JP3058940U - 消火器ケース - Google Patents

消火器ケース

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JP3058940U
JP3058940U JP1998008761U JP876198U JP3058940U JP 3058940 U JP3058940 U JP 3058940U JP 1998008761 U JP1998008761 U JP 1998008761U JP 876198 U JP876198 U JP 876198U JP 3058940 U JP3058940 U JP 3058940U
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fixing
extinguisher case
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泰章 佐藤
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株式会社満点商会
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消火器ケースを壁面の中央等いずれの床面に
も据え置くことができるタイプとコーナータイプとの間
において共通の部材で形成され、用途によって変更する
ことが可能な、消火器ケースを提供する。 【解決手段】 この消火器ケース10は、消火器が載置
される台部材12と、台部材12と対向し且つ適宜な間
隔をあけて設けられる天部材14と、台部材12と天部
材14との間に架設される胴部材16とを含み、胴部材
16は、台部材12の前部12a、後部12bおよび側
部の少なくとも一部に着脱自在に固定されるように形成
されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本願考案は、消火器ケースに関し、特にたとえば建物内の壁面近くの床面に載 置したりあるいはコーナーに載置して、消火器を収納する消火器ケースに関する 。
【0002】
【従来の技術】
従来の消火器を収納する消火器ケースは、建物内の壁面の中央に沿って載置す る据え置きタイプのものや建物のコーナー部分に載置するコーナータイプなどが ある。そのいずれもそれぞれのタイプとして載置する場所に適する一定の形状を 備えているが、たとえばコーナータイプのものをそれ以外のタイプに変更するこ とはできないものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
建物内のコーナーやそれ以外の壁面近傍に載置される消火器ケースとして、あ るときにはコーナータイプあるときにはそれ以外のタイプにその構造を変更でき るならば、消火器ケースを構成する部材をコーナータイプとそれ以外のタイプ、 たとえばボックス型据え置きタイプに共通の部材として生産することができ、そ の低コスト化を図ることができる。
【0004】 それゆえに、この考案の主たる目的は、消火器ケースを壁面の中央等いずれの 床面にも据え置くことができるタイプとコーナータイプとの間において共通の部 材で形成され、用途によって変更することが可能な、消火器ケースを提供するこ とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る消火器ケースは、消火器が載置される台部材と、台部材と対向 し且つ適宜な間隔をあけて設けられる天部材と、台部材と天部材との間に架設さ れる胴部材とを含み、胴部材は、台部材の前部、後部および側部の少なくとも一 部に着脱自在に固定されるように形成された、消火器ケースである。 請求項2に係る消火器ケースは、台部材と天部材は略同一平面の略方形であり 、胴部材は正面略方形の板状体を突き合わせて形成され、その上部および下部に は台部材と天部材の前部、後部および側部近傍の形状に沿って接合される固定部 を備えた、請求項1に記載の消火器ケースである。 請求項3に係る消火器ケースは、台部材と天部材との間において、その後部に 胴部材を構成する背面部材が固着具で固定され且つその側部に胴部材を構成する 側面部材が固着具で固定されるとともに、その前部にマグネットで胴部材を構成 する前面部材が固定され、前面部材の着脱により、消火器を台部材の上面に載置 し且つ取り出すことができるように形成された、請求項1または請求項2に記載 の消火器ケースである。 請求項4に係る消火器ケースは、台部材と天部材との間において、その後部に 背面部材が固着具で固定され且つその側部の一方に側面部材が固着具で固定され 、背面部材および側面部材が建物のコーナーに対向して、台部材が床面に載置さ れるように形成された、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の消火器ケー スである。 