JP3011549B2 - ディスク選択式プレーヤ - Google Patents

ディスク選択式プレーヤ

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JP3011549B2
JP3011549B2 JP4253689A JP25368992A JP3011549B2 JP 3011549 B2 JP3011549 B2 JP 3011549B2 JP 4253689 A JP4253689 A JP 4253689A JP 25368992 A JP25368992 A JP 25368992A JP 3011549 B2 JP3011549 B2 JP 3011549B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数枚のディスクから所
定のディスクが選択されて駆動されるディスク選択式プ
レーヤに係り、特にディスクの選択が確実にでき、また
選択されたディスクを駆動する駆動部が外力によりガタ
つくのを防止できるディスク選択式プレーヤに関する。
【0002】
【従来の技術】複数のディスクから所定のものを選択し
て再生などを行うディスク選択式プレーヤとして、車載
用のディスクチェンジャが実用化されている。従来の車
載用のディスクチェンジャでは、複数枚のディスクが収
納されたマガジンが装填されると、このマガジン内から
所定のディスクが引き出されて再生動作が行われる。マ
ガジン内からディスクを取り出して再生動作する構造と
しては、ディスク取り出し機構が搭載された移動シャー
シが複数のディスクのうちのいずれかを選択する選択位
置へ移動して、この位置にてディスクが移動シャーシ内
に引き込まれ、次にこの移動シャーシによりディスクが
ディスク駆動部へ運搬され、運搬後の位置にてディスク
がターンテーブルにクランプされて回転駆動され且つピ
ックアップによる再生動作が行われる。
【0003】しかしながら上記ディスクチェンジャで
は、ディスクが移動シャーシによりディスク駆動部に運
搬されて再生動作が行われ、また再生動作が終了したデ
ィスクが移動シャーシによりマガジン内の空きスペース
に戻されるため、ディスクを取り出してから再生が開始
されるまでの時間、および再生後のディスクをマガジン
内に戻し次のディスクの再生を開始するまでの時間が非
常に長くなり、例えばCD(コンパクトディスク)の場
合、再生音楽の途切れる時間が長くなってしまう。
【0004】そこで、図13に示すディスク駆動部が移
動する方式のディスクチェンジャが考えられている。こ
のディスクチェンジャは、ターンテーブル2、このター
ンテーブル2を駆動するモータ3、ディスククランパ4
およびピックアップ5などのディスク駆動部の構造が全
て搭載された移動部1が設けられている。この移動部1
全体が昇降移動してマガジンM内のディスク選択位置へ
移動すると、この移動位置にてマガジンMからディスク
Dが取り出され、この位置にある移動部1内にて再生動
作が行われる。この方式であれば、ディスクの取り出し
およびディスクの交換時間が短縮化できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図13に
示すようなディスクチェンジャには、以下に列記する問
題点がある。 (a)移動部1に、マガジンから所定のディスクを取り
出すディスク取り出し機構、およびクランパ4を移動さ
せてディスクDをターンテーブルにクランプするための
カムなどを使用したクランプ機構を搭載しなくてはなら
ず、移動部1内の構造が複雑になる。
【0006】(b)移動部1を昇降動作させ停止させた
ときに、高さ位置にばらつきが生じやすい。よってマガ
ジンM内のディスクDの積層間隔が狭い場合には、移動
部1と選択すべきディスクとの対向位置がずれ、確実な
ディスク取り出しができない場合が生じる。またディス
クチェンジャ全体の図示左右方向の寸法を小さくするた
めに、マガジンMからディスクDを途中まで引き出した
状態で移動部1内にこのディスクDをクランプして再生
する構造が考えられるが、この場合に移動部1の停止位
置にばらつきがあると、移動部1内にクランプされたデ
ィスクDの一部分がマガジンM内の仕切板やトレイなど
に当たって、確実に回転させることができなくなる。
【0007】(c)移動部1はモータの動力により昇降
させることになるが、動力伝達機構には必ずバックラッ
シュなどのガタが生じる。そのため車載用の場合の車体
の振動などにより、再生動作中の移動部1がガタつくこ
とになり、ディスクのトラッキングサーボやフォーカス
サーボなどに悪影響を与え、また再生トラックのジャン
プなども生じやすくなる。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、ディスクが取り出された位置にて駆動されるもの
において、全体の構造を簡単にし、またディスク選択精
度を向上させまたディスク駆動時のガタつきが防止でき
るようにしたディスク選択式プレーヤを提供することを
目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるディスク選
択式プレーヤは、筐体内に設けられ、複数のディスクを
収納するディスク設置部と、このディスク設置部に収納
された複数のディスクのうちのいずれかを選択する選択
位置へ移動する移動部と、前記ディスク設置部内の選択
されたディスクを前記移動部内へ送り込むディスク取り
出し機構と、前記移動部を前記選択位置へ移動させる駆
動機構とが設けられたディスク選択式プレーヤにおい
て、筐体にはディスク設置部内の複数のディスクの選択
位置に対応する複段の位置決め部が設けられ、前記移動
部には、いずれかのディスクの選択位置へ移動した後、
前記複段の位置決め部のうちの選択したディスクに対応
するものに係合する位置決め部材が設けられ、且つ前記
移動部は第1の移動シャーシとその第1の移動シャーシ
に対して移動可能な第2の移動シャーシとからなり、こ
の第2の移動シャーシが第1の移動シャーシに対して移
動することによって、選択され移動部内に送り込まれた
ディスクが両移動シャーシ間にクランプされると共に、
このクランプ時に第2の移動シャーシは前記駆動機構に
よって駆動されることを特徴とするものである。
【0010】上記手段において、前記位置決め部材およ
びディスク取り出し機構を共通の駆動源で且つ互いにタ
イミングを変えて動作させる他の駆動機構が、前記第1
の移動シャーシに搭載されている構造とすることが好ま
しい。
【0011】また、前記駆動源が、前記第2の移動シャ
ーシに搭載されている構造とすることが可能である。
【0012】
【作用】上記手段では、駆動機構によって移動部を複数
のディスクのうちの所定のものを選択する選択位置に移
動させ、この選択位置で、ディスク取り出し機構により
ディスクを取り出して第1の移動シャーシと第2の移動
シャーシとの間に送り込む。そして駆動機構によってさ
