JP7465557B2 - 紙葉類処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、紙葉類処理装置に関する。さらに詳細には、本発明は、紙葉類の殺菌機能を備える紙葉類処理装置に関する。
貨幣や有価証券などの紙葉類は様々な人や物に接触する機会があり、菌やウイルスなどの微生物が付着する可能性がある。紙葉類処理装置の使用者や装置の管理者は、菌やウイルスなどの微生物が付着した貨幣に触れる場合がある。衛生上の観点から、紙葉類処理装置で使用される貨幣は、殺菌されることが望ましい。
この様な問題を解決するため、紙葉類に付着した菌やウイルスを殺菌する殺菌手段を搭載した紙葉類処理装置が知られている。また、紙葉類に付着した菌やウイルスを殺菌する方法としては、加熱、紫外線、薬品塗布等による殺菌方法が既に知られている。
紙幣の殺菌機能を備える装置として例えば、特開2013-105481号公報には、紙幣投入口から入れられた紙幣を、紫外線照射器によって殺菌する装置が記載されている。紙幣は、相対して配置された紫外線照射器の間を搬送される間に紫外線が照射される。紙幣は、紫外線によって殺菌される。
特開2013-105481号公報
従来の技術では、第一搬送ベルトと第二搬送ベルトの間に、湾曲した経路のリバース導送路が備わり、そのリバース導送路の経路中にスリットが設けられている。そのスリットに紫外線を照射する紫外線照射器が相対して配置されている。第一搬送ベルトから搬送された紙幣は、リバース導送路で紫外線を照射され、第二搬送ベルトに供給される。しかし、紫外線照射装置の構造や取り付け方の詳細については述べられていない。また、殺菌能力は、紙幣に照射する紫外線の被曝量に比例する。そのため、紙幣は、斑無く十分に紫外線照射器によって紫外線が照射されることが望まれる。
また、紫外線照射器が故障した場合や、紙幣詰まりが生じた場合などに、問題を解消するためのメンテナンス作業が必要となる。相対する紫外線照射器の間で紙幣が詰まった場合に、紙幣を取り除く作業は困難である。相対する紫外線照射器のそれぞれを別々にメンテナンスすることが可能な装置が望まれている。
本発明の紙葉類処理装置は、紙葉類を入金する入金口と、前記紙葉類を出金する出金口と、前記入金口と前記出金口に接続され、前記紙葉類を搬送する搬送部と、前記紙葉類の搬送路の途中に配置され、前記紙葉類の金種を識別する識別部と、前記搬送路の途中に配置され、前記紙葉類を殺菌する殺菌部と、前記搬送路の途中に配置され、前記紙葉類の格納と排出をする格納部と、を有し、前記識別部によって識別され、前記殺菌部によって殺菌された前記紙葉類を前記格納部に格納する紙葉類処理装置において、前記殺菌部に配置され、搬送される前記紙葉類の一方側の面に紫外線を照射する第1の光源を含む第1紫外線照射ユニットと、前記殺菌部に配置され、前記第1紫外線照射ユニットに対向し、搬送される前記紙葉類の他方側の面に紫外線を照射する第2の光源を含む第2紫外線照射ユニットと、前記第1の光源と前記第2の光源との間であって、前記第1の光源と搬送される前記紙葉類の間に配置され、搬送される前記紙葉類を支持する第1の支持部と、前記第1の光源と前記第2の光源との間であって、前記第2の光源と搬送される前記紙葉類の間に配置され、搬送される前記紙葉類を支持する第2の支持部と、を備え、前記第1の光源は、前記第1紫外線照射ユニットの側壁に固定され、前記第1の光源が固定された側壁は、搬送される前記紙葉類と上面視で重ならない位置に配置されており、前記第2の光源は、前記第2紫外線照射ユニットの側壁に固定され、前記第2の光源が固定された側壁は、搬送される前記紙葉類と上面視で重ならない位置に配置されており、前記第1の支持部と前記第2の支持部との間を搬送される前記紙葉類は、前記第1の光源と前記第2の光源から照射される紫外線によって殺菌されることを特徴とする。
また、本発明の紙葉類処理装置は、紙葉類を入金する入金口と、前記紙葉類を出金する出金口と、前記入金口と前記出金口に接続され、前記紙葉類を搬送する搬送部と、前記紙葉類の搬送路の途中に配置され、前記紙葉類の金種を識別する識別部と、前記搬送路の途中に配置され、前記紙葉類を殺菌する殺菌部と、前記搬送路の途中に配置され、前記紙葉類の格納と排出をする格納部と、を有し、前記識別部によって識別され、前記殺菌部によって殺菌された前記紙葉類を前記格納部に格納する紙葉類処理装置において、前記殺菌部に配置され、搬送される前記紙葉類の一方側の面に紫外線を照射する第1の光源を含む第1紫外線照射ユニットと、前記殺菌部に配置され、前記第1紫外線照射ユニットに対向し、搬送される前記紙葉類の他方側の面に紫外線を照射する第2の光源を含む第2紫外線照射ユニットと、前記第1の光源と前記第2の光源との間であって、前記第1の光源と搬送される前記紙葉類の間に配置され、搬送される前記紙葉類を支持する第1の支持部と、前記第1の光源と前記第2の光源との間であって、前記第2の光源と搬送される前記紙葉類の間に配置され、搬送される前記紙葉類を支持する第2の支持部と、を備え、前記第1の支持部は、第1の支持体を複数備え、前記第1の支持体は、前記第1の支持体の長手方向が前記紙葉類の搬送方向に対して交差する方向に沿って配置されており、前記第2の支持部は、第2の支持体を複数備え、前記第2の支持体は、前記第2の支持体の長手方向が前記紙葉類の搬送方向に対して交差する方向に沿って配置されており、前記第1の光源から発光される紫外線は、前記第1の支持体間の空隙を通って前記紙葉類に照射され、前記第2の光源から発光される紫外線は、前記第2支持体間の空隙を通って前記紙葉類に照射され、前記第1の支持部と前記第2の支持部との間を搬送される前記紙葉類は、前記第1の光源と前記第2の光源から照射される紫外線によって殺菌され、前記搬送部は、前記紙葉類を挟み搬送する回転体を備え、前記回転体は、前記第1の支持部と前記第2の支持部の前記紙葉類の搬送方向の上流側の外側と下流側の外側のそれぞれに配置された上流側回転体と下流側回転体を含み、前記紙葉類は、前記第1の支持部と前記第2の支持部の配置された領域を、少なくとも前記上流側回転体と前記下流側回転体のいずれか一方によって挟持され搬送され、前記回転体は、前記第1紫外線照射ユニットまたは前記第2紫外線照射ユニットから紫外線の照射を受け殺菌されることを特徴とする。
