JP3056883U - マグネット付カーテン及びその側縁部材 - Google Patents

マグネット付カーテン及びその側縁部材

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JP3056883U
JP3056883U JP1998006446U JP644698U JP3056883U JP 3056883 U JP3056883 U JP 3056883U JP 1998006446 U JP1998006446 U JP 1998006446U JP 644698 U JP644698 U JP 644698U JP 3056883 U JP3056883 U JP 3056883U
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昭 松岡
政憲 結城
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地球商事株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユニットバス等の浴槽内で発生する水飛沫の
浴槽外への飛散を確実に防止すること。 【解決手段】 浴室内に浴槽10と浴槽外部とを遮蔽す
るカーテン1を設け、該カーテン1を耐水性柔軟シート
材により形成し、該カーテン1の両側縁部2a,2bに
上下方向に複数のマグネット5を取り付け、カーテン1
閉鎖時に該カーテン両側縁部2a,2bを、磁性壁面部
材により形成された浴室壁面9aに磁気力により吸着可
能に構成する。 【効果】 カーテン1の両側縁部を浴室壁面にマグネッ
トにより吸着することにより、浴槽内で発生した水飛沫
等の浴槽外への飛散を確実に防止することができ、浴室
床面が濡れることに基づく転倒等の事故を防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、マグネット付カーテンに関し、例えばユニットバス或いはシャワー ルーム等においてシャワーカーテンとして使用する場合に好適なマグネット付カ ーテン及びその側縁部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ユニットバス、ユニット式のシャワールーム等において、浴槽内に設け られたシャワーからの水飛沫が浴槽外に飛散するのを防止するために、浴槽等の 一側面に沿ってシャワーカーテンを設け、シャワー使用時は当該カーテンを閉め ることにより浴槽内と浴槽外を遮蔽することが行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のカーテンでは、該カーテンを完全に締め切っても、該カ ーテンの両側部とユニットバス等の壁面との間に間隙ができるため、シャワー等 の水飛沫がその間隙から浴槽外に飛散し、浴槽外の床面が濡れて、浴槽から出る ときに足がすべって横転する等の危険がある。また、ホテル等にて浴室の清掃を する際、床面が濡れていると水分の拭き取り作業が必要となり、清掃員等の清掃 作業の負担が大きいという問題がある。 また、従来のカーテンでは、その両側縁部を壁面側に係止する手段がないため 、カーテンを閉めたときの遮蔽性を高めるべく、カーテンの横幅を浴室等の幅よ りかなり長く形成する必要があり、カーテン生地の必要量が大きいという問題が ある。
【0004】 本考案は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり、ユニットバス、 シャワールーム等が鉄等の磁性体の表面に樹脂をコーティングした壁面部材によ り形成されていることに着目し、防水性柔軟シート材により形成されるカーテン の側縁部に沿ってマグネットを取り付け、該カーテンを閉めたときにその側縁部 をユニットバス等の壁面に吸着させることにより、シャワー等の水飛沫の浴槽外 への飛散を防止して上記課題を解決し得るマグネット付カーテン及びその側縁部 材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決するために、 第1に、磁性壁面部材により形成された浴室内において、浴槽と浴槽外部との 間に開閉自在に取り付けられるカーテンであって、該カーテンを防水性柔軟シー ト材により形成し、該カーテンの側縁部の上下方向に沿ってマグネットを取り付 け、該カーテンの閉鎖時に上記側縁部を浴室の壁面に磁気力で吸着可能としたも のであることを特徴とするマグネット付カーテンにより構成されるものである。 