JP3056554B2 - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- JP3056554B2 JP3056554B2 JP3237686A JP23768691A JP3056554B2 JP 3056554 B2 JP3056554 B2 JP 3056554B2 JP 3237686 A JP3237686 A JP 3237686A JP 23768691 A JP23768691 A JP 23768691A JP 3056554 B2 JP3056554 B2 JP 3056554B2
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- refrigerant
- indoor units
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- indoor
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2600/00—Control issues
- F25B2600/21—Refrigerant outlet evaporator temperature
Landscapes
- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多室用の空気調和機の
能力を冷凍サイクルの過熱度を一定に保ちながら必要能
力に応じた冷媒流量を制御することにより快適な空調を
行なうことを目的とした空気調和機に関するものであ
る。
能力を冷凍サイクルの過熱度を一定に保ちながら必要能
力に応じた冷媒流量を制御することにより快適な空調を
行なうことを目的とした空気調和機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年一台の室外ユニットで複数の室内を
空調する空気調和機、いわゆるマルチエアコンでは、空
調を行なう室内の広さにより、接続する室内ユニットの
能力が異なることが多く、そのため、それぞれの室内ユ
ニットの能力や負荷に応じた冷媒流量の最適な制御が求
められている。
空調する空気調和機、いわゆるマルチエアコンでは、空
調を行なう室内の広さにより、接続する室内ユニットの
能力が異なることが多く、そのため、それぞれの室内ユ
ニットの能力や負荷に応じた冷媒流量の最適な制御が求
められている。
【0003】従来この種の空気調和機101は、特願平
1−103934号公報に示すような構成が一般的であ
った。以下その構成について図6を参照しながら説明す
る。
1−103934号公報に示すような構成が一般的であ
った。以下その構成について図6を参照しながら説明す
る。
【0004】図に示す冷房時の冷凍サイクルにおいて、
室外ユニット102内には、圧縮機103、室外熱交換
器104、冷媒の流量を可変するための電動膨張弁10
5a〜c、およびこの電動膨張弁105a〜cを制御す
るための制御装置114が設けてある。室内ユニット1
06a〜c内には室内熱交換器107a〜cと、能力信
号発生装置108a〜cが設けられている。室外ユニッ
ト102と、室内ユニット106a〜cは接続配管10
9a〜cおよび、110a〜cで接続されており、室外
ユニット102内の電動膨張弁105a〜cからそれぞ
れ接続配管109a〜cにより室内ユニット106a〜
cの室内熱交換器107a〜cの一端に接続され、多端
から接続配管110a〜cがそれぞれ室外ユニット10
2に接続され、室外ユニット102内で、接続配管11
0a〜cが合流接続され、圧縮機103に接続される。
室外ユニット102内には、圧縮機103、室外熱交換
器104、冷媒の流量を可変するための電動膨張弁10
5a〜c、およびこの電動膨張弁105a〜cを制御す
るための制御装置114が設けてある。室内ユニット1
06a〜c内には室内熱交換器107a〜cと、能力信
号発生装置108a〜cが設けられている。室外ユニッ
ト102と、室内ユニット106a〜cは接続配管10
9a〜cおよび、110a〜cで接続されており、室外
ユニット102内の電動膨張弁105a〜cからそれぞ
れ接続配管109a〜cにより室内ユニット106a〜
