JP2000052465A - 吸着性シート - Google Patents
吸着性シートInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 皺を生じさせることなく確実且つ容易に張る
ことができ、又張り替えも容易である襖紙を提供する。 【解決手段】 可撓性を有するシート基材２の裏面全体
に、弾性を有する発泡合成樹脂層５を設ける。発泡合成
樹脂層５には、その表面で開口する多数の盲の吸着孔６
が分散状態で設けられている。吸着孔６は、空気を通さ
ない被張着面に吸盤状に吸着できる。
ことができ、又張り替えも容易である襖紙を提供する。 【解決手段】 可撓性を有するシート基材２の裏面全体
に、弾性を有する発泡合成樹脂層５を設ける。発泡合成
樹脂層５には、その表面で開口する多数の盲の吸着孔６
が分散状態で設けられている。吸着孔６は、空気を通さ
ない被張着面に吸盤状に吸着できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸着作用によって
簡易に張ることができ又引き剥がしも容易である、例え
ば襖紙や壁紙として応用して好適な吸着性シートに関す
るものである。
簡易に張ることができ又引き剥がしも容易である、例え
ば襖紙や壁紙として応用して好適な吸着性シートに関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】市販の襖紙としては、襖紙本体の裏面に
糊層を設けておき、襖紙を貼る際にはこの糊層に水を塗
布して糊を戻すことにより張着する方式のものが多く見
られる。又、アイロンで圧着しながら貼着するタイプの
ものや、襖紙本体の裏面に、粘着層とそれを保護する保
護紙を設けておき、使用に際しては該保護紙を剥離して
前記粘着層で張着する方式のものもある。その他、襖紙
の裏面に塗布した糊によって張着する、主として業務用
のものもある。
糊層を設けておき、襖紙を貼る際にはこの糊層に水を塗
布して糊を戻すことにより張着する方式のものが多く見
られる。又、アイロンで圧着しながら貼着するタイプの
ものや、襖紙本体の裏面に、粘着層とそれを保護する保
護紙を設けておき、使用に際しては該保護紙を剥離して
前記粘着層で張着する方式のものもある。その他、襖紙
の裏面に塗布した糊によって張着する、主として業務用
のものもある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の襖紙は、その張着に、ある程度の経験と技術が必要で
あり、素人作業では皺が発生しやすく又皺の修正が困難
であって、見栄えよく張ることが難しかった。このよう
に従来の襖紙は、その張り替えが難しく又作業も面倒で
あったことから、襖が多少汚れてもそのまま放置するこ
とが多かった。
の襖紙は、その張着に、ある程度の経験と技術が必要で
あり、素人作業では皺が発生しやすく又皺の修正が困難
であって、見栄えよく張ることが難しかった。このよう
に従来の襖紙は、その張り替えが難しく又作業も面倒で
あったことから、襖が多少汚れてもそのまま放置するこ
とが多かった。
【０００４】本発明は、例えばこのような従来の問題点
に鑑みて開発されたものであり、簡便且つ確実に張るこ
とができ又張り替えも容易である、例えば襖紙や壁紙と
して用いて好適である吸着性シートの提供を目的とする
ものである。
に鑑みて開発されたものであり、簡便且つ確実に張るこ
とができ又張り替えも容易である、例えば襖紙や壁紙と
して用いて好適である吸着性シートの提供を目的とする
ものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は以下の手段を採用する。即ち本発明に係る吸着
性シートは、シート状又はフイルム状を呈する基材の裏
面の所要部位に、弾性を有する発泡合成樹脂層が設けら
れ、該発泡合成樹脂層には、その表面で開口する如く、
空気を通さない平滑面に吸着される多数の盲の吸着孔が
分散状態で設けられていることを特徴とするものであ
る。前記基材は、可撓性を有するものとして構成するの
がよい。
本発明は以下の手段を採用する。即ち本発明に係る吸着
性シートは、シート状又はフイルム状を呈する基材の裏
面の所要部位に、弾性を有する発泡合成樹脂層が設けら
れ、該発泡合成樹脂層には、その表面で開口する如く、
空気を通さない平滑面に吸着される多数の盲の吸着孔が
分散状態で設けられていることを特徴とするものであ
る。前記基材は、可撓性を有するものとして構成するの
がよい。
【０００６】本発明に係る吸着性シートのより好ましい
態様は、表面が、空気を通さない平滑面として形成さ
れ、且つ裏面に粘着層が形成された粘着テープを、その
粘着層で下地面に貼着することによって形成した、前記
平滑面としての被張着面に張着される吸着性シートであ
って、シート状又はフイルム状を呈する基材の裏面の所
要部位に、弾性を有する発泡合成樹脂層が設けられ、該
