JP3056615U - スタンディングパウチ - Google Patents

スタンディングパウチ

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JP3056615U
JP3056615U JP1998005032U JP503298U JP3056615U JP 3056615 U JP3056615 U JP 3056615U JP 1998005032 U JP1998005032 U JP 1998005032U JP 503298 U JP503298 U JP 503298U JP 3056615 U JP3056615 U JP 3056615U
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JP
Japan
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layer
film
standing pouch
oxygen barrier
barrier layer
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1998005032U
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English (en)
Inventor
徹 池田
義浩 小林
健一 高坂
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Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】底部フィルムから脱酸素層を省きフィルムを薄
くすることにより、充填時にスタンディングパウチ底部
が完全に拡がり、内容物のオーバーフローを無くし、か
つ底部フィルムの折れ目から脱酸素層に含まれる無機物
等が析出することのない脱酸素機能を有するスタンディ
ングパウチを提供する。 【解決手段】外側より外層を有することもでき、少なく
とも酸素バリヤー層/脱酸素層/中間層/内層で構成さ
れる胴部フィルム及び外側より外層を有することもでき
る、少なくとも酸素バリヤー層/内層で構成される底部
フィルムとで構成されることを特徴とし、底部フィルム
が酸素バリヤー層と中間層は有するものの脱酸素層を有
しないことで構成されることを特徴とするスタンディン
グパウチである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、酸化により品質が劣化しやすい食品他を収容するためのスタンディ ングパウチに関する。
【0002】
【従来の技術】
スタンディングパウチ内に食品他の収納物を収納する際には、スタンディング パウチの相対する胴部フィルムの上部を開口する必要がある。そのために胴部フ ィルム表面に吸引盤を当て、減圧してから相対するフィルムをそれぞれ反対方向 に引っ張ることで開口する。開口が不十分な場合には胴部フィルム開口部からエ アーブローを行い内容物を充填するのが一般的であるが、底部のフィルムが折り 畳まれたような構成によってはパウチ底部が拡がり難く、収納物を通常の操作で 自動的に所定量充填しようとすると内容物が袋から溢れ出る場合がある。
【0003】 脱酸素機能を有するスタンディングパウチにおいて、胴部及び底部フィルムの 双方に脱酸素層を有すると柔軟性が欠けると同時にフィルム自体も厚くなる。よ って、上記のような開封時にスタンディングパウチの拡がり性の問題が生じやす く充填時の機械適性が十分でない。
【0004】 また、スタンディングパウチは製袋時に底部フィルムを折り込むため脱酸素層 に無機物等を使用することで、折れ目から無機物等が析出することがある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、底部フィルムから脱酸素層を省きフィルムを薄くすることにより、 収納物を充填時にもスタンディングパウチ底部が完全に拡がらせることで、収納 物を収納時に拡がり不十分により収納物がオーバーフローすることを無くし、か つ折れ目から脱酸素層に含まれる無機物等が析出することのない脱酸素機能を有 するスタンディングパウチの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は外側より外層を有することもでき、少なくとも酸素バリヤー層/脱酸 素層/中間層/内層で構成される胴部フィルム及び外側より外層を有することも できる、少なくとも酸素バリヤー層/内層で構成される底部フィルムとで構成さ れることを特徴とするスタンディングパウチである。本考案は底部フィルムが酸 素バリヤー層と中間層は有するものの脱酸素層を有しないことで構成されること を特徴とするスタンディングパウチによって達成することができる。
【0007】
【考案の実施の形態】
本考案の胴部フィルムが外側より外層を有することもでき、少なくとも酸素バ リヤー層/ナイロン層/中間層/脱酸素層/内層で構成され、かつ底部フィルム が外側より外層を有することもできる、ナイロン層/酸素バリヤー層/内層で構 成されることを特徴とするスタンディングパウチである。
【0008】 さらに底部フィルムの脱酸素層を除去することでフィルムの厚みを薄くするこ とができる。これによりスタンディングパウチの底部フィルムの拡がり性を良く することができる。
【0009】 具体的には本考案の胴部フィルムは100乃至200μmである必要があるが 、底部フルムは脱酸素層を有していないので50乃至150μm、好ましくは5 0乃至100μmと薄くすることができる。
【0010】 収納物の品質に悪影響を及ぼす酸素の存在は収納物中に存在する溶存または吸 着酸素、ヘッドスペース中に存在する酸素ガス、スタンディングパウチ密封後外 部より侵入する酸素ガス等がある。本考案のスタンディングパウチにおいては、 その内部に収納物を収納物した後、胴部フィルムの開口部をシールする。この際 生ずるスタンディングパウチ上部に位置するヘッドスペースの容量は極限にまで 小さく調節できること、胴部フィルム及び底部フィルムは酸素バリヤー性フィル ムであるので外部からの酸素ガスの侵入はまずないこと等の理由で、製品の保存 期間に脱酸素すべき酸素量は最小限に押さえることができる。従って、胴部フィ ルムに脱酸素層を配するだけで充分な脱酸素機能を保持することができる。
