JP2004065781A - 紫外線照射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シャッタ部材の紫外線発生源側の面と反対側の面にも紫外線を照射し、シャッタ部材の表裏いずれの面に付着した細菌や埃等も殺菌処理して、ケーシング外でシャッタ部材に付着した細菌や埃等がケーシング内に持ち込まれるのを防止する。
【解決手段】紫外線を発生させる紫外線ランプ10が収納された第1のケーシング12と、紫外線で殺菌を行うためのキャップ20が移送されると共に移送路に沿って開口されて紫外線ランプ10からの紫外線が入射される開口部90を有する第2のケーシング17と、第1のケーシング12と第2のケーシング17との間に介在されたシャッタ部材23と、シャッタ部材23を進退動作させて開口部90を開閉させるシャッタ駆動手段24と、シャッタ部材23の紫外線ランプ10に対向する面と反対側の面に紫外線を照射させるシャッタ殺菌装置100を設ける。
【選択図】      図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紫外線を用いてキャップ等の対象物の殺菌や表面の改質等を行うようにした紫外線照射装置に関し、特に、紫外線発生源が収納された第1のケーシングと上記対象物が移送される第2のケーシングとの間を連通する開口部を開閉するシャッタ部材の紫外線発生源と反対側の面に紫外線を照射させて殺菌を行うようにした紫外線照射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の紫外線によるキャップ等の対象物の殺菌処理としては、殺菌用シュートを通過するキャップに対して紫外線を連続的に照射するか、又は紫外線発生源の電源をON,OFFさせて必要な時間だけ紫外線を照射する等の方法が知られている。
【0003】
キャップに対して紫外線を連続的に照射する方法では、キャップの材質等によっても異なるが、樹脂製キャップの場合、長時間の照射によってキャップ自体が紫外線によって変質したり、キャップ内部のパッキンが変質したりするという問題があった。また、移送用シュート内をキャップが一定の速さで流れないでキャップの流れが停滞したとき等には、紫外線がキャップの特定箇所に長時間照射されることになるため、キャップが局所的に変質してしまうことがあった。
【0004】
この場合、紫外線ランプ等の紫外線発生源の電源をON,OFFさせてキャップ等の対象物への紫外線照射時間を制御する方法が考えられるが、紫外線発生源は一般的にON,OFFの切換動作に弱いため、ON,OFFする回数の増加に対応して紫外線発生源の寿命を短くするという問題があった。
【0005】
そこで、例えば特公平7−94251号公報に示されているように、紫外線発生源の電源は常時ONにしておき、紫外線がキャップの内面に当たる時間を遮蔽板の上げ下げによって制限する方法が提案されている。このキャップ殺菌装置によれば、キャッパ(キャップ締付機)に接続するキャップ用シュートと、このキャップ用シュートにおけるキャップの流れ状態を検出する検出器を設け、キャップ用シュートの一部を構成する殺菌用シュートの略全長に渡ってキャップ内面に対向する位置に紫外線発生源を設けている。
【0006】
この紫外線発生源とキャップとの間にシャッタ板を介在させ、キャップの流れが停滞したことを検知することにより、シャッタ板でキャップに照射される紫外線を遮蔽するようにしている。そして、キャップの流れが正常になったことを検地したときにシャッタ板を退避させ、紫外線発生源からの紫外線を連続的にキャップに照射するようにしている。
【0007】
このような従来のキャップ殺菌装置の概略構成を、図10と図11に基づいて説明する。図10は従来のキャップ殺菌装置の概略構成を示す正面図、図11は図10の矢印W−W線部分の拡大断面図である。図10において、図示しないキャップソータから移送されてきたキャップ2は、キャップシュート1の矢印F方向に移送されながらこのキャップ用シュート1の一部に設けた殺菌用シュート7と紫外線発生源6からなるキャップ殺菌装置3で殺菌される。
【0008】
このキャップ2は、キャップソータから連続的、或いは間欠的に移送されてくる。この移送されてくるキャップ2の存在間隔をキャップ用シュート1の上流側に設けた第1の検出器4 (光電管、近接スイッチ等)で検出することにより、キャップ殺菌装置3の全体が正常に運転していることを検出している。この第1の検出器4で正常運転を確認している間は、キャップ殺菌装置3に設けられた紫外線発生源のシャッタ板5は、退避状態(図10では上方へ移動した状態)になっている。その結果、紫外線発生源から放射される紫外線がキャップ2に照射され、この紫外線で移送中のキャップ2の殺菌が行われる。
【0009】
また、何等かのトラブルによって、キャップ殺菌装置3に設けられている殺菌用シュート7にキャップ2が残留した状態になると、これが第1の検出器4によって検出され、その検出信号が出力される。この第1の検出器4から出力される異常検出信号を受けた駆動装置8がシャッタ板5を後退動作させ、紫外線発生源6からキャップ2へ照射される紫外線を遮蔽する状態(図10では下方へ移動した状態)に変化させる。
【0010】
この従来の装置によれば、キャップ2の移動時に、トラブルが発生したこと或いは解消したことを検知し、紫外線発生源6とキャップ2との間に設けたシャッタ板5の開閉操作を制御することにより、紫外線発生源6の寿命を縮めることなく、キャップ2への紫外線の照射時間を一定に保つことが可能である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のキャップ殺菌装置においては、紫外線発生源6とキャップ2との間にシャッタ板5を介在させる構成となっていたため、シャッタ板5の紫外線発生源6側の面には紫外線が照射されるためその面の殺菌は行われるが、他面には紫外線発生源6とから放射された紫外線が当たらないことから、次のような不具合が生じていた。
【0012】
すなわち、シャッタ板5の一部が第1のケーシングと第2のケーシングとの間からケーシング外に露出されるため、空気中に浮遊している細菌や埃等がシャッタ板5に付着し、これがシャッタ板5の開閉動作によってケーシング内に入り込む。このとき、シャッタ板5の紫外線発生源6側の面は紫外線の照射によって殺菌されるが、これと反対のキャップ2側の面には紫外線が照射されないため、付着した細菌等が生存し続けることになる。その結果、シャッタ板5が閉じるときに持ち込まれた細菌等が、ケーシング内でシャッタ板5から剥離してシュートやキャップ2に付着するという課題があった。
【0013】
