JP2022033677A - 紙葉類処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】様々なタイプの紙幣に対して十分な殺菌能力を有する実用性が高い紙葉類処理装置を提供する。【解決手段】紙葉類処理装置は、紙葉類を搬送する搬送路と、搬送路を搬送中の紙葉類に対して殺菌力を有する光線を照射する光源と、搬送路を搬送中の紙葉類に対して、光源から出射された光線を反射して照射する反射部材とを備えた。【選択図】 図3

Description

本発明は、銀行店舗や現金センター等における紙幣計数時の紙幣表面の除菌を行う紙葉類処理装置に関する。
近年のSARS(Severe Acute Respiratory Syndrome)、MARS(Middle East Respiratory Syndrome)、2020年の新型コロナ等の感染症の世界的流行に伴い、紙幣に付着するウイルスが感染源となる感染リスクを懸念する顧客が増えている。
紙幣に付着するウイルスを除去するために、例えば、ウイルスが消滅する期間にわたり倉庫に収蔵してから紙幣を使用するなどの運用が行われることがあるが、社会における紙幣の運用方法としては非効率である。
また従来、ウイルスを殺菌するこの種の発明としては、特許文献1に開示の技術がある。特許文献1には、紙葉類処理装置において「紙葉類を受け入れる受入口と紙葉類を保管する保管部とを結ぶ紙葉類搬送路15bで搬送される紙葉類を加熱することにより殺菌可能な加熱手段49と、該紙葉類に対して紫外線を照射することにより殺菌可能な紫外線照射手段36とを設けることで、加熱手段のみで紙葉類を殺菌する場合に比して加熱手段の温度を低くし、紫外線照射手段のみで紙葉類を殺菌する場合に比して紫外線照射手段の紫外線出力を低くする。」と開示されている(特許文献1の要約書参照)。
特開2002-32819号公報
上述の特許文献1では、紙葉類処理装置において、紙幣への紫外線の照射や加熱による紙幣表面の殺菌を謳っているが、加熱殺菌と紫外線殺菌を組合せることで両者の各出力を低減していることから、十分な殺菌能力を有するか疑問がある。また例えば、ポリマー紙幣などに対しては、熱によるダメージが考えられ、実用的では無いという問題がある。
本発明は、上記課題を考慮してなされたものであり、様々なタイプの紙幣に対して十分な殺菌能力を有する実用性が高い紙葉類処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の紙葉類処理装置は、紙葉類を搬送する搬送路と、前記搬送路を搬送中の紙葉類に対して殺菌力を有する光線を照射する光源と、前記搬送路を搬送中の紙葉類に対して、前記光源から出射された前記光線を反射して照射する反射部材とを備えたことを特徴とする。
本発明により、様々なタイプの紙幣に対して十分な殺菌能力を有する実用性が高い紙葉類処理装置を提供することができる。また紙幣の殺菌時間を節約できることから、効率的な現金運用が可能である。顧客は、安心して紙幣に触れることができる。
実施例1の紙幣仕分け装置の機能ブロック図。 実施例1の紙幣処理装置の概略構成図。 実施例1の紙幣殺菌ユニットの概略構成図。 図3のA-A断面で示す紫外線照射用ランプユニットの概略構成図。 図3のB-B断面で示す紫外線照射用ランプユニットの概略構成図。 実施例1の変形例のコイル形状によるランプの保護方法を示す図。 実施例2の紙幣殺菌ユニットの概略構成図。 実施例2の紙幣殺菌ユニットの概略構成図。 実施例2の変形例の紙幣殺菌ユニットの概略構成図。 実施例3の紙幣殺菌ユニットの概略構成及び動作を示す図。 実施例3の紙幣殺菌ユニットの概略構成及び動作を示す図。 図8AのC-C断面で示す紙幣殺菌ユニットの概略構成図。 紙幣殺菌ユニットを用いた紙幣処理装置の構成例を示す図。 紙幣殺菌ユニットを用いた紙幣処理装置の構成例を示す図。 紙幣殺菌ユニットを用いた紙幣処理装置の構成例を示す図。 紙幣殺菌ユニットを用いた紙幣処理装置の構成例を示す図。 紙幣殺菌ユニットを用いた紙幣処理装置の構成例を示す図。 実施例5の紙幣殺菌ユニットの概略構成図(側面図)。 実施例5の紙幣殺菌ユニットの概略構成図(上面図)。 実施例5の変形例の紙幣殺菌ユニットの概略構成図(上面図)。 実施例6の紙幣殺菌ユニットの概略構成図(側面図)。 実施例6の紙幣殺菌ユニットの概略構成図(上面図)。
以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳述する。以下の実施例は、本発明を限定するものではない。以下の実施例を説明するための各図面は一例を示すに過ぎない。以下の実施例の各図において同一符号は同一あるいは類似の機能を備えた構成要素又は処理を示し、後出の説明を省略する。また複数の同一構成要件の符号に添え字を付して、複数の同一構成要件を区別し、この複数の同一構成要件を区別しない場合には添え字を除いた符号で総称する。また各実施例及び各変形例は、本発明の技術思想の範囲内で整合するように一部又は全部を組合せることができる。
