JP3056708U - 吸着シート及びこれを吸着する吸着体 - Google Patents

吸着シート及びこれを吸着する吸着体

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JP3056708U
JP3056708U JP1998006640U JP664098U JP3056708U JP 3056708 U JP3056708 U JP 3056708U JP 1998006640 U JP1998006640 U JP 1998006640U JP 664098 U JP664098 U JP 664098U JP 3056708 U JP3056708 U JP 3056708U
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sheet
adsorbent
adsorption
synthetic resin
resin layer
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JP1998006640U
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Inventor
豁 椿原
Original Assignee
株式会社ホームデコ
椿原織物株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 皺を生じさせることなく確実且つ容易に張る
ことができ、又張り替えも容易である襖紙を提供する。 【解決手段】 襖紙としての吸着シート1を吸着体2の
吸着面19に吸着させる。吸着シート1は、吸湿により
伸びる性質のあるシート基材3の裏面に、その伸びを抑
制すると共に空気を通さないフイルム6がラミネートさ
れている。又吸着体2は、吸着基材7の表面に、弾性を
有する発泡合成樹脂層10が設けられ、該発泡合成樹脂
層10には、その表面で開口する多数の盲の吸着孔11
が分散状態で設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、吸盤状の吸着作用を発揮する吸着体に張着される吸着シート及び該 吸着体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
市販の襖紙としては、襖紙本体の裏面に糊層を設けておき、襖紙を貼る際には この糊層に水を塗布して糊を戻すことにより張着する方式のものが多く見られる 。又、アイロンで圧着しながら張着するタイプのものや、襖紙本体の裏面に、粘 着層とそれを保護する保護紙を設けておき、使用に際しては該保護紙を剥離して 前記粘着層で張着する方式のものもある。その他、襖紙の裏面に塗布した糊によ って張着する、主として業務用のものもある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら前記従来の襖紙は、その張着にある程度の経験と技術が必要であ り、素人作業では皺が発生しやすく又皺の修正が困難であって、見栄えよく張る ことができなかった。このように従来の襖紙は、その張り替えが難しく又作業も 面倒であったことから、襖が多少汚れてもそのまま放置することが多かった。
【0004】 本考案は、例えばこのような従来の問題点に鑑みて開発されたものであり、簡 便且つ確実に張ることができると共に張り替えが容易であり、更に、張った後に おいては、吸湿により伸びて皺が発生するのを効果的に抑制できる吸着シートの 提供を課題とするものである。又、該吸着シートを容易且つ確実に吸着し得る吸 着体の提供を課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本考案に係る吸着シートは、吸着基材の表面に、弾性 を有する発泡合成樹脂層が設けられ且つ該発泡合成樹脂層には、その表面で開口 する多数の盲の吸着孔が分散状態で設けられてなる吸着体に吸着される吸着シー トであって、吸湿により伸びる性質のあるシート基材の裏面に、該シート基材の 伸びを抑制すると共に空気を通さないコーティング層が設けられ、該コーティン グ層の表面に前記吸着孔が吸着されることを特徴とするものである。前記コーテ ィング層は、フイルムとされることもある。
