JP3058451U - 電子機器収容ラック - Google Patents

電子機器収容ラック

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JP3058451U
JP3058451U JP1998008521U JP852198U JP3058451U JP 3058451 U JP3058451 U JP 3058451U JP 1998008521 U JP1998008521 U JP 1998008521U JP 852198 U JP852198 U JP 852198U JP 3058451 U JP3058451 U JP 3058451U
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frame
mount
electronic device
casing
rack
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JP1998008521U
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洋一 阿部
佳幸 花田
宏 宇喜多
山本  誠
恵吾 島田
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Chuo Electronics Co Ltd
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Chuo Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 電子機器の変更に対応できる電子機器収容ラ
ックを提供する。 【解決手段】 ボトムフレームのアンカー金具21に横
方向に延在するスライド板22を設け、一対のねじ穴3
1,31からなる下部固定部を形成する。トップフレー
ムの左右の梁部材に架橋された前部及び後部架橋部材5
1に、スライド板22のねじ穴31,・・・の真上に位
置するねじ穴31を設け、上部固定部を形成する。電子
機器を載置するマウントフレーム61に、マウントアン
グルブラケット71を設け、マウントアングルブラケッ
ト71に、架橋部材51及びスライド板22に、外嵌し
て横方向への移動をガイドするガイド部72を形成す
る。ガイド部72に、ねじ穴31に合致する貫通孔73
を設け、ねじ74で固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、通信機器やネットワークサーバーなどの電子機器を収容する電子機 器収容ラックに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、通信機器やネットワークサーバーなどの電子機器を収容する際には、電 子機器収容ラックが用いられていた。
【0003】 この電子機器収容ラックは、前面に開口部を有したケーシングと、前記開口部 を開閉する扉とを備えてなる。前記ケーシング内には、収容される電子機器をマ ウントするマウント部が左右に設けられており、該マウント部には、電子機器を 載置するアングル材や載置用パネルを固定する、あるいは、電子機器の筐体を直 接固定する固定部が、上下に沿った複数箇所に設けられている。
【0004】 これにより、前記電子機器を、前記ケーシング内に収容するとともに、前記マ ウント部におけるいずれかの固定部に固定することによって任意の高さに配置で きるように構成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、電子機器収容ラックにあっては、当該電子機器収容ラックの外 形寸法と、パネルや電子機器を固定する左右におけるマウント部の幅寸法とに対 応関係にあり、電子機器収容ラックを選定した時点で、内部に収容できる電子機 器の幅寸法が決定されてしまう。
【0006】 このため、予め設置された電子機器収容ラックにおいて、例えば、旧型のネッ トワーク機器を新型のネットワーク機器に変更する際に、該新型のネットワーク 機器の幅寸法が変更されていた場合には、電子機器収容ラックの交換が余儀なく される。
【0007】 本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、収容される電 子機器の変更に対応することができる電子機器収容ラックを提供することを目的 とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本考案の請求項1の電子機器収容ラックにあっては 、直方体形状に形成されたケーシングの前面に、扉により開閉される開口部が設 けられ、該開口部より収容された電子機器を任意の高さ位置に配置するマウント 部を備えた電子機器収容ラックにおいて、前記ケーシング内における四隅側に、 前記マウント部を構成する上下に延在したマウントフレームを立設するとともに 、各マウントフレームを前記ケーシングに対して横方向へ移動可能に固定した。