従って、該カーテンを閉鎖すると、該カーテンの側縁部が上記マグネットにより 浴室壁面に吸着し、浴槽と浴槽外部を確実に遮蔽することができるため、水飛沫 等の浴槽外への飛散を効果的に防止できる。また、マグネットをカーテンの側縁 部に取り付けることによりマグネットが重りとして作用して柔軟シート材により 形成されたカーテンの開閉をよりスムーズに行うことができる。 第2に、磁性壁面部材により形成されたシャワー室内において、シャワーエリ アとシャワーエリア外部との間に開閉自在に取り付けられるカーテンであって、 該カーテンを防水性柔軟シート材により形成し、該カーテンの側縁部の上下方向 に沿ってマグネットを取り付け、該カーテンの閉鎖時に上記側縁部をシャワー室 の壁面に磁気力で吸着可能としたものであることを特徴とするマグネット付カー テンにより構成されるものである。従って、シャワー室においても上記浴室と同 様に該カーテンを閉鎖することにより、水飛沫等のシャワーエリア外への飛散を 効果的に防止できる。 第3に、上記カーテンの側縁部に上下方向に複数のマグネット取付部を形成し 、これらの取付部各々にマグネットを取り付けたものであることを特徴とする上 記第1又は2の考案記載のマグネット付カーテンにより構成されるものである。 従って、カーテン側縁部には上下方向に複数のマグネットが取り付けられている ため、カーテン側縁部が撓んだり屈曲したりしても各マグネットはカーテン側縁 部の撓み、屈曲に応じて動くため、柔軟カーテンとしての機能を損なうことはな く、また、浴室等の壁面への吸着時においても各マグネットが上下方向に一直線 状に並ぶ必要はなく、カーテンの前後方向の撓みに応じて各マグネット毎に自由 な位置で吸着することができ、柔軟カーテンとしての機能を何ら損なうことなく 、確実に水飛沫等の飛散を防止できる。 第4に、上記マグネットは上記マグネット取付部にその平面部がカーテン面と 平行になるように取り付けたものであることを特徴とする上記第3の考案記載の マグネット付カーテンにより構成されるものである。従って、カーテンを閉じる と、マグネット平面部が浴室等の壁面に吸着し、カーテン側縁部がカーテン面と 略直交するように折れ曲がった状態で上記カーテン側縁部を浴室等の壁面に吸着 することができる。これにより浴槽等の水飛沫の浴槽等の外への飛散をより効果 的に防止することができる。 第5に、上記マグネットは上記マグネット取付部にその平面部がカーテン面と 直交するように取り付けたものであることを特徴とする上記第3の考案記載のマ グネット付カーテンにより構成されるものである。従って、カーテンを閉じると 、カーテン側縁端部のマグネット平面部が浴室等の壁面に吸着するため、カーテ ン側縁部を折り曲げずに該側縁端部を浴室等の壁面に吸着させることができる。 第6に、上記マグネットは可撓性磁性体により構成されたものであることを特 徴とする上記第1乃至5の考案の何れか1の考案に記載のマグネット付カーテン により構成されるものである。従って、カーテンの側縁部が撓んだり屈曲等して も、マグネット自体もそれに応じて撓むため、柔軟カーテンとしての機能を何ら 損なうことはない。また、浴室等の壁面に多少の凹凸があってもマグネット自体 が該凹凸に応じて撓むことにより確実に壁面に吸着することができ、水の飛散を より効果的に防止できる。 第7に、柔軟シート材を縦長帯状に形成し、該シート材の長さ方向に沿ってマ グネットを取り付け、該シート材をカーテンの側縁部に取り付け可能としたもの であることを特徴とするマグネット付カーテン側縁部材により構成されるもので ある。