cの室内熱交換器107a〜cの一端に接続され、多端
から接続配管110a〜cがそれぞれ室外ユニット10
2に接続され、室外ユニット102内で、接続配管11
0a〜cが合流接続され、圧縮機103に接続される。
【0005】上記構成により運転動作を説明する。いま
室内ユニット106a〜cの3台全数運転時には、圧縮
機103で高温高圧になった冷媒ガスが矢印に示すよう
に室外熱交換器104に入り、室外ファン(図示せず)
により、室外空気と熱交換することにより、冷媒ガスが
凝縮液化する。凝縮液化した冷媒は、それぞれ分岐さ
れ、電動膨張弁105a〜cにより所定の流量に調整さ
れると同時に減圧された後に、接続配管109a〜cに
より室内ユニット106a〜cの室内熱交換器107a
〜cに冷媒が流れ、それぞれの室内ファン(図示せず)
により室内空気と熱交換することにより、蒸発気化す
る。蒸発気化した冷媒ガスは、接続配管110a〜cに
より室外ユニット102に流れ、それぞれが合流した後
に圧縮機103に吸い込まれる。
室内ユニット106a〜cの3台全数運転時には、圧縮
機103で高温高圧になった冷媒ガスが矢印に示すよう
に室外熱交換器104に入り、室外ファン(図示せず)
により、室外空気と熱交換することにより、冷媒ガスが
凝縮液化する。凝縮液化した冷媒は、それぞれ分岐さ
れ、電動膨張弁105a〜cにより所定の流量に調整さ
れると同時に減圧された後に、接続配管109a〜cに
より室内ユニット106a〜cの室内熱交換器107a
〜cに冷媒が流れ、それぞれの室内ファン(図示せず)
により室内空気と熱交換することにより、蒸発気化す
る。蒸発気化した冷媒ガスは、接続配管110a〜cに
より室外ユニット102に流れ、それぞれが合流した後
に圧縮機103に吸い込まれる。
【0006】次に制御について説明する。圧縮機103
に吸い込まれる冷媒を、温度センサ111および圧力セ
ンサ112の入力から過熱度計算装置A113により過
熱度を計算し、一定の過熱度になるように、電動膨張弁
105a〜cの開度を室内ユニット106a〜cの能力
の大きさに比例した開度に常になるように制御されてい
る。例えば、室内ユニット106aと室内ユニット10
6bの大きさの比が1対2である場合は、それぞれの電
動膨張弁105aと105bの開度の比が1対2になる
ように、制御装置114を用いて調整している。
に吸い込まれる冷媒を、温度センサ111および圧力セ
ンサ112の入力から過熱度計算装置A113により過
熱度を計算し、一定の過熱度になるように、電動膨張弁
105a〜cの開度を室内ユニット106a〜cの能力
の大きさに比例した開度に常になるように制御されてい
る。例えば、室内ユニット106aと室内ユニット10
6bの大きさの比が1対2である場合は、それぞれの電
動膨張弁105aと105bの開度の比が1対2になる
ように、制御装置114を用いて調整している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
室内ユニットの能力の大きさに合わせて開度を変更し、
一定の冷媒配分で空調を行なうため、他の室内ユニット
に比べ、小さな能力の室内ユニットに大きな能力が必要
な場合であっても、冷媒は大きな能力の室内ユニットに
多くの冷媒が流れ、小さな能力の室内ユニットには必要
な冷媒が流れず、必要能力に応じた冷媒を流すことがで
きなかった。そのため、空調を行なう室内の熱負荷に応
じた適正な冷媒配分をすることができないものであっ
た。
室内ユニットの能力の大きさに合わせて開度を変更し、
一定の冷媒配分で空調を行なうため、他の室内ユニット
に比べ、小さな能力の室内ユニットに大きな能力が必要
な場合であっても、冷媒は大きな能力の室内ユニットに
多くの冷媒が流れ、小さな能力の室内ユニットには必要
な冷媒が流れず、必要能力に応じた冷媒を流すことがで
きなかった。そのため、空調を行なう室内の熱負荷に応
じた適正な冷媒配分をすることができないものであっ
た。
【0008】本発明は上記課題を解決するもので、室内
機を設置した室内の熱負荷が変動しても、必要能力に応
じて冷媒量を制御することのできる空気調和機を提供す
ることを目的としている。
機を設置した室内の熱負荷が変動しても、必要能力に応
