JP2017194849A - 媒体鑑別装置、及び、当該媒体鑑別装置を搭載する媒体取扱装置 - Google Patents

媒体鑑別装置、及び、当該媒体鑑別装置を搭載する媒体取扱装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光学センサ部の出力特性の補正精度を向上させる。
【解決手段】媒体鑑別装置2は、媒体が搬送される搬送路3と、媒体の画像情報を取得する光学センサ部10と、を備え、光学センサ部は、光を照射する発光部21と、発光部から照射された光を受光する受光部22と、発光部から照射された光を受光部の方向に反射する基準部34を、媒体の搬送領域33外の位置で、かつ、媒体の画像情報を取得する読取面32から搬送路に向かって突出する位置に配置する基準部配置部材31と、を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、媒体を鑑別する媒体鑑別装置、及び、当該媒体鑑別装置を搭載する媒体取扱装置に関する。
従来から、媒体を鑑別する媒体鑑別装置を搭載する媒体取扱装置が様々な場所で使用されている。例えば、銀行や信用金庫、郵便局等の金融機関、ショッピングモールやスーパーマーケット、コンビニエンスストア等の流通機関には、媒体取扱装置として、顧客の操作に基づいて紙幣の入出金取引を自動的に行う現金自動預け払い機(ATM)や、金種判別による紙幣の金種分類処理や汚損判別による紙幣の正常損傷分類処理を自動的に行う現金処理機が設置されている。媒体鑑別装置は、紙幣の鑑別部として媒体鑑別装置を用いている(例えば、特許文献1参照)。
媒体鑑別装置は、光学センサ部、厚みセンサ部(変位センサ)、磁気センサ部等の複数種類のセンサ部を備えている。媒体鑑別装置は、これらのセンサ部によって取得された各種の情報に基づいて、紙幣の金種や真贋を鑑別する。例えば、媒体鑑別装置は、光学センサ部として、反射光を受光する反射型の光学センサ(反射センサ)や透過光を受光する透過型の光学センサ(透過センサ)を備えており、これらのセンサによって得られた紙幣の画像情報に基づいて紙幣の金種や真贋を鑑別する。
その媒体鑑別装置では、製品出荷前に、各色(波長)で光学センサ部の出力値が適正な値になるように、光学センサ部の出力特性が調整されている。しかしながら、光学センサ部の出力特性は、外的要因(例えば、媒体鑑別装置の設置場所の環境)や経年劣化の影響により、媒体鑑別装置の製品出荷後に調整値から変動してしまうことがある。その変動は、色(波長)毎にばらついて発生する。したがって、光学センサ部は、製品出荷後に、色毎に製品出荷前の調整値とは異なる値を出力してしまうことがある。
そこで、媒体鑑別装置は、光学センサ部の出力特性が変動した場合であっても、光学センサ部の出力特性が元の状態(製品出荷前の調整値の状態)に戻るように、製品出荷後に、「基準板」と呼ばれる部材を用いて光学センサ部の出力特性の補正を行っている。ここで、「基準板」とは、光学センサ部の出力特性の補正用の指標を取得するための基準部として用いられる板状の部材である。
媒体鑑別装置は、基準板が光学センサ部に予め取り付けられており、製品出荷後に、基準板を用いて光学センサ部の出力特性の補正を行う。具体的には、媒体鑑別装置は、任意のタイミングで、光学センサ部の発光部から光を照射し、照射された光の一部を基準板で受光部の方向に反射させ、反射された光を受光部で受光し、受光量が所望の出力値になるように光源の発光量を調節して、光学センサ部の出力特性の補正を行う。
図10及び図11に従来の媒体鑑別装置の光学センサ部の構成の一例を示す。図10は、従来の媒体鑑別装置の光学センサ部の反射センサとその周囲の概略的な構成を示す図である。図11は、従来の媒体鑑別装置の光学センサ部の透過センサとその周囲の概略的な構成を示す図である。
図10(a)〜図10(c)に示すように、従来の媒体鑑別装置の光学センサ部は、反射センサとその周囲において、例えば、以下の(a)〜(c)のいずれかの構成になっていた。
構成(a):図10(a)に示すように、従来の媒体鑑別装置の光学センサ部202aは、搬送路3の上方に上部ユニット2aが配置され、搬送路3の下方に反射センサ211とコンタクトプレート231とが配置された構成になっている。反射センサ211は、内部に、発光部21と、受光部22と、を有している。そして、光学センサ部202aは、コンタクトプレート231の外側面(搬送路3に臨む側の面)の主走査方向における媒体(紙幣)の搬送領域外の位置に、基準板34が配置された構成になっている。ここで、「主走査方向」とは、図10の紙面に対して媒体の搬送方向と垂直に交差する方向を意味している。
構成(b):図10(b)に示すように、従来の媒体鑑別装置の光学センサ部202bは、コンタクトプレート231の内側面(搬送路3から離れた側の面)の主走査方向における媒体(紙幣)の搬送領域外の位置に、基準板34が配置された構成になっている。
