパは備えているが、アームを再生位置および退避
位置で保持する構造は備えていない。そのため、特に自
動車用として用いた場合の振動などにより、再生位置お
よび退避位置へ回動したアームが逆方向へ回動して位置
ずれが生じるおそれがある。このアームの位置ずれによ
り、アームがマガジン未装着のマガジン挿入空間部に突
出すればマガジンの挿入が困難となり、再生中であれば
回転するCDがマガジンの内壁に当たるなどの問題が生
じる。
【0008】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、アームを記録再生位置および退避位置で保持で
き、その保持構造も簡単に構成できる記録再生ディスク
の記録再生装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の記録再生ディス
クの記録再生装置は、複数枚の記録再生ディスクを重ね
て収納するマガジンと、このマガジンを着脱可能とする
マガジン挿入部を有する記録再生装置本体と、前記記録
再生ディスクを回転させる駆動部および記録再生ディス
クに対して記録再生する記録再生ヘッドまたはレーザピ
ックアップを有し、前記マガジン挿入部の側部に立設さ
れた支軸を支点として前記マガジン内の記録再生位置へ
の進入とマガジン内から退避位置への退避とが可能なア
ームと、前記アームの記録再生位置および退避位置に対
応してアームに設けられた一対の被係合部と、駆動手段
からの駆動力の伝達によって前記アームを記録再生位置
または退避位置へ回動させ、かつ、その伝達経路中にア
ームの記録再生位置または退避位置にてのみ対応する一
方の前記被係合部に係合するとともにアームの回動中は
係合解除する係合部を有する駆動機構とを備えるもので
ある。
【0010】
【作用】本発明の記録再生ディスクの記録再生装置で
は、アームが退避位置にあるとき、アームの一方の被係
合部に駆動機構の係合部が係合し、アームを退避位置に
位置決め保持する。記録再生時には、駆動機構により駆
動手段からの駆動力をアームに伝達し、アームを退避位
置から記録再生位置へ回動させる。このとき、駆動機構
の作動によって係合部による係合を解除し、アームの回
動を許容する。アームが記録再生位置へ回動すると、ア
ームの他方の被係合部に駆動機構の係合部が係合し、ア
ームを記録再生位置に位置決め保持する。同様に、アー
ムを記録再生位置から退避位置へ回動させるとき、駆動
機構の作動によって係合部による係合を解除してアーム
の回動を許容し、アームが退避位置へ回動すれば、アー
ムの一方の被係合部に駆動機構の係合部が係合し、アー
ムを退避位置に位置決め保持する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例の構成を図面を参照
して説明する。
【0012】この実施例では、記録再生ディスクとして
再生専用のコンパクトディスク(以下、CDと呼ぶ)を
取り扱うCDチェンジャについて説明する。
【0013】CDチェンジャは、図2に示すように、C
Dを収納するマガジン1と、このマガジン1を装着して
再生を行なうチェンジャ装置2とから構成されている。
【0014】前記マガジン1は、図7(アウター体11は
向きを変えて開いた状態)ないし図9に示すように、ア
ウター体11と、インナー体12とを備え、チェンジャ装置
2へ挿入するマガジン挿入方向の端面には開口部13が形
成されている。
【0015】アウター体11は、上板部14、この上板部14
の下面から開口部13の部分を除いて下方に垂設された周
壁部15、マガジン挿入方向の両側の平行な側壁部16、マ
ガジン挿入方向と反対の側壁部17から一体形成されてい
る。周壁部15の開口部13に臨む両端縁は左下がり状に傾
斜する傾斜縁部18が形成され、各傾斜縁部18の内縁部に
ガイド溝部19が平行に形成されている。周壁部15の各傾
斜縁部18の内側および開口部13と対向する内面の3箇所
に傾斜縁部18と同じ傾斜の傾斜突部20がそれぞれ突出形
成されている。
【0016】インナー体12は、略円形の底板部21、この
底板部21の周縁から開口部13の部分を除いて上方に突出