らに第2の移動シャーシを第1の移動シャーシへと移動
させて両移動シャーシの間にディスクを挟みクランプ
、再生動作を行う。移動部は位置決め部材によって位
置決めされているので、駆動中のディスクがディスク設
置部に対して相対的に動くことがない。また移動部全体
の選択位置への移動と、ディスクのクランプのための第
2の移動シャーシの移動とが同じ駆動機構によって駆動
されるため、クランプのための機構が非常に簡単なもの
となる
【0013】また、位置決め部材と、ディスク取り出し
機構とを、共通の駆動源を用いて互いにタイミングをず
らして動作させる他の駆動機構を、第1の移動シャーシ
に搭載することにより、動力源の数を削減でき、また位
置決め部材とディスク取り出し機構との動作タイミング
を最適な状態に設定できる。
【0014】さらに、駆動源は、第2の移動シャーシに
搭載されるものとすることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は本発明によるディスク選択式プレーヤの構造
の概略を示す斜視図である。図1において、符号10は
筐体である。この筐体10は箱形状であり、その内部
に、ディスク設置部Aと、ディスク選択・再生部Bとが
設けられている。ディスク設置部AにはマガジンMが図
1の矢印方向から装填される。図10〜図12において
後に説明するように、このマガジンMはトレイ方式であ
り、図1における図示斜め右側がディスクの取り出し口
Maとなる。
【0016】また図9に示すように、このディスク選択
式プレーヤでは、ディスク設置部Aに装填されたマガジ
ンM内の複数のトレイTのうちの選択されたトレイT1
が途中まで引き出され、ディスク選択・再生部Bにおい
てクランプされたディスクDはその一部がマガジンM内
に残った状態で回転駆動される。ディスク選択・再生部
Bには、第1の移動シャーシ11と、その下に位置する
第2の移動シャーシ12が設けられている。ディスク選
択・再生部Bの図示右端位置には、筐体10の底部から
立ち上がる2本のガイド軸17,17が固定して設けら
れ、前記第1と第2の移動シャーシ11と12はそれぞ
れこのガイド軸17,17に昇降自在にガイドされてい
る。
【0017】図3および図4に示すように、第2の移動
シャーシ12には、ターンテーブル13とこのターンテ
ーブル13を回転駆動するスピンドルモータ14、さら
にはターンテーブル13にて駆動されるディスクDの記
録情報を再生する光ピックアップ(図示せず)が搭載さ
れている。また第1の移動シャーシ11にはクランパ1
5が支持されている。このクランパ15はその軸部15
bが第1の移動シャーシ11に回転自在に支持され、ま
たこの軸部15bの上端に設けられたピポット部15a
が、板ばね16により支持されている。図3に示すよう
に、この板ばね16は第1の移動シャーシ11の上面に
支持されているものであり、この板ばねによりクランパ
15は図示下方向へ付勢されている。
【0018】第2の移動シャーシ12はモータの動力に
より昇降駆動される。この昇降駆動部の構造を説明す
る。図2は図1のII矢視図である。この図2に示すよ
うに、第2の移動シャーシ12には折曲片12aが設け
られており、この折曲片12aの内側にXリンクを構成
するリンク板18と19が設けられている。リンク板1
8とリンク板19のそれぞれの中央部が連結ピン21に
より連結されており、この連結ピン21を支点としてリ
ンク板18と19がX変形できるように互いに回動自在
に連結されている。
【0019】一方のリンク板18の一端は、筐体10の
前側板10aの内面に設けられた固定支点ピン22に回
動自在に支持され、このリンク板18の他端には移動支
点ピン23が固定されており、この移動支点ピン23
が、第2の移動シャーシ12の折曲片12aに形成され
た長穴12bに摺動自在に支持されている。他方のリン
ク板19の一端は、第2の移動シャーシ12の折曲片1
2aに設けられた固定支点ピン24に回動自在に支持さ
れており、リンク板19の他端に固定された移動支点ピ
ン25は、筐体10の底部から折曲げられた支持片10
dに形成された長穴10cに摺動自在に支持されてい
る。
【0020】図2にて(イ)で示すように、連結ピン2
1が下降して両リンク板18と19が畳まれた状態のと
きに第2の移動シャーシ12は筐体10の底部方向へ下
降し、(ロ)で示すように連結ピン21が上昇して両リ
ンク板18と19が開いた状態で第2の移動シャーシ1
2が図示上方へ移動する。
【0021】図1に示すように、筐体10の前側板10
aの外面には前記リンク板18,19を駆動する駆動レ
バー26が設けられている。この駆動レバー26は前記
前側板10aに固定されたガイドピン27,27にガイ
ドされて(ハ)−(ニ)方向へ摺動自在となっている。
駆動レバー26には傾斜した長穴状の駆動溝26aが形
成されており、前記連結ピン21は前側板10aに形成
された穴(図示せず)から外方へ突出して前記駆動溝2
6a内に摺動自在に挿入されている。図2に示すように
駆動レバー26が(ニ)方向へ移動しているときは、前
記連結ピン21が下降させられて、リンク板18と19
が畳まれて第2の移動シャーシ12が下降し、駆動レバ
ー26が(ハ)方向へ移動すると、駆動溝26aにより
連結ピン21が持ち上げられ、リンク板18と19がX
状態に開き、第2の移動シャーシ12が持ち上げられ
る。
【0022】図1に示すように、筐体10の背側板10
bの内側にも図2で示したリンク板18,19と同様の
X変形するリンク板が設けられ、このリンク板は背側板
10bの外側に設けられた駆動レバー28に傾斜して形
成された駆動溝により同様に駆動され、第2の移動シャ
ーシ12は前側板10a側と背側板10bの両面側から
X構造のリンク板により昇降させられるようになってい
る。なお背側板10b側のリンク板の固定支点ピンと移
動支点ピンの関係は、前側板10a側のリンク板18,
19の固定支点ピン22,24および移動支点ピン2
3,25の関係と対称となっている。よって駆動レバー
28と駆動レバー26の動きは対称方向であり、駆動レ
バー28が(ハ)方向へ移動すると第2の移動シャーシ
12が下降させられ、(ニ)方向へ移動すると第2の移
動シャーシ21が上昇させられる。
【0023】図1に示すように、ディスク設置部Aにお
ける筐体10の底板10eの裏面には、ピン32を支点
として回動自在に支持された連結レバー31が設けられ
ている。連結レバー31の一端に固定されたピン33
は、前記駆動レバー26の折曲部に形成された長穴26
bに摺動自在に挿入されており、連結レバー31の他端
に固定されたピン34は、駆動レバー28の折曲部に形
成された長穴28aに摺動自在に挿入されている。一方
の駆動レバー28にはラック35が固定されている。底
板10eの裏面にはモータ36が固定されている。この
モータ36の出力軸に設けられたウオームギヤ37の動
力は減速歯車群38により減速され、この歯車群38の
終端となるピニオンギヤ39がラック35と噛み合って