構成(c):図10(c)に示すように、従来の媒体鑑別装置の光学センサ部202cは、上部ユニット2aの下面(反射センサ211cとの対向面)の主走査方向の一部分(又は全部)に基準板34が配置された構成になっている。
また、図11(a)〜図11(d)に示すように、従来の媒体鑑別装置の光学センサ部は、透過センサとその周囲において、例えば、以下の(a)〜(d)のいずれかの構成になっていた。
構成(a):図11(a)に示すように、従来の媒体鑑別装置の光学センサ部302aは、搬送路3の上方に透過センサ312の発光部21とコンタクトプレート331aとが配置され、搬送路3の下方に透過センサ312の受光部22とコンタクトプレート331bとが配置された構成になっている。そして、光学センサ部302aは、受光部22側のコンタクトプレート331bの外側面(搬送路3に臨む側の面)の主走査方向における媒体(紙幣)の搬送領域外の位置に、基準板34が配置された構成になっている。
構成(b):図11(b)に示すように、従来の媒体鑑別装置の光学センサ部302bは、発光部21側のコンタクトプレート331aの外側面(搬送路3に臨む側の面)の主走査方向における媒体(紙幣)の搬送領域外の位置に、基準板34が配置された構成になっている。
構成(c):図11(c)に示すように、従来の媒体鑑別装置の光学センサ部302cは、受光部22側のコンタクトプレート331bの内側面(搬送路3から離れた側の面)の主走査方向における媒体(紙幣)の搬送領域外の位置に、基準板34が配置された構成になっている。
構成(d):図11(d)に示すように、従来の媒体鑑別装置の光学センサ部302dは、発光部21側のコンタクトプレート331aの内側面(搬送路3から離れた側の面)の主走査方向における媒体(紙幣)の搬送領域外の位置に、基準板34が配置された構成になっている。
特開2015−069424号公報
しかしながら、従来の媒体鑑別装置は、以下に説明するように、光学センサ部の出力特性の補正精度を向上させることが望まれている、という課題があった。
媒体鑑別装置は、搬送路3(図10及び図11参照)の上下に対向配置された図示せぬ複数対の搬送部材(例えば、搬送ローラ)を備えており、各対の搬送部材(例えば、搬送ローラ)で媒体(紙幣)を挟持搬送する構成になっている。したがって、例えば図10及び図11に示すように、媒体(紙幣)の通過位置6は、搬送路3内における中間の高さの位置(具体的には、各対の搬送部材(例えば、搬送ローラ)同士が接触する接触位置と同じ高さの位置)になっている。
媒体(紙幣)の通過位置6は、光学センサ部の最も好適な光学特性を得ることができる位置である。しかしながら、従来の媒体鑑別装置では、基準板34が媒体(紙幣)の通過位置6からずれた位置に配置されており、その基準板34で反射された光に基づいて光学センサ部の出力特性の補正を行っている。そのため、従来の媒体鑑別装置では、たとえ製品出荷後に光学センサ部の出力特性の補正を行ったとしても、外的要因(例えば、媒体鑑別装置の設置場所の環境)や経年劣化の影響により、光学センサ部の出力特性が元の状態(製品出荷前の調整値の状態)に戻らずにずれ続けてしまう可能性があった。したがって、従来の媒体鑑別装置は、光学センサ部の出力特性の補正精度を向上させることが望まれていた。
本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、光学センサ部の出力特性の補正精度を向上させた媒体鑑別装置、及び、当該媒体鑑別装置を搭載する媒体取扱装置を提供することを主な目的とする。
前記目的を達成するため、第1発明は、媒体鑑別装置であって、媒体が搬送される搬送路と、前記媒体の画像情報を取得する光学センサ部と、を備え、前記光学センサ部は、光を照射する発光部と、前記発光部から照射された光を受光する受光部と、前記発光部から照射された光を前記受光部の方向に反射する基準部を、前記媒体の搬送領域外の位置で、かつ、前記媒体の画像情報を取得する読取面から前記搬送路に向かって突出する位置に配置する基準部配置部材と、を有する構成とする。
この媒体鑑別装置は、基準部配置部材によって基準部を読取面から搬送路に向かって突出する位置に配置することができる。そのため、この媒体鑑別装置は、基準部を光学センサ部の最も好適な光学特性を得ることができる位置に配置することができる。これにより、この媒体鑑別装置は、光学センサ部の出力特性の補正精度を向上させることができる。
また、第2発明は、媒体取扱装置であって、媒体が搬送される搬送路と、前記媒体の画像情報を取得する光学センサ部と、前記媒体を搬送する搬送機構と、を備え、前記光学センサ部は、光を照射する発光部と、前記発光部から照射された光を受光する受光部と、前記発光部から照射された光を前記受光部の方向に反射する基準部を、前記媒体の搬送領域外の位置で、かつ、前記媒体の画像情報を取得する読取面から前記搬送路に向かって突出された位置に配置する基準部配置部材と、を有する構成とする。
この媒体取扱装置は、第1発明の媒体鑑別装置を備えているので、光学センサ部の出力特性の補正精度を向上させることができる。