以下の実施例では、紙幣処理装置、紙幣仕分け装置、紙幣殺菌ユニット、及び拡張ポケットの筐体の鉛直方向(上部方向、上方)をZ軸の正方向、筐体の利用者側(正面側、前方)から反対側(背面側、後方)に向かう方向をY軸の正方向、及び筐体の利用者側に向かって左側から右側に向かう方向をX軸の正方向とする。以下の実施例の説明では、X軸、Y軸、及びZ軸がそれぞれ直交する正系のXYZ座標系を用いる。なお以下の実施例において“上”“下”“左”“右”“前”“後”“背”等で表す方向及び位置は相対的なものに過ぎず、またXYZ座標系により紙幣処理装置、紙幣仕分け装置、紙幣殺菌ユニット、及び拡張ポケット並びにその他の構成要素の向き、形状、又は大きさが限定されるものではない。
以下の実施例では、紙幣処理装置、紙幣仕分け装置、紙幣殺菌ユニット、及び拡張ポケットは、紙葉類として紙幣を取り扱う場合を例として説明するが、これに限られず、小切手や商品券等の他の様々な紙葉類についても同様に取り扱うことができる。
図1は、実施例1の紙幣仕分け装置200の機能ブロック図である。図2は、実施例1の紙幣処理装置1の概略構成図である。
先ず図1を参照して紙幣仕分け装置200の機能構成を説明する。紙幣仕分け装置200は、回収され、紙幣仕分け装置200に取り込まれた紙幣の計数、真偽判定、正損分離処理といった精査業務を行う装置である。
図1に示すように、紙幣仕分け装置200は、主制御部250、ROM(Read Only Memory)251、RAM(Random Access Memory)252、表示操作部253、通信部254、及び格納部255を有する。主制御部250は、紙幣仕分け装置200内の各部を制御するプロセッサである。ROM251は、主制御部250が実行するプログラム等を記録する。RAM252は、主制御部250が各部を制御する制御データを読み書き可能に記録する。
表示操作部253は、紙幣仕分け装置200の操作者による入力操作を受け付けたり、各種データを表示したりする、例えばタッチパネルを備えたディスプレイである。通信部254は、紙幣仕分け装置200がホストコンピュータ等の外部装置と通信する際、情報の送受信を行う。格納部255は、各種情報を格納するストレージ等である。格納部255には、紙幣の真偽判定に使用する真偽判定基準情報256、正券損券判定の基準となる正損分離基準情報257、並びに後述するスキャナA204及びスキャナB206にて取得した画像に関する情報である紙幣画像情報258が保存される。
また紙幣仕分け装置200は、記番号読取センサ201、枚数検出センサ203、紙幣の表裏全体の画像を取得するスキャナA204、紙幣の全体の透過画像を取得するスキャナB205、及び搬送されてくる紙幣の損券レベルを読み取る損券検知センサ206を含んで構成される紙幣識別部210、並びに紙幣識別部210により精査された紙幣を振り分ける振り分けゲート230を有する。また紙幣仕分け装置200は、紙幣繰り出し部281及び紙幣搬送部282を有する。
次に図2を参照して実施例1の紙幣処理装置1の構成を説明する。図2は、実施例1の紙幣処理装置1の内部を左側方から見た図である。実施例1の紙幣処理装置1は、紙幣仕分け装置200、紙幣殺菌ユニット400、及び拡張スタッカユニット300を含んで構成される。
紙幣仕分け装置200は、紙幣識別部210、一時貯留部220、紙幣繰り出し部281、複数の振り分けゲート230、リジェクトスタッカ240、第1スタッカ245A、第2スタッカ245B、第3スタッカ245C、及び第4スタッカ245Dを備える。
紙幣識別部210は、記番号読取センサ201、枚数検出センサ203、スキャナA204、スキャナB205、及び損券検知センサ206を搭載し、紙幣繰り出し部281から繰り出された紙幣Sに対して計数、真偽判定、正損分離処理といった精査を行う。
一時貯留部220は、紙幣繰り出し部281から投入され紙幣識別部210を通過後の紙幣Sを一時貯留する。一時貯留部220は、紙幣識別部210での識別の結果、搬送先のスタッカが決定された紙幣Sを、目的のスタッカへ向けて、あるいは利用者へ返却するため紙幣繰り出し部281へ向けて繰り出す。
紙幣繰り出し部281は、紙幣Sの投入部であり、投入口から投入され積層された紙幣Sを1枚ずつ繰り出す。各振り分けゲート230は、紙幣識別部210により精査された紙幣Sを各方路へ振り分ける。リジェクトスタッカ240及び第1スタッカ245A~第4スタッカ245Dは紙幣Sの収納手段である。
さらに紙幣仕分け装置200には、拡張スタッカユニット300及び紙幣殺菌ユニット400が接続されている。拡張スタッカユニット300は、複数の振り分けゲート230、第5スタッカ245E、及び第6スタッカ245Fを有する。紙幣殺菌ユニット400は、拡張スタッカユニット300へ向けて搬送路上を搬送される紙幣Sの表面を殺菌処理する搬送路を有する。
ここで拡張スタッカユニット300は、2つの拡張スタッカを持つユニットであるとするが、これに限らず、大量枚数の紙幣Sが集積されるような単一のポケットでもよい。また後述するように、紙幣仕分け装置200に代えて、紙幣識別部210、一時貯留部220、及び第1スタッカ245A~第4スタッカ245Dを有さず、紙幣繰り出し部281のみを備える装置が採用されてもよい。