【0009】 すなわち、収容された電子機器を任意の高さ位置に配置するマウント部は、ケ ーシング内における四隅側に立設されたマウントフレームにより構成されており 、各マウントフレームは、ケーシングに対して横方向へ移動可能に固定されてい る。このため、前記マウントフレームは、収容される電子機器の幅寸法に合わせ て移動される。
【0010】 また、請求項2においては、前記ケーシングは、梁部材が矩形枠状に連設され たボトムフレームと、該ボトムフレームの各角部に立設された支柱と、各支柱の 上端に連結されるとともに、梁部材が矩形枠状に連設されたトップフレームとか らなるフレーム本体を備え、前記ボトムフレームに、前記マウントフレームの下 端を支持する下端支持部を設けるとともに、前記トップフレームの左右の梁部材 に、前記マウントフレームの上端を支持する上端支持部を架橋した。
【0011】 すなわち、前記ケーシングは、骨格を形成するフレーム本体を備え、収容され た電子機器が配置されるマウントフレームは、このフレーム本体に支持されるの で、ケーシングの側壁等への負担が軽減される。また、梁部材が矩形枠状に連設 されてなるトップフレームにあっては、前記マウントフレームの上端を支持する 上端支持部が左右の梁部材に架橋されることにより補強される。
【0012】 さらに、請求項3では、前記下端支持部及び前記上端支持部を、前記マウント フレームの移動方向に延在する長尺状部材により形成する一方、該長尺状部材に 外嵌可能な断面コ字状であって、前記長尺状部材の長さ方向への移動をガイドす るガイド部が形成されたブラケットを、前記マウントフレームの上端部及び下端 部のそれぞれに設けた。
【0013】 すなわち、マウントフレームの上端部及び下端部には、ブラケットが設けられ ており、該ブラケットには、前記下端支持部及び前記上端支持部を形成する長尺 状部材に外嵌するとともに、該長尺状部材の長さ方向への移動をガイドするガイ ド部が形成されている。このため、前記マウントフレームの前記長尺状部材の長 さ方向に沿った移動、つまり、前記ケーシングに対する横方向へ移動がスムーズ に行われる。
【0014】 加えて、請求項4にあっては、前記ブラケットの前記ガイド部に貫通孔を設け る一方、前記ケーシングの中心線を境とする左右対称位置に設けられ、かつ前記 貫通孔に合致する左右一対のねじ穴からなる幅決め部を、前記下端支持部及び前 記上端支持部を形成する前記長尺状部材の複数箇所に設けた。
【0015】 すなわち、前記下端支持部及び前記上端支持部を形成する前記長尺状部材にお いて、前記ケーシングの中心線を境とする左右対称位置には、前記ブラケットの 貫通孔に合致する左右一対のねじ穴からなる幅決め部が、複数箇所に設けられて いる。このため、前記幅決め部を構成する左右それぞれのねじ穴に、前記ブラケ ットの貫通孔を合わせて、ねじ止めすることにより、左右のマウントフレームの 中心位置が、前記ケーシングの中心線上に合わせられる。
【0016】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施の形態を図にしたがって説明する。図1は、本実施の形 態にかかる電子機器収容ラック1を示す分解斜視図であり、この電子機器収容ラ ック1は、直方体形状に形成されたケーシング2と、該ケーシング2の前面に設 けられた開口部3を開閉する扉としてのアクリルフロントドア4とにより構成さ れている。なお、この電子機器収容ラック1にあっては、図1中破線で示すよう なスチール扉5が用意されており、用途に応じて交換可能に構成されている。
【0017】 前記ケーシング2は、骨格を形成するフレーム本体11を備えており、該フレ ーム11は、4本の梁部材12,・・・が矩形枠状に連設され、底部を形成する ボトムフレーム13と、該ボトムフレーム13の各角部に立設された支柱14, ・・・と、各支柱14,・・・の上端に連結されるとともに、前述同様に梁部材 12,・・・が矩形枠状に連設され、天部を形成するトップフレーム15とによ り構成されている。
【0018】 前記ボトムフレーム13には、図2に示すように、台形状のアンカー金具21 ,・・・が各角部に固定されており、各アンカー金具21,・・・には、ケーシ ング2の横方向に延在する下端支持部としてのスライド板22〜25が、ケーシ ング2の前後中心線26側に設けられている。前記各スライド板22〜25には 、斜めに配置された一対のねじ穴31,31からなる第1〜第3の下部固定部3 2〜34が、前記ケーシング2の左右中心線35側より外側へ向けて順に形成さ れている。