発泡合成樹脂層には、その表面で開口する如く、前記被
張着面に吸着される多数の盲の吸着孔が分散状態で設け
られていることを特徴とするものである。前記基材は、
可撓性を有するものとして構成するのがよい。
態様は、表面が、空気を通さない平滑面として形成さ
れ、且つ裏面に粘着層が形成された粘着テープを、その
粘着層で下地面に貼着することによって形成した、前記
平滑面としての被張着面に張着される吸着性シートであ
って、シート状又はフイルム状を呈する基材の裏面の所
要部位に、弾性を有する発泡合成樹脂層が設けられ、該
発泡合成樹脂層には、その表面で開口する如く、前記被
張着面に吸着される多数の盲の吸着孔が分散状態で設け
られていることを特徴とするものである。前記基材は、
可撓性を有するものとして構成するのがよい。
【０００７】前記各吸着性シートにおいて、前記発泡合
成樹脂層を、前記基材の裏面の少なくとも両側部分に設
けるのがよい。
成樹脂層を、前記基材の裏面の少なくとも両側部分に設
けるのがよい。
【０００８】前記において、空気を通さない平滑面は、
前記吸着孔の吸盤状作用を持続させ得るように空気を通
さない性質のものである。この点に関して以下同様であ
る。
前記吸着孔の吸盤状作用を持続させ得るように空気を通
さない性質のものである。この点に関して以下同様であ
る。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図１〜２において本発明に係る吸着
性シート１は、襖紙として応用されており、基材２の裏
面３の全体に、弾性を有する発泡合成樹脂層５を設けて
なり、該発泡合成樹脂層５には、図２に示すように、そ
の表面で開口する多数の盲の吸着孔６が分散状態に設け
られている。
基づいて説明する。図１〜２において本発明に係る吸着
性シート１は、襖紙として応用されており、基材２の裏
面３の全体に、弾性を有する発泡合成樹脂層５を設けて
なり、該発泡合成樹脂層５には、図２に示すように、そ
の表面で開口する多数の盲の吸着孔６が分散状態に設け
られている。
【００１０】前記基材２は、従来の襖紙と同様のもので
あり、例えば紙シートに織物を貼り合わせて形成されて
いる。
あり、例えば紙シートに織物を貼り合わせて形成されて
いる。
【００１１】前記発泡合成樹脂層５は、アクリル系やウ
レタン系等の樹脂を加熱炉で加熱発泡させて、前記吸着
孔６を有するものとして形成されており、例えば０．３
〜１ｍｍ程度の厚みを有する。この吸着孔６は、空気を
通さない平滑面に吸盤状に吸着できる。
レタン系等の樹脂を加熱炉で加熱発泡させて、前記吸着
孔６を有するものとして形成されており、例えば０．３
〜１ｍｍ程度の厚みを有する。この吸着孔６は、空気を
通さない平滑面に吸盤状に吸着できる。
【００１２】そして前記発泡合成樹脂層５の表面７に
は、該発泡合成樹脂層を保護するために、空気を通さな
い剥離シート８が、前記吸着孔６の吸着作用によって固
定状態に張り合わされており、該剥離シート８は、前記
吸着性シート１の張着に先立って除去される。
は、該発泡合成樹脂層を保護するために、空気を通さな
い剥離シート８が、前記吸着孔６の吸着作用によって固
定状態に張り合わされており、該剥離シート８は、前記
吸着性シート１の張着に先立って除去される。
【００１３】然して、かかる構成の吸着性シート１（以
下襖紙１ａともいう）を襖枠に張着するには、例えば図
３〜４に示すように、該襖枠９の下地面１０の周縁部分
及び中間の所要部分に、空気を通さない平滑面を有する
市販の粘着テープ１１を貼着して後、剥離シート８が引
き剥がされた前記吸着性シート１の発泡合成樹脂層表面
７を、前記平滑面としての被張着面１２に載せ、該吸着
性シート１を該被張着面１２に押し付ける。この押し付
けによって前記発泡合成樹脂層５が弾性圧縮状態とな
り、これが弾性的に復元しようとするとき、前記吸着孔
６による吸盤作用が働く。その結果襖紙１ａは、図５〜
６に示すように前記被張着面１２に安定的に吸着状態で
固定されることになる。
下襖紙１ａともいう）を襖枠に張着するには、例えば図
３〜４に示すように、該襖枠９の下地面１０の周縁部分
及び中間の所要部分に、空気を通さない平滑面を有する
市販の粘着テープ１１を貼着して後、剥離シート８が引
き剥がされた前記吸着性シート１の発泡合成樹脂層表面
７を、前記平滑面としての被張着面１２に載せ、該吸着
性シート１を該被張着面１２に押し付ける。この押し付
けによって前記発泡合成樹脂層５が弾性圧縮状態とな
り、これが弾性的に復元しようとするとき、前記吸着孔
６による吸盤作用が働く。その結果襖紙１ａは、図５〜
６に示すように前記被張着面１２に安定的に吸着状態で
固定されることになる。
【００１４】このように襖紙１ａの張着は、図７に示す
ように、前記粘着テープ１１の形成する被張着面１２へ
の吸着作用を利用する乾式工法で行なうものであり、
又、粘着テープ１１の存在しない襖紙中央部分１３を下