【0011】 本考案のスタンディングパウチに収容する最も適した収納物は米飯類特にお 粥が好適であり、お粥でも香味成分のある具を伴わない白粥に最も効果がある。
【0012】 本考案のスタンディングパウチに用いられる胴部及び底部のフィルムの構成 素材について説明する。これは代表的な例示であって決して限定されるものでは ない。外層はポリエチレンテレフタレート(PET)、延伸ポリプロピレン(C PP)、バリヤー層はアルミニウム箔、金属蒸着フィルム、酸化珪素他の酸化物 皮膜フィリム、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)、中間層及び内 層はポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、脱酸素層は鉄粉末に塩化 物必要により水分を含有する樹脂フィルムである。
【0013】
【実施例】
以下、具体的実施例を説明する。
【0014】 <お粥レトルト用スタンディングパウチの製造> 通常のドライラミネート法によりウレタン系接着剤にてラミネートされたスタ ンディングパウチの胴部1の一部の積層フィルムとして、PET12μm/アルミ ニウム箔(Al)7μm/二軸延伸ナイロン(ONy)15μm/無延伸ポリプロピレン(CPP)3 0μmを製造する。一方、脱酸素層30μm/無延伸ポリプロピレン(CPP)30μm を使用して他部の胴部フィルムを製造しておき、この2つのフィルムを重ね合わ せ押し出しラミネート法により胴部フィルムを製造した。別に、底部フィルム2 としてPET12μm/アルミニウム箔(Al)7μm/二軸延伸ナイロン(ONy)15μm /無延伸ポリプロピレン(CPP) 50μmをドライラミネート法により製造する。底 部フィルムを二つ折りし、これを挟んで2枚の胴部フィルムをそれぞれ上下に配 置し、ヒートシールするこれにより開口状態のスタンディングパウチげ製造でき た。
【0015】
【考案の効果】
本考案によれば、底材の脱酸素層を除去し、フィルムを薄くすることにより充填 時に容易に底部を開口させ、内容物のふきこぼれを抑制することができる。
【提出日】平成10年9月7日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 本考案のスタンディングパウチに用いられる胴部及び底部のフィルムの構成 素材について説明する。これは代表的な例示であって決して限定されるものでは ない。外層はポリエチレンテレフタレート(PET)、延伸ポリプロピレン(O PP)、バリヤー層はアルミニウム箔、金属蒸着フィルム、酸化珪素他の酸化物 皮膜フィリム、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)、中間層及び内 層はポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、脱酸素層は鉄粉末に塩化 物必要により水分を含有する樹脂フィルムである。フィルム積層体の構成は外側 から内側に向かって胴部フィルムが外側より外層を有することもでき、少なくと も酸素バリヤー層/ナイロン層/中間層/脱酸素層/内層であり、底部フィルム が外側より外層を有することもできる、ナイロン層/酸素バリヤー層/内層又は 実施例にも示したように酸素バリヤー層/ナイロン層/内層で構成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】底部が閉じたスタンディングパウチの正面図
【図2】底部が開いたスタンディングパウチの正面図
【図3】胴部の積層フィルム
【図4】底部の積層フィルム
【符号の説明】
1…胴部フィルム 2…底部フィルム 3…角隅シール部 4…側部シール部 5…底部シール部 a…底部フィルムの折り目 6…外層 7…バリヤー層 8…ナイロン層 9…中間層 10…脱酸素層 11…内層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年9月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【請求項2】胴部フィルムが外側より外層を有すること
もでき、少なくとも酸素バリヤー層/ナイロン層/中間
層/脱酸素層/内層で構成され、かつ底部フィルムが外
側より外層を有することもできる、ナイロン層/酸素バ
リヤー層/内層又は酸素バリヤー層/ナイロン層/内層
で構成されることを特徴とする請求項1記載のスタンデ
ィングパウチ。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年9月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外側より外層を有することもでき、少なく
    とも酸素バリヤー層/脱酸素層/内層で構成される胴部
    フィルム及び外側より外層を有することもできる、少な
    くとも酸素バリヤー層/内層で構成される底部フィルム
    とで構成されることを特徴とするスタンディングパウ
    チ。
  2. 【請求項2】胴部フィルムが外側より外層を有すること
    もでき、少なくとも酸素バリヤー層/ナイロン層/中間
    層/脱酸素層/内層で構成され、かつ底部フィルムが外
    側より外層を有することもできる、ナイロン層/酸素バ
    リヤー層/内層で構成されることを特徴とする請求項1
    記載のスタンディングパウチ。
  3. 【請求項3】胴部フィルムが100乃至200μmであ
    る請求項1及び2記載のスタンディングパウチ。
  4. 【請求項4】底部フルムが50乃至100μmである請
    求項1及び2記載のスタンディングパウチ。
  5. 【請求項5】レトルト用米飯類、粥を収納し、密封した
    ことを特徴とする請求項1乃至4記載のスタンディング
    パウチ。
JP1998005032U 1998-07-08 1998-07-08 スタンディングパウチ Expired - Lifetime JP3056615U (ja)

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JP1998005032U JP3056615U (ja) 1998-07-08 1998-07-08 スタンディングパウチ

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