じて冷媒量を制御することのできる空気調和機を提供す
ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的を達成
するための第1の手段は、室外ユニット、およびこの室
外ユニットに接続した複数の室内ユニットからなるヒー
トポンプ式の空気調和機において、前記室外ユニットか
ら前記複数の室内ユニットを接続するための複数の接続
配管の液管側に設けられた複数の電動膨張弁と、前記各
室内ユニットの必要能力の信号を送る複数の能力信号発
信装置と、前記各室内ユニットの必要能力からそれぞれ
の重み値を計算する重み計算装置と、前記室外ユニット
内に設けた圧縮機の吸い込み部の冷媒の過熱度を検出す
る過熱度計算装置Aと、前記重み計算装置から得られた
前記各室内ユニットのそれぞれの前記重み値と前記過熱
度計算装置Aから得られた冷媒の過熱度の値により、前
記複数の電動膨張弁のそれぞれの開度を制御するファジ
ィ制御装置Bとを備え、前記冷媒の過熱度を一定に保ち
ながら、必要能力に応じて前記各室内ユニットへの冷媒
流量を前記ファジィ制御装置Bにより制御する構成とし
たものである。
するための第1の手段は、室外ユニット、およびこの室
外ユニットに接続した複数の室内ユニットからなるヒー
トポンプ式の空気調和機において、前記室外ユニットか
ら前記複数の室内ユニットを接続するための複数の接続
配管の液管側に設けられた複数の電動膨張弁と、前記各
室内ユニットの必要能力の信号を送る複数の能力信号発
信装置と、前記各室内ユニットの必要能力からそれぞれ
の重み値を計算する重み計算装置と、前記室外ユニット
内に設けた圧縮機の吸い込み部の冷媒の過熱度を検出す
る過熱度計算装置Aと、前記重み計算装置から得られた
前記各室内ユニットのそれぞれの前記重み値と前記過熱
度計算装置Aから得られた冷媒の過熱度の値により、前
記複数の電動膨張弁のそれぞれの開度を制御するファジ
ィ制御装置Bとを備え、前記冷媒の過熱度を一定に保ち
ながら、必要能力に応じて前記各室内ユニットへの冷媒
流量を前記ファジィ制御装置Bにより制御する構成とし
たものである。
【0010】第2の手段は、室外ユニット、およびこの
室外ユニットに接続した複数の室内ユニットからなるヒ
ートポンプ式の空気調和機において、前記室外ユニット
から前記複数の室内ユニットを接続するための複数の接
続配管の液管側に設けられた複数の電動膨張弁と、前記
各室内ユニットの必要能力の信号を送る複数の能力信号
発信装置と、前記各室内ユニットの必要能力からそれぞ
れの重み値を計算する重み計算装置と、前記各室内ユニ
ットのそれぞれの冷媒の過熱度を検出する複数の過熱度
計算装置Bと、前記重み計算装置から得られた前記各室
内ユニットのそれぞれの前記重み値と前記過熱度計算装
置Bから得られた冷媒の過熱度の値により、各室内ユニ
ットの前記複数の電動膨張弁のそれぞれの開度を制御す
るファジィ制御装置Cとを備え、前記各室内ユニットの
それぞれの前記冷媒の過熱度を一定に保ちながら、必要
能力に応じて前記各室内ユニットへの冷媒流量を前記フ
ァジィ制御装置Cにより制御する構成としたものであ
る。
室外ユニットに接続した複数の室内ユニットからなるヒ
ートポンプ式の空気調和機において、前記室外ユニット
から前記複数の室内ユニットを接続するための複数の接
続配管の液管側に設けられた複数の電動膨張弁と、前記
各室内ユニットの必要能力の信号を送る複数の能力信号
発信装置と、前記各室内ユニットの必要能力からそれぞ
れの重み値を計算する重み計算装置と、前記各室内ユニ
ットのそれぞれの冷媒の過熱度を検出する複数の過熱度
計算装置Bと、前記重み計算装置から得られた前記各室
内ユニットのそれぞれの前記重み値と前記過熱度計算装
置Bから得られた冷媒の過熱度の値により、各室内ユニ
ットの前記複数の電動膨張弁のそれぞれの開度を制御す
るファジィ制御装置Cとを備え、前記各室内ユニットの
それぞれの前記冷媒の過熱度を一定に保ちながら、必要
能力に応じて前記各室内ユニットへの冷媒流量を前記フ
ァジィ制御装置Cにより制御する構成としたものであ
る。
【0011】
【作用】第1の手段の構成により、必要能力信号を全て
の室内ユニットに相関関係がある重み値に変換し、制御
に用いるため、相対的な必要能力に合わせた冷媒流量制