された周壁部22とから一体形成されている。周壁部22の
開口部13に臨む両端縁は左下がり状に傾斜する前記傾斜
縁部18と同じ傾斜の傾斜縁部23が形成され、周壁部22の
開口部13と対向する内側には前記傾斜突部20が係合する
ガイド溝24が形成されている。周壁部22の各傾斜縁部23
の内側およびガイド溝24の側部の3箇所に各傾斜縁部23
などと同じ傾斜の傾斜突部25がそれぞれ突出形成されて
いる。周壁部22の一端外面にはレバー部26が突出形成さ
れている。さらに、底板部21の開口部13に臨む縁部には
一部切欠状の係合凹部27が形成されている。
【0017】そして、アウター体11の下面内側にインナ
ー体12が組み込まれ、傾斜突部20とガイド溝24がスライ
ド自在に係合されるとともに、アウター体11のガイド溝
部19にスライド自在に係合するスライド部材28を介して
ねじ29がインナー体12に螺着され、それらの傾斜スライ
ド係合の構造により、アウター体11に対してインナー体
12が左回りに回動したときに下方に移動し、右回りに回
動したときに上方に移動する。
【0018】アウター体11とインナー体12との間には、
CDを1枚ずつ搭載する複数枚のホルダ30と、この各ホ
ルダ30の間に配置されるセパレータ31とが重ねて配設さ
れている。
【0019】ホルダ30は、開口部13に臨んで扇状の切欠
部32を有する円板状に形成され、周縁上面には搭載した
CDの周縁部を保持する保持壁33が突出形成されてい
る。周縁部の3箇所には各傾斜突部20,25がそれぞれ係
合する溝部34,35が形成され、切欠部32に臨む一端の周
縁部からレバー部36が外方に突出形成されている。な
お、各ホルダ30のレバー部36は、図8に示すように閉じ
た状態で上下方向に並ぶように配設されている。
【0020】セパレータ31は、中央に孔部37を有する円
板状に形成され、周縁部の3箇所には各傾斜突部20,25
が係合する溝部38,39が形成されたガイド部材40が取り
付けられている。開口部13の他端側に臨むガイド部材40
の縁部41の位置は、図12(図には開けた状態を示す)
に示すように閉じた状態で上下方向に並ぶように配設さ
れている。
【0021】そして、マガジン1は、例えば図9に示す
ように、選択されたCDを搭載したホルダ30よりも下側
のホルダ30をインナー体12とともに左回りに回動させる
ことにより、その下側のホルダ30が左回りに回動しなが
ら下方へ移動し、上側のホルダ30との間に間隙が開けら
れ、この間隙を通じて選択されたCDの再生動作が行な
われる。このマガジン1を開いた状態では、移動されな
いホルダ30のレバー部36の位置に対して移動された下側
のホルダ30のレバー部36が左回り下方へ移動するととも
に、移動されないセパレータ31の縁部41の位置に対して
移動された下側のセパレータ31の縁部41が左回り下方へ
移動する。
【0022】次に、前記チェンジャ装置2は、図1ない
し図6に示すように、記録再生装置本体としてのケース
51を備え、このケース51は前記マガジン1よりやや大き
い程度の大きさの略正方形枠状に形成され、ケース51の
上側ケース52と下側ケース53との間にマガジン挿入部54
が形成され、このマガジン挿入部54の一側面にマガジン
1を挿脱する挿入口55が形成されている。
【0023】ケース51内には、マガジン挿入部54の奥側
隅部にCDの再生を行なう記録再生ユニット56が配設さ
れ、マガジン挿入部54の一側に再生を行なうCDを選択
する選択ユニット57が配設され、マガジン挿入部54の奥
側下部にマガジン1を開閉する開閉ユニット58が配設さ
れ、選択ユニット57および開閉ユニット58を駆動する駆
動機構としての駆動ユニット59が配設されている。
【0024】前記記録再生ユニット56は、上面を開口し
た断面略コ字状のアーム61を有し、このアーム61の一端
に回動中心となる円筒部62が形成されているとともに、
他端にホルダ部63が形成されている。
【0025】円筒部62には、内周に雌ねじ64が形成さ
れ、外周上側に扇状のギヤ部65が突出形成され、外周下
側にリブ66が突出形成されている。リブ66には、待機位
置(退避位置)の位置決め用の被係合部としての凹部67
