JP3057008U

JP3057008U - トルマリン含有マット

Info

Publication number: JP3057008U
Application number: JP1998007623U
Authority: JP
Inventors: 洋二松崎
Original assignee: 松崎産業株式会社
Priority date: 1998-08-25
Filing date: 1998-08-25
Publication date: 1999-03-26
Anticipated expiration: 2004-08-25

Abstract

(57)【要約】【課題】トルマリンにより新陳代謝や血行の循環
を促進し、優れた通気性やツボ刺激効果を発揮すると共
に、マットの表面に発生する静電気を瞬時に取り除くこ
とができるトルマリン含有マットを提供すること。【解決手段】緩衝材と複数の凸部を有する布団芯材と
を、表地および裏地で被覆したマットにおいて、前記マ
ット内にトルマリン含有部材を内設した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、トルマリン効果により健康を促進をさせると共に、通気性やツボ刺激効果に優れ、さらに、マット周囲に発生する静電気を取り除くことができるトルマリン含有マットに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、トルマリンは、加圧されたり温度が上昇したりすると、遠赤外線を放射するということが周知とされている。遠赤外線は、人体の皮膚表面に電気的な刺激を与え、新陳代謝や血行の循環を促進するという特徴を有する。

【０００３】そのため、近日、トルマリンを内装したシートやマットが開発されている。（特開平９−２２６０５５号開示の「トルマリン粉体積層シート」、登録実用新案第３０４９９１３号開示の「トルマリン詰めマット」）等。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、単にシートやマット内にトルマリンを内装した場合、遠赤外線による新陳代謝や血行の循環を促進することができるが、床擦れを防止するための通気性やツボ刺激等の効果は得られなかった。

【０００５】また、従来の寝具類においては、使用中、繊維同士が接触してシートやマット等の表面周囲に静電気が発生し、衛生面や健康面において悪影響を与えるという問題があった。

【０００６】本考案は上記の点に鑑み、トルマリンにより新陳代謝や血行の循環を促進し、優れた通気性やツボ刺激効果を発揮すると共に、マットの表面に発生する静電気を瞬時に取り除くことができるトルマリン含有マットを提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記課題を達成するために、緩衝材と複数の凸部を有する布団芯材とを、表地および裏地で被覆したマットにおいて、前記マット内にトルマリン含有部材を内設した。

【０００８】また、前記表地にトルマリンを含有させた。

【０００９】また、前記マット内に、静電気を除去する防電磁気波繊維を内設した。

【００１０】さらに、前記マットにキルティング加工を施した。

【００１１】上記構成により、トルマリンから放射される遠赤外線により、新陳代謝や血行の循環を促進させることができる。また、複数の凸部を有する布団芯材により、優れた通気性やツボ刺激効果を発揮することができる。

【００１２】また、マット内に防電磁気波繊維を内設することにより、マットの表面に発生する静電気を瞬時に取り除くことができる。さらに、マットにキルティング加工を施すことにより、マット内の充填材の片寄りを防ぐと共に、外観的にも優れた効果を発揮する。

【００１３】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図１乃至図５に基づいて説明する。なお、図１は本考案のトルマリン含有マットの一部欠切した斜視図、図２はトルマリン含有マットの分解断面図、図３はトルマリン含有マットの断面図、図４および図５は他の好適例を示す分解断面図をそれぞれ表す。

【００１４】本考案のトルマリン含有マットのマット本体１は、緩衝材５と複数の凸部４を有する布団芯材３と、トルマリン含有部材６とからなる充填材２と、該充填材２を上下方向から被覆する表地７および裏地８とで形成されている。

【００１５】前記布団芯材３は熱可塑性樹脂フォームからなり、半球状の凸部４が複数形成されており、通気性に優れ、しかも身体に適宜な刺激を与える指圧効果を発揮する。

【００１６】緩衝材５は適宜厚さを有し、通気性やクッション性に優れた発泡ウレタンで形成されている。前記緩衝材５は、天然繊維綿または化学繊維綿等の素材で形成されている。

【００１７】トルマリン含有部材６は、トルマリン鉱石を粉砕して形成された粉体を液体にて溶解し、かかる液体内に天然繊維綿または化学繊維綿等を浸透させることにより形成される。また、繊維綿内に粉体を内包したり、接着剤を用いて繊維綿に付着させてもよい。なお、前記トルマリン含有部材６は、繊維綿に限定されるものでなく、織物や不織布等で形成してもよい。

【００１８】前記トルマリン含有部材６に使用されるトルマリンは、加圧されたり温度が上昇したりすると、マイナスイオンと遠赤外線を放射し、人体の皮膚表面に電気的な刺激を与え、新陳代謝や血行の循環を促進する特徴を有する。また、消臭や殺菌効果にも優れている。

