JP3056132U - ウイング用開閉器 - Google Patents

ウイング用開閉器

Info

Publication number
JP3056132U
JP3056132U JP1998006039U JP603998U JP3056132U JP 3056132 U JP3056132 U JP 3056132U JP 1998006039 U JP1998006039 U JP 1998006039U JP 603998 U JP603998 U JP 603998U JP 3056132 U JP3056132 U JP 3056132U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm member
rotation
wing
rotation shaft
arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1998006039U
Other languages
English (en)
Inventor
岡 正 幸 平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimonishi Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Shimonishi Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimonishi Seisakusho Co Ltd filed Critical Shimonishi Seisakusho Co Ltd
Priority to JP1998006039U priority Critical patent/JP3056132U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3056132U publication Critical patent/JP3056132U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複写機の原稿押圧板等のウイングを押圧する
ことにより適宜水平状態に開扉して保持することができ
るウイング用開閉器を提供する。 【解決手段】 ウイング用開閉器10は、ベース部材1
2を含む。ベース部材12には、第1の回動軸部34に
より、第1のアーム部材22が回動自在に支持される。
第1のアーム部材22は、第1の付勢手段40により、
開扉方向に付勢されている。第1のアーム部材22に
は、原稿押圧板等のウイングに取着される第2のアーム
部材80が回動自在に支持される。第2のアーム部材8
0は、第2の付勢手段により、第1のアーム部材22に
重なる方向に付勢されている。第2のアーム部材80
は、第3の回動軸部82,カム部材94,可動支持体4
2などを含む圧縮機構によって、第1のアーム部材22
の回動方向とは反対の方向に回動して水平状態にリフト
アップされ得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本願考案は、ウイング用開閉器に関し、特にたとえば、複写機の原稿押圧板お よびそれに類似するウイングを開閉自在に支持するのに適した、ウイング用開閉 器に関する。
【0002】
【従来の技術】
本願考案の背景となる従来の複写機の原稿圧着装置が特開昭58−19093 8号に開示されている。この従来の原稿圧着装置では、原稿圧着板が開かれると 、ヒンジピンの軸線がかしめピンの軸線よりずれているため、揺動部材が支持部 材を時計方向へ回動させる。この場合、約30°で原稿圧着板から支持部材に与 える反時計方向の回転トルクと、圧縮コイルスプリングによる揺動部材を介して 支持部材へ与える時計方向の回転トルクとがバランスを保つ。また、摩擦部材に よる摩擦力もこの時最大となるため、摩擦力は原稿圧着板の開き角度が大きくな っても各トルクのバラツキに対処できる。すなわち、この従来の原稿圧着装置で は、摩擦部材等を設けることによって、一定の開き角度以上で原稿圧着板を安定 的に停止できる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の原稿圧着装置では、辞典などの書籍のように 複写原稿の厚みが大きい場合、原稿圧着板の回動操作に支障をきたし、原稿圧着 板を複写原稿に対して水平に押圧・保持することが困難であった。そのため、原 稿がずれたり、複写機の露光が漏れたりするなどの不都合が生じていた。
【0004】 それゆえに、本願考案の主たる目的は、ウイングを押圧することにより適宜水 平状態に開扉して保持することができるウイング用開閉器を提供することである 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1にかかる考案は、ウイングを具備する物品に用いられるウイング用開 閉器であって、物品本体に取着されるベース部材と、その長さ方向の一端側が第 1の回動軸部によりベース部材に回動自在に支持され、その長さ方向の他端側に 前記第1の回動軸部に向いて延びる第1の長孔部を有する第1のアーム部材と、 その長さ方向の一端側がベース部材に第2の回動軸部により回動自在に支持され 、その長さ方向の他端側が第3の回動軸部により第1のアーム部材の第1の長孔 部に回動自在に支持されると共に、第1のアーム部材を開扉方向に付勢する第1 の付勢手段と、ウイングに取着され、その長さ方向の一端側が第1のアーム部材 に回動自在に支持される第2のアーム部材と、第1のアーム部材および第2のア ーム部材の間に配設され、第2のアーム部材を第1のアーム部材と重なる方向に 付勢する第2の付勢手段と、第1の付勢手段の付勢力を第2のアーム部材に伝達 し、第2のアーム部材の他端側を第1のアーム部材の回動方向と反対の方向に回 動させてリフトアップするように、第1の付勢手段を圧縮させる圧縮機構を含む 、ウイング用開閉器である。 