JP3058570B2 - 液抜き機構付きレベルセンサ - Google Patents

液抜き機構付きレベルセンサ

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JP3058570B2
JP3058570B2 JP27881594A JP27881594A JP3058570B2 JP 3058570 B2 JP3058570 B2 JP 3058570B2 JP 27881594 A JP27881594 A JP 27881594A JP 27881594 A JP27881594 A JP 27881594A JP 3058570 B2 JP3058570 B2 JP 3058570B2
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼル車のフュー
エルフイルタ等に装着される液抜き機構付きレベルセン
サに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ディーゼル車に使用される燃
料中の水分等を除去するためにフューエルフイルタが使
用され、フイルタ内の除去された水のレベルを知るため
レベルセンサがフイルタに装着される。このレベルセン
サには水抜き機構を併設したものがあり、例えば図3に
示す構造を有する。
【0003】この水抜き機構付きレベルセンサ101
は、フューエルフイルタ122に装着され、マグネット
103を内蔵するフロート102と、このフロート10
2を貫通し、リードスイッチ104等を有するケース1
10と、フイルタ122内の水Wを除去するために操作
されるドレンコック105とからなる。
【0004】フロート102は略円柱形状を有し、その
中心をケース110の上部110aが貫通している。こ
のフロート102の下部内壁近傍にはマグネット103
が備えられ、フイルタ122内の水Wの量に追従するフ
ロート102の上昇、下降に伴いこのマグネット103
も上昇,下降し、前記ケース110内のリードスイッチ
104のオンオフ信号を出力させる。
【0005】ケース110は、フロート102を貫通す
る上部110aと、フイルタ122の底部開口部121
を塞ぐように螺着される下部110bで構成される。ケ
ース上部110aは鉛直方向に延びる円筒状に形成さ
れ、円筒内部にはリードスイッチ104が備えられ、円
筒肉薄部を挟んで前記マグネット103と対向してい
る。さらに、ケース上部110aの頂部にはストッパ1
13が設けられ、フロート102の抜けを防止してい
る。
【0006】ケース下部110bの内側には、リードス
イッチ104に結線するコネクタ111を収容した空間
部Aと、ドレンコック105を収容した空間部Bが形成
されている。また、ケース下部110bの上端面には貫
通穴108が形成され、フイルタ122内の水Wがこの
貫通穴108を通って空間部B内に流れることが可能と
なっている。フイルタ122とケース110間のシール
のためOリング107がケース下部110bのフランジ
部とフイルタ下端部の間に装着される。
【0007】空間部Bは、貫通穴108に連通する小径
孔B1 と、この小径孔B1 に連通させて下方に設けた大
径孔B2 とを有する段付孔として形成されている。また
空間部Bに装着されるドレンコック105は、小径孔B
1 に挿入される小径軸部105aと、大径孔B2 に螺合
する大径軸部105bとからなる段付軸部を有して形成
されており、かつ、小径軸部105aには外部に通じる
排水孔109の入口109aが穿設されると共に、この
入口109aの上部にOリング106が装着されてい
る。さらに、ドレンコック105を回動させるための羽
105cがドレンコック105下端部に形成され、手動
でドレンコック105を回転させることができる。
【0008】そしてこのドレンコック105は小径軸部
105aと小径孔B1 との間をOリング106でシール
して漏水を防止すると共に、大径軸部105bを大径孔
2に螺合させた状態で空間部Bに取付けられている。
【0009】上記従来の水抜き機構付きレベルセンサ1
01において、燃料に含まれる水分がある一定量になる
と、フロート102に内蔵されたマグネット103でリ
ードスイッチ104のオンオフ信号が出力されるので、
フイルタ122内の水抜きをする必要性が認識される。
【0010】水抜きをするには、ドレンコック105の
下端部に設けた羽105cを図3のX方向に回転する。
これにより、ドレンコック105が回転しながら下降
し、これに伴ってOリング106も下降して小径孔B1
から外れ小径孔B1 とのシールが解除されるため、フイ
ルタ122内の水Wは貫通穴108から小径孔B1 内に
流入し、Oリング106のシール解除部近傍に形成され
た空隙を通過して、さらに大径孔B2 内に流入する。こ
の大径孔B2 内に流入した水Wは小径軸部105aに形
成された入口109aから排水孔109へ流入して外部