御を行なうことができる。そのため、効率が良く、快適
な空調を行なうことができるものである。
の室内ユニットに相関関係がある重み値に変換し、制御
に用いるため、相対的な必要能力に合わせた冷媒流量制
御を行なうことができる。そのため、効率が良く、快適
な空調を行なうことができるものである。
【0012】第2の手段の構成により、必要能力信号を
全ての室内ユニットに相関関係がある入力値を制御に用
いることができ、更に、各室内ユニット毎の過熱度を見
ることができるため、相対的な必要能力に合わせると同
時に、室内ユニットが最も効率のよい冷媒流量で制御す
ることができる。そのため、効率が良く、快適な空調を
行なうことができるものである。
全ての室内ユニットに相関関係がある入力値を制御に用
いることができ、更に、各室内ユニット毎の過熱度を見
ることができるため、相対的な必要能力に合わせると同
時に、室内ユニットが最も効率のよい冷媒流量で制御す
ることができる。そのため、効率が良く、快適な空調を
行なうことができるものである。
【0013】
【実施例】(実施例1)以下、 本発明の第1の実施例について図1および図2を
参照しながら説明する。
参照しながら説明する。
【0014】なお、従来例と同一のものは同一番号を付
し、その詳細な説明は省略する。冷房時における冷凍サ
イクルを図1に示す。図において、室外ユニット102
内には従来例の制御装置でなく、ファジィ制御装置B2
が設けてある。
し、その詳細な説明は省略する。冷房時における冷凍サ
イクルを図1に示す。図において、室外ユニット102
内には従来例の制御装置でなく、ファジィ制御装置B2
が設けてある。
【0015】制御方法について図2に基づいて説明す
る。圧力センサ112から圧力値と、温度センサ111
から温度が過熱度計算装置A113に入力され過熱度が
計算される。また、能力信号発信装置108a〜cから
必要能力の値が重み値計算装置8に入力され、各室内ユ
ニットの重み値Wが計算される。重み値Wは、(数1)
に示すように各室内ユニットの必要能力信号Hを各室内
ユニットの必要能力信号Hの総和で割ることにより求め
る。
る。圧力センサ112から圧力値と、温度センサ111
から温度が過熱度計算装置A113に入力され過熱度が
計算される。また、能力信号発信装置108a〜cから
必要能力の値が重み値計算装置8に入力され、各室内ユ
ニットの重み値Wが計算される。重み値Wは、(数1)
に示すように各室内ユニットの必要能力信号Hを各室内
ユニットの必要能力信号Hの総和で割ることにより求め
る。
【0016】
【数1】
【0017】重み値計算装置8からの重み値と、過熱度
計算装置A113によって計算された過熱度がファジィ
推論演算装置4に入力され、ここで制御ルール記憶装置
9に記憶された制御ルールと、メンバーシップ関数記憶
装置10に記憶されたメンバーシップ関数によりファジ
ィ演算が行なわれ、電動膨張弁105a〜cの開度が計
算される。電動膨張弁105a〜cの開度の値は電動膨
張弁駆動装置5に入力され、電動膨張弁駆動装置5によ
り電動膨張弁105a〜cが所定の開度に駆動される。
計算装置A113によって計算された過熱度がファジィ
推論演算装置4に入力され、ここで制御ルール記憶装置
9に記憶された制御ルールと、メンバーシップ関数記憶
装置10に記憶されたメンバーシップ関数によりファジ
ィ演算が行なわれ、電動膨張弁105a〜cの開度が計
算される。電動膨張弁105a〜cの開度の値は電動膨
張弁駆動装置5に入力され、電動膨張弁駆動装置5によ
り電動膨張弁105a〜cが所定の開度に駆動される。
【0018】制御ルール記憶装置9には(表2)に示す
ような制御ルールが記憶されている。
ような制御ルールが記憶されている。
【0019】
【表2】
【0020】SHは過熱度を表わし、ZRは0、PSは
小、PBは大を示している。Wは重み値を表わし、PS
は小、PMは中、PBは大を表わしている。EDVは電
動膨張弁の開度を表わし、NBは大きく閉、NMはやや
閉、NSは小さく閉、ZRはそのまま、PSは小さく
開、PMはやや開、PBは大きく開を表わしている。例
えば、制御ルールR22は”過熱度SHが0(ZR)
で、かつ、重み値Wが中(PM)であれば、電動膨張弁