請求項2にかかる考案において、圧縮機構は、第2のアーム部材の長さ方向の 中間部で第2のアーム部材の回動方向に延びる第2の長孔部と、第2の長孔部を 介して第1のアーム部材と第2のアーム部材とを回動自在に支持するリフトアッ プ用回動軸部とを含み、第1のアーム部材および第2のアーム部材が重なるとき の第3の回動軸の回動中心とリフトアップ用回動軸部の回動中心とを直線で結ぶ 長さは、第2のアーム部材が第1のアーム部材の回動方向と反対の方向に回動さ せてリフトアップされるときの第3の回動軸の回動中心とリフトアップ用回動軸 部の回動中心とを直線で結ぶ長さよりも小さくなるように、第2の長孔部が配設 されることを特徴としているため、第2のアーム部材を過度の操作力を必要とせ ずに効果的にリフトアップさせることが可能となる。 また、請求項3にかかる考案において、第2の長孔部は、その長軸が蛇行する ように配設することもできる。 さらに、請求項4にかかる考案において、圧縮機構は、第2のアーム部材の長 さ方向の一端側に配設され、第2のアーム部材と共に第1のアーム部材の長さ方 向の他端側に回動自在に支持されるカム部材を含み、第2のアーム部材が第1の アーム部材の回動方向と反対の方向に回動したとき、カム部材は、第1の付勢手 段の付勢力に抗して、第1の付勢手段を押圧することを特徴としているため、請 求項2にかかる本願考案と同様に、第2のアーム部材を過度の操作力を必要とせ ずに効果的にリフトアップさせることができる。 また、請求項5にかかる考案において、カム部材は、直線状部と円弧状部とを 含み、第1の付勢手段は、ベース部材に第2の回動軸部により回動自在に支持さ れる有底筒体と、第1のアーム部材に第3の回動軸部により回動自在に支持され 、端部に円弧状部を備えた有蓋筒体とを有し、有底筒体および有蓋筒体がその軸 方向に互いに移動可能に嵌合される可動支持体と、有底筒体および有蓋筒体の対 向する周壁の一方に配設され、他方の周壁に対する接触面積が漸次増大される突 起部と、有底筒体および有蓋筒体の対向する周壁の他方に配設され、一方の周壁 に対する接触面積が漸次減少されるスリット部と、可動支持体の軸方向の中間部 に配設され、第1のアーム部材を開扉方向に付勢する第1の付勢部材とを含み、 第2のアーム部材が第1のアーム部材の回動方向と反対の方向に回動したとき、 カム部材の円弧状部が、有蓋筒体の円弧状部を接触しながら押圧することによっ て、可動支持体を第1の付勢部材と共にその軸方向に圧縮させることを特徴とし ているため、請求項4にかかる本願考案に比べて、より一層効果的に第2のアー ム部材をリフトアップさせることができる。
【0006】 請求項1にかかる考案では、第1のアーム部材が開扉状態から閉扉状態に移行 していくとき、第1のアーム部材は、第1の付勢手段の付勢力に抗して、第1の 回動軸部を支点にして、ベース部材に対して回動自在となる。また、第2のアー ム部材は、第2の付勢手段の付勢力に抗して、第1のアーム部材に対して回動自 在となる。第1のアーム部材が回動しない初期状態の場合、第3の回動軸部は、 第1の長孔部の軸方向の第1のアーム部材の長さ方向の他端側に位置しているが 、第2のアーム部材が第1のアーム部材の回動方向と反対方向に回動していく場 合、圧縮機構によって、第1の付勢手段がその付勢力に抗して圧縮されるため、 第3の回動軸部は、第1の回動軸部の方向へ移動する。つまり、第3の回動軸部 は、第1の長孔部の軸方向を第1のアーム部材の長さ方向の他端側寄りに移動す る。このとき、第2のアーム部材は、第3の回動軸部を支点にして第1のアーム 部材の回動方向と反対の方向に回動し、ベース部材の取着面に対して、ほぼ水平 状態に配置される。 請求項2にかかる考案では、第2のアーム部材が第1のアーム部材の回動方向 と反対方向に回動していく場合、請求項1にかかる考案に比べて、特に、リフト アップ用回動軸部が第2の長孔部の軸方向において、第2のアーム部材の回動方 向と反対の方向へと移動していく。そのため、第3の回動軸の回動中心とリフト アップ用回動軸部の回動中心とを直線で結ぶ長さは、初期状態の場合よりも、小 さくなる。 この場合、第3の回動軸部の回動中心を支点Oとし、第2のアーム部材に取着 される複写機の原稿押圧板などのウイングの重心位置を考慮した操作押圧力Fの かかる力点Aとし、リフトアップ用回動軸部の回動中心を第2のアーム部材のリ フトアップ力Wのかかる重点Bとして、てこの作用で考えて見ると、W×OB= F×OAを満足する。したがって、初期状態の時よりも、第2のアーム部材がリ フトアップされる時の方が、第3の回動軸部は第1の回動軸部の方へ移動し、か つ、リフトアップ用回動軸部が第2の長孔部を第2のアーム部材の回動方向と反 対の方向へ移動するため、OA間の長さが長くなり、かつ、OB間の長さが短く なる。そのため、力点Aにかかる操作押圧力Fを小さくすることができる。 請求項3にかかる考案では、第2の長孔部の長軸が蛇行するように配設される ため、第2のアーム部材が回動するとき、リフトアップ用回動軸部と第2の長孔 部との接触長さが増大し、第2のアーム部材とリフトアップ用回動軸部との摩擦 力も大きくなる。そのため、第2のアーム部材のリフトアップ時の衝撃を緩和す ることが可能となる。 