JP2003225288A - 殺菌用容器 - Google Patents

殺菌用容器

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JP2003225288A
JP2003225288A JP2002336291A JP2002336291A JP2003225288A JP 2003225288 A JP2003225288 A JP 2003225288A JP 2002336291 A JP2002336291 A JP 2002336291A JP 2002336291 A JP2002336291 A JP 2002336291A JP 2003225288 A JP2003225288 A JP 2003225288A
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sterilization
container
ultraviolet
belt conveyor
irradiated
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JP2002336291A
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Seisuke Takashima
征助 高島
Ryosuke Murayama
良介 村山
Masatoshi Iida
昌利 飯田
Masayoshi Furuhashi
正吉 古橋
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Iida Kensetu Co Ltd
Original Assignee
Iida Kensetu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 細菌類等により汚染されているおそれのあ
る物品を殺菌し、不特定多数への感染を防止する。 【解決手段】 容器内に紫外線ランプを配置し、少な
くとも容器に物品が投入された時に紫外線ランプより紫
外線を照射し殺菌する。また容器内壁面を紫外線を反射
する面または拡散反射面として物品をあらゆる方向から
照射することにより殺菌作用をより確実にする。また容
器内に上下に並び配置した複数のベルトコンベアーを設
け、投入した物品がベルトコンベアーにより搬送される
際に直接紫外線の照射を受けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品に付着する微
生物の殺菌のために用いる容器(装置)に関するもの
で、特に表面に微生物が付着していて不特定多数が微生
物に汚染する可能のある物品による汚染を未然に防止す
るために用いる殺菌用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、アメリカを中心に郵便物に細菌等
の微生物を混入させて、社会生活を混乱させて恐怖に陥
れるいわゆるバイオテロ事件が発生しているが、これに
対する根本的な防御法が存在しない。
【0003】ウイルスを含む微生物を殺菌する方法とし
て、ガンマー線や電子線等の放射線による滅菌や、酸化
エチレン、ホルムアルデヒド、グルタルアルデヒド等の
薬剤よる滅菌、高圧蒸気による滅菌等の方法が知られて
おり、医療現場等においては、完璧な滅菌効果が得られ
ている。
【0004】しかし、本発明において殺菌の対象とする
物品は、微生物に汚染されているか否か不明である物品
であって、そのため不特定多数が細菌等の微生物により
汚染されるのを防止するための滅菌方法は完全に実現す
ることは不可能に近い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明にて対象とする
不特定多数への細菌類等による汚染物の殺菌による防御
手段、例えば郵便物等に付着させたまたは、郵便物に封
入した細菌を殺菌するための手段として、前記のガンマ
線等を照射しての殺菌手段は、装置が極めて大型であっ
て、郵便ポスト等の不特定多数のものが利用する箇所に
設置するには不適切であって実用的ではない。また、前
記の薬剤による方法は現実的でなく、又高圧蒸気による
殺菌方法も殺菌装置の大型化や郵便物等の対象物の損傷
等の問題がある。
【0006】このように、以上述べた殺菌手段は、本発
明で対象とする微生物に汚染されているか否かが不明で
あり、不特定多数への汚染が考えられる物品に対する殺
菌方法としていずれも不適切である。
【0007】本発明は、紫外線を用いて殺菌を行なうも
ので、比較的簡単な構造で十分な殺菌効果の得られる殺