と、再生位置の位置決め用の被係合部としての凹部68と
が形成されている。
【0026】アーム61の内側にはレーザピックアップ69
が配設されており、このレーザピックアップ69は例えば
送りモータでアーム61に沿って移動可能に構成され、上
方へレーザ光を照射してCDで反射する反射光を受光し
て読み取る。
【0027】ホルダ部63には、下部に駆動部としてのモ
ータ70が組み込まれ、上面にモータ70の駆動によって回
転されるクランプ体71が配設されている。クランプ体71
は、CDの孔部hの下縁部を支持する支持部72および孔
部hに入り込むボス部73を有し、このボス部73の周囲上
側に孔部hをボス部73に導くテーパ部74が形成され、例
えば孔部hとボス部73とが嵌合した状態でボス部73から
孔部hの上縁部に係合するクランプ部材が突出してクラ
ンプするように構成されている。
【0028】そして、ケース51内に支軸としてのねじ軸
75が回動自在に立設され、このねじ軸75の外周にアーム
61の円筒部62が嵌合するとともにねじ軸75の雄ねじ76に
円筒部62の雌ねじ64が螺合される。ねじ軸75の上端には
ギヤ77が形成され、このギヤ77に上側ケース52に回動自
在に取り付けられたギヤ軸78のギヤ79が噛合するととも
に、ギヤ軸78のギヤ80に上側ケース52に取り付けられた
モータ81のウォームギヤ82が螺合する。したがって、モ
ータ81の正逆転駆動により、ねじ軸75が正逆回動し、記
録再生ユニット56が上下方向に移動する。
【0029】前記選択ユニット57は、ケース51内にブラ
ケット91が立設され、このブラケット91に複数のガイド
溝92が上下方向に形成されており、このブラケット91
に、各ガイド溝92にスライド自在に嵌合する各止め具93
によってスライド板94が上下方向にスライド可能に取り
付けられている。スライド板94には、マガジン1の傾斜
縁部23などと同じ傾斜の傾斜縁部95が形成されていると
ともに傾斜縁部95の内側にガイド溝96が形成され、ガイ
ド溝96の下端が位置する先端下縁部から駆動ユニット59
の方向へ係合片部97が突出形成されている。なお、ブラ
ケット91およびスライド板94は、マガジン1の円周面部
分の形状に合わせて円弧状に形成されている。
【0030】スライド板94の外面側には選択部材98が配
置されており、この選択部材98は、ガイド溝96に嵌合す
るスライド部99が突出形成され、このスライド部99にス
ライド板94の内面側にスライド自在に係合する止め具10
0 が固着されることによって、ガイド溝96に沿って斜め
にスライド可能に取り付けられている。選択部材98に
は、スライド板94の傾斜縁部95の上側を通じて内方へ突
出してマガジン1のレバー部36の両側に嵌合する断面略
コ字状の保持枠101 が形成され、外面にギヤ部102 が突
出形成されている。
【0031】前記開閉ユニット58は、マガジン1の開口
部13側の円周面部分に対応して円弧状のスライド体111
を有している。このスライド体111 は、下側ケース53の
上面に、両端近傍に形成された一対の溝部112 に嵌合す
る止め具113 によってディスク円周方向へスライド自在
に取り付けられている。
【0032】スライド体111 には、一端外面にギヤ部11
4 およびこのギヤ部114 の下側に開位置の位置決め用の
凹部115 が形成されているとともに、一端上面にマガジ
ン1のレバー部26に係合可能とする閉じ用の突片部116
が立設されている。
【0033】スライド体111 の他端には、支軸117 が立
設されているとともにねじ軸118 が回動自在に立設さ
れ、支軸117 にスライド自在に嵌合するとともにねじ軸
118 に螺合する取付部119 を有する昇降板120 が取り付
けられている。この昇降板120には、マガジン1のイン
ナー体12の係合凹部27に係合可能とする略L字状で上下
方向に幅を有する開き用の係合板121 が取り付けられて
いる。ねじ軸118 にはギヤ122 が固着され、このギヤ12
2 に支軸117 に回動自在に設けられたギヤ123 が噛合す
るとともに、このギヤ123 と一体のギヤ124 にスライド