また、本発明の紙葉類処理装置は、紙葉類を入金する入金口と、前記紙葉類を出金する出金口と、前記入金口と前記出金口に接続され、前記紙葉類を搬送する搬送部と、前記紙葉類の搬送路の途中に配置され、前記紙葉類の金種を識別する識別部と、前記搬送路の途中に配置され、前記紙葉類を殺菌する殺菌部と、前記搬送路の途中に配置され、前記紙葉類の格納と排出をする格納部と、を有し、前記識別部によって識別され、前記殺菌部によって殺菌された前記紙葉類を前記格納部に格納する紙葉類処理装置において、前記殺菌部に配置され、搬送される前記紙葉類の一方側の面に紫外線を照射する第1の光源を含む第1紫外線照射ユニットと、前記殺菌部に配置され、前記第1紫外線照射ユニットに対向し、搬送される前記紙葉類の他方側の面に紫外線を照射する第2の光源を含む第2紫外線照射ユニットと、前記第1の光源と前記第2の光源との間であって、前記第1の光源と搬送される前記紙葉類の間に配置され、搬送される前記紙葉類を支持する第1の支持部と、前記第1の光源と前記第2の光源との間であって、前記第2の光源と搬送される前記紙葉類の間に配置され、搬送される前記紙葉類を支持する第2の支持部と、を備え、前記第1の支持部と前記第2の支持部との間を搬送される前記紙葉類は、前記第1の光源と前記第2の光源から照射される紫外線によって殺菌され、前記第2紫外線照射ユニットが固定されるユニットベースを有し、前記ユニットベースは、前記ユニットベースを回動可能に支持する接続部を有し、前記ユニットベースを回動させて閉じた場合、前記第2紫外線照射ユニットを前記第1紫外線照射ユニットに対向させることで前記搬送路を形成し、前記ユニットベースを回動させて開いた場合、前記第2紫外線照射ユニットを前記第1紫外線照射ユニットから離し、前記搬送路と前記第1の光源と前記第2の光源とを露出させることを特徴とする。
本発明によれば、紙幣などの紙葉類の表裏の両面は、斑無く十分に紫外線が照射され、殺菌される。搬送される紙葉類を搬送路の途中で殺菌することで、紙葉類を扱う利用者や装置の管理者に安心感を与え、殺菌された紙葉類を格納する紙葉類処理装置を提供できる。また、本発明によれば、相対する紫外線照射器は、それぞれ別々にメンテナンスすることができる。また、相対する紫外線照射器の間で紙葉類詰まりが生じた場合、搬送路を開閉できるので紫外線照射器を含む紙葉類の搬送路を容易にメンテナンスできる。
図1は、紙葉類処理装置を説明する第1の斜視図である。 図2は、紙葉類処理装置を説明する第2の斜視図である。 図3は、紙幣の搬送を説明する斜視図である。 図4は、UV照射ユニットを説明する図である。 図5は、UV照射ユニットの別の例を説明する図である。 図6は、UV照射器の別の例を説明する図である。 図7は、紙葉類処理装置の別の例を説明する図である。
以下、図1~図7を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。また、紙葉類には紙幣や有価証券などが含まれる。紙幣を扱う処理装置を紙葉類処理装置の例にして説明する。
まず、紙葉類処理装置の紙幣の搬送経路について説明する。図1は、紙葉類処理装置を説明する第1の斜視図である。図1は、紙葉類処理装置の開閉可能な部分が開かれ、紙幣の搬送路が見える状態の図である。
紙葉類処理装置1には、フレーム2が備わり、各部品が取り付けられている。フレーム2には、下搬送ユニット軸5を回動中心として下搬送ユニット3が接続されている。また、フレーム2と下搬送ユニット3の間には、下部ダンパー6が備わる。下搬送ユニット3には、上搬送ユニット軸8を回動中心として上搬送ユニット4が接続されている。また、下搬送ユニット3と上搬送ユニット4の間には、上部ダンパー9が備わる。図1は、下搬送ユニット3は閉じられ、上搬送ユニット4が開いた状態を示している。
下搬送ユニット3は、フレーム2に対して下搬送ユニット軸5を中心に上下に回動する。下部ダンパー6は、ストッパー付きのダンパーが好ましい。上搬送ユニット4は、下搬送ユニット3に対して上搬送ユニット軸8を中心に上下に回動する。上部ダンパー9は、ストッパー付きのダンパーが好ましい。下部開閉レバー7は、下搬送ユニット3に備わる。下部開閉レバー7を操作することで、下搬送ユニット3をフレーム2に固定することと解除することができる。例えば、下部開閉レバー7を捻ることで、フレーム2に嵌まっている下搬送ユニット3を外し、開くことができる。
上搬送ユニット4には、分離ユニット10、上側識別ユニット11、UVユニットベース12が備わる。上側識別ユニット11は、一端側が上側識別ユニット軸29に回動可能に接続され、回動する。UVユニットベース12は、一端側に接続部が備わり、UVユニットベース軸28に接続され、回動する。また、分離ユニット10は、一端側が軸に回動可能に接続され、回動する。図1は、分離ユニット10が閉じている状態、上側識別ユニット11が開いている状態、UVユニットベース12が開いている状態を示している。上搬送ユニット4には、分離ユニット10と上側識別ユニット11が隣り合い、上側識別ユニット11とUVユニットベース12が隣り合い配置されている。
上搬送ユニット4は、紙幣を入金する入金口16、紙幣を払い出す出金口17を備える。上搬送ユニット4を閉じている状態では、出金口17は、出金トレー18に隣接する。入金口16には、複数の紙幣を重ねて入金することができる。入金された紙幣は、分離ユニット10に入り、分離ユニット10は、入金された紙幣を一枚ずつに分離する。分離ユニット10は、入金された紙幣を一枚ずつ分離し、次工程である識別部に紙幣を一枚ずつ搬送する分離部とも言える。