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、シャッタ部材の紫外線発生源側の面と反対側の面にも紫外線を照射し、シャッタ部材の表裏いずれの面に付着した細菌や埃等も殺菌処理して、ケーシング外でシャッタ部材に付着した細菌や埃等がケーシング内に持ち込まれるのを防止することができる紫外線照射装置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上述したような課題等を解決し、上記目的を達成するために、本出願の請求項1記載の紫外線照射装置は、紫外線を発生させる紫外線発生源が収納された第1のケーシングと、紫外線で殺菌又は改質を行うための対象物が移送されると共に移送路に沿って開口されて紫外線発生源からの紫外線が入射される開口部を有する第2のケーシングと、第1のケーシングと第2のケーシングとの間に介在されたシャッタ部材と、シャッタ部材を進退動作させて開口部を開閉させるシャッタ駆動手段と、シャッタ部材の紫外線発生源に対向する面と反対側の面に紫外線を照射させる紫外線照射手段を設けたことを特徴としている。
【0015】
本出願の請求項2記載の紫外線照射装置は、紫外線照射手段は、シャッタ部材の紫外線発生源と反対側に配置されシャッタ部材の対象物側の面に紫外線を照射させる紫外線ランプを有することを特徴としている。
【0016】
本出願の請求項3記載の紫外線照射装置は、紫外線発生源及び紫外線照射手段の少なくとも一方は1又は2以上の紫外線ランプを有し、紫外線ランプはガラス管の両端に設けられた電極にそれぞれ接続されるリード線が設けられ、一方の電極に接続されたリード線をガラス管の外面に沿って他方の電極側まで延在させたことを特徴としている。
【0017】
本出願の請求項4記載の紫外線照射装置は、紫外線照射手段は、紫外線ランプを支持する支持プレートと、支持プレートに取り付けられ且つ紫外線透過性樹脂により形成されたランプカバーとを有し、ランプカバーで紫外線ランプの全体を覆うようにしたことを特徴としている。
【0018】
本出願の請求項5記載の紫外線照射装置は、紫外線照射手段は、紫外線発生源から発生された紫外線を反射させてシャッタ部材の対象物側の面に導く紫外線誘導部材を有し、紫外線誘導部材を介して紫外線をシャッタ部材の対象物側の面に照射させることを特徴としている。
【0019】
本出願の請求項6記載の紫外線照射装置は、シャッタ部材は、紫外線を微少量透過させる部材で形成したことを特徴としている。
【0020】
本出願の請求項7記載の紫外線照射装置は、シャッタ部材は、紫外線透過性フッ素樹脂で形成したことを特徴としている。
【0021】
本出願の請求項8記載の紫外線照射装置は、シャッタ部材は、紫外線を透過させるための多数の穴又は溝を設けた金属板で形成したことを特徴としている。
【0022】
上述のように構成したことにより、本出願の請求項1記載の紫外線照射装置では、シャッタ部材の一面には紫外線発生源からの紫外線が照射され、シャッタ部材の他面には紫外線照射手段からの紫外線が照射されるため、シャッタ部材の表裏両面に紫外線を照射させてケーシング外に露出される部分に付着した空気中の細菌や埃等を殺菌し、シャッタ部材の表裏いずれの面に付着した細菌等がそのままケーシング内に入り込むのを防止する。
【0023】
本出願の請求項2記載の紫外線照射装置では、紫外線ランプでシャッタ部材の対象物側の面に紫外線を照射させることにより、簡単な構造でありながらシャッタ部材の対象物側の面を紫外線殺菌等することができ、シャッタ部材を介して細菌や埃等がケーシング内に入り込むのを効果的に防止することができる。
【0024】
本出願の請求項3記載の紫外線照射装置では、一方の電極に接続されたリード線がガラス管の外面に沿って他方の電極側まで延在されているため、紫外線ランプの点灯動作を迅速に行うことができ、紫外線の照射効率を高めることができる。
【0025】
本出願の請求項4記載の紫外線照射装置では、支持プレートとランプカバーとを有し、ランプカバーで紫外線ランプを覆うようにしたため、紫外線照射手段の安全性を高め、紫外線ランプの破損等の不具合の発生を効果的に抑制することができる。
【0026】
本出願の請求項5記載の紫外線照射装置では、カバー部材内において紫外線誘導部材で紫外線をシャッタ部材の対象物側に導いて照射することにより、シャッタ部材の対象物側の面を紫外線殺菌等することができ、シャッタ部材を介して細菌や埃等がケーシング内に入り込むのを効果的に防止することができる。
【0027】
本出願の請求項6記載の紫外線照射装置では、紫外線を微少量透過させる部材でシャッタ部材を形成することにより、シャッタ部材に紫外線を透過させて反対側の面を紫外線殺菌等することができ、シャッタ部材を介して細菌や埃等がケーシング内に入り込むのを効果的に防止することができる。
【0028】
本出願の請求項7記載の紫外線照射装置では、紫外線透過性フッ素樹脂でシャッタ部材を形成することにより、シャッタ部材に紫外線を透過させて反対側の面を紫外線殺菌等することができ、シャッタ部材を介して細菌や埃等がケーシング内に入り込むのを効果的に防止することができる。
【0029】
本出願の請求項8記載の紫外線照射装置では、紫外線を透過させるための多数の穴又は溝を設けた金属板でシャッタ部材を形成することにより、シャッタ部材に紫外線を透過させて反対側の面を紫外線殺菌等することができ、シャッタ部材を介して細菌や埃等がケーシング内に入り込むのを効果的に防止することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。図1は図2に示す本発明の紫外線照射装置のX−X線部分の断面図、図2は本発明の紫外線照射装置の一実施例を示す正面図、図3は同じく平面図、図4A〜Dは本発明に用いられる紫外線ランプの一実施例を示す説明図、図5は本発明の紫外線照射装置に用いられる第2 の紫外線照射手段の分解斜視図、図6は図2に示す本発明の紫外線照射装置のY−Y線部分の断面図、図7は本発明の紫外線照射装置に用いられるストッパ機構の説明図、図8は本発明の紫外線照射装置が用いられたキャップ装着装置の概略構成を示す説明図、図9は本発明の他の実施例を示す図1に相当する部分の断面図である。
【0031】
図2及び図3に示すように、本発明の紫外線照射装置9は、紫外線発生源の一具体例を示す3本の紫外線ランプ10が収納された第1のケーシング12と、紫外線照射対象物の一具体例を示すキャップ20が連続的に移送されるキャップシュート13が設けられた第2のケーシング17と、両ケーシング12、17が取り付けられるフレーム板18と、両ケーシング12、17間を開閉するシャッタ部材23と、このシャッタ部材23を進退動作させるシャッタ駆動手段24と、シャッタ部材23の紫外線ランプ10側と反対側の面に紫外線を照射させる紫外線照射手段70等を備えて構成されている。
【0032】
フレーム板18は、横方向に長く延在され且つ中央部に横長の開口部が設けられた枠状の部材からなり、その一面である前面に第1のケーシング12が配置され、他面である背面に第2のケーシング17が配置されている。第1のケーシング12及び第2のケーシング17は、共に断面形状がコ字状をなす型材からなり、互いの開口側を対向させて略同じ高さ位置に配置されている。
【0033】