体111 に取り付けられたモータ125 のウォームギヤ126
が噛合する。したがって、モータ125 の正逆転駆動によ
り、ねじ軸118 が正逆回動し、昇降板120 および係合板
121 が上下方向に移動する。
【0034】前記駆動ユニット59は、ケース51内に軸体
131 が回動自在に立設され、この軸体131 は下部にギヤ
132 が形成され、このギヤ132 に下側ケース53に回動自
在に取り付けられたギヤ軸133 のギヤ134 が噛合すると
ともに、ギヤ軸133 のギヤ135 に下側ケース53に取り付
けられた駆動手段としてのモータ136 のウォームギヤ13
7 が噛合する。したがって、モータ136 の正逆転駆動に
より、軸体131 が正回動方向(図1矢印方向)および逆
回動方向に回動する。
【0035】軸体131 のギヤ132 の上側には、スライド
体111 のギヤ部114 と噛合可能とするギヤ部138 が噛合
範囲に対応する所定角度域にのみ突出形成されていると
ともに、ギヤ部138 の突出域に対応して切欠部139 を有
する円板状のカム140 が形成されている。
【0036】軸体131 のギヤ部138 よりも上側には、ギ
ヤ部138 の正回動方向の下流部分の位置近傍に、アーム
61のギヤ部65と噛合可能とするギヤ部141 が軸方向全域
に突出形成されている。
【0037】軸体131 のギヤ部138 よりも上側には、円
筒状の筒体142 がギヤ部141 と上下方向にスライド可能
に嵌合されている。この筒体142 には、下部周縁にアー
ム61のリブ66およびスライド板94の係合片部97がそれぞ
れ係合する溝部143 が形成され、ギヤ部141 とは反対側
となる周面部分に選択部材98のギヤ部102 と噛合可能と
するギヤ部144 が形成されている。したがって、筒体14
2 を介して、アーム61およびスライド板94が一体的に上
下動する。
【0038】軸体131 のギヤ132 に下側ケース53に回動
自在に立設されたギヤ151 が噛合し、このギヤ151 と一
体のギヤ152 にアーム61のねじ軸75に隣接して下側ケー
ス53に回動自在に立設されたギヤ153 が噛合し、このギ
ヤ153 の上部に係合部としてのカム軸154 が一体形成さ
れている。カム軸154 は、周面がアーム61のリブ66の凹
部67または凹部68に係合可能とし、その周面にはアーム
61の回動時にリブ66に臨んでアーム61の回動を許容する
切欠部155 が形成されている。
【0039】次に、本実施例の作用を説明する。
【0040】チェンジャ装置2は、待機状態(図1ない
し図6とも待機状態の図である)において、記録再生ユ
ニット56のアーム61が、マガジン挿入部54の奥側に退避
され、アーム61の凹部67にカム軸154 の周面が係合して
その退避位置でロックされており、その高さ位置は最上
部、最下部、中間部または前回の再生動作時の高さのま
ま保持されている。選択部材98の端部が筒体142 の周面
に当接規制され、選択部材98がスライド板94のガイド溝
96の最も高い位置に位置されている。スライド体111
が、図中反時計回り方向に最も回動されていてギヤ部11
4 に軸体131 のギヤ部138 が噛合されて保持されてい
る。昇降板120 および係合板121 が、最も下降された位
置に位置されている。
【0041】マガジン1のセットは、マガジン1の各ホ
ルダ30の上面に、開口部13を通じて各CDをその記録面
を下面として挿入搭載し、このマガジン1を開口部13側
を挿入方向前面としてチェンジャ装置2の挿入口55を通
じてマガジン挿入部54に挿入する。
【0042】マガジン1をチェンジャ装置2に挿入する
と、マガジン1のレバー部36が選択部材98の保持枠101
に嵌合し、マガジン1のインナー体12の係合凹部27がス
ライド体111 の係合板121 に係合するとともにレバー部
26がスライド体111 の突片部116 に臨む。
【0043】そして、チェンジャ装置2を制御する操作
部が使用者によって操作され、ある1つのホルダ30上に
搭載されたCDが選択されると、まず、昇降用のモータ
81が正逆転駆動し、記録再生ユニット56のアーム61が昇