菌用容器を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の殺菌用容器の第
1の構成は、殺菌対象物を投入するための投入口を有
し、この投入口近傍等に設置されている投入物の投入を
検知するセンサーと、センサーによる投入物の検出によ
り点灯する紫外線照射装置とよりなり、容器内面が反射
面であることを特徴とする。
【0009】また、本発明の殺菌用容器の他の第2の構
成は、物品投入口の近傍に設けられたローラーと、ロー
ラーの投入口とは反対側に設けられた投入物品が所定方
向に移動するのを可能にするためのガイドと、ガイドを
囲むように紫外線発生管が位置する紫外線発光装置とを
少なくとも有するもので、殺菌対象物品が投入口より挿
入されるとこの物品はローラーにより移動され、このロ
ーラーの送りにより更にガイドにて一定方向に移動され
た後に容器底面へ落下するように構成され、ローラーに
よる送りにてガイドに沿って移動する間に、この殺菌対
象物品が紫外線発光管により発生した紫外線により照射
されて滅菌、殺菌されるものである。
【0010】この第2の構成の殺菌用容器において、ガ
イドに沿って移動された物品が落下する途中に他の紫外
線発生装置を配置すれば、一層殺菌効果が大になる。
【0011】更にこの第2の構成において、第1の構成
の容器と同様に容器内壁面を紫外線を反射する反射面に
すれば一層望ましい。また第1、第2の構成の容器にお
いて反射面を拡散反射面とすれば更に好ましい。
【0012】また、本発明の殺菌用容器の第3の構成
は、容器内の投入口近傍に配置された搬送用ベルト部分
が金属メッシュや多数の小孔を有する帯状物等のように
光が透過し易い帯状の物よりなるベルトコンベアーと、
その下に並び配置した他の同様の構成のベルトコンベア
ーとの複数のベルトコンベアーを設け、更に、各ベルト
コンベアーの上および各ベルトコンベアー内で物体を搬
送するベルトの物体が置かれる側とは反対側に配置され
ている紫外線発生管(紫外線ランプ)とを有する。
【0013】この第3の構成の殺菌容器は、複数のベル
トコンベアーがいずれも水平方向に上下に並び配置さ
れ、最上段のベルトコンベアーに置かれた物体が一端か
ら他端へ移動した後にその下段の次のベルトコンベアー
に移されて逆方向に移動し、このようにして順次下方に
移動するように構成されている。
【0014】したがって、この第3の構成の殺菌容器に
よれば、投入口より投入された被照射物体(殺菌対象
物)が、前述のように最上段のベルトコンベアーに置か
れた時、各ベルトコンベアーにて順次移送されて下段に
進む際、各ベルトコンベアー上の紫外線ランプとベルト
コンベアー内に配置された紫外線ランプより発する紫外
線によって、上下から照射されるために、ほぼ完全な殺
菌が可能である。
【0015】本発明の発明者は、東邦大学医学部との共
同研究を含め長年にわたって、紫外線による殺菌効果の
研究を行ない、それによる現在までに蓄積してきた多く
の微生物に対する紫外線抵抗性の特性をもとに創意検討
した結果、例えば郵便物表面に塗布または付着された微
生物の殺菌が紫外線の照射により可能であり、または付
着する微生物を感染レベルよりも大幅に低下させること
が可能であることを見出した。
【0016】微生物は、細菌類と真菌類の二つに大別さ
れる。これらのうち、細菌類は、グラム染色に対する陽
性、陰性、胞子形成の有無等や生理特性により分類され
る。
【0017】これら微生物に対する紫外線抵抗性は、一
般的に真菌類の方が細菌類よりも大である。また、細菌
類には、芽胞菌類、枯草菌、炭疽菌等が紫外線抵抗性が
大である。
【0018】しかし、いずれの微生物も直径10cmの
ペトリ皿の培地全面を覆っている菌叢の90%を殺菌す
るのにそれ程高い照射度は必要なく、最も抵抗性の高い
黒カビ(Aspergillus niger)であっ
てもたかだか132mW・sec/cm2であってそれ
程高くなく、通常の小型の紫外線灯で容易に到達可能な
照度である。一方、細菌類は、サルシニア菌(Sarc
ina letea)が19.7mW・sec/cm2
と例外的に高い値である。また、Bacillus属も
比較的高い紫外線抵抗性を持っており、それでも最高値
が枯草菌(Bacillus subtilis)のs
pore(芽胞)の12.0mW・sec/cm2、枯
草菌(Bacillus subtilis)、炭疽菌
(Bacillus anthracis)では、夫々
7.1、4.5mW・sec/cm2である。したがっ
て、容器内のすべての個所の照度が20mW・sec/
cm2であるならば、対象物の表面に塗布・付着された
微生物は完全に殺菌される。
【0019】このような微生物の紫外線による殺菌作用
のうち、構造、性質の異なる様々な種類の微生物に対し