いる。
【0024】前記モータ36の動力によりラック35が
(ハ)方向へ駆動されると、これと一体の駆動レバー2
8が(ハ)方向へ駆動され、連結レバー31を介して駆
動レバー26が(ニ)方向へ駆動される。このとき前側
板10a側のリンク板18,19と背側板10b側のリ
ンク板により第2の移動シャーシ12が下降させられ
る。モータ36が逆方向の回転を出力しラック35と駆
動レバー28が(ニ)方向へ駆動され、連結レバー31
を介して駆動レバー26が(ハ)方向へ駆動されると、
第2の移動シャーシ12が上昇させられる。駆動レバー
26には傾斜している駆動溝26aが形成され、他方の
駆動レバー28にも傾斜している駆動溝が形成され、こ
の直線状の駆動溝によりリンク板どうしの連結ピン21
が連続的に駆動されるため、第2の移動シャーシ12は
その位置が連続的に変化するようにリニアーに昇降駆動
される。
【0025】次に、第1と第2の移動シャーシ11,1
2を互いにロック/ロック解除し、且つ第1の移動シャ
ーシを筐体10に対して位置決めする位置決め・ロック
機構について説明する。図3は、第1と第2の移動シャ
ーシ11と12の関係を示している。前述のように第2
の移動シャーシ12がリンク板18と19のX動作によ
り昇降されるが、この第2の移動シャーシ12とその上
に位置している第1の移動シャーシ11との間には、位
置決め・ロック板41が設けられている。図3に示して
いる位置決め・ロック板41は、筐体10の前側板10
aの内側に設けられているものであるが、図1に示す筐
体10の背側板10bの内側にも前記位置決め・ロック
板41と対称方向に動作する同様の位置決め・ロック板
45が設けられている。
【0026】図3に示すように、位置決め・ロック板4
1には一対の長穴41a,41aが形成されている。第
1の移動シャーシ11の前方に折曲げられた折曲片11
aには一対のピン42,42が固定されて、このピン4
2,42が前記長穴41a,41aに挿通されており、
これにより位置決め・ロック板41は第1の移動シャー
シ11に対し相対的に(ハ)−(ニ)方向へ摺動自在と
なっている。
【0027】位置決め・ロック板41には窓41bが形
成されて、この窓41bの底部側方にはロック溝41c
が形成されている。この窓41bとロック溝41cに対
応する部分にて、第2の移動シャーシ12にはロック片
12cが図3の図示手前側に突出して設けられている。
また位置決め・ロック板41の図示左側下部にはロック
凹部41hが形成されている。図3に示すように、位置
決め・ロック板41がピン42,42にガイドされて
(ハ)方向へ移動している状態では、前記ロック溝41
cとロック片12cとが嵌合し、またロック凹部41h
が第2の移動シャーシ12に固定された前記固定支点ピ
ン24と嵌合している。この結果、第1と第2の移動シ
ャーシ11と12とがHで示す間隔を維持して、位置決
め・ロック板41により互いに連結されロックされてい
る。なお背側板10bの内側にある位置決め・ロック板
45の機能も同じである。
【0028】また、位置決め・ロック板41には図3の
図示手前側に折曲げられた位置決め片41dと41eが
設けられている。図1に示すように筐体10の前側板1
0aの2箇所には、位置決め部43と44が設けられて
いる。この位置決め部43と44には、6段の位置決め
溝43a〜43fおよび44a〜44fが形成されてい
る。図3に示すように、位置決め・ロック板41が
(ハ)方向に移動して第1と第2の移動シャーシ11と
12が互いにロックされているときには、各位置決め片
41dと41eがそれぞれの位置決め部43,44の位
置決め溝から離れているが、位置決め・ロック板41が
(ニ)方向へ移動して第1と第2の移動シャーシ11と
12のロックが解除されるとき、その直前に位置決め片
41dが前記位置決め部43の位置決め溝43a〜43
fのいずれかに嵌合し、同時に位置決め片41eが前記
位置決め部44の位置決め溝44a〜44fのいずれか
に嵌合して第1の移動シャーシ11が筐体10に対して
位置決めされる。例えば図4は、位置決め・ロック板4
1の位置決め片41eが位置決め部44の最上段の位置
決め溝44fに嵌合され、また図示省略しているが、位
置決め片41dが位置決め部43の最上段の位置決め溝
43fに嵌合して第1の移動シャーシ11が最上位置に
位置決めされた状態を示している。
【0029】この第1の移動シャーシ11が位置決めさ
れた状態では、第1と第2の移動シャーシ11と12の
ロックが解除されているので、前記リンク板18と19
によりさらに第2の移動シャーシ12を上昇させると、
図4に示すように、マガジンMから引き出されたディス
クDが両移動シャーシ11と12との間にクランプされ
る。
【0030】前述のように背側板10bの内側にも位置
決め・ロック板45が設けられ、この位置決め・ロック
板45にも、図3に示した位置決めロック板41のロッ
ク溝41c、ロック凹部41hおよび位置決め片41
d,41eに相当するものが設けられている。この位置
決め・ロック板45は前側板10a側の位置決め・ロッ
ク板41と対称方向に動作するものであり、よって背側
板10bに設けられた位置決め部46と47のそれぞれ
の位置決め溝46a〜46fおよび47a〜47fは、
前側板10a側の位置決め溝43a〜43fおよび44
aから44fと対称の向き(逆向き)に形成されてい
る。背側板10b側では、位置決め・ロック板45が
(ハ)方向へ移動するときに、第1と第2の移動シャー
シ11と12とのロックが外れ且つ位置決め・ロック板
45に設けられた位置決め片が、位置決め溝46a〜4
6fおよび47a〜47fに嵌合して第1の移動シャー
シ11が筐体に対して位置決めされる。
【0031】次に上記両位置決め・ロック板41と45
との連動関係を図8(平面図)により説明する。図8に
示すように、一方の位置決め・ロック板41は、第1の
移動シャーシ11の前方の折曲片11aの内側に設けら
れて、図3に示すピン42,42により折曲片11aに
対し(ハ)−(ニ)方向へ移動自在に支持されている。
また位置決め・ロック板45も同様に、第1の移動シャ
ーシ11の背面側に折曲げられた折曲片11bの内側に
設けられて、この折曲片11bに対し(ハ)−(ニ)方
向へ移動自在に支持されている。
【0032】一方の位置決め・ロック板41の図示右側
上端には折曲片41fが設けられてこの折曲片41fに
長穴41gが形成されている。第1の移動シャーシ11
の上面には連動リンク51がピン52により回動自在に
支持されており、この連動リンク51に固定されたピン
53が前記長穴41gに挿入されている。図8における
図示右側にて、第1の移動シャーシ11の折曲片11c
の内側には連結レバー54が(ホ)−(ヘ)方向へ摺動
自在に指示されている。この連結レバー54の図示下部
の上端には折曲片54aが設けられ、これに長穴54b
が形成されている。前記連動リンク51にはピン55が
設けられており、このピン55が長穴54bに挿入され