紙幣の搬送経路には、複数の押圧ローラー20が配置されている。押圧ローラー20は、搬送ベルト19に対向する位置に配置されている。押圧ローラー20は、搬送ベルト19の方向に不図示のバネで付勢されている。上搬送ユニット4には、並行に配置された搬送ベルト19を駆動する不図示のモーターが備わる。分離ユニット10から排出された紙幣は、搬送ベルト19と、押圧ローラー20によって挟まれ、搬送される。上搬送ユニット4には、上部搬送路26が、下搬送ユニット3には、下部搬送路27が備わる。上部搬送路26と下部搬送路27の上を紙幣が搬送される。分離ユニット10、上側識別ユニット11、UVユニットベース12のそれぞれには、複数の押圧ローラー20が備わり、閉じた場合に押圧ローラー20が搬送ベルト19に当接する。搬送ベルト19、押圧ローラー20は、不図示のモーターによって駆動される回転体でもある。
上側識別ユニット11には、押圧ローラー20が備わる。上側識別ユニット11を閉じたときに押圧ローラー20が搬送ベルト19に接触する。上側識別ユニット11の内部には、紙幣の金種及び真贋を検出する不図示のセンサーが配置されている。また、上搬送ユニット4の上側識別ユニット11に対向する部分にも紙幣の金種及び真贋を検出するセンサー25が配置されている。
分離ユニット10から排出された紙幣は、上側識別ユニット11と上搬送ユニット4の上側識別ユニット11に対向する位置に配置されたセンサー25によって金種及び真贋が識別される。紙幣の搬送経路の内、上側識別ユニット11が配置されている領域は、紙幣の金種および真贋を識別する識別部とも言える。
金種及び真贋が検出された紙幣は、殺菌部に搬送される。殺菌部は、紙幣に紫外線を照射し、殺菌する。殺菌部は、識別部の後段に配置されている。紙幣の搬送経路の内のUVユニットベース12が配置されている部分は、殺菌部とも言える。
UVユニットベース12には、押圧ローラー20が備わる。UVユニットベース12を閉じたときに押圧ローラー20が搬送ベルト19に接触する。UVユニットベース12には、第2UV照射ユニット22が配置されている。第3側壁32には、UVユニットベース12から突出した部分を避けるように凹部が備わる。第1UV照射ユニット21は、上搬送ユニット4の第2UV照射ユニット22に対応する位置に配置されている。第1UV照射ユニット21は紫外線を発光する第1の光源を備え、第2UV照射ユニット22は紫外線を発光する第2の光源を備える。第1UV照射ユニット21から照射された紫外線は紙幣の一方側の面を主に殺菌し、第2UV照射ユニット22から照射された紫外線は紙幣の他方側の面を主に殺菌する。紙幣の他方側の面に照射される紫外線には、第1UV照射ユニット21から照射され、第2UV照射ユニット22のリフレクターで反射された紫外線も含まれるが、多くは第2UV照射ユニット22から照射される紫外線である。同様に紙幣の一方側の面に照射される紫外線には、第2UV照射ユニット22から照射される紫外線も含まれるが、多くは第1UV照射ユニット21から照射される紫外線である。また、紙幣の殺菌に必要な紫外線量については、紫外線の照射斑が生じる恐れがある反射光は、考慮しないことが好ましい。殺菌に必要な紫外線量は、光源から紙幣に直接照射される紫外線量によって確保されることが好ましい。
UVユニットベース12に備えられた押圧ローラー20は、第1UV照射ユニット21と第2UV照射ユニット22の紙幣の搬送方向の上流側と下流側とにそれぞれ配置されている。押圧ローラー20の紙幣の搬送方向の間隔は、搬送される紙幣の長さよりも短い。紙幣は、少なくとも紙幣の搬送方向の上流側と下流側に配置された押圧ローラー20のどちらか一方と、搬送ベルト19とによって挟まれ、搬送される。搬送される紙幣は、搬送方向の上流側に配置された押圧ローラー20と搬送ベルト19とによって搬送されながら紫外線が照射される。その後、搬送方向の上流側と下流側に配置された押圧ローラー20と搬送ベルト19とによって搬送されながら紫外線が照射される。その後、搬送方向の下流側に配置された押圧ローラー20と搬送ベルト19とによって搬送されながら紫外線が照射される。また、紙幣の搬送経路を短くするために、搬送される紙幣が、搬送方向の上流側に配置された押圧ローラー20と搬送ベルト19とによって搬送されながら紫外線が照射されるときに、上側識別ユニット11の、搬送方向の最下流側に配置された押圧ローラー20と搬送ベルト19とによっても搬送されていることが好ましい。また、搬送方向の上流側と下流側に配置された押圧ローラー20と搬送ベルト19とによって搬送されながら紫外線が照射されるときに、上側識別ユニット11の、搬送方向の最下流側に配置された押圧ローラー20と搬送ベルト19とによっても搬送されていることが更に好ましい。紙幣の搬送が安定する。また、上部搬送路26とUVユニットベース12との間の紙幣の搬送路には、隙間があり、そこから搬送ベルト19と押圧ローラー20に紫外線が照射される。搬送路内を殺菌することができる。また、上部搬送路26またはUVユニットベース12に切り欠きを設けて隙間を形成しても良い。
第1UV照射ユニット21と第2UV照射ユニット22は、紙幣の殺菌を目的としている。紙幣に照射される紫外線は、波長が200nm以上280nm以下のUVC領域に含まれる紫外線が好ましい。紫外線の波長が200nm以上280nm以下の紫外線が、紫外線量の半分以上であることが好まし。また、紫外線の光源のスペクトルのピークが、200nm以上280nm以下の波長の範囲に入っていることが好ましい。その中でも、紫外線の波長が260nm付近、例えば240nm以上280nm以下の紫外線は殺菌効果が高いので特に好ましい。紫外線の減衰を少なくするため、紙幣との間に介在する物が無いことが好ましい。しかし、紙幣を安定して搬送させなければならないので、後述する搬送支持部34が配置されている。また、紫外線を遮る面積は少ない方が好ましい。搬送支持部34は、薄板または細いワイヤーなどの紙幣との接触部が線状の物が好ましい。石英ガラスを用いれば、紫外線の減衰が少ないので、カバーを用いる場合は石英ガラス製の板が好ましい。UVC領域の紫外線は、樹脂製のカバーでは減衰が大きいので好ましくない。
