JPH07234023A - 空気調和機の制御方法およびその装置 - Google Patents

空気調和機の制御方法およびその装置

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JPH07234023A
JPH07234023A JP6044970A JP4497094A JPH07234023A JP H07234023 A JPH07234023 A JP H07234023A JP 6044970 A JP6044970 A JP 6044970A JP 4497094 A JP4497094 A JP 4497094A JP H07234023 A JPH07234023 A JP H07234023A
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JP
Japan
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temperature
calculated
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temperature difference
refrigerant
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JP6044970A
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Yoichi Sugawara
陽一 菅原
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Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 圧縮機により得た冷媒を電子膨脹弁を介して
室内機に循環させる空調機のサイクル適切保持制御。 【構成】 室外機と室内機との間で電子膨脹弁を介して
冷媒を循環させるが、室外機の圧縮機の吸入管温度と蒸
発温度との温度差を第1演算部3で所定時間毎に算出
し、この算出温度差に基づき同温度差の時間的変化率を
第2演算部5で算出する一方、所定制御温度とその算出
温度差との差を第3演算部7で算出し、その時間的変化
率及び所定制御温度とその算出温度差との差を制御部8
に入力する。制御部8は所定制御ルール及びメンバシッ
プ関数に従い電子膨脹弁の開度を可変する出力制御値
(増減値)をファジィ演算し、この演算では上記温度差
の時間的変化率が正方向に大で、所定制御温度とその算
出温度差が負方向に大きい程、電子膨脹弁をより開くよ
う、また温度差の時間的変化率が負方向に大で、所定制
御温度と算出温度差の差が正方向に大きい程閉じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は室外機と室内機との間
に冷媒を循環させる際に同冷媒の流量を電子膨張弁で可
変する空気調和機の制御技術に係り、特に詳しくは空気
調和機の過負荷の制御における電子膨張弁の開閉度合を
可変し、適切な冷凍サイクルを実現する空気調和機の制
御方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の空気調和機としては例えば1台
の圧縮機に複数の室内機を接続したものがあり、この空
気調和機は冷凍サイクルの冷媒を電子膨張弁を介して複
数の室内熱交換器に循環させるが、同冷凍サイクルの適
正化を図るために、その電子膨張弁の開閉度合を可変制
御する。
【0003】具体的には、圧縮機の冷媒の吸入管温度と
蒸発温度との温度差をスーパーヒート量(℃)とし、予
め設定した所定制御温度(例えば7℃)とそのスーパー
ヒート量との差およびその吸入管温度と蒸発温度との温
度差の温度傾斜に応じて電子膨張弁の開閉度合を可変
し、圧縮機への冷媒の流量を制御し、冷凍サイクルの運
転を常に適正に行えるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記空気調
