JP3058522B2 - 電子写真感光体及びその製法 - Google Patents

電子写真感光体及びその製法

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JP3058522B2 JP4247731A JP24773192A JP3058522B2 JP 3058522 B2 JP3058522 B2 JP 3058522B2 JP 4247731 A JP4247731 A JP 4247731A JP 24773192 A JP24773192 A JP 24773192A JP 3058522 B2 JP3058522 B2 JP 3058522B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアモルファスシリコン系
光導電層から成る電子写真感光体及びその製法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、アモルファスシリコン系光導電層
(以下、アモルファスシリコンをa−Siと略記する)
から成る電子写真感光体が実用化され、その製造量は年
々増加の一途をたどっている。
【0003】このa−Si系感光体の基本構成は、図3
に示すように導電性基板1の上にa−Si系光導電層2
を形成し、更に例えばアモルファスシリコンカーバイド
から成る表面層3を積層して表面硬度を高めるようにし
ており、更に導電性基板1と光導電層2との間にホウ素
や酸素、窒素などを含有するキャリア注入阻止層(図示
せず)を形成し、帯電能力、残留電位、光感度などを改
善している。
【0004】
【従来技術の課題】しかしながら、上記構成のa−Si
系感光体のおいては、セレン系感光体等の他の種類の感
光体に比べて帯電能力が低く、現像時に十分なコントラ
スト電位が得られないという問題点があった。そこで、
この問題点に対する解決策としてa−Si系光導電層2
の膜厚を厚くして帯電能力を高めることができたが、そ
の反面、十分な光感度が得られないという問題点があっ
た。
【0005】従って本発明の目的は、帯電能力を高める
とともに、光感度を改善し、高いコントラスト電位とな
った電子写真感光体並びにその製法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電子写真感光体
は、導電性基板の上に50〜80μmの厚みのa−Si
系光導電層と、その光導電層を構成するシリコンのダン
グリングボンド量に比べてダングリングボンド量を30
〜80%にまで減少させた0.1〜10μmの厚みのa
−Si系高光感度層とを順次積層したことを特徴とす
る。
【0007】また、本発明の電子写真感光体は、上記構
成において、a−Si系光導電層とa−Si系高光感度
層との両層を構成するシリコンのダングリングボンド補
償用元素が水素であり、且つa−Si系高光感度層の水
素含有量がa−Si系光導電層の水素含有量に比べて5
0〜80%であることを特徴とする。
【0008】更にまた、a−Si系光導電層とa−Si
系高光感度層との両層に、この両層の間で0.1ppm 以
下の含有量差で、周期律表第III a族元素を含有したこ
とを特徴とする。
【0009】本発明の電子写真感光体の製法は、導電性
基板の上にグロー放電分解法により50〜80μmの厚
みのa−Si系光導電層を形成し、次いでその光導電層
の上に光導電層の成膜速度に比べて低い成膜速度により
成膜して光導電層を構成するシリコンのダングリングボ
ンド量に比べて30〜80%にまでダングリングボンド
量を減少させた0.1〜10μmの厚みのa−Si系高
光感度層を積層したことを特徴する。
【0010】
【作用】一般の普通紙複写機においては、静電画像形成
用の露光光源としてハロゲンランプ等を用いるが、この
光源の主成分波長は600〜650nmであり、この波
長の光をa−Si系感光体に照射した場合、そのa−S
i系光導電層の照射面から0.2〜2μmの深さにわた
る領域でほとんど吸収され、その領域での膜質が光感度
に大きく影響することが判明し、そこで、この光吸収さ
れる領域について、本発明者等が鋭意研究に努めたとこ
ろ、光導電層を構成するシリコンのダングリングボンド
量が光感度に大きく影響を及ぼすことを知見した。
【0011】従って本発明の電子写真感光体は、導電性
基板の上に形成した50〜80μmの厚み、好適には5
5〜70μmの厚みのa−Si系光導電層の上に、更に
その光導電層を構成するシリコンのダングリングボンド
量に比べて30〜80%にまでダングリングボンド量を
減少させた0.1〜10μmの厚み、好適には1〜6μ
mの厚みのa−Si系高光感度層を積層し、これによ
り、高ダングリングボンド量のa−Si系光導電層と、
低ダングリングボンド量のa−Si系高光感度層とを、
それぞれが所定の範囲の厚みを有するように組み合わせ
た積層構造と成し、その結果、高い帯電能力を有しなが