最も殺菌作用の強いのは、UVーC領域の紫外線であ
り、その波長域は、200nm〜280nmであり、特
に波長254nmの紫外線が殺菌作用が強い。
【0020】即ち、炭疽菌のように、その菌体の内部に
芽胞を有する細菌類は、例えば院内感染の原因とされる
細菌であるメチシリン耐性ぶどう状菌(Methici
llin Resistant Staphyloco
ccus Aurous,MRSA.)よりも紫外線抵
抗性はやや高いが、それでも照度10mW・sec/c
2で10〜20秒間でほぼ完全に殺菌されることを確
認している。
【0021】しかし、紫外線のうち、最も殺菌作用を有
するのはUV−C領域の紫外線であり、波長200nm
〜280nmの波長域の紫外線は対象物に影の部分が生
ずるという欠点がある。
【0022】本発明の発明者は、この欠点を解消するた
めに照射対象物に対し、出来る限り多くの方向より紫外
線を照射し得るようにすることを考えた。
【0023】その第1の手段は、殺菌用容器の内面を反
射面または拡散反射面とすることにより、一つ又は多数
の紫外線装置より発した紫外線が、容器内面により反射
を繰り返すことにより殺菌対象物をあらゆる方向より照
射し得るようにした。また容器内面を拡散反射面とする
ことにより、内面にて反射される紫外線が拡散されると
共に繰り返しの拡散反射によってより多くの方向よりの
殺菌対象物への紫外線照射が可能になる。この第1の手
段を適用したものが、本発明の第1の構成の殺菌用容器
である。
【0024】その第2の手段は、殺菌照射対象物が紫外
線装置の発生管の間を通るように紫外線装置を構成する
ことにより、紫外線を殺菌対象物に直接照射し、しかも
多方面より照射が可能になるようにした。この第2の手
段を適用したのが、本発明の第2の構成の殺菌用容器で
ある。
【0025】その第3の手段は、搬送用ベルトが金属メ
ッシュのような紫外線を透過する構成であるベルトコン
ベアーを上下に複数配置し、各ベルトコンベアーの上お
よびベルトコンベアー内に紫外線発生管(紫外線ラン
プ)を設けることにより殺菌対象物である被照射物体が
ベルトコンベアーにより移送されている間に直接照射さ
れるようにした。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の殺菌用容器の実施
の形態を述べる。
【0027】図1は本発明の殺菌用容器の第1の構成に
対応するもので、図において1は投入口1aを有するポ
スト等の容器、2は投入口1aの近傍に設けられたセン
サー、3は容器1の天井部分に設置された紫外線発生装
置で、破損防止のために1−2メッシュのステンレスメ
ッシュにて覆われている。この紫外線発生装置3はセン
サー2により投入物を検知することにより例えば10W
・sec/cm2の紫外線が発生し、所定時間経過によ
り紫外線の発生が停止するように構成されている。また
容器1の内壁面は反射面または拡散反射面である。
【0028】この本発明の殺菌用容器の第1の実施の形
態は、その投入口1aよりの物品(郵便物)を挿入する
ことによりセンサー2がこの物品を検出すると紫外線発
生装置がオンになり点灯し、上方より物品に照射される
と共に紫外線は、内壁面にて繰り返し反射されることに
より物品は多方向より照射され、照射を受けない影の部
分の存在がほとんどないようにしている。そのために、
物品が微生物にて汚染されていてもほぼ完全に殺菌さ
れ、少なくとも感染による発病のおそれのないレベルま
で殺菌される。
【0029】更に、容器内壁面が拡散反射面であれば、
紫外線発生装置より発生して拡散反射面にて反射された
紫外線は拡散されるため一層多くの方向よりの物品への
照射が可能になり、効果的である。
【0030】尚、この殺菌用容器にて用いられるセンサ
ーは、例えば投入口に開閉可能な扉を設け、扉を開いた
ときにオンになる構成のセンサーか、投入口に光センサ
ーを設けて投入物品を検出するものでもよい。しかし、
郵便ポストに本発明を適用する場合、郵便物が葉書等の
薄いものの場合、センサーの取付位置に工夫が必要とな
る。したがって本発明を郵便ポストに用いる場合は、前
者の扉の開閉によりスイッチが働くタイプが好ましい。
【0031】以上のようにして、物品が投入され、所定
時間の紫外線の照射を受けて殺菌された後は、適宜な取
り出し口より取り出せば、微生物が付着していた場合で
も安全に取り扱い得る。しかし照射時間が不十分な場合
は、殺菌されていなかったり、殺菌が不十分であり、そ
の状態にて取り出すのは危険である。これを防止するた
めに、投入後所定時間経過するまでは取り出し口がロッ
クされている構成にすることが望ましい。また、この殺
菌容器は、紫外線ランプ点灯後所定時間経過後は紫外線
