JP3056185B1 - エラストマコネクタ - Google Patents

エラストマコネクタ

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JP3056185B1
JP3056185B1 JP10370516A JP37051698A JP3056185B1 JP 3056185 B1 JP3056185 B1 JP 3056185B1 JP 10370516 A JP10370516 A JP 10370516A JP 37051698 A JP37051698 A JP 37051698A JP 3056185 B1 JP3056185 B1 JP 3056185B1
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幸彦 渡辺
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新潟日本電気株式会社
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Abstract

【要約】 【課題】 簡単な構造で、異なった方向への導通接続が
可能なエラストマコネクタを提供する。 【解決手段】 X方向にのみ導通する異方性導電層12
と、Y方向にのみ導通する異方性導電層11とを絶縁層
13を挟んで交互に積層配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エラストマコネク
タに関し、特に該エラストマコネクタを直方体状に形成
した場合に、直方体の対向する2面方向に直交して導通
させることが可能なエラストマコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ(以下、パソコ
ンと記す)等の電子機器が軽量化,薄型化,小型化方向
に進展するに伴い、この電子機器の内蔵物である、表面
実装部品,ディスクリート部品等を搭載するPCB(プ
リント基板)や各種キーコンポーネント(重要部品)の
接続は、複雑な構造となることを余儀なくされている。
前記薄型化等に対処する接続手段の一つとして、エラス
トマコネクタ(弾性体コネクタ)がある。
【0003】 図7および図8(A),(B)は、従来
の各種エラストマコネクタの例を示す斜視図である。
7に示すエラストマコネクタ110は、全体形状が直方
体状をなし、双方向(図の上下方向)に導通する導電層
111と、絶縁層112とを交互に積層した積層型エラ
ストマコネクタである。図8(A)に示すエラストマコ
ネクタ120は、全体形状が直方体状をなし、一方向
(例えば、図の上から下方向)に導通する異方性導電層
121と、絶縁層112とを交互に積層した異方性導体
積層型エラストマコネクタである。図8(B)に示すエ
ラストマコネクタ130は、全体形状が直方体状をな
し、双方向(図の上下方向)に導通する金属線131を
埋め込んだ金属線内蔵型エラストマコネクタである。
【0004】前記各種エラストマコネクタ110,12
0,130は、図7に示すように、各コネクタの上下面
に水平に配置された2枚のPCB115,116を導通
接続する場合に使用するコネクタであり、エラストマコ
ネクタの積層ピッチ(間隔)P100 は、PCB上の表面
実装部品搭載用のパッド117a,117b間のパッド
ピッチP110 と同じか、或いはエラストマコネクタの積
層ピッチP100 がパッドピッチP110 より狭ピッチにな
る関係を有している。
【0005】具体的には、エラストマコネクタ110の
積層ピッチ(導電層のピッチ)P100 は、0.05(公
差+0.05,−0.03)mm〜0.25(公差±0.