の開度EDVを大きく閉めよ(NB)”ということを示
している。
小、PBは大を示している。Wは重み値を表わし、PS
は小、PMは中、PBは大を表わしている。EDVは電
動膨張弁の開度を表わし、NBは大きく閉、NMはやや
閉、NSは小さく閉、ZRはそのまま、PSは小さく
開、PMはやや開、PBは大きく開を表わしている。例
えば、制御ルールR22は”過熱度SHが0(ZR)
で、かつ、重み値Wが中(PM)であれば、電動膨張弁
の開度EDVを大きく閉めよ(NB)”ということを示
している。
【0021】メンバーシップ関数記憶装置10には重み
値Wと、過熱度SHと、電動膨張弁開度EDVのメンバ
ーシップ関数が記憶されている。
値Wと、過熱度SHと、電動膨張弁開度EDVのメンバ
ーシップ関数が記憶されている。
【0022】図3には、重み値Wに対するファジィ変数
PS、PM、PBのメンバーシップ関数が示されてい
る。
PS、PM、PBのメンバーシップ関数が示されてい
る。
【0023】上記構成において、室内ユニット106a
〜cの能力信号発信装置108a〜cから必要能力値が
重み値計算装置8に送られ、各室内ユニットの重み値が
計算され、ファジィ推論演算装置4に送られる。また、
圧力センサ112と、温度センサ111からそれぞれ測
定された値が過熱度計算装置A113に送られ過熱度が
計算され、ファジィ推論演算装置4に送られる。ファジ
ィ推論演算装置4において、メンバーシップ関数記憶装
置10に記憶されたメンバーシップ関数にもとづき、重
み値計算装置8から送られる重み値Wと、過熱度計算装
置A113から送られてくる過熱度SHのそれぞれのフ
ァジィ変数におけるグレードが算出され、制御ルール記
憶装置9に記憶された制御ルールにもとづきファジィ演
算を行ない、電動膨張弁105a〜cの開度を計算す
る。ファジィ推論演算装置4によって計算された電動膨
張弁105a〜cの開度は電動膨張弁駆動装置5に送ら
れ、室内ユニット106a〜c必要能力のバランスと、
冷媒の過熱度に合わせた開度に調整される。
〜cの能力信号発信装置108a〜cから必要能力値が
重み値計算装置8に送られ、各室内ユニットの重み値が
計算され、ファジィ推論演算装置4に送られる。また、
圧力センサ112と、温度センサ111からそれぞれ測
定された値が過熱度計算装置A113に送られ過熱度が
計算され、ファジィ推論演算装置4に送られる。ファジ
ィ推論演算装置4において、メンバーシップ関数記憶装
置10に記憶されたメンバーシップ関数にもとづき、重
み値計算装置8から送られる重み値Wと、過熱度計算装
置A113から送られてくる過熱度SHのそれぞれのフ
ァジィ変数におけるグレードが算出され、制御ルール記
憶装置9に記憶された制御ルールにもとづきファジィ演
算を行ない、電動膨張弁105a〜cの開度を計算す
る。ファジィ推論演算装置4によって計算された電動膨
張弁105a〜cの開度は電動膨張弁駆動装置5に送ら
れ、室内ユニット106a〜c必要能力のバランスと、
冷媒の過熱度に合わせた開度に調整される。
【0024】(実施例2) 次に、本発明の第2の実施例について図4および図5を
参照しながら説明する。
参照しながら説明する。
【0025】なお、従来例と同一のものは同一番号を付
し、その詳細な説明は省略する。冷房時における冷凍サ
イクルを図4に示す。図において、室外ユニット102
内には従来例の制御装置でなく、ファジィ制御装置C3
が設けてある。また、室外ユニット102内の室内ユニ
ット106a〜cに接続される各ガス管に、それぞれの
室内ユニット106a〜cにおける過熱度を求めるため
の圧力センサ13a〜cと、温度センサ12a〜cが取
りつけてあり、過熱度計算装置B11a〜cにより各室
内ユニット106a〜c毎の冷媒の過熱度が計算され
る。
し、その詳細な説明は省略する。冷房時における冷凍サ
イクルを図4に示す。図において、室外ユニット102
内には従来例の制御装置でなく、ファジィ制御装置C3
が設けてある。また、室外ユニット102内の室内ユニ
ット106a〜cに接続される各ガス管に、それぞれの
室内ユニット106a〜cにおける過熱度を求めるため
の圧力センサ13a〜cと、温度センサ12a〜cが取
りつけてあり、過熱度計算装置B11a〜cにより各室
