JP3801846B2 - 紙葉類処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙葉類処理装置に関し、特に処理に伴う搬送中に紙葉類を殺菌する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
紙葉類処理装置において、処理に伴う搬送中に紙葉類を殺菌する技術に関するものとして、例えば、特開平7−168965号公報に開示されたものがある。この紙葉類処理装置は、ヒータを内蔵した加熱ローラと、該加熱ローラに巻き付くように取り付けられた耐熱ベルトとで紙葉類を挟持しつつ搬送し、その際に、加熱温度140℃以上、加熱時間0.05秒〜0.15秒で、紙葉類を加熱しその殺菌を行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報に開示されているように、加熱による殺菌は、秒速1mの搬送速度の場合に、黄色ブドウ球菌に対し、140℃以上の温度が求められる。このとき、加熱殺菌を行う加熱ローラからの放熱による発煙発火や温度上昇による誤作動の防止、さらには機械保護等の温度対策のために、ファンなどの冷却装置を使用して廃熱処理を行った上で、耐熱材料を多用しなければならず、大幅なコスト増を伴ってしまう。
また、紫外線を用いて紙葉類を殺菌する方法もあるが、瞬時に殺菌を行うためには、高出力の紫外線光源を用いる必要があり、この紫外線光源から発生するオゾンによる腐食対策として、劣化しにくい材料を多用しなければならず、この場合も、大幅なコスト増を伴ってしまう。
したがって、本発明は、高効率な殺菌処理を低コストで行うことができる紙葉類処理装置の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の紙葉類処理装置は、紙葉類を受け入れる受入口と、紙葉類を保管する保管部と、前記受入口と前記保管部との間で紙葉類を搬送する紙葉類搬送路とを有するものであって、前記紙葉類搬送路で搬送される紙葉類を加熱することにより殺菌可能な加熱手段と、該紙葉類に対して紫外線を照射することにより殺菌可能な紫外線照射手段とを設けてなるとともに、前記紫外線照射手段は、紫外線を発する紫外線光源を有しており、前記紙葉類搬送路が前記紫外線光源による紫外線の照射範囲に複数回紙葉類を通過させるように配置されていることを特徴としている。
【0005】
これにより、加熱手段で加熱することにより紙葉類を殺菌するとともに、紫外線照射手段で紙葉類に対して紫外線を照射することにより殺菌する。よって、加熱手段のみで紙葉類を殺菌する場合に比して加熱手段の温度を低くできるため、温度対策を最小限に抑えることができる。また、紫外線照射手段のみで紙葉類を殺菌する場合に比して紫外線照射手段の紫外線出力を低くできるため、この紫外線照射手段から発生するオゾンによる腐食対策を最小限に抑えることができる。
紙葉類搬送路が紫外線光源による紫外線の照射範囲に複数回紙葉類を通過させるように配置されているため、紙葉類搬送路で紙葉類を搬送すると、該紙葉類を紫外線光源による紫外線の照射範囲に複数回通過させることになり、よって、紫外線光源による紙葉類への紫外線照射時間をより長くすることができる。
【0006】
本発明の請求項2記載の紙葉類処理装置は、請求項1記載のものに関し、前記加熱手段は、発熱する加熱ローラと、該加熱ローラに押し付けられることにより湾曲形状をなすとともに該加熱ローラとで紙葉類を挟持しつつ搬送するベルトとを有し、前記紙葉類搬送路の湾曲部分に配置されていることを特徴としている。
【0007】
このように、加熱手段は、発熱する加熱ローラと、該加熱ローラに押し付けられて湾曲形状をなすベルトとを有しているため、加熱ローラの紙葉類への加熱接触時間を長くできる。また、加熱手段が、紙葉類搬送路の湾曲部分に配置されているため、上記形状を利用して効率よく配置されることになる。
【0015】
本発明の請求項3記載の紙葉類処理装置は、請求項1または2記載のものに関し、前記紙葉類搬送路は、回転することにより隣り合うもの同士で紙葉類を挟持しつつ搬送する搬送部を三列並列に有しており、これら搬送部のうち中央の搬送部の内側に前記紫外線光源が設けられていることを特徴としている。
【0016】