降して選択されたCDを搭載したホルダ30よりやや低い
高さ位置に移動する。このアーム61の移動に伴って、筒
体142 を介してスライド板94が一体的に上下方向に移動
し、このスライド板94と一体的に移動する選択部材98の
保持枠101 が選択されたCDを搭載したホルダ30のレバ
ー部36に係合する高さに移動する。
【0044】その後、モータ136 が正転駆動され、軸体
131 が正転回動を開始する。
【0045】軸体131 の正転回動初期には、軸体131 の
ギヤ部138 とスライド体111 のギヤ部114 との噛合を介
してスライド体111 がディスク円周方向の左回りにスラ
イドし、スライド体111 の係合板121 が係合するマガジ
ン1のインナー体12が一体的に左回りに回動しつつ下降
し、同時に、選択部材98の保持枠101 が嵌合して回動が
規制されたホルダ30より下側のホルダ30およびセパレー
タ31がインナー体12とともに左回りに回動しつつ下降す
る。
【0046】そして、軸体131 が所定角度回動すると、
軸体131 のギヤ部138 がスライド体111 のギヤ部114 か
ら外れ、軸体131 のカム140 がスライド体111 の凹部11
5 に嵌合し、スライド体111 のスライド位置をロックす
る。
【0047】したがって、選択されたCDを搭載したホ
ルダ30の下側に、記録再生ユニット56が進入可能とする
間隙が開けられる。
【0048】なお、選択部材98によって保持されたホル
ダ30のレバー部36の位置に対して下降移動されたホルダ
30のレバー部36が左回り下方へ移動するとともに、選択
部材98によって保持されたホルダ30上にあるセパレータ
31の縁部41の位置に対して下降移動された下側のセパレ
ータ31の縁部41が左回り下方へ移動する。そして、選択
部材98によって保持されたホルダ30上にあるセパレータ
31の縁部41の下方に、スライド体111 の昇降板120 の一
部が位置する。
【0049】さらに、軸体131 の正転回動初期には、カ
ム軸154 が図中反時計回りに回動し、切欠部155 がアー
ム61のリブ66の凹部67,68間のリブ部66a に臨む。
【0050】続いて、軸体131 の正転回動中期には、軸
体131 のギヤ部141 がアーム61のギヤ部65に噛合し、ア
ーム61が図中時計回り方向に回動してマガジン1の開け
られた間隙に進入していく。このとき、カム軸154 の切
欠部155 がアーム61の凹部67,68間のリブ部66a に臨む
ため、アーム61のロックが解除されてアーム61の回動が
許容される。
【0051】そして、アーム61の先端のホルダ部63がマ
ガジン1のセンタ位置すなわちCDのセンタ位置に達す
ると、軸体131 のギヤ部141 がアーム61のギヤ部65から
外れ、かつ、カム軸154 の周面がアーム61の凹部68に係
合してアーム61を再生位置でロックする。
【0052】また、軸体131 の正転回動中期において、
モータ125 が正転駆動され、昇降板120 が上昇し、昇降
板120 の上面が選択部材98によって保持されたホルダ30
上にあるセパレータ31の縁部41に当接して下降移動を規
制する。
【0053】続いて、軸体131 の正転回動後期には、軸
体131 に嵌合した筒体142 のギヤ部144 が選択部材98の
ギヤ部102 に噛合し、選択部材98がスライド板94のガイ
ド溝96に沿って左回りに回動しつつ下降し、選択部材98
の保持枠101 でレバー部36を保持していたホルダ30が左
回りに回動しつつ下降する。このとき、ホルダ30には切
欠部32が形成されているため、ホルダ30がアーム61に当
接することなく移動する。
【0054】そのため、そのホルダ30に搭載されている
CDも一緒に下降し、下降途中でCDの孔部hがクラン
プ体71のボス部73にテーパ部74を通じて嵌合して支持部
72上に載置し、そして、ホルダ30がさらに下降された位
置で、モータ136 の正転駆動が停止される。このとき、
下降するホルダ30の上側のセパレータ31は昇降板120で
下降規制されるため、CDに対して下側のホルダ30およ
び上側のセパレータ31とも離反した状態となる。