内ユニット106a〜c毎の冷媒の過熱度が計算され
る。
【0026】制御方法について図5に基づいて説明す
る。各々の室内ユニット106a〜cにおける各々の圧
力センサ13a〜cから圧力値と、温度センサ12a〜
cから温度が各々の過熱度計算装置11a〜cに入力さ
れ過熱度が計算される。また、能力信号発信装置108
a〜cから必要能力の値が重み値計算装置8に入力さ
れ、各室内ユニットの重み値Wが計算される。重み値W
は、(数1)に示すように各室内ユニットの必要能力信
号Hを各室内ユニットの必要能力信号Hの総和で割るこ
とにより得られる。重み値計算装置8からの重み値と、
各々の過熱度計算装置B11a〜cによって計算された
過熱度がファジィ推論演算装置4に入力される。ファジ
ィ推論演算装置4は、制御ルール記憶装置14に記憶さ
れた制御ルールと、メンバーシップ関数記憶装置15に
記憶されたメンバーシップ関数により、ファジィ演算が
行なわれ、電動膨張弁105a〜cの開度が計算され
る。電動膨張弁開度4a〜cの値は電動膨張弁駆動装置
5に入力され、電動膨張弁駆動装置5により電動膨張弁
105a〜cが駆動される。
る。各々の室内ユニット106a〜cにおける各々の圧
力センサ13a〜cから圧力値と、温度センサ12a〜
cから温度が各々の過熱度計算装置11a〜cに入力さ
れ過熱度が計算される。また、能力信号発信装置108
a〜cから必要能力の値が重み値計算装置8に入力さ
れ、各室内ユニットの重み値Wが計算される。重み値W
は、(数1)に示すように各室内ユニットの必要能力信
号Hを各室内ユニットの必要能力信号Hの総和で割るこ
とにより得られる。重み値計算装置8からの重み値と、
各々の過熱度計算装置B11a〜cによって計算された
過熱度がファジィ推論演算装置4に入力される。ファジ
ィ推論演算装置4は、制御ルール記憶装置14に記憶さ
れた制御ルールと、メンバーシップ関数記憶装置15に
記憶されたメンバーシップ関数により、ファジィ演算が
行なわれ、電動膨張弁105a〜cの開度が計算され
る。電動膨張弁開度4a〜cの値は電動膨張弁駆動装置
5に入力され、電動膨張弁駆動装置5により電動膨張弁
105a〜cが駆動される。
【0027】制御ルール記憶装置14には(表3)に示
すようなファジィ制御ルールが記憶されている。
すようなファジィ制御ルールが記憶されている。
【0028】
【表3】
【0029】SHは過熱度を表わし、ZRは0、PSは
小、PBは大を示している。Wは重み値を表わし、PS
は小、PMは中、PBは大を表わしている。EDVは電
動膨張弁の開度を表わし、NBは大きく閉、NMはやや
閉、NSは小さく閉、ZRはそのまま、PSは小さく
開、PMはやや開、PBは大きく開を表わしている。例
えば、制御ルールR31は”過熱度SHが0(ZR)
で、かつ、重み値Wが小(PS)であれば、電動膨張弁
の開度EDVを大きく閉めよ(NB)”ということを示
している。
小、PBは大を示している。Wは重み値を表わし、PS
は小、PMは中、PBは大を表わしている。EDVは電
動膨張弁の開度を表わし、NBは大きく閉、NMはやや
閉、NSは小さく閉、ZRはそのまま、PSは小さく
開、PMはやや開、PBは大きく開を表わしている。例
えば、制御ルールR31は”過熱度SHが0(ZR)
で、かつ、重み値Wが小(PS)であれば、電動膨張弁
の開度EDVを大きく閉めよ(NB)”ということを示
している。
【0030】メンバーシップ関数記憶装置15には重み
値Wと、過熱度SHと、電動膨張弁開度EDVのメンバ
ーシップ関数が記憶されている。
値Wと、過熱度SHと、電動膨張弁開度EDVのメンバ
ーシップ関数が記憶されている。
【0031】上記構成において、室内ユニット106a
〜cの能力信号発信装置108a〜cから必要能力値が
重み値計算装置8に送られ、各室内ユニットの重み値が
計算され、ファジィ推論演算装置4に送られる。また、
圧力センサ13a〜cと温度センサ12a〜cからそれ
ぞれ測定された値が過熱度計算装置B11a〜cに送ら
れ過熱度が計算され、ファジィ推論演算装置4に送られ
る。ファジィ推論演算装置4において、メンバーシップ
関数記憶装置15に記憶されたメンバーシップ関数にも
とづき、重み値計算装置8から送られる重み値Wと、過