の照射を停止するように構成されているため、照射停止
により取り出し口のロックが解除されるようにすれば良
い。これにより、郵便物を取り出す際に作業員が紫外線
の照射を受ける危険性がなくなる。
【0032】この第1の実施の形態は、通常の容器にセ
ンサーと紫外線発生装置を設け、更に内面を反射面ある
いは拡散反射面とした極めて簡単な構成であって、しか
も完全な殺菌あるいは感染レベル以下に殺菌することが
可能である。
【0033】次に本発明の殺菌用容器の第2の実施の形
態を説明する。
【0034】この第1の実施の形態の殺菌用容器におい
て、容器自体の形状は、直方形状、円筒形状などが考え
られるが、少なくとも反射面あるいは拡散反射面は、円
筒形状とすることが繰り返し反射による各方向よりの紫
外線の照射が可能になり好ましい。また、反射面は、各
方面よりの均一な紫外線の照射が可能になる形状であれ
ば他の形状でもよい。
【0035】また、紫外線ランプは、破損を防止するた
めに、紫外線の透過率の高い物質によるカバーあるいは
金属メッシュよりなるカバーを設けることが好ましい。
【0036】図2は、本発明の第2の実施の形態を示す
もので、前記の本発明の第2の構成に対応する殺菌用容
器で、これも郵便ポストに殺菌作用を備えるようにした
例である。
【0037】図2において、11は郵便物投入口11a
を有する容器(郵便ポスト)、12は投入口11aに設
けられたゴム製又は表面を粗面に加工した(滑り止め加
工した)金属製等のローラー、13は例えば石英等の紫
外線を透過する材料よりなる板を郵便物が通り得る間隔
を設けて2枚配置したガイド、14はガイド13を覆う
ようにラセン状に形成された紫外線ランプ(第1の紫外
線ランプ)、15は紫外線装置の電源、16は他のラセ
ン状紫外線ランプ(第2の紫外線ランプ)である。
【0038】ここで、第1の紫外線ランプ14は、その
上方より見た構成が図3に示す通りで、図2、3から明
らかなように郵便物をガイドする平板状のガイド13の
周りを巻くように配置されている。また第2の紫外線ラ
ンプ16は、図2に示すように容器(ポスト)の側壁面
に沿って配置され、郵便物などの物品がガイド13を通
った後に落下するときに第2の紫外線ランプ16の間を
通るように構成されている。
【0039】尚、前記第2の実施の形態において用いら
れるガイドは、石英などの紫外線を透過する材料を用い
るが、汚れなどによる紫外線の透過率の減少が考えら
れ、時折表面などを清掃する必要が生ずる。この欠点を
避けるために、金属メッシュなどにて形成してもよい。
【0040】この本発明の殺菌用容器(殺菌装置を備え
た郵便ポスト)は、被照射物である郵便物10を投入口
11aより挿入するとローラー12により送られ、ガイ
ド13の間を通って移動する。このガイド13の間を郵
便物10が通る間に第1の紫外線ランプ14よりの紫外
線の照射を上下左右より受け紫外線による殺菌が行なわ
れる。郵便物10がガイド13の間を通過すると郵便物
10はガイド13より落下し、他の第2の紫外線ランプ
16の間を落下する。この落下中にも紫外線ランプ16
よりの紫外線の照射を受け、更に殺菌作用が行なわれ
る。
【0041】上記の操作において投入した郵便物などの
物品は、ローラー13から離れてガイド13上に置かれ
る。更に次の郵便物などの物品が投入されると、ガイド
13上の郵便物などの物品が押されてガイド13上より
落下する。ここでローラー12は、常時回転させるかあ
るいはローラー12に物品が挿入されたときに回転する
ような構成にして、郵便物などが自動的に送られるよう
にすることが好ましい。
【0042】また、ガイド13の長さを郵便物の長さよ
り短くすることにより、ローラー12による郵便物の移
送が終った段階で落下する程度にすることにより、投入
された各郵便物がガイド13を通った後、その都度確実
に落下するような構成にすることが好ましい。特にガイ
ドの長さを葉書の長さの半分以下にすることにより、薄
い葉書がガイド上に置かれたまま放置されることを防止
し得る。
【0043】このように、郵便物10が投入されポスト
11の底に落下する間に多方向からの紫外線照射を受
け、郵便物に菌が付着していてもほぼ完全に殺菌され
る。
【0044】また、封筒内に入れられた微生物浸漬・乾
燥した粉体は、封筒を投入しローラー12により送られ
る際に押しつぶされ、包装材が損傷して封筒内に充満す
ることになるが、容器内に保管されている間に紫外線の
照射を受けて無害化される。
【0045】ここでポストの内面を反射面にすれば、紫
外線発光装置より発した紫外線が反射面にて多数回反射
されることにより、繰り返ししかも異なる方向よりの照
射が行なわれるために一層効果的な殺菌が行なわれる。