紙幣識別部210によって識別された各紙幣Sに何れのスタッカを割り当てるかは、予め紙幣処理装置1に設定される設定事項である。以下、第5スタッカ245Eに第一金種の紙幣を、第6スタッカ245Fに第二金種の紙幣を、リジェクトスタッカ240に搬送異常や偽造券の紙幣を割り当てるとして説明する。
紙幣繰り出し部281に装填された紙幣Sは、1枚ずつ分離され、紙幣識別部210に送られる。紙幣識別部210は、各種センサにより紙幣Sの真偽や特徴を検出し、検出された特徴に応じて、前述のように割り当てられた各スタッカに集積される。
第5スタッカ245E及び第6スタッカ245Fに振り分けられた紙幣Sは、途中の紙幣殺菌ユニット400を通過する。前述のように、紙幣殺菌ユニット400で紙幣Sの両面が殺菌され、各ポケットに収納される。
紙幣殺菌ユニット400における紫外線の照射時間を確保するため搬送路を例えばV字状及び/又はS字状に形成し長く確保している。例えば、所定搬送区間内である紙幣殺菌ユニット400での紙幣搬送速度を紙幣S同士の間隔が略0になる第1速度まで減速し、紙幣殺菌ユニット400から排出後の所定搬送区間外で第1速度より速い第2速度に戻すように、紙幣殺菌ユニット400内での紙幣搬送速度を調整することで殺菌時間を調節する。このようにして、殺菌時間が異なる複数の殺菌モードを実現することができる。
そして殺菌された紙幣Sは、拡張スタッカユニット300に運ばれ、各スタッカに集積される。このように、紙幣仕分け装置200で紙幣を仕分けしつつ、紙幣表面のウイルス等を殺菌することで、より効率よく安全に紙幣を運用することができる。
次に図3を参照して実施例1の紙幣殺菌ユニット400の構成について説明する。図3は、実施例1の紙幣殺菌ユニット400の概略構成図である。図3は、実施例1の紙幣殺菌ユニット400の内部を左側方から見た図である。
紙幣殺菌ユニット400は、筐体10の内部に複数の紫外線照射用ランプユニット401A,401Bを有する。紫外線照射用ランプユニット401A,401Bの内部では、紫外線照射用ランプ402が搬送路403上を搬送される紙幣Sに対して紫外線を照射できるように搬送路403が形成されている。
また紫外線照射用ランプユニット401A,401Bは、それぞれ、複数の紫外線照射用ランプ402を有し、複数の紫外線照射用ランプ402に沿ってU字ターンを繰り返したS字状の搬送路403が形成されている。搬送路403がS字状に形成されることで、紫外線照射用ランプユニット401の中を搬送される紙幣Sは、できるだけ長時間にわたり紫外線照射用ランプユニット401内で紫外線を照射される。紫外線照射用ランプ402は、長尺状のランプでもよいし、複数のランプが配列されて長尺状を形成するものでもよい。
なお図3の例では、2つの紫外線照射用ランプユニット401A,401Bが、筐体10の内部でV字状をなすように配置されているが、紫外線照射用ランプユニット401の構成、数及びその配置は、図3に示すものに限られない。例えば内部にS字状の搬送路403を有する1つ以上の紫外線照射用ランプユニット401が、その搬送路403の直線部分が略垂直(XZ平面と平行)となるように配置されていてもよい。また例えば内部にS字状の搬送路403を有する1つ以上の紫外線照射用ランプユニット401が、その搬送路403の直線部分が略水平(XY平面と平行)となるように配置されていてもよい。また例えば内部に直線部分のみの搬送路を有する2つ以上の紫外線照射用ランプユニットが、筐体10の内部でV字状をなすように配置されていてもよい。
また紙幣殺菌ユニット400には、筐体10の内部の熱を帯びた空気を、フィルタ502を介して紙幣処理装置1の外部に排出するためのファンを有する排気口501が備えられている。
また詳細は省略するが、紙幣Sを搬送するための搬送ベルト、搬送ベルトを駆動するためのモータ、紙幣Sの到達を確認できる投受光センサ、電源、並びにそれらを制御するコントロールボードも紙幣殺菌ユニット400を構成する要素である。
図4Aは、図3のA-A断面で示す紫外線照射用ランプユニット401Aの概略構成図でる。図4Aは、図3のA-A断面を矢印A方向から見た図である。また図4Bは、図3のB-B断面で示す紫外線照射用ランプユニット401Bの概略構成図である。図4Bは、図3のB-B断面を矢印B方向から見た図である。
紫外線照射用ランプ402及び搬送路403を含む紫外線照射用ランプユニット401A及び紫外線照射用ランプユニット401Bは、鏡面のアルミのフレーム404で全体を覆われており、その中を紙幣Sが搬送路403を搬送される。また紫外線による搬送ベルト415の劣化を防止するために、紫外線照射用ランプ402と搬送ベルト415の間に鏡面のアルミのフレーム410が配置され、紫外線照射用ランプ402による搬送ベルト415への紫外線照射を防ぐ構造となっている。また搬送路403から紫外線照射用ランプ402を保護するために、紫外線照射用ランプ402と搬送路403の間にアルミのメッシュ420が配置され、ジャムの除去の際、紫外線照射用ランプ402が圧迫され破損したり、作業者が紫外線照射用ランプ402に直接触れて火傷したりしないような構造となっている。