らも、そのa−Si系高光感度層でのキャリアの移動度
が向上し、局在電位密度分布が改善されて高光感度とな
り、また自然励起キャリアの発生も少ないために、暗減
衰も改善され、更に帯電能率も向上した。
【0012】本発明者等が繰り返し実験を行ったとこ
ろ、上記a−Si系光導電層のダングリングボンド量を
5×1016〜7×1016cm-3に設定した場合には、a
−Si系高光感度層のダングリングボンド量を1×10
16〜5×1016cm-3、好適には2×1016〜4×10
16cm-3に設定するとよいことが判った。
【0013】このようにダングリングボンド量を変える
方法には種々の手段があるが、例えばガス流量や高周波
電力を変えることにより成膜速度を変えたり、あるいは
水素ガスやヘリウムガスによる希釈等がある。
【0014】また、上記のようにa−Si系光導電層と
a−Si系高光感度層との各層のダングリングボンド量
を設定するに当たり、両層がいずれもシリコンのダング
リングボンド補償用元素として水素が用いられている場
合には、a−Si系高光感度層の水素含有量がa−Si
系光導電層の水素含有量に比べて50〜80%であるよ
うにすればよいことを知見した。
【0015】このようにダングリングボンド量や水素量
を変えた場合において、上記両層のキャリア移動度や比
誘電率を下記のように設定すると望ましいことが判っ
た。
【0016】このキャリア移動度については、a−Si
系光導電層を0.9×10-5〜1.2×10-5にしたこ
とに対して、a−Si系高光感度層を1.1×10-5
1.4×10-5にするとよい。
【0017】また、比誘電率εについては、a−Si系
光導電層を11〜12にしたことに対して、a−Si系
高光感度層を9〜10にするとよい。
【0018】また本発明の上記構成において、a−Si
系光導電層とa−Si系高光感度層との両層に、この両
層の間で0.1ppm 以下の含有量差で、周期律表第III
a族元素を含有させると、高い帯電能力を有しながら
も、そのa−Si系高光感度層でのキャリアの移動度が
一層向上し、局在電位密度分布が改善されて一段と高光
感度となり、また自然励起キャリアの発生も少ないため
に、暗減衰も更に改善され、帯電能率も向上した。そし
て、この両層に周期律表第III a族元素を含有させるに
当たって、いずれの層にも0.15〜0.8ppm の範囲
内で、好適には0.3〜0.5ppm の範囲内で含有させ
ると、上記の改良特性が優位になることも見出した。ま
た、この両層の間で0.1ppm 以下の含有量差で、周期
律表第IIIa族元素を含有させた場合に、この両層間で
周期律表第III a族元素の含有量を漸次増加もしくは減
少させるのがよい。この周期律表第III a族元素として
は、B、Al、Ga、In等がある。
【0019】更にまた本発明の電子写真感光体の製法
は、グロー放電分解法により上記高ダングリングボンド
量のa−Si系光導電層と、低ダングリングボンド量の
a−Si系光導電層との積層構造を形成する際に、低い
成膜速度によりダングリングボンド量が減少するという
知見に基づいて、グロー放電分解法により先ず導電性基
板の上に比較的膜厚の大きいa−Si系光導電層を高速
に成膜形成し、次いでその光導電層の上に光導電層の成
膜速度に比べて低い成膜速度により成膜して実質上光キ
ャリア発生のa−Si系高光感度層を積層しているの
で、成膜速度を高めて上記の高性能な電子写真感光体が
提供できた。
【0020】上記各層の成膜速度についての本発明者等
の実験によれば、a−Si系高光感度層の成膜速度をa
−Si系光導電層の成膜速度に比べて50〜70%低下
させるとよいことが判った。実際的にはa−Si系光導
電層の成膜速度を4〜6μm/時に設定した場合には、
a−Si系高光感度層の成膜速度を2〜3μm/時に設
定するとよいことが判った。
【0021】また、上記a−Si系光導電層とa−Si
系高光感度層とを順次積層するに際して、両層の間で漸
次ダングリングボンド量を減少してもよく、これによっ
て両層での界面がなくなり、a−Si系光導電層で発生
した熱励起キャリアを阻止するとともに、界面での熱キ
ャリアの発生を防止でき、その結果、暗減衰を更に低減
できるという利点がある。
【0022】
【実施例】以下、本発明の電子写真感光体をグロー放電
分解法により製作した場合を例に挙げて説明する。
【0023】図1はこの実施例により製作した電子写真
感光体の層構成であり、図2はこの実施例に用いたグロ
ー放電分解装置である。
【0024】先ず図1においては、導電性基板4の上に
キャリア注入阻止層5とa−Si系光導電層6とa−S
i系高光感度層7と表面層8とを順次積層した構成であ
り、本例では導電性基板4をアルミニウム金属により、
キャリア注入阻止層5をa−Si系の層により、表面層
8をアモルファスシリコンカーバイド層(以下アモルフ
ァスシリコンカーバイドをa−SiCと略記する)によ
り形成したものである。しかし、この例に限らず各々の
部材には次の材料を用いることができる。