へ排出される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来使用されている水抜き機構付きレベルセンサ101に
おいては、ドレンコック105を内蔵しているため、セ
ンサ全体が大型になるとともに、シール部品点数が多く
なり、かつ個々の部品について高精度加工が要求される
ため、製造コストが高くなるという課題を有している。
【0012】また、フイルタ122内の水抜きに際して
は、ドレンコック105を下降させてOリング106を
小径孔B1 から大径孔B2 へ移動させて小径孔B1 との
シールを解除する必要があるため、比較的小さなドレン
コック105を何回も回転させて初めて水を抜くことが
でき、この作業が面倒であるという課題を有している。
【0013】本発明は、前記した課題を解決するために
なされたものであり、その目的は、装置全体のコンパク
ト化が可能であると共に、安価で作業性の良好な液抜き
機構付きレベルセンサを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ため、請求項1記載の発明は、液体容器の底部開口部を
塞ぐように螺着され、前記液体容器内の液量を検出する
センサ部を内蔵したケースと、このケースと前記底部開
口部との間を上,下に位置ずれしてシールする上部及び
下部シール部材と、この上部シール部材と下部シール部
材との間の前記ケースと底部開口部との間に形成され前
記ケースの後退で前記両シール部材の内の上部シール部
材のシールを解除して前記液体容器内の液体の内部導入
を許容する空隙部と前記ケースの外部とを連通するよう
に設けられた排液管とを備えていることを特徴としてい
る。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の液
抜き機構付きレベルセンサであって、前記上部シール部
材が、前記ケースの底部開口部に対する進退で相互に接
離するケース側接合部と開口部側接合部との間をシール
するように取付けられており、前記下部シール部材が、
前記ケースの底部開口部に対する進退で同一対向間隔を
維持するケース外周面と開口部内周面との間をシールす
るように取付けられていることを特徴としている。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項2記載の液
抜き機構付きレベルセンサであって、前記ケース側接合
部が前記ケースの先端部外周に形成された水平段部であ
り、前記開口部側接合部が前記水平段部に対向するよう
に底部開口部の内方へ突出して形成したフランジ部であ
ることを特徴としている。
【0017】また、請求項4記載の発明は、請求項1乃
至3のいずれか1項記載の液抜き機構付きレベルセンサ
であって、前記下部シール部材が前記ケースの外周面に
沿って形成された環状溝内に嵌着されて取付けられてい
ることを特徴としている。
【0018】さらに、請求項5記載の発明は、請求項1
乃至4のいずれか1項記載の液抜き機構付きレベルセン
サであって、前記液体容器がフューエルフイルタであ
り、前記液体が燃料から除外された水であることを特徴
としている。
【0019】
【作用】請求項1乃至5記載の発明は、前記した構成と
なっているので次の作用を奏する。
【0020】すなわち、請求項1記載の発明は、液体容
器の底部開口部に螺着されるケースと、このケースと底
部開口部との間をシールする上部シール部材とによって
容器内の液体の外部への漏出を防止することができ、か
つ前記ケースを螺着解除方向へ回転させて前記底部開口
部に対して後退させることによって前記上部シール部材
によるシールを解除して、下部シール部材で未だシール
されている空隙部内に前記液体を導入することができる
と共にこの空隙部内に導入された液体をさらに排液管を
介して外部へ排液することができる。空隙部内に導入さ
れた液体は、ケースと底部開口部との間をシールする下
部シール部材により、外部への不用意な漏出が防止され
る。
【0021】請求項2記載の発明は、上部シール部材
が、ケースの底部開口部に対する進退で相互に接離する
ケース側接合部と開口部側接合部との間をシールするよ
うに取付けられると共に、下部シール部材を前記ケース
の進退で同一対向間隔を維持するケース外周面と開口部
内周面との間をシールするように取付けられているの
で、ケースの少ない後退量により前記両シール部材の内
上部シール部材のみをシール解除することができる。
【0022】請求項3記載の発明は、上部シール部材で
シールされるケース側接合部及び開口部側接合部をそれ
ぞれケースの水平段部及び底部開口部のフランジ部で構
成したので、ケースの少ない後退量により前記水平段部
とフランジ部とが容易に離反して上部シール部材による
シールを解除することができる。
【0023】また、請求項4記載の発明は、下部シール
部材がケース外周面に沿って形成された環状溝内に嵌着
されて取付けられているので、ケースの進退移動による
下部シール部材の位置ずれを防止して空隙部を適正に確
保することができる。
【0024】さらに請求項5記載の発明は、燃料から除