このように、紫外線照射用ランプ402の周囲がフレーム404及びフレーム410で覆われることにより、紫外線照射用ランプ402の紫外線は、フレーム404及びフレーム410で反射するので、より効率的に紙幣Sに照射されると共に、紫外線照射用ランプユニット401内部の部品が紫外線により劣化することを防止できる。
なお図4Aに示す例では、紫外線照射用ランプユニット401Aにおいて紫外線照射用ランプ402が搬送路403の幅方向に4つ配置されている一方で、図4Bに示す例では、紫外線照射用ランプユニット401Bにおいて紫外線照射用ランプ402が搬送路403の幅方向に3つ配置されている。つまり紫外線照射用ランプユニット401Aと紫外線照射用ランプユニット401Bは、搬送路403の幅方向における搬送ベルト415の位置が異なるため、紫外線照射用ランプ402が紫外線を照射する紙幣Sの部分が異なる。このように、搬送路403の前半の紫外線照射用ランプユニット401Aと、後半の紫外線照射用ランプユニット401Bとで、紙幣Sの挟持位置を切り替わることで、紙幣Sの面のより広範囲に紫外線を照射することができる。
なおフレーム404及びフレーム410のようなアルミ素材のフレームに限らず、入射した紫外線を所定の反射率で反射する素材であれば、何れの材質の反射部材であってもよい。また紫外線照射用ランプ402に限らず、目的のウイルスや細菌等に対する殺菌効果を有する光線を出射する何れの光源であってもよい。
またアルミのメッシュ420に限らず、例えば図5に示すように、紫外線照射用ランプ402に螺旋状の金属線425を巻くことで、メッシュ420と同様の効果を得ることができる。
さらに、図3のように、排気口501の直前のフィルタ502に酸化チタンコーティングを施すことで、紫外線照射用ランプユニット401A及び紫外線照射用ランプユニット401Bから漏れた紫外光が酸化チタンコーティングと反応し、紙幣殺菌ユニット400内の空気を光触媒により殺菌した上で、外部に排出させる機能を併せ持つことができる。チタンコーティングは、光触媒加工の一例であり、フィルタ502に限らず、メッシュ420にも施されてもよい。
次に、図6A及び図6Bを参照して、実施例2を説明する。図6A及び図6Bは、実施例2の紙幣殺菌ユニット400Bの概略構成図である。実施例1の搬送路403の構成では、紙幣Sに近接距離から紫外線を直接照射することで、高い滅菌効果が期待できる一方で、紫外線照射用ランプ402が紙幣Sに近接するため、紫外線照射用ランプ402の交換やジャム除去の作業に工数を要する。また向かい合う紫外線照射用ランプ402の間にある搬送路403の開閉などの機構が必要になる。
そこで実施例2では、紙幣処理装置1Bにおいて、紙幣殺菌ユニット400Bの筐体内部の搬送路の幅方向の何れか一方側だけに紫外線照射用ランプ402Bを配置する。これにより、交換やジャム除去のメンテナンス性の容易性を高める。図6Aの例では、複数の紫外線照射用ランプ402Bは、図6Aの紙面奥側のYZ平面と平行な紙幣殺菌ユニット400Bの筐体内部の面に並べて配置されている。紫外線照射用ランプ402Bは、長尺状のランプでもよいし、複数のランプが配列されて長尺状を形成するものでもよい。
また本実施例では、搬送路403Bは、紙幣Sが紙幣殺菌ユニット400B中により長時間留まって紫外線をより多く照射されるように、紙幣殺菌ユニット400Bの筐体内を蛇行するように形成される。図6Aは、搬送路403BがZ軸方向に蛇行する例を示すが、これに限らず、例えばY軸方向に蛇行してもよい。
さらに本実施例では、表面を鏡面にした金属あるいは表面に反射塗料を塗布した部材で筐体10Bを形成し、搬送路403B全体を囲むことにより、紙幣殺菌ユニット400Bの何れか一つの面に配置された紫外線照射用ランプ402Bから照射された紫外線を反射させてもエネルギーが減衰することなく紙幣Sに照射することができる。
さらに図6Bに示すように、全ての紫外線照射用ランプ402Bの光を紙幣殺菌ユニット400Bの外部から部分的に可視にする。例えば紫外線照射用ランプ402Bが配置されている面の一部を切り欠いて穴510を設けることで、何れの紫外線照射用ランプ402Bが切れているか、または何れの紫外線照射用ランプ402Bの交換時期が近いかを容易に知ることができ、交換を効率よく行うことができる。
なお本実施例においても、搬送路403Bの前半と後半で搬送ベルトの位置及び数を異ならせることで、紫外線を偏りなく紙幣Sに照射することができる。
(実施例2の変形例)
実施例2の変形例では、図7のような反射板520を搬送路403Bの適切な位置に1つ以上設け、紫外線照射用ランプ402Bから照射された紫外線を反射板520で反射させ、搬送路403B上を搬送される紙幣Sの表面に、その反射光を所定以下の入射角で入射させることで、効率よく照射する構造を採用する。図7は、実施例2の変形例の紙幣殺菌ユニット400B-1の概略構成図であり、紙幣殺菌ユニット400B-1の内部を上面からみた図である。紙幣殺菌ユニット400B-1の筐体10B-1は、実施例2の紙幣殺菌ユニット400Bの筐体10Bと同様に表面を鏡面にした金属あるいは表面に反射塗料を塗布した部材で形成されていてもよい。
