JP3056486U - サンダル - Google Patents

サンダル

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JP3056486U
JP3056486U JP1998005945U JP594598U JP3056486U JP 3056486 U JP3056486 U JP 3056486U JP 1998005945 U JP1998005945 U JP 1998005945U JP 594598 U JP594598 U JP 594598U JP 3056486 U JP3056486 U JP 3056486U
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千尋 堀
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千尋 堀
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】履物台の上面全体に多数の突起を形成した従来
のサンダルは製作コストが高く、人によっては刺激が強
すぎ、製作コストも高くつく。また、履物台の上面全体
を山形にしたサンダル等は、安定した履き心地が得られ
ない。 【解決手段】履物台23は、厚さが一定の底板27と、
この底板27の上面の後半部に接着された偏平な略非等
脚台形状のヒール29と、中芯31を包み込んだ天板3
3とから成り、ヒール29の上面は、土踏まずに対応し
た位置に平坦な頂部29aがあり、ここより前側は急傾
斜な前斜面29bで、後側は緩やかな傾斜の後斜面29
cになっている。従って、土踏まずTが膨出部41の頂
部によって確実に刺激され、それでいて、土踏まずTか
ら後側の部位は大きく下がることが無いために体の重心
が後ろに行ってしまうことは無く、足裏の全体が履物台
23に安定に乗る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、サンダルに係るものである。詳しくは、足裏刺激作用を奏する膨出 部を備えたサンダル、特に、履物台上面の頂部の形状とその前後の勾配を工夫す ることで、履き心地を損なうこと無しに足裏刺激作用を与えることができるよう にしたサンダルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8は従来一般に使用されているサンダルの一例1を示す。このサンダル1は 、履物台3とバンド5から構成され、履物台3は、厚さが一定の底板7と、この 底板7の上面の後半部に固定されたヒール9と、中芯11を包み込んだ天板13 とから成り、ヒール9はその後端部(踵が乗る部位)が最も高く、垂直断面で見 て略楔形を為すように形成されている。 通常、底板7とヒール9はビニル系の合成樹脂により形成され、特に、底板7 やヒール9にはEVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)の平板が材料として用い られ、上記各部は互いに接着固定される。
【0003】 足裏刺激作用を奏する「健康サンダル」等と称されるサンダルとしては、履物 台3の上面15に何らかの突出部を設けたものが多い。この突出部としては、足 裏に直接当たる多数の突起を履物台3の上面全体に設けたもの(特開平10−8 5004号公報、実開昭63−128805号公報)や、この突起を履物台3の 上面のうち土踏まずに対応した箇所だけに設けたもの(実開昭56−16890 3号公報)等がある。また、履物台3の上面のうち土踏まずに対応した箇所に頂 部があるように履物台3の厚みに変化を持たせたり別部材を取り付けたりしたも の(実開平3−118003号公報、実開平4−123101号公報、実開平6 −3101号公報、実用新案登録第3020479号公報)も多い。
【0004】 更に、近年では「爪先立ち歩き」が健康促進の一つになるという観点から、履 物台15の上面をその前端が一番高くなるように傾斜をつけたり(特開平8−1 0004号公報、実用新案登録第3007143号公報)、前後方向の寸法を意 図的に小さくして爪先立ちを促す提案(実用新案登録第3020479号公報) が為されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
今日、サンダルに要求される性能としては、単に履き心地の良さだけで無く、 足裏、特に、土踏まずを刺激する作用に優れたり、ファッション性に富み、しか も、価格も安価であること等を挙げることができる。 この点、従来から永く使用されている前記サンダル1にあっては、製作コスト が比較的安上がりで済むいう利点はあるものの、土踏まずTを刺激する作用は殆 ど無く、コストを上げずにファッション性を高めることも現実には非常に困難で ある。