請求項5に係る消火器ケースは、背面部材は、方形の背面主部材の側縁部に、 側縁部に対応した長さを有する柱状で断面略C字形のコーナー部材が固定され、 背面部材と側面部材との間にコーナー部材が介在するように形成された、請求項 1ないし請求項4のいずれかに記載の消火器ケースである。 請求項6に係る消火器ケースは、側面部材は、方形の平面板からなる側面主部 材の上縁部、下縁部、前縁部および後縁部に側面主部材の内側に向けて突設片が 形成されるとともに、上縁の突設片で天部材に固着具で固定され且つ下縁の突設 片で台部材に固着具で固定される、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の 消火器ケースである。 請求項7に係る消火器ケースは、側面部材は、前面部材および背面部材の内側 面に沿って固定されるように、その前縁および後縁より接合片が前面部材および 背面部材に向けて突き出し設けられた、請求項1ないし請求項6のいずれかに記 載の消火器ケースである。 請求項8に係る消火器ケースは、前面部材は、平面状の前面主板の側縁より側 面部材に向けて突き出し設けられたコーナー部が形成され、コーナー部の先端縁 と側面部材とが接合されるように、天部材に着脱自在に固定される、請求項1な いし請求項7のいずれかに記載の消火器ケースである。 請求項9に係る消火器ケースは、台部材は、側面部材、背面部材および前面部 材のうち少なくともその一つの厚みに対応してその周側部に段差部が形成され、 段差部に対応する側面部材、背面部材および前面部材の下部を当接させて固定さ れるように形成された、請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の消火器ケー スである。 請求項10に係る消火器ケースは、台部材は、側面部材の突設片に対応して段 差部が形成され、台部材の段差部の上面と側面部材の突設片の下面とが密接して 、段差部と突設片間に架け渡された固着具で台部材に固定されるように形成され た、請求項9に記載の消火器ケースである。 請求項11に係る消火器ケースは、台部材と天部材との間において、その後部 に胴部材を構成する背面部材が固着具で固定され且つその側部に胴部材を構成す る側面部材が固着具で固定され、側面部材は、方形の主部材の側縁部に、側縁部 に対応した長さを有する柱状で断面略C字形のコーナー部材が固定され、背面部 材と側面部材との間にコーナー部材が介在するように形成され、背面部材は、方 形の平面板からなる主部材の上縁部、下縁部、前縁部および後縁部に主部材の内 側に向けて突設片が形成されるとともに、上縁の突設片で天部材に固着具で固定 され且つ下縁の突設片で台部材に固着具で固定される、請求項1、請求項2、請 求項5ないし請求項10のいずれかに記載の消火器ケースである。
【0006】 この考案の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行 う以下の考案の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0007】
【考案の実施の形態】
図1は、この考案の一実施の形態である消火器ケースの分解斜視図解図であり 、図2は、図1図示消火器ケースの組み立てた状態を示す斜視図解図であり、図 3は、図2図示消火器ケースの開扉状態を示す斜視図解図であり、図4は図2A −A断面図であり、図5は図2B−B断面図である。 図6は、胴部材を組み立てた状態を示す断面図解図であり、図7及び図8は、 胴部材を構成する一部材の斜視図解図であり、図9は、天部材と胴部材との固定 方法を示す断面図解図である。 図10および図11は、図2図示消火器ケースをコーナータイプの消火器ケー スに変更した場合を示す斜視図解図である。
【0008】 この消火器ケース10は、ボックス型の据え置きタイプのものであり、消火器 が載置される平面略方形の台部材12と、前記台部材12とを対向し且つ消火器 の高さよりもより高い適宜な間隔をあけて設けられる、前記台部材12と略同一 の平面略方形の天部材14と、前記台部材12と天部材14との間に架設される 胴部材16とを含む。
【0009】 前記胴部材16は、正面略方形の板状体をその端縁で突き合わせ断面略ロの字 型に形成され、台部材12の前部12a、後部12b、左側部12cおよび右側 部12dのうち少なくともその一部において、その下部において着脱自在に固定 されるように形成されているものである。 すなわち、消火器ケース10の背面部を構成する背面部材18と、前記背面部 材18と対向して設けられ消火器ケース10の前面部を構成する前面部材20と 、前記背面部材18と前面部材20との間において設けられて消火器ケース10 の側面部を構成する側面部材22とから構成され、台部材12の前部12a、後 部12bおよび左側部12cに形成された段差部24と右側部12dと、背面部 材18、前面部材20および側面部材22の下部の固定部26とが接合されて固 定される。