1)mmであり、導電層111の幅Wは、積層ピッチP10
0 の約1/2である。
【0006】これに対し、エラストマコネクタ110の
接続相手であるPCB115,116上のパッド117
a,117bは、2枚のPCB115,116に対する
エラストマコネクタ110のズレを考慮する必要がある
ために、パッド幅Hは、実用的に最大0.5mmが限界で
あると考えられている。
【0007】ところで、図7の場合は、エラストマコネ
クタ110の上下方向に2枚のPCB115,116を
配置していたが、更にエラストマコネクタ110の前後
方向にも2枚のPCBを接続する場合がある(後述の図
3参照)。かかる4方向(4面方向)の接続形態を、従
来技術のみで実現するためには、図7,図8に示した従
来のエラストマコネクタや、スタック型( 直立方向接続
タイプ) コネクタや、ライトアングル型( L字方向接続
タイプ) コネクタを組み合わせて前記4方向接続を実現
している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如く従来のエラストマコネクタやスタック型コネクタや
ライトアングル型コネクタを組み合わせただけでは、部
品点数が増加し「装置重量の増加」、「装置を薄く出来
ない」、「装置が小さくならない」等の問題点を解消す
ることができず、前述の電子機器装置の軽量化,薄型
化,小型化を実現するのが困難である。
【0009】そこで本発明の課題は、簡単な構造で、異
なった方向への導通接続が可能なエラストマコネクタを
提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、一の方向に導通する第1弾性体導電層に隣
接して弾性体絶縁層の一面を配置し、該弾性体絶縁層の
他面に前記一の方向とは異なる他の方向に導通する第2
弾性体導電層を隣接して積層配置したことを特徴とす
る。
【0011】また、前記第1弾性体導電層と弾性体絶縁
層と第2弾性体導電層とを積層配置した構造体を、前記
第1弾性体導電層および第2弾性体導電層の導通方向に
直交する方向に切断して構造体を形成したことを特徴と
する。また、前記切断して形成した構造体は、直方体で
あることを特徴とする。
【0012】このようにすれば、例えば図3に示すよう
に、直方体状のエラストマコネクタの周囲の4側面にそ
れぞれPCBを配置すれば、1個の部品(エラストマコ
ネクタ)でX方向とY方向との異なった方向(直交方
向)に導通経路を構成することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
(実施例)に基づいて説明する。
【0014】(1)第1の実施例 図1は本実施例のエラストマコネクタ10の斜視図であ
り、比較のために従来の積層型エラストマコネクタ11
0(図7参照)を上方に示す。図2はエラストマコネク
タ10の上下面にPCBを配置した場合の斜視図であ
る。
【0015】図1に示すように、エラストマコネクタ1
0は、全体形状が直方体状であり、X方向のみに導通す
る弾性体からなる異方性導電層11と、Y方向のみに導
通する弾性体からなる異方性導電層12と、弾性体から
なる絶縁層13とを交互に積層配置した積層型のエラス
トマコネクタである。ここに、異方性導電層11,12
としては、例えばシリコンやポリマー系の材料に、金属
を含有したものや、金属の細線を織り込んだ構造の物質
が好適である。
【0016】前記従来技術で説明した如く、エラストマ
コネクタ10の積層ピッチ(導電層のピッチ)P100 の
具体例は、0.05(公差+0.05,−0.03)mm
〜0.25(公差±0.1)mmである。
【0017】これに対し、PCB21,22上のパッド
23は、前述の如く、2枚のPCB21,22に対する
エラストマコネクタ10のズレを考慮する必要があるの
で、0.5mmのパッドピッチが実用的な限界であると考
えられている(即ち、0.5mm以下には小さくできな
い)。
【0018】図2に示すように、PCBパッド23の幅
H1 を0.25mmとすれば、パッドピッチP1 は0.5
mmであり、これに積層ピッチP2 が0.05mmのエラス
トマコネクタ10Aを適用するならば、パッド幅0.2
5mmに対して5組の積層ピッチP2 を対応させられる
(0.25÷0.05=5)。従って、前記2方向の異
方性導電層11,12を設けた場合では、1個のパッド
23に対して2〜3個の導電層11,12を接続するこ
とができるので、接続信頼性も十分確保できる(1カ所
の接続よりも複数の接続の方が有利との理由から)。
【0019】次に本実施例の作用を説明する。図3は、
本実施例のエラストマコネクタ10に4枚のPCBを接
続した場合の斜視図、図4は図3におけるA−A線に沿
う断面図、図5はエラストマホルダの取り付け状態を示
す斜視図である。
【0020】図3〜図5に示す如く、直方体状のエラス
トマコネクタ10の4面にそれぞれPCB31,32,
33,34を接続する。この際、エラストマコネクタの
長手方向端面側に挿通穴を有する同一厚さのエラストマ