【0006】 本考案に係る吸着体は、吸湿により伸びる性質のあるシート基材の裏面に、該 シート基材の伸びを抑制すると共に空気を通さないコーティング層が設けられて なる吸着シートを吸着する吸着体であって、吸着基材の表面に、弾性を有する発 泡合成樹脂層が設けられ且つ該発泡合成樹脂層には、その表面で開口する多数の 盲の吸着孔が分散状態で設けられており、前記フイルムの表面に前記吸着孔が吸 着されることを特徴とするものである。前記コーティング層は、フイルムとされ ることもある。
【0007】 前記各吸着体において、吸着基材の裏面に粘着層を設けるのが好ましい。又、 吸着体をテープ状に形成するのが好ましい。
【0008】 前記において、空気を通さないコーティング層やフイルムは、前記吸着孔の吸 盤状吸着作用を持続させ得るように空気を通さない性質を有するものである。こ の点に関して以下同様である。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。 図1〜2は、本考案に係る吸着シート1と、これに吸着される吸着体2を示す ものである。
【0010】 該吸着シート1は、従来の襖紙や壁紙等と同様物からなるシート基材3の裏面 に、該シート基材3が吸湿によって伸びるのを抑制するために、コーティング層 5を設け或いはフイルム6をラミネートしたものである。そしてこれらのコーテ ィング層5又はフイルム6は、空気を通さない性質のものである。
【0011】 又前記吸着体2は、本実施の形態においてはテープ状に形成されており、可撓 性を有する紙や布、不織布、合成樹脂製シート、或いはこれらを張り合わせたも の等からなる吸着基材7の表面9の全体に、弾性を有する発泡合成樹脂層10を 設けてなり、該発泡合成樹脂層10には、その表面10aで開口する多数の吸着 孔11が分散状態に設けられている。該発泡合成樹脂層10は、アクリル系やウ レタン系の樹脂を加熱炉で加熱発泡させて、前記吸着孔11を有するものとして 形成されており、例えば0.3〜1mm程度の厚みを有する。この吸着孔11は 、空気を通さない平滑面に対して吸盤状に吸着できる。
【0012】 そして、前記吸着基材7の裏面には粘着層12が設けられており、その表面1 3に剥離シート14が貼着されている。なお、前記発泡合成樹脂層10の表面1 0aには、空気を通さない保護紙15を、前記吸着孔11の吸着作用によって張 り合わせておくのがよい。この保護紙15は、前記吸着シート1の張着に先立っ て除去される。
【0013】 然して、前記構成を有する吸着シート1が襖紙として応用された場合、襖枠の 下地面にこれを張着して襖を構成するには、剥離シート14が引き剥がされた前 記テープ状吸着体2を、図3〜4に示すように、前記粘着層12で、襖枠16の 下地面17の周縁部分及び中間の所要部分に貼着する。これにより、周方向及び 横方向に連続した発泡合成樹脂層の吸着面19が形成される。その後図5〜6に 示すように、前記吸着シート1のコーティング層外面20又はフイルム外面21 を前記吸着面19に重ね合わせ、吸着シート1を吸着面19に押し付ける。
【0014】 これにより発泡合成樹脂層10が弾性圧縮状態となり、これが弾性的に復元し ようとするとき、前記コーティング層5やフイルム6は空気を通さないために、 前記吸着孔11による吸盤作用が働く。その結果吸着シート(襖紙)1は、前記 吸着面19に安定的に吸着状態で張着されることになる。
【0015】 なお吸着シート(襖紙)1を張る際に皺が発生したときは、襖紙の引き剥がし が容易であるために、皺を修正しながら張り直すことができる。このように張っ た後、余分な紙部分をカッターナイフ等で切断することにより吸着シート(襖紙 )の張設を完了する。
【0016】 そして一定期間を経て襖が汚れたときは、その吸着シート(襖紙)を引き剥が し(その引き剥がしは容易である)、新たな吸着シート(襖紙)を前記と同様に して、吸着面19に張着することができる。
【0017】 このようにして張着された吸着シートは、シート基材が吸湿によって伸びよう としたとき、前記コーティング層5又はフイルム6がその伸びを抑制するため、 張着された吸着シートに皺が発生する恐れがなく襖の見栄えを損なわない。
【0018】
【考案の効果】