従って、かかるマグネット付カーテン側縁部材によれば、例えば磁性壁面 部材により形成された浴室等の既存のカーテンの側縁部に当該マグネット付カー テン側縁部材を取り付けることにより、該既存のカーテンの側縁部を壁面に吸着 可能とすることができ、既存のカーテンを利用して水飛沫等の飛散防止カーテン とすることができる。 第8に、上記マグネットは可撓性磁性体により構成されたものであることを特 徴とする上記第7の考案記載のマグネット付カーテン側縁部材により構成される ものである。従って、マグネット付カーテン側縁部材を既存の柔軟カーテンに取 り付けても、柔軟カーテンとしての性質を損なうことはない。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、図1乃至図19に基づいて本考案の実施の形態を詳細に説明する。 図1乃至図3において、1は、本考案におけるマグネット付カーテンであり、 該カーテン1は防水性柔軟シート材(例えばビニール製シート、防水加工を施し た布等)により形成している。かかるカーテン1の両側縁部2a,2bには側部 折り返し部2a’,2b’を形成し(図2参照)、該折り返し部2a’,2b’ を上下方向に均等間隔又は適当な間隔で縫合3a乃至3d,及び3a’乃至3d ’することにより5つのマグネット取付部4a乃至4e、及び4a’乃至4e’ を形成し、各取付部4a乃至4e、及び4a’乃至4e’内に各々マグネット5 をその平面部5’をカーテン1の面1a(カーテン面)に平行となるように1個 毎取り付け、上記折り返し部2a’,2b’を縫合閉鎖6することにより各マグ ネット5を上記各取付部内に収納している(図2,図3参照)。
【0007】 各マグネット収納部4a乃至4e、及び4a’乃至4e’内に収納されるマグ ネット5は図4に示すように長さ方向に直交する方向に容易に折り曲げることの できる可撓性磁性体を使用しており、浴室壁面に多少の凹凸があってもマグネッ ト5自体が該凹凸に応じて撓むことにより、カーテン1と壁面との密着性を高め ることができるようになっている。
【0008】 7a,7bは上記カーテン1の上下側縁に設けられた上下折り返し部であり、 上部折り返し部7aには吊り下げ用フック8が複数個取り付けられている。但し 、製品によっては下部の折り返し部7bは設けなくても良い。 尚、かかる実施の形態ではマグネット取付部4a乃至4e、4a’乃至4e’ を片側に5個ずつ設け、各々5個ずつのマグネット5を取り付けた状態を示した が、マグネット取付部の数、即ち取り付けるマグネットの数は任意であり、後述 の実施の形態のように1個又は2個等の5個以下でも良いし(図12,図13参 照)、例えば6個,7個等の5個以上の数であっても良い。
【0009】 上記図1に示す実施の形態のように、マグネット5の数を複数個にすると、浴 室等の対向壁面に多少の凹凸があっても各マグネット5が各々凹凸面に適合する ように吸着すため、カーテン側縁部2a,2bと壁面との密着性を高めることが できる。
【0010】 図5に示すカーテン1’は、上記図1に示すカーテン1において、マグネット 取付部4f,4gをカーテン両側縁部2a,2bの上部側2カ所にのみ設け、該 取付部4f,4gに各々マグネット5を取り付け、上記マグネット取付部4gよ り下方にはマグネットを取り付けないようにしたものである(図示していないが カーテン側縁部2b側も同様)。尚、その他の構成は上記図1のカーテン1と同 様なので便宜上その説明を省略する。このように構成しても、図6に示すように 、カーテン下半部は通常浴槽10内に入れた状態で使用されるので、水の飛散防 止には何ら支障はない。また、図5ではマグネットを上部側2カ所に設けた例を 示したが、この場合においてもマグネット5の数は上記2個に限定されず、任意 の数としても良い。
【0011】 また、図1、図5(及び後述の図12乃至図14)に示すマグネット5の形状 も上記各図に示す形状に限定されず、断面円形のもの等各種の形状のものであっ ても良い。さらに、マグネット5のカーテン側縁部2a,2bへの取付方法も上 記各図に示すものに限定されず、マグネット5自体を上記側縁部2a,2bに接 着剤で接着すること、或いはマグネット5自体をリベット止め、かしめ止め等に より取り付ける等の方法、或いはカーテン側縁部2a,2bに金属製のホック等 の金具を取り付け、該金具にマグネットを磁気力により吸着させるように構成し ても良く、マグネットのカーテン側縁部2a,2bへの取付方法としては各種の 方法が考えられる。