このように、紙葉類搬送路は、回転することにより隣り合うもの同士で紙葉類を挟持しつつ搬送する搬送部を三列並列に有しており、これら搬送部のうち中央の搬送部の内側に紫外線光源が設けられているため、中央の搬送部と一側の搬送部とで紙葉類を送る際に中央の搬送部に設けられた紫外線光源が紙葉類に紫外線を照射し、中央の搬送部と逆側の搬送部とで紙葉類を送る際に中央の搬送部に設けられた紫外線光源が紙葉類に紫外線を照射する。したがって、紫外線光源による紫外線の照射範囲に複数回紙葉類を通過させるように紙葉類搬送路を構成しても、中央の搬送部を共用できるため、コストを低減できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施形態を図1〜図3を参照して以下に説明する。
第1実施形態は、紙葉類として紙幣を取り扱う紙幣処理装置で、入金された紙幣の真偽を鑑別し振り分けて真紙幣を保管するとともに保管した紙幣を出金用として利用するものである。
【0018】
まず、その全体構成について説明する。
紙幣処理装置11は、外部から投入された紙幣を受け入れる入金口12と、内部から繰り出された紙幣を受け入れて外部に対し受け渡し可能に保持する出金口(受入口)13およびリジェクト口14とを有しており、これら入金口12、出金口13およびリジェクト口14は、内部に設けられた搬送路(紙葉類搬送路)15に接続されている。
【0019】
搬送路15には、入金口12に投入された紙幣の真偽・金種を鑑別し計数する入金鑑別部17と、入金された真紙幣を一時貯留させる一時貯留部19aを備えた一括スタッカ19と、金種別に紙幣を収納し保管する金種別スタッカ(保管部)20〜22と、金種別スタッカ20〜22から出金させる紙幣の二重送りや汚損等の異常の有無を鑑別し計数する出金鑑別部23と、出金させる紙幣のうち異常紙幣を収納するリジェクトボックス24とが設けられている。
【0020】
そして、これら各部が適宜搬送路15で接続されて、入金口12に投入され入金鑑別部17で真券と判定された紙幣を一括スタッカ19の一時貯留部19aに貯留させるとともに偽券と判定された紙幣をリジェクト口14に繰り出す入金判別処理や、入金判別処理後に使用者の確認操作で一時貯留部19aに貯留させた紙幣を一括スタッカ19の一時貯留部19aより下の収納部19bに収納する入金収納処理や、金種別スタッカ20〜22から紙幣を繰り出しそのうち出金鑑別部23で正常と判定された紙幣を出金口13に投入させるとともに二重送りや汚損等の異常と判定された紙幣をリジェクトボックス24に収納させる出金処理、さらには、一括スタッカ19から紙幣を繰り出し各金種別スタッカ20〜22に分配する分配処理等を行うようになっている。
【0021】
そして、第1実施形態の紙幣処理装置11においては、搬送路15のうち、出金口13と金種別スタッカ20〜22とを接続させる部分であって、詳しくは、金種別スタッカ20〜22から繰り出され出金鑑別部23で判別された正常紙幣および異常紙幣を振り分ける判別振分部25と出金口13との間の搬送路15aに、搬送路15の一部を構成するとともに搬送路15aの分岐点27から分岐し再び搬送路15aに合流点28で合流する搬送路15bと、分岐点27に設けられて搬送路15bと搬送路15aとに紙幣を振り分ける殺菌振分部29とが設けられている。そして、搬送路15bに、該搬送路15bの一部を含んで紙幣の殺菌処理を行う殺菌装置30が設けられている。
【0022】
ここで、上記殺菌振分部29は、図示せぬ制御部によって制御されるもので、出金時に、紙幣を搬送路15bに搬送させず(殺菌装置30で殺菌処理を行わず)に、そのまま搬送路15aで出金口13に出金させる状態と、紙幣を搬送路15aから搬送路15bに搬送させ殺菌装置30で殺菌処理を行って再び搬送路15aに戻し出金口13に出金させる状態とに切り換えられるようになっている。
【0023】
すなわち、例えば、電源立ち上げ当初の暖機不足等、何らかの理由により殺菌装置30が正常に殺菌処理を行えない状態にあることが図示せぬセンサで検出されたときや、操作者により殺菌処理を行わない旨の操作入力がなされたときに、図示せぬ制御部が、殺菌振分部29を、搬送されてきた紙幣を殺菌装置30に通さずに出金口13に導く状態にする一方、これら以外の状態においては、図示せぬ制御部が、殺菌振分部29を、搬送されてきた紙幣を殺菌装置30に通した後に出金口13に導く状態にするようになっている。このようにすることで、殺菌装置30が暖機不足等にあるときに装置が停止し待機状態となって、待ち時間が生じるのを防止する。勿論、このような待ち時間の問題が生じない場合には、殺菌振分部29を設けずに、搬送路15a上に殺菌装置30を設けてもよい。
【0024】
殺菌装置30は、図2に示すように、搬送路15a側(図2における上側)に、三列並列に配置される互いに平行な搬送部31,32,33を有しており、このような搬送部31〜33が直列方向に複数列具体的には二列配置されている。各搬送部31〜33は、図3に示すように、それぞれ互いに離間する複数具体的には二本の無端の搬送ベルト34を有している。