【0006】 履物台3の上面に多数の突起を形成したものは確かに足裏刺激効果は良いが、 製作コストが非常に高くついてしまう上に、人によっては刺激が強すぎて痛みを 感じさせてしまうことがあり、何よりも、長時間使用すると却って疲れてしまう 等、履物本来の目的を達することができないという根本的な問題がある。 まして、履物台15の前端が一番高くなるように傾斜をつけたり、前後方向の 寸法を意図的に小さくして爪先立ちを促すようにしたものは、実用的なサンダル としては全く使用不能である。
【0007】 一方、土踏まずに対応した箇所に頂部があるように履物台3の厚みに変化を持 たせたものやこの箇所に突起物を取り付けたものは、足裏刺激作用も適度にあっ て、製作コストも多数の突起を形成するものと比較して割合安く済む。 しかしながら、従来のこの種のサンダル、例えば、前記した実用新案登録第3 020479号公報等においては、土踏まずと対応した頂部の前後の高さが同じ であったために、体の重心が履物台3の頂部を境として前後にふらつき易く、安 定した履き心地が得られないという問題があった。 このふらつきを少なくするために頂部の高さを低くすることも考えられるが、 そうしてしまうと、足裏刺激作用が低下するという問題が生じて来る。
【0008】 また、土踏まずに対応した箇所に頂部を持たせた従来のサンダルにあっては、 頂部を形成するための手段が材料取りに多くの無駄を持たせてしまうので、どう しても、従来一般的なサンダル1と比較してコスト高になるのを避けられないと いう問題が残り、更には、頂部が目立ち過ぎてファッション性を損ねてしまうと いう問題もあった。
【0009】 本考案は上記した従来の諸問題点に鑑みて為されたものであり、安定した履き 心地を損なわずに、足裏の刺激作用に優れたサンダルを提供することを目的とす る。 また、本考案は、安定した履き心地を損なわずに、足裏の刺激作用とファッシ ョン性に優れたサンダル、或いは、材料取りに無駄が出なくて製作コストが安く 済むサンダルを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案サンダルは、履物台に上方へ突出した膨出 部が設けられたサンダルであって、膨出部の上面は、ここに乗せた足の土踏まず が当たる位置に頂部がありこの頂部から後側は緩やかに傾斜し後端部は履物台の 前端部より高いところに位置するようにしたものである。
【0011】 従って、このサンダルにあっては、履物台に足を正しく乗せると、土踏まずに は膨出部の頂部が当たり、土踏まずから後側の部位は少なくともつま先より高い ところに位置する。従って、土踏まずが膨出部の頂部によって確実に刺激され、 それでいて、土踏まずから後側の部位が大きく下がることが無いために体の重心 が後ろに行ってしまうことは無く、安定した履き心地が保証される。そして、膨 出部の頂部が目立って突出しないので、ファッション性を損なうことも無い。 膨出部の材料としてはゴム弾性を有するものに限らず、木材やコルク等の硬質 なものを用いることで土踏まずの刺激作用を高めることも考えられる。
【0012】 請求項2の考案は、請求項1に記載したサンダルにおいて、膨出部の頂部から 前側の傾斜部は、その左右方向における略中間部の両脇に低い部分があるように したものである。 このようにすると、膨出部における前側の傾斜部の左右方向における中間部が その両脇より相対的に高い突部状を為すので、この突部が足の裏のツボの一つで ある所謂湧泉(ユウセン)を刺激する。この場合、湧泉を刺激する突部は、膨出 部の頂部よりは当然低いので、刺激が強すぎることは無く、重心のバランスを崩 す原因になることも無い。
【0013】 請求項3の考案は、請求項1又は2に記載したサンダルにおいて、膨出部の左 右方向から見た形状を、前端近くに平坦な頂部がある略非等脚台形状にしたもの である。 このようにすると、土踏まずには膨出部の頂部がある程度の面的大きさをもっ て当たるので、刺激が強すぎてしまうことは無く、また、膨出部の頂部が余り目 立たないために、サンダルの見栄えを損なうことが一層少なくなる。
【0014】 請求項4の考案は、請求項1から3に記載したサンダルのいずれかにおいて、 履物台の上面部を為す天板を備え、膨出部は底板とは別体のヒールを固定するこ とで形成し、このヒールの少なくとも左右両側面を天板から露出させたものであ る。 このようにすれば、膨出部を底板と一体に形成する場合と比較して、今日のサ ンダル一般に用いられている既製の板材やビニール布だけで履物台を製作するこ とができて、特別な金型等を必要としないので、コスト高になる虞れが無い。そ の上、ヒールの材料や色や模様を選ぶことで、ヒール部がサンダルの意匠的効果 を盛り上げるため、優れたファッション性を持たせることができ、ヒール部を変 えるだけで意匠違いのバリエーションを多数用意することができる。