図2に示すように、第1のケーシング12の長手方向両端下部にはヒンジ71の一方の取付片がそれぞれ固定されている。ヒンジ71の他方の取付片はフレーム板18にそれぞれ固定されている。これにより第1のケーシング12は、一対のヒンジ71、71を介して下端部を回動中心として、フレーム板18に対して旋回動作可能に支持されている。第1のケーシング12の長手方向両端上部には、第1のケーシング12の上部をフレーム板18に着脱可能に締結するための2 個の締結ネジ19が設けられている。
【0034】
各締結ネジ19は、L字状に形成されたブラケット76に回動自在に支持されている。そして、ブラケット76は、第1のケーシング12の上面に固定されている。この締結ネジ19に対応してフレーム板18には、それぞれナット19aが固定されている。このナット19aに締結ネジ19のネジ部を螺合させることにより、第1のケーシング12を上方へ回動させて閉じた状態に固定することができる。また、ナット19aから締結ネジ19を外すことにより、ヒンジ71を中心に第1のケーシング12を下方へ回動させて内部を露出させることができる。
【0035】
図1に示すように、この実施例では第1のケーシング12内に、3個の紫外線ランプ10がランプ保持具10aを介して固定板11に取り付けられて配置されている。ランプ保持具10aは、紫外線ランプ10を挟持するために弾性が付与された一対の挟持片と、両挟持片を支持する支持部とを有し、これらが一体に形成されている。3個のランプ保持具10aは、溶接やねじ止め等の固着手段によって固定板11に固定されている。固定板11には、ランプ保持具10aと反対側に突出する複数の脚部11aが設けられており、その脚部11aで所定高さ持ち上げた状態で固定板11が第1 のケーシング12内に取り付けられている。
【0036】
第1のケーシング12の前面部には、長手方向に所定長さ延在された観察窓14が設けられている。この観察窓14の外側には、紫外線を透過させない紫外線不透過性のガラスプレート15が装着されている。ガラスプレート15は、四角形の枠体からなる枠部材61内に収容されており、その外側に重ね合わされた押え板62によって抜け止めされている。そして、押え板62と枠部材61と第1 のケーシング12とを貫通する固定ネジ63の先端を脚部11aに螺合することにより、これらが固定板11と一体的に締め付けられて第1のケーシング12に固定されている。
【0037】
更に、押え板62の外側には、略同様の大きさを有する窓カバー64が配置されている。窓カバー64は、締付金具65によって係合・離脱可能とされており、この窓カバー64を開放することにより、紫外線不透過性のガラスプレート15が露出される。その結果、ガラスプレート15を介して第1のケーシング12内の紫外線ランプ10等を観察することができる。
【0038】
3個の紫外線ランプ10は、波長範囲が180nm(ナノメートル)から400nmまでの紫外線のうち、少なくとも240nmから300nmまでの波長範囲、特に254nm付近に強い線スペクトルを有する殺菌線を放射する殺菌ランプ(例えば、水銀入り放電管)である。この紫外線ランプ10は、300nm以下の光を透過する石英ガラス管又は紫外線透過性ガラス管30と、このガラス管30の両端を閉じる一対の電極栓31a、31bと、各電極栓31a、31bに取り付けられた電極35a、35b等を備えて構成されている。
【0039】
本発明に用いられる紫外線発生源としては、この実施例に示す紫外線ランプ10に限定されるものではなく、例えば高圧水銀灯、超高圧水銀灯、低圧水銀灯、超低圧水銀灯、キセノンランプ等を用いることができる。更に、半導体レーザによる紫外線の発光方式や、光ファイバを用いてレーザ光を伝送して照射する方式のように紫外線を放射可能な各種の紫外線放射手段を適用することができる。
【0040】
この実施例で使われる紫外線ランプ10について、図4に基づいて詳細に説明する。図4Aに示すように、紫外線ランプ10は、適当な長さを有する円筒状のガラス管30と、このガラス管30の両端を閉じるように装着された紫外線透過性フッ素樹脂で形成された2個の電極栓31a、31bとを有している。各電極栓31a、31bには、紫外線に対する耐久性の大きな紫外線透過性フッ素樹脂からなる2本の外装チューブ32a、32bがそれぞれ貫通されている。そして、各外装チューブ32a、32bには、紫外線透過性フッ素樹脂で被覆されたリード線33a、33bがそれぞれ挿通されている。
【0041】
更に、各電極栓31a、31bの内端面には、ガラス管30内を密閉するガラス製の支持部34a、34bが設けられている。これらの支持部34a、34bには一対の電極35a、35bが立設されており、各電極35a、35bにはリード線33a、33bがそれぞれ接続されている。そして、一対の電極35a、35a及び35b、35b間は、それぞれフィラメント36a、36bにより連結されて電気的に接続されている。一対のリード線33a、33bのうち一方のリード線33bは、ガラス管30の表面に沿って軸方向に這わせ、反対側の端部において他方のリード線33aと一まとめにされている。
【0042】
一まとめとされた4本のリード線33a,33bは、固定バンド37cによって縛られている。そして、2本のリード線33a,33bの先端部には、導電性の金属材料からなる雌形接続端子38aが取り付けられ、また、残り2本のリード線33a,33bの先端部には、同じく導電性の金属材料からなる雄形接続端子38bが取り付けられている。更に、各雌形接続端子38aには、紫外線透過性フッ素樹脂で形成されたカバーチューブ39がそれぞれ装着されている。このカバーチューブ39内で雌形接続端子38aに外部装置の雄形接続端子を接続することにより、その接続部が紫外線によって劣化されるのを防止又は抑制することができる。
【0043】
また、ガラス管30の外周面に沿って一端から他端まで延在された2本のリード線33a、33bの中途部は、ガラス管30の両端部に装着される2個の端部バンド37a、37aと、ガラス管30の中途部に装着される複数の中途部バンド37b、37bによってガラス管30に締め付け固定されている。この状態を、図4Bにおいて拡大して断面して示す。端部バンド37a及び中途部バンド37bは、紫外線に対する耐久性の高い紫外線透過性フッ素樹脂で形成することが好ましい。
【0044】
このように、一方の電極35b、35bに接続されたリード線33b、33bをガラス管30に這わせて一端から他端まで延在させることにより、そのリード線33b、33bを流れる電流によって誘導磁場を作ることができる。この磁場が誘導電流を作って紫外線ランプ10の放電を誘発するため、紫外線ランプ10の放電を早期に安定した状態に制御することができる。更に、リード線33b、33bの被覆及び固定バンド37a、37bが共に紫外線透過性フッ素樹脂で形成されているため、これらの固定バンド37a、37bが紫外線の照射によって劣化されるのを回避することができる。
【0045】