地面１０から浮かせている。そのため、前記発泡合成樹
脂層５が浸透性を有する場合であっても、従来の襖紙を
水の塗布や糊の塗布によって下地面に直接貼着する場合
のように、下地面の染みや汚れが毛細管現象で浸透して
襖紙の汚損を招くといった問題が発生しない。
ように、前記粘着テープ１１の形成する被張着面１２へ
の吸着作用を利用する乾式工法で行なうものであり、
又、粘着テープ１１の存在しない襖紙中央部分１３を下
地面１０から浮かせている。そのため、前記発泡合成樹
脂層５が浸透性を有する場合であっても、従来の襖紙を
水の塗布や糊の塗布によって下地面に直接貼着する場合
のように、下地面の染みや汚れが毛細管現象で浸透して
襖紙の汚損を招くといった問題が発生しない。
【００１５】なお襖紙１ａを張る際に皺が発生したとき
は、襖紙の引き剥がしが容易であるために、皺を修正し
ながら張り直すことができる。このように張った後、余
分な紙部分をカッターナイフで切断することにより襖紙
の張設を完了する。
は、襖紙の引き剥がしが容易であるために、皺を修正し
ながら張り直すことができる。このように張った後、余
分な紙部分をカッターナイフで切断することにより襖紙
の張設を完了する。
【００１６】そして一定期間を経て襖が汚れたときは、
その襖紙を引き剥がし（その引き剥がしは容易であ
る）、新たな襖紙を、前記と同様にして、粘着テープが
形成する前記被張着面１２に張着することができる。
その襖紙を引き剥がし（その引き剥がしは容易であ
る）、新たな襖紙を、前記と同様にして、粘着テープが
形成する前記被張着面１２に張着することができる。
【００１７】なお前記粘着テープ１１は、既に貼られて
いる襖紙を剥がして貼着してもよいし、この襖紙を剥が
さないでその上に直接貼着してもよい。
いる襖紙を剥がして貼着してもよいし、この襖紙を剥が
さないでその上に直接貼着してもよい。
【００１８】又、前記構成の吸着性シート１を張着する
手段としては、前記剥離シート８の表面１５（図１）を
前記下地面１０に接着剤で貼着し、これにより、吸着性
シート１を下地面に張着状態としてもよい。或いは、前
記剥離シート８を引き剥がして後、該剥離シート８を下
地面に接着剤で貼着し、その後、該剥離シート８が形成
する、空気を通さない平滑な被張着面１２に、吸着性シ
ート１の発泡合成樹脂層表面７を重ね合わせ該吸着性シ
ートを押し付けるという手段によってもよい。このよう
にして張着された吸着性シートは、前記と同様にして容
易に引き剥がし可能である。
手段としては、前記剥離シート８の表面１５（図１）を
前記下地面１０に接着剤で貼着し、これにより、吸着性
シート１を下地面に張着状態としてもよい。或いは、前
記剥離シート８を引き剥がして後、該剥離シート８を下
地面に接着剤で貼着し、その後、該剥離シート８が形成
する、空気を通さない平滑な被張着面１２に、吸着性シ
ート１の発泡合成樹脂層表面７を重ね合わせ該吸着性シ
ートを押し付けるという手段によってもよい。このよう
にして張着された吸着性シートは、前記と同様にして容
易に引き剥がし可能である。
【００１９】〔その他の実施の形態〕図８は、本発明に
係る吸着性シート１の他の実施の形態を示すものであ
り、可撓性を有する基材２の裏面の両側部分に、弾性を
有する発泡合成樹脂層５，５が設けられ、該発泡合成樹
脂層５，５には、その表面で開口する多数の盲の吸着孔
６が図２に示すと同様にして分散状態に設けられてい
る。
係る吸着性シート１の他の実施の形態を示すものであ
り、可撓性を有する基材２の裏面の両側部分に、弾性を
有する発泡合成樹脂層５，５が設けられ、該発泡合成樹
脂層５，５には、その表面で開口する多数の盲の吸着孔
６が図２に示すと同様にして分散状態に設けられてい
る。
【００２０】又、本発明の吸着性シートで用いる基材
は、前記紙の他、不織布や織物、合成樹脂製シート、合
成樹脂製フイルム、コルクシート、木質シート、金属板
等、各種の素材を用いたシート状やフイルム状を呈する
ものとして構成できる。
は、前記紙の他、不織布や織物、合成樹脂製シート、合
成樹脂製フイルム、コルクシート、木質シート、金属板
等、各種の素材を用いたシート状やフイルム状を呈する
ものとして構成できる。
【００２１】
【発明の効果】本発明は以下の如き優れた効果を奏す
る。 本発明に係る吸着性シートは、シート状又はフイル
ム状を呈する基材の表面に、弾性を有する発泡合成樹脂
層が設けられ、該発泡合成樹脂層には、その表面で開口
する多数の盲の吸着孔が分散状態に設けられているた
め、粘着テープ等の貼着により形成した被張着面に吸着
性シートの発泡合成樹脂層表面を重ね合わせ該吸着性シ
ートを押し付けるだけの作業によって、前記吸着孔の吸
盤状吸着作用により、該吸着性シートを前記被張着面に
密着状態で張着できる。又、吸着作用を利用する本発明
の吸着性シートは、前記被張着面を損傷することなく容
易に引き剥がし可能であるため、皺が生じた場合は、そ
れを修正しながら容易に且つ確実に張り直しできる。し
