JP3056235U - 通貨の滅菌装置 - Google Patents

通貨の滅菌装置

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JP3056235U JP1998005638U JP563898U JP3056235U JP 3056235 U JP3056235 U JP 3056235U JP 1998005638 U JP1998005638 U JP 1998005638U JP 563898 U JP563898 U JP 563898U JP 3056235 U JP3056235 U JP 3056235U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 銀行の窓口や店舗の支払いカウンタなどに設
置し、きわめて簡単な操作および使用方法で通貨の滅菌
を容易に行えるようにする。 【解決手段】 硬貨の投入口に投入された硬貨を目の粗
い網により形成された第一搬送ベルト上に整列させ、こ
の第一搬送ベルトの上下から第一滅菌灯により滅菌光線
を照射し滅菌する。また、紙幣の投入口から投入された
紙幣を第二搬送ベルト上に載置し、この第二搬送ベルト
の上下から滅菌光線を照射し滅菌する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は流通する硬貨や紙幣を簡便に滅菌するための装置として利用する。
【0002】
【従来の技術】
通貨を滅菌させる装置として、特開平5−266298号公報に開示された装 置が知られている。この装置は現金自動支払機などに付属的に設置する装置であ り、通貨だけでなく、客の手指や、通貨の搬送器具など、通貨を処理することに 伴い細菌が付着するおそれのある部分を滅菌光線を利用して滅菌するものである 。
【0003】 また、特開昭55−35988号公報に開示された滅菌方法が知られているが 、これは硬貨を洗浄するものであって、滅菌光線を利用するものではない。
【0004】 さらに実開昭61−204688号公報に開示された装置があるが、この装置 は硬貨を洗浄する装置であり、かなり大規模な装置である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上述のように開示された装置あるいは方法は、いずれも大がかりな装置が必要 であるとともに、その使用方法が複雑であり、一般の人が簡便に使用することが できるものではない。通貨に付着した細菌を滅菌するには、これをひんぱんに、 かつ簡単に行うことが必要であるところ、いずれも特定の場所と設備がなければ 実行できないものである。
【0006】 本考案はこのような背景に行われたものであって、銀行の窓口や店舗の支払い カウンターなどに簡単に設置することができ、操作および使用方法がきわめて簡 単な通貨の滅菌装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、硬貨および紙幣を投入するだけの簡単な操作で、自動的にその表面 および裏面から滅菌光線を照射し滅菌を行うことを特徴とする。
【0008】 すなわち、本考案の第一の特徴は、通貨の滅菌装置についてであって、硬貨の 投入口と、この投入口に投入された硬貨を載置し目の粗い網により形成された第 一搬送ベルトと、この第一搬送ベルトの上に載置された硬貨を一層に整列させる 整列手段と、この第一搬送ベルトに上下から滅菌光線を照射する一対の第一滅菌 灯と、この第一搬送ベルトの前記第一滅菌灯より下流側に設けられた硬貨排出口 とを備えた硬貨処理部を備え、紙幣の投入口と、この投入口に投入された紙幣を 載置する第二搬送ベルトと、この第二搬送ベルトに上下から滅菌光線を照射する 一対の第二滅菌灯と、この第二搬送ベルトの前記第二滅菌灯より下流側に設けら れた紙幣排出口とを備えた紙幣処理部を備え、前記硬貨処理部および前記紙幣処 理部が前記硬貨の投入口および前記紙幣の投入口が並んで配置されるように一つ の基台に並列的に設置されたことを特徴とする。