熱度計算装置B11a〜cから送られてくる過熱度SH
のそれぞれのファジィ変数におけるグレードが算出さ
れ、制御ルール記憶装置14に記憶された制御ルールに
もとづきファジィ演算を行ない、電動膨張弁105a〜
cの開度を計算する。ファジィ推論演算装置4によって
計算された電動膨張弁105a〜cの開度は電動膨張弁
駆動装置5に送られ、室内ユニット106a〜c必要能
力のバランスと、それぞれの室内ユニットの冷媒の過熱
度に合わせた開度に調整される。
〜cの能力信号発信装置108a〜cから必要能力値が
重み値計算装置8に送られ、各室内ユニットの重み値が
計算され、ファジィ推論演算装置4に送られる。また、
圧力センサ13a〜cと温度センサ12a〜cからそれ
ぞれ測定された値が過熱度計算装置B11a〜cに送ら
れ過熱度が計算され、ファジィ推論演算装置4に送られ
る。ファジィ推論演算装置4において、メンバーシップ
関数記憶装置15に記憶されたメンバーシップ関数にも
とづき、重み値計算装置8から送られる重み値Wと、過
熱度計算装置B11a〜cから送られてくる過熱度SH
のそれぞれのファジィ変数におけるグレードが算出さ
れ、制御ルール記憶装置14に記憶された制御ルールに
もとづきファジィ演算を行ない、電動膨張弁105a〜
cの開度を計算する。ファジィ推論演算装置4によって
計算された電動膨張弁105a〜cの開度は電動膨張弁
駆動装置5に送られ、室内ユニット106a〜c必要能
力のバランスと、それぞれの室内ユニットの冷媒の過熱
度に合わせた開度に調整される。
【0032】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、過熱度を一定に保ち、効率の良い運転を行な
いながら、相対的に必要能力の大きな室内ユニットに多
くの冷媒分配を行なうことができるため、多くの条件に
おいて、熱負荷の差の大きな多室をも同時に快適な空調
を行なうことができる効果のある空気調和機を提供でき
る。
によれば、過熱度を一定に保ち、効率の良い運転を行な
いながら、相対的に必要能力の大きな室内ユニットに多
くの冷媒分配を行なうことができるため、多くの条件に
おいて、熱負荷の差の大きな多室をも同時に快適な空調
を行なうことができる効果のある空気調和機を提供でき
る。
【0033】また、各室内のユニット毎の過熱度を一定
に保ち、効率の良い運転を行ないながら、相対的に必要
能力の大きな室内ユニットに多くの冷媒分配を行なうこ
とができるため、多くの条件において、熱負荷の差の大
きな多室をも同時に快適な空調を行なうと同時に、効率
の良い運転のできる効果のある空気調和機を提供でき
る。
に保ち、効率の良い運転を行ないながら、相対的に必要
能力の大きな室内ユニットに多くの冷媒分配を行なうこ
とができるため、多くの条件において、熱負荷の差の大
きな多室をも同時に快適な空調を行なうと同時に、効率
の良い運転のできる効果のある空気調和機を提供でき
る。
【図1】本発明の第1実施例の空気調和機の系統図
【図2】同第1実施例の空気調和機のブロック図
【図3】同実施例の重み値Wのメンバーシップ関数を表
す図
す図
【図4】同第2実施例の空気調和機の系統図
【図5】同第2実施例の空気調和機のブロック図
【図6】従来の空気調和機の系統図
2 ファジィ制御装置B 3 ファジィ制御装置C 8 重み計算装置 11a 過熱度計算装置B 11b 過熱度計算装置B 11c 過熱度計算装置B 101 空気調和機 102 室外ユニット 105a 電動膨張弁a 105b 電動膨張弁b105 c 電動膨張弁c 106a 室内ユニットa 106b 室内ユニットb 106c 室内ユニットc 108a 能力信号発信装置a 108b 能力信号発信装置b 108c 能力信号発信装置c 109a 接続配管a 109b 接続配管b 109c 接続配管c 113 過熱度計算装置A
Claims (2)
- 【請求項1】 室外ユニット、およびこの室外ユニット
に接続した複数の室内ユニットからなるヒートポンプ式
の空気調和機において、前記室外ユニットから前記複数
の室内ユニットを接続するための複数の接続配管の液管
側に設けられた複数の電動膨張弁と、前記各室内ユニッ
トの必要能力の信号を送る複数の能力信号発信装置と、