【0025】
そして、二列直列する搬送部31〜33において、中央の搬送部32,32を一方向(図2における時計回り方向)に回すとともに、中央の搬送部32,32に一側(図2における右側)で隣り合う搬送部31,31を逆方向(図2における反時計回り方向)に回すことで、搬送路15aの分岐点27側からの紙幣をこれらの間に挟持しつつ搬送路15aから離間する方向(図2における下方向)に搬送する。すなわち、中央の搬送部32,32および前記一側で隣り合う搬送部31,31は、搬送路15bの分岐点27側の一部を構成することになる。
【0026】
一方で、上記に合わせて、中央の搬送部32,32に逆側(図2における左側)で隣り合う搬送部33,33を逆方向(図2における反時計回り方向)に回すことで、搬送部33,33と中央の搬送部32,32とで紙幣を挟持しつつ搬送路15aの合流点28に近接する方向(図2における上方向)に搬送する。すなわち、中央の搬送部32,32および前記逆側で隣り合う搬送部33,33も搬送路15bの合流点28側の一部を形成する。
【0027】
そして、各中央の搬送部32,32の内側には、それぞれ紫外線ランプ(紫外線照射手段)36が設けられている。これらの紫外線ランプ36は、紫外線殺菌に最も効果的な波長273.5[nm]を発する。両紫外線ランプ36は、それぞれ、対応配置される中央の搬送部32とこの搬送部32の両隣りの搬送部31,33とで搬送される紙幣に対し搬送ベルト34,34間の隙間を介して紫外線を照射する。
【0028】
すなわち、搬送路15a側の中央の搬送部32に配置された紫外線ランプ36は、該搬送部32と搬送路15a側の前記一側の搬送路31との間で搬送される紙幣に対して紫外線を照射するとともに、該搬送部32と搬送路15a側の前記逆側の搬送路33との間で搬送される紙幣に対しても紫外線を照射する。
【0029】
同様に、搬送路15aに対し反対側の中央の搬送部32に配置された紫外線ランプ36は、該搬送部32と搬送路15aに対し反対側の前記一側の搬送路31との間で搬送される紙幣に対して紫外線を照射するとともに、該搬送部32と搬送路15aに対し反対側の前記逆側の搬送路33との間で搬送される紙幣に対しても紫外線を照射する。
紫外線ランプ36による紫外線の照射範囲は図2において符号37で示すようにその両側方となっている。
【0030】
ここで、直列方向に隣り合う中央の搬送部32,32同士は、図3に示すように、搬送ベルト34の紙幣搬送方向に直交する方向(図3における左右方向)の位置を互いにずらしている。このようにして、紙幣Sにおいて、搬送路15a側の紫外線ランプ36の紫外線照射時に搬送ベルト34で陰となった部分を、搬送路15aに対し反対側の紫外線ランプ36による紫外線照射時に搬送ベルト34で陰にならないようにしている。
【0031】
図示は略すが、中央の搬送部32の搬送ベルト34に接触するように配置される両側の搬送部31,33の搬送ベルト34についても、同様にしている。すなわち、直列方向に隣り合う前記一側の搬送部31,31同士も互いに搬送ベルト34の紙幣搬送方向に直交する方向の位置をずらしており、直列方向に隣り合う前記逆側の搬送部33,33同士も互いに搬送ベルト34の紙幣搬送方向に直交する方向の位置をずらしている。
【0032】
このような直列配置により、紫外線ランプ36により照射される距離を伸ばして照射時間を長くするのは勿論、上記のように紫外線照射が行われない部分が生じるのを防ぐようにしている。
【0033】
そして、搬送路15aに対し反対側の前記一側の搬送部31のさらに搬送路15aに対し反対側には、無端の搬送ベルト38を有する搬送部39が設けられており、搬送路15aに対し反対側の中央の搬送部32のさらに搬送路15aに対し反対側にも、無端の搬送ベルト40を有する搬送部41が搬送部39とほぼ平行に設けられている。
【0034】
搬送部41を前記一方向に回すとともに搬送部39を前記逆方向に回すことで、これらは、前記一側の搬送部31と中央の搬送部32とで搬送される搬送路15a側からの紙幣を挟持しつつ、搬送路15aから離間する方向に搬送する。すなわち、搬送部39および搬送部41も搬送路15bの一部を形成する。
【0035】
同様に、搬送路15aに対し反対側の前記逆側の搬送部33のさらに搬送路15aに対し反対側には、無端の搬送ベルト43を有する搬送部43が設けられており、搬送路15aに対し反対側の中央の搬送部32のさらに搬送路15aに対し反対側に、無端の搬送ベルト44を有する搬送部45が搬送部43とほぼ平行に設けられている。