本発明によれば、光学センサ部の出力特性の補正精度を向上させることができる。
実施形態1に係る媒体鑑別装置を搭載する媒体取扱装置の外部構成を示す図である。 実施形態1に係る媒体鑑別装置を搭載する媒体取扱装置の概略的な内部構成を示す図である。 実施形態1に係る媒体鑑別装置の概略的な内部構成を示す図である。 実施形態1に係る媒体鑑別装置の光学センサ部の概略的な内部構成を示す図(1)である。 実施形態1に係る媒体鑑別装置の光学センサ部の概略的な内部構成を示す図(2)である。 実施形態2に係る媒体鑑別装置の光学センサ部の概略的な内部構成を示す図である。 実施形態3に係る媒体鑑別装置の光学センサ部の概略的な内部構成を示す図である。 実施形態4に係る媒体鑑別装置の光学センサ部の概略的な内部構成を示す図である。 変形例に係る媒体鑑別装置の光学センサ部の概略的な構成を示す図である。 従来の媒体鑑別装置の光学センサ部の反射センサとその周囲の概略的な構成を示す図である。 従来の媒体鑑別装置の光学センサ部の透過センサとその周囲の概略的な構成を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)につき詳細に説明する。なお、各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
[実施形態1]
<媒体取扱装置の構成>
以下、図1及び図2を参照して、媒体取扱装置1の構成につき説明する。媒体取扱装置1は、本実施形態1に係る媒体鑑別装置2(図2参照)を搭載する装置である。図1は、媒体取扱装置1の外部構成を示す図である。図2は、媒体取扱装置1の概略的な内部構成を示す図である。
ここでは、媒体が紙幣であり、また、媒体取扱装置1が現金自動預け払い機(ATM)として構成されている場合を想定して説明する。以下、「媒体」を「紙幣」と称し、媒体取扱装置1を「現金自動預け払い機1」と称する。
図1に示すように、媒体取扱装置である現金自動預け払い機1は、箱状に形成された筐体102の前面102A側に、接客部103を有している。接客部103は、顧客との間で現金や通帳等を授受したり、顧客からの操作を受け付けたりするための機構である。接客部103は、筐体102の前面102Aの上部に設けられている。
接客部103は、硬貨入出金口104、紙幣入出金口105、通帳挿入口106、カード挿入口107、及び、表示操作部108を備えている。
硬貨入出金口104は、現金としての硬貨が投入又は排出される部位である。
紙幣入出金口105は、現金としての紙幣が投入又は排出される部位である。
硬貨入出金口104及び紙幣入出金口105は、それぞれ、開閉可能なシャッタによって、選択的に閉鎖又は開放される構成になっている。
通帳挿入口106は、通帳が挿入又は排出される部位である。通帳挿入口106の奥部には、取引内容等を通帳に記録する通帳処理部(図示せず)が配置されている。
カード挿入口107は、キャッシュカード等の各種カードが挿入又は排出される部位である。カード挿入口107の奧部には、カードに記録された口座番号等の情報の読み取りを行うカード処理部(図示せず)が配置されている。
表示操作部108は、情報を表示したり、顧客からの操作を受け付けたりする部位である。表示操作部108は、情報を表示するディスプレイと、取引の種類や暗証番号、取引金額等の取引情報を入力するタッチパネルとが一体化された構成になっている。
筐体102の前面102A側や背面側の一部分の壁面は、開閉可能な扉によって構成されている。扉は、取引動作時に、閉鎖され、筐体102の内部に保有された紙幣や硬貨等の現金を保護する。一方、扉は、保守時に、開放され、筐体102の内部の各部に対する保守作業の実行を可能にする。
図2は、図1に示す矢印Aの方向から見た、現金自動預け払い機1の内部の、主に紙幣の処理に関する部分の構成を示している。図2に示すように、現金自動預け払い機1は、内部に、制御部CT1、鑑別部2、搬送機構112、一時保留部114、及び、紙幣貯蔵部115を有している。
制御部CT1は、各部の動作を制御する機能手段である。
鑑別部2は、紙幣の金種や真偽を鑑別する構成要素である。鑑別部2は、本実施形態1に係る媒体鑑別装置によって構成されている。以下、鑑別部2を「媒体鑑別装置2」と称する場合がある。
搬送機構112は、搬送路に沿って各部に紙幣を搬送する構成要素である。搬送機構112は、図示せぬモータや、ギヤ、プーリ、ローラ等を備えている。ここでは、搬送機構112が紙幣の短辺方向を進行方向として搬送する場合を想定して説明する。なお、搬送機構112は、ローラの代わりに、又は、ローラに加えて、ベルトを備えた構成であってもよい。
一時保留部114は、入金された紙幣を一時的に保留する構成要素である。
紙幣貯蔵部115は、紙幣を金種別に貯蔵する構成要素である。紙幣貯蔵部115は、複数の紙幣収納庫116、及び、リジェクト庫117を備えている。紙幣収納庫116は、鑑別部2によって損傷していないと鑑別された紙幣を金種毎に収納する収納庫である。リジェクト庫117は、鑑別部2によって損傷していると鑑別された紙幣を金種毎に収納する収納庫である。