【0010】 この台部材12は、前後に長い略方形であり、天部材14も前記台部材12と 略同一平面形状を有する略方形で、その周縁近傍において胴部材16の上部およ び下部に形成された固定部26と接合される。 台部材12は、背面部材18、前面部材20および側面部材22の厚みに対応 して、その周縁部、この実施の形態においては前部12a、後部12bおよび左 側部12cに段差部24が形成され、前記段差部24に背面部材18、前面部材 20および側面部材22の下部を当接させて固定されるように形成されている。 天部材14は、下面において背面部材18、前面部材20および側面部材22の 上部を当接させて固定されるように形成されている。 すなわち、台部材12と天部材14との間において、その後部に胴部材16を 構成する背面部材18が固着具28で固定され且つその側部に胴部材16を構成 する側面部材22が固着具28で固定されるとともに、その前部に天部材14の 下面前部に形成されたマグネット30で胴部材16を構成する前面部材20が固 定される。
【0011】 前面部材20は、縦長平面板状の前面主部材32の側縁より側面部材22側に 向けて突き出し設けられたコーナー部34が形成されてなり、前記コーナー部3 4の先端縁34aと側面部材22とが接合されるように形成されている。そして 、台部材12の段差部24の前部12a側に前面部材20の下部を載置固定し、 その上部を前記天部材14のマグネット30で固定するように構成されている。
【0012】 背面部材18は、図7および図8において示されるように、縦長方形平面状の 背面主部材36の側縁部に、前記側縁部に対応した長さを有する柱状で断面略C 字形のコーナー部材38が固定され、前面部材20と側面部材22との間にコー ナー部材38が介在するように形成されている。 背面主部材36は、中空パネル状であり、コーナー部材38を固定する嵌合溝 40が、背面主部材36の幅方向における両側縁においてその長手方向に上部か ら下部にわたって連続して形成されている。 一方、コーナー部材38は、断面略L字形で、前記背面主部材36の嵌合溝4 0に嵌合する凸条42が、その側端縁に形成されており、凸条42は、断面T字 形でコーナー部材38の長手側縁に沿って上部から下部にわたって連続して形成 されている。 また、コーナー部材38の前部すなわち側面部材22側は、側面部材22の後 部と接合するように平坦面に形成されている。
【0013】 背面主部材36を構成する内壁の内面には、固着具28aを構成するビスが嵌 合できるように、略C字形の固着具固定部44が形成されている。 また、コーナー部材38の内壁の内面にも固着具28aを構成するビスが嵌合 できるように略C字形の固着具固定部46が形成されている。
【0014】 天部材14は、前記背面部材18と、固着具28aを天部材14の上面から貫 通孔52に嵌挿し、固着具固定部44および固着具固定部46にねじ込み、嵌合 することによって背面部材18と固定され、台部材12は、前記背面部材18と 、固着具28aを台部材12の下面から貫通孔52に嵌挿し、固着具固定部44 および固着具固定部46にねじ込み、嵌合することによって背面部材18と固定 される。
【0015】 側面部材22は、正面方形の平面板からなる側面主部材48の上縁部、下縁部 、前縁部および後縁部において前記側面主部材48から内側に向けて突設片50 が上下前後にわたって連続して形成され、上縁部の突設片50aで天部材14に 固着具28bで固定されるとともに、下縁部の突設片50bで台部材12に固着 具28bで固定される。 すなわち、天部材14の側縁近傍に形成された貫通孔52に固着具28bを構 成するボルトを嵌挿し、さらに、前記天部材14の貫通孔52に対応した位置に おいて側面部材22の突設片50aに形成された貫通孔52に固着具28bを構 成するボルトを嵌挿して、突設片50aの下面に接合された固着具28bを構成 するナットと螺着し、天部材14と側面部材22とが固定されるように構成され ている。 また、側面部材22と台部材12とは、台部材12の側縁近傍に形成された貫 通孔52に固着具28bを構成するボルトを嵌挿し、さらに前記台部材12の貫 通孔52と対応する位置において側面部材22の突設片50bが形成された貫通 孔52に嵌挿し、突設片50bの上面に接合された固着具28bを構成するナッ トと螺合することにより固定される。