【0036】
搬送部45を前記一方向に回すとともに搬送部43を前記逆方向に回すことで、紙幣をこれらの間に挟持しつつ搬送し、前記逆側の搬送部33および中央の搬送部32に紙幣を受け渡す。すなわち、搬送部43および搬送部45も搬送路15bの一部を形成する。
【0037】
そして、これら搬送部39,41,43,45の搬送路15aに対し反対側には、発熱する金属製の加熱ローラ47と、該加熱ローラ47の搬送路15aに対し反対側に押し付けられて湾曲形状をなす無端の耐熱ベルト(ベルト)48とで構成される加熱部(加熱手段)49が設けられている。
【0038】
この加熱部49は、加熱ローラ47が前記一方向に回転し耐熱ベルト48が前記逆方向に回転することで、搬送部39,41で搬送される紙幣を受け入れてこれらの間で挟持しつつ搬送して、折り返すように円弧状に搬送して搬送部43,45に受け渡すことになり、搬送路15bの湾曲部分を構成する。
【0039】
加熱ローラ47には、図示は略すが内部にヒータが設けられており、所定の温度に加熱されるようになっている。すなわち、加熱ローラの温度を検出する温度センサを設け、制御部が該温度センサで常に所定の温度が検出されるようにヒータのON・OFFを制御する。
【0040】
耐熱ベルト48は、その一部が加熱ローラ47に巻き付けられるようにして該加熱ローラ47に接触しており、所定の張力が生じるようになっている。そして、耐熱ベルト48と加熱ローラ47との間を通過する紙幣が、加熱ローラ47の発熱で加熱殺菌される。
【0041】
このような第1実施形態の紙幣処理装置11においては、金種別スタッカ20〜22から繰り出され、出金鑑別部23で正常と判定された紙幣が、搬送路15aで搬送され、殺菌振分部29で搬送路15bに振り分けられて殺菌装置30に導入されると、搬送路15a側の搬送部31,32で搬送される際に、搬送路15a側の紫外線ランプ36で紫外線が照射されて殺菌され、その後、搬送路15aに対し反対側の搬送部31,32で搬送される際に、搬送路15aに対し反対側の紫外線ランプ36で紫外線が照射されて殺菌される。その後、加熱部49の加熱ローラ47と耐熱ベルト48とで搬送される際に、加熱ローラ47で加熱されて殺菌され、その後、搬送路15aに対し反対側の搬送部32,33で搬送される際に、再び搬送路15aに対し反対側の紫外線ランプ36で紫外線が照射されて殺菌され、その後、搬送路15a側の搬送部32,33で搬送される際に、再び搬送路15a側の紫外線ランプ36で紫外線が照射されて殺菌され、最後に、搬送路15aに戻されて、出金口13に繰り出されることになる。すなわち、紙幣は、殺菌装置30への進入直後に紫外線殺菌が行われ、その後、加熱殺菌が行われた後に、再度紫外線殺菌が行われるのである。
【0042】
このような第1実施形態の紙幣処理装置11によれば、以下の(1)〜(5)の効果を奏することができる。
【0043】
(1)搬送路15bにより搬送される紙幣に対して紫外線ランプ36で紫外線を照射することにより紫外線殺菌するとともに、搬送路15bにより搬送される紙幣に対して加熱部49で紙幣を加熱殺菌する。よって、加熱部49のみで紙幣を殺菌する場合に比して加熱部49の温度を低くできるため、温度対策を最小限に抑えることができる。具体的には、加熱部49の温度は、約50〜60℃前後に設定することになり、この程度の温度であれば耐熱ベルト48を使用し冷却用のファンを設ける程度で、大掛かりな熱対策を行う必要がない。また、紫外線ランプ36のみで紙幣を殺菌する場合に比して紫外線ランプ36の紫外線出力を低くできるため、この紫外線ランプ36から発生するオゾンによる腐食対策を最小限に抑えることができる。したがって、高効率な殺菌処理を低コストで行うことができる。
【0044】
(2)加熱部49は、発熱する加熱ローラ47と、該加熱ローラ47に押し付けられて該加熱ローラ47を囲むような湾曲形状をなす耐熱ベルト48とを有しているため、加熱ローラ47の紙幣への加熱接触時間を長くできる。したがって、より高効率な殺菌処理を行うことができる。
【0045】
(3)加熱部49は、搬送路15bの折り返しによる湾曲部分に配置されているため、上記した湾曲形状を利用して効率よく配置されることになる。したがって、装置の大型化を最小限に抑えることができる。
【0046】