ている。
【0033】図8の図示上部において第1の移動シャー
シ11の裏面側には第2の連動リンク56が設けられて
いる。この第2の連動リンク56は、第1と第2の移動
シャーシ11と12を昇降自在に支持しているガイド軸
17に回動自在に支持され且つ第1の移動シャーシ11
と共に昇降できるように設けられているものである。前
記連結レバー54には折曲片54cが設けられてこの折
曲片54cに長穴54dが形成されており、前記第2の
連動リンク56に設けられたピン57はこの長穴54d
に挿入されている。また背面側の前記位置決め・ロック
板45の上端に設けられた折曲片45aには長穴45b
が形成されており、第2の連動リンク56に設けられた
ピン58がこの長穴45bに挿入されている。図8にお
いて連動リンク51が反時計方向へ駆動されると、位置
決め・ロック板41は(ニ)方向へ駆動され、また連結
レバー54が(ヘ)方向へ駆動され、さらに第2の連動
リンク56を介して位置決め・ロック板45が(ハ)方
向へ駆動される。
【0034】第1の移動シャーシ11の上面には大径歯
車61が軸60により回動自在に支持されている。前記
連動リンク51および後述するディスク取り出しアーム
72はこの大径歯車61により駆動される。まずこの大
径歯車61を回動させるための駆動機構について説明す
る。図5などに示すように、大径歯車61の周囲の歯6
1bにはピニオンギヤ62aが噛み合っている。このピ
ニオンギヤ62aには中径ギヤ62bが一体となってい
る。図6に示すように、このピニオンギヤ62aおよび
中径ギヤ62bが回動自在に支持される軸63は、第1
の移動シャーシ11の上方に隆起形成された支持片11
dに固定されている。前記中径ギヤ62bには上部駆動
ギヤ65aが噛み合っている。この上部駆動ギヤ65a
の下部には六角柱65bが一体に設けられている。図7
(断面図)にも示すように、中径ギヤ62bおよび六角
柱65bは、第1の移動シャーシ11に固定された軸6
4に回動自在に支持されている。
【0035】また第2の移動シャーシ12の下面にはコ
の字状のギヤブラケット66が固定されており、このギ
ヤブラケット66の底板66aに固定された軸68に下
部駆動ギヤ67aが回転自在に支持されている。この下
部駆動ギヤ67aの上方内部には六角穴67bが形成さ
れており、前記六角柱65bはこの六角穴67b内に挿
入されている。すなわち上部駆動ギヤ65aと下部駆動
ギヤ67aは六角柱65bと六角穴67bによりスプラ
イン係合されており、上部駆動ギヤ65aと下部駆動ギ
ヤ67aは一緒に回動し、且つ第1の移動シャーシ11
と第2の移動シャーシ12との間隔がHで示す値から狭
くなるとき、六角柱65bと六角穴67bの摺動によ
り、両駆動ギヤ65aと67aの係合関係が維持できる
ようになっている。また第2の移動シャーシ12の下面
にはモータ69が固定されており、このモータ69の出
力軸69aに設けられたウオームギヤ(図示せず)が下
部駆動ギヤ67aに噛み合っている。このモータ69の
動力が下部駆動ギヤ67aから上部駆動ギヤ65aに伝
達され、さらに中径ギヤ62b、ピニオンギヤ62aを
介して大径歯車61に伝達される。
【0036】なお、図6に示すように大径歯車61を駆
動するためのモータ69は、第2の移動シャーシ12の
下面にて前記スピンドルモータ14と同じ領域に設けら
れているため、このモータ69を設けることにより余分
なスペースを特別に設ける必要はなく機器の薄型化を阻
害することはない。またピニオンギヤ62a、中径ギヤ
62bおよび各駆動ギヤ65a,67aは、図9に示す
ようにディスク選択・再生部Bに取り出されたディスク
Dの外周の外の三角ゾーンE内に位置しているので、こ
れらのギヤを設けることにより装置の平面形状が大きく
なることもない。前記大径歯車61にはカム溝61aが
形成されており、前記連動リンク51のアーム部に設け
られたフォロウピン71がこのカム溝61a内に摺動自
在に挿入されている。
【0037】第1の移動シャーシ11の上面には取り出
しアーム72が設けられている。この取り出しアーム7
2は軸73により、第1の移動シャーシ11上にて回動
自在に支持されている。この取り出しアーム72にはカ
ム溝72aが形成されている。前記大径歯車61には摺
動ピン74が設けられており、この摺動ピン74がカム
溝72a内に摺動自在に挿入されている。第1の移動シ
ャーシ11には直線状の摺動溝11eが形成され、この
摺動溝11eに取り出しフック75が摺動自在に支持さ
れている。この取り出しフック75の上面にはピン75
aが一体に設けられている。前記取り出しアーム72の
先端には長穴72bが形成され、前記ピン75aはこの
長穴72b内に挿入されている。前記大径歯車61が駆
動されると、摺動ピン74の回動軌跡に伴って取り出し
アーム72が回動し、取り出しフック75が前記摺動溝
11eに沿って移動する。大径歯車61の回動により、
取り出しフック75が図8の位置から図示右方向へ摺動
して図9に示す位置に移動する間に、マガジンM内の選
択されたトレイT1がディスク選択・再生部Bにおける
ディスククランプ位置へ取り出される。
【0038】図5は、大径歯車61に形成されたカム溝
61aと、取り出しアーム72に形成されたカム溝72
aの形状を拡大して示している。大径歯車62に形成さ
れたカム溝61aは、第1の曲線部(a)と第2の曲線
部(b)とを有している。また取り出しアーム72に形
成されたカム溝72aは、円弧部(c)と直線部(d)
を有している。大径歯車61が図5と図8に示す位相か
ら時計方向へ回動して図9に示す位相になり、摺動ピン
74により取り出しアーム72が時計方向へ駆動され、
取り出しフック75が図9に示す右端に移動すると、そ
の時点で、カム溝72aの円弧部(c)が、大径歯車6
1の軸60を中心とした曲率の円弧軌跡に位置すること
になる。
【0039】図5の状態では、大径歯車61が反時計方
向へ最も回動し、摺動ピン74により取り出しアーム7
2が反時計方向へ移動させられている。また連動リンク
51に設けられたフォロウピン71がカム溝61aの第
1の曲線部(a)の端部に位置している。このとき連動
リンク51は時計方向へ回動しており、よってこの連動
リンク51を介して位置決め・ロック板41は図8にお
いて(ハ)方向へ移動し、これと対称側の位置決め・ロ
ック板45は(ニ)方向へ移動している。
【0040】図5の状態から前記モータ69(図6参
照)の動力により、大径歯車61が時計方向へ駆動され
ると、摺動ピン74はカム溝72a内を摺動し、これに
より取り出しアーム72が時計方向へ駆動される。この
ときの摺動ピン74のカム溝72a内での摺動軌跡は溝
始端の(i)の位置から溝終端の(ii)の位置へ移動
しさらに直線部(d)を戻り溝中央の(iii)の位置
まで戻る。摺動ピン74が(iii)の位置まで摺動す
る間に、取り出しフック75は、第1の移動シャーシ1
1に形成された摺動溝11eに沿って図8の図示右端ま