請求項4にかかる考案では、第2のアーム部材が第1のアーム部材の回動方向 と反対方向に回動していく場合、請求項1にかかる考案に比べて、特に、第2の アーム部材の回動と共に、カム部材は第2のアーム部材の回動方向と同方向に回 動していく。そして、カム部材の回動によって、第3の回動軸部は、カム部材の 接触を受けながら押圧される。そのため、第3の回動軸部は、第1の長孔部を第 1の回動軸部側へ移動していく。つまり、第1の付勢手段は、その付勢力に抗し て、第1の回動軸部側に押圧される。このとき、第2のアーム部材は、第3の回 動軸部を支点にして、第1のアーム部材の回動方向と反対の方向に回動し、リフ トアップが可能となる。 請求項5にかかる考案では、第2のアーム部材が第1のアーム部材の回動方向 と反対方向に回動していく場合、請求項4にかかる考案に比べて、特に、第2の アーム部材の回動と共に、カム部材が第2のアーム部材の回動方向と同方向に回 動していく。そして、カム部材の回動によって、可動支持体の有蓋筒体は、その 円弧状部がカム部材の円弧状部の接触を受けながら押圧される。すると、可動支 持体がその軸方向に圧縮されるため、有蓋筒体の突起部と有底筒体のスリットと が嵌合されると共に、第1の付勢部材もその付勢力に抗して、可動支持体の軸方 向に圧縮される。したがって、第3の回動軸部は、第1の長孔部を第1の回動軸 部側へ移動していく。また、有底筒体および有蓋筒体の対向する周壁の一方に配 設される突起部によって、他方の周壁に対する接触面積が漸次増大されるとき、 それらの摩擦力も漸次増大され、有底筒体および前記有蓋筒体の対向する周壁の 他方に配設されるスリット部によって、一方の周壁に対する接触面積が漸次減少 されるとき、それらの摩擦力も漸次減少される。 この場合、第3の回動軸部の回動中心を第2のアーム部材が回転するときの回 転中心Oとし、カム部材と可動支持体との接触部を力Fの作用点Aとし、回転の 中心Oから力F(リフトアップ力)の作用線までの距離(モーメントの腕)をa とし、回転中心Oの回りの力F(リフトアップ力)のモーメントMを考えると、 M=F×aを満足する。したがって、初期状態の時よりも第2のアーム部材をリ フトアップさせる時の方が、回転中心Oから力F(リフトアップ力)の作用線ま での距離aが小さくなるため、回転中心Oの回りの力F(リフトアップ力)のモ ーメントMを小さくすることができる。
【0007】 本願考案の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行 う以下の考案の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0008】
【考案の実施の形態】 【実施例】
図1は本願考案の一実施例を示す斜視図であり、図2は図1のウイング用開閉 器の要部を示す分解斜視図である。図3は図1のウイング用開閉器の他の要部を 示す分解斜視図であり、図4は図1のウイング用開閉器のさらに他の要部を示す 分解斜視図である。本願考案はウイング用開閉器に関するものであるが、本実施 例では、本願考案にかかるウイング用開閉器をたとえば複写機の原稿押圧板に適 用したものについて説明する。
【0009】 ウイング用開閉器10は、ベース部材12を含む。ベース部材12は、たとえ ば矩形のベース板14を含む。ベース板14の幅方向の両端には、その端部から 垂直に上に延びる側壁板16a,16bが形成される。側壁板16a,16bは 、その長さ方向の一端側上部にたとえば方形の貫通孔18a,18bをそれぞれ 有し、その長さ方向の他端側に円形の貫通孔20a,20bをそれぞれ有する。 ベース部材12は、適宜な取付手段により、複写機の本体上面部(図示せず)に 取着される。ベース部材12には、第1のアーム部材22が回動自在に配設され る。
【0010】 第1のアーム部材22は、たとえば略U字形枠状の第1のアームプレート24 を含む。第1のアームプレート24の幅方向の両側に配置された側壁板26a, 26bは、その長さ方向の一端側に円形の貫通孔28a,28bをそれぞれ有し 、その長さ方向の他端側に他の円形の貫通孔30a,30bをそれぞれ有する。 また、側壁板26a,26bの長さ方向の他端側には、先の貫通孔30a,30 bと間隔を隔てて、たとえば略楕円形の第1の長孔部32a,32bがそれぞれ 配設される。第1の長孔部32a,32bは、その長軸が側壁板26a,26b の長さ方向に延び、その短軸が側壁板26a,26bの長さ方向と直交する方向 に延びるように配設される。
【0011】 第1のアーム部材22は、その長さ方向の一端側が第1の回動軸部34により 、ベース部材12の側壁板16a,16b間に回動自在に支持される。第1の回 動軸部34は、座金部を兼ねる軸受部36aを介して、貫通孔28a,18a, 18b,28bおよび軸受部36bに挿通される。そして、抜け止めとしての止 め輪38が第1の回動軸部34に取着される。
【0012】 また、ベース部材12および第1のアーム部材22の間には、第1のアーム部 材22を開扉方向に付勢するための第1の付勢手段40が配設される。第1の付 勢手段40は、たとえば図3に示すように、並行に配置される2つの可動支持体 42,42を含む。2つの可動支持体42は、同じ構造,作用を有するので、本 実施例では、一方の可動支持体42についてのみ説明する。
【0013】 可動支持体42は、有底筒体44および有蓋筒体46を含む。有底筒体44の 内径は、有蓋筒体46の外径よりも若干大きく形成される。有蓋筒体46は、有 底筒体44内をその軸方向に移動可能に嵌合される。有底筒体44の周壁の円周 方向には、間隔を隔てて複数のスリット部48が配設される。スリット部48は 、有底筒体44の軸方向に延び設けられる。また、有底筒体44の底板50は、 たとえば矩形の鍔部52を含み、鍔部52の下面中央には、軸受部54が一体的 に形成される。