一般には、搬送路が長いと、その分ジャム等の障害が発生しやすいことから、紙幣の搬送機構を備える装置では、搬送路をできるだけ短くすることが望まれる。一方、搬送路を搬送される紙幣に対して紫外線等を照射して殺菌する場合には、十分な殺菌効果を得るため、紙幣が搬送路上に存在する時間を十分に取ることが望ましい。そこで、短い搬送路を用いながら、紫外線の照射時間を十分に確保できる実施例3を説明する。
図8A、図8B、及び図9は、実施例3の紙幣殺菌ユニット400Cの概略構成及び動作を示す図である。紙幣処理装置1Cに含まれる紙幣殺菌ユニット400Cは、搬送路403-0、403-1、403-2、403-3、403-4と、搬送路403-0~403-4のそれぞれに対応する振り分けゲート230-0、230-1、230-2、230-3、230-4とを備える。また紙幣殺菌ユニット400Cは、紫外線照射用ランプ402-0、402-1、402-2、402-3、402-4、402-5を備える。
また詳細の説明及び図示は省略するが、紙幣殺菌ユニット400Cは、搬送路403-0~403-4を駆動及び停止させる複数のモータを含む各部を制御する制御基板や複数のセンサを含んで構成される。
なお図8A及び図8Bで示す搬送路(5つの搬送路403-0~403-4)及び紫外線照射用ランプ(6つの紫外線照射用ランプ402-0~402-5)の数は、一例を示すに過ぎない。すなわち、複数の搬送経路上の紙幣に対して上下から紫外線を照射可能であればよい。
紙幣殺菌ユニット400Cは、複数の搬送路403-0~403-4が紫外線照射用ランプ402-0~402-5によって上下から挟まれるように水平に並ぶ構造である。紙幣殺菌ユニット400Cへ搬送されてきた紙幣Sのうち、最初の1~n枚目までのn枚が、振り分けゲート230-0によって方路が切り替えられて最上段の搬送路403-0に搬送される。所定枚数(n枚)の紙幣Sが搬送路403-0に搬送されると、搬送路403-0の駆動が停止される。そして、次のn+1~2n枚目までのn枚の紙幣Sは、230-1によって方路が切り替えられて、2段目の搬送路403-1に搬送される。このようにして、1段目の搬送路403-0から5段目の搬送路403-4に順次紙幣Sがn枚ずつ搬送されていく。
例えばn枚の紙幣Sの搬入が完了した搬送路403-i(i=0~4)を所定時間に亘って停止させ、搬送路403-iを上下から挟む紫外線照射用ランプ402-i及び402-(i+1)でn枚の紙幣Sに対して紫外線を照射する。ここで所定時間は、搬送路403-iへn枚の紙幣Sの搬入が終了した時から、搬送路403-j(ただしj=(i+4)mod5)へn枚の紙幣Sの搬入が開始された時までの時間である。所定時間が経過すると、搬送路403-iからn枚の紙幣Sが紙幣殺菌ユニット400Cの外部に順次排出される(図8B参照)。
図9は、図8AのC-C断面で示す紙幣殺菌ユニット400Cの概略構成図である。図9は、図8AのC-C断面を矢印C方向から見た図である。紙幣殺菌ユニット400Cは筐体10Cを有する。筐体10Cの内部で、紫外線照射用ランプ402及び搬送路403が鏡面のアルミのフレーム404で全体を覆われ、紙幣Sが搬送路403-i(i=0~4)を搬送される。また紫外線による搬送ベルト415の劣化を防止するために、紫外線照射用ランプ402-j(j=0~5)と搬送ベルト415の間に鏡面のアルミのフレーム410が配置され、紫外線照射用ランプ402-jによる搬送ベルト415への紫外線照射を防ぐ構造となっている。また搬送路403-iから紫外線照射用ランプ402-jを保護するために、紫外線照射用ランプ402-jと搬送路403-iの間にアルミのメッシュ420が配置され、ジャムの除去の際、紫外線照射用ランプ402-jが圧迫され破損したり、作業者が紫外線照射用ランプ402-jに直接触れて火傷したりしないような構造となっている。
このような構造にすることで、搬送路が短くても、紙幣Sに対する紫外線の照射時間を十分に確保して殺菌効果を得つつも、ジャム等の障害が発生しにくい構造とすることができる。
さらに、上述の実施例1~3において、紙幣殺菌ユニット400,400B、400B-1,400C内の紙幣Sの搬送速度を、通常の搬送速度である第2の搬送速度よりも遅い第1の搬送速度とすることで、紫外線を紙幣Sに対してより長時間照射することも可能である。
上述の実施例1~3では、図2に示すように、紙幣処理装置1は、紙幣仕分け装置200と拡張スタッカユニット300の間に紙幣殺菌ユニット400を設け、紙幣識別部210による識別後の紙幣を、紙幣殺菌ユニット400への搬送前に殺菌処理するとして説明した。しかし、種々のユニットと紙幣殺菌ユニット400を、様々な形態で組合わせて紙幣処理装置を構成してもよい。