【0025】上記導電性基板4はアルミニウム合金など
の導電部材、もしくは樹脂やガラスの表面に導電性膜を
蒸着したものにより構成することができる。
【0026】上記キャリア注入阻止層5はa−S系を母
材にして水素やハロゲン等を含有させ、更に第III 族、
第IV族、第V 族のうち少なくとも1種の元素を含有さ
せ、また必要により炭素、酸素、窒素などを含有させる
ことにより構成することができる。
【0027】上記表面層8はa−S系を母材にして更に
炭素、酸素、窒素などを含有させ、必要にして水素やハ
ロゲン等を含有させることにより構成することができ
る。
【0028】次に図2のグロー放電分解装置9の構成を
説明する。
【0029】同図中、10は円筒形状の金属製反応炉、
11は感光体ドラム装着用の円筒形状の導電性基板支持
体、12は基板加熱用ヒーター、13はa−Siの成膜
に用いられる円筒形状のグロー放電用電極板であり、こ
の電極板13にはガス噴出口14が形成されており、そ
して、15は反応炉内部へガスを導入するためのガス導
入口、16はグロー放電に晒されたガスの残余ガスを排
気するためのガス排出口であり、17は基板支持体11
とグロー放電用電極板13の間でグロー放電を発生させ
る高周波電源である。また、この反応炉10は円筒体1
0aと、蓋体10bと、底体10cとからなり、そし
て、円筒体10aと蓋体10bとの間、並びに円筒体1
0aと底体10cとの間にはそれぞれ絶縁性のリング1
0dを設けており、これによって高周波電源17の一方
の端子は円筒体10aを介してグロー放電用電極板13
と導通しており、他方の端子は蓋体10bや底体10c
を介して基板支持体11と導通している。また、蓋体1
0bに上に付設したモーター18により回転軸19を介
して基板支持体11が回転駆動され、これに伴って基板
4も回転する。
【0030】このグロー放電分解装置を用いてa−Si
感光体ドラムを作製する場合には、a−Si成膜用のド
ラム状基板4を基板支持体11に装着し、a−Si生成
用ガスをガス導入口14より反応炉内部へ導入し、この
ガスをガス噴出口15を介して基板面へ噴出し、更にヒ
ーター12によって基板を所要の温度に設定するととも
に基板支持体11と電極板13の間でグロー放電を発生
させ、更に基板4を回転させることによって基板4の周
面にa−Si膜が成膜できる。
【0031】(例1)本例では、表1に示す成膜条件に
より図1の構成のa−Si系感光体Aを製作した。
【0032】
【表1】
【0033】また、比較例として表1の成膜条件のなか
で高光感度層を形成しないで、その他の成膜構成は、a
−Si系感光体Aと同じにしてa−Si系感光体Bを製
作した。
【0034】更にこれらの感光体について、光導電層と
高光感度層のESRスピン密度とg値を測定したとこ
ろ、表2に示す通り結果が得られ、高光感度層の成膜速
度を光導電層の成膜速度に比べて半分にしたことにより
ダングリングボンドが大幅に低減したことが判る。ま
た、FT−IR(フーリエ変換赤外吸収分光)により光
導電層と高光感度層の水素含有量を、TOF(Time
of Flight)測定によりキャリア移動度を、
更に分光エリプソメーターにより比誘電率を測定したと
ころ、表2に示す通り結果が得られた。しかも、SIM
S(二次イオン質量分析)によりSi量と比べたホウ素
含有量を測定したところ、表2に示す通り結果が得られ
た。
【0035】
【表2】
【0036】かくして得られた各々の感光体A、Bにつ
いて、感光体電流(ドラム電流)を0.2μC/cm2
として帯電能力を測定したところ、感光体Aは850V
となり、感光体Bは800Vとなり、本発明の感光体A
は感光体Bに比べて高い帯電が得られた。
【0037】また、各感光体A、Bについて、表面電位
を500Vに帯電させた後に各波長の光を照射し、表面
電位を500Vから250Vに減衰させた場合に、それ
に要した照射エネルギでもって光感度を測定したとこ
ろ、図4に示すような結果が得られた。
【0038】同様に各感光体A、Bについて、表面電位
を500Vに帯電させた後に各波長の光を照射し、表面
電位を500Vから50Vに減衰させた場合に、それに
要した照射エネルギでもって光感度を測定したところ、
図5に示すような結果が得られた。また、各感光体A、
Bの電荷量と表面電位との関係は図6に示す通りであ
る。
【0039】これらの結果から明らかなように、感光体
Aは成膜速度を低下させた高光感度層を設けたことによ
り、それがない感光体Bに比べて光感度が顕著に向上し
たことが判る。
【0040】(例2)次に本例においては、(例1)の
感光体Aを制作するに際して、高光感度層の形成時にB
2 6 ガス流量を増減させてホウ素含有量を変え、その
他の構成は感光体Aと同じにして感光体C、Dを製作
し、これらの帯電能力、暗減衰、感度を測定したとこ
ろ、表3に示すような結果が得られた。尚、帯電能力は
ドラム電流0.2μC/cm2 、ドラム温度40°Cで