【0009】 前記第一搬送ベルトおよび前記第二搬送ベルトを共通に駆動する1個の駆動モ ータを備え、前記硬貨の投入口および前記紙幣の投入口にそれぞれの投入口に物 体の投入があったことを感知する第一センサおよび第二センサが設けられ、この 二つのセンサのいずれかの感知出力により前記駆動モータを起動させこの二つの センサのいずれもの感知出力が消滅してから所定時間後に前記駆動モータを停止 させるスイッチ回路を備え、さらに、前記第一滅菌灯および前記第二滅菌灯を、 それぞれ使用に供されている期間にわたり連続的に予備加熱状態に設定し、それ ぞれ前記第一センサまたは前記第二センサの感知出力により対応する滅菌灯を発 光状態に制御する制御回路を備えることが望ましい。
【0010】 硬貨の投入口から投入された硬貨は、整列手段により整列されて所定の速度で 移動する第一搬送ベルト上に一層に載置される。この第一搬送ベルトの移動によ り載置された硬貨が上下に配置された一対の第一滅菌灯間を通過したときに滅菌 光線の照射を受けて滅菌される。第一搬送ベルトは目の粗い網により形成されて いるので、硬貨の裏側にも滅菌光線が十分に照射され表面同様の滅菌が行われ硬 貨排出口に排出される。
【0011】 また、紙幣の投入口から投入された紙幣は、所定の速度で移動する第二搬送ベ ルト上に一層に載置される。この第二搬送ベルトの移動により載置された紙幣が 上下に配置された一対の第二滅菌灯間を通過したときに滅菌光線の照射を受けて 滅菌され紙幣排出口に排出される。
【0012】 硬貨および疲弊の滅菌を行う硬貨処理部および紙幣処理部の硬貨投入口および 紙幣投入口は一つの基台上に並列に配置することにより、硬貨および紙幣の投入 を同じ位置で行うことができ、かつ排出された硬貨および紙幣を同じ位置で回収 することができる。
【0013】 第一搬送ベルトおよび第二搬送ベルトの駆動は一つの駆動モータで行い、硬貨 の投入口および紙幣の投入口に硬貨および紙幣が投入されたときに、第一センサ および第二センサがその投入をそれぞれ感知する。その感知出力はスイッチ回路 に出力され、スイッチ回路は駆動モータを起動する。この第一センサおよび第二 センサの感知出力が消滅しても、スイッチ回路は硬貨および紙幣が滅菌され排出 口に排出されるまでの所定時間経過してから駆動モータを停止する。
【0014】 滅菌灯は予備加熱が必要であり数分間の時間を要するので、制御回路は電源ス イッチがオンに操作されたときに、第一滅菌灯および第二滅菌灯の使用に供せら れる期間にわたり連続的に予備加熱状態を設定する。第一センサおよび第二セン サからの出力を入力したときに対応する第一滅菌灯または第二滅菌灯を発光状態 に制御する。予備加熱が行われた状態では第一滅菌灯および第二滅菌灯は数秒程 度で発光する。
【0015】 前記第一搬送ベルトを駆動する第一駆動モータと、前記第二搬送ベルトを駆動 する第二駆動モータとを個別に備えることができ、この構成の場合には、前記硬 貨の投入口および前記紙幣の投入口にそれぞれの投入口に物体の投入があったこ とを感知する第一センサおよび第二センサが設けられ、この第一センサの感知出 力により前記第一駆動モータを起動させこの第一センサの感知出力が消滅してか ら所定時間後に前記第一駆動モータを停止させる第一スイッチ回路と、前記第二 センサの感知出力により前記第二駆動モータを起動させこの第二センサの感知出 力が消滅してから所定時間後に前記第二駆動モータを停止させる第二スイッチ回 路とを備え、さらに、前記第一滅菌灯および前記第二滅菌灯を、それぞれ使用に 供されている期間にわたり連続的に予備加熱状態に設定し、それぞれ前記第一セ ンサまたは前記第二センサの感知出力により対応する滅菌灯を発光状態に制御す る制御回路を備えることが望ましい。
【0016】 このように、第一の駆動モータおよび第二駆動モータを備えた場合には、第一 スイッチ回路が硬貨の投入口に硬貨が投入されたことを感知した第一センサの出 力を受けたときに第一駆動モータを起動させ、第一センサの感知出力が消滅して から所定時間が経過したときに第一駆動モータを停止する。また、第二スイッチ 回路が紙幣の投入口に紙幣が投入されたことを感知した第二センサの出力を受け たときに第二駆動モータを起動させ、第二センサの感知出力が消滅してから所定 時間が経過したときに第二駆動モータを停止する。