【0014】 有蓋筒体46の外周壁には、有底筒体44のスリット部48に対応する位置に 、矩形帯状の突起部56が配設される。突起部56は、スリット部48よりも長 さが短く幅狭に形成され、スリット部48内を適当な摩擦力で接触しながらが摺 動することが可能である。また、有蓋筒体46の蓋板58は、たとえば矩形の鍔 部60を含み、鍔部60の上面中央には、その上端部に円弧状部64を有する軸 受部62が一体的に形成される。
【0015】 可動支持体42の周囲には、第1の付勢部材として、圧縮ばね等のコイルばね 66が配設される。この場合、コイルばね66の軸方向の一端の開口部66aか ら有底筒体44が挿通され、コイルばね66の軸方向の一端の開口部66bから 有蓋筒体46が挿通される。したがって、コイルばね66は、有底筒体44の鍔 部52と有蓋筒体46の鍔部60との間で係止される。
【0016】 さらに、可動支持体42は、その有底筒体44が第2の回動軸部68によりベ ース部材12の側壁板16a,16b間に回動自在に支持され、その有蓋筒体4 6が第3の回動軸部70により第1のアーム部材22に回動自在に支持される。 この場合、第2の回動軸部68は、貫通孔20a,軸受部54,54および貫通 孔20bに挿通され、止め輪72により抜け止めされる。第3の回動軸部70は 、座金部74を介して、一方の第2の長孔部32a,軸受部62,62,他方の 第2の長孔部32bおよび座金部76に挿通され、止め輪78により抜け止めさ れる。
【0017】 第1のアーム部材22には、第2のアーム部材80が第4の回動軸部82によ り回動自在に配設される。第2のアーム部材80は、略U字形枠状の第2のアー ムプレート84を含む。第2のアームプレート84の幅方向の両側に配置された 側壁板86a,86bは、その長さ方向の一端側に円形の貫通孔88a,88b をそれぞれ有する。また、側壁板86a,86bには、第2のアーム部材80を 複写機の原稿押圧板(図示せず)に取着するために、たとえば矩形の取付部90 a,90bが一体的に形成されている。取付部90a,90bは、その長さ方向 に間隔を隔てて複数の取付孔92を有する。第2のアーム部材80は、取付孔9 2を介して、ビス,ボルト・ナット等の固着手段により、原稿押圧板(図示せず )の端部に固着される。
【0018】 さらに、第1のアーム部材22には、リフトアップ用回動軸部としての第4の 回動軸部82によって、第2のアーム部材80と共に、カム部材94が回動自在 に配設される。カム部材94は、特に、図4等に示すように、略直方体状のブロ ック体からなるカム本体96を含む。カム本体96は、その上面部にたとえば平 面視略「コ」字状の凹部98を有する。カム本体96の前面部の上面側には、凹 部98と連通する切欠き部99a,99bが長さ方向に間隔を隔てて設けられる 。カム本体96には、その後面部の中央から下面部の中央にかけて、凹部98と 連通する切欠き部100が設けられる。また、カム本体96には、その左面部お よび右面部に、それぞれ、凹部98と連通する円形の貫通孔102aおよび10 2bが設けられる。さらに、カム本体96の下面部の前面側には、その長さ方向 の全域にわたって、円弧状部104が設けられる。
【0019】 さらに、カム本体96の凹部98には、第2の付勢手段として、たとえば2つ のねじりばね等のコイルばね106,106が配設される。2つのコイルばね1 06,106は、凹部98に嵌め込まれる。さらに、その上から第2のアーム部 材80が被せられる。このとき、一方,他方のコイルばね106,106は、そ の一端部106a,106aが切欠き部100にそれぞれ挿通され、その他端部 106b,106bが切欠き部99a,99bにそれぞれ嵌め込まれるように配 置される。
【0020】 すなわち、第4の回動軸部82は、たとえば図2,図4に示すように、第2の アーム部材80の貫通孔88a、第1のアーム部材22の貫通孔30a、カム本 体96の貫通孔102a、2つのコイルばね106,106の挿通部106c, 106cおよびカム本体の貫通孔102bに挿通され、止め輪108により抜け 止めされる。その結果、第1のアーム部材22には、第2のアーム部材80と共 に、カム部材94が第4の回動軸部82により回動自在に支持される。
【0021】 このとき、カム部材94のコイルばね106,106は、特に、図5,図6な どに示すように、その一端部106a,106aが第1のアームプレート24の 天板25の内壁面に係止され、その他端部16b,106bが第2のアームプレ ート84の前面板85の内壁面に係止される。この場合、第1のアームプレート 24の天板25の所定位置には、たとえば方形の貫通孔25aが設けられていて 、その貫通孔25aの角部にコイルばね106,106の一端部106a,10 6aが係止される。また、コイルばね106,106の他端部106b,106 bは、第2のアームプレート84の前面板85の内壁面に単に当接されるだけで ある。 したがって、第2のアーム部材80は、2つのコイルばね106,106によ って、第1のアーム部材22と第2のアーム部材80とが重なる方向に付勢され る。