【0019】 該左右中心線35を境とした左方のスライド板22,25における第1の下部 固定部32,32と、右方のスライド板23,24における第1の下部固定部3 2,32とは、前記左右中心線35を境とした線対称位置に設けられており、左 右中心線35までの離間距離が等しくなるように構成されている。これにより、 左方及び右方のスライド板22〜25における両第1の下部固定部32,・・・ によって、第1の幅寸法H1を有した第1の下部幅決め部41が形成されている 。また、前記左右中心線35を境とした左方のスライド板22,25における第 2の下部固定部33,33と、右方のスライド板23,24における第2の下部 固定部33,33とは、前述と同様に線対称位置に設けられており、左方及び右 方のスライド板22〜25における両第2の下部固定部33,・・・によって、 第2の幅寸法H2を有した第2の下部幅決め部42が形成されている。同様に、 前記左右中心線35を境とした左方のスライド板22,25における第3の下部 固定部34,34と、右方のスライド板23,24における第3の下部固定部3 4,34とも線対称位置に設けられており、左方及び右方のスライド板22〜2 5における第3の下部固定部34,・・・によって、第3の幅寸法H3を有した 第3の下部幅決め部43が形成されている。
【0020】 また、前記トップフレーム15には、図3に示すように、左右中心線35を境 とした左方の梁部材12と右方の梁部材12とに架橋する上端支持部としての前 部架橋部材51と後部架橋部材52とが、前後中心線から同離間距離を隔てた位 置に設けられている。両架橋部材51,52には、前記各スライド板22〜25 に形成された各ねじ穴31,・・・の真上に配置されることによって(図2参照 )、前述と同様に、斜めに配置された一対のねじ穴31,31からなる第1〜第 3の上部固定部53〜55が、前記左右中心線35側より外側へ向けて順に形成 されている。
【0021】 該左右中心線35を境とする左方における第1の上部固定部53,53と、右 方における第1の上部固定部53,53とは、前記左右中心線35を境とした線 対称位置に設けられており、前記左右中心線35までの離間距離が等しくなるよ うに構成されている。これにより、両第1の上部固定部53,・・・によって、 前記第1の幅寸法H1を有した第1の上部幅決め部56が形成されている。また 、前記左右中心線35を境とした左方における第2の上部固定部54,54と、 右方における第2の上部固定部54,54とは、前述と同様に線対称位置に設け られており、左方及び右方における両上部第2の固定部54,・・・によって、 前記第2の幅寸法H2を有した第2の上部幅決め部57が形成されている。同様 に、前記左右中心線35を境とした左方における第3の上部固定部55,55と 、右方における第3の上部固定部55,55も線対称位置に設けられており、左 方及び右方における両上部第3の固定部55,・・・によって、前記第3の幅寸 法H3を有した第3の上部幅決め部58が形成されている。
【0022】 そして、前記各スライド板22〜25と、前記両架橋部材51,52との間に は、図1及び図4にも示すように、上下に延在するマウント部としてのマウント フレーム61,・・・が起立した状態で設けられている。このマウントフレーム 61には、前記ケーシング2の前記開口部3より収容された電子機器を載置する アングル材や載置用パネルを固定する、あるいは、電子機器の筐体を直接固定す るための固定穴61a,・・・が(図4参照)、上下に沿って多数設けられてお り、前記電子機器を任意の高さ位置に配置した状態で固定できるように構成され ている。さらに、前部側のマウントフレーム61には、固定された電子機器のケ ーブルを保持するフロントケーブルバー62,・・・が設けられているとともに 、連結部材63,・・・によって後部側のマウントフレーム61に連結されてい る。