かも、前記被張着面を損傷することなく何度も張り替え
可能である。このように本発明に係る吸着性シートは、
乾式工法による張着が可能であって、従来のような水や
糊の塗布を必要とせず、又アイロンで圧着することも不
要である等、手等を汚すことなく手軽に短時間でしかも
確実に張着できるのである。
る。 本発明に係る吸着性シートは、シート状又はフイル
ム状を呈する基材の表面に、弾性を有する発泡合成樹脂
層が設けられ、該発泡合成樹脂層には、その表面で開口
する多数の盲の吸着孔が分散状態に設けられているた
め、粘着テープ等の貼着により形成した被張着面に吸着
性シートの発泡合成樹脂層表面を重ね合わせ該吸着性シ
ートを押し付けるだけの作業によって、前記吸着孔の吸
盤状吸着作用により、該吸着性シートを前記被張着面に
密着状態で張着できる。又、吸着作用を利用する本発明
の吸着性シートは、前記被張着面を損傷することなく容
易に引き剥がし可能であるため、皺が生じた場合は、そ
れを修正しながら容易に且つ確実に張り直しできる。し
かも、前記被張着面を損傷することなく何度も張り替え
可能である。このように本発明に係る吸着性シートは、
乾式工法による張着が可能であって、従来のような水や
糊の塗布を必要とせず、又アイロンで圧着することも不
要である等、手等を汚すことなく手軽に短時間でしかも
確実に張着できるのである。
【００２２】 特に、空気を通さない平滑面を具えた
粘着テープを用いて被張着面を形成するときは、特別な
材料を用いることなく簡便に被張着面を形成できること
になる。例えば、吸着性シートが襖紙である場合、既に
貼られている古い襖紙を剥がすことなしにその上から粘
着テープを貼着するだけで、被張着面を簡便に形成でき
る。
粘着テープを用いて被張着面を形成するときは、特別な
材料を用いることなく簡便に被張着面を形成できること
になる。例えば、吸着性シートが襖紙である場合、既に
貼られている古い襖紙を剥がすことなしにその上から粘
着テープを貼着するだけで、被張着面を簡便に形成でき
る。
【００２３】 発泡合成樹脂層の表面に、空気を通さ
ない剥離シートを、吸着孔の吸着作用によって固定状態
に設ける場合は、該剥離シートによって発泡合成樹脂層
を保護できると共に、該剥離シートを下地面に貼着する
ことにより、該剥離シートの表面で、空気を通さない平
滑な被張着面を形成できることとなる。
ない剥離シートを、吸着孔の吸着作用によって固定状態
に設ける場合は、該剥離シートによって発泡合成樹脂層
を保護できると共に、該剥離シートを下地面に貼着する
ことにより、該剥離シートの表面で、空気を通さない平
滑な被張着面を形成できることとなる。
【図１】本発明に係る吸着性シートを示す一部欠切の部
分斜視図である。
分斜視図である。
【図２】その部分断面図である。
【図３】襖枠の下地面に粘着テープを貼着した状態を示
す平面図である。
す平面図である。
【図４】襖枠の下地面に粘着テープを貼着して形成した
被張着面に襖紙を張着する工程を説明する斜視図であ
る。
被張着面に襖紙を張着する工程を説明する斜視図であ
る。
【図５】襖枠に襖紙を張着した状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図６】襖枠の下地面に粘着テープを貼着して形成した
被貼着面に襖紙を張着した状態を示す断面図である。
被貼着面に襖紙を張着した状態を示す断面図である。
【図７】襖枠に襖紙を張着して形成した襖を示す部分断
面図である。
面図である。
【図８】吸着性シートの他の態様を示す説明図である。
１ 吸着性シート ２ 基材 ３ 裏面 ５ 発泡合成樹脂層 ６ 吸着孔 ８ 剥離シート ９ 襖枠 １０ 襖枠の下地面 １１ 粘着テープ １２ 被張着面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１１年６月１４日（１９９９．６．１
４）
４）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 吸着性シート
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸着作用によって
簡易に張ることができ又引き剥がしも容易である、例え
ば襖紙や壁紙として応用して好適な吸着性シートに関す
るものである。
簡易に張ることができ又引き剥がしも容易である、例え
ば襖紙や壁紙として応用して好適な吸着性シートに関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】市販の襖紙としては、襖紙本体の裏面に
糊層を設けておき、襖紙を貼る際にはこの糊層に水を塗
布して糊を戻すことにより張着する方式のものが多く見
られる。又、アイロンで圧着しながら貼着するタイプの
ものや、襖紙本体の裏面に、粘着層とそれを保護する保
護紙を設けておき、使用に際しては該保護紙を剥離して