<媒体鑑別装置(鑑別部)の構成>
以下、図3を参照して、媒体鑑別装置2の構成につき説明する。図3は、媒体鑑別装置2の概略的な内部構成を示す図である。図3に示す例では、紙面の左右方向が紙幣の搬送方向になっており、また、紙面の上下方向が媒体鑑別装置2の上下方向になっている。ただし、媒体鑑別装置2は、図3に示す状態から右回り方向又は左回り方向に90°回転させて倒立状態にして配置することができる。
図3に示すように、媒体鑑別装置2は、上部ユニット2aと、下部ユニット2bと、紙幣が搬送される搬送路3と、複数の搬送ローラ4と、紙幣の画像情報を取得する光学センサ部10と、を備えている。複数の搬送ローラ4は、搬送方向に沿って配置されており、その中のいくつかは搬送路3の上下に対向配置された複数組のローラ対を形成している。なお、媒体鑑別装置2は図示せぬ厚みセンサ部や図示せぬ磁気センサ部も備えている。しかしながら、これらのセンサ部は、本発明との関連性が低いため、説明を省略する。
搬送路3は、上部ユニット2aと下部ユニット2bとの間に設けられている。
搬送ローラ4は、対向配置された搬送ローラ4同士で紙幣を挟持搬送する搬送部材である。なお、媒体鑑別装置2は、搬送ローラ4の代わりに、又は、搬送ローラ4とともに、様々な搬送部材(例えば搬送ベルト等)を用いた構成であってもよい。
光学センサ部10は、反射センサ11と、透過センサ12と、を有している。反射センサ11は、反射光を受光する反射型の光学センサである。透過センサ12は、透過光を受光する透過型の光学センサである。
<光学センサ部の構成>
以下、図4及び図5を参照して、光学センサ部10の構成につき説明する。本実施形態1では、光学センサ部10の反射センサ11と透過センサ12とのうち、反射センサ11及びその周囲の構成について説明する。
図4及び図5は、それぞれ、光学センサ部10の反射センサ11の概略的な内部構成を示す図である。図4は、正面側から見た反射センサ11の構成を示している。図5(a)は、側面側から見た反射センサ11の構成を示す図であり、図4に示す線X1−X1に沿って切断した反射センサ11の切断面の構成を示している。また、図5(b)は、図5(a)に示す領域R1の構成を拡大して示している。なお、図4に示す例では、紙面の左右方向が光学センサ部10の主走査方向になっており、紙面の上下方向が媒体鑑別装置2の上下方向になっている。また、図5に示す例では、紙面の左右方向が紙幣の搬送方向になっており、紙面の上下方向が媒体鑑別装置2の上下方向になっている。
図4及び図5に示す例では、光学センサ部10の反射センサ11は、搬送路3の下方に配置されており、発光部21と、受光部22と、コンタクトプレート31と、を有している。
発光部21は、光(図5(a)に示す矢印参照)を照射する構成要素である。
受光部22は、発光部21から照射された光を受光する構成要素である。
コンタクトプレート31は、基準板34を受光部22の上方の所定の位置に配置する基準部配置部材である。
ここで、「基準板34」とは、光学センサ部10の出力特性の補正用の指標を取得するための基準部として用いられる板状の部材である。基準板34は、特定の厚みや、色の濃度(明度)、その濃度(明度)の均一性を有している。基準板34は、発光部21から照射された光を受光部22の方向に反射させ、反射された光を受光部22に受光させる。
基準板34は、プラスチック材(ビニール材を含む)や紙材等の材料で構成されている。基準板34の材料は、運用に応じて任意の反射率のものを用いることができ、例えば、白色系等の明度の高い色のものを用いることができる。基準板34は、片面又は両面に接着剤(粘着剤を含む)が塗布されたシール材となっていてもよい。
また、前記した「所定の位置」とは、光学センサ部10の主走査方向における紙幣の搬送領域33(図4参照)の外の位置で、かつ、紙幣の画像情報を取得する読取面32から搬送路3に向かって突出する位置である。なお、「読取面32」は、紙幣の画像情報を取得するために搬送路3の周囲に形成された平坦面である。読取面32は、搬送が想定される最大の紙幣の主走査方向の全域をカバーすることができるように、その最大の紙幣の主走査方向の幅よりも広い幅を有している。
図4に示すように、発光部21と受光部22は、光学センサ部10の主走査方向に延在するように配置されている。発光部21は、光学センサ部10の主走査方向の端部に配置された光源(又は光源群)21aと、光学センサ部10の主走査方向の略全域に亘って配置された導光体21bと、を備えている。光源21aは、例えば、1乃至複数の波長をピークに持つLEDによって構成することができる。図4に示す例では、光源21aは、主走査方向の片側の端部にのみ配置されている。しかしながら、光源21aは、主走査方向の両側の端部に配置されていてもよい。発光部21は、光源21aから照射された光を導光体21bで主走査方向に導いて搬送路3の方向に照射する。導光体21bから照射された光は、コンタクトプレート31を通って基準板34に到達する。