上側識別ユニット11とUVユニットベース12は、閉じた状態のとき、それぞれの側面が上部搬送路26の両端から立設する第3側壁32と第4側壁33とに対向する。上側識別ユニット11とUVユニットベース12は、閉じた状態のとき、第3側壁32と第4側壁33の間に入り込む。紙葉類処理装置1が使用される状態のとき、分離ユニット10と上側識別ユニット11とUVユニットベース12は、上搬送ユニット4の上に一列に水平方向に配置される。上側識別ユニット11の後段にUVユニットベース12が水平方向に隣接している。すなわち、識別部と殺菌部が水平方向に隣接している。このように配置することで、搬送される紙幣は、後端方向側が識別部のセンサーで検出されているときに、先端方向側が殺菌部で殺菌される。識別中の紙幣を殺菌できるので、紙幣の搬送経路を短くすることができる。
メンテナンス作業をする場合に、コードが上部搬送路26を交差していると、作業性が悪くなる。そこで、UVユニットベース12は、紙幣の搬送方向の下流側に配置されたUVユニットベース軸28を回動中心として、紙幣の搬送方向に開閉することができる。UVユニットベース12に接続されているコードなどが、UVユニットベース12の開閉によって、紙幣の搬送路である上部搬送路26を交差することが無いようにできる。また、UVユニットベース12には第2UV照射ユニットと押圧ローラー20とが配置されているので、UVユニットベース12を開くことで紙幣は押圧を解放され、紙幣を容易に取り除くことができる。
分離ユニット10から一枚ずつ搬送される紙幣は、直線状に配置された上部搬送路26に沿って搬送され、識別部で金種及び真贋が識別され、その後、殺菌部で殺菌される。殺菌された紙幣は、下側に湾曲した搬送路に沿って搬送され、折り返され、下部搬送路27に沿って搬送される。搬送される紙幣は、上部搬送路26では第3側壁32及び第4側壁33によって、下部搬送路27では、第1側壁30及び第2側壁31によって、搬送路から外れることを防止している。
上搬送ユニット4の下部搬送路27に対向する側には、搬送ベルト19が2本並行に配置されている。下部搬送路27の搬送ベルト19に対応する位置に複数の押圧ローラー20が配置されている。押圧ローラー20は、搬送ベルト19の方向に不図示のバネによって付勢されている。紙幣は、搬送ベルト19と押圧ローラー20によって挟まれて搬送される。
下搬送ユニット3の下方に第1紙幣格納ユニット13、第2紙幣格納ユニット14、第3紙幣格納ユニット15が着脱可能に備わる。下搬送ユニット3は、搬送される紙幣の搬送方向を変更して下部搬送路27から紙幣を取込む格納ユニット入口23と、格納されている紙幣を下部搬送路27に受け渡す格納ユニット出口24が備わる。格納ユニット入口23と格納ユニット出口24は、第1紙幣格納ユニット13、第2紙幣格納ユニット14、第3紙幣格納ユニット15のそれぞれに対応して配置されている。
出金トレー18は、排出される紙幣が重ね置きされる。後から搬送される紙幣が、出金トレー18に載置された紙幣の上に積み重ねられる。出金トレー18の端部は、上搬送ユニット4が閉じられたときに出金口17に隣接する。出金トレー18に載置された紙幣は、出金口17から取り出すことができる。
紙葉類処理装置1は、搬送ベルト19、押圧ローラー20、上部搬送路26、下部搬送路27を含む紙幣を搬送する搬送部が備わる。また、紙葉類処理装置1は、分離ユニット10を含む入金された複数の紙幣を一枚ずつに分離して搬送する分離部が備わる。また、紙葉類処理装置1は、紙幣の金種や真贋を識別する識別部が備わる。識別部は、上側識別ユニット11および上搬送ユニット4の上側識別ユニット11に対向する部分に配置されたセンサーが含まれる。また、紙葉類処理装置1は、第1UV照射ユニット21、第2UV照射ユニット22を含む紙幣を紫外線によって殺菌する殺菌部が備わる。また、紙葉類処理装置1は、第1紙幣格納ユニット13、第2紙幣格納ユニット14、第3紙幣格納ユニット15を含む紙幣を金種毎に格納する格納部が備わる。
例えば、紙葉類処理装置1は、自動両替機、自動精算機等に使用される紙幣を入出金する装置である。入金口16に紙幣が入れられる。入金された紙幣は、金種、真贋、枚数等の情報が不図示の制御部によって取得され、制御に用いられる。入金された紙幣は、金種、真贋が識別され、殺菌され、さらに金種毎に紙幣の格納部に格納される。紙幣を払出す場合、不図示の制御部は、払出す紙幣の金種、枚数を演算し、紙幣の格納部に紙幣の排出を指示する。排出された紙幣は、出金口17から装置外に排出される。
図2は、紙葉類処理装置を説明する第2の斜視図である。図2は、上搬送ユニット4を開け、さらに上搬送ユニット4の分離ユニット10と上側識別ユニット11とUVユニットベース12とを閉じた状態を示している。上搬送ユニット4は、下搬送ユニット3から開いた状態を示している。下搬送ユニット3の下部搬送路27を露出させることができる。また、フレーム2の入金口16及び出金口17が配置される側である正面側に、フロントカバーが取り付けられた状態を示している。
図3は、紙幣の搬送を説明する斜視図である。図3は、上搬送ユニット4を閉じた状態を示している。また図3は、上部搬送路26を説明するため、上搬送ユニット4の上側識別ユニット11とUVユニットベース12を取り外した状態を示している。上部搬送路26は、水平方向に沿って配置され、上部搬送路26に対向する方向が上方となる。
上部搬送路26の紙幣の搬送路の途中に、窪みを備え、その窪みに第1UV照射ユニット21が固定されている。搬送される紙幣は、表面または裏面を上部搬送路26に対向させた状態で水平方向に搬送される。第1UV照射ユニット21の上部には、搬送される紙幣を支持する支持体である複数の搬送支持部34が離隔して配置されている。隣り合う搬送支持部34間は空隙である。第1UV照射ユニット21は、搬送支持部34の下側に、紫外線を発光する発光部である第1UV灯38と第2UV灯39が配置されている。第3側壁32の凹部から突出して第1UV灯38と第2UV灯39のコネクタである第1UVコネクタ36と第2UVコネクタ37が配置されている。コネクタには不図示のコードが接続され第1UV灯38と第2UV灯39に発光のための電力を供給する。第2UV照射ユニット22(図1)も第1UV照射ユニット21と同様の構成である。