和機の制御方法にあっては、前記所定制御温度(例えば
7℃)とそのスーパーヒート量との差の条件およびその
圧縮機の吸入管温度と蒸発温度との温度差の温度傾斜の
条件が予め設定されており、つまり予め決められた条件
から1つが選択され、この選択に応じて電子膨張弁の開
閉度合が制御される。
【0005】したがって、その電子膨張弁の開閉度合が
とびとびの値になってしまうことから、きめ細かな制御
が難しく、どうしても適切な冷凍サイクルを維持するに
は不十分であり、効果的な運転が行われない。
【0006】この発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は電子膨張弁の開閉度合をきめ細かく制
御することができ、常に適切な冷凍サイクルの状態を維
持することができ、かつ効果的な運転を行うことができ
るようにした空気調和機の制御方法およびその装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は室外機と室内機とを有し、冷凍サイクル
を構成する同室外機の圧縮機によって得た冷媒を室内機
に循環し、かつ該循環する冷媒の流量を電子膨張弁で可
変可能とする空気調和機の制御方法であって、前記圧縮
機の冷媒の吸入管温度および蒸発温度を検出し、該検出
した吸入管温度と蒸発温度との温度差を算出し、かつ該
算出温度差の時間的変化率を算出する一方、所定制御温
度と前記算出温度差との差を算出し、それら算出温度差
の時間的変化率および所定制御温度と前記算出温度差と
の差を入力として所定制御ルールおよびメンバシップ関
数にしたがってファジィ演算しており、該ファジィ演算
では前記算出温度差の時間的変化率が負方向に大きく、
所定制御温度と前記算出温度差との差が正方向に大きい
ほど前記電子膨張弁の開きを小さくし、前記算出温度差
の時間的変化率が正方向に大きく、所定制御温度と前記
算出温度差との差が負方向に大きいほど前記電子膨張弁
の開きを大きくするような制御値を算出し、該制御値に
より前記電子膨張弁を制御して前記冷媒の流量を可変す
るようにしたことを要旨とする。
【0008】
【作用】上記構成としたので、当該空気調和機の運転時
においては、冷凍サイクルを構成する圧縮機によって得
た冷媒を室内機に循環させるが、室内機(複数の室内機
がある場合各室内熱交換器)に循環させる冷媒の流量が
所定位置に配置した電子膨張弁によって制御される。
【0009】上記電子膨張弁が上記ファジィ演算結果に
基づいて制御され、このファジィ演算では圧縮機の吸入
管温度と蒸発温度との温度差の時間的変化率が負方向に
大きく、所定制御温度とその温度差との差が正方向に大
きいほど前記電子膨張弁の開きを大きくし、その温度差
の時間的変化率が正方向に大きく、所定制御温度と前記
算出温度差との差が負方向に大きいほど前記電子膨張弁
の開きを小さくするような制御値が算出される。
【0010】例えば、吸入管温度tsが急激に降下する
傾向にあり、あるいは蒸発温度tcが急激に上昇する傾
向にあり、また所定制御温度tcとその温度差(スーパ
ーヒート量)との差が正方向に大きく、あるいは負方向
に大きく、つまり各室内機を配置した部屋の温度に対し
て俊敏に反応して電子膨張弁を制御しないと、吸入管温
度tsと蒸発温度tvとの差が大きくなり、適切な冷凍
サイクルが維持されない。
【0011】このような場合にあっても、上述したよう
にファジィ演算を実行し、このファジィ演算結果の制御
値により電子膨張弁をきめ細かく制御していることか
ら、常に適切な冷凍サイクルの運転が維持される。
【0012】
【実施例】この発明の空気調和機の制御方法およびその
装置は、室外機と室内機との間で電子膨張弁を介して冷
媒を循環させるが、圧縮機(室外機)の冷媒の吸入管温
度と蒸発温度との温度差を所定時間毎に算出し、この算
出温度差に基づいて同温度差の時間的変化率を算出する
一方、所定制御温度とその算出温度差との差を算出し、
その時間的変化率および所定制御温度とその算出温度差