【0012】 図6は上記カーテン1又は1’をユニットバスに取り付けた状態を示す斜視図 であり、9はユニットバス、10は該ユニットバス9内の浴槽、11は上記浴槽 10の一側面に沿って設けられたカーテンレール、12は浴槽内に設けられたシ ャワーである。上記カーテン1又は1’は上記カーテンレール11にそのフック 8を取り付けることにより開閉自在にセットされる。
【0013】 上記ユニットバス9の壁面9aは、図8,図10及び図18に示すように鉄板 13の表面に樹脂14をコーティングした磁性壁面部材により形成されており、 上記カーテン1又は1’のマグネット5を上記ユニットバスの壁面9aに容易に 吸着することができる。即ち、上記カーテン1又は1’を図6に示すように閉じ ると、マグネット5が壁面9aに吸着され、図7,図8に示すように上記折り返 し部2a’(又は2b’)がカーテン1又は1’の面1aと直交するように前方 に折れ曲がった状態、又は図9,図10に示すように折り返し部2a’(又は2 b’)がカーテン1又は1’の面1aと直交するように後方に折れ曲がった状態 で壁面9aに吸着し、図6に示すようにカーテン1の両側縁2a,2bをユニッ トバス壁面9aに密着させることができる。このように折り返し部2a’,2b ’が折れ曲がった状態で壁面に密着させることにより、浴槽10側で発生した水 飛沫等は壁面9aに吸着した折り返し部2a’,2b’で阻止され、水飛沫等が カーテン側縁部2a,2bから浴槽10外に飛散することを効果的に防止できる 。尚、上述のようにカーテンを閉めた状態では、通常カーテン下半部を浴槽10 の中に入れた状態で使用するので、図6の浴槽10に使用する場合は図5に示す カーテン1’が適している。
【0014】 図11は上記カーテン1をユニット式のシャワー室に取り付けた状態を示す斜 視図であり、9’はユニット式のシャワー室、10’は該シャワー室9’内のシ ャワーエリア、11’は上記シャワーエリア10’とシャワーエリア外との間に 設けられたカーテンレール、12’はシャワーエリア10’内に設けられたシャ ワーである。上記カーテン1は上記カーテンレール11’にそのフック8を取り 付けることにより開閉自在にセットされる。上記シャワー室9’の壁面9a’は 、図8,図10及び図18に示すように鉄板13の表面に樹脂14をコーティン グした磁性壁面部材により形成されているため、上記カーテン1のマグネット5 を上記シャワー室の壁面9a’に、図7乃至図10及び図17及び図18に示す ように容易に吸着することができる。従って、このようなシャワー室9’におい ても、上記浴室9に使用した場合と同様に、シャワーエリア10’内で発生した 水飛沫のシャワーエリア外への飛散を確実に防止できる。尚、かかるシャワー室 9’に使用する場合はカーテン側縁部2a,2b略全体をシャワー室壁面9a’ に吸着させる必要があるため、図1に示すカーテン1が使用される。
【0015】 尚、シャワー室9’のシャワーエリア10’の床面10aはトイレ等が設置さ れたシャワーエリア外部の床面10bより若干低く形成されており、シャワーエ リア10’内でシャッワー12’から出た水はシャワーエリア10’内の床面1 0aに設置された排水口(図示せず)から排水されるため、床面10a側からシ ャワーエリア外の床面10b側に水が流れることはない。
【0016】 図12及び図13に示すものは、本考案の第2及び第3の実施の形態であり、 図12に示すカーテン1はマグネット取付部を2カ所(15a,15b)とし、 比較的長い2つのマグネット5aを各取付部に収納し取り付けたもの、図13に 示すものはマグネット取付部16aをカーテンの側縁部2a上下方向全体に亙っ て形成し、1本の長いマグネット5bを取り付たものである。本考案のカーテン をこのように構成しても、マグネット5a,5b自体が可撓性を有しているため (図4参照)、ユニットバス9又はシャワー室9’の壁面9a,9a’に多少の 凹凸があってもマグネット5a,5b自体が該凹凸に沿って撓むことにより、何 ら支障なくカーテン側縁部2a,2b全体を壁面9a,9a’に吸着させること ができる。