搬送支持部34が搬送方向に沿って配置された場合、紙幣の同一部分を搬送支持部34が覆い、紫外線の照射斑が生じる。そこで、搬送支持部34の紙幣と接する面は、紙幣の搬送方向に対して交差する方向に配置されている。搬送支持部34は、紙幣の搬送方向に対して5~10度位斜めに配置されている。角度が大き過ぎると紙幣を支えきれなくなる。搬送支持部34は、照射される紫外線の影を作る。搬送支持部34を紙幣の搬送方向に対して傾斜して配置することで、搬送される紙幣に紫外線がくまなく照射される。搬送支持部34によって紙幣に照射される紫外線が遮られるので、搬送支持部34は、紙幣の搬送方向に垂直に立てた構成や、細いワイヤーで構成されることが好ましい。第1UV照射ユニット21と第2UV照射ユニット22が同じ物の場合、第1UV照射ユニット21の紙幣の搬送方向に対する搬送支持部34の傾斜の方向と第2UV照射ユニット22の紙幣の搬送方向に対する搬送支持部34の傾斜の方向は、異なる。第1UV照射ユニット21と第2UV照射ユニット22の搬送支持部34の傾斜の方向が逆の方向となるので、搬送支持部34による紙幣の搬送への影響が相殺される。
また、搬送される紙幣に照射される紫外線量が、紙幣表面の場所によって大きく異ならないようにする必要がある。第1UV照射ユニット21からの紫外線を妨げる物、すなわち搬送支持部34が無い状態のときの紙幣に照射される紫外線の量を100とした場合、搬送支持部34が有る状態のときの紫外線の紫外線量は50以上が好ましく、80以上が更に好ましい。50以上ならば、少なくとも2倍の紫外線を照射すれば、搬送支持部34が無い場合と同じ量以上の紫外線を照射することができる。妨げられる紫外線の量が多くなればなるほど、多くの紫外線を発光する必要があり、効率が悪くなる。第2UV照射ユニット22についても、第1UV照射ユニット21と同様である。また、搬送支持部34の紙幣との当接面の形状は、紙幣の搬送方向の中央側が上流側と下流側よりも突出する形状となっている。第1UV照射ユニット21と第2UV照射ユニット22が相対したときに、各光源から紙幣までの距離のばらつきを低減し、均一になるように紙幣の搬送路を狭くする部分を設ける。搬送される紙幣は、第1UV照射ユニット21と第2UV照射ユニット22のどちらか一方側に寄ることを防止できる。これにより、紙幣の表側の紫外線照射量と裏側の紫外線照射量の差を低減できる。
上部開閉レバー35は、上搬送ユニット4に備わる。上部開閉レバー35を操作することで、上搬送ユニット4を下搬送ユニット3に固定することと解除することができる。例えば、上部開閉レバー35を捻ることで、下搬送ユニット3に嵌まっている上搬送ユニット4を外し、開くことができる。
次に、UV照射ユニットについて、第1UV照射ユニット21を用いて説明する。第1UV照射ユニット21と第2UV照射ユニット22とは同じ物を使用している。図4は、UV照射ユニットを説明する図である。
第1UV照射ユニット21は、リフレクター40と、第1UV灯38と、第2UV灯39と、固定部42と、を備える。リフレクター40は、紫外線を反射する反射鏡とフレームとを兼用する。第1UV灯38は、発光部44と、第1UVコネクタ36と、電極43を含む。発光部44は、曲部41で湾曲している。リフレクター40は、一方側が開口する凹部を備え、凹部の底部の周囲は側壁で囲まれている。
リフレクター40の側壁に第1UV灯38と第2UV灯39が固定され、第1UVコネクタ36と第2UVコネクタ37が外部に突出している。第1UVコネクタ36と第2UVコネクタ37には電極43が備えられ、外部の装置から駆動信号が入力される。リフレクター40は、重量、強度、紫外線の反射率、入手性の面から、アルミニウムまたはアルミニウム合金製またはステンレス製が好ましい。第1UV灯38と第2UV灯39はUVCを発光する蛍光ランプが好ましい。蛍光ランプは紫外線を広い面積から発光することができ、照射面の紫外線強度の斑を少なくできる。第1UV灯38と第2UV灯39からリフレクター40側に照射された紫外線は、リフレクター40によって反射され、紙幣に照射することができる。リフレクター40によって発光された紫外線を無駄なく利用できる。
紫外線の被曝量を多くし、十分に殺菌するためするため、第1UV灯38と第2UV灯39の2本を並行に配置する。第1UV灯38と第2UV灯39の発光部はU字状に曲げられている。紙幣に直接当たる紫外線を多くするために、上面視で第1UV灯38と第2UV灯39がU字状になるように配置する。
リフレクター40の側壁間には、搬送支持部34が備えられている。搬送支持部34は、上面視において第1UV灯38の発光部44の長手方向に対して交差する方向に配置されている。また、第1UV灯38の発光部44の長手方向は紙幣の搬送方向に直交する方向に配置されている。また、搬送支持部34は、紙幣の搬送方向に対して交差する方向に配置されている。第1UV灯38は、1本のUV発光管の曲げた部分がお互いに並行になるように、中央から曲げ、端部が第1UVコネクタ36に固定されている。第1UV灯38の直線状の部分の長さが、紙幣の幅よりも長くなるように配置されている。紙幣が搬送されているとき、上面視で第1UV灯38の曲げ部分が紙幣から突出する。また、上面視で第1UV灯38が固定されている側壁は紙幣に重ならない。紙幣に斑が無く均一に紫外線を照射するためである。
搬送支持部34は、薄板を立てて側壁に固定されている。搬送支持部34は、5枚それぞれが並行に配置されている。また、リフレクター40には、固定部42が備わる。固定部42の穴にネジを通し、筐体やフレームなどに固定することができる。紙幣の幅は、発光部44の直線部分の長さよりも小さい。搬送支持部34の厚みは、0.1mm以上2mm以下が望ましい。搬送支持部34は、薄すぎると破損しやすく、厚すぎると紫外線を多く遮ってしまう。搬送支持部34を重ねた場合の厚みが、第1UV灯38または第2UV灯39の発光部の長さの0.5~20%以下となることが好ましい。例えば、発光部の長さが100mmであり、0.1mmの厚みの搬送支持部34が5枚使用された場合、搬送支持部34の厚みの割合は0.5%となる。また、搬送支持部34は、金属製の薄板が好ましい。金属製の薄板は、紫外線による劣化が少ない。石英ガラスはUVCの透過率が高いので、搬送支持部34を石英ガラス製の薄板を立てて使用しても良い。