【0015】 請求項5の考案は、請求項1から3に記載したサンダルのいずれかにおいて、 履物台の上面部を為す天板を備え、膨出部は底板とは別体のヒールを固定するこ とで形成し、このヒールを天板で包み隠したものである。 このようにすると、ヒールの材料に意匠的な見栄えを考慮する必要が無いため に、ヒールの材料に特にコストをかける必要が無いため、製作コストを安上がり にできる。
【0016】 請求項6の考案は、請求項3及び4に記載したサンダル、又は、請求項3及び 5に記載したサンダルにおいて、ヒールを、その頂部を略上下方向に通る線を境 とする前後2つ割りの形状にしたものである。 このようにすれば、ヒール部の形状が非等脚台形でありながら、材料取りに無 駄が出ることは殆ど無く、その分、製作コストを低減することができる。この場 合、前後2つの部材を色違いの材料又は模様違いの材料から別々に取って組み合 わせて意匠的効果を持たせることも容易である。
【0017】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案の実施の形態に係るサンダルを図面に従って説明する。 図1から図3は、第一の実施の形態に係るサンダル21を示すものである。 このサンダル21は、履物台23とバンド25とから構成されている。 履物台23は、厚さが一定の底板27と、この底板27の上面のほぼ後半部に 接着されたヒール29と、二枚構造の中芯31を包み込んだ天板33とから成り 、底板27及びヒール29は、例えば、EVA等の合成ゴム製の平板を所要の形 状に切り取ることで形成されており、ヒール29の厚みは底板27の厚みより稍 大きい。(「履物台」には底板を含まない場合もあるが、ここでは、底板を含め て履物台と言うことにする。)
【0018】 ヒール29は左右方向から見て略非等脚台形状をした膨出部を形成する。即ち 、ヒール29は、その底面が平坦で、その上面は、前端近くに平坦な頂部29a を有し、この頂部29aから前側の部分は急傾斜な前斜面29bになっており、 頂部29aから後側の部分は緩やかな傾斜の後斜面29cになっている。ヒール 29の後端部の厚みは頂部29aがある部分の厚みの3分の1程度になっている 。 従って、履物台23の上面35の高さは、ヒール29の頂部29aにおいて最 も高く、底板27のヒール29から前側の部分が最も低く、後端部はヒール29 から前側の部分よりある程度高い。
【0019】 ヒール29の前後の傾斜をどのくらいの大きさにするかは一概に特定できない が、本考案らが何種類かのヒールを試作して履き心地を試したところ、前斜面2 9bについては頂部29aに対して前下がり略20°程度の傾斜とし、後斜面2 9cについては頂部29aに対して後下がり略5°程度の傾斜とするのが望まし い。
【0020】 天板33は強靱なビニール等によって形成され、バンド25の両端部が天板3 3に縫付けられている。 中芯31は、非常に硬質で耐水性に優れたボール紙37と、このボール紙37 の上面に接着されたある程度の厚さを有するスポンジシート39とから成り、天 板33の袴33a(図2参照)をボール紙37の下に折り込んで接着する(所謂 「吊込み」)ことで、中芯31が天板33に包み込まれる。
【0021】 ボール紙37は履物台23の上面35の形状に合わせて折り曲げてあり、従っ て、天板33及びスポンジシート39はボール紙37と平行に屈曲する。 このように一体化された天板33と中芯31はボール紙37の底面を履物台2 3の上面35に接着することで履物台23と結合される。 サンダル21は以上のように構成されている。
【0022】 このサンダル21にあっては、履物台23の上面35に、ヒール29による略 非等脚台形状の膨出部41が形成されるので、履物台23に足を正しく乗せると 、土踏まずTには膨出部41の頂部(ヒール29の頂部29aに対応した部分) とその前後の部位が当たり、土踏まずTから前側の部分は履物台23の上面35 のうちヒール29の前斜面29bと膨出部41が無い低いところに落ち着き、土 踏まずTから後側の部分は膨出部41の緩やかな後ろ傾斜面(ヒール29の後斜 面29cに対応した部分)に乗ることになる。
【0023】 従って、土踏まずTが膨出部41の頂部によって確実に刺激され、それでいて 、土踏まずTから後側の部位は大きく下がることが無いために体の重心が後ろに 行ってしまうことは殆ど無く、足裏の全体が履物台23に安定に乗る。 しかして、このサンダル21によれば、土踏まずTに対する刺激作用が確実に 得られると共に、安定した履き心地が保証され、膨出部41の頂部がその余の部 分に対して目立つことが少ないためにファッション性を損なうことも無い。