【0023】 また、前記各マウントフレーム61,・・・の上端部及び下端部には、略L字 状のマウントアングルブラケット71,・・・がねじ止めされており、該マウン トアングルブラケット71の端部には、前記各架橋部材51,52及び前記各ス ライド板22〜25に、外嵌可能な断面コ字状であって、前記各架橋部材51, 52及び前記各スライド板22〜25の長さ方向への移動、すなわち、ケーシン グ2の横方向への移動をガイドするガイド部72が形成されている。前記マウン トアングルブラケット71における前記ガイド部72には、斜めに配置された一 対の貫通孔73,73が設けられており、両貫通孔73,73は、前記第1〜第 3の上部及び下部固定部32〜34,53〜55を形成するねじ穴31,31と 合致するように設定されている。これにより、前記マウントアングルブラケット 71,・・・における前記貫通孔73,73を、前記第1〜第3の上部及び下部 固定部32〜34,53〜55のいずれかを構成するねじ穴31,31と合致さ せた状態でねじ74,74をねじ込むことによって、マウントフレーム61を、 前記各架橋部材51,52と前記各スライド板22〜25と間に起立させた状態 で固定できるように構成されている。
【0024】 一方、前記フレーム本体11には、図1に示したように、下方に排気スリット 81,・・・が設けられた側面パネル82,82が左右側部に取り付けられてお り、スリットパネル83及びブランクパネル84が脱着自在に固定される背面パ ネル85が背面に取り付けられている。また、前記フレーム本体11の天部には 、ダクトブランク86及びファンユニットを取り付け可能なファンブランク87 が脱着自在に固定されるトップカバー88が取り付けられており、前部には、ロ ック付きの取っ手89を有した前記アクリルフロントドア4がヒンジ90,・・ ・を介して取り付けられている。
【0025】 以上の構成にかかる本実施の形態において、予め設置された電子機器収容ラッ ク1に収容された23インチ幅の旧型のネットワーク機器を、新型のネットワー ク機器に変更する際に、新型のネットワーク機器の幅寸法が19インチに小型化 された場合を例に挙げて説明する。
【0026】 この場合には、先ず、図4に示したように、各マウントフレーム61上端部の マウントアングルブラケット71,・・・におけるねじ74,・・・を外し、各 架橋部材51,52への固定状態を解除するとともに、各マウントフレーム61 下端部のマウントアングルブラケット71,・・・におけるねじ74,・・・を 外し、各スライド板22〜25への固定状態を解除する。そして、各マウントフ レーム61を、ケーシング2における左右中心線35側へ移動し、幅寸法を移動 する。
【0027】 ルブラケット71,・・・には、各架橋部材51,52及び各スライド板22〜 25に、外嵌可能な断面コ字状であって、各架橋部材51,52及び各スライド 板22〜25の長さ方向への移動、すなわち、ケーシング2の横方向への移動を ガイドするガイド部72が形成されている。このため、各マウントフレーム61 ,・・・の横方向への移動をスムーズに行うことができ、レイアウト変更の容易 性を高めることができる。
【0028】 そして、各マウントアングルブラケット71,・・・に設けられた貫通孔73 ,・・・を、前記各架橋部材51,52及び各スライド板22〜25に設けられ た第1の下部固定部32,32及び上部固定部53,53におけるねじ穴31, ・・・に合わせ、ねじ74,・・・により固定する。これにより、前記各マウン トフレーム61,・・・を、第1の幅寸法H1を有した第1の上部及び下部幅決 め部41,56に固定することができ、既存の電子機器収容ラック1を他の電子 機器収容ラックに交換すること無く、各マウントフレーム61,・・・による1 9インチ幅の新型のネットワーク機器の収容固定が可能となり、経費の削減を図 ることができる。
【0029】 このように、本実施の形態にかかる電子機器収容ラック1にあっては、左右に 設けられたマウントフレーム61,・・・の幅寸法を、収容される電子機器の幅 寸法に合わせて容易に移動することができるので、電子機器収容ラック1の外形 寸法と、電子機器等を固定するマウント部における左右の幅寸法とが対応関係に あり、電子機器収容ラック1を選定した時点で、内部に収容できる電子機器の幅 寸法が決定されてしまう従来の電子機器収容ラックと比較して、使用用途が広が り、利用価値が向上する。また、電子機器を配置するマウントフレーム61,・ ・・は、ケーシング2の四隅側に立設されており、当該マウントフレーム61, ・・・に配置されるネットワーク機器と、ケーシング2との間に空気の流通を促 す通流空間を確保することができる。これにより、電子機器の収容に適した電子 機器収容ラック1となり得る。
【0030】 そして、前記各マウントフレーム61,・・・は、左右中心線35を境とする 線対称位置に設定された第1の下部及び上部固定部32,・・・、53,・・・ に固定されており、左右中心線35までの離間距離が等しくなるように構成され ている。このため、左右のマウントフレーム61,・・・の中心位置を、前記ケ ーシング2の左右中心線35上に合わせることができるので、左右のマウントフ レーム61,・・・に固定されるネットワーク機器を、ケーシング2の中心に配 置することができる。よって、マウントフレーム61,・・・を移動した際に、 前記左右中心線35から左右のマウントフレーム61,・・・までの距離が左右 で異なり、固定されるネットワーク機器の重心が左右のいずれかに偏ってしまう 場合と比較して、電子機器収容ラック1の安定設置が可能となる。