(4)搬送路15bが一つの紫外線ランプ36による紫外線の照射範囲37に複数回紙幣を通過させるように配置されているため、搬送路15bで紙幣を搬送すると、該紙幣を紫外線ランプ36による紫外線の照射範囲に複数回通過させることになり、しかも、紙幣を複数の紫外線ランプ36のそれぞれについて紫外線の照射範囲に複数回通過させることになるため、紫外線ランプ36による紙幣への紫外線照射時間をより長くすることができる。したがって、より高効率な殺菌処理を行うことができる。
【0047】
(5)搬送路15bは、回転することにより隣り合うもの同士で紙幣を挟持しつつ搬送する三列の搬送部31〜33を並列に有しており、これら搬送部31〜33のうち中央の搬送部32の内側に紫外線ランプ36が設けられているため、中央の搬送部32と一側の搬送部31とで紙幣を送る際に中央の搬送部32に設けられた紫外線ランプ36が紙幣に紫外線を照射し、中央の搬送部32と逆側の搬送部33とで紙幣を送る際に同じく中央の搬送部32に設けられた紫外線ランプ36が紙幣に紫外線を照射する。したがって、一つの紫外線ランプ36による紫外線の照射範囲に複数回紙幣を通過させるように搬送路15bを構成しても、中央の搬送部32を共用できるため、コストを低減できる。
【0048】
次に、参考技術について、図4を主に参照して第1実施形態と相違する部分を中心に以下に説明する。なお、第1実施形態と同様の部分には、同一の符号を付しその説明は略す。
【0049】
参考技術も、第1実施形態と同様、紙葉類として紙幣を取り扱う紙幣処理装置であり、殺菌装置30の構成のみが第1実施形態に対し相違している。
【0050】
参考技術の殺菌装置30は、搬送路15aの分岐点27側に、一対の搬送ローラ部80,81を有している。これら搬送ローラ80,81は、一方の搬送ローラ80を一方向(図4における時計回り方向)に回すとともに、他方の搬送ローラ81を逆方向(図4における反時計回り方向)に回すことで、搬送路15aの分岐点27側からの紙幣をこれらの間に挟持しつつ搬送路15aから離間する方向(図4における下方向)に搬送する。すなわち、これら搬送ローラ80,81は、搬送路15bの分岐点27側の一部を構成することになる。
【0051】
また、殺菌装置30は、搬送路15aの合流点28側に、一対の搬送部82,83を有している。これら搬送ローラ82,83は、一方の搬送ローラ82を前記一方向に回すとともに、他方の搬送ローラ83を前記逆方向に回すことで、紙幣をこれらの間に挟持しつつ搬送路15aに近接する方向(図4における上方向)に搬送する。すなわち、これら搬送ローラ82,83も、搬送路15bの合流点28側の一部を構成することになる。
【0052】
さらに、殺菌装置30は、搬送ローラ80,81の搬送路15aに対し反対側に、一対の互いに平行な搬送部51,52を有している。これら搬送部51,52は、それぞれ無端の搬送ベルト53を有しており、一方の搬送部51を前記一方向に回すとともに、他方の搬送部52を前記逆方向に回すことで、搬送ローラ80,81からの紙幣を受け入れてこれらの間に挟持しつつ搬送路15aから離間する方向(図4における下方向)に搬送する。すなわち、これら搬送部51,52も、搬送路15bの一部を構成することになる。
【0053】
加えて、殺菌装置30は、搬送ローラ82,83の搬送路15aに対し反対側に、一対の互いに平行をなしかつ搬送部51,52と平行な搬送部54,55を有している。これら搬送部54,55は、それぞれ無端の搬送ベルト56を有しており、一方の搬送部54を前記一方向に回すとともに、他方の搬送部55を前記逆方向に回すことで、紙幣をこれらの間に挟持しつつ搬送路15aに近接する方向(図4における上方向)に搬送し、搬送ローラ82,83に受け渡す。すなわち、これら搬送部54,55も、搬送路15bの一部を構成することになる。
【0054】
さらに、殺菌装置30は、搬送部51の搬送路15aに対し反対側に設けられる、平面状をなす加熱面58を有する加熱装置(加熱手段)59と、搬送部52の搬送路15aに対し反対側の延長線上に設けられて加熱面58に対向する、無端の耐熱ベルト60を有する搬送部61とを有している。搬送部61を前記逆方向に回すことで、搬送部51,52からの紙幣を搬送部61で加熱装置59に押し付けながら搬送路15aから離間する方向(図4における下方向)に搬送する。すなわち、これら搬送部61および加熱装置59も、搬送路15bの一部を構成することになる。
【0055】
そして、加熱装置59には、図示は略すが、内部にヒータが設けられており、所定の温度に加熱されるようになっている。すなわち、加熱装置59の温度を検出する温度センサを設け、図示せぬ制御部が該温度センサで常に所定の温度が検出されるようにヒータのON・OFFを制御する。そして、耐熱ベルト60で加熱装置59に押し付けられながら搬送される紙幣が加熱殺菌される。