【0017】 この構成の場合も、制御回路は電源スイッチがオンに操作されたときに、第一 滅菌灯および第二滅菌灯の使用に供せられる期間にわたり連続的に予備加熱状態 を設定し、第一センサおよび第二センサからの出力を入力したときに、対応する 第一滅菌灯または第二滅菌灯を発光状態に制御する。
【0018】 これにより、特定の場所と設備を要することなく、銀行の窓口や店舗の支払い カウンターなどに設置し、きわめて簡単な操作および使用方法で、硬貨および紙 幣の受取時にその都度滅菌を行い保管することができ、滅菌された硬貨あるいは 紙幣を顧客に渡すことができる。
【0019】 本体上面に現金レジスタ装置を載置することができる構造に形成しておくこと により、市販の現金レジスタ装置をその上面に簡単に設置することができる。
【0020】 店舗の支払いカウンタには現金レジスタ装置が設置されている。顧客は購入し た商品の代金を支払いカウンタで支払い、支払われた紙幣および硬貨はその現金 レジスタ装置に一時保管される。釣り銭のあるときは現金レジスタ装置に保管さ れた紙幣および硬貨から支払われる。
【0021】 このように一時的に必ず紙幣および硬貨を保管する現金レジスタ装置と通貨の 滅菌装置とを組合せておけば、顧客から商品の代金を受け取ったときにその場で 紙幣および硬貨の滅菌を行うことができ、滅菌後ただちに保管することができる 。また、釣り銭がある場合にはその滅菌された紙幣あるいは硬貨により支払うこ とができる。
【0022】 本考案の第二の特徴は、現金レジスタ装置に前記滅菌装置が組込まれたことを 特徴とする。
【0023】 これは滅菌装置の本体内に現金レジスタ装置を組込む構造のもので、このよう に一体に形成することによっても、顧客から受け取った紙幣および硬貨を滅菌処 理を施した状態で保管することができ、滅菌された紙幣および硬貨によって釣り 銭を支払うことができる。
【0024】
【考案の実施の形態】
次に、本考案実施例を図面に基づいて説明する。
【0025】 (第一実施例) 図1は本考案第一実施例の要部の構成を示すブロック図、図2は本考案第一実 施例の外観形状を示す斜視図、図3は本考案第一実施例の内部構造を示す斜視図 である。
【0026】 本考案第一実施例は、硬貨投入口3と、目の粗い網により形成され硬貨投入口 3に投入された硬貨4を載置し搬送する第一搬送ベルト1と、この第一搬送ベル ト1の上に載置された硬貨4を一層に整列させる整列手段5と、第一搬送ベルト 1に上下から滅菌光線を照射する一対の第一滅菌灯11と、第一搬送ベルト1の 第一滅菌灯11より下流側に設けられた硬貨排出口6とを備えた硬貨処理部10 が備えられる。この硬貨処理部10に並列して、紙幣投入口7と、この紙幣投入 口7に投入された紙幣8を載置し搬送する第二搬送ベルト2と、この第二搬送ベ ルト2に上下から滅菌光線を照射する一対の第二滅菌灯12と、第二搬送ベルト 2の第二滅菌灯12より下流側に設けられた紙幣排出口9とを備えた紙幣処理部 20とが備えられる。硬貨処理部10および紙幣処理部20は硬貨投入口3およ び紙幣投入口7が並んで配置されるように一つの基台13に設置される。
【0027】 さらに、第一搬送ベルト1および第二搬送ベルト2を共通に駆動する1個の駆 動モータ14が備えられ、硬貨投入口3および紙幣投入口7のそれぞれに物体( 硬貨4または紙幣8)の投入があったことを感知する第一センサ21および第二 センサ22が設けられ、この第一センサ21または第二センサ22のいずれかの 感知出力により駆動モータ14を起動させ、第一センサ21および第二センサ2 2のいずれもの感知出力が消滅してから所定時間後に、駆動モータ14を停止さ せる停止タイマ付きのスイッチ回路15とを備える。さらに、第一センサ21ま たは第二センサ22の出力を入力しスイッチ回路15に検出信号を送出するオア 回路16と、第一滅菌灯11および第二滅菌灯12を、それぞれ使用に供されて いる期間にわたり連続的に予備加熱状態に設定し、それぞれ第一センサ21また は第二センサ22の感知出力により対応する第一滅菌灯11または第二滅菌灯1 2を発光状態に制御する第一制御回路31および第二制御回路32とが備えられ る。スイッチ回路15、第一制御回路31および第二制御回路32は電源スイッ チ17を介して電源18に接続される。