で移送し、取り出しフック75によりマガジンM内のト
レイT1が完全に引き出される。ただしこのときフォロ
ウピン71は溝始端の(iv)の位置から第1の曲線部
(a)の終端の(v)の位置まで移動するだけである。
フォロウピン71が(iv)から(v)の位置まで移動
する間、連動リンク51は反時計方向にわずかに駆動さ
れるだけであり、位置決め・ロック板41の(ニ)方向
の移動量および位置決め・ロック板45の(ハ)方向の
移動量はわずかである。このときの位置決め・ロック板
41の(ニ)方向の移動量はわずかであるため、この時
点では図3においてロック溝41cがロック片12cか
ら抜け出ることはなく同じくロック凹部41hが固定支
点ピン24から抜け出るに至らず、また位置決め片41
dと41eは位置決め部43と44の位置決め溝に入り
込まない。
【0041】取り出しフック75が図8の図示右端に移
動した後に、さらに大径歯車61が時計方向へ回動する
と、摺動ピン74は、図9に示すように軸60を中心と
する円弧位置にあるカム溝72aの円弧部(c)内を移
動するだけで、取り出しアーム72の角度は変化しな
い。摺動ピン74が円弧部(c)内を摺動している間、
カム溝61aの第2の曲線部(b)内をフォロウピン7
1が摺動し、この第2の曲線部(b)により連動リンク
51が反時計方向へ大きく回動させられ、このときに、
連動リンク51により位置決め・ロック板41が(ニ)
方向に大きく移動させられ、また連結レバー54と第2
の連動リンク56を介して位置決め・ロック板45が
(ハ)方向へ大きく移動させられる。
【0042】すなわち大径歯車61が図5に示す位相か
ら時計方向へ回動して図9に示す位相に至る間、最初に
取り出しアーム72が時計方向へ駆動されて、取り出し
フック75が図示右方向へ駆動され、マガジンM内から
選択されたトレイT1が引き出される。この引き出しが
完了した後に、さらに大径歯車61が時計方向へ回動す
る間に、位置決め・ロック板41と45が大きく駆動さ
れ、例えば図3では位置決め・ロック板41の(ニ)方
向への移動により、ロック溝41cがロック片12cか
ら外れまたロック凹部41hが固定支点ピン24から外
れて両移動シャーシ11と12のロックが外れ、その直
前に位置決め片41dと41eが位置決め部43,44
のいずれかの位置決め溝に介入して位置決め・ロック板
41と第1の移動シャーシ11が筐体10に対して位置
決めされる。位置決め・ロック板45の動作も同じであ
り、取り出しアーム72が時計方向へ回動した後に、位
置決め・ロック板45の(ハ)方向の移動により、第1
の移動シャーシ11が位置決めされ、且つ第1と第2の
移動シャーシ11と12のロックが解除される。
【0043】このように、取り出しアーム72の取り出
し動作が完了した後に位置決め・ロック板41と45を
駆動することにより、トレイの飛び出し防止用の規制部
材81の動作タイミングを設定できる。図8と図9は、
この規制部材81の平面形状を示し、図12はこの規制
部材81とマガジンMとの関係を示している。
【0044】この規制部材81は、板材を曲げたV字状
またはU字状の規制片81aとこれに連続する傾斜片8
1c、およびその基部に一体に形成された支持片81b
とから構成されており、この支持片81bが筐体10の
底板10eに設けられた軸82に回動自在に支持されて
いる。またこの規制部材81はスプリング83により時
計方向へ付勢されている。この付勢力により、通常は規
制片81aが図8にて破線で示す位置に回動している。
この状態では規制片81aがトレイTの引き出し経路か
ら側方に逃げており、トレイTの引き出しを阻害しない
状態である。前述のように大径歯車61の回動により、
最初に取り出しアーム72が回動して取り出しフック7
5によりトレイT1が引き出され、この引き出しが完了
した後に位置決め・ロック板45が(ハ)方向へ大きく
駆動されるが、このとき位置決め・ロック板45の図示
左端部に傾斜して形成された押圧片45cが、規制部材
81の傾斜片81cを押す。これにより規制部材81は
図8と図9にて実線で示す位置まで回動させられ、マガ
ジンM内に残っているトレイの前方を遮断して、このト
レイTがマガジンMから飛び出るのが防止される。また
図9に示すように、この状態の規制部材81の規制片8
1aは取り出されているトレイT1の側部円弧部91の
後方に位置しているため、この取り出されているトレイ
TがマガジンM内に戻されるのも防止できる。
【0045】次に、図1に示すディスク設置部Aに装填
されるマガジンMの構造を説明する。図10はマガジン
Mを斜め上方から見た斜視図、図11は斜め下方から見
た斜視図、図12はマガジンMの内部構造を示す斜視図
である。マガジンM内には複数枚のトレイTが収納され
ており、それぞれのトレイT上にディスクDが設置され
ている。なお、図1以下に示したディスク選択式プレー
ヤでは、前側板10aと背側板10bに設けられた位置
決め部43,44,46,47のそれぞれにおいて位置
決め溝が43a〜43fおよび44a〜44fなどで示
すように6段階形成され、第1の移動シャーシ11に連
結された位置決め・ロック板41と45の移動高さを6
段階にてロックできるようになっており、6枚のトレイ
Tのいずれかを選択できる構造となっているが、図10
ないし図12に示すマガジンMでは、図示の都合上、ト
レイTが4枚収納されているものを示している。
【0046】図11に示すように、マガジンMの両側壁
の内面には複数段の摺動溝92a,92bが形成されて
おり、それぞれのトレイTはこの摺動溝92a,92b
に摺動自在に収納され、且つそれぞれのトレイTはマガ
ジンの取り出し口Maから引き出せるようになってい
る。
【0047】図12に示すように、それぞれのトレイT
の上面にはディスクDが設置される円形の収納凹部93
が形成され、またこの収納凹部93の底部が切り欠かれ
てU字状の中心穴94が形成されている。またトレイT
の前方板97の下面には前記中心穴94と連続する部分
円形状の凹部95が下向きに形成されている。トレイT
1が引き出され、その上に位置するディスクDが持ち上
げられると、ディスクDは、引き出されたトレイT1の
収納凹部93から離れ、この収納凹部93と、その上に
位置しているトレイTの下面の部分円形状の凹部95と
の間に位置して回転駆動される。また図11に示すよう
にマガジンMの天井板の内面にも部分円形状の凹部98
が形成されており、最上部のトレイTが引き出されたと
きには、このトレイTの上のディスクDが持ち上げら
れ、収納凹部93と前記凹部98との空間内にてディス
クDが駆動される。また各トレイTの前方には前記取り
出しフック75が係合する突部96が形成されている。
【0048】次に、上記構造のディスク選択式プレーヤ
の一連の動作を説明する。 (ディスクが選択されていないときの状態)ディスクD
の再生を行っていないときには、第1の移動シャーシ1
1の上面に設けられた大径歯車61は、反時計方向に回