【0022】 次に、上述の実施例で示されたウイング用開閉器10の開閉作動時の第1のア ーム部材22および第2のアーム部材80の動きについて説明する。 まず、初期状態では、特に、図5に示すように、第1のアーム部材22と第2 のアーム部材80とが重なり合った状態で配置され、その状態で、第1のアーム 部材22は、第1の回動軸部34を支点にして開閉自在に作動することができる 。この場合、第1のアーム部材22は、第1の付勢手段40により開扉方向に付 勢されているため、第1のアーム部材22の開扉角度が大きくなるにつれて、第 1の付勢手段40の可動支持体42が伸長し、開扉角度が小さくなるにつれて、 可動支持体42が圧縮される。 なお、有蓋筒体46と有底筒体44とが嵌合されていく場合、有蓋筒体46の 突起部56と有底筒体44の内壁面との接触面積が漸次増大されるとき、それら の摩擦力も漸次増大される。また、突起部56と有底筒体44のスリット部48 との嵌合長さが漸次増大されるとき、突起部56と有底筒体44の内壁面との接 触面積が漸次減少されるため、それらの摩擦力も漸次減少される。 そして、複写機の本体上面部(図示せず)に載置される原稿の厚みが小さい場 合、第2のアーム部材80は、第1のアーム部材22の回動方向と反対の方向に 回動してリフトアップすることがないので、第1のアーム部材22と共に回動す る。
【0023】 ところが、辞典などのように複写原稿の厚みが大きい場合、先ず、原稿押圧板 (図示せず)が複写原稿に初期的に押圧されることにより、原稿押圧板の一部と 複写原稿の上端部とが接触される。次に、その状態で、通常、原稿押圧板の手前 側がさらに押圧される。すると、原稿押圧板と複写原稿との接触点を支点にして 、てこの原理に従い、原稿押圧板の後端側には上向きの力が作用する。 この場合、第2のアーム部材80は、たとえば図6,図8に示すように、第4 の回動軸部82を支点にし、第1のアーム部材22の回動方向と反対の方向に回 動する。
【0024】 すなわち、第2のアーム部材80の回動と共に、カム部材94がそれと同方向 に回動すると、カム部材94により可動支持体42がその軸方向に押圧される。 可動支持体42の有蓋筒体46は、その円弧状部64がカム部材94の円弧状部 104の接触を受けながら押圧される。したがって、可動支持体42は、軸方向 に圧縮され、第3の回動軸部70は、第1の長孔部32aを第1の回動軸部34 側へ移動していく。この場合、有蓋筒体46の突起部56と有底筒体44のスリ ット部48とが嵌合されると共に、コイルばね66もその付勢力に抗して、可動 支持体42の軸方向に圧縮される。そして、第2のアーム部材80に取着された 原稿押圧板(図示せず)は、水平状態にリフトアップした状態で押圧・保持され 得る。 上述の実施例では、主として、カム部材94を第2のアーム部材80の回動に 従って回動させ、可動支持体42を押圧することにより第1の付勢手段40をそ の付勢力に抗して圧縮させている。
【0025】 このことを言い換えると、上述の実施例のウイング用開閉器10では、主とし て、第1の付勢手段40およびカム部材94などで構成される圧縮機構によって 、第1の付勢手段40の付勢力を第2のアーム部材80に伝達し、第4の回動軸 部82の回動中心を支点として、第2のアーム部材80の長さ方向の他端側を第 1のアーム部材22の回動方向と反対の方向に回動させることによって、第2の アーム部材80を水平状態にリフトアップさせることができる。
【0026】 第3の回動軸部70の回動中心を第2のアーム部材80が回転するときの回転 中心Oとし、カム部材94と可動支持体42との接触部を力Fの作用点Aとし、 回転中心Oから力Fの作用線までの距離(モーメントの腕)をaとし、回転中心 Oの回りの力FのモーメントMを考えると、M=F×aであるが、力Fの作用点 Aと回転中心Oとの間の距離をrであらわすと、a=r・cosθとなるから、 M=F×r・cosθの式を満足する。この場合、第2のアーム部材80がリフ トアップしていない初期状態では、特に、図7に示すように、モーメントの腕a は、r・cosθ1=L1となるが、第2のアーム部材80がリフトアップした 状態では、特に、図8に示すように、モーメントの腕aは、r・cosθ2=L 2となり、L1>L2の関係が成立する。 すなわち、初期状態の時よりも、第2のアーム部材80をリフトアップさせる 時の方が、モーメントの腕aの長さが小さくなるので、回転中心Oの回りの力F (リフトアップ力)のモーメントMを小さくすることができる。したがって、原 稿押圧板を下に押圧する操作力を小さくすることができ、従来のように過度の操 作力を必要としない。
【0027】 図9は、本願考案の他の実施例を示す斜視図である。また、図10は図9のウ イング用開閉器の初期状態を示す側面図解図であり、図11は図9のウイング用 開閉器の閉扉状態を示す側面図解図である。さらに、図12は、図9のウイング 用開閉器の第2のアーム部材がリフトアップして水平に押圧・保持された状態を 示す側面図解図である。 図9に示す実施例は、上述の実施例と比べて、特に、第2のアーム部材80を リフトアップさせて水平状態にする圧縮機構および第2の付勢手段の構成が相違 する。すなわち、図9に示す実施例のウイング用開閉器10の圧縮機構は、第2 のアーム部材80に配設される第2の長孔部110を含む。第2の長孔部110 は、第2のアーム部材80の側壁板86a,86bの長さ方向の中間部、本実施 例では、たとえばその中央部にそれぞれ配設される。第2の長孔部110は、第 2のアーム部材80の幅方向、特に、第2のアーム部材80の回動方向に延びる ように配設される。
【0028】 さらに、圧縮機構は、第2の長孔部110を介して、第1のアーム部材22と 第2のアーム部材80とを回動自在に支持するリフトアップ用回動軸部としての 第5の回動軸部112を有する。この場合、第1のアーム部材22の側壁板26 a,26bには、その長さ方向のほぼ中央で、かつ、その幅方向一端側(天板2 5側)にたとえば方形の貫通孔114がそれぞれ配設される。貫通孔114,1 14には、たとえば図2に示す軸受部36a,36bと同様の構造を有する軸受 部116,116がそれぞれ取着される。第5の回動軸部112は、軸受部11 6,116により第2の長孔部112,112間に回動自在に支持される。