図5は、UV照射ユニットの別の例を説明する図である。
搬送支持部34が配置された第1UV照射ユニット21は、搬送支持部34の間に紙幣が入り込み、ジャムが生じる可能性がある。切れや折れのある紙幣は、ジャムが生じる可能性が高まる。最悪の場合、紙幣によって光源が損傷する。そこで、第1UV照射ユニット21は、搬送支持部34に加え、紙幣が第1UV照射ユニット21の内部に入り込むことを防止する阻害体を備えることが好ましい。例えば、阻害体は金属製のワイヤーで構成された網45である。網45が配置された位置よりも外方向に搬送支持部34を突出させることで、紙幣は搬送支持部34に案内されて搬送される。紙幣は、網45によって第1UV照射ユニット21の内部に侵入せずに搬送される。第2UV照射ユニット22は第1UV照射ユニット21と同様の構成にすることができる。また、紙幣の搬送に異常があった場合に、第1UV照射ユニット21と第2UV照射ユニット22を停止させる制御を行ってもよい。また、網45を構成する金属製のワイヤーが、紙幣の搬送方向に沿っている部分があると、その部分の紫外線の照射量が減少するので、網45を紙幣の搬送方向に対して傾けて、例えば10度程度傾けて、配置することが好ましい。また石英ガラスはUVCの透過率が高いので、阻害体は、石英ガラスの板とすることもできる。
また、不図示の制御回路が装置全体を制御する。紙幣を検出するセンサーを、紙幣の搬送路の複数箇所に配置し、通過する紙幣を検出する。制御回路は、検出結果から、紙幣の搬送速度を演算して取得し、予め定められた許容範囲と比較する。制御回路は、通過タイミングが許容範囲内にあれば搬送は正常であり、許容範囲外であれば搬送異常であると判断する。制御回路は、搬送異常があった場合、第1UV照射ユニット21と第2UV照射ユニット22を制御し、紫外線照射を停止する。紙幣の搬送状態を監視し、その監視結果に応じて紫外線の照射をON/OFFする。また、UVユニットベース12の開閉を検出するセンサーを配置し、UVユニットベース12が開いたことを検出した場合、制御回路によって紫外線の照射を停止する制御を行う。この様な制御によって、メンテナンス作業をする場合に、作業者が紫外線に被爆することを防止できる。
また、網45の代わりに、搬送支持部34に交差する方向に複数のワイヤーまたは立てた薄板を配置しても良い。紙幣がリフレクター40の底部方向に入り込むことを防止できる。第1UV灯38と第2UV灯39から搬送される紙幣までの間に阻害体を配置した場合、紙幣に照射される紫外線量が減少する。搬送支持部34及び阻害体が無い状態のときの紙幣に照射される紫外線量に比べ、搬送支持部34及び阻害体が有る状態のときの紙幣に照射される紫外線量は、50%以上が好ましく、80%以上が更に好ましい。紫外線量が50%以上ならば、少なくとも2倍の紫外線を照射すれば、搬送支持部34と阻害体が無い場合と同じ量以上の紫外線を紙幣に照射することができる。妨げられる紫外線の量が多くなればなるほど、多くの紫外線を発光する必要があり、効率が悪くなる。阻害体は、網、ワイヤー、板などで構成する場合、プラスチック製とすることができるが、好ましくは金属製である。第2UV照射ユニット22についても、第1UV照射ユニット21と同様である。
次に、図6を用いて紫外線の光源の別の例を説明する。図6は、UV照射器の別の例を説明する図である。
LEDUV照射器50は、紫外線の光源として紫外線を発光するLED54を用いる。基板52の長手方向に複数のLED54が固定されている。各LEDは基板52に備えられた配線53によって端子51に接続される。端子51は、外部から供給されるLED駆動信号を入力する。LED54は点光源であり、離れるほど光が弱まるので、紙幣に斑無く照射するために複数のLED54を並べて使用する。
次に、紙幣の搬送に搬送ベルト19の代わりにローラーを使用した場合の構成について説明する。図7は、紙葉類処理装置の別の例を説明する図である。図7は、紙葉類処理装置1の概略の構成を示す図である。
入金口16から挿入された紙幣60は、分離ユニット10から一枚ずつ送られる。紙幣60は、搬送ローラー64と従動ローラー65に挟まれて、金種及び真贋を識別する上部センサーユニット62と下部センサーユニット63の間を搬送される。紙幣は、上部センサーユニット62と下部センサーユニット63によって、金種及び真贋が検出され、識別される。識別された紙幣は、搬送ローラー64と従動ローラー65に挟まれて、第1UV照射ユニット21と第2UV照射ユニット22の間を水平に搬送される。紙幣は、第1UV照射ユニット21と第2UV照射ユニット22によって、紫外線が照射され、殺菌される。殺菌された紙幣は、搬送ローラー64と従動ローラー65に挟まれて折返路66で方向を変えて搬送される。折返路66によって、紙幣60は、下方に湾曲し、出金口17の方向に搬送される。
折返路66から出金口17の間には、第1紙幣格納ユニット13、第2紙幣格納ユニット14、第3紙幣格納ユニット15が配置されている。第1紙幣格納ユニット13、第2紙幣格納ユニット14、第3紙幣格納ユニット15はそれぞれ格納する紙幣の金種が異なる。
第1紙幣格納ユニット13、第2紙幣格納ユニット14、第3紙幣格納ユニット15は格納する金種が異なるだけで構成は同じなので、第1紙幣格納ユニット13を例にして説明する。第1紙幣格納ユニット13には、切換路61が備わる。切換路61の前後には搬送ローラー64と従動ローラー65のローラー対がそれぞれ配置され、第1紙幣格納ユニット13の内部に入る紙幣または排出される紙幣を挟持し、搬送する。切換路61は、第1紙幣格納ユニット13の内部に紙幣を導くか、格納せずに通過させるか、第1紙幣格納ユニット13から紙幣を排出させる。切換路61は、通路の入口と出口を換えることで、紙幣の搬送経路を変える。
識別された紙幣は、第1紙幣格納ユニット13、第2紙幣格納ユニット14、第3紙幣格納ユニット15の中の対応するユニットに紙幣を格納する。また、出金する場合は、第1紙幣格納ユニット13又は第2紙幣格納ユニット14又は第3紙幣格納ユニット15から排出される紙幣を搬送ローラー64と従動ローラー65で挟み、出金口に搬送する。