【0028】 次に、このように構成された本考案第一実施例の動作について説明する。まず 、硬貨に対する滅菌動作について説明する。図4(a)は本考案第一実施例の硬 貨処理部による硬貨の滅菌動作を説明する内部側面図である。
【0029】 電源スイッチ17がオンに操作されると、第一制御回路31および第二制御回 路32は第一滅菌灯11および第二滅菌灯12を予備加熱状態に設定する。ほぼ 数分後に第一滅菌灯11および第二滅菌灯12は予備加熱された状態となる。
【0030】 硬貨処理部10の硬貨投入口3に硬貨4が投入されると、第一センサ21はそ の硬貨投入を感知し、その感知出力を第一制御回路31に送出するとともに、オ ア回路16を経由してスイッチ回路15に送出する。
【0031】 スイッチ回路15はこの感知出力により駆動モータ14を起動し第一搬送ベル ト1を駆動する。同時に、第一制御回路31は第一滅菌灯11を発光状態にする 。硬貨投入口3に投入された硬貨4は、整列手段5により一層に整列されて第一 搬送ベルト1上に載置され、第一滅菌灯11からの滅菌光線の照射を上下から受 けて滅菌され硬貨排出口6に排出される。第一搬送ベルト1は目の粗い網により 形成されているので裏面の滅菌も十分に行われる。
【0032】 スイッチ回路15は、第一センサ21の感知出力が消滅したときにタイマをセ ットし、所定時間が経過したときに硬貨4の投入がないものとして駆動モータ1 4の駆動を停止する。また、第一制御回路31は第一センサ21の感知出力が消 滅してからその所定時間が経過したときに第一滅菌灯11を滅灯する。
【0033】 次に、紙幣に対する滅菌動作について説明する。図4(b)は本考案第一実施 例の紙幣処理部による紙幣の滅菌動作を説明する内部側面図である。
【0034】 電源スイッチ17がオンに操作された状態にあれば、第二滅菌灯12はすでに 予備加熱状態にある。紙幣処理部20の紙幣投入口7に紙幣8が投入されると、 第二センサ22はその紙幣の投入を感知し、その感知出力を第二制御回路32に 送出するとともに、オア回路16を経由してスイッチ回路15に送出する。
【0035】 スイッチ回路15はこの感知出力により駆動モータ14を起動し第二搬送ベル ト2を駆動する。同時に、第二制御回路32は第二滅菌灯12を発光状態にする 。紙幣投入口7に投入された紙幣8は、図3および図4(b)に示すように2条 のベルトが対向する第二搬送ベルト2に挟持されて移動し、第二滅菌灯12から の滅菌光線の照射を上下から受けて滅菌され紙幣排出口9に搬出される。第二搬 送ベルト2は幅の狭い2条のベルトにより形成されているので滅菌光線は紙幣8 の表裏に十分照射される。
【0036】 この紙幣8の滅菌動作の場合も、スイッチ回路15は、第二センサ22の感知 出力が消滅したときにタイマをセットし、所定時間が経過したときに紙幣8の投 入がないものとして駆動モータ14の駆動を停止する。また、第二制御回路32 は第二センサ22の感知出力が消滅してからその所定時間が経過したときに第二 滅菌灯12を滅灯する。
【0037】 本第一実施例の場合は、一つの駆動モータ14により第一搬送ベルト1および 第二搬送ベルト2が駆動されるので、硬貨4または紙幣8の投入が一方のみの場 合も、第一搬送ベルト1および第二搬送ベルト2は同時に駆動する。したがって 硬貨4および紙幣8が同時に投入されても、一つの駆動モータ14により並行し て滅菌を行うことができる。
【0038】 (第二実施例) 図5は本考案第二実施例の要部の構成を示すブロック図である。