ホルダ36を介在させ、雄ねじ35aを挿通し、雌ねじ
35bにより締めつけて、PCBとエラストマコネクタ
とを固定する(Y方向ネジ止め)。X方向についても同
様にネジ止めする。
【0021】このように構成すれば、例えば導電層12
を介してPCB31とPCB34とが導通接続し、異方
性導電層11を介してPCB32とPCB33とが導通
接続する。例えば、図4に示すように、上下方向に対向
配置したPCB32,33上のパッド24,25をY方
向導電層12aで導通させる。なお、図4に図示されて
いないが、エラストマコネクタ10の手前側面にPCB
33を配置し、背面側面にPCB35を配置して、それ
ぞれのPCB上のパッド(図示せず)をX方向導電層1
1aにより導通させる。
【0022】また、実際の製品の組立工程では、上下の
パッド及びエラストマコネクタは、図4に示したように
規則正しく配置できず、各構成部材にズレが生じる為、
このズレを吸収するPCBパッド幅とエラストマコネク
タの導電層の積層ピッチの設定が必要であるのは勿論で
ある。
【0023】(2)第2の実施例 図6は本実施例の斜視図である。
【0024】本実施例と第1の実施例との相違点は、第
1の実施例では図1に示すように、エラストマの積層構
造を、X方向導電層とY方向導電層とを交互に1層ずつ
積層していた。これに対して本実施例は、X方向導電層
を2,3層連続した次にY方向導電層を2,3層連続す
る構造にした。このようにすれば、導電接続する箇所を
増やすことができるので、接続信頼性をより向上させる
ことができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下の効果を奏することができる。X方向とY方向の異方
性導電層と絶縁層とを積層したエラストマコネクタを構
成したので、1つの部品(エラストマコネクタ)で異な
る2方向の電気的な接続が可能となる。また、PCBの
パッドピッチよりエラストマコネクタの導電層の積層ピ
ッチを狭ピッチにしたので、部品(エラストマコネク
タ)の大きさを、従来のコネクタと同等以下に構成して
も、2方向の接続が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエラストマコネクタの第1の実施例の
斜視図である。
【図2】同第1の実施例のエラストマコネクタの上下に
PCBを配置した場合の斜視図である。
【図3】同第1の実施例のエラストマコネクタの4面に
それぞれPCBを配置した場合の斜視図である。
【図4】図3のA−A線に沿う断面図である。
【図5】図4に示したエラストマホルダの取付状態を示
す斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施例の斜視図である。
【図7】従来のエラストマの一例の斜視図である。
【図8】従来のエラストマの別の例の斜視図である。
【符号の説明】
P1 導電層のピッチ P2 異方性導電層の厚さ P3 絶縁層の厚さ P100 従来例の導電層と絶縁層の組合せのピッチ 10 エラストマコネクタ 11 異方性導電層 12 異方性導電層 13 絶縁層 21,22,31〜34 PCB 24,25 パッド 36 エラストマホルダ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流の導通する方向を互いに変えた弾性
    体導電層を、弾性体絶縁層を挟んで交互に積層してなる
    エラストマコネクタにおいて、 前記交互に積層した弾性体導電層に、異なる方向の電流
    を流すことを特徴とするエラストマコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記積層配置したエラストマコネクタに
    おける電流を流す方向に直交する面を、平坦に形成した
    ことを特徴とする請求項1記載のエラストマコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記平坦面を形成したエラストマコネク
    タを、直方体に形成したことを特徴とする請求項2記載
    のエラストマコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記直方体における二対の平坦な対向面
    の夫々に、二組の平坦部材を当接配置可能にしたことを
    特徴とする請求項3記載のエラストマコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記平坦部材は、PCBであることを特
    徴とする請求項4記載のエラストマコネクタ。
  6. 【請求項6】 前記PCBを接続する場合に、前記弾性
    体絶縁層を弾性体導電層で挟んで形成した構造体の積層
    方向長さを、前記PCB上のパッド幅より小さくしたこ
    とを特徴とする請求項5記載のエラストマコネクタ。
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