このように、搬送ベルト19と押圧ローラー20の代わりに、紙幣を挟み搬送する複数のローラー対を用いて、紙幣を搬送させても良い。
1 紙葉類処理装置
2 フレーム
3 下搬送ユニット
4 上搬送ユニット
5 下搬送ユニット軸
6 下部ダンパー
7 下部開閉レバー
8 上搬送ユニット軸
9 上部ダンパー
10 分離ユニット
11 上側識別ユニット
12 UVユニットベース
13 第1紙幣格納ユニット
14 第2紙幣格納ユニット
15 第3紙幣格納ユニット
16 入金口
17 出金口
18 出金トレー
19 搬送ベルト
20 押圧ローラー
21 第1UV照射ユニット
22 第2UV照射ユニット
23 格納ユニット入口
24 格納ユニット出口
25 センサー
26 上部搬送路
27 下部搬送路
28 UVユニットベース軸
29 上側識別ユニット軸
30 第1側壁
31 第2側壁
32 第3側壁
33 第4側壁
34 搬送支持部
35 上部開閉レバー
36 第1UVコネクタ
37 第2UVコネクタ
38 第1UV灯
39 第2UV灯
40 リフレクター
41 曲部
42 固定部
43 電極
44 発光部
45 網
50 LEDUV照射器
51 端子
52 基板
53 配線
54 LED
60 紙幣
61 切換路
62 上部センサーユニット
63 下部センサーユニット
64 搬送ローラー
65 従動ローラー
66 折返路

Claims (15)

  1. 紙葉類を入金する入金口と、
    前記紙葉類を出金する出金口と、
    前記入金口と前記出金口に接続され、前記紙葉類を搬送する搬送部と、
    前記紙葉類の搬送路の途中に配置され、前記紙葉類の金種を識別する識別部と、
    前記搬送路の途中に配置され、前記紙葉類を殺菌する殺菌部と、
    前記搬送路の途中に配置され、前記紙葉類の格納と排出をする格納部と、を有し、
    前記識別部によって識別され、前記殺菌部によって殺菌された前記紙葉類を前記格納部に格納する紙葉類処理装置において、
    前記殺菌部に配置され、搬送される前記紙葉類の一方側の面に紫外線を照射する第1の光源を含む第1紫外線照射ユニットと、
    前記殺菌部に配置され、前記第1紫外線照射ユニットに対向し、搬送される前記紙葉類の他方側の面に紫外線を照射する第2の光源を含む第2紫外線照射ユニットと、
    前記第1の光源と前記第2の光源との間であって、前記第1の光源と搬送される前記紙葉類の間に配置され、搬送される前記紙葉類を支持する第1の支持部と、
    前記第1の光源と前記第2の光源との間であって、前記第2の光源と搬送される前記紙葉類の間に配置され、搬送される前記紙葉類を支持する第2の支持部と、を備え、
    前記第1の光源は、前記第1紫外線照射ユニットの側壁に固定され、前記第1の光源が固定された側壁は、搬送される前記紙葉類と上面視で重ならない位置に配置されており、
    前記第2の光源は、前記第2紫外線照射ユニットの側壁に固定され、前記第2の光源が固定された側壁は、搬送される前記紙葉類と上面視で重ならない位置に配置されており、
    前記第1の支持部と前記第2の支持部との間を搬送される前記紙葉類は、前記第1の光源と前記第2の光源から照射される紫外線によって殺菌されることを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 前記第1の支持部は、第1の支持体を複数備え、前記第1の支持体は、前記第1の支持体の長手方向が前記紙葉類の搬送方向に対して交差する方向に沿って配置されており、
    前記第2の支持部は、第2の支持体を複数備え、前記第2の支持体は、前記第2の支持体の長手方向が前記紙葉類の搬送方向に対して交差する方向に沿って配置されており、
    前記第1の光源から発光される紫外線は、前記第1の支持体間の空隙を通って前記紙葉類に照射され、前記第2の光源から発光される紫外線は、前記第2支持体間の空隙を通って前記紙葉類に照射されることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  3. 前記第1の支持体の長手方向は、前記第2の支持体の長手方向に対して交差していることを特徴する請求項2に記載の紙葉類処理装置。
  4. 前記搬送部は、前記紙葉類を挟み搬送する回転体を備え、前記回転体は、前記第1の支持部と前記第2の支持部の前記紙葉類の搬送方向の上流側の外側と下流側の外側のそれぞれに配置された上流側回転体と下流側回転体を含み、
    前記紙葉類は、前記第1の支持部と前記第2の支持部の配置された領域を、少なくとも前記上流側回転体と前記下流側回転体のいずれか一方によって挟持され搬送されることを特徴とする請求項2に記載の紙葉類処理装置。
  5. 前記支持体は、紫外線を遮光する板またはワイヤーであることを特徴とする請求項2に記載の紙葉類処理装置。
  6. 前記第1の光源と前記第2の光源から主に発光される紫外線の波長は、240nm以上280nm以下であることを特徴とする請求項2に記載の紙葉類処理装置。
  7. 搬送される前記紙葉類と前記第1の光源との間に、前記紙葉類が前記第1の支持部の支持体の間を通り抜け前記第1の光源の方向に移動することを妨げる第1の阻害体が備わり、
    搬送される前記紙葉類と前記第2の光源との間に、前記紙葉類が前記第2の支持部の支持体の間を通り抜け前記第2の光源の方向に移動することを妨げる第2の阻害体が備わることを特徴とする請求項に記載の紙葉類処理装置。
  8. 前記第1の阻害体と前記第2の阻害体は、板またはワイヤーまたは網であることを特徴とする請求項に記載の紙葉類処理装置。
  9. 前記搬送部は、搬送される前記紙葉類を検出するセンサーを有し、前記紙葉類は前記センサーの検出結果に基づいて搬送状態が監視され、前記紙葉類の搬送異常が生じた場合、前記第1紫外線照射ユニットと前記第2紫外線照射ユニットの紫外線の発光は停止させられることを特徴とする請求項に記載の紙葉類処理装置。