【0039】 本考案第二実施例は、前記第一搬送ベルト1を駆動する第一駆動モータ41と 、第二搬送ベルト2を駆動する第二駆動モータ42とが個別に備えられ、硬貨投 入口3および紙幣投入口7にそれぞれ硬貨4および紙幣8の投入があったことを 感知する第一センサ21および第二センサ22が設けられ、この第一センサ21 の感知出力により第一駆動モータ41を起動させこの第一センサ21の感知出力 が消滅してから所定時間後に第一駆動モータ41を停止させる第一スイッチ回路 51と、第二センサ22の感知出力により第二駆動モータ42を起動させこの第 二センサ22の感知出力が消滅してから所定時間後に第二駆動モータ42を停止 させる第二スイッチ回路52とが備えられる。その他は第一実施例同様に構成さ れる。
【0040】 本第二実施例の場合は、硬貨4が硬貨処理部10の硬貨投入口3に投入された ときに、第一センサ21がその投入を感知し、感知出力を第一スイッチ回路51 および第一制御回路31に送出する。第一スイッチ回路51はこの出力を受けて 第一駆動モータ41を駆動し、第一制御回路31は第一滅菌灯11を発光状態に する。
【0041】 また、紙幣8が紙幣処理部20の紙幣投入口7に投入されたときに、第二セン サ22がその投入を感知し、感知出力を第二スイッチ回路52および第二制御回 路32に送出する。第二スイッチ回路52はこの出力を受けて第二駆動モータ4 2を駆動し、第二の制御回路32は第二滅菌灯12を発光状態にする。その他は 第一実施例同様の動作が行われる。
【0042】 本第二実施例の場合は、硬貨4および紙幣8の滅菌が個別に備えられた第一ス イッチ回路51、第二スイッチ回路52、および第一駆動モータ41、第二駆動 モータ42により個別に行われるので、硬貨4だけが投入されたときは硬貨処理 部10の第一搬送ベルト1のみが駆動し、紙幣8だけが投入されたときは紙幣処 理部20の第二搬送ベルト2のみが駆動する。硬貨4および紙幣8が同時に導入 されたときはそれぞれが平行して駆動する。
【0043】 (第三実施例) 図6は本考案第三実施例の外観形状を示す斜視図である。
【0044】 本考案第三実施例は、滅菌装置101と現金レジスタ装置102とが一体に形 成される。滅菌装置101には第一実施例または第二実施例による装置が用いら れ、現金レジスタ装置102には市販されている装置構造が利用される。別の構 成として滅菌装置101の本体上面に市販の現金レジスタ装置102を載置した 形態にすることもできる。
【0045】 本第三実施例は、このように滅菌装置101と現金レジスタ装置102とが一 体形成されているので、顧客から代金が支払われたときに、その場で硬貨4は硬 貨投入口3に投入し、紙幣8は紙幣投入口7に投入することができる。投入され た硬貨4および紙幣8は滅菌装置101を通過することにより滅菌されて硬貨排 出口6および紙幣排出口9に排出される。この排出された硬貨4および紙幣8を 現金保管箱103に収容する。
【0046】 これにより、硬貨4および紙幣8は滅菌された状態で保管することができる。 また、釣り銭があるときには、この滅菌された硬貨4と紙幣8とによって支払う ことができ、常に清潔な通貨の受け渡しを行うことができる。
【0047】 (第四実施例) 図7は本考案第四実施例の外観形状を示す斜視図、図8(a)は本考案第四実 施例の硬貨処理部の構造および硬貨の滅菌動作を説明する内部側面図、(b)は 紙幣処理部の構造および紙幣の滅菌動作を説明する内部側面図である。
【0048】 本考案第四実施例は、滅菌装置201と現金レジスタ装置102とが一体に形 成され、滅菌装置201の硬貨投入口3および硬貨排出口6と、紙幣投入口7お よび紙幣排出口9とが現金レジスタ装置102および現金保管箱103の操作側 に配置される。
【0049】 硬貨処理部210には、第一硬貨搬送ベルト61および第二硬貨搬送ベルト6 2が備えられ、ローラおよび駆動機構(図示省略)を介して駆動モータ14によ り駆動される。また、紙幣処理部220には第一紙幣搬送ベルト71、第二紙幣 搬送ベルト72および第三紙幣搬送ベルト73が備えられ、ローラおよび駆動手 段(図示省略)を介して駆動モータ24により駆動される。前記駆動手段には歯 車列を利用することができる。その他は第一実施例同様に構成される。