コンタクトプレート31は、好ましくは、摩擦抵抗が小さく、摩耗もし難く、さらに、帯電もし難いガラスで構成されているとよい。本実施形態1では、コンタクトプレート31がガラスで構成されているものとして説明する。
コンタクトプレート31は、主走査方向の片側の端部に、読取面32から搬送路3に向かって突出する突出部36を有している。ただし、突出部36は、コンタクトプレート31の主走査方向の両側の端部に形成されていてもよい。コンタクトプレート31の少なくとも読取面32と突出部36とは、光を透過する材料で形成されている。基準板34は、突出部36の先端に配置されている。突出部36の先端の主走査方向の幅及び紙幣の搬送方向の幅は、基準板34の主走査方向の幅及び紙幣の搬送方向の幅よりも広くなっている。
基準板34が配置されている位置は、各対の搬送部材(ここでは、搬送ローラ4)同士が接触する接触位置と同程度の高さの位置である。ここで、「接触位置」とは、紙幣の通過位置6と同じ高さの位置であり、光学センサ部10の最も好適な光学特性を得ることができる位置である。基準板34は、前記した「接触位置と同程度の高さの位置」に延在するように配置されている。換言すれば、突出部36の先端は、前記した「接触位置と同程度の高さの位置」に延在するように配置されている。前記した「接触位置と同程度の高さの位置」としては、実験によれば、接触位置(紙幣の通過位置6)に対して±0.2mm程度の高さの位置にすると、光学センサ10部の出力特性の補正精度の向上にとって好ましい結果を得ることができた。
図5(b)に示すように、光学センサ部10は、基準板34の上(外側)に、光を遮るための遮光媒体35を備えている。基準板34及び遮光媒体35は、例えば搬送媒体である紙幣と同程度の薄いものである。基準板34及び遮光媒体35は、矩形の形状を呈している。遮光媒体35の主走査方向の幅及び紙幣の搬送方向の幅は、基準板34の主走査方向の幅及び紙幣の搬送方向の幅以上の広さになっている。
かかる構成において、媒体鑑別装置2は、製品出荷後に、紙幣搬送時以外の任意のタイミングで、光学センサ部10の発光部21から光を照射し、照射された光の一部を基準板34で受光部22の方向に反射させ、反射された光を受光部22で受光し、各色(波長)で受光量が製品出荷前の調整値になるように光源21aの発光量を調節して、光学センサ部10の出力特性の補正を行う。
媒体鑑別装置2は、コンタクトプレート31によって基準板34を読取面32から搬送路3に向かって突出する位置に配置することができる。そのため、媒体鑑別装置2は、基準板34を光学センサ部10の最も好適な光学特性を得ることができる位置である紙幣の通過位置6に配置することができる。これにより、媒体鑑別装置2は、光学センサ部10の出力特性の補正精度を向上させることができる。
なお、読取面32のガラスの厚さと基準板34が配置されている突出部36のガラスの厚さは、好ましくは、同程度であるとよい。例えば、図4に示す例では、双方の厚さが同じ値t1となっている。これにより、光学センサ部10は、読取面32と突出部36とで光の屈折率を同程度にして、光学センサ部10の出力特性の補正精度をさらに向上させることができる。
また、光学センサ部10は、基準板34を透過した光が上部ユニット2aの下面(反射センサ11との対向面)で反射することによる影響を遮光媒体35で防止することができる。そのため、光学センサ部10は、光学センサ部10の出力特性の補正用の指標を高い精度で取得することができる。
<媒体鑑別装置の主な特徴>
以下に、本実施形態1に係る媒体鑑別装置2の主な特徴につき説明する。
(1)媒体鑑別装置2の光学センサ部10は、コンタクトプレート31の一部分が突出部36として凸状に盛り上がった構成になっており、その突出部36の先端に基準板34と遮光媒体35とを実装した構成になっている。これにより、基準板34は、搬送路3内における紙幣の通過位置6と同程度の高さの位置に実装されている。つまり、光学センサ部10は、基準部(基準板34)の実装面が凸状に隆起した構造を持ち、被写界深度特性や照明深度特性等の光学特性の良い位置に基準部(基準板34)を配置することができる。そのため、媒体鑑別装置2は、光学センサ部10の出力特性の補正精度を向上させることができる。
(2)光学センサ部10は、読取面32のガラスの厚さと基準板34が配置されている突出部36のガラスの厚さとを同じ厚さt1にすることにより、読取面32と突出部36とで光の屈折率を同程度にして、光学センサ部10の出力特性の補正精度をさらに向上させることができる。
(3)コンタクトプレート31は、主走査方向の片側の端部(又は両側の端部)に、突出部36を有している。このようなコンタクトプレート31は、紙幣の搬送を妨げることなく、基準板34を好適な位置に配置することができる。
以上の通り、本実施形態1に係る媒体鑑別装置2によれば、光学センサ部10の出力特性の補正精度を向上させることができる。
[実施形態2]