本考案は以下の如き優れた効果を奏する。 本考案によるときは、吸着シートに対する吸着体の吸着作用によって、該吸 着シートを容易且つ確実に張着できる。又吸着シートは容易に引き剥がし可能で あるため、皺になりやすい襖紙や壁紙等としての吸着シートであっても、皺が生 じた場合はそれを修正しながら張り直すことが容易である。 このように本考案によるときは、乾式工法による張着が可能となって、従来の ような水や糊の塗布を必要とせず又アイロンで圧着することも不要である等、吸 着シートを、手等を汚すことなく手軽に短時間でしかも確実に張着できることに なる。
【0019】 本考案に係る吸着シートは、吸湿により伸びる性質のあるシート基材の表面 に、その伸びを抑制するコーティング層やフイルムを設けているため、シート基 材が吸湿によって伸びようとしたときに、その伸びを、かかるコーティング層や フイルムによって抑制でき、吸着シートに皺が発生するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る吸着シート及び吸着体を示す一部
欠切部分斜視図である。
【図2】本考案に係る吸着シート及び吸着体を示す部分
断面図である。
【図3】襖枠への吸着体の貼着状態を示す平面図であ
る。
【図4】襖枠の下地面に形成した吸着面に吸着シートを
張着する工程を説明する部分斜視図である。
【図5】襖枠の下地面に吸着シートを張着した状態を示
す部分斜視図である。
【図6】襖枠の下地面に形成した吸着面に吸着シートを
張着した状態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 吸着シート 2 吸着体 3 シート基材 5 コーティング層 6 フイルム 7 吸着基材 10 発泡合成樹脂層 11 吸着孔 12 粘着剤層 14 剥離シート 15 保護紙 16 襖枠 17 下地面 19 吸着面

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸着基材の表面に、弾性を有する発泡合
    成樹脂層が設けられ且つ該発泡合成樹脂層には、その表
    面で開口する多数の盲の吸着孔が分散状態で設けられて
    なる吸着体に吸着される吸着シートであって、 吸湿により伸びる性質のあるシート基材の裏面に、該シ
    ート基材の伸びを抑制すると共に空気を通さないコーテ
    ィング層が設けられ、該コーティング層の表面に前記吸
    着孔が吸着されることを特徴とする吸着シート。
  2. 【請求項2】 吸着基材の表面に、弾性を有する発泡合
    成樹脂層が設けられ且つ該発泡合成樹脂層には、その表
    面で開口する多数の盲の吸着孔が分散状態で設けられて
    なる吸着体に吸着される吸着シートであって、 吸湿により伸びる性質のあるシート基材の裏面に、該シ
    ート基材の伸びを抑制すると共に空気を通さないフイル
    ムが設けられ、該フイルムの表面に前記吸着孔が吸着さ
    れることを特徴とする吸着シート。
  3. 【請求項3】 シート基材が襖紙であることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の吸着シート。
  4. 【請求項4】 吸湿により伸びる性質のあるシート基材
    の裏面に、該シート基材の伸びを抑制すると共に空気を
    通さないコーティング層が設けられてなる吸着シートを
    吸着する吸着体であって、 吸着基材の表面に、弾性を有する発泡合成樹脂層が設け
    られ且つ該発泡合成樹脂層には、その表面で開口する多
    数の盲の吸着孔が分散状態で設けられており、前記コー
    ティング層の表面に前記吸着孔が吸着されることを特徴
    とする吸着体。
  5. 【請求項5】 吸湿により伸びる性質のあるシート基材
    の裏面に、該シート基材の伸びを抑制すると共に空気を
    通さないフイルムが設けられてなる吸着シートを張着す
    る吸着体であって、 吸着基材の表面に、弾性を有する発泡合成樹脂層が設け
    られ且つ該発泡合成樹脂層には、その表面で開口する多
    数の盲の吸着孔が分散状態で設けられており、前記フイ
    ルムの表面に前記吸着孔が吸着されることを特徴とする
    吸着体。
  6. 【請求項6】 吸着基材の裏面に粘着層が設けられてい
    ることを特徴とする請求項4又は5記載の吸着体。
  7. 【請求項7】 吸着体がテープ状であることを特徴とす
    る請求項4又は5記載の吸着体。
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