  10. 前記回転体は、前記第1紫外線照射ユニットまたは前記第2紫外線照射ユニットから紫外線の照射を受け殺菌されることを特徴とする請求項に記載の紙葉類処理装置。
  11. 少なくとも前記第1の阻害体と前記第2の阻害体の何れか一方は、石英ガラス製の板であることを特徴とする請求項に記載の紙葉類処理装置。
  12. 紙葉類を入金する入金口と、
    前記紙葉類を出金する出金口と、
    前記入金口と前記出金口に接続され、前記紙葉類を搬送する搬送部と、
    前記紙葉類の搬送路の途中に配置され、前記紙葉類の金種を識別する識別部と、
    前記搬送路の途中に配置され、前記紙葉類を殺菌する殺菌部と、
    前記搬送路の途中に配置され、前記紙葉類の格納と排出をする格納部と、を有し、
    前記識別部によって識別され、前記殺菌部によって殺菌された前記紙葉類を前記格納部に格納する紙葉類処理装置において、
    前記殺菌部に配置され、搬送される前記紙葉類の一方側の面に紫外線を照射する第1の光源を含む第1紫外線照射ユニットと、
    前記殺菌部に配置され、前記第1紫外線照射ユニットに対向し、搬送される前記紙葉類の他方側の面に紫外線を照射する第2の光源を含む第2紫外線照射ユニットと、
    前記第1の光源と前記第2の光源との間であって、前記第1の光源と搬送される前記紙葉類の間に配置され、搬送される前記紙葉類を支持する第1の支持部と、
    前記第1の光源と前記第2の光源との間であって、前記第2の光源と搬送される前記紙葉類の間に配置され、搬送される前記紙葉類を支持する第2の支持部と、を備え、
    前記第1の支持部は、第1の支持体を複数備え、前記第1の支持体は、前記第1の支持体の長手方向が前記紙葉類の搬送方向に対して交差する方向に沿って配置されており、
    前記第2の支持部は、第2の支持体を複数備え、前記第2の支持体は、前記第2の支持体の長手方向が前記紙葉類の搬送方向に対して交差する方向に沿って配置されており、
    前記第1の光源から発光される紫外線は、前記第1の支持体間の空隙を通って前記紙葉類に照射され、前記第2の光源から発光される紫外線は、前記第2支持体間の空隙を通って前記紙葉類に照射され、
    前記第1の支持部と前記第2の支持部との間を搬送される前記紙葉類は、前記第1の光源と前記第2の光源から照射される紫外線によって殺菌され、
    前記搬送部は、前記紙葉類を挟み搬送する回転体を備え、前記回転体は、前記第1の支持部と前記第2の支持部の前記紙葉類の搬送方向の上流側の外側と下流側の外側のそれぞれに配置された上流側回転体と下流側回転体を含み、
    前記紙葉類は、前記第1の支持部と前記第2の支持部の配置された領域を、少なくとも前記上流側回転体と前記下流側回転体のいずれか一方によって挟持され搬送され、
    前記回転体は、前記第1紫外線照射ユニットまたは前記第2紫外線照射ユニットから紫外線の照射を受け殺菌されることを特徴とする紙葉類処理装置。
  13. 前記第2紫外線照射ユニットが固定されるユニットベースを有し、
    前記ユニットベースは、前記ユニットベースを回動可能に支持する接続部を有し、
    前記ユニットベースを回動させて閉じた場合、前記第2紫外線照射ユニットを前記第1紫外線照射ユニットに対向させることで前記搬送路を形成し、前記ユニットベースを回動させて開いた場合、前記第2紫外線照射ユニットを前記第1紫外線照射ユニットから離し、前記搬送路と前記第1の光源と前記第2の光源とを露出させることを特徴とする請求項1から請求項12の何れか1項に記載の紙葉類処理装置。
  14. 紙葉類を入金する入金口と、
    前記紙葉類を出金する出金口と、
    前記入金口と前記出金口に接続され、前記紙葉類を搬送する搬送部と、
    前記紙葉類の搬送路の途中に配置され、前記紙葉類の金種を識別する識別部と、
    前記搬送路の途中に配置され、前記紙葉類を殺菌する殺菌部と、
    前記搬送路の途中に配置され、前記紙葉類の格納と排出をする格納部と、を有し、
    前記識別部によって識別され、前記殺菌部によって殺菌された前記紙葉類を前記格納部に格納する紙葉類処理装置において、
    前記殺菌部に配置され、搬送される前記紙葉類の一方側の面に紫外線を照射する第1の光源を含む第1紫外線照射ユニットと、
    前記殺菌部に配置され、前記第1紫外線照射ユニットに対向し、搬送される前記紙葉類の他方側の面に紫外線を照射する第2の光源を含む第2紫外線照射ユニットと、
    前記第1の光源と前記第2の光源との間であって、前記第1の光源と搬送される前記紙葉類の間に配置され、搬送される前記紙葉類を支持する第1の支持部と、
    前記第1の光源と前記第2の光源との間であって、前記第2の光源と搬送される前記紙葉類の間に配置され、搬送される前記紙葉類を支持する第2の支持部と、を備え、
    前記第1の支持部と前記第2の支持部との間を搬送される前記紙葉類は、前記第1の光源と前記第2の光源から照射される紫外線によって殺菌され、
    前記第2紫外線照射ユニットが固定されるユニットベースを有し、
    前記ユニットベースは、前記ユニットベースを回動可能に支持する接続部を有し、
    前記ユニットベースを回動させて閉じた場合、前記第2紫外線照射ユニットを前記第1紫外線照射ユニットに対向させることで前記搬送路を形成し、前記ユニットベースを回動させて開いた場合、前記第2紫外線照射ユニットを前記第1紫外線照射ユニットから離し、前記搬送路と前記第1の光源と前記第2の光源とを露出させることを特徴とする紙葉類処理装置。
  15. 前記殺菌部は前記識別部の後段に配置され、前記識別部と前記殺菌部は水平方向に隣接して配置されており、前記接続部は、前記ユニットベースの前記紙葉類の搬送方向の下流側に配置されており、前記ユニットベースの前記紙葉類の搬送方向の上流側が開閉することを特徴とする請求項13または請求項14に記載の紙葉類処理装置。
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