との差を入力とし、所定制御ルールおよびメンバシップ
関数にしたがって電子膨張弁の開閉度合を可変する出力
制御値(増減値)をファジィ演算する。
【0013】このファジィ演算では上記温度差の時間的
変化率が正方向に大きく、所定制御温度とその算出温度
差との差が負方向に大きいほど、電子膨張弁をより閉じ
るようにする制御値を算出し、上記温度差の時間的変化
率が負方向に大きく、所定制御温度とその算出温度差と
の差が正方向に大きいほど、電子膨張弁をより開くよう
にする制御値を算出し、冷凍サイクルの冷媒流量を可変
する。例えば、複数の室内機を設置した室内等の温度に
対してはきめ細かく、かつ速やかに電子膨張弁を制御
し、つまりその室内の温度に対して俊敏に反応して電子
膨張弁の開閉度合を制御する。
【0014】そのため、図1に示すように、この発明の
空気調和機の制御装置は、室外機の所定箇所で圧縮機の
冷媒の吸入管温度tsを所定サンプリングで検出する吸
入管温度検出部(温度センサ等)1と、同室外機の所定
箇所で圧縮機の蒸発温度tvを所定サンプリングで検出
する蒸発温度検出部2と、この検出吸入管温度tsと蒸
発温度tvとの温度差を算出する第1の演算部3と、こ
の算出温度差を一時記憶する記憶部4と、その算出温度
差(現に算出された温度差)および記憶部4に記憶され
ている温度差(前回検出された温度差)をもとにしてそ
の温度差の時間的変化率ΔTαを算出する第2の演算部
5と、予め設定される制御温度(値)tcを出力する制
御温度部6と、この出力制御温度tcとその算出温度差
(現温度差)との差Tβを算出する第3の演算部7と、
上記第2の演算部5で算出した温度差の時間的変化率Δ
Tαを入力1とし、上記第3の演算部7で算出した温度
差Tβを入力2とし、下記表1に示す制御ルールおよび
図2ないし図4に示すメンバシップ関数にしたがって空
気調和機の所定位置に配置した電子膨張弁(複数の室内
熱交換器がある場合複数の電子膨張弁)をファジィ演算
し、このファジィ演算結果により電子膨張弁の制御量
(開閉度合)ΔEvを出力する制御部8とを備えてい
る。
【0015】
【表1】 制御部8は、上記算出される温度差の時間的変化率ΔT
αのメンバシップ関数(例えば図2に示す)を有するΔ
Tαメンバシップ関数部8aと、入力した時間的変化率
ΔTαに基づいてその時間的変化率ΔTαのメンバシッ
プ関数のグレードを算出するΔTαグレード算出部8b
と、上記算出される温度差Tβのメンバシップ関数(例
えば図3に示す)を有するTβメンバシップ関数部8c
と、入力した温度差Tβに基づいてその温度差Tβのメ
ンバシップ関数のグレードを算出するTβグレード算出
部8dと、当該ファジィ演算を実行するための制御ルー
ル(上記表1に示す)を有する制御ルール部8eと、上
記算出された各グレードにより表1の制御ルールにした
がってファジィ演算して制御量ΔEvのグレードを算出
するΔEvグレード算出部8fと、電子膨張弁の開閉度
合に対応する制御量(ΔEv)のメンバシップ関数(例
えば図4に示す)を有するΔEvメンバシップ関数部8
gと、そのファジィ演算結果の制御量(ΔEv)を和集
合する和集合演算部8hと、この和集合演算部8hによ
って得た和集合の重心を算出し、この算出値により電子
膨張弁の制御量(ΔEv)とする重心演算部8iと、そ
の制御量(ΔEv)を出力する出力部8jとを備えてい
る。
【0016】図示しないが、当該空気調和機は少なくと
も暖房過負荷機能のための各種回路や他に必要な回路、
装置(四方弁等)を備えている。また、制御部8の出力
部8jからの信号は、例えば駆動回路を経て電子膨張弁
のステッピングモータの駆動信号となる。
【0017】図2ないし図4および表1において、PB
は正方向に大きい、PMHは正方向に中程度より大き
い、PMLは正方向に中程度より小さい、PSは正方向
に小さい、ZOは零(変化なし)、NSは負に小さい、
NMLは負方向に中程度より小さい、NMHは負方向に
中程度より大きい、NBは負方向に大きいを意味する。