【0046】更に容器の内壁面を拡散反射面にすれば、
紫外線ランプより発した紫外線が拡散反射面にて拡散さ
れて広い範囲に広がった紫外線となり、又拡散反射面で
繰り返し反射されることにより、より多くの方向より物
品を照射することになり、照射もれによる殺菌が不十分
になることが全くなく完全に近い殺菌が可能になる。ま
た、容器の形状、少なくとも反射面の形状を、第1の実
施の形態で述べたような各方向よりの均一な照射が可能
になる形状にすることが望ましい。
【0047】この第2の実施の形態の殺菌用容器におい
ても、容器(ポスト)内の物品(郵便物)を取り出す際
に、作業員が紫外線の照射を受けないように、取り出し
口を開く際に、紫外線の照射が自動的に停止するように
することが望ましい。
【0048】この第2の実施の形態の殺菌用容器は、ロ
ーラーとガイドとを備えることにより、ガイドに沿って
移動する物品をその周囲よりこれを囲むように配置され
た紫外線ランプよりの直接照射により殺菌されるため、
殺菌効果は一層大である。更にガイドより離れ落下する
物品を再度照射することにより一層確実な殺菌が可能に
なる。又、容器内壁面を反射面とすれば、紫外線の繰り
返し反射と、それによる物品への照射によって、あらゆ
る部分への照射が可能であり、一層完全な殺菌を行ない
得る。ここで、反射面を拡散反射面にすれば更に効果的
である。
【0049】この第2の実施の形態の殺菌用容器は、第
1の実施の形態の殺菌用容器と比べ構造が若干複雑にな
るが、殺菌作用は一層確実なものになる。特に葉書、封
書等の郵便物の殺菌に適している。
【0050】以上述べた第1の実施の形態は、容器内面
を反射面または拡散反射面とした。これにより、容器内
が常に滅菌状態に保たれる。それと同時に、紫外線の反
射面による反射あるいは拡散反射によって郵便物等の被
照射物体(殺菌対象物)に対し、少なくともその外表面
は、もれなく紫外線の照射を受けることとなり、ほぼ完
全な滅菌が可能となる。
【0051】しかし、容器内面(反射面または拡散反射
面)により、反射された紫外線は、照射量が均一化され
るものの、紫外線ランプより発し直接被照射物体に当た
る紫外線に比べて、単位面積当りの照射量は少なくな
る。そのため、被照射物体の表面全体を一層完全に滅菌
するためには、比較的長時間紫外線を照射する必要があ
る。
【0052】また、第2の構成の殺菌容器は、ガイドを
殺菌対象物が容易に移動可能になるように表面が滑らか
な材質であって、しかも紫外線を吸収することがない等
の紫外線を透過する物質例えば石英のような高価な物質
にて構成する必要がある。
【0053】また、ローラーにて送られてくる殺菌対象
物は、その次にローラーにて送られてくる殺菌対象物に
て押される。これによりガイド上を移動して落下させる
必要がある。しかし殺菌対象物がガイドに沿って移動し
てガイドより容器の底に確実に落下する保証がない。
【0054】また、この第2の実施の形態の殺菌用容器
は、殺菌対象物として郵便物のように薄くて平板状物質
のようにローラーによる移送可能な物以外の物には適用
し得ない。
【0055】次に述べる本発明の第3の実施の形態は、
紫外線ランプより発する紫外線が被照射物体のほぼすべ
ての表面に直接照射し得る構成にしたものである。その
ため、この第3の実施の形態は、比較的短時間にて被照
射物体のほぼ全表面を完全に滅菌することが可能であ
る。特に郵便物のような平板状物体において、効果的で
ある。
【0056】次に、この第3の実施の形態について述べ
る。
【0057】図4、5は、第3の実施の形態の殺菌容器
の構成を示す。この第3の実施の形態の殺菌容器も郵便
ポストを例としたものである。
【0058】図4、5において、図4は外観図(正面
図)、図5は内部の構成を示す図である。これら図にお
いて、20はポスト外壁、21は郵便物投入口、22は
郵便物集配口である。
【0059】また、ポスト内の構成を示す図5におい
て、31、33、35は夫々モータ等の駆動機構により
駆動されるベルトコンベアーで、そのベルトが金属(ス
テンレス等)メッシュにて形成されている。つまり、こ
の実施の形態では、ベルトコンベアーが上下に第1のベ
ルトコンベアー31、第2のベルトコンベアー33、第
3のベルトコンベアー35の三つのベルトコンベアーが
3段に設けられている。また、36、37、38、3
9、40、41はいずれも紫外線ランプで、紫外線ラン
プ36は第1のベルトコンベアー31の上部に、紫外線
ランプ37は第1のベルトコンベアー31の内部に、紫
外線ランプ38は第2のベルトコンベアー33の上部
に、紫外線ランプ39は第2のベルトコンベアー33の
内部に、紫外線ランプ40は第3のベルトコンベアー3