この場合、紫外線ランプ10は長時間点灯させ続けると相当の発熱を伴うので、例えば、常時或いは適当な時間間隔でエアーを吹き付ける等して発熱を抑制することが好ましい。この場合には、紫外線ランプ10の出力を高い状態に維持できると共に、ランプ波長によってステンレス金属が発熱して曲がる等の熱影響を、このエアー吹き付けによって軽減することができる。
【0046】
尚、この実施例では、紫外線ランプ10の両端からリード線を2 本ずつ導出させた例について説明したが、両端から1 本ずつリード線を導出させる紫外線ランプであってもよいことは勿論である。
【0047】
図4C及びDは、紫外線ランプ10のガラス管の他の実施例を示すものである。即ち、図4Cは、断面形状を楕円形とした筒状のガラス管30Aを適用したものであり、図4Dは、断面形状を長方形とした筒状のガラス管30Bを適用したものである。このガラス管30の断面形状は、ここに上げた例のものに限定されるものではなく、例えば、三角形、五角形、六角形、八角形、その他各種の形状を適用することができるものである。
【0048】
図1に示すように、キャップ移送機能を有するキャップシュート13を備えた第2のケーシング17には、長方形をした背面板67と上下のレール板68a、68bとが配置されている。背面板67は、転がることにより移送されるキャップ20の開口側を支えるもので、第1ケーシング17の背面部の内側に配置されている。この背面板67の内側の上方に上レール板68aが配置され、同じく下方に下レール板68bが配置されている。下レール板68bはキャップ20を下方から支えるもので、この下レール板68bの上をキャップ20が転がり移動する。上レール板68aはキャップ20の跳ね上がりを防止するもので、上下レール板68a、68b間の隙間内をキャップ20が転がりながら移動する。
【0049】
更に、第2のケーシング17の上下レール板68a、68bの内側には、キャップ20が側方から脱落するのを防止するための横押え板69a、69bがそれぞれ設けられている。横押え板69a、69bは上下のレール板68a、68bよりも若干幅広に形成されていて、上部横押え板69aの下端部は上レール板68aの下面から下方に突出され、また、下部横押え板69bの上端部は下レール板68bの上面から上方に突出されている。
【0050】
図6に示すように、上部横押え板69aと上レール板68aと背面板67と第2のケーシング17、及び下部横押え板69bと下レール板68bと背面板67と第2のケーシング17には、それぞれ取付ネジ73が挿通されており、この取付ネジ73の締め込みによってこれらが一体的に組み立てられ、これにより全体としてキャップシュート13が構成されている。
【0051】
このキャップシュート13では、上下のレール板68a、68b間の間隔を広狭変化させることにより、キャップ20の直径が大小変化したときにも、これに対応してキャップ通路の幅を変化させることができる。また、両レール板68a、68bの厚みを変えることにより、キャップ20の厚みが大小変化したときにも、これに対応してキャップ通路の厚みを変化させることができる。
【0052】
このようなキャップシュート13が取り付けられた第2のケーシング17は、図6に示すように、上下のスペーサ74a、74bを介して背面板75の背面に複数個の固定ネジ76によって取り付けられている。そして、背面板75は、複数個の固定ネジ77によってフレーム板18の背面に固定されている。この背面板75とスペーサ74a、74bとの間には、第1のケーシング1 2の開口部と第2のケーシング17の開口部との間を仕切る仕切り部材78が設けられている。この仕切り部材78は、例えば、紫外線ランプ10が割れた場合にカ゛ラス 管30の破片等が第2のケーシング17内に入り込むのを防止することを目的とするもので、その材質としては、例えば紫外線透過性フッ素樹脂が好適である。
【0053】
キャップ20は、図示しないボトルの口部に嵌合される一面に開口された円盤状の本体部20aと、この本体部20aの閉鎖端面部に連続して一体に設けられた指掛け部20bとを有している。このキャップ20が、指掛け部20bを紫外線ランプ10側に向けた状態でキャップシュート13に供給されている。そして、キャップ20は、圧力が加えられたエア等で押されて転がりながらキャップシュート13内を移動し、その間紫外線ランプ10から放射される紫外線の照射を受けて殺菌処理が行われる。
【0054】
更に、図2 及び図3に示すように、キャップシュート13の上流側及び下流側には、キャップ20の流れを制御するためのキャップ移送制御機構80がそれぞれ設けられている。キャップ移送制御機構80は、ストップ弁81と、ストップ弁81が支持固定されるベース板82と、このベース板82を所定の高さに位置決めする位置決め部材83と、高さ方向の微調整を行うためのスペーサ84と、遮蔽板8 5等を有している。
【0055】
ストップ弁81は、進退動作可能とされたロッド81aと、このロッド81aの先端に取り付けられたヘッド81bとを有し、ベース板82の略中央部において表裏面を貫通するように取り付けられている。このベース板82の四隅に位置決め部材83とスペーサ84とがそれぞれ積層されて配置され、位置決め部材83とスペーサ84との間に遮蔽板85が介在されている。そして、これらを貫通する固定ネジ76によってキャップ移送制御機構80が第2のケーシング17を介してフレーム板18に固定されている。尚、図示しないが、キャップ20の側方を一部空間とし、ストップ弁81を上下方向に向けて取り付ける構造としてもよい。
【0056】
遮蔽板85と第2のケーシング17と背面板67には、ストップ弁81のヘッド81bが挿通される穴85a、17a、67aが設けられている。ストップ弁81のヘッド81bは、正常時には背面板67の穴67a内に後退した状態に設定される。一方、キャップ20の移送を停止させる必要があるときには、ストップ弁81の作動を介してロッド81aが突出され、先端のヘッド81bがキャップ20の移動軌跡上に突出される。
【0057】
このような構成を有する2個のキャップ移送制御機構80を用いることにより、次のような制御を行うことができる。例えば、キャップシュート13の入口側に設置されたキャップ移送制御機構80を使用する場合には、紫外線ランプ10による殺菌領域の前でキャップ20を停止させて、キャップ20に紫外線が照射されるのを防ぐことができる。これにより、キャップ20が紫外線殺菌領域内に入り込むのを防止することができ、紫外線殺菌領域内でキャップ20が紫外線に長時間晒されるのを防ぎ、キャップの変質を防止することができる。
【0058】
また、キャップシュート13の出口側に設置されたキャップ移送制御機構80を使用する場合には、紫外線ランプ10による殺菌領域内でキャップ20を停止させ、シュートが満杯になるまでストップ弁81の動作を繰り返すことにより、キャップ20に対して紫外線を十分に照射させることができる。これにより、殺菌処理に必要な十分な時間、紫外線をキャップ20に照射することができ、従って、確実かつ安定した殺菌処理を行うことができる。