以下、実施例4として、図10A~図10Eを参照して、種々のユニットと紙幣殺菌ユニット400を、様々な形態で組合わせて紙幣処理装置を構成した場合を説明する。図10A~図10Eは、紙幣殺菌ユニットを用いた紙幣処理装置の構成例を示す図である。実施例4では、紙幣殺菌ユニット400を用いた例を示すが、紙幣殺菌ユニット400B,400B-1,400C,400D,400Eを用いてもよい。
図10Aに示す紙幣処理装置1Dは、紙幣仕分け装置200及び紙幣殺菌ユニット400の背面側に、拡張スタッカユニット300に代えて束巻ユニット300Dが接続された構成である。束巻ユニット300Dは、紙幣仕分け装置200の紙幣識別部210による識別後、紙幣殺菌ユニット400によって殺菌処理された紙幣を、所定枚数を単位として束巻きして各収納する収納手段である。
また図10Bに示す紙幣処理装置1Eは、紙幣仕分け装置200及び紙幣殺菌ユニット400の背面側に、複数の拡張スタッカユニット300(図10Bでは2つ)が接続された構成である。
また図10Cに示す紙幣処理装置1Fは、繰り出し装置200F及び紙幣殺菌ユニット400の背面側に、スタッカユニット300Fが接続された構成である。繰り出し装置200Fに投入された紙幣は、繰り出し装置200Fから1枚ずつ繰り出された後、紙幣殺菌ユニット400によって殺菌処理され、スタッカユニット300Fのスタッカに収納される。
また図10Dに示す紙幣処理装置1Gは、繰り出し装置200F及び紙幣殺菌ユニット400の背面側に、紙幣識別部210を含むユニット、及び拡張スタッカユニット300が接続された構成である。紙幣識別部210に代えて搬送路上を搬送される紙幣の厚みのみを検出する厚み検出部であってもよい。紙幣殺菌ユニット400によって殺菌処理された紙幣は、紙幣識別部210による識別後、識別結果に応じたスタッカへ方路が切り替えられて収納される。
ここで、繰り出し装置200Fによる繰り出し直後の紙幣は、搬送スピードが初速の段階で比較的低速である。よって、所定搬送区間内である紙幣殺菌ユニット400では、紙幣の搬送スピードを比較的低速の第1速度に保って紙幣間隔を詰めて搬送し、紙幣殺菌ユニット400から排出後の所定搬送区間外では、紙幣の搬送スピードを第2速度まで加速する。これにより、紙幣の除菌時には紙幣間隔を詰めて除菌を効率よく行いつつ、紙幣識別、振り分け、及び集積時には十分な紙幣搬送スピードと紙幣間隔を確保することが可能となる。
また図10Eに示す紙幣処理装置1Hは、繰り出し装置200Fの背面側に紙幣識別部210を含むユニットを設け、紙幣識別部210を含むユニットの背面側に紙幣殺菌ユニット400及び拡張スタッカユニット300が接続された構成である。紙幣識別部210に代えて搬送路上を搬送される紙幣の厚みのみを検出する厚み検出部であってもよい。紙幣識別部210による識別後、紙幣殺菌ユニット400によって殺菌処理された紙幣は、紙幣識別部210による識別結果に応じたスタッカへ方路が切り替えられて収納される。図10Cの紙幣処理装置1F、図10Dの紙幣処理装置1G、図10Eの紙幣処理装置1Hは、紙幣仕分け装置200に代えて繰り出し装置200Fを備える構成である。
図11Aは、実施例4の紙幣殺菌ユニット400Dの概略構成図(側面図)である。本実施例の構成では、紙幣搬送のために前述の搬送ベルトに代えて、上下で対をなす紙幣搬送ローラ430-0,430-1と、同様に上下で対をなすワイヤー状の搬送ガイド440-0,440-1とを用いている点が特徴である。
図11Bは、紙幣殺菌ユニット400Dの紙幣搬送ローラ430-0,430-1と、ワイヤー状の搬送ガイド440-0,440-1とを含んで構成される搬送路の上面図である。図11Bに示すように、本実施例では、紫外線照射用ランプ402-0,402-1が搬送路の上下に各4本ずつ配置され、搬送ガイド440-0,440-1が搬送機路の上下に各8本ずつ配置される。また、紙幣搬送ローラ430-0,430-1が、6本のローラ軸432-0,432-1のそれぞれに2個ずつ備えられている。これらの個数は適宜変更可能である。また、紫外線照射用ランプ402-0,402-1の周辺に図示しない反射部材を設けてもよい。また、紫外線照射用ランプ402-0,402-1は、搬送ガイド440-0,440-1を含んで構成される搬送路に沿った長尺状であるとするが、これに限らず、複数の紫外線ランプが搬送路に沿って配列されたものであってもよい。
紙幣は、複数の紙幣搬送ローラ430-0,430-1によって駆動力が付与され、搬送ガイド440-0,440-1の間の空間を、図11Bの紙面の左から右方向に搬送されていく。このとき、上下に配置された紫外線照射用ランプ402-0,402-1によって上下から紫外線が照射される。搬送ガイド440-0,440-1がワイヤー状であることから、紫外線照射用ランプ402-0,402-1から照射される紫外線が遮られる量を少なくし、紙幣に対する紫外線の照射量を十分に確保できる。
