JP3057790B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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JP3057790B2 JP3079718A JP7971891A JP3057790B2 JP 3057790 B2 JP3057790 B2 JP 3057790B2 JP 3079718 A JP3079718 A JP 3079718A JP 7971891 A JP7971891 A JP 7971891A JP 3057790 B2 JP3057790 B2 JP 3057790B2
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信二 近藤
秀二 安部
由美子 原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般家庭内や産業用等で
利用される衣類乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の衣類乾燥機の乾燥時間制御の方法
を以下に説明する。乾燥機に設けた湿度センサより衣類
の湿度を検出する。湿度センサの出力は乾燥が進むにつ
れ低下し、最終的には出力ゼロの状態で飽和する。一
見、この湿度センサの出力がゼロとなった時が乾燥終了
点のようであるが、実際はゼロ点での衣類の乾燥率は1
00%に達していないので、その後も乾燥を続けなけれ
ばならない。したがって従来はこのゼロ点からの乾燥時
間を一定時間設けるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記の方法で
は、衣類の量や初期乾燥率の大小に応じたきめ細かい乾
燥を行なうことができないので、乾燥の仕上がり状態を
常に最適にすることは出来ないという課題があった。
【0004】本発明はこのような課題を解決するもので
あって、衣類の仕上がり乾燥状態を常に最適にすること
ができる衣類乾燥機を提供することを第1の目的とす
る。また乾燥制御の精度を高めた衣類乾燥機を提供する
ことを第2の目的とする。さらにあらゆる衣類の状態に
対応した乾燥制御が行える衣類乾燥機を提供することを
第3の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るための第1の手段は、気を加熱する加熱装置と、乾
燥開始からの経過時間を計時する計時手段と、衣類の湿
り具合いを検出する湿度センサと、この湿度センサの出
力と前記計時手段の出力とから前記加熱装置の加熱量を
決定するファジィ推論部とを備えた衣類乾燥機とするも
のである。
【0006】第2の目的を達成するための第2の手段
は、気を加熱する加熱装置と、乾燥開始からの経過時
間を計時する計時手段と、衣類の湿り具合いを検出する
湿度センサと、前記湿度センサの一定時間毎の検出値を
数サンプル入力して、衣類の量および湿り具合いを判別
するニューラルネットワーク部と、ニューラルネットワ
ーク部により判別された衣類の量、湿り具合いおよび前
記計時手段の出力とを入力として前記加熱装置の加熱量
を決定する判断部とを備えた衣類乾燥機とするものであ
る。
【0007】第3の目的を達成するための第3の手段
は、第2の手段において、加熱量を決定する判断部がフ
ァジィ推論部である衣類乾燥機とするものである。
【0008】
【作用】前記第1の手段においては、湿度センサの出力
変化から衣類の量と湿り具合いを考慮して、ファジィ推
論部で加熱装置の加熱量を決定することにより、衣類の
状態に応じた最適な乾燥を行なうものである。
【0009】第2の手段においては、湿度センサの検出
値を入力としてニューラルネットワーク部で衣類の量お
よび湿り具合いを判別し、この判別された衣類の量、湿
り具合いおよび計時手段の出力を入力として判断部で加
熱装置の加熱量を決定するものである。
【0010】第3の手段においては、第2の手段におけ
る判断部のファジィ推論部とニューラルネットワーク部
との組合せにより、あらゆる衣類の状態に対応した最適
な乾燥制御が行えるものである。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例について図1〜図5を
基に説明する。
【0012】図1において、衣類乾燥機は、本体1と、
乾燥衣類を入れるドラム2と、モータ4により駆動され
空気流を発生するファン3と、乾燥のための空気を加熱
する加熱装置5と、衣類の湿り具合いを検出する湿度セ
ンサ6とを有している。湿度センサ6の出力はマイクロ
コンピュータ11に入力され、解析手段7により処理さ
れる。また計時手段9は乾燥開始からの経過時間tを出
力する。解析手段7の処理結果と計時手段9からの経過
時間を受けたファジィ推論部8は、その時刻の加熱量を
決定する。そして制御部10は決定された加熱量に応じ
て加熱装置5を制御する。 本実施例における湿度セン
サ6は、電極式のものを用いており、衣類の湿り具合い
によって電導率が変化することを応用した格好となって
いる。
【0013】湿度センサ6の出力変化は図2に示す通り
である。即ち、乾燥開始初期には湿度が高く、乾燥が進
むにつれて湿度が下がってくる。この時、衣類の湿り具
合いと乾燥初期の湿度センサ6の検出値との間に相関が
あり、衣類の量と湿度の低下速度との間に相関がある。
つまり図2(a)に示すように、乾燥初期の湿度センサ
6の検出値が高いほど衣類の湿り具合いは高く、低いほ
ど衣類の湿り具合いが低い。また図2(b)に示すよう