動して図1、図5および図8に示す位相となっている。
このとき大径歯車61の摺動ピン74は取り出しアーム
72のカム溝72aの円弧部(c)の溝始端に位置して
取り出しアーム72は反時計方向に回動している。
【0049】また連動リンク51に設けられたフォロウ
ピン71は、大径歯車61のカム溝61aの第1の曲線
部(a)の溝始端に位置し、連動リンク51は時計方向
に回動した状態である。よってこの連動リンク51とピ
ン53を介して連結されている位置決め・ロック板41
は(ハ)方向へ移動している。さらに連動リンク51と
ピン55を介して連結されている連結レバー54は図8
において(ホ)方向へ移動しており、この連結レバー5
4と第2の連動リンク56を介して連結されている位置
決め・ロック板45は(ニ)方向へ移動している。
【0050】図3に示すように、位置決め・ロック板4
1が(ハ)方向へ移動している状態では、この位置決め
・ロック板41に設けられたロック溝41cが第2の移
動シャーシ12から突出するロック片12cと嵌合し、
ロック凹部41hは第2の移動シャーシ12に固定され
た固定支点ピン24に嵌合している。位置決め・ロック
板41は第1の移動シャーシ11に設けられたピン4
2,42に支持されているため、第1と第2の移動シャ
ーシ11と12は、位置決め・ロック板41を介して上
下に所定の間隔Hを開けて互いにロックされていること
になる。
【0051】また位置決め・ロック板41に設けられた
一対の位置決め片41dと41eは、共に筐体10の前
側板10aに形成された位置決め部43,44の位置決
め溝43a〜43fおよび44a〜44fのいずれから
も抜け出ており、よって第1の移動シャーシ11は筐体
10に位置決めされていない状態である。これと対称側
に位置している位置決め・ロック板45の動作も同じで
あり、このときには位置決め・ロック板45を介して第
1と第2の移動シャーシ11と12とが互いにロックさ
れており、また位置決め・ロック板45は背面板10b
に設けられた位置決め部46,47の位置決め溝46a
〜46f、47a〜47fのいずれとも嵌合していな
い。
【0052】さらに位置決め・ロック板45が(ニ)方
向へ移動していることにより、その図示左端部に形成さ
れている押圧片45cは規制部材81から離れており、
この規制部材81は図12に示すスプリング83の付勢
力により、図8において破線で示す姿勢となっている。
この状態で、マガジンMが装填される。マガジンMは図
1に示すように取り出し口Maがディスク選択・再生部
Bに向けられた状態で矢印方向へ装填される。マガジン
Mが装填されると、図8に示すように、図示左方向へ移
動している取り出しフック75が、マガジンM内のいず
れかのトレイTの突部96の内側に入り込む。
【0053】(ディスク選択動作)所望のディスクDが
設置されているトレイTを選択する動作は、図1に示す
モータ36を駆動することにより行なわれる。このモー
タ36の動力は減速歯車群38からピニオンギヤ39を
経てラック35に伝達され、ラック35が(ハ)−
(ニ)方向へ駆動され、これと共に駆動レバー28が同
方向へ駆動される。この動力は連結レバー31を介して
他方の駆動レバー26に伝達され、両駆動レバー28と
26が対称方向へ連続的に駆動される。図2に示すよう
に駆動レバー26に形成された傾斜した駆動溝26aに
より連結ピン21が昇降駆動され、これに伴いリンク板
18と19がX状に閉じまたは開く。リンク板18は固
定支点ピン22と移動支点ピン23とにより、前側板1
0aと第2の移動シャーシ12との間に設けられ、また
リンク板19も固定支点ピン24と移動支点ピン25と
により筐体の支持片10dと第2の移動シャーシ12と
の間に設けられているものであるため、リンク板18と
19がX状態に開閉動作することにより、第2の移動シ
ャーシ12が上下に移動させられる。
【0054】なお前記のように第1の移動シャーシ11
と第2の移動シャーシ12は、位置決めロック板41と
45により互いにロックされているため、第1の移動シ
ャーシは第2の移動シャーシ12に対しHで示す間隔を
維持したまま一緒に上下移動する。
【0055】第1と第2の移動シャーシ11と12の上
下動作により、マガジンM内のトレイTの選択が行われ
る。その選択位置の制御は、例えばマガジンが装填され
た時点で第1と第2の移動シャーシ11と12を最下部
に移動させておき、この時点から図1に示すモータ36
を始動して、駆動レバー26,28およびリンク板1
8,19により第2の移動シャーシ12を連続的に上昇
させ、このときのモータMの回転時間を検知し、または
モータ36からの回転出力経路にエンコーダを配置して
回転数を計数することにより行われる。あるいはラック
35または駆動レバー26,28の直線移動位置および
移動距離を検知する検知部材を設けることによっても制
御できる。これらいずれかの検知動作により、第1と第
2の移動シャーシ11,12の高さ位置を制御し且つ検
出する。第1と第2の移動シャーシ11,12が所定の
ディスクD(トレイT)の選択位置へ移動したらモータ
36を停止する。
【0056】次に、第2の移動シャーシ12の裏面に設
けられたモータ69(図6参照)を始動する。このモー
タ69の出力軸69aの回転はウオームギヤ(図示せ
ず)から下部駆動ギヤ67aに伝達され、この回転力は
図7に示す六角穴67bと六角柱65bとのスプライン
係合により上部駆動ギヤ65aに伝達される。上部駆動
ギヤ65aの回転力は中径ギヤ62bに伝達され、これ
と一体のピニオンギヤ62aから大径歯車61に伝達さ
れ、大径歯車61が時計方向へ駆動される。
【0057】大径歯車61の最初の所定角度の時計方向
の回転により、大径歯車61に設けられた摺動ピン74
が取り出しアーム72のカム溝72a内を摺動し、図5
に示す(i)の溝始端位置から(ii)の溝終端位置を
経て(iii)の溝中間位置へ戻る間、取り出しアーム
72が時計方向へ駆動されて、その先端に連結された取
り出しフック75が図8の位置から図示右方向へ移動す
る。このとき、取り出しフック75によりマガジンM内
の選択されたトレイT1の突起96が図示右方向へ引か
れ、トレイT1が、第1の移動シャーシ11と第2の移
動シャーシ12との間に取り出される。
【0058】なおこのとき、連動リンク51に設けられ
たフォロウピン71は、図5に示すカム溝61aの始端
位置(iv)から第1の曲線部(a)の終端位置(v)
まで移動するが、この移動軌跡では連動リンク51の反
時計方向への回動角度がわずかである。よって、この連
動リンク51および図8に示す連結レバー54により駆
動される位置決め・ロック板45は(ニ)方向へ移動し
たままであり、その左端の押圧片45cは規制部材81
から離れている。よって規制部材81はスプリング83
(図12参照)の弾性力により時計方向へ回動して図8
にて破線で示す姿勢となっており、マガジンM内から引
き出されるトレイT1の移動経路を阻害しないようにな
っている。