【0017】 図14に示すものは、本考案の第4の実施の形態であり、カーテン1の側縁部 に折り返し部17aを形成し、該折り返し部17a内に複数のマグネット5cを その平面部5c’がカーテン1の面1aに直交するように取り付けたものである (図15参照)。このように構成すると、図17,18に示すようにカーテン1 の側縁端部2cを壁面9aに吸着させることができる。尚、マグネット5cは図 16に示すように断面略正方形状のものであっても良いし、断面円形等その形状 は問わない。
【0018】 図19に示すものは、本考案の第5の実施の形態としてのマグネット付カーテ ン側縁部材18を示すものであり、19は防水性柔軟シート材(ビニール製シー ト、防水加工を施した布等)により形成されたカーテン側縁部材であり、縦長帯 状の上記柔軟シート材を折り返す等して袋状に形成すると共に適宜間隔で縫合2 0a乃至20dすることにより内部にマグネット取付部21a乃至21eを形成 し、かかるマグネット取付部内に上記可撓性のマグネット5を取り付け、かつ両 側縁部に縫い代22a,22bを形成することにより構成されている。かかるマ グネット付カーテン側縁部材18は、例えばユニットバス等に取り付けられてい る既存のシャワーカーテンの左右側縁部に上記縫い代を持って縫合することによ り縫い付けて使用する。かかるマグネット付カーテン側縁部材18は、その長さ 或いはマグネット5の数は任意であり、取り付けるカーテン側縁部の上下方向長 さに応じて適宜の長さに形成することができるものであり、また、比較的長いマ グネット付カーテン側縁部材18を予め形成しておき、既存のカーテン側縁部の 上下方向長さに応じて適宜長さに切り取って使用するように構成しても良い。尚 、このマグネット付カーテン側縁部材18のカーテン側縁部への取り付け方法と しては上記縫合に限らず、接着剤による接着、ホック、ボタン等により取り付け 等各種の方法で取付て良いことは勿論である。
【0019】 また、上記マグネット付カーテン側縁部材18によらず、既存のカーテンの側 縁部にマグネット自体を接着、リベット止め、かしめ止め等しても良いし、既存 のカーテン側縁部に金属製のホック等の金具を取り付け、該金具にマグネットを 磁気力により吸着させるように構成しても良く、マグネットのカーテン側縁部へ の取付方法としては各種の方法が考えられる。
【0020】 本考案は上述のように構成されるものであるから、本考案のカーテン1を図6 又は図11に示すようにユニットバス9或いはシャワー室9’に取り付け、カー テン1(又は1’)を閉めると、カーテン1の両側縁部2a,2bに取り付けら れたマグネット5(又は5a,5b,5c)の作用によりカーテン両側縁部2a ,2bを上下方向に沿ってユニットバス9等の壁面9aに確実に密着することが できる(図7乃至図10及び図17及び図18参照)。従って、上記何れの実施 の形態においても、浴槽10、シャワーエリア10’内でシャワー12等を使用 した場合に水滴、水飛沫等が浴槽10外、シャワーエリア10’外に飛散するこ とはなく、シャワー12等の使用後の浴槽10外、シャワーエリア10’外の床 面が濡れることはない。従って、濡れた床面によりすべって横転する等の事故を 回避することができ、また床面が濡れることはないので、ホテル等の清掃員は浴 室の清掃時に床面の水分の拭き取り作業を行う必要はなく、清掃作業の作業性を 高めると共に省力化を行うことができる。
【0021】 また、ユニットバス9又はシャワー室9’の壁面9a,9a’は鉄板等に樹脂 をコーティングした磁性壁面部材により形成されているものであるから、本来マ グネットを吸着することができるものであり、従って、柔軟カーテン1の側縁部 2a,2bに沿ってマグネット5等を取り付けるという簡単な構成によって浴槽 等内の水飛沫等の浴槽等の外への飛散を確実に防止することができる。