実施形態1に係る媒体鑑別装置2の光学センサ部10は、1つの反射センサ11が搬送路3の下方に配置された構成になっている。これに対し、本実施形態2では、2つの反射センサ11a,11bが搬送路3の上方と下方とに対向配置された光学センサ部10Aを備える媒体鑑別装置2Aを提供する。
以下、図6を参照して、本実施形態2に係る光学センサ部10Aを備える媒体鑑別装置2Aの構成につき説明する。図6は、媒体鑑別装置2Aの光学センサ部10Aの概略的な内部構成を示す図である。
図6に示すように、本実施形態2に係る光学センサ部10Aは、2つの反射センサ11a,11bが搬送路3の上方と下方とに対向配置された構成になっている。光学センサ部10Aの2つの反射センサ11a,11bは、それぞれ、実施形態1に係る光学センサ部10の反射センサ11(図5参照)と同様の構成になっている。
光学センサ部10Aは、2つのコンタクトプレート31aとコンタクトプレート31bとを有している。コンタクトプレート31aとコンタクトプレート31bとは、基準部配置部材として、搬送路3の上方と下方とに対向配置された第1部材と第2部材である。
コンタクトプレート31aは、コンタクトプレート31bの方向に突出するように形成された第1突出部36aを備えている。また、コンタクトプレート31bは、コンタクトプレート31aの方向に突出するように形成された第2突出部36bを備えている。
コンタクトプレート31aとコンタクトプレート31bとは、第1突出部36aと第2突出部36bとで基準部34を挟み込んでいる。つまり、コンタクトプレート31aとコンタクトプレート31bとは、互いに接触する(又は、接触しそうな状態になっている)接触部に基準部34を配置している。
換言すると、光学センサ部10Aは、2つのコンタクトプレート31a,31bの一部分が突出部36a,36bとして凸状に盛り上がった構成になっており、これらの突出部36,36bの先端の間に基準板34を実装した構成になっている。
このような光学センサ部10Aは、2つのコンタクトプレート31a,31bで、基準板34を、搬送路3内における紙幣の通過位置6(図5参照)と同程度の高さの位置に実装することができる。これにより、光学センサ部10Aは、被写界深度特性や照明深度特性等の光学特性の良い位置に基準板34を配置することができる。そのため、媒体鑑別装置2Aは、実施形態1に係る媒体鑑別装置2と同様に、光学センサ部10Aの出力特性の補正精度を向上させることができる。
なお、光学センサ部10Aは、実施形態1に係る光学センサ部10(図5参照)と異なり、2つの反射センサ11a,11bが対向配置された構成になっている。このような光学センサ部10Aでは、基準板34を透過した光が上部ユニット2aの下面(反射センサ11との対向面)で反射することがない。そのため、光学センサ部10Aは、遮光媒体35(図5(b)参照)を排除した構成にすることができる。
以上の通り、本実施形態2に係る媒体鑑別装置2Aによれば、2つの反射センサ11a,11bが対向配置された光学センサ部10Aの出力特性の補正精度を向上させることができる。
[実施形態3]
実施形態2に係る媒体鑑別装置2Aは、2つの反射センサ11a,11bが搬送路3の上方と下方とに対向配置された光学センサ部10Aを備える構成になっている。これに対し、本実施形態3では、透過センサ12の発光側ユニット12aと受光側ユニット12bとが搬送路3の上方と下方とに対向配置された光学センサ部10Bを備える媒体鑑別装置2Bを提供する。
以下、図7を参照して、本実施形態3に係る光学センサ部10Bを備える媒体鑑別装置2Bの構成につき説明する。図7は、媒体鑑別装置2Bの光学センサ部10Bの概略的な内部構成を示す図である。
図7に示すように、本実施形態3に係る光学センサ部10Bは、透過センサ12の発光側ユニット12aと受光側ユニット12bとが搬送路3の上方と下方とに対向配置された構成になっている。光学センサ部10Bの発光側ユニット12aは、内部に、発光部21を有している。一方、光学センサ部10Bの受光側ユニット12bは、内部に、受光部22を有している。発光部21と受光部22とは、上下方向に並べて配置されており、発光部21から照射された光を受光部22で受光する構成になっている。
光学センサ部10Bは、2つのコンタクトプレート31cとコンタクトプレート31dとを有している。コンタクトプレート31cとコンタクトプレート31dとは、基準部配置部材として、搬送路3の上方と下方とに対向配置された第1部材と第2部材である。
コンタクトプレート31cは、コンタクトプレート31dの方向に突出するように形成された第1突出部36aを備えている。また、コンタクトプレート31dは、コンタクトプレート31cの方向に突出するように形成された第2突出部36bを備えている。コンタクトプレート31cとコンタクトプレート31dとは、第1突出部36aと第2突出部36bとで基準部34を挟み込んでいる。
このような光学センサ部10Bは、2つのコンタクトプレート31c,31dで、基準板34を、搬送路3内における紙幣の通過位置6(図5参照)と同程度の高さの位置に実装することができる。したがって、媒体鑑別装置2Bは、他の実施形態に係る媒体鑑別装置2,2Aと同様に、光学センサ部10Bの出力特性の補正精度を向上させることができる。