5の上部に、紫外線ランプ41は第1のベルトコンベア
ー35の内部に夫々配置されている。更に42、43、
44はいずれもガイドで、ガイド42は郵便物を第1の
ベルトコンベアー31から第2のベルトコンベアー33
へ被照射物体を移動させるためのガイド、またガイド4
3は第2のベルトコンベアー33から第3のベルトコン
ベアー35へ被照射物体を移動させるためのガイド、ガ
イド44は第3のベルトコンベアー35から容器底面2
3(集配口付近)へ移動させるためのガイドである。
【0060】本発明の殺菌容器の第3の実施の形態の作
用について述べる。
【0061】まず、ポストの投入口21より郵便物を投
入すると、第1のベルトコンベアー31上に乗る。この
郵便物は、第1のベルトコンベアー31により矢印方向
に移動される。この第1のベルトコンベアー31による
移動の際に、被照射物体は紫外線ランプ36により上方
より直接紫外線の照射を受ける。同時に第1のベルトコ
ンベアー31内に配置されている紫外線ランプ37によ
り下方より直接紫外線の照射を受ける。このように、被
照射物体は、紫外線ランプ36、37により上下両方よ
り直接紫外線照射を受ける。このように、被照射物体が
第1のベルトコンベアー31により矢印方向に移動され
ている間中上下より紫外線の照射を受ける。そして、被
照射物体が第1のベルトコンベアー31により最も端
(図面右側)に移動した時、被照射物体は、第1のベル
トコンベアー31より落ち、第1のガイド42に沿って
第2のベルトコンベアー33上に落下する。このよう
に、第2のベルトコンベアー33上にのった被照射物体
は、この第2のベルトコンベアー33により逆方向に移
動する。つまり図5の右側より左側へ移動する。この移
動中に、被照射物体は、紫外線ランプ38により上部か
ら直接紫外線の照射を受ける。同時に被照射物体は、第
2のベルトコンベアー33内に配置された紫外線ランプ
39によりメッシュ状のベルトコンベアーを通して、下
方より直接紫外線の照射を受ける。このように、被照射
物体は、紫外線ランプ38と紫外線ランプ39より、上
下からの紫外線照射を受けながら移動する。そして被照
射物体は、第2のベルトコンベアー33の端部(左側の
端部)に達して、第3のベルトコンベアー35へ落下す
る。この際も、ガイド43に沿って落下し、第3のベル
トコンベアー35上に落下する。
【0062】このように、第3のベルトコンベアー35
上に落下した被照射物体は、この第3のベルトコンベア
ー35により移動する。この第3のベルトコンベアー3
5による移動中、被照射物体は、紫外線ランプ40と第
3のベルトコンベアー35内に配置された紫外線ランプ
41とにより、上下方向から直接照射される。
【0063】他の第1、第2のベルトコンベアー31、
33による移動と同様に、被照射物体は第3のベルトコ
ンベアー35によりその端部(図面右側の端)より容器
の底に落下する。この時もガイド44により容器中央の
集配口近傍に落下する。
【0064】このようにして容器の底に落下した被照射
物体は、集配口を開いて取り出すことが可能になる。
【0065】以上述べたように、本発明の第3の実施の
形態の殺菌容器は、被照射物体がベルトコンベアーにて
移動される間にその表裏両面が紫外線による照射を受け
て、殺菌されるため、極めて効率的に殺菌される。その
際、ベルトコンベアー内にある紫外線ランプよりの下方
より照射を受ける場合、ベルトの網の部分による影が生
ずるが、他のベルトコンベアーへ順次移して複数のベル
トコンベアーによる繰り返し照射を受けるため、比較的
均一な殺菌効果が可能になる。更にベルトコンベアーの
被照射物体を送り出す側の位置とガイドとの部分にて被
照射物体を反転させることが可能である。このように、
上段のベルトコンベアーから中段のベルトコンベアーに
移動させる時に被照射物体を反転させることにより、上
段のベルトコンベアーによる移送中にベルトコンベアー
内の紫外線ランプにて照射された面は、前記の反転によ
り中段のベルトコンベアーでは上を向くことになる。し
たがって、中段のベルトコンベアーによる移送中に、上
方に配置された紫外線ランプによる紫外線の照射を受け
ることになる。そのため、一層完全な殺菌が可能にな
る。
【0066】図6は、第3の実施の形態の殺菌容器にて
用いるベルトコンベアーの一例を示す拡大図である。
【0067】図6おいて(A)は図5における上段のベ
ルトコンベアー31、(B)は図5における中段および
下段のベルトコンベアー33、35の一例で、(C)は
例えば(A)、(B)の右側より見た図である。
【0068】図6の(A)において、51は紫外線ラン
プ37よりの紫外線を透過するようにステンレスメッシ
ュよりなるベルト、52、53はベルト51の両側に配