【0016】 なお、この実施の形態における消火器ケース10においては、側面部材22、 背面部材18および前面部材20の厚みに対応して、台部材12の周縁側部に段 差部24が形成され、前記段差部24に側面部材22、背面部材18および前面 部材20の下部を当接させて固定されるように形成されている。 特に、側面部材22の厚みは主として突設片50の幅によって構成されるが、 その突設片50に対応して台部材12の段差部24が形成され、台部材12の段 差部24の上面と側面部材22の突設片50bの下面とを密接して段差部24と 突設片50間に架け渡された固着具28bで台部材12に固定されるように形成 されている。 より詳しくは、天部材14と背面部材18とは、天部材14の後部に形成され た貫通孔52に固着具28aを構成するビスを嵌挿し、背面部材18の背面主部 材36の固着具固定部44に螺合させて固定される。 一方、台部材12と背面部材18とは、台部材12の後部12bに形成された 貫通孔52に固着具28aを構成するビスを嵌挿し、背面部材18の背面主部材 36に形成された固着具固定部46に螺合して固定される。
【0017】 側面部材22は、背面部材18のコーナー部材38の内側面に沿って密着する ように、その前縁部および後縁部よりその上端から下端にわたって薄板状接合片 54が前面部材20および背面部材18に向けて突き出し設けられている。 そして、この接合片54が背面部材18の内側面および前面部材20の内側面 と密着させて、背面部材18が天部材14および台部材12に固定されるととも に前面部材20も天部材14と台部材12との間に固定される。
【0018】 なお、図7において示すように、天部材14の上面に消火器等の文字が表示さ れた表示板56を載置固定するようにしてもよい。 そして、この消火器ケース10においては、前記したようにボックス型の据え 置きタイプとして構成されているが、たとえば、側面部材22のうち右側面部材 22aと前面部材20とを天部材14と台部材12との間に固定しなければ、図 10に示すように、二方が開放したコーナータイプの消火器ケースとなる。 また、側面部材22のうち左側面部材22bと前面部材20とを天部材14と 台部材12との間に固定しなければ、図11において示すように、前記コーナー タイプの消火器ケースとは反対側が開放されたコーナータイプの消火器ケースと なる。 このとき、天部材は前記天部材のように方形ではなく、略三角形の天部材とし てもよい。
【0019】 また、前記前面部材20に代えて背面部材18と同様のものを採択し、左側面 部材22bと前面部材および背面部材18を天部材14と台部材12の間に固定 し、右側面部材22aを固定しなければ、右側面部材22aの部分が開口部とな って横に広く開口部が形成された消火器ケースを形成することができる。 すなわち、台部材12と天部材14との間において、その後部に胴部材16を 構成する背面部材(側面部材22が相当する)が固着具で固定され且つその側部 に胴部材16を構成する側面部材(背面部材18,18が相当する)が固着具で 固定され、側面部材(背面部材18,18が相当する)は、方形の主部材(背面 主部材36が相当する)の側縁部に、前記側縁部に対応した長さを有する柱状で 断面略C字形のコーナー部材38が固定され、背面部材(側面部材22が相当す る)と側面部材(背面部材18,18が相当する)との間にコーナー部材38が 介在するように形成され、背面部材(側面部材22が相当する)は、方形の平面 板からなる主部材(側面主部材48が相当する)の上縁部、下縁部、前縁部およ び後縁部に前記主部材(側面主部材48が相当する)の内側に向けて突設片50 が形成されるとともに、上縁の突設片50aで天部材14に固着具で固定され且 つ下縁の突設片50bで台部材12に固着具で固定される、消火器ケースとなる 。
【0020】
【考案の効果】
本願考案によれば、消火器が載置される台部材と、台部材と対向し且つ適宜な 間隔をあけて設けられる天部材と、台部材と天部材との間に架設される胴部材と を含み、胴部材は、台部材の前部、後部および側部の少なくとも一部に着脱自在 に固定されるように形成されるので、共通の部材をもって胴部材の構成によって コーナータイプといずれの床面にも据え置くことができる据え置きタイプとの間 において用途によってその構造を変更することができる。 本願考案の請求項2の考案によれば、台部材と天部材は略同一平面の略方形で あり、胴部材は正面略方形の板状体を突き合わせて形成され、その上部および下 部には台部材と天部材の前部、後部および側部近傍の形状に沿って接合される固 定部を備えているので、たとえばボックス型据え置きタイプの消火器ケースを得 ることができる。 本願考案の請求項3の考案によれば、台部材と天部材との間において、その後 部に胴部材を構成する背面部材が固着具で固定され且つその側部に胴部材を構成 する側面部材が固着具で固定されるとともに、その前部にマグネットで胴部材を 構成する前面部材が固定され、前面部材の着脱により、消火器を台部材の上面に 載置し且つ取り出すことができるように形成されているので、たとえばボックス 型据え置きタイプの消火器ケースを得ることができ、前面部材の取り付けおよび 取り外しが容易にでき、緊急時の消火器の取り出しが容易である。 