また、紙幣搬送ローラ430-0,430-1はゴム製のローラとするが、ローラにも紫外線が照射されるため、ゴムの劣化が早まる可能性がある。このため、本実施例の紙幣搬送ローラ430-0,430-1のゴムローラには、耐久性に優れたフッ素ゴムを使用する。あるいは、通常のゴムローラの周の表面にフッ素をコーティングしてもよい。
さらに、紙幣搬送ローラ430-0,430-1の一方を金属製ローラ、他方をゴムローラとして紫外線による劣化を防止してもよい。この場合、金属製ローラはゴムローラと比較して紙幣に対する保持力が小さく、特に、フッ素ゴムやフッ素コーティングしたゴムでは摩擦が小さくなることがあるため、金属製ローラの周の表面に凹凸加工等を施して保持力を高めるようにしてもよい。
なお、ゴムローラに限らず、紙幣搬送に適切な摩擦係数を有する樹脂製のローラであってもよい。
(実施例5の変形例)
図11Cは、実施例5の変形例の紙幣殺菌ユニット400D-1の概略構成図(上面図)である。本変形例では、搬送ガイド440-0,440-1が、紙幣の搬送方向に沿って配置されている紫外線照射用ランプ402-0,402-1の配置方向に対して斜めに配置されている。これによって、紙幣が、紫外線が搬送ガイド440-0,440-1に遮られて到達しづらい箇所を搬送される場合があっても、搬送ガイド440-0,440-1が斜めに配置されている箇所も搬送されることで、紙幣に対してより多くの紫外線を照射することができる。
図12Aは、実施例6の紙幣殺菌ユニット400Eの概略構成図(側面図)であり、図12Bは紙幣殺菌ユニット400Eの上面図である。本実施例の構成では、実施例5の搬送ガイド440-0,440-1に代えて、搬送ガイドとして搬送ガイド用ガラス板450-0,450-1を備え、紙幣搬送ローラ430-0,430-1によって搬送力を付与された紙幣は、搬送ガイド用ガラス板450-0,450-1の間を搬送される。
本実施例では、搬送ガイド用ガラス板450-0,450-1は、紙幣搬送の幅方向に2対ずつ設けた紙幣搬送ローラ430-0,430-1を境に3分割されているが、これに限られるものではなく、紙幣搬送ローラ対の個数に合わせて適宜変更可能である。例えば、紙幣搬送の幅方向に2対ずつ設けた紙幣搬送ローラ430-0,430-1の間に設けられた搬送ガイド用ガラス板450-0,450-1のみであってもよい。また、ガラス板でなくても、傷等に対して強度が確保できる紫外線などの殺菌性を有する光線の透光性を有する樹脂板等でもよい。
本実施例によれば、搬送ガイド用ガラス板450-0,450-1を用いることによって、紫外線照射用ランプ402-0,402-1からの紫外線を遮ることがないため、紙幣に対する紫外線の照射量をさらに大きくすることができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例を含む。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、矛盾しない限りにおいて、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成で置き換え、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、構成の追加、削除、置換、統合、または分散をすることが可能である。また実施形態で示した構成および処理は、処理効率または実装効率に基づいて適宜分散または統合することも可能である。
1,1B,1B-1,1D,1E,1F,1G,1H:紙幣処理装置、10,10B,10B-1,10D:筐体、400,400B,400B-1,400C,400D:紙幣殺菌ユニット、401A,401B:紫外線照射用ランプユニット、402,402B,402-0~402-5:紫外線照射用ランプ、403,403B,403-0~403-4:搬送路、404,410:フレーム、415:搬送ベルト、420:メッシュ、430-0,430-1:紙幣搬送ローラ、432-0,432-1:ローラ軸、440-0,440-1:搬送ガイド、450-0,450-1:搬送ガイド用ガラス板、501:排気口、502:フィルタ、510:穴、520:反射板

Claims (17)

  1. 紙葉類を搬送する搬送路と、
    前記搬送路を搬送中の紙葉類に対して殺菌力を有する光線を照射する光源と、
    前記搬送路を搬送中の紙葉類に対して、前記光源から出射された前記光線を反射して照射する反射部材と
    を備えたことを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 前記搬送路は、S字状及び/又はV字状に形成され、
    前記光源が、前記搬送路を搬送中の紙葉類の両面に対して前記光線を同時に照射するように、前記搬送路の前記両面側に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  3. 前記搬送路は、該搬送路を搬送中の紙葉類が振り分けられる直線状の複数の搬送経路を含み、
    複数の前記光源が、各搬送経路上の前記紙葉類に対して前記光線を照射するように配置され、