【0055】そして、クランプ体71でCDをクランプす
ることによって再生可能状態となり、モータ70の駆動に
よってクランプ体71と一体にCDが回転し、アーム61上
をレーザピックアップ69が移動してCDに記録された信
号の読取再生を行なう。
【0056】次に、CDの再生後、待機状態に復帰させ
てマガジン1を取り出すには、まず、クランプ体71によ
るCDのクランプが解除された後、モータ136 が逆転駆
動され、軸体131 の逆転回動が開始される。
【0057】軸体131 の逆転回動初期には、軸体131 に
嵌合した筒体142 のギヤ部144 と選択部材98のギヤ部10
2 との噛合により、選択部材98がスライド板94のガイド
溝96に沿って右回りに回動しつつ上昇し、選択部材98の
保持枠101 でレバー部36を保持しているホルダ30が右回
りに回動しつつ上昇する。
【0058】そのため、そのホルダ30の上昇途中でCD
を押し上げ、クランプ体71のボス部73からCDの孔部h
を抜き外し、ホルダ30上にCDを搭載して一緒に上昇す
る。
【0059】そして、筒体142 のギヤ部144 が選択部材
98のギヤ部102 から外れると、筒体142 の周面が選択部
材98に当接し、選択部材98が上昇位置で保持される。
【0060】続いて、軸体131 の逆転回動中期では、モ
ータ125 が逆転駆動され、昇降板120 が下降して退避す
る。
【0061】軸体131 のギヤ部141 がアーム61のギヤ部
65に噛合し、アーム61が図中反時計回り方向に回動して
マガジン1の開けられた間隙から退出していく。このと
き、カム軸154 の切欠部155 がアーム61の凹部67,68間
のリブ部66a に臨むため、アーム61のロックが解除され
てアーム61の回動が許容される。
【0062】そして、アーム61が初期の待機位置に達す
ると、軸体131 のギヤ部141 がアーム61のギヤ部65から
外れ、かつ、カム軸154 の周面がアーム61の凹部67に係
合してアーム61を待機位置でロックする。
【0063】続いて、軸体131 の逆転回動後期には、軸
体131 のカム部140 がスライド体111 の凹部115 から外
れて切欠部139 が臨むことでロックが解除されるととも
に、軸体131 のギヤ部138 がスライド体111 のギヤ部11
4 に噛合し、スライド体111がディスク円周方向の右回
りにスライドし、スライド体111 の突片部116 がマガジ
ン1のインナー体12のレバー部26を押して、インナー体
12および下降位置にあったCD、ホルダ30およびインナ
ー体12が一体的に右回りに回動しつつ上昇する。したが
って、マガジン1に開けられた間隙が閉じられる。
【0064】そして、スライド体111 が初期位置に達す
ると、モータ136 の逆転駆動が停止され、初期の待機状
態に復帰する。この待機状態で、マガジン1をチェンジ
ャ装置2から引き抜いて取り外す。
【0065】また、再生を行なうCDを変えるときに
は、前記再生状態からアーム61を待機位置に戻すととも
にマガジン1を閉じた待機状態に一旦戻した後、昇降用
のモータ81を正逆回転駆動して記録再生ユニット56およ
び選択部材98を次に選択されたCDが搭載されたホルダ
30の高さ位置に合わせ、前述のように待機状態から再生
状態として再生を行なうことができる。
【0066】以上のように、複数枚重ねて配置したCD
のうちの任意のCDをディスク積層方向に移動させて、
再生を行なうCDに臨ませて間隙を開け、その間隙に記
録再生ユニット56を進入させることにより、CDを複数
枚重ねて配置した位置において、記録再生ユニット56に
よりCDを回転させて再生を行なうことができ、チェン
ジャ装置の小形化を図れる。
【0067】そのため、自動車用の例えば6連装CDチ
ェンジャとして採用した場合、チェンジャ装置2をイン
ストルメントパネルの中央部分に組み込むことも可能で
ある。
【0068】しかも、ユニットのアーム61の記録再生位
置および退避位置に対応してアーム61に一対の凹部67,
68を設け、この凹部67,68に選択的に係合するカム軸15
4 により、アーム61を記録再生位置および退避位置で確