外されてフューエルフイルタ内に溜った水を、ケースの
後退で上部シール部材のシールを解除することにより、
空隙部内に導入し、さらに排液管を介して外部へ排出す
ることができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明を図示した実施例に基づいて具
体的に説明する。
【0026】図1は一実施例としてのフューエルフイル
タに適用した液抜き機構付きレベルセンサ1を示す。
【0027】この液抜き機構付きレベルセンサ1は、液
体容器としてのフューエルフイルタ22の底部開口部2
1を塞ぐように螺着されたケース10と、このケース1
0と開口部21との間を上,下に位置ずれしてシールす
る上部及び下部シール部材としての上部及び下部Oリン
グ6,7と、上部Oリング6と下部Oリング7との間の
ケース10と開口部21との間に形成される空隙部aと
ケース10の外部とを連通する排液管18とを備えて大
略構成されている。
【0028】フューエルフイルタ22は、底部の略中央
部部に筒状の開口部21が形成されており、この開口部
21をケース10で塞ぐことによって、燃料から除外し
た水を内部に留めることができるようになっている。こ
の開口部21は底部への付根部に内方へ突出するように
形成された環状のフランジ部21aと、下端開放部の内
周面に形成された雌ねじ部21bとを有して形成されて
いる。
【0029】ケース10は、フイルタ22内に突出する
ケース上部10aと、開口部21に螺着されるケース下
部10bとからなり、フイルタ22に溜った水量を検出
するセンサ部4を内蔵して構成されている。ケース上部
10aは鉛直方向に延びる円筒状に形成され、内部にセ
ンサ部4を構成するリードスイッチ4aが備えられてい
る。
【0030】ケース下部10bは、ケース上部10aの
下端に連続してケース上部10aよりも充分大径の筒状
に形成され、外周がケース上部10a側に向かって小径
となる複数の段部を有して形成されている。
【0031】すなわち、ケース下部10bは図2に示す
ように、下端に最大径に形成され外周部にローレット加
工を施したフランジ部11と、このフランジ部11より
も小径に形成され外周部にねじを刻設した雄ねじ部12
と、この雄ねじ部12よりも小径に形成された中間部1
3と、この中間部13よりも小径に形成され開口部21
のフランジ部21a内に嵌入する上端部14とを有し、
かつフランジ部11とねじ部12との間、ねじ部12と
中間部13との間、及び中間部13と上端部14との間
にそれぞれ設けられた水平段部15,16、及び17を
有して形成されている。さらに中間部13は、その中央
部に環状リブ13aが外周に沿って設けられており、こ
の環状リブ13aによって上位中間部13bと下位中間
部13cとに分かれて形成されている。このとき下位中
間部13cは環状リブ13aと水平段部16とにより環
状溝に形成されている。
【0032】また、排液管18は、上位中間部13bの
外周部に入口部18aを穿設すると共にケース下部10
b内を貫通して設けられている。
【0033】さらに、ケース下部10bの内部には、ケ
ース上部10aに連通する収容部bが設けられており
(図1参照)、この収容部bにリードスイッチ4aに結
線するコネクタ4bが収容されている。
【0034】このように形成されたケース10は、ケー
ス上部10aにフロート2を貫通させ、ケース上部10
aをフイルタ22内へ突出させると共に、ケース下部1
0bの上端部14を開口部21のフランジ部21a内に
嵌入させ、その水平段部15を開口部21の下端面に当
接させると共に、その雄ねじ部12を開口部21の雌ね
じ部21bに螺合して取付けられる。
【0035】このとき上部Oリング6は、ケース10の
開口部21に対する進退で相互に接離するケース側接合
部としての水平段部17と、開口部側接合部としてのフ
ランジ部21aとの間をシールするように取付けられ、
下部Oリング7は、ケース10の開口部21に対する進
退で同一対向間隔を維持するケース外周面としての中間
部13と開口部21の内周面21cとの間をシールする
ように取付けられる。このとき下部Oリング7は、環状
溝状に形成された下位中間部13cに嵌着されて取付け
られており、ケース10の開口部21に対する進退で位
置ずれを生じないようになっている。
【0036】このようにケース10を開口部21に螺着
させることにより、上部Oリング6と下部Oリング7と
の間のケース10側の中間部13と開口部21の内周面
21cとの間に空隙部aが形成される。この空隙部aは
中間部13に形成された入口部18aを有する排液管1
8により外部へ連通しており、かつケース10の後退で
上部及び下部Oリング6、及び7の内上部Oリング6の
シール状態を解除して、フイルタ22内の水Wの内部導
入を許容し、水Wを排液管18を介して外部へ排出でき
るようになっている。
【0037】また、上部Oリング6は、ケース10の進
退で相互に接離する部位をシールするように取付けられ