前記粘着層で張着する方式のものもある。その他、襖紙
の裏面に塗布した糊によって張着する、主として業務用
のものもある。
糊層を設けておき、襖紙を貼る際にはこの糊層に水を塗
布して糊を戻すことにより張着する方式のものが多く見
られる。又、アイロンで圧着しながら貼着するタイプの
ものや、襖紙本体の裏面に、粘着層とそれを保護する保
護紙を設けておき、使用に際しては該保護紙を剥離して
前記粘着層で張着する方式のものもある。その他、襖紙
の裏面に塗布した糊によって張着する、主として業務用
のものもある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の襖紙は、その張着に、ある程度の経験と技術が必要で
あり、素人作業では皺が発生しやすく又皺の修正が困難
であって、見栄えよく張ることが難しかった。このよう
に従来の襖紙は、その張り替えが難しく又作業も面倒で
あったことから、襖が多少汚れてもそのまま放置するこ
とが多かった。
の襖紙は、その張着に、ある程度の経験と技術が必要で
あり、素人作業では皺が発生しやすく又皺の修正が困難
であって、見栄えよく張ることが難しかった。このよう
に従来の襖紙は、その張り替えが難しく又作業も面倒で
あったことから、襖が多少汚れてもそのまま放置するこ
とが多かった。
【０００４】本発明は、例えばこのような従来の問題点
に鑑みて開発されたものであり、簡便且つ確実に張るこ
とができ又張り替えも容易である、例えば襖紙や壁紙と
して用いて好適である吸着性シートの提供を目的とする
ものである。
に鑑みて開発されたものであり、簡便且つ確実に張るこ
とができ又張り替えも容易である、例えば襖紙や壁紙と
して用いて好適である吸着性シートの提供を目的とする
ものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は以下の手段を採用する。即ち本発明に係る吸着
性シートは、シート状又はフイルム状を呈する基材の裏
面の所要部位に、弾性を有する発泡合成樹脂層が設けら
れ、該発泡合成樹脂層には、その表面で開口する如く、
空気を通さない平滑面に吸着される多数の盲の吸着孔が
分散状態で設けられており、又前記発泡合成樹脂層の表
面に、空気を通さない剥離シートが、前記吸着孔の吸着
作用によって固定状態に設けられていることを特徴とす
るものである。前記基材は、可撓性を有するものとして
構成するのがよい。
本発明は以下の手段を採用する。即ち本発明に係る吸着
性シートは、シート状又はフイルム状を呈する基材の裏
面の所要部位に、弾性を有する発泡合成樹脂層が設けら
れ、該発泡合成樹脂層には、その表面で開口する如く、
空気を通さない平滑面に吸着される多数の盲の吸着孔が
分散状態で設けられており、又前記発泡合成樹脂層の表
面に、空気を通さない剥離シートが、前記吸着孔の吸着
作用によって固定状態に設けられていることを特徴とす
るものである。前記基材は、可撓性を有するものとして
構成するのがよい。
【０００６】前記各吸着性シートにおいて、前記発泡合
成樹脂層を、前記基材の裏面の少なくとも両側部分に設
けるのがよい。
成樹脂層を、前記基材の裏面の少なくとも両側部分に設
けるのがよい。
【０００７】前記において、空気を通さない平滑面は、
前記吸着孔の吸盤状作用を持続させ得るように空気を通
さない性質のものである。この点に関して以下同様であ
る。
前記吸着孔の吸盤状作用を持続させ得るように空気を通
さない性質のものである。この点に関して以下同様であ
る。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図１〜２において本発明に係る吸着
性シート１は、襖紙として応用されており、基材２の裏
面３の全体に、弾性を有する発泡合成樹脂層５を設けて
なり、該発泡合成樹脂層５には、図２に示すように、そ
の表面で開口する多数の盲の吸着孔６が分散状態に設け
られている。
基づいて説明する。図１〜２において本発明に係る吸着
性シート１は、襖紙として応用されており、基材２の裏
面３の全体に、弾性を有する発泡合成樹脂層５を設けて
なり、該発泡合成樹脂層５には、図２に示すように、そ
の表面で開口する多数の盲の吸着孔６が分散状態に設け
られている。
【０００９】前記基材２は、従来の襖紙と同様のもので
あり、例えば紙シートに織物を貼り合わせて形成されて
いる。
あり、例えば紙シートに織物を貼り合わせて形成されて
いる。
【００１０】前記発泡合成樹脂層５は、アクリル系やウ
レタン系等の樹脂を加熱炉で加熱発泡させて、前記吸着
孔６を有するものとして形成されており、例えば０．３
〜１ｍｍ程度の厚みを有する。この吸着孔６は、空気を
通さない平滑面に吸盤状に吸着できる。
レタン系等の樹脂を加熱炉で加熱発泡させて、前記吸着
孔６を有するものとして形成されており、例えば０．３
〜１ｍｍ程度の厚みを有する。この吸着孔６は、空気を
通さない平滑面に吸盤状に吸着できる。