置されたガイド板で、移送中に被照射物体がベルトコン
ベアー51より落ちるのを防止するために設けられてい
る。
【0069】この図6の(A)の上段のベルトコンベア
ー51のガイド板52、53のうちの一方のガイド板5
2つまり、容器の投入口側のガイド板52は、その投入
口に最も近い部分に投入口の幅よりも大きい切り欠き部
52aを有している。尚投入口とは反対側のガイド板5
3は、切り欠き部が存在しない。
【0070】また、中段のベルトコンベアーと下段のベ
ルトコンベアーとは、図6の(B)に示す構成で、この
ベルトコンベアーは、ガイド板がいずれも切り欠き部を
有しない点で、上段のベルトコンベアーと相違する。
【0071】以上のように、ガイドを設けた構成にする
ことにより、確実な移動が可能になり、いずれの被照射
物体も完全に殺菌することが可能である。
【0072】この第3の実施の形態の殺菌容器は、ベル
トコンベアーの数を増すことによりより完全な殺菌が可
能になる。また上下二つのベルトコンベアーのみにて構
成されれば、小型で空間の狭い容器であってもベルトコ
ンベアーの配置が可能になる。
【0073】また、ベルトコンベアーの運転速度を可変
にすることにより、照射量をコントロールできる。
【0074】この第3の実施の形態の殺菌容器は、殺菌
対象物が最上段のベルトコンベアーに載ってから最下段
のベルトコンベアーより落下するまでであって、しかも
ベルトコンベアーにより移送されている間、紫外線の照
射が行なわれる。そのために、殺菌対象物が紫外線によ
る照射時間は、各段のベルトコンベアーの搬送用ベルト
の長さと、移動速度により決まる。したがっていかなる
場合においても完全に殺菌されるように前記の照射時間
をベルトコンベアーの移動速度により定めることが好ま
しい。ここでベルトコンベアーのベルトの移動速度を十
分に遅くすれば、殺菌は完全に行なわれる。しかし、無
駄な紫外線の照射が大になる等好ましくない。そのため
上記移動速度は適正な値にする必要があり、したがっ
て、上記移動速度を調整可能にすることが好ましい。
【0075】また、この第3の実施の形態の殺菌用容器
も、紫外線ランプが点灯している時に、集配口より殺菌
対象物を取り出すことは危険である。そのため、紫外線
ランプが点灯中は、集配口を開くことが出来ないように
ロックすることが好ましい。逆に、集配口が開いている
時には、殺菌対象物が投入口より投入されても、紫外線
ランプが点灯しないようにすることが望ましい。その場
合、当然ベルトコンベアーも運転されない。
【0076】この第3の実施の形態の殺菌容器も、容器
の投入口にセンサーを設けることが好ましい。そして、
このセンサーにより殺菌物体を検出した時にベルトコン
ベアーの運転及び紫外線ランプの点灯を行なうようにす
ればよい。また、センサーによる殺菌用物体の検出後に
ベルトコンベアーの運転の停止と紫外線ランプの消灯と
を行なうようにする。この運転時間は、紫外線の照射に
よる殺菌が完全に行なわれるように設定すればよい。こ
れにより、殺菌対象物体の殺菌が完全に行なわれると共
に、無駄なベルトコンベアーの運転、紫外線ランプの点
灯を防止し得る。
【0077】前記第1、第2、第3の実施の形態は、殺
菌用容器として郵便ポストに殺菌手段を備えるようにし
た例を示した。そのため、投入した郵便物は、ポストの
底部付近に置かれた集配袋内に投入される。したがって
この集配袋に微生物の付着することが考えられる。集配
袋が布製の場合、集配袋に付着した微生物による集配人
への感染のおそれがあるが、集配袋を金属メッシュにす
ることにより集配袋内部の殺菌も可能になる。なお、本
発明の殺菌用容器は、郵便物用に限ることなく、微生物
の付着のおそれのあるものを投入口より投入して内部に
て紫外線による殺菌を行った後に取り出すことにより、
付着する菌による感染を少なくする手段としての利用も
可能である。
【0078】また、前記の第1、第2、第3の実施の形
態の郵便ポスト等の本発明の殺菌用容器は、投入された
物体に菌等が付着されていて、その菌等が郵便ポスト等
の容器内の空気中に含まれていたり、容器壁面に付着し
ていても、紫外線の照射を受けほぼ完全に殺菌される。
つまり。ポスト等の本発明の容器内は、常に殺菌された
状態にあり、殺菌作用は完全なものとなる。また、菌等
が付着していない郵便物が投入されても、他に付着され
ていて容器内に散った菌により汚染されることは全くな
い。
【0079】
【発明の効果】本発明の殺菌用容器は、簡単な構造で微
生物の付着の可能性のある物品を単に投入口より投入す
るのみで、物品のあらゆる方向よりの紫外線の照射が可
能であってそれにより感染による発病のおそれのないレ
ベルであるほぼ完全な殺菌が可能であり、例えば郵便物