【0024】 また、このサンダル21にあっては、ヒール29の左右両側面は天板33から 露出するので、ヒール29の材料や色や模様を選ぶことで、ヒール29がサンダ ル21の意匠的効果を盛り上げ、優れたファッション性を持たせることができ、 ヒール29を違えるだけで多様なバリエーションを生み出すことができる。
【0025】 ヒール29をゴム製材料によって形成した場合は、柔らかな刺激作用を持たせ ることができ、逆に、ヒール29を硬質な材料によって形成すれば硬い刺激作用 を持たせることができる。例えば、ヒール29を天然の木材によって製作すると 、強い刺激作用を持たせることができると共に、意外性に富むファッション性を 実現することができる。
【0026】 図4及び図5は本考案の第二の実施の形態に係るサンダル21Aを示すもので ある。このサンダル21Aが前記サンダル21と比較して相違するところは、2 分割したヒールを天板に包み込んだ点だけである。そこで、説明は上記相違点に ついてのみ行い、その余の部分については、図面の各部に前記サンダル21にお ける同様の部位に付した符号と同じ符号を付することによって説明を省略する。 このような符号の使い方とその意味は後述する第三の実施の形態においても同様 とする。
【0027】 このサンダル21Aにおけるヒール29は、ボール紙37とスポンジシート3 9との間に設けられていて、これらボール紙37とスポンジシート39と共に天 板33に包み込まれている。 そして、このヒール29は、前ハーフ29Aと後ろハーフ29Bの2つの部材 から成り、これら前後両ハーフ29A、29Bは、ヒール29の基本的形状であ る略非等脚台形の頂部29aの略中間を上下方向に通る線Lを境とした形をして いる。
【0028】 このようなハーフ29A及び29Bは、例えば図5に示すように材料取りする 。45は所要の厚さを有した既製のゴム板材料を示し、このゴム板材料45から 、両ハーフ29A、29Bを切り出す。前ハーフ29Aの切り出しは、その前斜 面29bの両側で一つづつ取ることで行い、これと同様、後ハーフ29Bの切り 出しは、その後斜面29cの両側で一つづつ取ることで行う。 このように材料取りすれば、ヒール29の基本的形状が略非等脚台形をしてい るにも拘らず、材料に無駄が出ることは殆ど無く、その分、製作コストを低減す ることができる。
【0029】 尚、ヒール29をこのような2つの部材で構成する場合、ヒール29を天板3 3で包み隠すことをしないで、意図的に露出させて意匠的効果を狙うことも考え られる。この場合、前後のハーフ29Aと29Bを互いに色違いの材料又は模様 違いの材料から別々に取って組み合わせることが望ましい。
【0030】 図6及び図7は本考案の第三の実施の形態に係るサンダル21Bを示すもので ある。このサンダル21Bが前記サンダル21と比較して相違するところは、ヒ ールの形状だけである。 このサンダル21Bにおけるヒール29は、その前斜面29bの傾斜を、前記 サンダル21、21Aにおけるヒール29の前斜面29bの傾斜より多少緩くし てあり、この前斜面29bの前端縁は上方から見て略W字形を為すように形成さ れている。
【0031】 従って、ヒール29の前斜面29bの前端部にはその左右方向における略中間 部47の両脇に低い部分49があるので、この中間部47がその両脇より高い突 部状を為す。このため、低い部分49に足裏のツボである湧泉51の両脇のやや ふくらんだ部位が収まることで、湧泉51が突部47に確実に当たって刺激され る。この場合、中間部47は、ヒール29の頂部29aよりは当然低いので、湧 泉に対する刺激が強すぎることは無く、重心のバランスを崩す原因になることも 無い。
【0032】 尚、このサンダル21Bにおけるヒール29についても、図5に示したように 前後に分けて材料取りすることができるし、場合によっては、湧泉51を刺激す る突部だけ別体に形成しておいて、これを前記サンダル21におけるヒール29 の前斜面29bの前端部に貼付ることも考えられる。
【0033】 以上、本考案の実施の形態について詳述してきたが、具体的な構成はこの実施 の形態に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における設計の 変更などがあっても本考案に含まれる。 例えば、本考案は、履物台に天板を有する一般的なサンダルに限らず、ビーチ サンダル等と称される天板を有しないタイプのサンダルにも広く適用することが でき、甲被部材としてはバンドと鼻緒のいずれであっても良い。
【0034】
【考案の効果】
以上のように、本考案サンダルにあっては、土踏まずが膨出部の頂部によって 確実に刺激され、それでいて、土踏まずから後側の部位が大きく下がることが無 いために体の重心が後ろに行ってしまうことは無く、安定した履き心地が保証さ れる。そして、膨出部の頂部が目立って突出しないので、ファッション性を損な うことも無い。