【0050】 滅菌装置201と現金レジスタ装置102とは、第三実施例と同様に一体に形 成するか、あるいは市販されている現金レジスタ装置102を滅菌装置201の 本体上面に載置する形態にすることができる。
【0051】 次に、このように構成された本考案第四実施例の動作について説明する。
【0052】 まず、硬貨処理部210の動作について説明する。硬貨処理部210の硬貨投 入口3に硬貨4が投入されると、整列手段5により一層に整列されて第一硬貨搬 送ベルト61上に載置され、第一滅菌灯11からの滅菌光線の照射を上下から受 けて滅菌される。滅菌された硬貨4はガイドカバー23に沿って第二硬貨搬送ベ ルト62上に載置され硬貨排出口6に移動し排出される。
【0053】 次いで、紙幣処理部220の動作について説明する。紙幣処理部220の紙幣 投入口7に紙幣8が投入されると、紙幣8は第一紙幣搬送ベルト71および第二 紙幣搬送ベルト72に挟持されて移動し、第二滅菌灯12からの滅菌光線の照射 を上下から受けて滅菌される。滅菌された紙幣8はガイドカバー24に沿って第 二紙幣搬送ベルト72と第三紙幣搬送ベルト73とにより挟持され紙幣排出口9 に移動し排出される。
【0054】 なお、本第四実施例における電気系および制御系の動作は第一実施例または第 二実施例同様に行われる。
【0055】 このように本第四実施例の場合は、硬貨投入口3および硬貨排出口6と、紙幣 投入口7および紙幣排出口9とが、現金レジスタ装置102および現金保管箱1 03の操作側に配置されるので、顧客から手渡された硬貨4および紙幣8をその 位置から移動することなく硬貨投入口3および紙幣投入口7にただちに投入する ことができ、滅菌された硬貨4および紙幣8をその場で現金保管箱103に保管 することができる。
【0056】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、特定の場所と設備を要することなく、銀 行の窓口や店舗の支払いカウンターなどに設置し、きわめて簡単な操作および使 用方法により、硬貨および紙幣の受取時にその都度滅菌を行い保管することがで き、滅菌された状態で硬貨または紙幣を顧客に渡すことができる。これにともな ってクリーンなイメージを与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案第一実施例の要部の構成を示すブロック
図。
【図2】本考案第一実施例の外観形状を示す斜視図。
【図3】本考案第一実施例の内部構造を示す斜視図。
【図4】(a)は本考案第一実施例の硬貨処理部による
硬貨の滅菌動作を説明する内部側面図、(b)は紙幣処
理部による紙幣の滅菌動作を説明する内部側面図。
【図5】本考案第二実施例の要部の構成を示すブロック
図。
【図6】本考案第三実施例の外観形状を示す斜視図。
【図7】本考案第四実施例の外観形状を示す斜視図。
【図8】(a)は本考案第四実施例の硬貨処理部の構造
および硬貨の滅菌動作を説明する内部側面図、(b)は
紙幣処理部の構造および紙幣の滅菌動作を説明する内部
側面図。
【符号の説明】
1 第一搬送ベルト 2 第二搬送ベルト 3 硬貨投入口 4 硬貨 5 整列手段 6 硬貨排出口 7 紙幣投入口 8 紙幣 9 紙幣排出口 10、210 硬貨処理部 11 第一滅菌灯 12 第二滅菌灯 13 基台 14、24 駆動モータ 15 スイッチ回路 16 オア回路 17 電源スイッチ 18 電源 20、220 紙幣処理部 21 第一センサ 22 第二センサ 23、24 ガイドカバー 31 第一制御回路 32 第二制御回路 41 第一駆動モータ 42 第二駆動モータ 51 第一スイッチ回路 52 第二スイッチ回路 61 第一硬貨搬送ベルト 62 第二硬貨搬送ベルト 71 第一紙幣搬送ベルト 72 第二紙幣搬送ベルト 73 第三紙幣搬送ベルト 101、201 滅菌装置 102 現金レジスタ装置 103 現金保管箱