【0059】
図7は、上述したストップ弁81の支持方法の他の実施例を示すものである。ストップ弁81は、L字状をなす2個のブラケット86、87を用いることによって遮蔽板85に固定されている。第1のブラケット86は、その一片が固定ネジ88aによって遮蔽板85に固定されていて、立ち上げられた他片に第2のブラケット87の一片が固定ネジ88bによって固定されている。そして、第2のブラケット87の他片にストップ弁81が取り付けられている。
【0060】
ストップ弁81は、ロッド81aの軸心線が遮蔽板85の面に対して略垂直となるように設定されている。そして、ロッド81aの先端に設けられたヘッド81bが遮蔽板85の穴85aに緩く挿通されている。このような支持構造によれば、図6に示した実施例に比べて、使用する部品点数を少なくして構造の簡単化を図ることができる。
【0061】
また、図1〜図3に示すように、第1のケーシング12と第2のケーシング17の間には、シャッタ部材23が出し入れされるスリット溝(空隙)が設けられている。シャッタ部材23は、第1ケーシング12と第2ケーシング17の間に設定された開口部90を開閉するもので、紫外線ランプ10の1本分よりも若干長く且つランプ3本分の幅よりも幅広の長方形の板材によって形成され、開口部90を完全に開閉できる大きさとされている。このシャッタ部材23の材質としては、例えば、ステンレス鋼が好適であるが、他の金属材料を用いることもできる。
【0062】
シャッタ部材23の上端縁には、長手方向の全長に渡って適宜幅で折り曲げることによって補強用のエッジ部23aが設けられている。このエッジ部23aを介してシャッタ部材23が、シャッタ駆動手段24によって上下方向へ昇降動作自在に支持されている。シャッタ駆動手段24は、シャッタ部材23を昇降動作させる駆動シリンダ91と、この駆動シリンダ91を支持する支持プレート92と、駆動シリンダ91の可動軸91aの先端に設けられたヘッド部91bと、可動軸91aの直線運動を確保する2本のガイド軸93、93等によって構成されている。
【0063】
支持プレート92は長方形の板材からなり、フレーム板18の長手方向略中央部において、その下端部がスペーサ94を介して固定ネジ及びナットからなる固定手段95で背面板75の上端部に固定されている。この支持プレート92の前面側上部には、駆動シリンダ91が固定ネジ96aによって固定されている。駆動シリンダ91には、一面側に突出する可動軸91aが設けられていると共に、この可動軸91aを挟んで両側に互いに平行をなす2本のガイド軸93,93が摺動自在に挿通されている。
【0064】
可動軸91aの下端にはヘッド部91bが一体に設けられており、このヘッド部91bの下面にシャッタ部材23の上端部が固定ネジ96bによって固定されている。更に、ヘッド部91bには、一対のガイド軸93、93の下端がそれぞれ固定されている。
【0065】
かくして、シャッタ駆動手段24の駆動シリンダ91の駆動により、図1及び図2に示すように、可動軸91aが前進することによりシャッタ部材23が押し下げられ、開口部90がシャッタ部材23によって閉じられる。これにより、第1のケーシング12内に保持されている紫外線ランプ10から放射される紫外線がシャッタ部材23によって遮断され、第2のケーシング17内に紫外線が照射されることがない。
【0066】
一方、駆動シリンダ91の駆動により可動軸91aが後退すると、シャッタ部材23が引き上げられて開口部90が開かれる。これにより、第1のケーシング12と第2のケーシング17との間の開口部90が開かれる。その結果、第1のケーシング12内に保持されている紫外線ランプ10から放射される紫外線が、開口部90から第2のケーシング17内に入り込み、仕切り部材78を介してキャップシュート13に照射される。これにより、キャップシュート13内を移動するキャップ20に紫外線が照射され、紫外線によるキャップ20の殺菌が実行される。
【0067】
このように開閉されるシャッタ部材23の背面には、シャッタ部材23の紫外線ランプ10に対向する面と反対側の面に紫外線を照射させる紫外線照射手段の一具体例を示すシャッタ殺菌装置100が設けられている。このシャッタ殺菌装置100は、ランプハウジング101とランプカバー102とカバー板103等を備えて構成されている。
【0068】
図5に示すように、ランプハウジング101は、シャッタ部材23よりも若干小さな横長の長方形の箱体からなり、前面は周縁部を除いて略全面が開口されている。ランプハウジング101の上面の略中央部には、前面の開口部に連通された切欠き部104が設けられている。この切欠き部104は、ランプハウジング101の組み立てに際して、支持プレート92との干渉を避けるために設けたものである。
【0069】
ランプハウジング101の背面の略中央部には、ランプカバー102の膨出部102aが嵌合される長穴101aが設けられている。更に、ランプハウジング101の底面には、このランプハウジング101を第2のケーシング17の上面に固定するためのブラケット105が一体に設けられている。ブラケット105は断面形状がL字状をなしており、下方へ突出された一片には複数のネジ穴105aが設けられている。
【0070】
ランプカバー102は、膨出部102aと、この膨出部102aの周囲を囲う四角形の枠状部102bとからなる。そして枠状部102bには、多数のネジ挿通穴102cが設けられている。このランプカバー102の材質としては、紫外線透過性フッ素樹脂が好適である。
【0071】
カバー板103は、ランプカバー102の枠状部102bと略同様の大きさを有する四角形の薄板からなり、枠状部102bのネジ挿通穴と対応する位置には同様のネジ挿通穴103aが設けられている。このカバー板103の一面には、長手方向に適宜な間隔をあけて2個のランプ保持具106が取り付けられている。この2個のランプ保持具106には、上述した紫外線ランプ10と同様の構成を有する紫外線ランプ107が着脱可能に保持されている。
【0072】
紫外線ランプ107の両端から取り出されたリード線33a、33bは、ガラス管の一側に集められ、一まとめとされて裏面側に導出されている。このカバー板103及び上述したランプハウジング101の材質としては、例えば、ステンレス鋼が好適であるが、スチール鋼等の他の金属材料を用いることができることは勿論である。
【0073】
このような構成を有するシャッタ殺菌装置100は、例えば、次のようにして第2のケーシング17に取り付けられる。まず、ランプハウジング101を第2のケーシング17上に載置し、ブラケット105を固定ネジ108によって第2のケーシング17の背面に固定する。このとき、ランプハウジング101の切欠き部104内にシャッタ駆動手段24の支持プレート92が入り込む。この支持プレート92のランプハウジング101内に入り込む部分には、紫外線を前方に透過させるための多数の透過穴109が設けられている。