【0031】 一方、前記ケーシング2は、骨格を形成するフレーム本体11を備えており、 ネットワーク機器が配置されるマウントフレーム61,・・・は、このフレーム 本体11に支持されるので、ケーシング2を形成する各パネル82,85,88 への影響を防止することができる。また、前記フレーム本体11を構成するとと もに、梁部材12,・・・が矩形枠状に連設されてなるトップフレーム15にあ っては、図3にも示したように、前記マウントフレーム61,・・・の上端を支 持する前部及び後部架橋部材51,52が左右の梁部材12,12に架橋されて いる。これにより、当該トップフレーム15を補強することができ、前記マウン トフレーム61の支持に加えて、前記フレーム本体11を補強する効果をも得る ことができる。
【0032】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の請求項1の電子機器収容ラックにあっては、収容 された電子機器を任意の高さ位置に配置するとともに、ケーシングの四隅側に立 設されたマウントフレームを、ケーシングに対して横方向へ移動することにより 、左右におけるマウントフレームの幅寸法を、収容される電子機器の幅寸法に合 わせることができる。したがって、電子機器収容ラックの外形寸法と、電子機器 等を固定するマウント部における左右の幅寸法とが対応関係にあり、電子機器収 容ラックを選定した時点で、内部に収容できる電子機器の幅寸法が決定されてし まう従来の電子機器収容ラックと比較して、使用用途が広がり、利用価値が向上 する。
【0033】 さらに、予め設置された電子機器収容ラックにおいて、例えば、旧型のネット ワーク機器を新型のネットワーク機器に変更した際に、新型のネットワーク機器 の幅寸法が変更されていた場合であっても、前記マウントフレームの幅寸法を変 更することにより、他の電子機器収容ラックに交換すること無く、新型のネット ワーク機器を収容することができる。これにより、経費の削減を図ることができ る。そして、電子機器を配置するマウントフレームは、ケーシングの四隅側に立 設されており、当該マウントフレームに配置される電子機器と、ケーシングとの 間に空気の流通を促す通流空間を確保することができる。これにより、電子機器 の収容に適した電子機器収容ラックとなり得る。
【0034】 また、請求項2の電子機器収容ラックにおいては、ケーシングは骨格を形成す るフレーム本体を備えており、電子機器が配置されるマウントフレームは、この フレーム本体に支持されるので、ケーシングの側壁等への負担を軽減させること ができる。また、前記フレーム本体を構成するとともに、梁部材が矩形枠状に連 設されてなるトップフレームにあっては、前記マウントフレームの上端を支持す る上端支持部が左右の梁部材に架橋されているので、当該トップフレームを補強 することができ、前記マウントフレームの支持に加えて、前記フレーム本体を補 強する効果をも得ることができる。
【0035】 さらに、請求項3の電子機器収容ラックでは、前記マウントフレームの上端部 及び下端部には、ブラケットが設けられており、該ブラケットには、前記下端支 持部及び前記上端支持部を形成する長尺状部材に外嵌するとともに、該長尺状部 材の長さ方向への移動をガイドするガイド部が形成されている。このため、前記 マウントフレームの前記長尺状部材の長さ方向に沿った移動、つまり、前記ケー シングに対する横方向へ移動をスムーズに行うことができ、レイアウト変更の容 易性を高めることができる。
【0036】 加えて、請求項4の電子機器収容ラックにあっては、前記下端支持部及び前記 上端支持部を形成する前記長尺状部材において、前記ケーシングの中心線を境と する左右対称位置には、前記ブラケットに設けられた貫通孔に合致する左右一対 のねじ穴からなる幅決め部が、複数箇所に設けられている。このため、前記幅決 め部を構成する左右それぞれのねじ穴に、前記ブラケットをねじ止めすることに より、左右のマウントフレームの中心位置を、前記ケーシングの中心線上に合わ せることができる。これにおり、左右のマウントフレームに固定される電子機器 を、ケーシングの中心に配置することができるので、マウントフレームを移動し た際に、前記中心線から左右のマウントフレームまでの距離が左右で異なり、電 子機器が中心線からずれた位置で固定されることによって、その重心が左右のい ずれかに偏ってしまう場合と比較して、電子機器収容ラックの設置状態の安定性 を保つことができる。