の条件(2値)の測定結果であり、暗減衰は500V帯
電から0.5秒後の減衰量で示し、感度は500Vから
50Vに減衰させるのに要した波長600nmの光エネル
ギーでもって示した。
【0041】
【表3】
【0042】この結果から明らかなように、感光体Cは
暗減衰が増大し、帯電能力の低下を招いており、また、
感光体Dについては光感度の低下を招いていることが判
る。尚、本実施例ではグロー放電分解法により製作した
電子写真感光体を例に挙げたが、本発明者等はこの成膜
方法に限らず、ダングリングボンド量(水素含有量)を
低減できる他の成膜方法、例えばスパッタリング法、マ
グネトロンスパッタリング法、光CVD法、熱CVD法
であっても同様な作用効果が得られると考える。
【0043】
【発明の効果】以上の通り、本発明の電子写真感光体
は、導電性基板の上に形成したa−Si系光導電層の上
に、更にその光導電層を構成するシリコンのダングリン
グボンド量に比べて30〜80%にまでダングリングボ
ンド量を減少させたa−Si系高光感度層を積層してお
り、しかも、a−Si系光導電層とa−Si系高光感度
層との両層に、この両層の間で0.1ppm 以下の含有量
差で、周期律表第III a族元素を含有させ、これによっ
て、高い帯電能力を有しながらも、高い光感度が得られ
た高性能な電子写真感光体を提供することができた。
【0044】また、本発明の電子写真感光体の製法によ
れば、グロー放電分解法において低い成膜速度ではダン
グリングボンド量が減少するという知見に基づいて、グ
ロー放電分解法により先ず導電性基板の上に比較的膜厚
の大きいa−Si系光導電層を高速に成膜形成し、次い
でその光導電層の上に光導電層の成膜速度に比べて低い
成膜速度により成膜して実質上光キャリア発生のa−S
i系高光感度層を積層しているので、成膜速度を高める
とともに、上記の高性能な電子写真感光体が提供でき
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における電子写真感光体の層構成を示す
断面図である。
【図2】実施例で用いたグロー放電分解装置の概略説明
図である。
【図3】アモルファスシリコン系電子写真感光体の基本
構成を示す断面図である。
【図4】実施例における電子写真感光体の光感度を示す
線図である。
【図5】実施例における電子写真感光体の光感度を示す
線図である。
【図6】実施例における電子写真感光体の電荷量と表面
電位との関係を示す線図である。
【符号の説明】
1、4・・・導電性基板 5・・・・・キャリア注入阻止層 2、6・・・アモルファスシリコン系光導電層 7・・・・・アモルファスシリコン系高光感度層 3、8・・・表面層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−134440(JP,A) 特開 平5−134441(JP,A) 特開 平1−277244(JP,A) 特開 昭62−28765(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 5/08 105

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性基板の上に50〜80μmの厚みの
    アモルファスシリコン系光導電層と、該光導電層を構成
    するシリコンのダングリングボンド量に対して30〜8
    0%のダングリングボンド量を有する厚さ0.1〜10
    μmのアモルファスシリコン系高光感度層とを順次積層
    したことを特徴とする電子写真感光体。
  2. 【請求項2】前記アモルファスシリコン系光導電層とア
    モルファスシリコン系高光感度層との両層を構成するシ
    リコンのダングリングボンド補償用元素が水素であり、
    且つアモルファスシリコン系高光感度層の水素含有量が
    アモルファスシリコン系光導電層の水素含有量に比べて
    50〜80%である請求項1記載の電子写真感光体。
  3. 【請求項3】前記アモルファスシリコン系光導電層とア
    モルファスシリコン系高光感度層との両層に、この両層
    の間で0.1ppm 以下の含有量差で、周期律表第III a
    族元素を含有したことを特徴とする請求項1記載の電子
    写真感光体。
  4. 【請求項4】導電性基板の上にグロー放電分解法により
    50〜80μmの厚みのアモルファスシリコン系光導電
    層を形成し、次いで前記光導電層上に該光導電層の成膜
    速度より遅い速度の成膜により前記光導電層を構成する
    シリコンのダングリングボンド量に対して30〜80%
    のダングリングボンド量を有する厚さ0.1〜10μm
    のアモルファスシリコン系高光感度層を積層することを
    特徴する電子写真感光体の製法。
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