ているので、ケース10を回転させて開口部21に対し
て後退させる場合少ない回転量でそのシール状態を解除
することができ、このため下部Oリング7のシール状態
を維持したまま上部Oリング6のみのシール状態を解除
することができる。
【0038】なお、フロート2は、従来と同様にフイル
タ22内の水Wの量に従ってケース上部10aに案内さ
れて上昇,下降するように取付けられており、フロート
2に内蔵したマグネット3によりリードスイッチ4aの
オン・オフ信号を出力するようになっている。ケース上
部10aの先端には、フロート2の抜け止め用ストッパ
50が設けられている。
【0039】以上のように構成された液抜き機構付きレ
ベルセンサ1は、次の様に作動する。
【0040】フューエルフイルタ22の開口部21に液
抜き機構付きレベルセンサ1を螺着することにより、開
口部21は上部Oリング6により水密状態に保持され、
燃料から除外された水Wを外部に漏出することなくフイ
ルタ22内に溜めることができる。
【0041】フイルタ22内の水Wの量が一定量になる
と、フロート2に内蔵されたマグネット3でリードスイ
ッチ4aのオン・オフ信号が出力されるので、フイルタ
22内の水抜きをする必要性が認識される。
【0042】水抜きをするには、ケース10のフランジ
部11をY方向に1,2回回転する。これによりケース
10が回転しながら開口部21から後退し、開口部21
側のフランジ部21aとケース10側の水平段部17と
が離反し、上部Oリング6によるシール状態が速やかに
解除される。上部Oリング6のシール状態が解除される
と、その解除部から水Wが空隙部a内に導入され、導入
された水Wは入口部18aから排液管18へ導かれケー
ス10の外部へ排出される。このとき下部Oリング7は
依然として開口部21の内周面21cとケース10の中
間部13との間をシール状態に維持しているので不用意
な水漏れを防止することができる。
【0043】このように液抜き機構付きレベルセンサ1
は、従来必要としたドレンコックを廃止しても液抜き機
能を損なうことなくフイルタ22内の水抜きを行うこと
ができ、ドレンコックを廃止した分、装置全体のコンパ
クト化を図ることができると共に、センサ部4をケース
10の略中央部に設置することができ組付け作業性の容
易化も図ることができる。
【0044】また、液抜き機構付きレベルセンサ1は、
ドレンコックを廃止したことにより、部品点数の削減、
及びドレンコックに要求される部品の高精度加工を要求
されることが無いことにより、コスト低減をも図ること
ができる。
【0045】さらに液抜き機構付きレベルセンサ1は、
水抜き操作を従来のドレンコックよりも充分大径のケー
ス10のフランジ部11を回動させること、及びケース
10の回転量が少ないことにより作業性の良好なものと
なっている。
【0046】また、前述した実施例はフューエルフイル
タ22に適用したものであるが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、他の液体容器に適用して同様の作用
効果を奏することは勿論のことである。
【0047】さらに上部シール部材6は、断面が円形の
Oリングばかりではなく、断面が円形以外の各種のパッ
キン材をも用いることができる。
【0048】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明は次の
効果を奏する。
【0049】すなわち、請求項1記載の発明によれば、
ケースを螺着解除方向へ回転させて前記底部開口部に対
して後退させることによって前記上部シール部材による
シールを解除して、下部シール部材で未だシールされて
いる空隙部内に前記液体を導入することができると共に
この空隙部内に導入された液体をさらに排液管を介して
外部へ排出することができるので、従来必要としたドレ
ンコックが不要となって装置全体のコンパクト化を図る
ことができると共に、部品点数の削減及びドレンコック
に要求される部品の高精度加工を要求されることが無い
ことにより、コスト低減をも図ることができる液抜き機
構付きレベルセンサを提供することができる。
【0050】その上請求項1記載の発明によれば、従来
のドレンコックよりも大きいケース自体を回動操作して
排液を行なうので、操作が容易で作業性の良好な液抜き
機構付きレベルセンサを提供することができる。
【0051】請求項2記載の発明によれば、上部シール
部材が、ケースの底部開口部に対する進退で相互に接離
するケース側接合部と開口部側接合部との間をシールす
るように取付けられると共に、下部シール部材が前記ケ
ースの進退で同一対向間隔を維持するケース外周面と開
口部内周面との間をシールするように取付けられている
ので、ケースの少ない後退量で前記両シール部材の内上
部シール部材のみをシール解除することができ、この結
果排液操作時のケースの回動数が少なくて済み、請求項
1記載の発明の効果に加えて作業性の一層向上した液抜
き機構付きレベルセンサを提供することができる。
【0052】請求項3記載の発明によれば、上部シール