に、湿度の低下速度が遅いほど衣類の量が多く、速いほ
ど衣類の量が少ない。このように湿度センサ6の出力よ
り衣類の状態が判別できる。この判別に用いる特徴量を
湿度センサ6の出力変化から抽出するのが解析手段7で
ある。
【0014】本実施例では、解析手段7は乾燥開始後1
分間の湿度センサ6の検出値(6サンプル点)の平均値
Laと、湿度センサ6の検出値が所定の値になるまでの
時間tsを出力する。ファジィ推論部8は前記平均値L
aと時間tsと乾燥開始からの経過時間tとから加熱量
Pを決定する。制御部10が加熱量Pに応じて加熱装置
5を制御する。
【0015】ファジィ推論は「平均値Laがとても大き
く、かつ時間tsが長く、かつ経過時間tが短ければ加
熱量Pをとても大きくする」といったルールを基に行わ
れる。推論ルールは図5に示す36個のルールからな
る。平均値Laが「とても大きい」とか、時間tsが
「長く」とか、時間tが「短く」とか、加熱量Pを「と
ても大きく」といった定性的な概念は、図3、図4に示
すメンバーシップ関数により定量的に表現される。図3
(a)は平均値Laを評価するメンバーシップ関数、図
3(b)は時間tsを評価するメンバーシップ関数、図
3(c)は時間tを評価するメンバーシップ関数、図4
は加熱量Pを表現するメンバーシップ関数である。推論
演算はMIN−MAX法で行っている。
【0016】次に前記解析手段7としてニューラルネッ
トワーク部を用いた場合の一実施例を述べる。図6に示
すように、乾燥開始後、一定時間毎の湿度センサ6の検
出値を数サンプル取り、それをニューラルネットワーク
部12に入力し衣類の量および湿り具合いを判別する。
このニューラルネットワーク部12により判別された衣
類の量、湿り具合いおよび前記計時手段9の出力とを入
力として判断部13で前記加熱装置5の加熱量を決定す
る。判断部13はこの実施例ではファジィ推論部とし、
ニューラルネットワーク部12との組合せによりあらゆ
る衣類の状態に対応した最適な乾燥制御を実現たもので
あるが、これに限られるものではない。なお、ニューラ
ルネットワーク部12はバックプロパゲーションモデル
を用い、あらかじめ実験データにより学習させてある。
【0017】本実施例ではファジィ推論により加熱量を
決定し加熱装置5を制御して、乾燥制御を行なったが、
ファン3やドラム2の回転速度を制御する方法も考えら
れる。
【0018】
【発明の効果】本発明の衣類乾燥機は、乾燥衣類の量お
よび湿り具合いに応じて加熱装置の加熱量を最適にする
ことにより、過乾燥や未乾燥といった不都合が無く
過乾燥による布いたみを防ぐことができる。また消費エ
ネルギーに無駄のない高効率乾燥を行なうことができ
る。これはファジィ推論により、衣類の量および湿り具
合いと加熱パターンとの関係を最適に表現できるからで
ある。
【0019】また本発明はニューラルネットワーク部で
衣類の量および湿り具合いを判別するので判別精度が向
上するものである。
【0020】さらに、本発明はニューラルネットワーク
部とファジィ推論部の組合せにより、あらゆる衣類の状
態に対応した最適な乾燥制御を実現することができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す衣類乾燥機の概略構成
【図2】同衣類乾燥機の湿度センサの出力変化を表わす
【図3】同衣類乾燥機のファジィ推論部の時間に関する
メンバーシップ関数を示す図
【図4】同衣類乾燥機のファジィ推論部の加熱量に関す
るメンバーシップ関数を示す図
【図5】同衣類乾燥機のファジィ推論部の推論ルールを
示す図
【図6】本発明の他の実施例のニューラルネットワーク
部の説明図
【符号の説明】
1 本体 5 加熱装置 6 湿度センサ 7 解析手段 8 ファジィ推論部 9 計時手段 10 制御部 12 ニューラルネットワーク部 13 判断部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺井 春夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−16600(JP,A) 特開 平3−158198(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 58/28 F26B 9/06 F26B 21/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気を加熱する加熱装置と、乾燥開始か
    らの経過時間を計時する計時手段と、衣類の湿り具合を
    検出する湿度センサと、この湿度センサの出力と前記計
    時手段の出力とから前記加熱装置の加熱量を決定するフ
    ァジィ推論部を備えた衣類乾燥機。
  2. 【請求項2】 気を加熱する加熱装置と、乾燥開始か
    らの経過時間を計時する計時手段と、衣類の湿り具合い
    を検出する湿度センサと、前記湿度センサの一定時間毎
    の検出値を数サンプル入力して、衣類の量および湿り具
    合いを判別するニューラルネットワーク部と、ニューラ
    ルネットワーク部により判別された衣類の量、湿り具合
    いおよび前記計時手段の出力とを入力として前記加熱装
    置の加熱量を決定する判断部とを備えた衣類乾燥機。
  3. 【請求項3】 加熱量を決定する判断部がファジィ推論
    部である請求項2記載の衣類乾燥機。
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