【0035】 請求項2の考案によれば、膨出部における前側の傾斜部の左右方向における中 間部がその両脇より高い突部状を為すので、この突部が足の裏のツボの一つであ る所謂湧泉を刺激する。このを刺激する突部は、膨出部の頂部よりは当然低いの で、刺激が強すぎることは無く、重心のバランスを崩す原因になることも無い。
【0036】 請求項3の考案によれば、土踏まずには膨出部の頂部がある程度の面的大きさ をもって当たるので、刺激が強すぎてしまうことは無く、また、膨出部の頂部が 余り目立たないために、サンダルの見栄えを損なうことが少ない。
【0037】 請求項4の考案によれば、今日のサンダル一般に用いられている既製の板材や ビニール布だけで履物台を製作することができて、特別な金型等を必要としない ので、コスト高になる虞れが無い。その上、ヒールの材料や色や模様を選ぶこと で、ヒールがサンダルの意匠的効果を盛り上げるため、優れたファッション性を 持たせることができる。
【0038】 請求項5の考案によれば、ヒールの材料に意匠的な見栄えを考慮する必要が無 いために、ヒールの材料に特にコストをかける必要が無いため、製作コストを安 上がりにできる。
【0039】 請求項6の考案によれば、ヒール部の形状が非等脚台形でありながら、材料取 りに無駄が出ることは殆ど無く、その分、製作コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一の実施の形態に係るサンダルの斜
視図である。
【図2】図1に示すサンダルに足を乗せた状態を示す垂
直断面図である。
【図3】図1に示すサンダルの分解斜視図である。
【図4】本考案の第二の実施の形態に係るサンダルを一
部分解して示す垂直断面図である。
【図5】図4に示すサンダルにおけるヒールの材料取り
の一例を示す断面図である。
【図6】本考案の第三の実施の形態に係るサンダルを分
解して示す斜視図である。
【図7】図6に示すサンダルの要部平面図である。
【図8】従来のサンダルの一例を示す垂直断面図であ
る。
【符号の説明】
21 サンダル 23 履物台 29 膨出部、ヒール 29a 膨出部の頂部 29b 頂部から前側の傾斜部 29c 頂部から後側 33 天板 35 履物台の上面 T 土踏まず 21A サンダル L 頂部を上下方向に通る線 21B サンダル 47 前斜面の中間部 49 前斜面の低い部分 51 湧泉

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】履物台に上方へ突出した膨出部が設けられ
    たサンダルであって、膨出部の上面は、ここに乗せた足
    の土踏まずが当たる位置に頂部があり、この頂部から後
    側は緩やかに傾斜し後端部は履物台の前端部より高いと
    ころに位置することを特徴とするサンダル。
  2. 【請求項2】請求項1に記載したサンダルにおいて、膨
    出部の頂部から前側の傾斜部は、その左右方向における
    略中間部の両脇に低い部分があるようにしたことを特徴
    とするサンダル。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載したサンダルにおい
    て、膨出部の左右方向から見た形状を、前端近くに平坦
    な頂部がある略非等脚台形状にしたことを特徴とするサ
    ンダル。
  4. 【請求項4】請求項1から3に記載したサンダルのいず
    れかにおいて、履物台の上面部を為す天板を備え、膨出
    部は底板とは別体のヒールを固定することで形成し、こ
    のヒールの少なくとも左右両側面を天板から露出させた
    ことを特徴とするサンダル。
  5. 【請求項5】請求項1から3に記載したサンダルのいず
    れかにおいて、履物台の上面部を為す天板を備え、膨出
    部は底板とは別体のヒールを固定することで形成し、こ
    のヒールを天板で包み隠したことを特徴とするサンダ
    ル。
  6. 【請求項6】請求項3及び4に記載したサンダル、又
    は、請求項3及び5に記載したサンダルにおいて、ヒー
    ルを、その頂部を略上下方向に通る線を境とする前後2
    つ割りの形状にしたことを特徴とするサンダル。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014200508A (ja) * 2013-04-05 2014-10-27 徳武産業株式会社 靴の製造技術を応用したスリッパまたはサンダル

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