以上の通り、本実施形態3に係る媒体鑑別装置2Bによれば、透過センサ12の発光側ユニット12aと受光側ユニット12bとが対向配置された光学センサ部10Bの出力特性の補正精度を向上させることができる。
[実施形態4]
実施形態3に係る媒体鑑別装置2Bは、透過センサ12の発光側ユニット12aと受光側ユニット12bとが対向配置された光学センサ部10Bを備える構成になっている。これに対し、本実施形態4では、透過センサ12の発光側ユニット12aと反射センサ11bとを備え、反射センサ11bの受光部22を透過センサ12の受光部としても兼用して使用する構成になっている光学センサ部10Cを備える媒体鑑別装置2Cを提供する。
以下、図8を参照して、本実施形態4に係る光学センサ部10Cを備える媒体鑑別装置2Cの構成につき説明する。図8は、媒体鑑別装置2Cの光学センサ部10Cの概略的な内部構成を示す図である。
図8に示すように、本実施形態4に係る光学センサ部10Cは、透過センサ12の発光側ユニット12aが搬送路3の上方に配置され、反射センサ11bが搬送路3の下方に配置された構成になっている。光学センサ部10Cの発光側ユニット12aは、内部に、発光部21を有している。一方、反射センサ11bは、内部に、発光部21と、受光部22とを有している。受光部22は、発光側ユニット12a内に設けられた発光部21から照射される光と、反射センサ11b内に設けられた発光部21から照射される光とを受光する構成になっている。
光学センサ部10Cは、2つのコンタクトプレート31cとコンタクトプレート31bとを有している。コンタクトプレート31cとコンタクトプレート31bとは、基準部配置部材として、搬送路3の上方と下方とに対向配置された第1部材と第2部材である。
コンタクトプレート31cは、コンタクトプレート31bの方向に突出するように形成された第1突出部36aを備えている。また、コンタクトプレート31bは、コンタクトプレート31cの方向に突出するように形成された第2突出部36bを備えている。コンタクトプレート31cとコンタクトプレート31bとは、第1突出部36aと第2突出部36bとで基準部34を挟み込んでいる。
このような光学センサ部10Cは、2つのコンタクトプレート31c,31bで、基準板34を、搬送路3内における紙幣の通過位置6(図5参照)と同程度の高さの位置に実装することができる。したがって、媒体鑑別装置2Cは、他の実施形態に係る媒体鑑別装置2,2A,2Bと同様に、光学センサ部10Cの出力特性の補正精度を向上させることができる。
以上の通り、本実施形態4に係る媒体鑑別装置2Cによれば、反射センサ11bの受光部22を透過センサ12の受光部としても兼用して使用する構成になっている光学センサ部10Cの出力特性の補正精度を向上させることができる。
なお、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更や変形を行うことができる。
例えば、前記した実施形態は、本発明の要旨を分かり易く説明するために詳細に説明したものである。そのため、本発明は、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、本発明は、実施形態の構成の一部に他の構成を追加したり、実施形態の構成の一部を他の構成に置き換えたりすることができる。また、本発明は、実施形態の構成の一部を削除することができる。
また、例えば、本発明は、媒体を搬送する機能と媒体を鑑別する機能とを有する媒体取扱装置であれば、現金自動預け払い機(ATM)だけでなく、金融機関や流通機関で用いられている現金処理機や、交通機関や流通機関で用いられている発券機、その他の媒体取扱装置に利用することができる。
また、前記した各実施形態の媒体鑑別装置2,2A,2B,2Cの光学センサ部10,10A,10B,10Cは、例えば、図9に示す媒体鑑別装置2Dの光学センサ部10Dのように変形することができる。図9は、変形例に係る媒体鑑別装置2Dの光学センサ部10Dの概略的な構成を示す図である。
図9に示すように、媒体鑑別装置2Dの光学センサ部10Dは、下部ユニット2a側のガラス面(読取面)32の周囲に、樹脂等で成形された搬送ガイド41を有する構造になっている。搬送ガイド41の上面は、媒体の搬送をガイドするガイド面41aとなっており、搬送ガイド41のガイド面41aとガラス面32とは、面一な構造になっている。
また、搬送ガイド41は光学センサ部10Dの主走査方向における紙幣の搬送領域33の外の位置で、その一部を搬送路3に向かって突出させ、基準部配置部材31zとして機能する突出部36が形成されている。すなわち、変形例では、搬送ガイド41と突出部36とが一体に形成されている。
ガラス面32は、突出部36の下方まで延びている。すなわち、搬送領域33の外まで延びたガラス面32の一部の上方を覆う形で、突出部36が形成されている。