【0018】次に、上記構成の空気調和機の制御装置の
動作を詳しく説明すると、まず当該空気調和機が通常運
転とされているものとする。このとき、一定時間毎に、
第1の演算部3は吸入管温度tsと蒸発温度tvとの温
度差を算出し、記憶部4はその算出温度差を記憶する。
また、第2の演算部5はその一定時間毎に算出されてい
る温度差Tα(n)および記憶部5の温度差(前回算出
の温度差)Tα(n−1)に基づいてその時間的変化率
ΔTαを算出する一方、第3の演算部7は予め設定され
ている制御温度とその算出温度差との差Tβを算出す
る。
【0019】上記算出された温度差の時間的変化率ΔT
αおよび制御温度とその算出温度差との差Tβが制御部
8に入力し、この制御部8は時間的変化率ΔTαをΔT
αグレード算出部8bに入力し、ΔTαメンバシップ関
数部8aのΔTαメンバシップ関数(図2に示す)にし
たがって同メンバシップ関数のグレード最小値を算出す
る一方、制御温度とその算出温度差との差TβをTβグ
レード算出部8dに入力し、Tβメンバシップ関数部8
cのTβメンバシップ関数(図3に示す)にしたがって
同メンバシップ関数のグレード最小値を算出する。
【0020】上記算出されたグレード最小値をΔEvグ
レード算出部8fに入力し、表1に示す制御ルールにし
たがってΔEvのグレード最小値を算出する。この算出
されたΔEvのグレード最小値が和集合演算部8hに入
力しており、この和集合演算部8hはΔEvメンバシッ
プ関数部8gのΔEvメンバシップ関数(図4に示す)
にしたがってその算出されたグレード最小値の和集合値
を演算する。この和集合演算結果が重心演算部8iに入
力し、この重心演算部8iはその和集合演算結果による
和集合図形の重心を演算し、この演算結果の重心値を電
子膨張弁の開閉度合に対応する制御量(ΔEv)とす
る。
【0021】このようにしてファジィ演算を実行し、こ
のファジィ演算によって得た制御量(ΔEv)を出力部
8jに入力し、この出力部8jはその制御量(ΔEv)
に対応する制御信号を出力する。なお、当該空気調和機
の制御装置はその出力部8jからの制御信号に基づいて
電子膨張弁の開閉度合を制御する駆動信号(電子膨張弁
のステッピングモータの信号)を出力し、電子膨張弁の
開閉度合を可変制御する。
【0022】具体的には、吸入管温度tsと蒸発温度t
vとの差(スーパーヒート量)の時間的変化率ΔTαが
負方向に大きく(NB)、所定制御温度tcとその温度
差(スーパーヒート量)との差Tβが正方向に大きいほ
ど(PB)、電子膨張弁を開く制御値ΔEvが正方向に
大きくされる。すなわち、スーパーヒート量の時間的変
化率が負方向に大きいということは、例えば吸入管温度
tsが急激に降下する傾向にあり、しかも例えば所定制
御温度tcとその温度差(スーパーヒート量)との差が
正方向に大きいほど、電子膨張弁を開ける方向に制御し
ないと、さらに吸入管温度tsと蒸発温度tvとの差が
大きくなり、適切な冷凍サイクルが維持されるなくな
る。
【0023】この場合、上述したファジィ演算では、i
f ΔTα=NB and Tβ=PB then Δ
Ev=PBの演算が実行されるため、電子膨張弁が開け
る方向に制御され(電子膨張弁の開きがより大きくさ
れ)、つまり冷媒の流量が大きくされる。
【0024】また、吸入管温度tsと蒸発温度tvとの
差(スーパーヒート量)の時間的変化率ΔTαが正方向
に大きく(PB)、所定制御温度tcとその温度差(ス
ーパーヒート量)との差Tβが負方向に大きいほど(N
B)、電子膨張弁を閉じる制御値ΔEvが負方向に大き
くされる。すなわち、スーパーヒート量の時間的変化率
が正方向に大きいということは、吸入管温度tsが急激
に上昇する傾向にあり、しかも例えば所定制御温度tc
とその温度差(スーパーヒート量)との差が負方向に大
きいほど、電子膨張弁を開く方向に制御しないと、さら
に吸入管温度tsと蒸発温度tvとの差が大きくなり、
適切な冷凍サイクルが維持されるなくなる。
【0025】この場合、上述したファジィ演算では、i