【0029】 第1のアーム部材22と第2のアーム部材80とが重なり合っている状態(初 期状態)における、第3の回動軸部70の回動中心と第5の回動軸部112の軸 中心との間の長さをC1とし、第2のアーム部材80が第1のアーム部材22の 回転方向と反対の方向に回転させて水平にリフトアップさせた状態における、第 3の回動軸部70の回動中心と第5の回動軸部112の軸中心との間の長さをC 2とすると、特に、C1>C2を満足するように、第2の長孔部110が配設さ れる。また、この第2の長孔部110は、その長軸が長さ方向の一端から他端に かけて、略S字状に蛇行するように設けられている。
【0030】 この場合、第3の回動軸部70の回動中心を支点Oとし、第2のアーム部材8 0に取着される複写機の原稿押圧板(図示せず)の重心位置を考慮した操作押圧 力Fのかかる部位を力点A(図示せず)とし、第5の回動軸部112の回動中心 (軸心)を第2のアーム部材80のリフトアップ力Wのかかる重点Bとして、て この作用で考えて見ると、W×OB=F×OA(OBは支点および力点間の距離 を示し、OAは支点および重点間の距離を示す。)の式を満足する。 したがって、初期状態の時よりも、第2のアーム部材80をリフトアップさせ る時の方が、第3の回動軸部70が第1の長孔部32aを第1の回動軸部34側 に向いて移動し、かつ、第5の回動軸部112が第2の長孔部110を第2のア ーム部材80の回動方向と反対の方向に移動するため、OA間の長さが長くなり 、OB間の長さが短くなる。そのため、力点Aにかかる操作押圧力が小さくても 、第2のアーム部材80のリフトアップ力Wを大きくすることができる。 すなわち、図9〜図12で示した本実施例のウイング用開閉器10では、図1 〜図8で示した先の実施例と同様に、原稿押圧板を過度に押圧することなく、原 稿押圧板を水平状態に押圧・保持することができる。
【0031】 また、先の実施例の第2の付勢手段がカム部材94を介して取着されたねじり ばね等のコイルばね106により構成されたが、図9に示す実施例のウイング用 開閉器10における第2の付勢手段は、特に、引張ばね118により構成される 。引張ばね118は、第5の回動軸部112の軸方向の一端側および他端側にそ れぞれ配置される。そして、それらの引張ばね118は、その一端のフック部1 18aが第5の回動軸部112に係止され、その他端のフック部118bが第2 のアーム部材80側で係止される。この場合、第2のアーム部材80には、その 第2のアームプレート84の天板部84aの長さ方向の他端側でその幅方向の両 側に、係止孔122を有する係止板120が設けられている。引張ばね118の 他端のフック部118bは、係止板120の係止孔122に係止される。
【0032】 図13は、本願考案のさらに他の実施例を示す側面図解図である。図14は、 図13のウイング用開閉器の第2のアーム部材がリフトアップする時の途中を示 す側面図解図であり、図15は、図13のウイング用開閉器の第2のアーム部材 がリフトアップして水平に保持された状態を示す側面図解図である。本実施例に おいても、第2の付勢手段としての引張ばねが配設されているが、図13,図1 4,図15では、図面を見やすくするために省略している。 図13〜図15に示す実施例は、図9〜図12で示した実施例と比べて、特に 、第2の長孔部の形状が相違する。すなわち、図13〜図15で示す実施例のウ イング用開閉器10では、第2の長孔部124の長軸が直線状になるように配設 されている。また、図13のC1、図14のC2および図15のC3は、それぞ れ、第2のアーム部材80がリフトアップしていない初期状態、第2のアーム部 材80がリフトアップする途中の状態および第2のアーム部材80がリフトアッ プした状態における、第3の回動軸部70の回動中心と第5の回動軸部112の 回動中心との間の距離を示すものであり、C1>C2>C3の関係を満足するよ うに、第2の長孔部124が配設されている。なお、本実施例においても、上述 の各実施例と同様の効果を奏するものである。
【0033】
【考案の効果】
本願考案によれば、ウイングを押圧することにより適宜水平状態に開扉して保 持することができるウイング用開閉器が得られる。しかも、ウイングを過度に押 圧することなく、ウイングを水平状態に保持することができるので、操作性も優 れたものとなっている。したがって、本願考案にかかるウイング用開閉器を複写 機の原稿押圧板を開閉自在に支持するのに用いた場合、複写原稿の厚みが大きい 時であっても、過大な閉扉操作力を必要とせずに、原稿押圧板を押圧して複写原 稿に対して水平状態に保持することができる。そのため、従来の複写機の原稿圧 着板のように、原稿がずれたり、複写機の露光が漏れたりするなどの不都合を生 じる恐れもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のウイング用開閉器の要部を示す分解斜視
図である。
【図3】図1のウイング用開閉器の他の要部を示す分解
斜視図である。
【図4】図1のウイング用開閉器のさらに他の要部を示
す分解斜視図である。
【図5】図1のウイング用開閉器の閉扉状態を示す側面
図解図である。
【図6】図1のウイング用開閉器の第2のアーム部材が
リフトアップして水平に保持された状態を示す側面図解
図である。
【図7】図1のウイング用開閉器の初期状態を示す要部
の拡大側面図解図である。
【図8】図1のウイング用開閉器の第2のアーム部材が