【0022】 また、図1(又は図12、図13等)に示す実施の形態のカーテンでは、カー テンの側縁部2a,2bの上下方向に沿って複数のマグネット5(又は5a,5 c等)が取り付けられているため、カーテン側縁部2aが前後左右方向に撓んだ り屈曲したりしても各マグネット5(又は5a,5c等)はカーテン側縁部の撓 み、屈曲に応じて自由に動くため、柔軟カーテンとしての機能を何ら損なうこと なく、カーテン1を閉鎖し該カーテン1の側縁部2a,2bを壁面9a、9a’ に吸着することにより、浴槽10外又はシャワーエリア10’外への水飛沫の飛 散を確実に防止できる。また、壁面9aへの吸着時においても各マグネット5( 又は5a,5c)は上下方向に一直線状に並ぶ必要はなく、カーテン1を閉鎖し た時のカーテン側縁部2a,2bの前後方向の撓み具合に応じて各マグネット毎 に自由な位置で壁面に吸着することができ、柔軟カーテンとしての機能を何ら損 なうことなく、確実に水飛沫等の飛散を防止できる。また、カーテン1の側縁部 2a,2bに沿って複数のマグネットを取り付けているため、壁面に多少の凹凸 があっても該凹凸面に対応するように各マグネットを吸着させることができるた め、確実にカーテン側縁部2a,2bを壁面9aに吸着することができる。さら に、図1(又は図12,図13)に示す実施の形態のカーテン1においても、各 マグネット5(又は5a,5c等)は可撓性を有しているため、壁面9aに多少 の凹凸があってもマグネット自体が撓むことにより、カーテン側縁部2a,2b を確実に壁面9aに吸着させることができる。
【0023】 また、カーテン1の側縁部2a,2bの上下方向に沿って複数のマグネットを 取り付けたものであるからカーテン1を取り外して収納する時或いは洗濯時等に おいても従来と同様にカーテンを折り畳むことができるため、柔軟カーテンとし ての機能を何ら損なうことはない。
【0024】 また、マグネット5等をカーテン1の両側縁部2a,2bに取り付けることに よりマグネット5等がカーテン両側部において重りとして作用するため、柔軟シ ート材により形成されたカーテン1の開閉をよりスムーズに行うことができる。
【0025】 また、従来のカーテンでは、カーテンの横幅を浴室の幅の例えば約1.5倍程 度の長さとする必要があったが、マグネットによりカーテンの両側縁部を浴室壁 面に密着させることができるため、従来より横幅の短いカーテン(例えば浴室の 幅の約1.3倍程度)で十分な遮蔽を行うことができ、カーテン生地を節約して コストダウンが可能となる。
【0026】 また、図13に示す実施の形態は1本のマグネット5bにより構成されるもの であるが、かかるマグネット5bの可撓性によりカーテンの側縁部2a,2bが 撓んでもそれに応じてマグネット5b自体も撓むため、かかる実施の形態におい ても柔軟カーテンとしての機能を損なうことなく、浴槽外への水飛沫等の飛散を 確実に防止できる。
【0027】 また、マグネット付カーテン側縁部材18によれば、例えば磁性壁面部材によ り形成された浴室、シャワールーム等に既に取り付けられているカーテンの側縁 部に当該マグネット付カーテン側縁部材18を取り付けることにより、該既存の カーテンの側縁部を壁面に吸着可能とすることができ、既存のカーテンをそのま ま利用して水飛沫等の飛散防止カーテンとすることができる。従って、例えばホ テル、マンション或いは病院等の全室のバスルーム等に既に設置されたシャワー カーテンをそのまま利用して低コストで既存のカーテンを本考案における水飛散 防止のカーテンとすることができる。
【0028】
【考案の効果】