【0074】
次に、ランプハウジング101の長穴101a内に後方からランプカバー102の膨出部102aを嵌め込む。更に、ランプカバー102の後方にカバー板103を重ね合わせ、膨出部102aの凹部内に紫外線ランプ107を差し込む。そして、カバー板103のネジ挿通穴103a、ランプカバー102のネジ挿通穴102c及びランプハウジング101のネジ挿通穴101bにネジ110を挿通し、このネジ110にナットを螺合させて締め込む。
【0075】
これにより、シャッタ殺菌装置100の組み立てが完了する。その結果、図1〜図3に示すように、シャッタ部材23の背面側斜め上方にシャッタ殺菌装置100が配置され、このシャッタ殺菌装置100の紫外線ランプ107から放射される紫外線によってシャッタ部材23の背面側が紫外線殺菌される。
【0076】
この際、紫外線ランプ107から放射される紫外線の一部が支持プレート92によって遮断されるが、支持プレート92の対応する部分には多数の透過穴109が設けられており、これらの透過穴109を透過して紫外線が照射される。そのため、支持プレート92という障害物があるにも拘わらず、シャッタ部材23の裏面全体に紫外線をもれなく照射させることができる。
【0077】
尚、必要により、ランプハウジング101の前面の開口部は、紫外線をカットする防護カバー111で覆うようにする。これにより、シャッタ殺菌装置100の紫外線ランプ107から放射される紫外線による弊害の発生を防止することができる。
【0078】
また、図示しないが、キャップシュート13には、内部を移動するキャップ20の流れの異常を検出する検出手段や紫外線ランプ等の異常を検出する検出手段が設けられている。これらの検出手段で異常を検出したときには、上記ストップ弁81を動作させてキャップ20の移動を停止させ、キャップ20に必要量以上の紫外線が照射されるのを防止している。
【0079】
このような構成を有する紫外線照射装置9によれば、処理対象物であるキャップ20に対して紫外線を照射させて、キャップ20の表面に付着された細菌等を紫外線殺菌することができる。まず、キャップシュート13により多数のキャップ20が、空気圧による圧送や自重による回転運動等によって略一定間隔で供給され、図2において左側から右側に移動される。このキャップ20の移動方向と略平行をなすように3 本の紫外線ランプ10がセットされており、これらランプの前をキャップ20が移動することにより、紫外線ランプ10から放射される紫外線をキャップ20が浴びて、紫外線殺菌処理が実行される。
【0080】
この場合、シャッタ部材23は、図1及び図2に示す状態とは逆の状態にあり、シャッタ駆動手段24の駆動シリンダ91の作動によって上方へ引き上げられている。そのため、シャッタ部材23の背面の略全面がシャッタ殺菌装置100の紫外線ランプ107に晒されることになる。その結果、シャッタ部材23の背面の略全面が紫外線によって殺菌されるため、例えば、空気中に浮遊している細菌等がシャッタ部材23の背面に付着してケーシング内に持ち込まれるのを防止することができる。
【0081】
更に、この実施例では、第2のケーシング17と背面板75との間に紫外線透過性フッ素樹脂からなる仕切り部材78を介在させる構成としたため、空気中からケーシング内に入り込んだ埃や塵等が、キャップシュート13内に入り込んでキャップ20に付着するのを防止することができる。また、紫外線ランプ10が破損したような場合においても、ガラスの破片や水銀等が飛び散って、キャップ20に付着するおそれを防止することができる。
【0082】
一方、図1及び図2に示すように、駆動シリンダ91の作動によってシャッタ部材23が下方へ押し下げられると、第1のケーシング12と第2 のケーシング17の間の開口部90がシャッタ部材23によって閉じられる。その結果、紫外線ランプ10による紫外線の放射が遮られ、キャップ20に対して紫外線が必要量以上に照射されるのを防止することができる。
【0083】
また、本発明の実施例では、図1及び図6に示すように、シャッタ部材23と第2のケーシング17との間に紫外線透過性フッ素樹脂からなる仕切り部材78が設けられている。このように仕切り部材78をキャップシュート13側に設けたことにより、紫外線ランプ10が何らかの衝撃により破損しても、ガラス管30の破片や水銀等の有害物質がキャップ20に付着するおそれをなくすことができる。また、シャッタ部材23が擦られることにより発生した金属粉が落下してキャップ20に付着する心配もなくなる。
【0084】
図8は、上述した紫外線照射装置9が利用される応用例を示すもので、キャップ装着装置40に適用したものである。本発明の紫外線照射装置9は、キャップ供給機45の前段に配設されている。
【0085】
キャップ装着装置40は、ミネラルウォータ、紅茶、緑茶、ウーロン茶、果実ジュース、コーヒー飲料その他の内容物をボトルに充填する回転充填機(フィラー)41の後段に設けられている。このキャップ装着装置40は、樹脂製キャップ20をボトル42の口部に装着するキャップ装着締付機(キャップシーマー)43と、内容物が充填されたボトル42をキャップ装着締付機43に供給するボトル供給機44と、本発明の紫外線照射装置で殺菌処理されたキャップ20を所定の搬送タイミングにより搬送してキャップ装着締付機43に供給するキャップ供給機45と、キャップ装着締付機43によってボトル42の口部にキャップ20が装着された内容物入りキャップ付き容器(以下「製品容器」という。)46を取り出す容器排出機47等を備えて構成されている。
【0086】
図8において、殺菌処理されるキャップ20は、無菌又は除菌された高圧エアの圧力等で押圧されてキャップシュート13内を矢印の方向に移送される。これにより、キャップシュート13内のキャップ20は紫外線照射装置9によって殺菌処理された後、キャップ供給機45を介してキャップ装着装置40に送られる。
【0087】
一方、このキャップ20が装着されるボトル42は、円筒状の胴部と、この胴部の上端に連続する円錐筒状の肩部と、この肩部の上端に連続する円筒状の口部と、胴部の下端を閉じる底部とを有している。ボトル42の口部の外周面には、螺旋状に延びるネジ部が設けられている。更に、ボトル42の口部と肩部が連続する部分には、外向きに展開されたフランジ部が設けられている。この口部に設けられ且つ上面に開口する穴が注ぎ口とされている。この注ぎ口に対して、充填機によって上述したような内容物が充填され、また、飲食時等においては内容物が注ぎ出される。
【0088】
このボトル42の材質としては、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)に代表されるプラスチックは勿論のこと、ガラスや陶器或いはアルミニウム、スチールその他各種の材料を適用することができる。また、ボトル42の形状としては、胴部よりも口部を小さくした口部の細いボトルに限定されることなく、口部を胴部と同一又は略同一の大きさに形成した、いわゆる広口ボトルに適用することもできる。