リフトアップして水平に保持された状態を示す要部の拡
大側面図解図である。
【図9】本願考案の他の実施例を示す斜視図である。
【図10】図9のウイング用開閉器の初期状態を示す側
面図解図である。
【図11】図9のウイング用開閉器の閉扉状態を示す側
面図解図である。
【図12】図9のウイング用開閉器の第2のアーム部材
がリフトアップして水平に保持された状態を示す側面図
解図である。
【図13】本願考案のさらに他の実施例を示す側面図解
図である。
【図14】図13のウイング用開閉器の第2のアーム部
材がリフトアップする時の途中を示す側面図解図であ
る。
【図15】図13のウイング用開閉器の第2のアーム部
材がリフトアップして水平に保持された状態を示す側面
図解図である。
【符号の説明】
10 ウイング用開閉器 12 ベース部材 14 ベース板 16a,16b,26a,26b,86a,86b 側
壁板 18a,18b,20a,20b,28a,28b,3
0a,30b,88a,88b,114 貫通孔 22 第1のアーム部材 24 第1のアームプレート 25,84a 天板 32a 第1の長孔部 34 第1の回動軸部 36a,36b,54,60,116 軸受部 38,72,74,78,108 止め輪 40 第1の付勢手段 42 可動支持体 44 有底筒体 46 有蓋筒体 48 スリット部 56 突起部 66 コイルばね 68 第2の回動軸部 70 第3の回動軸部 74,76 座金部 80 第2のアーム部材 82 第4の回動軸部 84 第2のアームプレート 85 前面板 90a,90b 取付部 94 カム部材 104 円弧状部 106 ねじりばね(第2の付勢手段) 110,124 第2の長孔部 112 第5の回動軸部 118 引張りばね(第2の付勢手段)

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウイングを具備する物品に用いられるウ
    イング用開閉器であって、 前記物品本体に取着されるベース部材、 その長さ方向の一端側が第1の回動軸部により前記ベー
    ス部材に回動自在に支持され、その長さ方向の他端側に
    前記第1の回動軸部に向いて延びる第1の長孔部を有す
    る第1のアーム部材、 その長さ方向の一端側が前記ベース部材に第2の回動軸
    部により回動自在に支持され、その長さ方向の他端側が
    第3の回動軸部により前記第1のアーム部材の前記第1
    の長孔部に回動自在に支持されると共に、前記第1のア
    ーム部材を開扉方向に付勢する第1の付勢手段、 前記ウイングに取着され、その長さ方向の一端側が前記
    第1のアーム部材に回動自在に支持される第2のアーム
    部材、 前記第1のアーム部材および前記第2のアーム部材の間
    に配設され、前記第2のアーム部材を前記第1のアーム
    部材と重なる方向に付勢する第2の付勢手段、および前
    記第1の付勢手段の付勢力を前記第2のアーム部材に伝
    達し、前記第2のアーム部材の他端側を前記第1のアー
    ム部材の回動方向と反対の方向に回動させてリフトアッ
    プするように、前記第1の付勢手段を圧縮させる圧縮機
    構を含む、ウイング用開閉器。
  2. 【請求項2】 前記圧縮機構は、 前記第2のアーム部材の長さ方向の中間部で前記第2の
    アーム部材の回動方向に延びる第2の長孔部、および前
    記第2の長孔部を介して前記第1のアーム部材と前記第
    2のアーム部材とを回動自在に支持するリフトアップ用
    回動軸部を含み、 前記第1のアーム部材および前記第2のアーム部材が重
    なるときの前記第3の回動軸の回動中心と前記リフトア
    ップ用回動軸部の回動中心とを直線で結ぶ長さは、前記
    第2のアーム部材が前記第1のアーム部材の回動方向と
    反対の方向に回動させてリフトアップされるときの前記
    第3の回動軸の回動中心と前記リフトアップ用回動軸部
    の回動中心とを直線で結ぶ長さよりも小さくなるよう
    に、前記第2の長孔部が配設されることを特徴とする、
    請求項1に記載のウイング用開閉器。
  3. 【請求項3】 前記第2の長孔部は、その長軸が蛇行す
    るように配設される、請求項2に記載のウイング用開閉
    器。
  4. 【請求項4】 前記圧縮機構は、 前記第2のアーム部材の長さ方向の一端側に配設され、
    前記第2のアーム部材と共に前記第1のアーム部材の長
    さ方向の他端側に回動自在に支持されるカム部材を含
    み、 前記第2のアーム部材が前記第1のアーム部材の回動方
    向と反対の方向に回動したとき、前記カム部材は、前記
    第1の付勢手段の付勢力に抗して、前記第1の付勢手段
    を押圧することを特徴とする、請求項1に記載のウイン
    グ用開閉器。
  5. 【請求項5】 前記カム部材は、直線状部と円弧状部
    とを含み、 前記第1の付勢手段は、 前記ベース部材に前記第2の回動軸部により回動自在に
    支持される有底筒体と、前記第1のアーム部材に前記第
    3の回動軸部により回動自在に支持され、端部に円弧状
    部を備えた有蓋筒体とを有し、前記有底筒体および前記
    有蓋筒体がその軸方向に互いに移動可能に嵌合される可
    動支持体、 前記有底筒体および前記有蓋筒体の対向する周壁の一方
    に配設され、他方の周壁に対する接触面積が漸次増大さ
    れる突起部、 前記有底筒体および前記有蓋筒体の対向する周壁の他方
    に配設され、一方の周壁に対する接触面積が漸次減少さ