実に保持でき、しかも、そのカム軸154 を駆動ユニット
59の駆動力の伝達経路中に設けることにより、駆動ユニ
ット59によるアーム61の回動に連動して、アーム61の記
録再生位置および退避位置にてのみ凹部67,68にカム軸
154 を係合させるとともにアーム61の回動中は係合解除
させることができ、アーム61の保持構造を簡単に構成で
きる。
【0069】なお、記録再生ディスクには、再生専用、
記録と再生の両用が含まれる。したがって、記録再生デ
ィスクとしては、CDに限られず、ビデオディスク、記
録再生可能とする光磁気ディスク、磁気ディスクなどが
含まれ、それらの記録再生ディスクの記録再生を行なう
記録再生装置に適用できる。
【0070】また、磁気ディスクの記録再生を行なう記
録再生装置においては、記録再生ユニット56に磁気ディ
スクに対して磁気記録再生を行なう記録再生ヘッドを用
いる。
【0071】
【発明の効果】本発明の記録再生ディスクの記録再生装
置によれば、アームの記録再生位置および退避位置に対
応してアームに一対の被係合部を設け、この被係合部に
選択的に係合する係合部により、アームを記録再生位置
および退避位置で確実に保持でき、しかも、その係合部
を駆動機構の駆動力の伝達経路中に設けることにより、
駆動機構によるアームの回動に連動して、アームの記録
再生位置および退避位置にてのみ被係合部に係合部を係
合させるとともにアームの回動中は係合解除させること
ができ、アームの保持構造を簡単に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録再生ディスクの記録再生装置の一
実施例を示すチェンジャ装置の一部の分解状態の斜視図
である。
【図2】同上実施例のマガジン装着状態のチェンジャ装
置の平面図である。
【図3】同上実施例のマガジン装着状態のチェンジャ装
置の断面図である。
【図4】同上実施例のチェンジャ装置の一部の断面図で
ある。
【図5】同上実施例のチェンジャ装置の一部の断面図で
ある。
【図6】同上実施例のチェンジャ装置の一部の断面図で
ある。
【図7】同上実施例のマガジンの分解状態の斜視図であ
る。
【図8】同上実施例のマガジンの閉状態の斜視図であ
る。
【図9】同上実施例のマガジンの開状態の斜視図であ
る。
【図10】同上実施例の図2のA−A断面の一部の断面
図である。
【図11】同上実施例の図3のB矢視図である。
【図12】同上実施例の図4のC矢視図である。
【符号の説明】
1 マガジン 51 記録再生装置本体としてのケース 54 マガジン挿入部 59 駆動機構としての駆動ユニット 61 アーム 67,68 被係合部としての凹部 69 レーザピックアップ 70 駆動部としてのモータ 75 支軸としてのねじ軸 136 駆動手段としてのモータ 154 係合部としてのカム軸 CD 記録再生ディスクとしてのコンパクトディスク

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の記録再生ディスクを重ねて収納
    するマガジンと、 このマガジンを着脱可能とするマガジン挿入部を有する
    記録再生装置本体と、 前記記録再生ディスクを回転させる駆動部および記録再
    生ディスクに対して記録再生する記録再生ヘッドまたは
    レーザピックアップを有し、前記マガジン挿入部の側部
    に立設された支軸を支点として前記マガジン内の記録再
    生位置への進入とマガジン内から退避位置への退避とが
    可能なアームと、 前記アームの記録再生位置および退避位置に対応してア
    ームに設けられた一対の被係合部と、 駆動手段からの駆動力の伝達によって前記アームを記録
    再生位置または退避位置へ回動させ、かつ、その伝達経
    路中にアームの記録再生位置または退避位置にてのみ対
    応する一方の前記被係合部に係合するとともにアームの
    回動中は係合解除する係合部を有する駆動機構とを備え
    ることを特徴とする記録再生ディスクの記録再生装置。
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