【００１１】そして前記発泡合成樹脂層５の表面７に
は、該発泡合成樹脂層を保護するために、空気を通さな
い剥離シート８が、前記吸着孔６の吸着作用によって固
定状態に張り合わされており、該剥離シート８は、前記
吸着性シート１の張着に先立って除去される。
は、該発泡合成樹脂層を保護するために、空気を通さな
い剥離シート８が、前記吸着孔６の吸着作用によって固
定状態に張り合わされており、該剥離シート８は、前記
吸着性シート１の張着に先立って除去される。
【００１２】然して、かかる構成の吸着性シート１（以
下襖紙１ａともいう）を襖枠に張着するには、例えば図
３〜４に示すように、該襖枠９の下地面１０の周縁部分
及び中間の所要部分に、空気を通さない平滑面を有する
市販の粘着テープ１１を貼着して後、剥離シート８が引
き剥がされた前記吸着性シート１の発泡合成樹脂層表面
７を、前記平滑面としての被張着面１２に載せ、該吸着
性シート１を該被張着面１２に押し付ける。この押し付
けによって前記発泡合成樹脂層５が弾性圧縮状態とな
り、これが弾性的に復元しようとするとき、前記吸着孔
６による吸盤作用が働く。その結果襖紙１ａは、図５〜
６に示すように前記被張着面１２に安定的に吸着状態で
固定されることになる。
下襖紙１ａともいう）を襖枠に張着するには、例えば図
３〜４に示すように、該襖枠９の下地面１０の周縁部分
及び中間の所要部分に、空気を通さない平滑面を有する
市販の粘着テープ１１を貼着して後、剥離シート８が引
き剥がされた前記吸着性シート１の発泡合成樹脂層表面
７を、前記平滑面としての被張着面１２に載せ、該吸着
性シート１を該被張着面１２に押し付ける。この押し付
けによって前記発泡合成樹脂層５が弾性圧縮状態とな
り、これが弾性的に復元しようとするとき、前記吸着孔
６による吸盤作用が働く。その結果襖紙１ａは、図５〜
６に示すように前記被張着面１２に安定的に吸着状態で
固定されることになる。
【００１３】このように襖紙１ａの張着は、図７に示す
ように、前記粘着テープ１１の形成する被張着面１２へ
の吸着作用を利用する乾式工法で行なうものであり、
又、粘着テープ１１の存在しない襖紙中央部分１３を下
地面１０から浮かせている。そのため、前記発泡合成樹
脂層５が浸透性を有する場合であっても、従来の襖紙を
水の塗布や糊の塗布によって下地面に直接貼着する場合
のように、下地面の染みや汚れが毛細管現象で浸透して
襖紙の汚損を招くといった問題が発生しない。
ように、前記粘着テープ１１の形成する被張着面１２へ
の吸着作用を利用する乾式工法で行なうものであり、
又、粘着テープ１１の存在しない襖紙中央部分１３を下
地面１０から浮かせている。そのため、前記発泡合成樹
脂層５が浸透性を有する場合であっても、従来の襖紙を
水の塗布や糊の塗布によって下地面に直接貼着する場合
のように、下地面の染みや汚れが毛細管現象で浸透して
襖紙の汚損を招くといった問題が発生しない。
【００１４】なお襖紙１ａを張る際に皺が発生したとき
は、襖紙の引き剥がしが容易であるために、皺を修正し
ながら張り直すことができる。このように張った後、余
分な紙部分をカッターナイフで切断することにより襖紙
の張設を完了する。
は、襖紙の引き剥がしが容易であるために、皺を修正し
ながら張り直すことができる。このように張った後、余
分な紙部分をカッターナイフで切断することにより襖紙
の張設を完了する。
【００１５】そして一定期間を経て襖が汚れたときは、
その襖紙を引き剥がし（その引き剥がしは容易であ
る）、新たな襖紙を、前記と同様にして、粘着テープが
形成する前記被張着面１２に張着することができる。
その襖紙を引き剥がし（その引き剥がしは容易であ
る）、新たな襖紙を、前記と同様にして、粘着テープが
形成する前記被張着面１２に張着することができる。
【００１６】なお前記粘着テープ１１は、既に貼られて
いる襖紙を剥がして貼着してもよいし、この襖紙を剥が
さないでその上に直接貼着してもよい。
いる襖紙を剥がして貼着してもよいし、この襖紙を剥が
さないでその上に直接貼着してもよい。
【００１７】又、前記構成の吸着性シート１を張着する
手段としては、前記剥離シート８の表面１５（図１）を
前記下地面１０に接着剤で貼着し、これにより、吸着性
シート１を下地面に張着状態としてもよい。或いは、前
記剥離シート８を引き剥がして後、該剥離シート８を下
地面に接着剤で貼着し、その後、該剥離シート８が形成
する、空気を通さない平滑な被張着面１２に、吸着性シ
ート１の発泡合成樹脂層表面７を重ね合わせ該吸着性シ
ートを押し付けるという手段によってもよい。このよう
にして張着された吸着性シートは、前記と同様にして容
易に引き剥がし可能である。
手段としては、前記剥離シート８の表面１５（図１）を
前記下地面１０に接着剤で貼着し、これにより、吸着性
シート１を下地面に張着状態としてもよい。或いは、前
記剥離シート８を引き剥がして後、該剥離シート８を下
地面に接着剤で貼着し、その後、該剥離シート８が形成