【００１９】なお、前記トルマリン含有部材６は、マット本体１の全体部分に内設されているが、三折に形成されたマットにおいては、夫々のマットの中央部分に内設してもよい。

【００２０】前記表地７および裏地８は天然繊維にて形成されており、前記布団芯材３および緩衝材５と、トルマリン含有部材６とからなる充填材２を上下方向から被覆している。また、前記表地７と裏地８および充填材２からなるマット本体１に、キルティング部９を有するキルティング加工を施すことにより、マット内の充填材２の片寄りを防ぐと共に、外観的にも優れた効果を発揮する。

【００２１】次に、本考案のトルマリン含有マットの他の好適例を図４および図５に基づいて説明する。

【００２２】図４においては、トルマリンを含有した表地１１からなるマット本体１０を表す。前記表地１１は、天然繊維の糸にトルマリンを付着させ、その糸により織成された布体である。トルマリンを付着させる方法としては、トルマリン鉱石を粉砕して形成された粉体を、天然繊維の糸に接着剤を用いて付着させたり、粉体を液体にて溶解し、かかる液体内に天然繊維の糸を浸透させて付着させる方法等が挙げられる。

【００２３】図５においては、充填材２内に、静電気を除去する防電磁気波繊維１２を内設したマット本体２０を表す。

【００２４】近日、静電気においては不快な刺激を与えるばかりでなく、人体のカルシウムを減少させるという健康面での悪影響が解明されている。また、静電気により、空気中に浮遊する塵や埃をマットの表面に付着させるため、衛生面でも問題があった。

【００２５】前記防電磁気波繊維１２は、天然繊維の糸に銅を織り込むことにより形成され、マットの表面周囲に発生する静電気を、穏やかなコロナ放電により瞬時に除去することができる。また、前記防電磁気波繊維１２は、天然繊維にカーボンファイバー糸を一定間隔に織り込むことにより、同様の防電効果が得られる。なお、前記防電磁気波繊維１２は、上述の素材に限定されるものではなく、防電効果が得られるものであれば、如何なる素材であっても構わない。

【００２６】なお、前記防電磁気波繊維１２は、図中においては、布団芯材３とトルマリン含有部材６との間に配置されているが、これに限らず、布団芯材３と緩衝材５との間に配置させ、トルマリン含有部材６と防電磁気波繊維１２とで布団芯材３を挟持してもよい。また、緩衝材５と裏地８との間に配置させてもよい。さらに、前記防電磁気波繊維１２は、マット本体２０の全体部分に内設されているが、三折に形成されたマットにおいては、夫々のマットの中央部分に内設してもよい。

【００２７】

【考案の効果】

以上説明してきたように、本考案のトルマリン含有マットは、上記の構成とすることで以下に示す効果を奏するものである。

【００２８】マット本体内に設されたトルマリン含有部材から放射される遠赤外線により、使用中に新陳代謝や血行の循環を促進させることができる。また、複数の凸部を有する布団芯材により、優れた通気性やツボ刺激効果を発揮することができる。

【００２９】また、マット内に防電磁気波繊維を内設することにより、マットの表面に発生する静電気を瞬時に取り除くことができ、健康面および衛生面で優れた効果を発揮する。

【００３０】さらに、マットにキルティング加工を施すことにより、マット内の充填材の片寄りを防ぐと共に、外観的にも優れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のトルマリン含有マットの一部欠切した
斜視図を表す。

【図２】トルマリン含有マットの分解断面図を表す。

【図３】トルマリン含有マットの断面図を表す。

【図４】本考案のトルマリン含有マットの他の好適例を
示す分解断面図を表す。

【図５】本考案のトルマリン含有マットの他の好適例を
示す分解断面図を表す。

【符号の説明】

１・・・マット本体２・・・充填材３・・・布団芯材４・・・凸部５・・・緩衝材６・・・トルマリン含有部材７・・・表地８・・・裏地９・・・キルティング部１０・・マット本体１１・・表地１２・・防電磁気波繊維２０・・マット本体

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】緩衝材と複数の凸部を有する布団芯材
とを、表地および裏地で被覆したマットにおいて、前記
マット内にトルマリン含有部材を内設したことを特徴と
するトルマリン含有マット。
【請求項２】前記表地にトルマリンを含有させた請求
項１記載のトルマリン含有マット。
【請求項３】前記マット内に、静電気を除去する防電
磁気波繊維を内設した請求項１または２記載のトルマリ
ン含有マット。
【請求項４】前記マットにキルティング加工を施した
請求項１、２または３記載のトルマリン含有マット。