    各搬送経路は、振り分けられた前記紙葉類に対して所定時間に亘り前記光線が照射されるように、該紙葉類を各搬送経路上に前記所定時間に亘り停止させた後、該紙葉類の搬送を再開して各搬送経路から排出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  4. 前記搬送路において前記紙葉類を両面から挟持する搬送ベルトと前記光源との間に位置して前記光源が出射する前記光線が前記搬送ベルトに照射されないように遮光する遮光部材と、
    前記光源が出射する前記光線を透過しつつ、前記搬送路を搬送される前記紙葉類と前記光源とが接触しないように前記光源を保護する保護部材と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  5. 前記保護部材に光触媒加工を施した
    ことを特徴とする請求項4に記載の紙葉類処理装置。
  6. 前記搬送路は、S字状及び/又はV字状に形成され、
    前記光源は、前記搬送路を搬送中の紙葉類に対して前記光線を照射するように、前記搬送路の幅方向のうちの一方側の前記搬送路から離れた位置に配置され、
    前記光源から出射された前記光線を反射し、その反射光が、前記搬送路を搬送中の紙葉類の面に対して所定以下の入射角で照射される位置に配置される第2の反射部材をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  7. 前記搬送路は、前記紙葉類を両面から挟持する搬送ベルトの挟持位置が搬送路途中で切り替わる
    ことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  8. 投入口から投入された紙葉類を繰り出す紙葉類繰り出し部を有し、
    前記搬送路は、
    前記紙葉類繰り出し部によって繰り出された前記紙葉類を、前記紙葉類繰り出し部から所定搬送区間に到達するまで第2の速度で搬送し、前記所定搬送区間に到達すると該所定搬送区間において前記第2の速度よりも遅い第1の速度で搬送する
    ことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  9. 投入口から投入された紙葉類を繰り出す紙葉類繰り出し部を有し、
    前記搬送路は、
    前記紙葉類繰り出し部によって繰り出された前記紙葉類を、前記紙葉類繰り出し部の直後の所定搬送区間において第1の搬送速度で搬送し、前記所定搬送区間外において前記第1の搬送速度よりも速い第2の搬送速度で搬送する
    ことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  10. 前記反射部材は、
    前記搬送路及び前記光源の周囲全体を覆うように形成されると共に、
    前記光源が出射する前記光線を、前記周囲全体が覆われた外部から可視とする穴が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  11. 前記紙葉類処理装置内の気体を光触媒により殺菌するフィルタと、
    殺菌された前記気体を排出する排気口と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  12. 前記搬送路は、複数の搬送ローラ対と、ワイヤー状の複数の搬送ガイド対とから構成され、
    前記光源は、前記搬送路を構成する前記搬送ガイド対の間を搬送される紙幣の両面に対して前記光線を同時に照射するように、前記搬送路の前記両面側に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  13. 前記光源は、前記搬送路における紙幣の搬送方向に沿って配置され、
    前記搬送ガイド対は、前記光源の配置方向に対して斜め方向に設置されている
    ことを特徴とする請求項12に記載の紙葉類処理装置。
  14. 前記搬送路は、複数の搬送ローラ対と、前記光線の透光性を有する板状の搬送ガイド対とから構成され、
    前記光源は、前記搬送ガイド対の間を搬送される紙幣の両面に前記光線を同時に照射するように、前記搬送路の前記両面側に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  15. 前記搬送ローラ対をなす搬送ローラは、フッ素ゴム製、もしくは、ローラの周の表面をフッ素コートしたゴム製である
    ことを特徴とする請求項12~14の何れか1項に記載の紙葉類処理装置。
  16. 前記搬送ローラ対のうちの一方の搬送ローラは、該搬送ローラの周の表面に凹凸加工を施した金属製ローラである
    ことを特徴とする請求項15に記載の紙葉類処理装置。
  17. 紙幣の計数、真偽判定、及び正損分離処理を行う紙幣仕分装置であって、
    請求項1~16の何れか1項に記載の紙葉類処理装置を接続して使用することが可能である
    ことを特徴とする紙幣仕分装置。
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