f ΔTα=PB and Tβ=NB then Δ
Ev=PBの演算が実行されるため、電子膨張弁が開く
方向に制御され(電子膨張弁の開きがより大きくさ
れ)、つまり冷媒の流量が多くされる。
【0026】このように、吸入管温度tsと蒸発温度t
vとの温度差の時間的変化率ΔTαおよび所定制御温度
Tcとその温度差との差Tβに基づいてファジィ演算
し、またこのファジィ演算に用いるメンバシップ関数お
よび制御ルールが図2ないし図4および表1に示す形と
し、つまりメンバシップ関数および制御ルールの条件と
してNML,NMH,PML,PMHが決定され、つま
りよりきめ細かい条件が付されている。
【0027】したがって、冷凍サイクルを適切に保持す
るための各部(複数の室内機を設置した各部屋)の温度
に対して俊敏に反応して電子膨張弁の開閉度合が制御さ
れ、つまり冷媒の流量が制御され、より適切な冷凍サイ
クルを保持することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の空気調
和機の制御方法およびその装置によれば、室外機と室内
機との間で電子膨張弁を介して冷媒を循環させるが、室
外機の圧縮機の吸入管温度と蒸発温度との温度差を所定
時間毎に算出し、この算出温度差に基づいて同温度差の
時間的変化率を算出する一方、所定制御温度とその算出
温度差との差を算出し、その時間的変化率および所定制
御温度とその算出温度差との差を入力とし、所定制御ル
ールおよびメンバシップ関数にしたがって電子膨張弁の
開閉度合を可変する出力制御値(増減値)をファジィ演
算し、このファジィ演算では上記温度差の時間的変化率
が正方向に大きく、所定制御温度とその算出温度差との
差が負方向に大きいほど、電子膨張弁をより開くように
する制御値を算出し、上記温度差の時間的変化率が負方
向に大きく、所定制御温度とその算出温度差との差が正
方向に大きいほど、電子膨張弁をより閉じるようにする
制御値を算出し、冷凍サイクルの冷媒流量を可変し、ま
た上記所定制御ルールおよびメンバシップ関数の条件に
ついてもきめ細かくしたので、電子膨張弁の開閉度合を
よりきめ細かく制御することができ、各部(各室内機を
設置した部屋)の温度に対して俊敏に反応して電子膨張
弁を制御することができ、常に適切な冷凍サイクルの運
転を維持することができ、ひいては効果的な運転を行う
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す空気調和機の制御装
置の概略的ブロック線図。
【図2】図1に示す空気調和機の制御装置に用いるメン
バシップ関数の概略的模式図。
【図3】図1に示す空気調和機の制御装置に用いるメン
バシップ関数の概略的模式図。
【図4】図1に示す空気調和機の制御装置に用いるメン
バシップ関数の概略的模式図。
【符号の説明】
1 吸入管温度検出部(温度センサ等) 2 蒸発温度検出部(温度センサ等) 3 第1の演算部 4 記憶部 5 第2の演算部 6 制御温度部 7 第3の演算部 8 制御部 8a Tnsメンバシップ関数 8b Tnsグレード算出部 8c ΔTnメンバシップ関数 8d ΔTnグレード算出部 8e 制御ルール部 8f ΔEvグレード算出部 8g ΔEvメンバシップ関数 8h 和集合演算部 8i 重心演算部 8j 出力部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外機と室内機とを有し、冷凍サイクル
    を構成する同室外機の圧縮機によって得た冷媒を室内機
    に循環し、かつ該循環する冷媒の流量を電子膨張弁で可
    変可能とする空気調和機の制御方法であって、 前記圧縮機の冷媒の吸入管温度および蒸発温度を検出
    し、該検出した吸入管温度と蒸発温度との温度差を算出
    し、かつ該算出温度差の時間的変化率を算出する一方、
    所定制御温度と前記算出温度差との差を算出し、それら
    算出温度差の時間的変化率および所定制御温度と前記算