本願考案の請求項4の考案によれば、台部材と天部材との間において、その後 部に背面部材が固着具で固定され且つその側部の一方に側面部材が固着具で固定 され、背面部材および側面部材が建物のコーナーに対向して、台部材が床面に載 置されるように形成されているので、ボックス型据え置きタイプの消火器ケース を構成する部材でコーナー型の消火器ケースを得ることができる。 本願考案の請求項5の考案によれば、背面部材は、方形の背面主部材の側縁部 に、側縁部に対応した長さを有する柱状で断面略C字形のコーナー部材が固定さ れ、背面部材と側面部材との間にコーナー部材が介在するように形成されている ので、隅部に丸味を帯びた消火器ケースを得ることができる。 本願考案の請求項6の考案によれば、側面部材は、方形の平面板からなる側面 主部材の上縁部、下縁部、前縁部および後縁部に側面主部材の内側に向けて突設 片が形成されるとともに、上縁の突設片で天部材に固着具で固定され且つ下縁の 突設片で台部材に固着具で固定されているので、側面主部材が比較的薄板からな っても突設片で全体の強度が増し、しかも天部材および台部材と側面部材との固 着が容易にできる。 本願考案の請求項7の考案によれば、側面部材は、前面部材および背面部材の 内側面に沿って固定されるように、その前縁および後縁より接合片が前面部材お よび背面部材に向けて突き出し設けられているので、側面部材と背面部材との境 界部においても前面部材がずれたりすることなく、固定することができる。 本願考案の請求項8の考案によれば、前面部材は、平面状の前面主板の側縁よ り側面部材に向けて突き出し設けられたコーナー部が形成され、コーナー部の先 端縁と側面部材とが接合されるように、天部材に着脱自在に固定されているので 、前面主板が比較的薄板で形成しても、前面部材全体の強度が増す。 本願考案の請求項9の考案によれば、台部材は、側面部材、背面部材および前 面部材のうち少なくともその一つの厚みに対応してその周側部に段差部が形成さ れ、段差部に対応する側面部材、背面部材および前面部材の下部を当接させて固 定されるように形成されているので、段差部に対応して側面部材、背面部材およ び前面部材が固定された後は、保型性に優れている。 本願考案の請求項10の考案によれば、台部材は、側面部材の突設片に対応し て段差部が形成され、台部材の段差部の上面と側面部材の突設片の下面とが密接 して、段差部と突設片間に架け渡された固着具で台部材に固定されるように形成 されているので、段差部に対応して側面部材、背面部材および前面部材が固定さ れた後は、保型性に優れている。 本願考案の請求項11の考案によれば、台部材と天部材との間において、その 後部に胴部材を構成する背面部材が固着具で固定され且つその側部に胴部材を構 成する側面部材が固着具で固定され、側面部材は、方形の主部材の側縁部に、側 縁部に対応した長さを有する柱状で断面略C字形のコーナー部材が固定され、背 面部材と側面部材との間にコーナー部材が介在するように形成され、背面部材は 、方形の平面板からなる主部材の上縁部、下縁部、前縁部および後縁部に主部材 の内側に向けて突設片が形成されるとともに、上縁の突設片で天部材に固着具で 固定され且つ下縁の突設片で台部材に固着具で固定されているので、別のボック ス型据え置きタイプの消火器ケースを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施の形態である消火器ケースの
分解斜視図解図である。
【図2】図1図示消火器ケースの組み立てた状態を示す
斜視図解図である。
【図3】図2図示消火器ケースの開扉状態を示す斜視図
解図である。
【図4】図2図示消火器ケースのA−A断面図である。
【図5】図2図示消火器ケースのB−B断面図である。
【図6】胴部材を組み立てた状態を示す断面図解図であ
る。
【図7】胴部材を構成する一部材の斜視図解図である。
【図8】胴部材を構成する一部材の斜視図解図である。
【図9】天部材と胴部材との固定方法を示す断面図解図
である。
【図10】図2図示消火器ケースをコーナータイプ消火
器ケースに変更した場合を示す斜視図解図である。
【図11】図2図示消火器ケースをコーナータイプ消火
器ケースに変更した場合を示す斜視図解図である。
【符号の説明】
10 消火器ケース 12 台部材 12a 前部 12b 後部 12c 左側部 12d 右側部 14 天部材 16 胴部材 18 背面部材 20 前面部材 22 側面部材 22a 右側面部材 22b 左側面部材 24 段差部 26 固定部 28a 固着具 28b 固着具 30 マグネット 32 前面主板 34 コーナー部 34a 先端部 36 背面主部材 38 コーナー部材 40 嵌合溝 42 凸条 44,46 固着具固定部 48 側面主部材 50 突設片 50a 上縁部の突設片 50b 下縁部の突設片 52 貫通孔 54 接合片 56 表示板