に付着する微生物による不特定多数の発病を防止するの
に極めて有効である。特に第2の構成の殺菌用容器は郵
便物に付着する微生物の殺菌に極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の構成を示す概略
【図2】 本発明の第2の実施の形態の構成を示す概略
【図3】 前記第2の実施の形態で用いる紫外線ランプ
の部分の平面図
【図4】 本発明の第3の実施の形態の正面図
【図5】 前記第3の実施の形態の内部の構成を示す図
【図6】 前記第3の実施の形態で用いられるベルトコ
ンベアー
【符号の説明】
1 郵便ポスト 2 センサー 3 紫外線ランプ 4 反射面 12 ローラー 13 ガイド 14、15 紫外線ランプ 31、33、35 ベルトコンベアー 36、37、38、39、40、41 紫外線ランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古橋 正吉 東京都大田区下丸子2−24−10 多摩川ハ イム2−702 Fターム(参考) 4C058 AA30 BB06 CC04 DD05 DD11 DD16 EE23 JJ28 KK02 KK12 KK13 KK22

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 殺菌対象物を投入する投入口と、投入
    口に殺菌対象物の投入を検知するセンサーと、前記セン
    サーによる投入物の検出により点灯する紫外線照射装置
    とを有し、内面が鏡面である殺菌用容器。
  2. 【請求項2】 前記容器内面が拡散反射面である請求
    項1の殺菌用容器。
  3. 【請求項3】 前記紫外線照射装置が280nm以下
    の波長の紫外線を発生することを特徴とする請求項1又
    は2の殺菌用容器。
  4. 【請求項4】 前記紫外線照射装置が点灯後所定時間
    連続して点灯して点灯を停止することを特徴とする殺菌
    用容器。
  5. 【請求項5】 前記紫外線照射装置を複数備えた請求
    項1、2、3、又は4の殺菌用容器。
  6. 【請求項6】 前記容器が、内部の被照射物を取り出
    す扉を有し、前記扉が前記紫外線照射装置発光中はロッ
    クされ、発光停止と共にロックが解除するように構成さ
    れた請求項1、2、3、4又は5の殺菌用容器。
  7. 【請求項7】 殺菌対象物を投入口を有する容器と、
    前記投入口に設けられたローラーと、ローラーにて送り
    込まれる細菌対象物の通る箇所を囲むように配置された
    ラセン状の発光管を有する紫外線発生装置とを備えた殺
    菌用容器。
  8. 【請求項8】 前記ローラーの投入口と反対側に投入
    口より投入され、ローラーにて送られる細菌対象物をガ
    イドするガイドを前記ラセン状の紫外線発光管にて形成
    されるラセン状部分の内部に配置したことを特徴とする
    請求項7の殺菌用容器。
  9. 【請求項9】 前記ラセン状の紫外線発光管の下方に
    その外周部が容器の内壁面に沿った方向になるように配
    置される他のラセン状発光管を有する他のラセン状紫外
    線発生装置を設けた請求項7又は8の殺菌用容器。
  10. 【請求項10】 殺菌対象物を投入する投入口と、投
    入口の近傍に夫々上下方向に配置された複数のベルトコ
    ンベアーと、前記各ベルトコンベアーのベルトの上方及
    びベルトコンベアー内に夫々配置されている紫外線ラン
    プとよりなり、前記各ベルトコンベアーのベルトがいず
    れも金属メッシュ、あるいは多数の小孔を設けた紫外線
    を透過するようにした構成であり、前記投入口より投入
    された殺菌対象物が前記ベルトコンベアーのうちの最上
    段のベルトコンベアーのベルト上に載り、移送され順次
    その下段のベルトコンベアーに移された後に同様に移送
    されて容器の底に移され、前記のようにベルトコンベア
    ーにより移送される時に、ベルトコンベアーの上方及び
    ベルトコンベアー内に配置されている紫外線ランプより
    発する紫外線にて照射されて殺菌するようにした殺菌容
    器。
  11. 【請求項11】 前記投入口近傍に設けたセンサーを
    更に有し、投入口よりの殺菌対象物を投入した際に前記
    殺菌対象物のセンサーによる検知にもとづいて、ベルト
    コンベアーの運転と紫外線ランプの点灯が行なわれるよ
    うにした請求項10の殺菌用容器。
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