【0089】
このような構成を有するボトル42は、図示しない前工程において、所定の殺菌処理が施され、略完全に消毒された状態で回転充填機(フィラー)に供給される。回転充填機(フィラー)41では、その充填口から内容物が口部を介してボトル42に充填される。この回転充填機41は、供給されてきたボトル42を1個ずつ把持するボトル把持部41aが外周面に等間隔に多数設けられた回転部を有し、各ボトル把持部41aには図示しない充填口が設けられている。このボトル把持部41aでボトル42を把持して所定距離を搬送することにより、その間に充填口から所定量の内容物がボトル42に充填される。
【0090】
所定量の内容物が充填されたボトル42は、ボトル供給機44によって回転充填機41から取り出され、キャップ装着締付機(キャップシーマー)43に移送される。ボトル供給機44は、ボトル把持部44aが外周面に等間隔に複数設けられた回転部を有しており、このボトル把持部44aに、回転充填機41のボトル把持部41aに把持されている内容物が充填されたボトル42が把持される。このボトル供給機44でタイミングが合わされて移送されたボトル42が、キャップ装着締付機43に供給される。
【0091】
キャップ装着締付機43は、ボトル供給機44から供給されるボトル42を1個ずつ保持して搬送するボトル保持部43aが外周面に等間隔に複数設けられた回転部を有している。更に、キャップ装着締付機43は、キャップ供給機45から供給されるキャップ20を1個ずつ保持して所定のボトル保持部44aに保持されているボトル42の上方まで移送すると共に、そのキャップ20をボトル42の口部に装着するキャッピングヘッドを有している。このキャッピングヘッドに保持されたキャップ20は、移送先のキャップ装着位置49においてキャッピングヘッドの作動により回転されつつ適度に押圧されて口部に嵌合されて装着固定される。
【0092】
キャップ供給機45は、ボトル42の口部に装着されるキャップ20を、キャップ供給位置50aからキャッピングヘッドによるキャッチング位置50bまで所定のタイミングによって移送する。このキャップ供給機45には、紫外線殺菌処理されたキャップ20がキャップシュート13から所定の間隔をあけて間欠的に供給される。
【0093】
この紫外線照射装置9をキャップ供給機45の前段に設置する理由は、以下の通りである。すなわち、一般に、果実飲料やコーヒー飲料その他の飲料をボトルに充填してボトル入り飲料等を製造する工場等においては、いわゆる無菌室又は無菌に近いスペース内で飲料の充填工程が行われている。しかしながら、無菌室等においても完全な無菌状態を維持することは困難であり、作業員の出入り等によって空気中には多数の細菌が浮遊した状態で存在する。この空気中の細菌が、室内の空気の対流や機械の動作による空気の流れ等によってベースプレート上に落下したり、機械の摺動部分に付着したりする(以下「空中落下菌」という。)。この空中落下菌やキャップ20が持ち込む細菌によってベースプレート上及びその周辺部並びに機械の摺動部分が汚染されることがある。
【0094】
これらの部分が空中落下菌やキャップ20が持ち込む細菌によって汚染され、その汚染がキャップ20に伝染されると、飲料等を充填した後のキャップ装着段階において不衛生になる。そこで、ベースプレート上に入る近くに配設されてこれらの周辺部及びキャップ20から持ち込まれる細菌を殺菌対象として紫外線殺菌を行うようにしたものである。これにより、ボトル42に内容物を充填する工程及びその後のボトル42の口部にキャップ20を装着する工程ばかりでなく、その間におけるキャップ20の移動中においても、キャップ20を含むキャップ搬送ラインの汚染を防止するため紫外線を照射して衛生的な状態を維持することができる。
【0095】
上述した作業によってキャップ20が殺菌されてボトル42の口部に装着されることにより、最終製品としてのキャップ付き容器入り飲料が製造される。このキャップ付き容器入り飲料は、キャップ装着締付機43によって容器排出機47まで移送される。容器排出機47は、キャップ装着締付機43と交差する受け渡し位置において、キャップ装着締付機43からキャップ付き容器入り飲料を受け取り、排出位置67まで移送する。この排出位置67には搬送コンベヤ72の一端が設置されており、この搬送コンベヤ72にキャップ付き容器入り飲料が載置される。このキャップ付き容器入り飲料は、例えば、包装工程等の次の工程に搬送される。
【0096】
図9は、本発明の他の実施例を示すものである。この実施例に示す紫外線照射装置120は、シャッタ部材23の背面に別個の紫外線ランプを設けるのではなく、前面に設けられた紫外線発生源である紫外線ランプ10を使用して、その紫外線ランプ10で同時にシャッタ部材23の背面も紫外線殺菌するように構成したものである。図9において、図1 と同一部分には同一の符号を付して、それらの説明は省略する。
【0097】
この紫外線照射装置120は、上記実施例のシャッタ殺菌装置100に代えて、紫外線誘導部材130を設けることにより構成されている。紫外線誘導部材130は、照射された紫外線をシャッタ部材23に向けて反射させ、この反射光でシャッタ部材23の背面を紫外線殺菌させるものである。
【0098】
この紫外線誘導部材1 30は、上記実施例におけるランプハウジング101の構造を若干変形させたもので、内側に凹んだ凹曲面を有する側面部131と、この側面部131の上部に連続された上面部132と、側面部131の下部に連続された下面部133を有し、下面部133をブラケット105にネジ止めすることによって第2のケーシング17に取り付けられている。この紫外線誘導部材130の内面は、斜め下方から照射される紫外線を良く反射できるように鏡面のように仕上げられており、このように紫外線を反射することにより、それ自体が紫外線を放射する紫外線発生源と同様の働きをなしている。
【0099】
この紫外線誘導部材130に紫外線ランプ10から放射された紫外線を導くため、第2のケーシング17には、紫外線を通過させるための開口部134が設けられている。この開口部134は、紫外線ランプ10と略平行に且つ同じ程度の長さに設定されており、シャッタ部材23の背面の略全面に紫外線を照射できるようにされている。他の構成は上記実施例と同様であり、かかる構成とすることによっても上記実施例と同様の効果を得ることができる。
【0100】
【発明の効果】
以上説明したように、本出願の請求項1記載の紫外線照射装置によれば、シャッタ部材の一面に紫外線発生源からの紫外線が照射され、シャッタ部材の他面に紫外線照射手段からの紫外線が照射される構成としたため、シャッタ部材の表裏両面に紫外線を照射させてケーシング外に露出される部分に付着した空気中の細菌等を殺菌し、シャッタ部材の表裏いずれの面に付着した細菌等がそのままケーシング内に入り込むのを防止することができるという効果を得ることができる。
【0101】