【0059】(第1の移動シャーシの位置決め動作)取
り出しアーム72が時計方向へ回動して取り出しフック
75によりトレイT1が図示右方向へ引かれた時点で
は、前述のように連動リンク51に設けられたフォロウ
ピン71はカム溝61aの(v)で示す位置にある。さ
らに大径歯車61がそのまま継続して時計方向へ駆動さ
れると、カム溝61aの第2の曲線部(b)に沿ってフ
ォロウピン71が(vi)で示す溝終端まで移動し、フ
ォロウピン71が(v)の位置から(vi)の位置へ移
動する間に連動リンク51が反時計方向へ大きく駆動さ
れる。なおこのとき摺動ピン74は図9の位置にあるカ
ム溝72aの円弧部(c)内を移動するだけであり、取
り出しアーム72の位置は図9に示したままである。連
動リンク51が反時計方向へ大きく駆動されると、図3
に示す位置決め・ロック板41が(ニ)方向へ駆動さ
れ、また対称位置にある位置決め・ロック板45は、連
結レバー54および第2の連動リンク56(図8参照)
により(ハ)方向へ駆動される。
【0060】図3において、位置決め・ロック板41が
(ニ)方向へ駆動されると、ロック溝41cとロック片
12cとの係合が解除され、且つロック凹部41hが固
定支点ピン24から外れて、両移動シャーシ11と12
のロックが解除される。またその直前に位置決め・ロッ
ク板41に設けられた位置決め片41dと41eが筐体
10の前側板10aに設けられた位置決め部43,44
の位置決め溝43a〜43f、44a〜44fのいずれ
かに嵌合する。対称位置にある位置決め・ロック板45
は(ハ)方向へ移動し、この位置決め・ロック板45に
より第1と第2の移動シャーシ11と12のロックが解
除され、且つ位置決め・ロック板45に設けられた位置
決め片が、背側板10bに設けられた位置決め部46と
47の位置決め溝46a〜46f、47a〜47fのい
ずれかに嵌合する。この両位置決め・ロック板41と4
5が前側板10aと背側板10bの各位置決め部43,
44,46,47に嵌合することにより、位置決め・ロ
ック板41,45を介して第1の移動シャーシ11が筐
体10に対して位置決めされる。
【0061】図4は、マガジンM内の最上段のトレイT
が選択される場合を示しており、この場合には、位置決
め・ロック板41の位置決め片41eが位置決め部44
の最上部の位置決め溝44fに係合し、位置決め片41
dが位置決め部43の最上部の位置決め溝43fに嵌合
する。なおこのとき、対称位置にある位置決め・ロック
板45は、位置決め部46,47の最上段の位置決め溝
46fと47fに嵌合して位置決めされる。また選択さ
れるトレイTがマガジンM内の例えば上から2段目の場
合には、第1と第2の移動シャーシ11と12の移動高
さ位置が上記よりもやや低くなり、位置決め・ロック板
41と45の各位置決め片41d,41eなどは、各位
置決め部43,44,46,47の上から2段目の位置
決め溝43e,44e,46e,47eに嵌合される。
【0062】この実施例では、位置決め部43,44,
46,47の各位置決め溝が筐体10の前側板10aと
背側板10bに形成され、マガジンMは筐体10の底板
10e上に設置される。そこで、位置決め部43,4
4,46,47の各位置決め溝の加工位置および底板1
0eの曲げ加工位置の精度を高くし、さらに位置決め・
ロック板41,45と第1の移動シャーシ11とのガタ
(図3に示すピン42と長穴41aとのガタ)を最小に
しておくことにより、マガジンM内の選択されたトレイ
Tに対して第1の移動シャーシ11を高精度な位置にて
対向させることができる。
【0063】また位置決め部43,44,46,47の
それぞれの位置決め溝43a〜43f、44a〜44f
などは、図2および図4などに示すように、V字形状の
開口部(e)とこれに続く細い嵌合部(f)を有する形
状であるため、移動シャーシ11と12の昇降高さ位置
に若干のばらつきがあり、位置決め・ロック板41の位
置決め片41d,41eが停止する高さ位置に誤差があ
ったとしても、位置決め・ロック板41が(ニ)方向へ
移動する際に、各位置決め片41d,41eが位置決め
溝の嵌合部(f)に確実に導かれて、第1の移動シャー
シ11が高精度な高さ位置決めされる。また車載用の場
合の車体振動などが作用しても、位置決め・ロック板4
1,45と第1の移動シャーシ11がガタつくことはな
い。
【0064】なお、対称位置にある位置決め・ロック板
45が図8において(ハ)方向へ移動することにより、
その左端の押圧片45cにより規制部材81の傾斜片8
1cが押され、規制片81aが図8にて実線で示す姿勢
となって、他のトレイTの前方を塞ぐ状態になり、選択
されていないトレイTがマガジンMから飛び出るのが防
止される。また前述のようにこの規制部材81により、
選択されて引き出されているトレイT1がマガジンM内
に戻るのも防止できる。前記のように、所定のトレイT
1が引き出され、また第1と第2の移動シャーシ11と
12のロックが解除され、さらに位置決め・ロック板4
1が筐体の位置決め部に嵌合されて第1の移動シャーシ
11が位置決めされた時点で図6に示すモータ69を停
止する。
【0065】(ディスククランプ動作)次に、図1に示
すモータ36を再度始動し、ラック35および駆動レバ
ー28を(ニ)方向へ駆動し、駆動レバー26を(ハ)
方向へ駆動する。(ハ)方向へ移動する駆動レバー26
の駆動溝26aにより、連結ピン21が持ち上げられ、
リンク板18と19のX形状が開いて、さらに第2の移
動シャーシ12が持ち上げられる。このとき位置決め・
ロック板41による第2の移動シャーシ12のロックが
解除され、また第1の移動シャーシ11は位置決めされ
ているので、第2の移動シャーシ12のみが上昇する。
この上昇過程で、引き出されたトレイT1の上のディス
クDの中央穴にターンテーブル13が嵌合して、ディス
クDがトレイT1の収納凹部93からわずかに持ち上げ
られる(図12参照)。そして図4に示すように、第1
の移動シャーシ11に設けられたクランパ15とターン
テーブル13との間にディスクDが挟持されてクランプ
される。
【0066】図12に示すように、このときのディスク
Dは一部がマガジンMの内部に残った状態で、引き出さ
れたトレイT1の収納凹部93からわずかに持ち上げら
れ、その上に位置するトレイTの下面の部分円形状の凹
部95またはマガジンMの天井板の下面の凹部98(図
11参照)と収納凹部93との間の空間にディスクDが
位置するようになる。この状態でスピンドルモータ14
によりディスクDが駆動され、第2の移動シャーシ12
に設けられたピックアップにより再生動作が行われる。
【0067】(ディスクの戻し動作)再生終了後のディ
スクDをマガジンMに戻すときには、図1に示すモータ
36により、第2の移動シャーシ12が下降させられ、
ターンテーブル13にて持ち上げられていたディスクD
がトレイT1の収納凹部93内に戻される。第2の移動
シャーシ12がさらに下降して、第1の移動シャーシ1