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消火器が載置される台部材と、 前記台部材と対向し且つ適宜な間隔をあけて設けられる
    天部材と、 前記台部材と天部材との間に架設される胴部材とを含
    み、 前記胴部材は、前記台部材の前部、後部および側部の少
    なくとも一部に着脱自在に固定されるように形成され
    た、消火器ケース。
  2. 【請求項2】 前記台部材と天部材は略同一平面の略方
    形であり、 前記胴部材は正面略方形の板状体を突き合わせて形成さ
    れ、その上部および下部には前記台部材と天部材の前
    部、後部および側部近傍の形状に沿って接合される固定
    部を備えた、請求項1に記載の消火器ケース。
  3. 【請求項3】 台部材と天部材との間において、その後
    部に胴部材を構成する背面部材が固着具で固定され且つ
    その側部に胴部材を構成する側面部材が固着具で固定さ
    れるとともに、 その前部にマグネットで胴部材を構成する前面部材が固
    定され、 前記前面部材の着脱により、消火器を台部材の上面に載
    置し且つ取り出すことができるように形成された、請求
    項1または請求項2に記載の消火器ケース。
  4. 【請求項4】 台部材と天部材との間において、その後
    部に背面部材が固着具で固定され且つその側部の一方に
    側面部材が固着具で固定され、 背面部材および側面部材が建物のコーナーに対向して、
    台部材が床面に載置されるように形成された、請求項1
    ないし請求項3のいずれかに記載の消火器ケース。
  5. 【請求項5】 背面部材は、方形の背面主部材の側縁部
    に、前記側縁部に対応した長さを有する柱状で断面略C
    字形のコーナー部材が固定され、 背面部材と側面部材との間にコーナー部材が介在するよ
    うに形成された、請求項1ないし請求項4のいずれかに
    記載の消火器ケース。
  6. 【請求項6】 側面部材は、方形の平面板からなる側面
    主部材の上縁部、下縁部、前縁部および後縁部に前記側
    面主部材の内側に向けて突設片が形成されるとともに、
    上縁の突設片で天部材に固着具で固定され且つ下縁の突
    設片で台部材に固着具で固定される、請求項1ないし請
    求項5のいずれかに記載の消火器ケース。
  7. 【請求項7】 側面部材は、前面部材および背面部材の
    内側面に沿って固定されるように、その前縁および後縁
    より接合片が前面部材および背面部材に向けて突き出し
    設けられた、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載
    の消火器ケース。
  8. 【請求項8】 前面部材は、平面状の前面主板の側縁よ
    り側面部材に向けて突き出し設けられたコーナー部が形
    成され、前記コーナー部の先端縁と側面部材とが接合さ
    れるように、天部材に着脱自在に固定される、請求項1
    ないし請求項7のいずれかに記載の消火器ケース。
  9. 【請求項9】 台部材は、側面部材、背面部材および前
    面部材のうち少なくともその一つの厚みに対応してその
    周側部に段差部が形成され、前記段差部に対応する側面
    部材、背面部材および前面部材の下部を当接させて固定
    されるように形成された、請求項1ないし請求項8のい
    ずれかに記載の消火器ケース。
  10. 【請求項10】 台部材は、側面部材の突設片に対応し
    て段差部が形成され、台部材の段差部の上面と側面部材
    の突設片の下面とが密接して、段差部と突設片間に架け
    渡された固着具で台部材に固定されるように形成され
    た、請求項9に記載の消火器ケース。
  11. 【請求項11】 台部材と天部材との間において、その
    後部に胴部材を構成する背面部材が固着具で固定され且
    つその側部に胴部材を構成する側面部材が固着具で固定
    され、 側面部材は、方形の主部材の側縁部に、前記側縁部に対
    応した長さを有する柱状で断面略C字形のコーナー部材
    が固定され、 背面部材と側面部材との間にコーナー部材が介在するよ
    うに形成され、 背面部材は、方形の平面板からなる主部材の上縁部、下
    縁部、前縁部および後縁部に前記主部材の内側に向けて
    突設片が形成されるとともに、上縁の突設片で天部材に
    固着具で固定され且つ下縁の突設片で台部材に固着具で
    固定される、請求項1、請求項2、請求項5ないし請求
    項10のいずれかに記載の消火器ケース。
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