    出温度差との差を入力として所定制御ルールおよびメン
    バシップ関数にしたがってファジィ演算しており、該フ
    ァジィ演算では前記算出温度差の時間的変化率が負方向
    に大きく、所定制御温度と前記算出温度差との差が正方
    向に大きいほど前記電子膨張弁の開きを大きくし、前記
    算出温度差の時間的変化率が正方向に大きく、所定制御
    温度と前記算出温度差との差が負方向に大きいほど前記
    電子膨張弁の開きを小さくするような制御値を算出し、
    該制御値により前記電子膨張弁を制御して前記冷媒の流
    量を可変するようにしたことを特徴とする空気調和機の
    制御方法。
  2. 【請求項2】 室外機と少なくとも2台の室内機とを有
    し、冷凍サイクルを構成する同室外機の圧縮機によって
    得た冷媒を各室内機に循環し、かつ該循環する冷媒の流
    量を電子膨張弁で可変可能とする空気調和機の制御方法
    であって、 前記圧縮機の冷媒の吸入管温度および蒸発温度を検出
    し、該検出した吸入管温度と蒸発温度との温度差を算出
    し、かつ該算出温度差の時間的変化率を算出する一方、
    また所定制御温度と前記算出温度差との差を算出し、そ
    れら算出温度差の時間的変化率および所定制御温度と前
    記算出温度差との差を入力として所定制御ルールおよび
    メンバシップ関数にしたがってファジィ演算し、かつ前
    記所定制御ルールおよびメンバシップ関数の条件をより
    細かく決定しており、該ファジィ演算では前記算出温度
    差の時間的変化率が負方向に大きく、所定制御温度と前
    記算出温度差との差が正方向に大きいほど前記電子膨張
    弁の開きを大きくし、前記算出温度差の時間的変化率が
    正方向に大きく、所定制御温度と前記算出温度差との差
    が負方向に大きいほど前記電子膨張弁の開きを小さくす
    るような制御値を算出し、前記ファジィ演算によって得
    た制御値により前記電子膨張弁を制御して前記冷媒の流
    量を可変するようにしたことを特徴とする空気調和機の
    制御方法。
  3. 【請求項3】 室外機と少なくとも2台の室内機とを有
    し、冷凍サイクルを構成する同室外機の圧縮機によって
    得た冷媒を各室内機に循環し、かつ該循環する冷媒の流
    量を電子膨張弁で可変可能とする空気調和機の制御装置
    であって、 前記圧縮機の冷媒の吸入管温度を検出する吸入管温度検
    出手段と、冷媒の蒸発温度を検出する温度検出手段と、
    該検出した吸入管温度と蒸発温度との温度差を算出する
    第1の演算手段と、前記算出温度差を一時記憶する記憶
    手段と、現に算出されている温度差および記憶手段に記
    憶されている前回算出の温度差によりその温度差の時間
    的変化率を算出する第2の演算手段と、所定制御温度と
    前記算出温度差との差を算出する第3の演算手段と、前
    記算出温度差の時間的変化率および所定制御温度と前記
    算出温度差との差を入力として所定制御ルールおよびメ
    ンバシップ関数にしたがってファジィ演算する制御手段
    とを備え、前記所定制御ルールおよびメンバシップ関数
    の条件を細かく決定しており、前記ファジィ演算では前
    記算出温度差の時間的変化率が負方向に大きく、所定制
    御温度と前記算出温度差との差が正方向に大きいほど前
    記電子膨張弁の開きを大きくし、前記算出温度差の時間
    的変化率が正方向に小さく、所定制御温度と前記算出温
    度差との差が負方向に大きいほど前記電子膨張弁の開き
    を小さくするような制御値を算出し、前記ファジィ演算
    によって得た制御値により前記電子膨張弁を制御して前
    記冷媒の流量を可変するようにしたことを特徴とする空
    気調和機の制御装置。
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