する、空気を通さない平滑な被張着面１２に、吸着性シ
ート１の発泡合成樹脂層表面７を重ね合わせ該吸着性シ
ートを押し付けるという手段によってもよい。このよう
にして張着された吸着性シートは、前記と同様にして容
易に引き剥がし可能である。
【００１８】〔その他の実施の形態〕図８は、本発明に
係る吸着性シート１の他の実施の形態を示すものであ
り、可撓性を有する基材２の裏面の両側部分に、弾性を
有する発泡合成樹脂層５，５が設けられ、該発泡合成樹
脂層５，５には、その表面で開口する多数の盲の吸着孔
６が図２に示すと同様にして分散状態に設けられてい
る。
係る吸着性シート１の他の実施の形態を示すものであ
り、可撓性を有する基材２の裏面の両側部分に、弾性を
有する発泡合成樹脂層５，５が設けられ、該発泡合成樹
脂層５，５には、その表面で開口する多数の盲の吸着孔
６が図２に示すと同様にして分散状態に設けられてい
る。
【００１９】又、本発明の吸着性シートで用いる基材
は、前記紙の他、不織布や織物、合成樹脂製シート、合
成樹脂製フイルム、コルクシート、木質シート、金属板
等、各種の素材を用いたシート状やフイルム状を呈する
ものとして構成できる。
は、前記紙の他、不織布や織物、合成樹脂製シート、合
成樹脂製フイルム、コルクシート、木質シート、金属板
等、各種の素材を用いたシート状やフイルム状を呈する
ものとして構成できる。
【００２０】
【発明の効果】本発明は以下の如き優れた効果を奏す
る。本発明に係る吸着性シートは、シート状又はフイル
ム状を呈する基材の表面に、弾性を有する発泡合成樹脂
層が設けられ、該発泡合成樹脂層には、その表面で開口
する多数の盲の吸着孔が分散状態に設けられているた
め、粘着テープ等の貼着により形成した被張着面に吸着
性シートの発泡合成樹脂層表面を重ね合わせ該吸着性シ
ートを押し付けるだけの作業によって、前記吸着孔の吸
盤状吸着作用により、該吸着性シートを前記被張着面に
密着状態で張着できる。
る。本発明に係る吸着性シートは、シート状又はフイル
ム状を呈する基材の表面に、弾性を有する発泡合成樹脂
層が設けられ、該発泡合成樹脂層には、その表面で開口
する多数の盲の吸着孔が分散状態に設けられているた
め、粘着テープ等の貼着により形成した被張着面に吸着
性シートの発泡合成樹脂層表面を重ね合わせ該吸着性シ
ートを押し付けるだけの作業によって、前記吸着孔の吸
盤状吸着作用により、該吸着性シートを前記被張着面に
密着状態で張着できる。
【００２１】又、吸着作用を利用する本発明の吸着性シ
ートは、前記被張着面を損傷することなく容易に引き剥
がし可能であるため、皺が生じた場合は、それを修正し
ながら容易に且つ確実に張り直しできる。しかも、前記
被張着面を損傷することなく何度も張り替え可能であ
る。
ートは、前記被張着面を損傷することなく容易に引き剥
がし可能であるため、皺が生じた場合は、それを修正し
ながら容易に且つ確実に張り直しできる。しかも、前記
被張着面を損傷することなく何度も張り替え可能であ
る。
【００２２】このように本発明に係る吸着性シートは、
乾式工法による張着が可能であって、従来のような水や
糊の塗布を必要とせず、又アイロンで圧着することも不
要である等、手等を汚すことなく手軽に短時間でしかも
確実に張着できるのである。
乾式工法による張着が可能であって、従来のような水や
糊の塗布を必要とせず、又アイロンで圧着することも不
要である等、手等を汚すことなく手軽に短時間でしかも
確実に張着できるのである。
【００２３】加えて本発明に係る吸着性シートは、発泡
合成樹脂層の表面に、空気を通さない剥離シートを、吸
着孔の吸着作用によって固定状態に設けるため、該剥離
シートによって発泡合成樹脂層を保護できると共に、該
剥離シートを下地面に貼着することにより、該剥離シー
トの表面で、空気を通さない平滑な被張着面を形成でき
ることとなる。
合成樹脂層の表面に、空気を通さない剥離シートを、吸
着孔の吸着作用によって固定状態に設けるため、該剥離
シートによって発泡合成樹脂層を保護できると共に、該
剥離シートを下地面に貼着することにより、該剥離シー
トの表面で、空気を通さない平滑な被張着面を形成でき
ることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る吸着性シートを示す一部欠切の部
分斜視図である。
分斜視図である。
【図２】その部分断面図である。
【図３】襖枠の下地面に粘着テープを貼着した状態を示
す平面図である。
す平面図である。
【図４】襖枠の下地面に粘着テープを貼着して形成した
被張着面に襖紙を張着する工程を説明する斜視図であ
る。
被張着面に襖紙を張着する工程を説明する斜視図であ
る。
【図５】襖枠に襖紙を張着した状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図６】襖枠の下地面に粘着テープを貼着して形成した
被貼着面に襖紙を張着した状態を示す断面図である。