前記各室内ユニットの必要能力からそれぞれの重み値を
計算する重み計算装置と、前記室外ユニット内に設けた
圧縮機の吸い込み部の冷媒の過熱度を検出する過熱度計
算装置Aと、前記重み計算装置から得られた前記各室内
ユニットのそれぞれの前記重み値と前記過熱度計算装置
Aから得られた冷媒の過熱度の値により、前記複数の電
動膨張弁のそれぞれの開度を制御するファジィ制御装置
Bとを備え、前記冷媒の過熱度を一定に保ちながら、必
要能力に応じて前記各室内ユニットへの冷媒流量を前記
ファジィ制御装置Bにより制御する空気調和機。 - 【請求項2】 室外ユニット、およびこの室外ユニット
に接続した複数の室内ユニットからなるヒートポンプ式
の空気調和機において、前記室外ユニットから前記複数
の室内ユニットを接続するための複数の接続配管の液管
側に設けられた複数の電動膨張弁と、前記各室内ユニッ
トの必要能力の信号を送る複数の能力信号発信装置と、
前記各室内ユニットの必要能力からそれぞれの重み値を
計算する重み計算装置と、前記各室内ユニットのぞれぞ
れの冷媒の過熱度を検出する複数の過熱度計算装置B
と、前記重み計算装置から得られた前記各室内ユニット
のそれぞれの前記重み値と前記過熱度計算装置Bから得
られた冷媒の過熱度の値により、各室内ユニットの前記
複数の電動膨張弁のそれぞれの開度を制御するファジィ
制御装置Cとを備え、前記各室内ユニットのそれぞれの
前記冷媒の過熱度を一定に保ちながら、必要能力に応じ
て前記各室内ユニットへの冷媒流量を前記ファジィ制御
装置Cにより制御する空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3237686A JP3056554B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3237686A JP3056554B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0579721A JPH0579721A (ja) | 1993-03-30 |
JP3056554B2 true JP3056554B2 (ja) | 2000-06-26 |
Family
ID=17019008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3237686A Expired - Fee Related JP3056554B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3056554B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101849890B1 (ko) | 2012-08-03 | 2018-05-31 | 아틀라스 캅코 에어파워, 남로체 벤누트삽 | 냉각 회로, 건조 냉각 장치 및 냉각 회로 제어 방법 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5046895B2 (ja) * | 2007-12-06 | 2012-10-10 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置およびその運転制御方法 |
JP4920624B2 (ja) * | 2008-04-03 | 2012-04-18 | シャープ株式会社 | 空気調和機 |
-
1991
- 1991-09-18 JP JP3237686A patent/JP3056554B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101849890B1 (ko) | 2012-08-03 | 2018-05-31 | 아틀라스 캅코 에어파워, 남로체 벤누트삽 | 냉각 회로, 건조 냉각 장치 및 냉각 회로 제어 방법 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0579721A (ja) | 1993-03-30 |
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