突出部36の先端には開口が形成されており、その開口を塞ぐように基準板(基準部)34が設けられている。また、光学センサ部10Dは、ガラス面32から突出部36に設けられた基準板(基準部)34までの間には空間が形成されている。そのため、読取面32と突出部36とで光の屈折率が同程度となるような構造になっている。
このような媒体鑑別装置2Dの光学センサ部10Dは、前記した各実施形態の媒体鑑別装置2,2A,2B,2Cの光学センサ部10,10A,10B,10Cと同様の作用効果を得ることができる。
また、前記した各実施形態の媒体鑑別装置2,2A,2B,2Cの光学センサ部10,10A,10B,10Cは、例えば、基準部配置部材(コンタクトプレート34)が読取面32を備える部材とは別の部材になっている構造にすることもできる。
1 現金自動預け払い機(媒体取扱装置)
2,2A,2B,2C,2D 鑑別部(媒体鑑別装置)
2a 上部ユニット
2b 下部ユニット
3 搬送路
4 搬送ローラ(搬送部材)
5 接触位置
6 通過位置
10,10A,10B,10C,10D 光学センサ部
11(11a,11b) 反射センサ
12 透過センサ
12a 発光側ユニット
12b 受光側ユニット
21 発光部
21a 光源
21b 導光体
22 受光部
31(31a,31b,31c,31d) コンタクトプレート(基準部配置部材)
31z 基準部配置部材
32 ガラス面(読取面)
33 搬送領域
34 基準板(基準部)
35 遮光媒体
36 突出部
36a 第1突出部
36b 第2突出部
41 搬送ガイド
41a ガイド面(搬送ガイドの上面)
102 筺体
102A 前面
103 接客部
104 硬貨入出金口
105 紙幣入出金口
106 通帳挿入口
107 カード挿入口
108 表示操作部
112 搬送機構
114 一時保留部
115 紙幣貯蔵部
116 紙幣収納庫
117 リジェクト庫
CT1 制御部
t1 厚さ

Claims (6)

  1. 媒体が搬送される搬送路と、
    前記媒体の画像情報を取得する光学センサ部と、を備え、
    前記光学センサ部は、
    光を照射する発光部と、
    前記発光部から照射された光を受光する受光部と、
    前記発光部から照射された光を前記受光部の方向に反射する基準部を、前記媒体の搬送領域外の位置で、かつ、前記媒体の画像情報を取得する読取面から前記搬送路に向かって突出する位置に配置する基準部配置部材と、を有する
    ことを特徴とする媒体鑑別装置。
  2. 請求項1に記載の媒体鑑別装置において、
    前記基準部配置部材は、
    前記読取面から前記搬送路に向かって突出する突出部を有し、
    少なくとも前記突出部は、光を透過する材料で形成されており、
    前記基準部は、前記突出部の先端に配置されている
    ことを特徴とする媒体鑑別装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の媒体鑑別装置において、
    さらに、前記搬送路を挟んで対向配置された複数対の搬送部材を備え、
    前記基準部が配置されている位置は、各対の前記搬送部材同士が接触する接触位置と同程度の高さの位置である
    ことを特徴とする媒体鑑別装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の媒体鑑別装置において、
    前記光学センサ部は、前記基準部配置部材として、対向配置された第1部材と第2部材とを有しており、
    前記第1部材は、前記第2部材の方向に突出するように形成された第1突出部を備え、
    前記第2部材は、前記第1部材の方向に突出するように形成された第2突出部を備え、
    前記第1部材と前記第2部材とは、前記第1突出部と前記第2突出部とで前記基準部を挟み込んでいる
    ことを特徴とする媒体鑑別装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の媒体鑑別装置において、
    前記基準部配置部材は、前記読取面を備える部材とは別の部材になっている
    ことを特徴とする媒体鑑別装置。
  6. 媒体が搬送される搬送路と、
    前記媒体の画像情報を取得する光学センサ部と、
    前記媒体を搬送する搬送機構と、を備え、
    前記光学センサ部は、
    光を照射する発光部と、
    前記発光部から照射された光を受光する受光部と、
    前記発光部から照射された光を前記受光部の方向に反射する基準部を、前記媒体の搬送領域外の位置で、かつ、前記媒体の画像情報を取得する読取面から前記搬送路に向かって突出された位置に配置する基準部配置部材と、を有する
    ことを特徴とする媒体取扱装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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