【0056】
加えて、殺菌装置30は、搬送部61および加熱装置59の搬送路15aに対し反対側に、一対の互いに平行な搬送部63,64,を有している。これら搬送部63,64は、それぞれ無端の搬送ベルト65を有しており、一方の搬送部63を前記一方向に回すとともに、他方の搬送部64を前記逆方向に回すことで、搬送部61および加熱装置59からの紙幣をこれらの間に挟持しつつ搬送路15aから離間する方向(図4における下方向)に搬送する。すなわち、これら搬送部63,64も、搬送路15bの分岐点27側の一部を構成することになる。ここで、上記した搬送部54,55の搬送路15aに対し反対側の位置は、これら搬送部63,64の搬送路15aに対し反対側の位置と一致している。
【0057】
そして、これら搬送部54,55,63,64の搬送路15aに対し反対側には、紫外線照射部(紫外線照射手段)67が設けられている。
【0058】
この紫外線照射部67は、紫外線を発する紫外線ランプ(紫外線光源)68と、該紫外線ランプ68の周りを囲むように該紫外線ランプ68とほぼ同心状に配置された円弧状の内側ガイド部材(ガイド部材)69と、該内側ガイド部材69の外側にこれを囲むようにほぼ同心状に配置されて該内側ガイド部材69とで紙幣をガイドする外側ガイド部材(ガイド部材)70と、搬送部63,64から内側ガイド部材69と外側ガイド部材70との間に受け入れた紙幣をこれら内側ガイド部材69および外側ガイド部材70の間に沿って移動させて搬送部54,55に受け渡す複数の搬送ローラ71とを有している。ここで、内側ガイド部材69および外側ガイド部材70は、搬送路15bの折り返しによる湾曲部分にその湾曲形状を合わせるようにして配置されている。
【0059】
紫外線ランプ68は、紫外線殺菌に最も効果的な波長273.5[nm]を発するもので、内側ガイド部材69および外側ガイド部材70に沿って移動する紙幣に紫外線を照射する。なお、内側ガイド部材69は、紫外線ランプ68から照射される紫外線を極力遮らないように紙幣の案内に必要最小限の形状および大きさとされている。そして、内側ガイド部材69においては、紙幣の搬送方向における全長にわたって紫外線が紙幣に照射可能な形状となっている。
【0060】
このような参考技術の紙幣処理装置11において、金種別スタッカ20〜22から繰り出され出金鑑別部23で正常と判定された紙幣が、搬送路15aで搬送され、殺菌振分部29で搬送路15bに振り分けられて殺菌装置30に導入されると、搬送部61で加熱装置59に押し付けられて搬送される際に、加熱ローラ47で加熱されて殺菌され、その後、紫外線照射部67において搬送ローラ71により内側ガイド部材69および外側ガイド部材70に沿って折り返すように搬送される際に、紫外線ランプ68で紫外線が照射されて殺菌され、その後、搬送部53,54で搬送されて、搬送路15aに戻されて、出金口13に繰り出されることになる。
【0061】
このような参考技術の紙幣処理装置11によれば、搬送路15bにより搬送される紙幣に対して加熱装置59で紙幣を加熱殺菌するとともに、搬送路15bにより搬送される紙幣に対して紫外線ランプ68で紫外線を照射することにより紫外線殺菌するため、第1実施形態で述べた(1)と同様の効果を奏することができ、その上で、以下の効果を奏することができる。
【0062】
(6)紫外線照射部67は、紫外線を発する紫外線ランプ68と、湾曲形状をなし該紫外線ランプ68の周りを囲むように配置されて紙幣をガイドする内側ガイド部材69および外側ガイド部材70とを有しているため、紫外線ランプ68による紙幣への紫外線照射時間を長くできる。したがって、より高効率な殺菌処理を行うことができる。
【0063】
(7)紫外線照射部67は、搬送路15bの折り返しによる湾曲部分に配置されているため、上記湾曲形状を利用して効率よく配置されることになる。したがって、装置の大型化を最小限に抑えることができる。
【0064】
次に、別の参考技術について、図5を主に参照して第1実施形態、上記参考技術と相違する部分を中心に以下に説明する。なお、第1実施形態、上記参考技術と同様の部分には、同一の符号を付しその説明は略す。
【0065】
この参考技術も、第1実施形態、上記参考技術と同様、紙葉類として紙幣を取り扱う紙幣処理装置であり、殺菌装置30の構成のみが第1実施形態、上記参考技術に対し相違している。
【0066】