【0037】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施の形態を示す分解斜視図であ
る。
【図2】同実施の形態におけるボトムフレームを示す平
面図である。
【図3】同実施の形態におけるトップフレームを示す平
面図である。
【図4】同実施の形態におけるマウントフレームを示す
要部の拡大図である。
【符号の説明】
1 電子機器収容ラック 2 ケーシング 3 開口部 4 アクリルフロントドア(扉) 5 スチール扉(扉) 11 フレーム本体 12 梁部材 13 ボトムフレーム 14 支柱 15 トップフレーム 22〜25 スライド板(下端支持部) 31 ねじ穴 35 左右中心線 41 第1の下部幅決め部 42 第2の下部幅決め部 43 第3の下部幅決め部 51 前部架橋部材(上端支持部) 52 後部架橋部材(上端支持部) 53 第1の上部幅決め部 54 第2の上部幅決め部 55 第3の上部幅決め部 61 マウントフレーム(マウント部) 61a 固定穴 71 マウントアングルブラケット 72 ガイド部 73 貫通孔
フロントページの続き (72)考案者 宇喜多 宏 東京都八王子市元本郷町1丁目9番9号 中央電子株式会社内 (72)考案者 山本 誠 東京都八王子市元本郷町1丁目9番9号 中央電子株式会社内 (72)考案者 島田 恵吾 東京都八王子市元本郷町1丁目9番9号 中央電子株式会社内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直方体形状に形成されたケーシングの前
    面に、扉により開閉される開口部が設けられ、該開口部
    より収容された電子機器を任意の高さ位置に配置するマ
    ウント部を備えた電子機器収容ラックにおいて、 前記ケーシング内における四隅側に、前記マウント部を
    構成する上下に延在したマウントフレームを立設すると
    ともに、各マウントフレームを前記ケーシングに対して
    横方向へ移動可能に固定したことを特徴とする電子機器
    収容ラック。
  2. 【請求項2】 前記ケーシングは、梁部材が矩形枠状に
    連設されたボトムフレームと、該ボトムフレームの各角
    部に立設された支柱と、各支柱の上端に連結されるとと
    もに、梁部材が矩形枠状に連設されたトップフレームと
    からなるフレーム本体を備え、 前記ボトムフレームに、前記マウントフレームの下端を
    支持する下端支持部を設けるとともに、前記トップフレ
    ームの左右の梁部材に、前記マウントフレームの上端を
    支持する上端支持部を架橋したことを特徴とする請求項
    1記載の電子機器収容ラック。
  3. 【請求項3】 前記下端支持部及び前記上端支持部を、
    前記マウントフレームの移動方向に延在する長尺状部材
    により形成する一方、 該長尺状部材に外嵌可能な断面コ字状であって、前記長
    尺状部材の長さ方向への移動をガイドするガイド部が形
    成されたブラケットを、前記マウントフレームの上端部
    及び下端部のそれぞれに設けたことを特徴とする請求項
    2記載の電子機器収容ラック。
  4. 【請求項4】 前記ブラケットの前記ガイド部に貫通孔
    を設ける一方、 前記ケーシングの中心線を境とする左右対称位置に設け
    られ、かつ前記貫通孔に合致する左右一対のねじ穴から
    なる幅決め部を、前記下端支持部及び前記上端支持部を
    形成する前記長尺状部材の複数箇所に設けたことを特徴
    とする請求項3記載の電子機器収容ラック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003093170A (ja) * 2001-09-27 2003-04-02 Nitto Electric Works Ltd キャビネット
JP2010232483A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Sanko Kogyo Kk 電子機器用ラック及び該電子機器用ラックを複数用いたラックシステムの製造方法
JP2010232481A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Sanko Kogyo Kk 電子機器用ラック

Cited By (3)

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