以上のように、本考案は、柔軟シート材により形成されたカーテンの側縁部に マグネットを取り付けるという簡単な構成によって、ユニットバス等の浴室又は シャワールーム等の壁面にカーテンの側縁部を吸着して浴槽外又はシャワーエリ ア外への水飛沫の飛散を効果的に防止することができ、転倒等の事故を防止でき る。また、ホテル等の清掃員の浴室等の床面水分の拭き取り作業を軽減すること ができ清掃作業の作業性を高めると共に省力化を行うことができる。また、マグ ネットによりカーテンの側縁部を浴室等の壁面に吸着させることができるため、 従来より横幅の短いカーテンでも十分な遮蔽を行うことができ、カーテン生地を 節約してコストダウンが可能となる。また、マグネットをカーテンの側縁部に取 り付けることによりマグネットがカーテン側縁部において重りとして作用するた め、柔軟シート材により形成されたカーテンの開閉をよりスムーズに行うことが できる。
【0029】 カーテンの側縁部の上下方向に複数のマグネットを取り付けたものであるから 、カーテン側縁部が前後左右方向等に撓んだり屈曲したりしても各マグネットは カーテン側縁部の撓み、屈曲等に応じて自由に動くため、柔軟カーテンとしての 機能を何ら損なうことはない。また、浴室等の壁面への吸着時においても各マグ ネットは上下方向に一直線状に並ぶ必要はなく、カーテンを閉鎖した時のカーテ ン側縁部の前後方向の撓み具合に応じて各マグネット毎に自由な位置で壁面に吸 着することができ、柔軟カーテンとしての機能を何ら損なうことなく、確実に水 飛沫等の飛散を防止できる。また、浴室等の壁面に多少の凹凸があっても各マグ ネットがその凹凸位置に適合するように吸着するため、壁面に凹凸があっても水 の飛散防止機能が害されることはない。また、複数のマグネットを取付たもので あるからカーテンの収納時、洗濯時等においても従来と同様にカーテンを折り畳 むことができ、柔軟カーテンとしての機能を損なうことはない。
【0030】 また、カーテンを閉じると、マグネット平面部が浴室等の壁面に吸着し、カー テン側縁部がカーテン面と略直交するように折れ曲がった状態で上記カーテン側 縁部を浴室等の壁面に吸着させることができるため、かかる折り曲げ部により浴 槽等内の水飛沫の浴槽等の外への飛散をより効果的に防止することができる。
【0031】 また、カーテンを閉じると、カーテン側縁端部のマグネット平面部が浴室等の 壁面に吸着するため、カーテン側縁部を折り曲げることなくカーテン側縁端部を 浴室等の壁面に吸着させることができる。
【0032】 また、マグネットとして可撓性磁性体を使用したため、カーテンの側縁部が撓 んだり、屈曲等しても、マグネット自体もそれに応じて撓むため、柔軟カーテン としての機能を損なうことなく、確実に浴槽等の外への水の飛散を防止できる。 また、カーテン側縁部に多少の凹凸があってもマグネット自体の可撓性により凹 凸に応じて壁面に吸着することができ、水の飛散を効果的に防止できる。
【0033】 また、マグネット付カーテン側縁部材によれば、例えば磁性壁面部材により形 成された浴室、シャワールーム等の既存のカーテンの側縁部に当該マグネット付 カーテン側縁部材を取り付けることにより、該既存のカーテンの側縁部を壁面に 吸着可能とすることができ、既存のカーテンを利用して低コストで水飛沫等の飛 散防止カーテンとすることができる。
【0034】 また、マグネット付カーテン側縁部材を既存の柔軟カーテンに取り付けても、 マグネット自体が可撓性を有しているため既存の柔軟カーテンとしての性質を損 なうことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るマグネット付カーテンの正面図で
ある。
【図2】図1のA−A’線断面図である。
【図3】図1のB−B’線断面図である。
【図4】本考案に係るマグネット付カーテンに使用され
るマグネットの斜視図である。
【図5】本考案に係るマグネット付カーテンの他の実施
の形態を示す部分正面図である。
【図6】本考案に係るマグネット付カーテンを浴室に使
用した状態であってカーテンを閉鎖した状態を示す斜視
図である。
【図7】本考案に係るマグネット付カーテンを浴室等に
使用した状態におけるカーテンと壁面との吸着部近傍の
部分斜視図である。
【図8】本考案に係るマグネット付カーテンを浴室等に
使用した状態におけるカーテンと壁面との吸着部近傍に
おける部分断面図である。
【図9】本考案に係るマグネット付カーテンを浴室等に
使用した状態におけるカーテンと壁面との吸着部近傍の
部分斜視図である。