すなわち、この参考技術の殺菌装置30は、一側に、一対の互いに平行な搬送部91,92を有している。これら搬送部91,92は、それぞれ無端の搬送ベルト93を有しており、一方の搬送部91を一方向(図5における時計回り方向)に回すとともに、他方の搬送部92を逆方向(図5における反時計回り方向)に回すことで、搬送路15aの分岐点27からの紙幣を受け入れてこれらの間に挟持しつつ所定方向(図5における下向き)に搬送する。すなわち、これら搬送部91,92は、搬送路15bの分岐点27側の一部を構成することになる。
【0067】
また、殺菌装置30は、一対の互いに平行かつ搬送部91,92にも平行な搬送部94,95を有している。これら搬送部94,95は、それぞれ無端の搬送ベルト96を有しており、一方の搬送部94を前記一方向に回すとともに、他方の搬送部95を前記逆方向に回すことで、紙幣をこれらの間に挟持しつつ前記所定方向と逆向き(図5における上向き)に搬送する。すなわち、これら搬送部94,95も、搬送路15bの一部を構成することになる。
【0068】
さらに、殺菌装置30は、一対の互いに平行かつ搬送部91,92にも平行な搬送部97,98を、搬送部94,95の搬送部91,92に対し反対側に有している。これら搬送部97,98は、それぞれ無端の搬送ベルト99を有しており、一方の搬送部97を前記一方向に回すとともに、他方の搬送部95を前記逆方向に回すことで、紙幣をこれらの間に挟持しつつ前記所定方向と同じ向き(図5における下向き)に搬送して搬送路15aの合流点28側に受け渡す。すなわち、これら搬送部97,98も、搬送路15bの一部を構成することになる。
【0069】
そして、このようにすることで、搬送路15bに、搬送部91,92と搬送部94,95とを接続させる折り返しによる湾曲部分と、搬送部94,95と搬送部97,98とを接続させる折り返しによる湾曲部分の二カ所の湾曲部分を設け、搬送部91,92と搬送部94,95とを接続させる一の湾曲部分に第1実施形態と同様の加熱ローラ47および耐熱ベルト48を有する加熱部(加熱手段)49を設け、搬送部94,95と搬送部97,98とを接続させる別の湾曲部分に上記の参考技術と同様の紫外線ランプ68、内側ガイド部材69、外側ガイド部材70および搬送ローラ71を有する紫外線照射部(紫外線照射手段)67を設けている。
【0070】
このように構成すれば、加熱部49を湾曲形状として紙幣への加熱時間を長くできると同時に紫外線照射部67を湾曲形状として紙幣への紫外線照射時間を長くできるので、上記した第1実施形態の(2)および(3)の効果と、上記の参考技術の(6)および(7)の効果とを同時に奏することができる。
なお、図5において搬送路15aと搬送路15bとの接続点すなわち、分岐点27から紙幣を受け入れる搬送部91,92および合流点28に紙幣を受け渡す搬送部97,98の位置や向きは、図1の殺菌装置30とは合致していないが、本装置において搬送路の形状を変えることは容易で、図1の分岐点および合流点に対応した形状にすることは勿論のこと、設置する機械の内部構造によって、様々な搬送形状に対応することができる。
【0071】
なお、図示は略すが、搬送路15bの折り返しによる湾曲部分の内側に紫外線ランプ(紫外線照射手段)を設置し、この湾曲部分の外側に湾曲形状の加熱可能なガイド部材(加熱手段)を設置して、この湾曲部分を通過する紙幣に対し紫外線殺菌と加熱殺菌とを同時に行うようにしてもよい。この場合、搬送路を短くできるので殺菌装置30をさらに小型化することができる。
【0072】
さらに、高出力キセノンフラッシュランプ(加熱手段、紫外線照射手段)を用いれば、紙幣に加熱と紫外線照射とを同時かつ瞬間的に行うことも可能である。
【0073】
ここで、以上においては、出金口13と金種別スタッカ20〜22とを接続させる出金側の搬送路15aに殺菌装置30を設ける場合を例にとり説明したが、搬送路15における入金口12と一括スタッカ19とを接続させる入金側の部分に殺菌装置30を設けてもよく、勿論、入金側および出金側の両方に設けてもよい。さらには、入金処理のみを行う紙幣処理装置において内部の搬送路に殺菌装置30を設けたり、出金処理のみを行う紙幣処理装置において内部の搬送路に殺菌装置30を設けたりすることも可能である。
【0074】
また、以上においては、取り扱う紙葉類として紙幣を例にとり説明したが、他の種々の紙葉類に適用可能であることは勿論である。