被貼着面に襖紙を張着した状態を示す断面図である。
【図７】襖枠に襖紙を張着して形成した襖を示す部分断
面図である。
面図である。
【図８】吸着性シートの他の態様を示す説明図である。
【符号の説明】 １ 吸着性シート ２ 基材 ３ 裏面 ５ 発泡合成樹脂層 ６ 吸着孔 ８ 剥離シート ９ 襖枠 １０ 襖枠の下地面 １１ 粘着テープ １２ 被張着面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 4F100 AK01B AK25B AK51B AR00C AT00A BA02 BA03 BA07 BA10A BA10C BA32 DC11B DG10A DJ01B GB08 JD02B JD02C JK07B JK17A JL05 JL14C 4L055 AG95 AJ01 AJ05 AJ10 FA22 GA23
Claims (9)
- 【請求項１】 シート状又はフイルム状を呈する基材の
裏面の所要部位に、弾性を有する発泡合成樹脂層が設け
られ、該発泡合成樹脂層には、その表面で開口する如
く、空気を通さない平滑面に吸着される多数の盲の吸着
孔が分散状態で設けられていることを特徴とする吸着性
シート。 - 【請求項２】 可撓性のシート状又はフイルム状を呈す
る基材の裏面の所要部位に、弾性を有する発泡合成樹脂
層が設けられており、該発泡合成樹脂層には、その表面
で開口する如く、空気を通さない平滑面に吸着される多
数の盲の吸着孔が分散状態で設けられていることを特徴
とする吸着性シート。 - 【請求項３】 表面が、空気を通さない平滑面として形
成され、且つ裏面に粘着層が形成された粘着テープを、
その粘着層で下地面に貼着することによって形成した、
前記平滑面としての被張着面に張着される吸着性シート
であって、シート状又はフイルム状を呈する基材の裏面
の所要部位に、弾性を有する発泡合成樹脂層が設けら
れ、該発泡合成樹脂層には、その表面で開口する如く、
前記被張着面に吸着される多数の盲の吸着孔が分散状態
で設けられていることを特徴とする吸着性シート。 - 【請求項４】 表面が、空気を通さない平滑面として形
成され、且つ裏面に粘着層が形成された粘着テープを、
その粘着層で下地面に貼着することによって形成した、
前記平滑面としての被張着面に張着される吸着性シート
であって、可撓性のシート状又はフイルム状を呈する基
材の裏面の所要部位に、弾性を有する発泡合成樹脂層が
設けられ、該発泡合成樹脂層には、その表面で開口する
如く、前記被張着面に吸着される多数の盲の吸着孔が分
散状態で設けられていることを特徴とする吸着性シー
ト。 - 【請求項５】 前記基材の裏面の少なくとも両側部分に
前記発泡合成樹脂層が設けられていることを特徴とする
請求項１〜４のいずれかに記載の吸着性シート。 - 【請求項６】 前記基材の裏面の全体に前記発泡合成樹
脂層が設けられていることを特徴とする請求項１〜４の
いずれかに記載の吸着性シート。 - 【請求項７】 前記基材が襖紙であることを特徴とする
請求項１〜６のいずれかに記載の吸着性シート。 - 【請求項８】 前記基材が壁紙であることを特徴とする
請求項１〜６のいずれかに記載の吸着性シート。 - 【請求項９】 前記発泡合成樹脂層の表面に、空気を通
さない剥離シートが、前記吸着孔の吸着作用によって固
定状態に設けられていることを特徴とする請求項１〜８
のいずれかに記載の吸着性シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10241061A JP2000052465A (ja) | 1998-08-11 | 1998-08-11 | 吸着性シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10241061A JP2000052465A (ja) | 1998-08-11 | 1998-08-11 | 吸着性シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000052465A true JP2000052465A (ja) | 2000-02-22 |
Family
ID=17068728
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10241061A Pending JP2000052465A (ja) | 1998-08-11 | 1998-08-11 | 吸着性シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000052465A (ja) |
-
1998
- 1998-08-11 JP JP10241061A patent/JP2000052465A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000321 |