1との間隔がHまで離れると、モータ36が停止し、第
2の移動シャーシ12の下降が停止する。
【0068】次に図6に示すモータ69により大径歯車
61が反時計方向へ駆動される。この大径歯車61の反
時計方向の回動により、まず連動リンク51を介して位
置決め・ロック板41が(ハ)方向へ、対称位置の位置
決め・ロック板45が(ニ)方向へ駆動されて、筐体1
0の位置決め部43,44,46,47に対するロック
が解除され、且つ位置決めロック板41,45により第
1と第2の移動シャーシ11と12が間隔Hを開けた状
態で互いにロックされる。さらに大径歯車61が反時計
方向へ回動すると、取り出しアーム72が反時計方向へ
駆動され、取り出しフック75が図8に示すように図示
左方向へ移動してトレイT1がマガジンM内に戻され
る。
【0069】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。まず、上記実施例では上側に位置する第1
の移動シャーシ11を位置決めして下側に位置する第2
の移動シャーシ12を上昇させて両移動シャーシ間でデ
ィスクをクランプしているが、逆に第1の移動シャーシ
を下側とし、第2の移動シャーシを上側にして、下側の
第1の移動シャーシを位置決めして、上側の第2の移動
シャーシをさらに下降させて、両移動シャーシ間でディ
スクをクランプしてもよい。
【0070】また第2の移動シャーシ12にクランパを
もうけ、第1の移動シャーシにターンテーブルおよびピ
ックアップを設けてもよい。さらに第2の移動シャーシ
に対し第1の移動シャーシがスプリングにより一定の間
隔Hを保つようにしておき、第2の移動シャーシを移動
させて、所定位置にて第1の移動シャーシを位置決め
し、その後スプリングを収縮させて第2の移動シャーシ
を第1の移動シャーシに接近させ、両移動シャーシ間に
ディスクをクランプしてもよい。
【0071】またディスクはコンパクトディスク、磁気
ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、マイクロ
ディスクなど、どのようなものであってもよい。またデ
ィスクがマガジン内に収納されるものに限られず、予め
ディスク設置部Aに限られた数のディスクが収納されて
いるものであってもよい。また車載用に限られず、室内
に設置されるものであってもよい。
【0072】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、移動部
全体の選択位置への移動と、ディスクのクランプのため
の第2の移動シャーシの移動とが同じ駆動機構によって
駆動されるため、移動部に特別なクランプのための駆動
機構を設ける必要がなく、構造を簡単にできる。また移
動部は位置決め部材によって位置決めされているので、
選択したディスクに移動部を正確に対向させることがで
き、また移動シャーシが外部からの振動によりガタつく
のも防止できる。
【0073】請求項2記載の発明では、動力源の数を削
減でき、また位置決め部材とディスク取り出し機構との
動作タイミングを最適な状態に設定できる。
【0074】請求項3記載の発明では、動力源を第2の
移動シャーシに搭載することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスク選択式プレーヤの構造の
一例を示す全体斜視図、
【図2】移動シャーシを移動させる機構を示す図1のI
I矢視正面図、
【図3】両移動シャーシのロック機構と、第1の移動シ
ャーシの位置決め機構を示す図2と同じ方向から見た透
視正面図、
【図4】第1と第2の移動シャーシによりディスクをク
ランプした状態を示す透視正面図、
【図5】大径歯車の構造を示す拡大平面図、
【図6】大径歯車の駆動部を示す部分正面図、
【図7】図6の一部分の断面図、
【図8】トレイが引き出される前の状態を示す平面図、
【図9】トレイが引き出された状態を示す平面図、
【図10】マガジンを斜め上方から見た斜視図、
【図11】マガジンを斜め下方から見た斜視図、
【図12】マガジンの内部構造を示す斜視図、
【図13】従来のディスク選択式プレーヤの構造説明
図、
【符号の説明】
A ディスク設置部 B ディスク選択・再生部 D ディスク M マガジン T トレイ 10 筐体 10a 前側板 10b 背側板 11 第1の移動シャーシ 12 第2の移動シャーシ 12c ロック片 13 ターンテーブル 14 スピンドルモータ 15 クランパ 18,19 リンク板 21 連結ピン 24 固定支点ピン 26,28 駆動レバー 26a 駆動溝 31 連結レバー 35 ラック 36 モータ 41,45 位置決め・ロック板 41c ロック溝 41d,41e 位置決め片 45c 押圧片 43,44,46,47 位置決め部 51 連動リンク 54 連結レバー 56 第2の連動リンク 61 大径歯車 65a 上部駆動ギヤ 65b 六角柱 67a 下部駆動ギヤ 67b 六角穴 69 モータ 72 取り出しアーム 75 取り出しフック

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内に設けられ、複数のディスクを収
    納するディスク設置部と、このディスク設置部に収納さ
    れた複数のディスクのうちのいずれかを選択する選択位
    置へ移動する移動部と、前記ディスク設置部内の選択さ
    れたディスクを前記移動部内へ送り込むディスク取り出
    し機構と、前記移動部を前記選択位置へ移動させる駆動
    機構とが設けられたディスク選択式プレーヤにおいて、
    筐体にはディスク設置部内の複数のディスクの選択位置
    に対応する複段の位置決め部が設けられ、前記移動部に
    は、いずれかのディスクの選択位置へ移動した後、前記
    複段の位置決め部のうちの選択したディスクに対応する
    ものに係合する位置決め部材が設けられ、且つ前記移動
    部は第1の移動シャーシとその第1の移動シャーシに対
    して移動可能な第2の移動シャーシとからなり、この第
    2の移動シャーシが第1の移動シャーシに対して移動す
    ることによって、選択され移動部内に送り込まれたディ
    スクが両移動シャーシ間にクランプされると共に、この
    クランプ時に第2の移動シャーシは前記駆動機構によっ
    て駆動されることを特徴とするディスク選択式プレー
    ヤ。
  2. 【請求項2】 前記位置決め部材およびディスク取り出
    し機構を共通の駆動源で且つ互いにタイミングを変えて
    動作させる他の駆動機構が、前記第1の移動シャーシに
    搭載されている請求項1記載のディスク選択式プレー
    ヤ。
  3. 【請求項3】 前記駆動源が、前記第2の移動シャーシ
    に搭載されている請求項2記載のディスク選択式プレー
    ヤ。
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