【0075】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の請求項1記載の紙葉類処理装置によれば、加熱手段で紙葉類を加熱することにより殺菌するとともに、紫外線照射手段で紙葉類に対して紫外線を照射することにより殺菌する。よって、加熱手段のみで紙葉類を殺菌する場合に比して加熱手段の温度を低くできるため、温度対策を最小限に抑えることができる。また、紫外線照射手段のみで紙葉類を殺菌する場合に比して紫外線照射手段の紫外線出力を低くできるため、この紫外線照射手段から発生するオゾンによる腐食対策を最小限に抑えることができる。したがって、高効率な殺菌処理を低コストで行うことができる。
また、紙葉類搬送路が紫外線光源による紫外線の照射範囲に複数回紙葉類を通過させるように配置されているため、紙葉類搬送路で紙葉類を搬送すると、該紙葉類を紫外線光源による紫外線の照射範囲に複数回通過させることになり、よって、紫外線光源による紙葉類への紫外線照射時間をより長くすることができる。したがって、より高効率な殺菌処理を行うことができる。
【0076】
本発明の請求項2記載の紙葉類処理装置によれば、加熱手段は、発熱する加熱ローラと、該加熱ローラに押し付けられて湾曲形状をなすベルトとを有しているため、加熱ローラの紙葉類への加熱接触時間を長くできる。したがって、より高効率な殺菌処理を行うことができる。
また、加熱手段が紙葉類搬送路の湾曲部分に配置されているため、上記形状を利用して効率よく配置されることになる。したがって、装置の大型化を最小限に抑えることができる。
【0081】
本発明の請求項3記載の紙葉類処理装置によれば、紙葉類搬送路は、回転することにより隣り合うもの同士で紙葉類を挟持しつつ搬送する搬送部を三列並列に有しており、これら搬送部のうち中央の搬送部の内側に紫外線光源が設けられているため、中央の搬送部と一側の搬送部とで紙葉類を送る際に中央の搬送部に設けられた紫外線光源が紙葉類に紫外線を照射し、中央の搬送部と逆側の搬送部とで紙葉類を送る際に中央の搬送部に設けられた紫外線光源が紙葉類に紫外線を照射する。したがって、紫外線光源による紫外線の照射範囲に複数回紙葉類を通過させるように紙葉類搬送路を構成しても、中央の搬送部を共用できるため、コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の全体構成を概略的に示す側断面図である。
【図2】 本発明の第1実施形態の殺菌装置を概略的に示す側断面図である。
【図3】 本発明の第1実施形態の殺菌装置における搬送ベルトの配置を示す正面図である。
【図4】 参考技術の殺菌装置を概略的に示す側断面図である。
【図5】 別の参考技術の殺菌装置を概略的に示す側断面図である。
【符号の説明】
11 紙幣処理装置(紙葉類処理装置)
13 出金口(受入口)
15a 搬送路(紙葉類搬送路)
15b 搬送路
20〜22 金種別スタッカ(保管部)
31〜33 搬送部
36 紫外線ランプ(紫外線照射手段)
47 加熱ローラ
49 加熱部(加熱手段)
59 加熱装置(加熱手段)
67 紫外線照射部(紫外線照射手段)
60 耐熱ベルト(ベルト)
68 紫外線ランプ(紫外線光源)
69 内側ガイド部材(ガイド部材)
70 外側ガイド部材(ガイド部材)

Claims (3)

  1. 紙葉類を受け入れる受入口と、紙葉類を保管する保管部と、前記受入口と前記保管部との間で紙葉類を搬送する紙葉類搬送路とを有する紙葉類処理装置において、
    前記紙葉類搬送路で搬送される紙葉類を加熱することにより殺菌可能な加熱手段と、該紙葉類に対して紫外線を照射することにより殺菌可能な紫外線照射手段とを設けてなるとともに、
    前記紫外線照射手段は、紫外線を発する紫外線光源を有しており、前記紙葉類搬送路が前記紫外線光源による紫外線の照射範囲に複数回紙葉類を通過させるように配置されていることを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 前記加熱手段は、発熱する加熱ローラと、該加熱ローラに押し付けられることにより湾曲形状をなすとともに該加熱ローラとで紙葉類を挟持しつつ搬送するベルトとを有し、前記紙葉類搬送路の湾曲部分に配置されていることを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理装置。
  3. 前記紙葉類搬送路は、回転することにより隣り合うもの同士で紙葉類を挟持しつつ搬送する搬送部を三列並列に有しており、これら搬送部のうち中央の搬送部の内側に前記紫外線光源が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の紙葉類処理装置。
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