    れるスリット部、および前記可動支持体の軸方向の中間
    部に配設され、前記第1のアーム部材を開扉方向に付勢
    する第1の付勢部材を含み、 前記第2のアーム部材が前記第1のアーム部材の回動方
    向と反対の方向に回動したとき、前記カム部材の円弧状
    部が、前記有蓋筒体の円弧状部を接触しながら押圧する
    ことによって、前記可動支持体を前記第1の付勢部材と
    共にその軸方向に圧縮させることを特徴とする、請求項
    4に記載のウイング用開閉器。
JP1998006039U 1998-07-24 1998-07-24 ウイング用開閉器 Expired - Lifetime JP3056132U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998006039U JP3056132U (ja) 1998-07-24 1998-07-24 ウイング用開閉器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998006039U JP3056132U (ja) 1998-07-24 1998-07-24 ウイング用開閉器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3056132U true JP3056132U (ja) 1999-02-12

Family

ID=43190117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1998006039U Expired - Lifetime JP3056132U (ja) 1998-07-24 1998-07-24 ウイング用開閉器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3056132U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004109792A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Nisca Corp ヒンジ装置及びこのヒンジ装置を備えた画像処理装置
WO2005095742A1 (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Sugatsune Kogyo Co., Ltd. ダンパー付きヒンジ
JP2013068766A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Shimonishi Giken Kogyo Kk Oa機器における原稿圧着板の開閉装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004109792A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Nisca Corp ヒンジ装置及びこのヒンジ装置を備えた画像処理装置
WO2005095742A1 (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Sugatsune Kogyo Co., Ltd. ダンパー付きヒンジ
JP2013068766A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Shimonishi Giken Kogyo Kk Oa機器における原稿圧着板の開閉装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001154287A (ja) 原稿圧着板開閉装置
US6593999B1 (en) Original cover closer
US20090205168A1 (en) Hinge assembly and portable electronic device using the same
EP1039737B1 (en) Image reading apparatus and image information processing apparatus using the same
JP3056132U (ja) ウイング用開閉器
JP2011227370A5 (ja)
JP2011227370A (ja) 原稿圧着板開閉装置並びに事務機器
JPH0510123Y2 (ja)
US4802439A (en) Pressure applying mechanism for fixing rollers of a copying apparatus
JP3056242U (ja) ウイング用開閉器
JP2598506Y2 (ja) 原稿圧着板開閉装置
JPS6091346A (ja) 原稿圧着板の開閉装置
JP2589262B2 (ja) 原稿圧着板開閉装置
JP3194632B2 (ja) 原稿圧着板開閉装置
JPS5912371Y2 (ja) 蝶番
JP3917048B2 (ja) ヒンジ装置及びこのヒンジ装置を備えた画像処理装置
JPS5850342Y2 (ja) 複写機における圧板保持装置
JPH0610556A (ja) 開閉蓋体用ヒンジ装置
KR970003825Y1 (ko) 원고압착판 개폐장치
JPH08230917A (ja) 蓋体の支持装置
JP3056359U (ja) ウイング用開閉器
JPH032628Y2 (ja)
JP2720024B2 (ja) 蓋蝶番機構における蝶番金具の保持装置
JPH1158887A (ja) カバー開閉ストッパー機構
JPH0516588Y2 (ja)