本出願の請求項2記載の紫外線照射装置によれば、紫外線ランプでシャッタ部材の対象物側の面に紫外線を照射させる構成としたため、簡単な構造でありながらシャッタ部材の対象物側の面を紫外線殺菌することができ、シャッタ部材を介して細菌等がケーシング内に入り込むのを効果的に防止することができるという効果を得ることができる。
【0102】
本出願の請求項3記載の紫外線照射装置によれば、一方の電極に接続されたリード線をガラス管の外面に沿って他方の電極側まで延在させる構成としたため、紫外線ランプの点灯動作を迅速に行うことができ、紫外線の照射効率を高めることができるという効果を得ることができる。
【0103】
本出願の請求項4記載の紫外線照射装置によれば、支持プレートとランプカバーとを有し、ランプカバーで紫外線ランプを覆う構成としたため、紫外線照射手段の安全性を高め、紫外線ランプの破損等の不具合の発生を効果的に抑制することができるという効果を得ることができる。
【0104】
本出願の請求項5記載の紫外線照射装置によれば、紫外線誘導部材で紫外線をシャッタ部材の対象物側に導いて照射する構成としたため、シャッタ部材の対象物側の面を紫外線殺菌することができ、シャッタ部材を介して細菌等がケーシング内に入り込むのを効果的に防止することができるという効果を得ることができる。
【0105】
本出願の請求項6記載の紫外線照射装置によれば、紫外線を微少量透過させる部材でシャッタ部材を形成する構成としたため、シャッタ部材に紫外線を透過させて反対側の面を紫外線殺菌することができ、シャッタ部材を介して細菌等がケーシング内に入り込むのを効果的に防止することができるという効果を得ることができる。
【0106】
本出願の請求項7記載の紫外線照射装置によれば、紫外線透過性フッ素樹脂でシャッタ部材を形成する構成としたため、シャッタ部材に紫外線を透過させて反対側の面を紫外線殺菌することができ、シャッタ部材を介して細菌等がケーシング内に入り込むのを効果的に防止することができるという効果を得ることができる。
【0107】
本出願の請求項8記載の紫外線照射装置によれば、紫外線を透過させるための多数の穴又は溝を設けた金属板でシャッタ部材を形成する構成としたため、シャッタ部材に紫外線を透過させて反対側の面を紫外線殺菌することができ、シャッタ部材を介して細菌等がケーシング内に入り込むのを効果的に防止することができるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紫外線照射装置の第1の実施例を示すもので、図2のX−X線部分の拡大断面図である。
【図2】本発明の紫外線照射装置の第1の実施例を示す正面図である。
【図3】本発明の紫外線照射装置の第1の実施例を示す平面図である。
【図4】本発明の紫外線照射装置に用いられる紫外線ランプの一実施例を示すもので、同図Aは平面図、同図Bは同図AのZ−Z線断面図、同図Cはガラス管の第1 の変形例を示すZ−Z線断面図、同図Dはガラス管の第2の変形例を示すZ−Z線断面図である。
【図5】本発明の紫外線照射装置に係るシャッタ殺菌装置の分解斜視図である。
【図6】本発明の紫外線照射装置の一実施例を示すもので、図2のY−Y線部分の拡大断面図である。
【図7】本発明の紫外線殺菌装置に使用されるキャップ移送制御機構の他の実施例を示す説明図である。
【図8】本発明の紫外線照射装置の使用例を示すもので、キャップ装着装置に適用した実施例の概略構成を示す説明図である。
【図9】本発明の紫外線照射装置の第2の実施例を示すもので、図2のX−X線部分に相当する部分の拡大断面図である。
【図10】従来の紫外線殺菌装置を示す正面図である。
【図11】図10に示す従来の紫外線殺菌装置のW−W線部分の拡大断面図である。
【符号の説明】
9 ,120 紫外線照射装置、 10,107 紫外線ランプ(紫外線発生源)、 12 第1 のケーシング、17 第2のケーシング、  20 キャップ(処理対象物)、 13 キャップシュート(移送手段)、 23 シャッタ部材、 24 シャッタ駆動装置、 33 ストップ弁、 75 背面板、 78 仕切り部材、 80 キャップ移送制御機構、 81 ストップ弁、 91 駆動シリンダ、 100 シャッタ殺菌装置(紫外線照射手段)、 101 ランプハウジング、 102 ランプカバー、 103 カバー板, 130 紫外線誘導部材

Claims (8)

  1. 紫外線を発生させる紫外線発生源が収納された第1のケーシングと、
    上記紫外線で殺菌又は改質を行うための対象物が移送されると共に当該移送路に沿って開口されて上記紫外線発生源からの紫外線が入射される開口部を有する第2のケーシングと、
    上記第1のケーシングと上記第2のケーシングとの間に介在されたシャッタ部材と、
    上記シャッタ部材を進退動作させて上記開口部を開閉させるシャッタ駆動手段と、
    上記シャッタ部材の上記紫外線発生源に対向する面と反対側の面に紫外線を照射させる紫外線照射手段を設けたことを特徴とする紫外線照射装置。
  2. 請求項1記載の紫外線照射装置において、
    上記紫外線照射手段は、上記シャッタ部材の上記紫外線発生源と反対側に配置され当該シャッタ部材の上記対象物側の面に紫外線を照射させる紫外線ランプを有することを特徴とする紫外線照射装置。
  3. 請求項2記載の紫外線照射装置において、
    上記紫外線発生源及び上記紫外線照射手段の少なくとも一方は1又は2 以上の紫外線ランプを有し、当該紫外線ランプはガラス管の両端に設けられた電極にそれぞれ接続されるリード線が設けられ、一方の電極に接続されたリード線を上記ガラス管の外面に沿って他方の電極側まで延在させたことを特徴とする紫外線照射装置。
  4. 請求項2記載の紫外線照射装置において、
    上記紫外線照射手段は、上記紫外線ランプを支持する支持プレートと、上記支持プレートに取り付けられ且つ紫外線透過性樹脂により形成されたランプカバーとを有し、当該ランプカバーで上記紫外線ランプの全体を覆うようにしたことを特徴とする紫外線照射装置。
  5. 請求項1記載の紫外線照射装置において、
    上記紫外線照射手段は、上記紫外線発生源から発生された紫外線を反射させて上記シャッタ部材の上記対象物側の面に導く紫外線誘導部材を有し、当該紫外線誘導部材を介して上記紫外線を上記シャッタ部材の対象物側の面に照射させることを特徴とする紫外線照射装置。
  6. 請求項1記載の紫外線照射装置において、
    上記シャッタ部材は、上記紫外線を微少量透過させる部材で形成したことを特徴とする紫外線照射装置。
  7. 請求項6記載の紫外線照射装置において、
    上記シャッタ部材は、紫外線透過性フッ素樹脂で形成したことを特徴とする紫外線照射装置。
  8. 請求項6記載の紫外線照射装置において、
    上記シャッタ部材は、紫外線を透過させるための多数の穴又は溝を設けた金属板で形成したことを特徴とする紫外線照射装置。
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