部材でシールされるケース側接合部及び開口部側接合部
をそれぞれケースの水平段部及び底部開口部のフランジ
部で構成したので、ケースの少ない後退量で前記水平段
部とフランジ部とが容易に離反して上部シール部材によ
るシールを解除することができ、この結果、請求項2記
載の発明の効果と同様の効果を奏する液抜き機構付きレ
ベルセンサを提供することができる。
【0053】また、請求項4記載の発明によれば、下部
シール部材がケース外周面に沿って形成された環状溝内
に嵌着されて取付けられているので、ケースの進退移動
による下部シール部材の位置ずれを防止して空隙部を適
正に確保することができ、この結果請求項1記載の発明
の効果に加えて一層信頼性の高い作業性を奏する液抜き
機構付きレベルセンサを提供することができる。
【0054】さらに請求項5記載の発明によれば、燃料
から除外されてフューエルフイルタ内に溜った水を、ケ
ースの後退で上部シール部材のシールを解除することに
より、空隙部内に導入し、さらに排液管を介して外部へ
排出することができるので、ドレンコックを廃止しても
機能を損なうことなく装置全体のコンパクト化を図るこ
とができ、特に据付スペースの狭いフューエルフイルタ
に適用して好適に実施することのできる液抜き機構付き
レベルセンサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例としてのフューエルフイルタに適用し
た液抜き機構付きレベルセンサを示す断面図である。
【図2】図1の液抜き機構付きレベルセンサに用いるケ
ースの要部斜視図である。
【図3】従来のフューエルフイルタに適用した水抜き機
構付きレベルセンサを示す断面図である。
【符号の説明】
1 液抜き機構付きレベルセンサ 4 センサ部 6 上部Oリング(上部シール部材) 7 下部Oリング(下部シール部材) 10 ケース 13 中間部(ケース外周面) 13c 下位中間部(環状溝状の) 17 水平段部(ケース側接合部) 18 排液管 21a フランジ部(開口部側接合部) 21c 開口部内周面 22 フューエルフイルタ(液体容器) a 空隙部 W 水(液体)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体容器の底部開口部を塞ぐように螺着
    され、前記液体容器内の液量を検出するセンサ部を内蔵
    したケースと、 このケースと前記底部開口部との間を上,下に位置ずれ
    してシールする上部及び下部シール部材と、 この上部シール部材と下部シール部材との間の前記ケー
    スと底部開口部との間に形成され前記ケースの後退で前
    記両シール部材の内の上部シール部材のシールを解除し
    て前記液体容器内の液体の内部導入を許容する空隙部と
    前記ケースの外部とを連通するように設けられた排液管
    とを備えていることを特徴とする液抜き機構付きレベル
    センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液抜き機構付きレベルセ
    ンサであって、 前記上部シール部材が、前記ケースの底部開口部に対す
    る進退で相互に接離するケース側接合部と開口部側接合
    部との間をシールするように取付けられており、 前記下部シール部材が、前記ケースの底部開口部に対す
    る進退で同一対向間隔を維持するケース外周面と開口部
    内周面との間をシールするように取付けられていること
    を特徴とする液抜き機構付きレベルセンサ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の液抜き機構付きレベルセ
    ンサであって、 前記ケース側接合部が前記ケースの先端部外周に形成さ
    れた水平段部であり、 前記開口部側接合部が前記水平段部に対向するように底
    部開口部の内方へ突出して形成したフランジ部であるこ
    とを特徴とする液抜き機構付きレベルセンサ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項記載の液
    抜き機構付きレベルセンサであって、 前記下部シール部材が前記ケースの外周面に沿って形成
    された環状溝内に嵌着されて取付けられていることを特
    徴とする液抜き機構付きレベルセンサ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項記載の液
    抜き機構付きレベルセンサであって、 前記液体容器がフューエルフイルタであり、 前記液体が燃料から除外された水であることを特徴とす
    る液抜き機構付きレベルセンサ。
JP27881594A 1994-11-14 1994-11-14 液抜き機構付きレベルセンサ Expired - Lifetime JP3058570B2 (ja)

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