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬貨の投入口と、この投入口に投入され
    た硬貨を載置し目の粗い網により形成された第一搬送ベ
    ルトと、この第一搬送ベルトの上に載置された硬貨を一
    層に整列させる整列手段と、この第一搬送ベルトに上下
    から滅菌光線を照射する一対の第一滅菌灯と、この第一
    搬送ベルトの前記第一滅菌灯より下流側に設けられた硬
    貨排出口とを備えた硬貨処理部を備え、 紙幣の投入口と、この投入口に投入された紙幣を載置す
    る第二搬送ベルトと、この第二搬送ベルトに上下から滅
    菌光線を照射する一対の第二滅菌灯と、この第二搬送ベ
    ルトの前記第二滅菌灯より下流側に設けられた紙幣排出
    口とを備えた紙幣処理部を備え、 前記硬貨処理部および前記紙幣処理部が前記硬貨の投入
    口および前記紙幣の投入口が並んで配置されるように一
    つの基台に並列的に設置されたことを特徴とする通貨の
    滅菌装置。
  2. 【請求項2】 前記第一搬送ベルトおよび前記第二搬送
    ベルトを共通に駆動する1個の駆動モータを備えた請求
    項1記載の通貨の滅菌装置。
  3. 【請求項3】 前記硬貨の投入口および前記紙幣の投入
    口にそれぞれの投入口に物体の投入があったことを感知
    する第一センサおよび第二センサが設けられ、この二つ
    のセンサのいずれかの感知出力により前記駆動モータを
    起動させこの二つのセンサのいずれもの感知出力が消滅
    してから所定時間後に前記駆動モータを停止させるスイ
    ッチ回路を備えた請求項2記載の通貨の滅菌装置。
  4. 【請求項4】 前記第一搬送ベルトを駆動する第一駆動
    モータと、前記第二搬送ベルトを駆動する第二駆動モー
    タとを個別に備えた請求項1記載の通貨の滅菌装置。
  5. 【請求項5】 前記硬貨の投入口および前記紙幣の投入
    口にそれぞれの投入口に物体の投入があったことを感知
    する第一センサおよび第二センサが設けられ、この第一
    センサの感知出力により前記第一駆動モータを起動させ
    この第一センサの感知出力が消滅してから所定時間後に
    前記第一駆動モータを停止させる第一スイッチ回路と、
    前記第二センサの感知出力により前記第二駆動モータを
    起動させこの第二センサの感知出力が消滅してから所定
    時間後に前記第二駆動モータを停止させる第二スイッチ
    回路とを備えた請求項4記載の通貨の滅菌装置。
  6. 【請求項6】 前記第一滅菌灯および前記第二滅菌灯
    を、それぞれ使用に供されている期間にわたり連続的に
    予備加熱状態に設定し、それぞれ前記第一センサまたは
    前記第二センサの感知出力により対応する滅菌灯を発光
    状態に制御する制御回路を備えた請求項3または5記載
    の通貨の滅菌装置。
  7. 【請求項7】 本体上面が現金レジスタ装置を載置する
    ための構造に形成された請求項1記載の通貨の滅菌装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の滅菌装置が組込まれたこ
    とを特徴とする現金レジスタ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021041224A (ja) * 2020-12-03 2021-03-18 株式会社オーイズミ メダル補給機用の殺菌装置
JP2021049207A (ja) * 2019-09-26 2021-04-01 日立造船株式会社 紫外線殺菌設備
JP7025588B1 (ja) 2021-09-13 2022-02-24 友彦 佐藤 非接触式金銭トレー
WO2022224944A1 (ja) * 2021-04-20 2022-10-27 グローリー株式会社 貨幣処理装置および貨幣処理方法

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