【図10】本考案に係るマグネット付カーテンを浴室等
に使用した状態におけるカーテンと壁面との吸着部近傍
における部分断面図である。
【図11】本考案に係るマグネット付カーテンをシャワ
ー室に使用した状態であってカーテンを閉鎖した状態を
示す斜視図である。
【図12】本考案に係るマグネット付カーテンの第2の
実施の形態を示す部分正面図である。
【図13】本考案に係るマグネット付カーテンの第3の
実施の形態を示す部分正面図である。
【図14】本考案に係るマグネット付カーテンの第4の
実施の形態を示す部分正面図である。
【図15】図12のC−C’線断面図である。
【図16】第4の実施の形態の他の実施例を示す断面図
である。
【図17】本考案に係るマグネット付カーテンを浴室等
に使用した状態におけるカーテンと壁面との吸着部近傍
の部分斜視図である。
【図18】本考案に係るマグネット付カーテンを浴室等
に使用した状態におけるカーテンと壁面との吸着部近傍
における部分断面図である。
【図19】本考案に係るマグネット付カーテン側縁部材
を示す正面図である。
【符号の説明】
1,1’ カーテン 1a カーテンの面 2a,2b カーテンの側縁部 4a乃至4e マグネット取付部 4a’乃至4e’ マグネット取付部 4f,4g マグネット取付部 21a乃至21e マグネット取付部 5 マグネット 5’ 平面部 5a,5b,5c マグネット 5c’ 平面部 9 ユニットバス 9a 壁面 9’ シャワー室 9a’ 壁面 18 マグネット付カーテン側縁部材

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性壁面部材により形成された浴室内に
    おいて、浴槽と浴槽外部との間に開閉自在に取り付けら
    れるカーテンであって、 該カーテンを防水性柔軟シート材により形成し、該カー
    テンの側縁部の上下方向に沿ってマグネットを取り付
    け、該カーテンの閉鎖時に上記側縁部を浴室の壁面に磁
    気力で吸着可能としたものであることを特徴とするマグ
    ネット付カーテン。
  2. 【請求項2】 磁性壁面部材により形成されたシャワー
    室内において、シャワーエリアとシャワーエリア外部と
    の間に開閉自在に取り付けられるカーテンであって、 該カーテンを防水性柔軟シート材により形成し、該カー
    テンの側縁部の上下方向に沿ってマグネットを取り付
    け、該カーテンの閉鎖時に上記側縁部をシャワー室の壁
    面に磁気力で吸着可能としたものであることを特徴とす
    るマグネット付カーテン。
  3. 【請求項3】 上記カーテンの側縁部に上下方向に複数
    のマグネット取付部を形成し、これらの取付部各々にマ
    グネットを取り付けたものであることを特徴とする請求
    項1又は2記載のマグネット付カーテン。
  4. 【請求項4】 上記マグネットは上記マグネット取付部
    にその平面部がカーテン面と平行になるように取り付け
    たものであることを特徴とする請求項3記載のマグネッ
    ト付カーテン。
  5. 【請求項5】 上記マグネットは上記マグネット取付部
    にその平面部がカーテン面と直交するように取り付けた
    ものであることを特徴とする請求項3記載のマグネット
    付カーテン。
  6. 【請求項6】 上記マグネットは可撓性磁性体により構
    成されたものであることを特徴とする請求項1乃至5の
    何れか1に記載のマグネット付カーテン。
  7. 【請求項7】 柔軟シート材を縦長帯状に形成し、該シ
    ート材の長さ方向に沿ってマグネットを取り付け、該シ
    ート材をカーテンの側縁部に取り付け可能としたもので
    あることを特徴とするマグネット付カーテン側縁部材。
  8. 【請求項8】 上記マグネットは可撓性磁性体により構
    成されたものであることを特徴とする請求項7記載のマ
    グネット付カーテン側縁部材。
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